JP2019093481A - ロボットシステム及びロボットシステムの制御方法 - Google Patents

ロボットシステム及びロボットシステムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高タクト化が可能なロボットシステムを提供する。【解決手段】ロボットシステム1は、ワークWに対して所定の作業を行うロボット10と、ロボット10を搭載して移動する移動体20と、ロボット10に取り付けられ、ロボット10が所定の作業を行うためのマーク41,46を撮像するカメラ3と、移動体20が移動している状態でカメラ3により異なるタイミングで撮像されたマーク41,46の2以上の画像を取得する画像取得部36と、2以上の画像に基づいて、移動体20が移動している状態で所定の作業を行うようにロボット10を制御するロボットコントローラ15とを有する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、ロボットシステム及びロボットシステムの制御方法に関する。
特許文献1には、移動ロボット装置が記載されている。この移動ロボット装置は、作業時に無人搬送車を所定の教示位置に停止させた状態で、当該無人搬送車に搭載されたロボットを予め教示された位置及び姿勢となるように制御することにより、静止部位に位置決めされたワークに対して所定の作業を行う。また移動ロボット装置は、無人搬送車が所定の教示位置に停止した状態でロボットの先端部に取付けられた撮像手段により検出した静止部位上の基準点位置の位置ずれに基づいて、ワークに対する作業位置を補正する。
特開平11−58273号公報
上記従来技術の移動ロボット装置では、無人搬送車が停止した状態で撮像手段により基準点位置の検出を行い、当該停止した状態でロボットがワークに対して所定の作業を行う。このため、作業に要する時間が長くなり高タクト化が難しいという課題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、高タクト化が可能なロボットシステム及びロボットシステムの制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、ワークに対して所定の作業を行うロボットと、前記ロボットを搭載して移動する第1の移動体と、前記第1の移動体に取り付けられ、前記ロボットが前記所定の作業を行うための基準物を撮像するカメラと、前記第1の移動体が移動している状態で前記カメラにより異なるタイミングで撮像された前記基準物の2以上の画像を取得する画像取得部と、前記2以上の画像に基づいて、前記第1の移動体が移動している状態で前記所定の作業を行うように前記ロボットを制御するロボット制御部と、を有するロボットシステムが適用される。
また、本発明の別の観点によれば、ワークに対して所定の作業を行うロボットと、前記ロボットを搭載して移動する第1の移動体と、前記第1の移動体に取り付けられ、前記ロボットが前記所定の作業を行うための基準物を撮像するカメラと、を有するロボットシステムの制御方法であって、前記第1の移動体が移動している状態で前記カメラにより異なるタイミングで撮像された前記基準物の2以上の画像を取得することと、前記2以上の画像に基づいて、前記第1の移動体が移動している状態で前記所定の作業を行うように前記ロボットを制御することと、を有するロボットシステムの制御方法が適用される。
本発明によれば、高タクト化が可能なロボットシステムを提供できる。
一実施形態に係るロボットシステムの全体構成の一例を表す説明図である。 ロボットシステムが備える移動体コントローラ、カメラコントローラ、及びロボットコントローラの機能構成の一例を表すブロック図である。 ワーク移送作業時の移動体コントローラ、カメラコントローラ、及びロボットコントローラの制御内容の一例を表すフローチャートである。 ワーク取り出し工程におけるロボットシステムの動作の一例を表す説明図である。 ワーク取り出し工程におけるロボットシステムの動作の一例を表す説明図である。 ワーク取り出し工程におけるロボットシステムの動作の一例を表す説明図である。 ワーク載置工程におけるロボットシステムの動作の一例を表す説明図である。 ワーク載置工程におけるロボットシステムの動作の一例を表す説明図である。 ワーク載置工程におけるロボットシステムの動作の一例を表す説明図である。 ワークとロボットの両方が移動する変形例でのワーク取り出し工程におけるロボットシステムの動作の一例を表す説明図である。 ワークとロボットの両方が移動する変形例でのワーク取り出し工程におけるロボットシステムの動作の一例を表す説明図である。 ワークとロボットの両方が移動する変形例でのワーク取り出し工程におけるロボットシステムの動作の一例を表す説明図である。 ワークとロボットの両方が移動する変形例でのワーク載置工程におけるロボットシステムの動作の一例を表す説明図である。 ワークとロボットの両方が移動する変形例でのワーク載置工程におけるロボットシステムの動作の一例を表す説明図である。 ワークとロボットの両方が移動する変形例でのワーク載置工程におけるロボットシステムの動作の一例を表す説明図である。 ロボットコントローラのハードウェア構成の一例を表す説明図である。
