JP7259487B2 - 制御方法およびロボットシステム - Google Patents

制御方法およびロボットシステム Download PDF

Info

Publication number
JP7259487B2
JP7259487B2 JP2019068986A JP2019068986A JP7259487B2 JP 7259487 B2 JP7259487 B2 JP 7259487B2 JP 2019068986 A JP2019068986 A JP 2019068986A JP 2019068986 A JP2019068986 A JP 2019068986A JP 7259487 B2 JP7259487 B2 JP 7259487B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
arm
moving
external force
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019068986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020163551A (ja
Inventor
馨 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2019068986A priority Critical patent/JP7259487B2/ja
Publication of JP2020163551A publication Critical patent/JP2020163551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7259487B2 publication Critical patent/JP7259487B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、制御方法およびロボットシステムに関する。
例えば特許文献1には、ロボットを制御するロボット制御装置が開示されている。また、ロボットは、ロボットに加わる外力を検出するセンサーを有しており、ロボット制御装置は、このセンサーの出力に基づいてロボットが物体と接触したか否かを判断する。そして、ロボットが物体と接触したと判断した場合、作業を停止し物体から離れる方向にロボットを退避させる。
特開2016-132080号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているロボット制御装置では、ロボットが物体と接触したと判断した場合、作業を停止し物体から離れるため、作業を一旦中断することとなる。このため、ロボットが物体と接触した場合、作業にかかる時間が長くなってしまい、生産性が低下する。
本発明は、前述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下により実現することが可能である。
本適用例の制御方法は、基台、前記基台に接続されたアーム、および、前記アームに作用した外力を検出する力検出部を有するロボット本体と、前記ロボット本体を移動させる移動部と、を備えるロボットの制御方法であって、
前記力検出部が外力を検出した際、前記力検出部の検出結果に基づいて、前記アームの前記外力を受けた位置を認知する認知工程と、
認知された前記位置に基づいて、前記アームの制御点の位置姿勢を維持するように、前記アームの姿勢を変更し、前記移動部により前記基台を移動する移動工程と、を有することを特徴とする。
本適用例のロボットシステムは、基台、前記基台に接続されたアーム、前記アームに作用した外力を検出する力検出部を有するロボット本体と、前記ロボット本体を移動させる移動部と、
前記ロボット本体および前記移動部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記力検出部が外力を検出した際、前記力検出部の検出結果に基づいて、前記アームの前記外力を受けた位置を認知し、認知した前記位置に基づいて、前記アームの制御点の位置姿勢を維持するように、前記アームの姿勢を変更し、前記移動部により前記基台を移動させることを特徴とする。
本発明のロボットシステムの好適な実施形態を示す斜視図である。 図1に示すロボットを鉛直上方から見た模式図である。 図1に示すロボットシステムのブロック図である。 図1に示すロボットシステムが備える制御装置が行う制御動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示すロボットを鉛直上方から見た模式図であって、外力を受けた状態を示す図である。 図1に示すロボットを鉛直上方から見た模式図であって、移動しつつ姿勢を変更した状態を示す図である。 図1に示すロボットを鉛直上方から見た模式図であって、アームの姿勢の候補を示す図である。 図1に示すロボットを鉛直上方から見た模式図であって、アームの姿勢の候補を示す図である。 ロボットシステムについてハードウェアを中心として説明するためのブロック図である。 ロボットシステムのハードウェアを中心とした変形例1を示すブロック図である。 ロボットシステムのハードウェアを中心とした変形例2を示すブロック図である。
以下、本発明の制御方法およびロボットシステムを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
