JP2019092102A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファクシミリデータの送信元が、予め具体的な処理に対応付けられた指定条件を満たさない場合に、受信データの内容に応じて柔軟に処理の種類を選択できること。【解決手段】画像判定装置43は、着信したファクシミリデータD0の送信元の情報が、予め複数種類の受信データ処理のうちの1つまたは複数に対応付けられた指定条件を満たさない場合に、前記ファクシミリデータD0が表す受信画像が予め設定された登録条件を満たすか否かを判定する。制御装置41は、前記受信画像が前記登録条件を満たすと判定された場合に、前記複数種類の受信データ処理のうち予め前記登録条件に対応付けられた1つまたは複数である登録条件対応処理を受信データ処理装置に実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、複数種類の受信データ処理が可能なファクシミリ装置に関する。
一般に、ファクシミリ装置は、受信したファクシミリデータが表す受信画像をシートに形成する印刷処理を実行可能である。さらに、前記ファクシミリ装置が、受信した前記ファクシミリデータを不揮発性の記憶装置に記憶させる保存処理も実行可能であることも多い。
また、前記ファクシミリ装置が、番号非通知の着信を拒否することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−165739号公報
ところで、前記ファクシミリデータの送信元の情報が、予め設定された1つ以上の登録送信元の情報のうちの1つと一致することなどの予め定められた指定条件を満たさない場合がある。
例えば、前記登録送信元の情報が、拒否登録番号および許可登録番号の一方または両方を含むことが考えられる。前記拒否登録番号は、受信拒否の処理または前記保存処理に対応付けられた電話番号である。前記許可登録番号は、前記印刷処理および前記保存処理の一方または両方に対応付けられた電話番号である。
即ち、前記送信元の情報が前記指定条件を満たさない場合における前記ファクシミリデータは、送信元を具体的に特定できない不特定データである。
前記ファクシミリ装置において、前記不特定データの受信に対応する処理の種類が、受信拒否などの一定の処理に固定されるのではなく、受信データの内容に応じて柔軟に選択可能であることが望ましい。
本発明の目的は、ファクシミリデータの送信元が、予め具体的な処理に対応付けられた指定条件を満たさない場合に、受信データの内容に応じて柔軟に処理の種類を選択可能なファクシミリ装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るファクシミリ装置は、受信データ処理装置と、画像判定装置と、制御装置と、を備える。前記受信データ処理装置は、受信したファクシミリデータが表す受信画像をシートに形成する印刷処理、受信した前記ファクシミリデータを不揮発性の記憶装置に記憶させる保存処理および前記ファクシミリデータの受信を中断する中断処理を含む複数種類の受信データ処理を実行可能である。前記画像判定装置は、着信したファクシミリデータの送信元の情報が、予め前記複数種類の受信データ処理のうちの1つまたは複数に対応付けられた指定条件を満たさない場合に、前記ファクシミリデータが表す受信画像が予め設定された登録条件を満たすか否かを判定する。前記制御装置は、前記受信画像が前記登録条件を満たすと判定された場合に、前記複数種類の受信データ処理のうち予め前記登録条件に対応付けられた1つまたは複数である登録条件対応処理を前記受信データ処理装置に実行させる。
本発明によれば、ファクシミリデータの送信元が、予め具体的な処理に対応付けられた指定条件を満たさない場合に、受信データの内容に応じて柔軟に処理の種類を選択可能なファクシミリ装置を提供することが可能になる。
図1は、実施形態に係るファクシミリ装置10の構成を表すブロック図である。 図2は、実施形態に係るファクシミリ装置10における第1不特定データ受信処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図3は、実施形態に係るファクシミリ装置10における第2不特定データ受信処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施形態に係るファクシミリ装置10における条件登録初期画面の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るファクシミリ装置10における第1拒否画像登録画面の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るファクシミリ装置10における第2拒否画像登録画面の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るファクシミリ装置10における第1許可画像登録画面の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係るファクシミリ装置10における第2許可画像登録画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[ファクシミリ装置10の構成]
実施形態に係るファクシミリ装置10は、ファクシミリ受信処理およびファクシミリ送信処理を実行可能な装置である。
前記ファクシミリ送信処理は、原稿91から画像を読み取る読取処理と、前記読取処理により得られる画像データをファクシミリデータD0として他装置10xへ送信するデータ送信処理とを含む。
前記ファクシミリ受信処理は、他装置10xからファクシミリデータD0を受信するデータ受信処理と、受信したファクシミリデータD0に基づく受信データ処理とを含む。例えば、前記受信データ処理は、受信拒否処理、印刷処理および保存処理のうちの1つまたは複数を含む。