以下、一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
<1.ロボットシステムの全体構成>
まず、図1を参照しつつ、実施形態に係るロボットシステム1の全体構成の一例について説明する。
ロボットシステム1は、移動体20によりロボット10を移動させながら所定の作業を行うことが可能である。図1に示すように、ロボットシステム1は、ワークW(後述の図4、図5参照)に対して所定の作業を行うロボット10と、ロボット10を搭載して移動する移動体20(第1の移動体の一例)と、カメラ3と、カメラコントローラ35と、ロボットコントローラ15(ロボット制御部の一例)とを有する。
ロボット10は、例えば6つの関節部を備えた垂直多関節型の6軸ロボットであり、その先端には、エンドエフェクタとしてハンド7が取り付けられている。ロボットコントローラ15は、ロボット10の例えば基台101に取り付けられており、ロボット10を制御する。なお、ロボット10を6軸以外(例えば5軸や7軸等)のロボットとしてもよい。また、水平多関節型やパラレルリンクロボット等、ロボット10を垂直多関節型以外のロボットとしてもよい。また、ロボットコントローラ15をロボット10と分離して配置してもよい。
ロボット10は、上記所定の作業として、ハンド7により移送元テーブル40(後述の図4参照)上のワークWを把持して移送先テーブル45(後述の図5参照)に移送するワークの移送作業を実行する。なお、ロボット10が行う作業はワークの移送作業に限定されるものではなく、例えばワークを別のワークに組み付けて部品の組み立て等を実行することも可能である。また、ハンド7に代えてエンドエフェクタの種類を適宜変更することにより、例えば、塗装、リベット打ち、くぎ打ち、スポット溶接、ステープル留め、ボルト締め等の作業を行うことも可能である。
カメラ3は、ロボット10が上記所定の作業をする際のワークWの3次元位置をリアルタイムに検出するために、ロボット10の例えば手首部106にハンド7の手先側を視野とする姿勢で設置されている。なお、カメラ3は、ロボット10の他の箇所や移動体20上に取り付けられてもよい。また、カメラ3の設置台数は1台に限定されるものではなく、2台以上としてもよい。カメラ3は、ロボット10がワーク移送作業をする際に、移動体20が移動している状態で移送元テーブル40上のマーク41(後述の図4参照)や移送先テーブル45上のマーク46(後述の図5参照)を撮像する。なお、カメラ3による撮像は、時間的に連続して行われてもよいし、断続的に複数回撮像されてもよいが、本実施形態では連続的に撮像される場合を一例として説明する。カメラ3は、移動体20に設置されたカメラコントローラ35に接続されており、撮像した画像情報はカメラコントローラ35に送信される。
<2.移動体の構成>
次に、移動体20の構成の一例について説明する。なお、以下において、移動体20等の構成の説明の便宜上、上下左右前後等の方向を適宜使用するが、移動体20等の各構成の位置関係を限定するものではない。また、上記前及び後の方向は移動体20の進行方向における前方及び後方に対応している。
移動体20は、移動体コントローラ30の制御により例えば工場内などを無軌道に移動可能ないわゆる無人搬送車(AGV)である。図1に示すように、移動体20は、例えば直方体状の筐体21を備え、筐体21の内部に移動体コントローラ30を内蔵している。筐体21の上面21aには、例えば後側寄りの位置にロボット10が搭載され、例えば前方右側寄りの位置にカメラコントローラ35が搭載されている。筐体21の下面の四隅には車輪22が設けられている。筐体21の上面21aの対角線上の隅部(この例では前方左側の隅部と後方右側の隅部)には、それぞれ全方位センサ23が設置されている。また、筐体21の前面21bには近接センサ24が設置され、筐体21の左右一方側の側面、この例では右側面21cにマップ作製センサ25が設置されている。
移動体20は、少なくとも1つのモータ(図示省略)を備えており、移動体コントローラ30によるモータの制御により車輪22を駆動させて、搭載したロボット10とともに移動する。2つの全方位センサ23は、例えばレーザを用いて移動体20が移動している状態で周囲360°の環境を測定し、周囲の状況を把握するために使用される。近接センサ24は、例えば超音波を用いて移動体20が移動している状態で対象物までの距離を測定し、対象物との衝突を回避するために使用される。マップ作製センサ25は、例えばレーザを用いて移動体20が移動している状態で周囲の環境を測定し、移動体20周囲の環境地図の作製に使用される。これらのセンサにより安全性が向上され、ロボットシステム1と人(作業者)との協働を可能としている。
なお、上述した移動体20の構成は一例であり、上述の内容に限定されるものではない。例えば全方位センサ23、近接センサ24、マップ作製センサ25の少なくとも1つは設置されなくてもよい。また、移動体20は車両に限るものではなく、例えば無人飛行機等、ロボット10を搭載して移動可能な装置であればよい。