なお、図1では、互いに直交する3軸(X軸、Y軸およびZ軸)を図示している。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、以下では、図示された各矢印の先端側を「+(プラス)」、基端側を「-(マイナス)」と言う。また、Z軸方向は「鉛直方向」と一致しており、X-Y平面に平行な方向は「水平方向」と一致している。また、Z軸の+(プラス)側を「上方」とし、Z軸の-(マイナス)側を「下方」とする。
<第1実施形態>
図1は、本発明のロボットシステムの好適な実施形態を示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットを鉛直上方から見た模式図である。図3は、図1に示すロボットシステムのブロック図である。図4は、図1に示すロボットシステムが備える制御装置が行う制御動作を説明するためのフローチャートである。図5は、図1に示すロボットを鉛直上方から見た模式図であって、外力を受けた状態を示す図である。図6は、図1に示すロボットを鉛直上方から見た模式図であって、移動しつつ姿勢を変更した状態を示す図である。図7は、図1に示すロボットを鉛直上方から見た模式図であって、アームの姿勢の候補を示す図である。図8は、図1に示すロボットを鉛直上方から見た模式図であって、アームの姿勢の候補を示す図である。
図1に示すロボットシステム1は、例えば、精密機器やこれを構成する部品の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うことができる。ロボットシステム1は、ロボット2と、ロボット2の駆動を制御する制御装置9と、を有する。また、ロボット2は、ロボット本体3と、ロボット本体3に設けられている移動機構4と、を有する。
ロボット本体3は、双腕ロボットであり、基台30と、基台30に回動自在に連結されている胴体31と、胴体31の左右に連結されている第1アーム32および第2アーム33と、胴体31に接続されている頭部34と、を有する。頭部34には、撮像部としてのステレオカメラ35が設けられており、ロボット2は、ステレオカメラ35を用いて第1、第2アーム32、33やワークの状態を確認しながら作業を行うことができる。なお、基台30の重心位置に、ロボット座標系の原点Oが設定されている。
また、図1に示すように、第1アーム32は、胴体31に回動自在に連結されているリンク321と、リンク321に連結されているリンク322と、リンク322に連結されているリンク323と、リンク323に連結されているリンク324と、リンク324に連結されているリンク325と、リンク325に連結されているリンク326と、リンク326に接続されているハンド327と、を有する。さらに、リンク326とハンド327との間には力覚センサー328が設けられており、力覚センサー328によってハンド327に加わる力を検出することができる。
また、図2に示すように、胴体31とリンク321とは、関節311を介して回動自在に接続されている。リンク321とリンク322とは、関節312を介して回動自在に接続されている。リンク322とリンク323とは、関節313を介して回動自在に接続されている。リンク323とリンク324とは、関節314を介して回動自在に接続されている。リンク324とリンク325とは、関節315を介して回動自在に接続されている。リンク325とリンク326とは、関節316を介して回動自在に接続されている。リンク326とハンド327とは、関節317を介して回動自在に接続されている。
また、関節311には、力覚センサー341が内蔵されており、関節312には、力覚センサー342が内蔵されており、関節313には、力覚センサー343が内蔵されており、関節314には、力覚センサー344が内蔵されており、関節315には、力覚センサー345が内蔵されており、関節316には、力覚センサー346が内蔵されており、関節317には、力覚センサー347が内蔵されている。
これら力覚センサー341~347は、第1アーム32に加わった外力を検出する力検出部である。力覚センサー341~347は、例えば、圧電体を有し、第1アーム32に外力が加わると、力覚センサー341~347は、その大きさおよび受けた方向に関する情報を電気信号として制御装置9に送信する。
また、図1に示すように、第2アーム33は、胴体31に連結されているリンク331と、リンク331に連結されているリンク332と、リンク332に連結されているリンク333と、リンク333に連結されているリンク334と、リンク334に連結されているリンク335と、リンク335に連結されているリンク336と、リンク336に接続されているハンド337と、を有する。さらに、リンク336とハンド337との間には力覚センサー338が設けられており、力覚センサー338によってハンド337に加わる力を検出することができる。
また、図2に示すように、胴体31とリンク331とは、関節351を介して回動自在に接続されている。リンク331とリンク332とは、関節352を介して回動自在に接続されている。リンク332とリンク333とは、関節353を介して回動自在に接続されている。リンク333とリンク334とは、関節354を介して回動自在に接続されている。リンク334とリンク335とは、関節355を介して回動自在に接続されている。リンク335とリンク336とは、関節356を介して回動自在に接続されている。リンク336とハンド337とは、関節357を介して回動自在に接続されている。
また、関節351には、力覚センサー361が内蔵されており、関節352には、力覚センサー362が内蔵されており、関節353には、力覚センサー363が内蔵されており、関節354には、力覚センサー364が内蔵されており、関節355には、力覚センサー365が内蔵されており、関節356には、力覚センサー366が内蔵されており、関節357には、力覚センサー367が内蔵されている。
これら力覚センサー361~367は、第2アーム33に加わった外力を検出する力検出部である。力覚センサー361~367は、例えば、圧電体を有し、第2アーム33に外力が加わると、力覚センサー361~367は、その大きさおよび受けた方向に関する情報を電気信号として制御装置9に送信する。
ハンド327、337の構成としては、それぞれ、ロボット2に求められている動作を実施可能であれば特に限定されないが、本実施形態では、開閉する一対の爪部F1、F2を有し、一対の爪部F1、F2でワーク等を把持する構成となっている。
また、ロボット本体3は、基台30に対して胴体31を回動させる駆動装置37を有する。また、ロボット本体3は、胴体31に対してリンク321を回動させる駆動装置381と、リンク321に対してリンク322を回動させる駆動装置382と、リンク322に対してリンク323を回動させる駆動装置383と、リンク323に対してリンク324を回動させる駆動装置384と、リンク324に対してリンク325を回動させる駆動装置385と、リンク325に対してリンク326を回動させる駆動装置386と、を有する。また、ロボット本体3は、胴体31に対してリンク331を回動させる駆動装置391と、リンク331に対してリンク332を回動させる駆動装置392と、リンク332に対してリンク333を回動させる駆動装置393と、リンク333に対してリンク334を回動させる駆動装置394と、リンク334に対してリンク335を回動させる駆動装置395と、リンク335に対してリンク336を回動させる駆動装置396と、を有する。
各駆動装置37、381~386、391~396は、例えば、駆動源としてのモーターと、モーターの駆動を制御するコントローラーと、モーターの回転量を検出するエンコーダーと、を有する。これら駆動装置37、381~386、391~396は、それぞれ、制御装置9によって独立して制御される。
移動機構4は、自動走行システムで構成されており、ロボット2は、事前に指定された経路に沿って自動走行する。移動機構4は、基台30に設けられている操舵用の1対の前輪41および駆動用の1対の後輪42と、を有する。また、移動機構4は、移動時にロボット2が受ける加速度を検出する慣性センサーとしての加速度センサー38を有する。この加速度センサー38は、移動機構制御部92に送信される。なお、移動機構4の構成としては、特に限定されず、例えば、複数本の足を有し、歩行する構成であってもよい。
また、各前輪41および各後輪42は、それぞれが鉛直方向に沿った軸回りに回転可能に構成されている。このため、ロボット2は、水平方向に沿った面内ではどの方向にも移動可能である。なお、本明細書中の「移動」には、直動や蛇行や往復動等はもちろん、回転も含まれる。
制御装置9は、図3に示すように、ロボット本体3を制御するロボット本体制御部91と、移動機構4の駆動を制御する移動機構制御部92と、外力が加わった際にロボット本体制御部91および移動機構制御部92に指令を出す回避動作司令部93と、記憶部94と、を有する。
ロボット本体制御部91は、図示しないホストコンピューターからロボット本体3の位置指令を受け、胴体31および各リンク321~326、331~336が前記位置指令に応じた位置となるように、駆動装置37、381~386、391~396の駆動をそれぞれ独立して制御する。また、その他、上記のような動作中に、回避動作司令部93からの指令を受けた場合、駆動装置37、381~386、391~396をその指令通りに制御する。
移動機構制御部92は、図示しないホストコンピューターからロボット2の位置指令を受け、ロボット2が前記位置指令に応じた場所に移動するように加速度センサー38の検出結果に基づいて、移動機構4の駆動を制御する。また、その他、上記のような動作中に、回避動作司令部93からの指令を受けた場合、移動機構4をその指令通りに制御する。
回避動作司令部93は、第1アーム32または第2アーム33に外力が加わった際に、その位置、大きさ、方向に関する情報を特定し、後述するような動作を行う。具体的には、力覚センサー341~347、361~367のそれぞれが検出した力と、記憶部94に記憶されている検量線やテーブルに基づいて外力が付与された位置、外力の大きさ、外力が加わった方向を特定する。そして、これらの情報に基づいて、まず、アームの侵入禁止領域を設定し、この侵入禁止領域を避けるような第1アーム32および第2アーム33の姿勢を算出するとともに移動機構4の移動量を算出する。そして、これらの算出結果に基づいて、ロボット本体制御部91および移動機構制御部92に指令を出す。
ロボット本体制御部91、移動機構制御部92および回避動作司令部93は、情報を処理するプロセッサー(CPU)で構成されている。また、記憶部94は、ロボット本体制御部91、移動機構制御部92および回避動作司令部93により実行可能な各種プログラムが保存されている。ロボット本体制御部91、移動機構制御部92および回避動作司令部93は、記憶部94に記憶された各種プログラム等を読み込んで実行することができる。また、記憶部94には、後述する外力の閾値や検量線等、制御に用いる情報等も記憶されている。