<3.ロボットの構成>
次に、ロボット10の構成の一例について説明する。
図1に示すように、ロボット10は、基台101と、旋回部102と、アーム103とを有する。基台101は、移動体20の上面21aに固定されている。
旋回部102は、基台101の上端部に、上下方向に略平行な回転軸心Ax1まわりに旋回可能に支持されている。この旋回部102は、基台101との間の関節部に設けられたアクチュエータAc1の駆動により、基台101の上端部に対し、回転軸心Ax1まわりに旋回駆動される。
アーム103は、旋回部102の一方側の側部に支持されている。このアーム103は、下腕部104と、上腕部105と、手首部106と、フランジ部107とを備える。
下腕部104は、旋回部102の一方側の側部に、回転軸心Ax1に略垂直な回転軸心Ax2まわりに旋回可能に支持されている。この下腕部104は、旋回部102との間の関節部に設けられたアクチュエータAc2の駆動により、旋回部102の一方側の側部に対し、回転軸心Ax2まわりに旋回駆動される。
上腕部105は、下腕部104の先端側に、回転軸心Ax2に略平行な回転軸心Ax3まわりに旋回可能且つ回転軸心Ax3に略垂直な回転軸心Ax4回りに回動可能に支持されている。この上腕部105は、下腕部104との間の関節部に設けられたアクチュエータAc3の駆動により、下腕部104の先端側に対し、回転軸心Ax3まわりに旋回駆動される。また上腕部105は、アクチュエータAc3との間に設けられたアクチュエータAc4の駆動により、下腕部104の先端側に対し、回転軸心Ax4まわりに回動駆動される。
手首部106は、上腕部105の先端側に、回転軸心Ax4に略垂直な回転軸心Ax5まわりに旋回可能に支持されている。この手首部106は、上腕部105との間の関節部に設けられたアクチュエータAc5の駆動により、上腕部105の先端側に対し、回転軸心Ax5まわりに旋回駆動される。
フランジ部107は、手首部106の先端側に、回転軸心Ax5に略垂直な回転軸心Ax6まわりに回動可能に支持されている。このフランジ部107は、手首部106との間の関節部に設けられたアクチュエータAc6の駆動により、手首部106の先端側に対し、回転軸心Ax6まわりに回動駆動される。
ハンド7は、フランジ部107の先端に取り付けられており、フランジ部107の回転軸心Ax6まわりの回動と共に、回転軸心Ax6まわりに回動する。このハンド7は、互いに遠近する方向に動作可能な一対の爪部材7a,7aを備える。ハンド7は、爪部材7a,7aでワークWを把持することを初めとして、各種の操作をすることが可能である。
以上の構成であるロボット10は、6つのアクチュエータAc1〜Ac6を備えた6つの関節部を有する6軸ロボットである。各関節部を駆動するアクチュエータAc1〜Ac6は、例えばサーボモータ、減速機及びブレーキ等により構成されている。なお、サーボモータ、減速機及びブレーキ等は、必ずしも回転軸心Ax1〜Ax6上に配置される必要はなく、これらの回転軸心Ax1〜Ax6から離れた位置に配置されてもよい。
なお、上記では、アーム103の長手方向(あるいは延材方向)に沿った回転軸心まわりの回転を「回動」と呼び、アーム103の長手方向(あるいは延材方向)に略垂直な回転軸心まわりの回転を「旋回」と呼んで区別している。
<4.移動体コントローラ、カメラコントローラ、ロボットコントローラの機能構成>
次に、図2を参照しつつ、移動体コントローラ30、カメラコントローラ35、及びロボットコントローラ15の機能構成の一例について説明する。なお、図2では、移動体コントローラ30の機能構成中、移動体20の移動制御に関わる機能構成は図示を省略する。
移動体コントローラ30は、例えばプログラマブルロジックコントローラ(PLC)やパーソナルコンピュータ(PC)等により構成される。移動体コントローラ30は、基準位置情報取得部31と、現在位置情報取得部32と、離間距離判定部33とを有する。
基準位置情報取得部31は、ロボット10がワーク移送作業を行う際の基準位置となる移送元テーブル40上のマーク41及び移送先テーブル45上のマーク46の位置情報である基準位置情報を取得する。基準位置情報は、例えば移動体コントローラ30が備える適宜の記録手段(メモリやハードディスク等)から取得されてもよいし、ロボットシステム1の外部の機器(上位コントローラ等)から通信等を介して取得されてもよい。
現在位置情報取得部32は、移動している移動体20の現在位置情報を取得する。現在位置情報は、例えば移動体20の走行情報やマップ作製センサ25により作製されたマップ情報等に基づいて算出されてもよいし、ロボットシステム1の外部の機器(測位装置等)から通信等を介して取得されてもよい。
離間距離判定部33は、上記取得したマーク41,46の基準位置情報と上記取得した移動体20の現在位置情報とに基づいて、マーク41,46の基準位置と移動体20との離間距離が所定のしきい値以内に至ったか否か、言い換えると移動体20が移送元テーブル40又は移送先テーブル45に対して所定の距離以内に近づいたか否かを判定する。離間距離判定部33は、所定のしきい値以内に至ったと判定すると、当該判定結果をカメラコントローラ35に出力する。なお、所定のしきい値は、例えばカメラ3の視野にマーク41,46が収まる程度の距離に設定されてもよい。