以上、ロボットシステム1の構成について説明した。このようなロボット2では、作業中にロボット2に外力が付与された場合、以下のような制御が行われることにより、安全性を確保しつつ、生産性を高めることができる。以下、この制御動作について、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
なお、以下では、ロボット2が作業を行っている最中に第1アーム32に外力が加わった場合について説明する。また、以下で述べることは、第2アーム33に外力が加わった場合も同じような動作を行う。
図5に示すように、ロボット2の作業中に第1アーム32のリンク325に、図中左側から、すなわち、第1アーム32から第2アーム33に向かう方向に物体が接触し、外力Fが加わった場合を例に挙げて説明する。
まず、ステップS101において、ロボット2が作業を開始する。すなわち、ユーザーが指定したプログラムに基づいて、胴体31および各リンク321~326、331~336が、プログラムに基づいた動作を行うように、駆動装置37、381~386、391~396の駆動をそれぞれ独立して制御する。
なお、一例として、ハンド327は、作業中、図5中上側、すなわち、基台30の反対側を向いた状態とする。換言すれば、ハンド327の中心軸が、図5中上下方向を向いて、かつ、水平方向に沿った状態でハンド327が作業を行っている状態とする。
そして、ステップS102において、F≧F0であるかを判断する。すなわち、加わった外力Fが、予め設定された閾値F0以上か否かを判断する。例えば、力覚センサー341~347、361~367のそれぞれが検出した外力が1つでも閾値F0以上であったら、F≧F0であると判断する。そして、F≧F0であると判断した場合、ステップS103において、外力Fが加わった位置および外力Fが作用した方向を特定する。このステップS103が、認知工程である。例えば、第1アーム32のリンク325に外力Fが加わった場合には、力覚センサー345が検出した外力Fが閾値F0以上となる。この場合、第1アーム32のリンク325に外力Fが加わったと特定することができる。なお、この際、外力Fの方向も特定することができる。
ステップS103における特定は、力覚センサー341~347、361~367のそれぞれが検出した力と、位置と、方向との関係を示す図示しない検量線またはテーブルに基づいて行われる。この検量線またはテーブルは、予め実験的に求められたものとすることができ、記憶部94に記憶されている。なお、一例として、第1アーム32のリンク325に、図5中左側から外力Fが作用したこととする。
次いで、ステップS104において、後述する移動を行う際に、第1アーム32が侵入するのを禁止する侵入禁止領域Aと、移動先である目標移動領域Bと、を設定する。すなわち、図6に示すように、外力Fを受けた位置側に侵入禁止領域Aを設定し、外力Fを受けた位置とは、反対側に、目標移動領域Bを設定する。図示の構成では、これらは、鉛直上方から見たときに、矩形をなす、直方体の空間とする。
侵入禁止領域Aの設定方法は、例えば、ステップS103で検出した外力Fの大きさ、位置、方向に基づいて設定される。すなわち、外力Fの大小に応じて侵入禁止領域Aの大小が決定し、外力Fが加わった位置、方向に基づいて、外力Fを受けた側に侵入禁止領域Aを設定する。
目標移動領域Bの設定方法は、例えば、ステップS103で検出した外力Fの大きさ、位置、方向に基づいて設定される。すなわち、外力Fの大小に応じて目標移動領域Bの大小が決定し、外力Fが加わった位置、方向に基づいて、その位置とは反対側に目標移動領域Bを設定する。
このステップS104が、侵入禁止領域設定工程である。
このように、本発明の制御方法は、後述するステップS107である移動工程よりも前に、力検出部である力覚センサー341~347、361~367の検出結果に基づいて、アームである第1アーム32の侵入禁止領域Aを設定する侵入禁止領域設定工程を有する。これにより、後述するようなロボット2が物体を避ける動作において、避けるために移動する方向の候補を安全な方向に絞ることができる。また、物体が今後向かうであろう方向に侵入禁止領域Aを設定することにより、安全性がさらに高まる。
なお、侵入禁止領域Aおよび目標移動領域Bは、図示の構成に限定されず、例えば、鉛直上方から見たときに円形、楕円形、多角形等、いかなる形状をなしていていもよい。
次に、ステップS105において、移動機構4の移動量Dを算出する。この移動量Dの算出は、外力Fの大きさ、位置、方向に基づいて決定する。例えば、移動量Dと、外力Fの大きさ、位置、方向との関係を示す検量線またはテーブルに基づいて決定することができる。この検量線またはテーブルは、予め実験的に求められたものとすることができ、記憶部94に記憶されている。なお、この移動量Dの方向は、図6に示す構成では、外力Fの方向と同方向であるが、必ずしも同方向ではなくてよい。すなわち、移動量Dの方向は、外力Fの方向の成分を含んでいれば、特に限定されない。このステップS105が、算出工程である。
このように、本発明の制御方法は、後述するステップS107である移動工程よりも前に、力検出部である力覚センサー341~347、361~367の検出結果に基づいて、移動工程における移動量Dを算出する算出工程を有する。これにより、移動工程において、外力Fの大きさに応じた適切な距離を移動することができる。
そして、ステップS106において、第1アーム32の姿勢を決定する。すなわち、駆動装置37、381~386の駆動を制御して、リンク321~リンク326の回動量を調整し、姿勢を制御する。リンク321~リンク326の回動量は、移動機構4の移動量Dと、前述した侵入禁止領域Aとに基づいて算出する。具体的には、リンク321~リンク326の回動量と、侵入禁止領域Aと、目標移動領域Bと、移動量Dとの関係性を示す検量線またはテーブルに基づいて決定することができる。この検量線またはテーブルは、予め実験的に求められたものとすることができ、記憶部94に記憶されている。
この際、第1アーム32の制御点TCPの位置姿勢を維持するように第1アーム32の姿勢を決定する。ここで、位置姿勢とは、制御点TCPのロボット座標における位置と、ハンド327の向きのことを言う。すなわち、本ステップでは、ハンド327が動かないようなリンク321~リンク326の回動量を算出し、駆動装置37、381~386の各々への指令値を決定する。
なお、例えば、図7および図8に示すように、侵入禁止領域Aを避ける姿勢が2パターンある場合には、図7に示すような、リンク321~リンク326の各々の回動量の合算値が少ない方の姿勢を選択する。これにより、後述する移動工程を迅速に行うことができる。
次いで、ステップS107において、ステップS105で算出した移動量Dおよび方向で移動機構4を移動させるとともに、S106で算出した駆動装置37、381~386の各々への指令値で第1アーム32の姿勢を変更する(図6参照)。例えば、外力Fの方向と反対の方向以外の方向に、第1アーム32の姿勢を変更し、移動機構4を移動させる。このステップS107が移動工程である。これにより、侵入禁止領域Aを避け、かつ、外力Fを受けた部分が目標移動領域B内に位置するよう姿勢を変更し、移動機構4によって、ロボット2が外力を受けた方向と同方向に移動することとなる。よって、十分な安全性を確保することができる。また、この移動している際中および移動後も第1アーム32の位置姿勢が維持されている、すなわち、ハンド327が当該移動により変位しないため、作業を中断する必要がない。その結果、生産性を高めることができる。特に、例えば、ハンド327が行っている作業がワーク同士の接着作業等、一端中断したら作業中のワークを破棄せざるを得ないような作業であった場合、本発明の効果が特に顕著に得られる。
なお、外力Fを受けた部分が目標移動領域B内に位置するだけでなく、外力Fを受けた部分の周辺、例えば、外力Fを受けた部分の先端側および基端側の関節までが目標移動領域B内に、位置するよう姿勢を変更するのが好ましい。これにより、さらに安全性を高めることができる。
次いで、ステップS108において、ロボット座標系の原点Oを補正する。すなわち、ステップS107で移動した移動量Dおよび方向に基づいて、絶対座標系における原点Oの位置を移動し、その位置をロボット座標系の原点Oとする。このステップS108が、補正工程である。
このように、移動工程の後に、移動量Dに基づいてロボット2に設定されたロボット座標系の原点Oの位置を補正する補正工程を有する。これにより、第1アーム32のその後の動作も、指定されたプログラム通りに行うことができる。さらに、第2アーム33への位置指令値も補正することができ、例えば、第1アーム32および第2アーム33を用いた共同作業を行うことができる。
そして、ステップS109において、全てのプログラムの実行が完了したか否かを判断する。この判断は、電源OFF指令があったか、予め設定された作業時間が経過したか、予め設定された個数のワークを処理したか等に基づいて行われる。
なお、上記では、第1アーム32に対する制御を例に挙げて説明したが、第2アーム33も同様の作業中であった場合、第1アーム32とともの第2アーム33にも同様の制御を行ってもよい。また、第2アーム33に外力が加わった場合も、上記と同様の制御が行われる。
以上説明したように、本発明の制御方法は、基台30、基台30に接続されたアーム32、33、および、アーム32、33に作用した外力Fを検出する力検出部である力覚センサー341~347、361~367を有するロボット本体3と、ロボット本体3を移動させる移動部である移動機構4と、を備えるロボット2の制御方法であって、力覚センサー341~347、361~367が外力Fを検出した際、力覚センサー341~347、361~367の検出結果に基づいて、アーム32、33の外力Fを受けた位置を認知する認知工程と、認知された位置に基づいて、アーム32、33の制御点TCPの位置姿勢を維持するように、アーム32、33の姿勢を変更し、移動機構4により基台30を移動する移動工程と、を有する。これにより、外力Fを受けた位置に基づいて、安全な姿勢に変更しつつ、移動機構4によって安全な位置にロボット2を移動することができる。よって、十分な安全性を確保することができる。また、この移動している際中および移動後も制御点TCPの位置姿勢が維持されているため、ロボット2が行っている作業を中断する必要がない。その結果、生産性を高めることができる。
また、認知工程であるステップS103では、外力Fの向きも特定し、移動工程であるステップS107では、外力Fの向きに応じて第1アーム32の姿勢を制御し、基台30を移動する。これにより、外力Fを受けた位置から接触した物体が今後移動するであろう向きを考慮して移動方向を設定することができる。よって、より安全性が高まる。