カメラコントローラ35は、例えばプログラマブルロジックコントローラ(PLC)やパーソナルコンピュータ(PC)等により構成される。カメラコントローラ35は、画像取得部36と、画像解析処理部37と、教示データ補正部38と、格納部39とを有する。
画像取得部36は、移動体コントローラ30の離間距離判定部33から入力された判定結果(マーク41,46と移動体20との離間距離が所定のしきい値以内に至ったとの判定)を受信したことをトリガーとして、カメラ3が撮像したマーク41又はマーク46の画像の取得を開始する。その後、例えば離間距離判定部33により、マーク41,46と移動体20との離間距離が所定のしきい値以上となったと判定されるまでの間、画像取得部36はカメラ3が撮像した画像を時間的に連続して取得する。すなわち、画像取得部36はカメラ3により異なるタイミングで撮像された多数の画像を取得する。
画像解析処理部37は、画像取得部36で取得した画像に対して所定の画像解析処理を実行することで、移動体20(ロボット10)に対するマーク41又はマーク46の相対的な3次元位置及び姿勢をリアルタイムに測定する。
格納部39には、ロボット10がワークWに対して所定の作業を行うための教示データが格納されている。当該教示データは、例えば移動体20が静止した状態でロボット10とマーク41,46とが所定の基準となる相対位置関係に配置された状態での教示データとなっている。各教示データはマークの種類と関連づけられて格納されており、例えば本実施形態では、マーク41と関連づけられて移送元テーブル40に対してワークWを取り出す作業を行うための教示データが格納されており、マーク46と関連づけられて移送先テーブル45に対してワークWを載置する作業を行うための教示データが格納されている。
教示データ補正部38は、格納部39から読み出した教示データを、画像解析処理部37による画像の解析結果に基づいて補正する。補正された教示データは、ロボットコントローラ15に出力される。本実施形態では、ロボット10が移動しながらワークWに対して作業を行うので、ロボット10に対するワークWの相対位置は常に変動している。このため、教示データ補正部38は比較的短い周期(例えばカメラコントローラ35のCPUの演算周期)で教示データを逐次補正する。これにより、ロボット10は移動しながら、相対的に移動するワークWに対してハンド7を精度よく追従させながら所定の作業を行うことができる。
ロボットコントローラ15は、モーション制御部16と、サーボアンプ17とを有する。モーション制御部16は、上記教示データ補正部38から入力された教示データに基づいて、ロボット10のハンド7を当該教示データが指示する位置に移動させるために必要となるロボット10の各アクチュエータAc1〜Ac6のサーボモータ(図示省略)の目標回転角度等を演算し、対応するモータ位置指令を出力する。
サーボアンプ17は、上記モーション制御部16から入力されたモータ位置指令に基づいて、各アクチュエータAc1〜Ac6のサーボモータに供給する駆動電力の制御を行い、ロボット10の動作を制御する。
なお、上記では画像取得部36が画像を時間的に連続して取得するようにしたが、これに限定されるものではなく、断続的に取得してもよい。この場合、画像取得部36により、カメラ3により異なるタイミングで撮像された複数(2以上であればよく、数が多いほど精度が向上する)の画像を取得し、カメラコントローラ35のベクトル算出部(図示省略)により、それらの画像に基づいてマーク41又はマーク46の移動体20(ロボット10)に対する単位時間当たりの相対移動速度ベクトルを算出すればよい。この場合には、教示データ補正部38は、算出された相対移動速度ベクトルに基づいて教示データを補正することにより、ハンド7の手先位置を予測されるワークWの相対的な移動先に対応させるように動作させることができる。
なお、上述した離間距離判定部33、教示データ補正部38、モーション制御部16等における処理等は、これらの処理の分担の例に限定されるものではなく、例えば、更に少ない数の処理部(例えば1つの処理部)で処理されてもよく、また、更に細分化された処理部により処理されてもよい。また、各コントローラ30,35,15の各処理部は、サーボモータに駆動電力を給電する部分(サーボアンプ等)のみ実際の装置により実装され、その他の機能は後述するCPU901(図8参照)が実行するプログラムにより実装されてもよいし、その一部又は全部がASICやFPGA、その他の電気回路等の実際の装置により実装されてもよい。
<5.ワーク移送作業時の各コントローラの制御内容及びロボットシステムの動作>
次に、図3乃至図5により、ワーク移送作業時に各コントローラ30,35,15が実行する制御内容の一例及びロボットシステム1の動作の一例について説明する。図3は、ワーク移送作業時に各コントローラ30,35,15が実行する制御内容の一例を表すフローチャートである。図4は、ワーク移送作業におけるワーク取り出し動作の一例を表す説明図である。図5は、ワーク移送作業におけるワーク載置動作の一例を表す説明図である。
図4Aに示すように、ロボット10がワーク移送作業を行う際の移送元テーブル40の上面40aには、ワークWの取り出し工程を行うための基準位置となるマーク41(基準物の一例)が設けられている。また、上面40aの所定位置には、作業対象となる複数のワークWが載置されている。また、図5Aに示すように、ロボット10がワーク移送作業を行う際の移送先テーブル45の上面45aには、ワークWの載置工程を行うための基準位置となるマーク46(基準物の一例)が設けられている。なお、マーク41,46は、画像において基準となる位置が認識できるものであればよく、例えば文字、記号、符号、図柄等でもよいし、例えばテーブル上面の突起、凹部等の形状でもよいし、ワークWそのものでもよい。
ワーク取り出し工程では、まず、ステップS10において、移動体コントローラ30の基準位置情報取得部31が移動元テーブル40のマーク41の基準位置情報を取得する。
ステップS20では、図4Aに示すように、移動体コントローラ30による制御により、移動体20が移送元テーブル40に向けて移動する。そして、移動体コントローラ30の現在位置情報取得部32が移動している移動体20の現在位置情報を取得する。
ステップS30では、移動体コントローラ30の離間距離判定部33が、上記取得したマーク41の基準位置情報と上記取得した移動体20の現在位置情報とに基づいて、移送元テーブル40(マーク41)と移動体20とが所定の距離以内まで近づいたか否かを判定する。ステップS30の判定が満たされない場合には(ステップS30:NO)、上記ステップS20に戻る。ステップS30の判定が満たされた場合には(ステップS30:YES)、ステップS40に移る。
ステップS40では、カメラコントローラ35の画像取得部36により、カメラ3が撮像したマーク41の画像の取得を開始し、その後、連続して画像を取得する。
ステップS50では、カメラコントローラ35の画像解析処理部37により、取得した画像を解析し、移動体20(ロボット10)に対するマーク41の相対的な3次元位置及び姿勢を測定する。
ステップS60では、カメラコントローラ35の教示データ補正部38により、格納部39から読み出したマーク41に対応する教示データ(ワークWを取り出す作業を行うための教示データ)を、画像の解析結果に基づいて補正する。
ステップS70では、ロボットコントローラ15のモーション制御部16により、補正した教示データに基づいて、ロボット10の各アクチュエータAc1〜Ac9のサーボモータに対する位置指令を演算し、サーボアンプ17により各サーボモータに供給する駆動電力を制御してロボット10の動作を制御し、ワーク移送作業におけるワーク取り出し工程を実行する。
これにより、図4Bに示すように、ロボット10は移動体20により移動しながら、アーム103のハンド7により移送元テーブル40上の所定のワークWを把持する。そして、図4Cに示すように、ハンド7によりワークWを把持したロボット10は、移動体20の移動に伴い移送元テーブル40から離間し、ワーク移送作業におけるワーク取り出し工程を終了する。
ワーク取り出し工程が終了すると、移動体20は移動を続けたまま、引き続きワーク移送作業におけるワーク載置工程に移る。ワーク載置工程は、ワーク取り出し工程と同様の手順で実行される。
まず、ステップS10において、移動体コントローラ30の基準位置情報取得部31が移送先テーブル45のマーク46の基準位置情報を取得する。
ステップS20では、図5Aに示すように、移動体コントローラ30による制御により、移動体20が移送先テーブル45に向けて移動する。そして、移動体コントローラ30の現在位置情報取得部32が移動している移動体20の現在位置情報を取得する。
ステップS30では、移動体コントローラ30の離間距離判定部33が、上記取得したマーク46の基準位置情報と上記取得した移動体20の現在位置情報とに基づいて、移送先テーブル45(マーク46)と移動体20とが所定の距離以内まで近づいたか否かを判定する。ステップS30の判定が満たされない場合には(ステップS30:NO)、上記ステップS20に戻る。ステップS30の判定が満たされた場合には(ステップS30:YES)、ステップS40に移る。
ステップS40では、カメラコントローラ35の画像取得部36により、カメラ3が撮像したマーク46の画像の取得を開始し、その後、連続して画像を取得する。
ステップS50では、カメラコントローラ35の画像解析処理部37により、取得した画像を解析し、移動体20(ロボット10)に対するマーク46の相対的な3次元位置及び姿勢を測定する。
ステップS60では、カメラコントローラ35の教示データ補正部38により、格納部39から読み出したマーク46に対応する教示データ(ワークWを載置する作業を行うための教示データ)を、画像の解析結果に基づいて補正する。