また、本発明のロボットシステム1は、基台30、基台30に接続されたアーム32、33、アーム32、33に作用した外力Fを検出する力検出部である力覚センサー341~347、361~367を有するロボット本体3と、ロボット本体3を移動させる移動部である移動機構4と、ロボット本体3および移動機構4を制御する制御部である制御装置9と、を備える。また、制御装置9は、力覚センサー341~347、361~367が外力を検出した際、力覚センサー341~347、361~367の検出結果に基づいて、アーム32、33の外力Fを受けた位置を認知し、認知した位置に基づいて、アーム32、33の制御点TCPの位置姿勢を維持するように、アーム32、33の姿勢を変更し、移動機構4により基台30を移動させる。これにより、外力Fを受けた位置に基づいて、安全な姿勢に変更しつつ、移動機構4によって安全な位置にロボット2を移動することができる。よって、十分な安全性を確保することができる。また、この移動している際中および移動後も制御点TCPの位置姿勢が維持されているため、ロボット2が行っている作業を中断する必要がない。その結果、生産性を高めることができる。
また、ロボットシステム1は、慣性センサーである加速度センサー38を有する。これにより、例えば、加速度センサー38からの情報に基づいて、移動工程における移動が正確に行われたか等を検出し、移動機構4の駆動にフィードバックすることができる。
<ロボットシステムの他の構成例>
図9は、ロボットシステムについてハードウェアを中心として説明するためのブロック図である。
図9には、ロボット2とコントローラー61とコンピューター62が接続されたロボットシステム1Aの全体構成が示されている。ロボット2の制御は、コントローラー61にあるプロセッサーによりメモリーにある指令を読み出して実行されてもよいし、コンピューター62に存在するプロセッサーによりメモリーにある指令を読み出してコントローラー61を介して実行されてもよい。
従って、コントローラー61とコンピューター62とのいずれか一方または両方を「制御装置」または「制御部」として捉えることができる。
<変形例1>
図10は、ロボットシステムのハードウェアを中心とした変形例1を示すブロック図である。
図10には、ロボット2に直接コンピューター63が接続されたロボットシステム1Bの全体構成が示されている。ロボット2の制御は、コンピューター63に存在するプロセッサーによりメモリーにある指令を読み出して直接実行される。
従って、コンピューター63を「制御装置」または「制御部」として捉えることができる。
<変形例2>
図11は、ロボットシステムのハードウェアを中心とした変形例2を示すブロック図である。
図11には、コントローラー61が内蔵されたロボット2とコンピューター66が接続され、コンピューター66がLAN等のネットワーク65を介してクラウド64に接続されているロボットシステム1Cの全体構成が示されている。ロボット2の制御は、コンピューター66に存在するプロセッサーによりメモリーにある指令を読み出して実行されてもよいし、クラウド64上に存在するプロセッサーによりコンピューター66を介してメモリーにある指令を読み出して実行されてもよい。
従って、コントローラー61とコンピューター66とクラウド64とのいずれか1つ、または、いずれか2つ、または、3つを「制御装置」または「制御部」として捉えることができる。
以上、本発明のロボットシステムおよび制御方法を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、本発明のロボットシステムが有するロボットとしては、図示の構成に限定されず、例えば、いわゆる6軸の垂直多関節ロボット等、他のロボットであってもよい。また、当該ロボットは、双腕ロボットに限定されず、単腕ロボットや、3本以上のアームを有するロボットであってもよい。すなわち、可動部の数は、2つに限定されず、1つまたは3つ以上であってもよい。また、可動部が備えるロボットアームが有するアームの数は、前述した実施形態では、6つであるが、1~5つまたは7つ以上であってもよい。
1…ロボットシステム、1A…ロボットシステム、1B…ロボットシステム、1C…ロボットシステム、2…ロボット、3…ロボット本体、4…移動機構、9…制御装置、30…基台、31…胴体、32…第1アーム、33…第2アーム、34…頭部、35…ステレオカメラ、37…駆動装置、38…加速度センサー、41…前輪、42…後輪、61…コントローラー、62…コンピューター、63…コンピューター、64…クラウド、65…ネットワーク、66…コンピューター、91…ロボット本体制御部、92…移動機構制御部、93…回避動作司令部、94…記憶部、311…関節、312…関節、313…関節、314…関節、315…関節、316…関節、317…関節、321…リンク、322…リンク、323…リンク、324…リンク、325…リンク、326…リンク、327…ハンド、328…力覚センサー、331…リンク、332…リンク、333…リンク、334…リンク、335…リンク、336…リンク、337…ハンド、338…力覚センサー、341…力覚センサー、342…力覚センサー、343…力覚センサー、344…力覚センサー、345…力覚センサー、346…力覚センサー、347…力覚センサー、351…関節、352…関節、353…関節、354…関節、355…関節、356…関節、357…関節、361…力覚センサー、362…力覚センサー、363…力覚センサー、364…力覚センサー、365…力覚センサー、366…力覚センサー、367…力覚センサー、381…駆動装置、382…駆動装置、383…駆動装置、384…駆動装置、385…駆動装置、386…駆動装置、391…駆動装置、392…駆動装置、393…駆動装置、394…駆動装置、395…駆動装置、396…駆動装置、A…侵入禁止領域、B…目標移動領域、D…移動量、F…外力、F0…閾値、F1…爪部、F2…爪部、O…原点、TCP…制御点