ステップS70では、ロボットコントローラ15のモーション制御部16により、補正した教示データに基づいて、ロボット10の各アクチュエータAc1〜Ac9のサーボモータに対する位置指令を演算し、サーボアンプ17により各サーボモータに供給する駆動電力を制御してロボット10の動作を制御し、ワーク移送作業におけるワーク載置工程を実行する。
これにより、図5Bに示すように、ロボット10は移動体20により移動しながら、アーム103のハンド7により把持しているワークWを移送先テーブル45上の所定位置に載置する。そして、図5Cに示すように、ワークWの載置を終了したロボット10は、移動体20の移動に伴い移送先テーブル45から離間し、ワーク移送作業におけるワーク載置工程を終了する。これによりワーク移送作業が終了する。
<6.実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態のロボットシステム1は、ワークWに対して所定の作業を行うロボット10と、ロボット10を搭載して移動する移動体20と、ロボット10に取り付けられ、ロボット10が所定の作業を行うためのマーク41,46を撮像するカメラ3と、移動体20が移動している状態でカメラ3により異なるタイミングで撮像されたマーク41,46の2以上の画像を取得する画像取得部36と、2以上の画像に基づいて、移動体20が移動している状態で所定の作業を行うようにロボット10を制御するロボットコントローラ15とを有する。これにより、次の効果を奏する。
すなわち、本実施形態のロボットシステム1では、移動体20で移動しながらカメラ3によりマーク41,46を異なるタイミングで撮像して2以上の画像を取得する。これらの画像により、マーク41,46の移動体20(ロボット10)に対する相対的な3次元位置及び姿勢を測定することが可能となる。その結果、2以上の画像に基づいてロボット10の動作を制御することにより、移動体20でロボット10を移動させながらワークWに対して所定の作業を行うことができる。これにより、例えば移動体20を停止させてマーク41,46の撮像を行い、当該停止した状態でロボット10がワークWに対して所定の作業を行う場合に比べて、作業工程のサイクルタイムを大幅に短縮できるので、高タクト化が可能となる。また、ロボット10の自走化により、ロボット10の作業位置を容易に変更することが可能となるので、作業プロセスのロバスト性(フレキシビリティ)を向上できる。
また、本実施形態では特に、ロボットシステム1は、マーク41,46の基準位置情報を取得する基準位置情報取得部31と、移動体20の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部32と、基準位置情報と現在位置情報とに基づいて、基準位置と移動体20との離間距離が所定のしきい値以内か否かを判定する離間距離判定部33と有し、画像取得部36は、離間距離が所定のしきい値以内と判定された場合に、カメラ3により撮像されたマーク41,46の画像を取得する。これにより、次の効果を奏する。
すなわち、本実施形態では、移動体20をマーク41又はマーク46に向けて移動させ、マーク41又はマーク46と移動体20との離間距離が所定のしきい値以内となった場合に、カメラ3により撮像されたマーク41又はマーク46の画像を取得する。これにより、マーク41又はマーク46と移動体20とが離れている場合には画像を取得しないので画像処理の負担を軽減できると共に、マーク41又はマーク46と移動体20とが近づいて初めて画像を取得するので、撮像の確実性及び画像の信頼性を向上できる。
また、本実施形態では特に、ロボットシステム1は、2以上の画像の解析結果に基づいて、ロボット10が所定の作業を行うための教示データを補正する教示データ補正部38を有し、ロボットコントローラ15は、補正された教示データに基づいてロボット10を制御する。これにより、次の効果を奏する。
すなわち、本実施形態では、ロボット10がワークWに対して所定の作業を行うための教示データが予め格納部39に格納されており、当該教示データを2以上の画像の解析結果に基づいて補正する。これにより、ハンド7の手先位置をワークWの相対的な移動先に追従させることができるので、作業精度の低下を抑制しつつ、ロボット10を移動させながらワークWに対して所定の作業を行うことができる。
また、本実施形態では特に、ロボットシステム1は、2以上の画像に基づいて、マーク41,46の移動体20に対する単位時間当たりの相対移動速度ベクトルを算出するベクトル算出部を有し、教示データ補正部38は、相対移動速度ベクトルに基づいて、ロボット10がワーク移送作業を行うための教示データを補正する場合には、次の効果を奏する。
すなわち、マーク41,46の相対移動速度ベクトルを算出する場合には、マーク41,46のロボット10に対する相対的な移動先を予測することが可能となる。したがって、教示データを相対移動速度ベクトルに基づいて補正することにより、ハンド7の手先位置を予測されるワークWの相対的な移動先に対応させることができるので、作業精度の低下を抑制しつつ、ロボット10を移動させながらワークWに対して所定の作業を行うことができる。