Claims (7)

  1. 基台、前記基台に接続されたアーム、および、前記アームに作用した外力を検出する力検出部を有するロボット本体と、前記ロボット本体を移動させる移動部と、を備えるロボットの制御方法であって、
    前記力検出部が外力を検出した際、前記力検出部の検出結果に基づいて、前記アームの前記外力を受けた位置を認知する認知工程と、
    認知された前記位置に基づいて、前記アームの制御点の位置姿勢を維持するように、前記アームの姿勢を変更し、前記移動部により前記基台を移動する移動工程と、を有することを特徴とする制御方法。
  2. 前記認知工程では、前記外力の向きを検出し、
    前記移動工程では、前記外力の向きに応じて前記アームの姿勢を制御し、前記基台を移動する請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記移動工程よりも前に、前記力検出部の検出結果に基づいて、前記移動工程における前記移動部の移動量を算出する算出工程を有する請求項1または2に記載の制御方法。
  4. 前記移動工程よりも前に、前記力検出部の検出結果に基づいて、前記アームの侵入禁止領域を設定する侵入禁止領域設定工程を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の制御方法。
  5. 前記移動工程の後に、前記移動部の移動量に基づいて前記ロボットに設定されたロボット座標系の原点の位置を補正する補正工程を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の制御方法。
  6. 基台、前記基台に接続されたアーム、前記アームに作用した外力を検出する力検出部を有するロボット本体と、前記ロボット本体を移動させる移動部と、
    前記ロボット本体および前記移動部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記力検出部が外力を検出した際、前記力検出部の検出結果に基づいて、前記アームの前記外力を受けた位置を認知し、認知した前記位置に基づいて、前記アームの制御点の位置姿勢を維持するように、前記アームの姿勢を変更し、前記移動部により前記基台を移動させることを特徴とするロボットシステム。
  7. 前記移動部の移動量を検出する慣性センサーをさらに備える請求項6に記載のロボットシステム。
JP2019068986A 2019-03-29 2019-03-29 制御方法およびロボットシステム Active JP7259487B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019068986A JP7259487B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 制御方法およびロボットシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019068986A JP7259487B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 制御方法およびロボットシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020163551A JP2020163551A (ja) 2020-10-08
JP7259487B2 true JP7259487B2 (ja) 2023-04-18

Family

ID=72715703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019068986A Active JP7259487B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 制御方法およびロボットシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7259487B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005059161A (ja) 2003-08-18 2005-03-10 Univ Waseda ロボット制御装置
US20080231221A1 (en) 2007-03-22 2008-09-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Arm-equipped mobile robot and method for controlling the same
JP2009166164A (ja) 2008-01-15 2009-07-30 Kobe Steel Ltd 工業用ロボット
JP2015089584A (ja) 2013-11-05 2015-05-11 トヨタ自動車株式会社 ロボットの制御方法及びロボットシステム
WO2017126101A1 (ja) 2016-01-22 2017-07-27 オリンパス株式会社 医療用マニピュレータシステム