また、本実施形態では特に、画像取得部36は、移動体20が移動している状態でマーク41,46の2以上の画像を連続して取得するように構成されている。
これにより、教示データを細かい精度で補正することが可能となるので、例えば路面の凹凸や移動体20の車輪22のすべり、機械的なガタつき等、単純な相対速度以外の外乱の影響を低減できる。
<7.変形例>
以上では、ワークWが搭載された移送元テーブル40及び移送先テーブル45が静止している場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えばワークWを移動体に搭載し、ロボット10とワークWの両方が移動しながら所定の作業を実行してもよい。
例えば図6A〜図6Cに示す例では、移動体40A(第2の移動体の一例)がワークWの移送元テーブルとなっており、ロボット10は移動体20により移動しながら、移動体40Aにより対向方向に移動するワークWに対して、前述のワーク取り出し工程を実行する。
また例えば図7A〜図7Cに示す例では、移動体45A(第2の移動体の一例)がワークWの移送先テーブルとなっており、ロボット10は移動体20により移動しながら、移動体45Aにより同一方向に移動するワークWに対して、前述のワーク載置工程を実行する。なお、この例では移動体45Aの移動速度は移動体20よりも遅くなっている。
本変形例における各コントローラの制御内容は、前述の実施形態と同様であるので説明を省略する。
本変形例によれば、ロボット10を移動させながら移動するワークWに対して所定の作業を行うことができる。これにより、ワークWを搬送している最中に例えば加工や組み立て等を実行することが可能となるので、さらなる高タクト化を実現できる。また、ロボット10とワークWの自走化により、ロボット10の作業位置やワークWの搬送経路を自在に変更することが可能となるので、作業プロセスのロバスト性(フレキシビリティ)を大幅に向上できる。
<8.コントローラのハードウェア構成例>
次に、図8を参照しつつ、上記で説明したロボットコントローラ15、移動体コントローラ30、カメラコントローラ35のハードウェア構成例について説明する。
図8に示すように、各コントローラ15,30,35は、例えば、CPU901と、ROM903と、RAM905と、ASIC又はFPGA等の特定の用途向けに構築された専用集積回路907と、入力装置913と、出力装置915と、記録装置917と、ドライブ919と、接続ポート921と、通信装置923とを有する。これらの構成は、バス909や入出力インターフェース911を介し相互に信号を伝達可能に接続されている。
プログラムは、例えば、ROM903やRAM905、記録装置917等に記録しておくことができる。記録装置917は例えばハードディスク等であり、格納部等として機能する。
また、プログラムは、例えば、フレキシブルディスクなどの磁気ディスク、各種のCD・MOディスク・DVD等の光ディスク、半導体メモリ等のリムーバブルな記録媒体925に、一時的又は非一時的(永続的)に記録しておくこともできる。このような記録媒体925は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することもできる。この場合、これらの記録媒体925に記録されたプログラムは、ドライブ919により読み出されて、入出力インターフェース911やバス909等を介し上記記録装置917に記録されてもよい。
また、プログラムは、例えば、ダウンロードサイト・他のコンピュータ・他の記録装置等(図示せず)に記録しておくこともできる。この場合、プログラムは、LANやインターネット等のネットワークNWを介し転送され、通信装置923がこのプログラムを受信する。そして、通信装置923が受信したプログラムは、入出力インターフェース911やバス909等を介し上記記録装置917に記録されてもよい。
また、プログラムは、例えば、適宜の外部接続機器927に記録しておくこともできる。この場合、プログラムは、適宜の接続ポート921を介し転送され、入出力インターフェース911やバス909等を介し上記記録装置917に記録されてもよい。
そして、CPU901が、上記記録装置917に記録されたプログラムに従い各種の処理を実行することにより、上記の離間距離判定部33、教示データ補正部38、モーション制御部16等による処理が実現される。この際、CPU901は、例えば、上記記録装置917からプログラムを直接読み出して実行してもよいし、RAM905に一旦ロードした上で実行してもよい。更にCPU901は、例えば、プログラムを通信装置923やドライブ919、接続ポート921を介し受信する場合、受信したプログラムを記録装置917に記録せずに直接実行してもよい。
また、CPU901は、必要に応じて、例えばマウス・キーボード・マイク(図示せず)等の入力装置913から入力する信号や情報に基づいて各種の処理を行ってもよい。