JP2017199265A (ja) 2016-04-28 2017-11-02 株式会社リコー ロボット、姿勢安定化方法、およびプログラム
JP2018034239A (ja) 2016-08-31 2018-03-08 学校法人早稲田大学 移動ロボット及びそのほふく移動方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3146463B2 (ja) * 1992-02-19 2001-03-19 株式会社安川電機 冗長軸マニピュレータの肘移動制御装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005059161A (ja) 2003-08-18 2005-03-10 Univ Waseda ロボット制御装置
US20080231221A1 (en) 2007-03-22 2008-09-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Arm-equipped mobile robot and method for controlling the same
JP2009166164A (ja) 2008-01-15 2009-07-30 Kobe Steel Ltd 工業用ロボット
JP2015089584A (ja) 2013-11-05 2015-05-11 トヨタ自動車株式会社 ロボットの制御方法及びロボットシステム
WO2017126101A1 (ja) 2016-01-22 2017-07-27 オリンパス株式会社 医療用マニピュレータシステム
JP2017199265A (ja) 2016-04-28 2017-11-02 株式会社リコー ロボット、姿勢安定化方法、およびプログラム
JP2018034239A (ja) 2016-08-31 2018-03-08 学校法人早稲田大学 移動ロボット及びそのほふく移動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020163551A (ja) 2020-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11241796B2 (en) Robot system and method for controlling robot system
US10456917B2 (en) Robot system including a plurality of robots, robot controller and robot control method
JP5778311B1 (ja) ピッキング装置およびピッキング方法
JP6454960B2 (ja) ロボット、ロボットシステム、ロボット制御装置
EP3392002A1 (en) Information processing apparatus, measuring apparatus, system, interference determination method, and article manufacturing method
JP2015085458A (ja) ロボット制御装置、ロボットシステム、及びロボット
US11833687B2 (en) Robot apparatus, control method for the robot apparatus, assembly method using the robot apparatus, and recording medium
JP2014176940A (ja) ロボットシステム、ロボット制御方法及び被加工物の製造方法
EP2236251B1 (en) Mobile robot controller
JP7003220B2 (ja) ロボットを備えるハンドリング装置、方法及びコンピュータプログラム
CN115502979A (zh) 一种机械臂力矩主动柔顺精确控制方法及系统
JP2006026875A (ja) ロボットハンドの把持制御装置
JP7259487B2 (ja) 制御方法およびロボットシステム
JP6697544B2 (ja) 最適化装置及びそれを備えた垂直型多関節ロボット
JP2015085499A (ja) ロボット、ロボットシステム、制御装置及び制御方法
JP4640499B2 (ja) 把持制御装置
JP5353718B2 (ja) 制御装置、ロボット、ロボットシステム及びロボットの追従制御方法
JP2005335010A (ja) 把持制御装置
JP2017127932A (ja) ロボット装置、ロボット制御方法、部品の製造方法、プログラム及び記録媒体
CN116330303B (zh) Scara机器人运动控制方法、装置、终端设备及介质
US11738458B2 (en) Control method for robot system
CN110549329B (zh) 控制装置及机器人系统
JP2019093504A (ja) 物品の製造方法及びロボットシステム
JP2019010700A (ja) ロボット、ロボットシステム、及びそれらの制御方法
WO2023013739A1 (ja) ロボット制御装置、ロボット制御システム、及びロボット制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7259487

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150