そして、CPU901は、上記の処理を実行した結果を、例えば表示装置や音声出力装置等の出力装置915から出力してもよく、さらにCPU901は、必要に応じてこの処理結果を通信装置923や接続ポート921を介し送信してもよく、上記記録装置917や記録媒体925に記録させてもよい。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさ、形状、位置等が「同一」「同じ」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「同じ」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に同じ」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。その他、一々例示はしないが、上記実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 ロボットシステム
3 カメラ
10 ロボット
15 ロボットコントローラ(ロボット制御部の一例)
20 移動体(第1の移動体の一例)
31 基準位置情報取得部
32 現在位置情報取得部
33 離間距離判定部
36 画像取得部
38 教示データ補正部
40 移送元テーブル(第2の移動体の一例)
41 マーク(基準物の一例)
45 移送先テーブル(第2の移動体の一例)
46 マーク(基準物の一例)
W ワーク

Claims (7)

  1. ワークに対して所定の作業を行うロボットと、
    前記ロボットを搭載して移動する第1の移動体と、
    前記第1の移動体に取り付けられ、前記ロボットが前記所定の作業を行うための基準物を撮像するカメラと、
    前記第1の移動体が移動している状態で前記カメラにより異なるタイミングで撮像された前記基準物の2以上の画像を取得する画像取得部と、
    前記2以上の画像に基づいて、前記第1の移動体が移動している状態で前記所定の作業を行うように前記ロボットを制御するロボット制御部と、
    を有することを特徴とするロボットシステム。
  2. 前記基準物の基準位置情報を取得する基準位置情報取得部と、
    前記第1の移動体の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部と、
    前記基準位置情報と前記現在位置情報とに基づいて、前記基準位置と前記第1の移動体との離間距離が所定のしきい値以内か否かを判定する離間距離判定部と、をさらに有し、
    前記画像取得部は、
    前記離間距離が前記所定のしきい値以内と判定された場合に、前記カメラにより撮像された前記基準物の画像を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 前記2以上の画像の解析結果に基づいて、前記ロボットが前記所定の作業を行うための教示データを補正する教示データ補正部をさらに有し、
    前記ロボット制御部は、
    補正された前記教示データに基づいて前記ロボットを制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のロボットシステム。
  4. 前記2以上の画像に基づいて、前記基準物の前記第1の移動体に対する単位時間当たりの相対移動速度ベクトルを算出するベクトル算出部をさらに有し、
    前記教示データ補正部は、
    前記相対移動速度ベクトルに基づいて、前記ロボットが前記所定の作業を行うための教示データを補正する
    ことを特徴とする請求項3に記載のロボットシステム。
  5. 前記画像取得部は、
    前記第1の移動体が移動している状態で前記基準物の2以上の画像を連続して取得するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  6. 前記ワークを搭載して移動する第2の移動体をさらに有し、
    前記カメラは、
    前記第2の移動体に設けられた前記基準物を撮像し、
    前記画像取得部は、
    前記第1の移動体及び前記第2の移動体が共に移動している状態で前記カメラにより異なるタイミングで撮像された前記基準物の2以上の画像を取得し、
    前記ロボット制御部は、
    前記2以上の画像に基づいて、前記第1の移動体及び前記第2の移動体が共に移動している状態で前記所定の作業を行うように前記ロボットを制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  7. ワークに対して所定の作業を行うロボットと、
    前記ロボットを搭載して移動する第1の移動体と、
    前記第1の移動体に取り付けられ、前記ロボットが前記所定の作業を行うための基準物を撮像するカメラと、
    を有するロボットシステムの制御方法であって、
    前記第1の移動体が移動している状態で前記カメラにより異なるタイミングで撮像された前記基準物の2以上の画像を取得することと、
    前記2以上の画像に基づいて、前記第1の移動体が移動している状態で前記所定の作業を行うように前記ロボットを制御することと、
    を有することを特徴とするロボットシステムの制御方法。
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