前記受信拒否処理は、ファクシミリデータD0の受信を拒否する処理である。この場合、ファクシミリ装置10は、ファクシミリデータD0を受信することなく、他装置10xとの通信を強制終了させる。
前記印刷処理は、受信したファクシミリデータD0が表す画像をシート92に形成する処理である。シート92は、紙または樹脂フィルムなどのシート状の画像形成媒体である。以下の説明において、受信したファクシミリデータD0が表す画像のことを受信画像と称する。
前記保存処理は、受信したファクシミリデータD0を不揮発性の二次記憶装置5に記憶させる処理である。ファクシミリ装置10は、前記保存処理により二次記憶装置5に記憶されたファクシミリデータD0に基づく前記印刷処理も実行可能である。
なお、前記保存処理によってファクシミリデータD0が記録される二次記憶装置5は、第1記憶装置の一例である。
図1に示されるように、ファクシミリ装置10は、画像読取装置1、画像形成装置2,ユーザーインターフェイスユニット3、CPU(Central Processing Unit)4、RAM(Random Access Memory)4a、二次記憶装置5および通信装置6などを備える。
ユーザーインターフェイスユニット3は、操作装置3aおよび表示装置3bを含む。操作装置3aは、ユーザーの操作を受け付ける装置であり、例えばタッチパネルを含む。表示装置3bは、画像を表示可能な装置であり、例えば、液晶表示パネルなどの表示パネルを含む。
通信装置6は、通信回線80を通じて他装置10xとの間で通信を行う通信インターフェイスデバイスである。通信装置6は、モデムを含む。CPU4は、他装置10xとの間のファクシミリデータD0の送信および受信を、通信装置6を通じて行う。
二次記憶装置5は、コンピューター読み取り可能な不揮発性の記憶装置である。二次記憶装置5は、プログラムおよび各種のデータを記憶可能である。例えば、フラッシュメモリーまたはハードディスクドライブの一方または両方が、二次記憶装置5として採用される。
RAM4aは、CPU4が実行する前記プログラムおよびCPU4が前記プログラムを実行する過程で出力および参照するデータを一次記憶する揮発性の記憶装置である。RAM4aは、二次記憶装置5よりも高速なデータアクセスが可能な記憶装置である。
画像読取装置1は、前記読取処理を実行する。画像読取装置1は、光源1a、走査機構1b、イメージセンサー1cおよびAFE(Analog Front End)1dなどを備える。
光源1aは、原稿91に対して光を出射する。走査機構1bは、光源1aの光を原稿91に対して走査させる。イメージセンサー1cは、原稿91からの反射光を受光し、受光量の検出信号を画像信号として出力する。AFE(1d)は、前記画像信号をデジタルの画像データへ変換する。
画像形成装置2は、電子写真方式またはインクジェット方式などの予め定められた方式で前記印刷処理を実行する。
例えば、画像形成装置2が電子写真方式で前記印刷処理を実行する装置である場合、画像形成装置2は、シート搬送機構2a、感光体2b、帯電装置2c、レーザースキャニングユニット2d、現像装置2e、転写装置2fおよび定着装置2gなどを備える。
シート搬送機構2aは、予め定められた経路に沿ってシート92を搬送する。帯電装置2cは、感光体2bの表面を帯電させる。レーザースキャニングユニット2dは、帯電した感光体2bの表面に静電潜像を書き込む。
現像装置2eは、感光体2b上の前記静電潜像をトナー像へ現像する。転写装置2fは、感光体2b上の前記トナー像をシート92に転写する。定着装置2gは、シート92上の前記トナー像を加熱することにより、前記トナー像をシート92に定着させる。
CPU4は、各種の演算、データ処理およびファクシミリ装置10が備える各種の電気機器の制御を実行する。CPU4は、画像読取装置1、画像形成装置2、ユーザーインターフェイスユニット3および通信装置6との間でデータおよび制御信号の受け渡しが可能である。
例えば、CPU4は、予め二次記憶装置5に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、FAX制御部41および保存処理部42などとして動作する。
FAX制御部41は、画像読取装置1および通信装置6に前記ファクシミリ送信処理を実行させる。さらに、FAX制御部41は、通信装置6が受信したファクシミリデータD0に基づく前記印刷処理を画像形成装置2に実行させる。
保存処理部42は、FAX制御部41による制御に従って前記保存処理を実行する。なお、FAX制御部41および保存処理部42は、それぞれプロセッサーによって実現される制御装置および保存処理装置の一例である。
また、後述するように、通信装置6は、FAX制御部41による制御に従って、ファクシミリデータD0の受信を中断する中断処理を実行可能である。前記中断処理は、前記受信データ処理の一例である。
以上に示されるように、画像形成装置2、通信装置6および保存処理部42は、前記印刷処理、前記中断処理および前記保存処理を含む複数種類の前記受信データ処理を実行可能である。
以下の説明において、複数種類の前記受信データ処理を実行可能な画像形成装置2、通信装置6および保存処理部42のことを、受信データ処理装置と称する。
なお、DSP(Digital Signal Processor)などの他のプロセッサーが、CPU4の一部または全部の代わりに採用されることも考えられる。
ところで、ファクシミリデータD0の送信元の電話番号が、予め設定された1つ以上の登録送信元の電話番号のうちの1つと一致するという予め定められた指定条件を満たさない場合がある。前記指定条件は、予め1つ以上の前記受信データ処理と対応付けられている。
例えば、前記登録送信元の電話番号が、拒否登録番号および許可登録番号の一方または両方を含むことが考えられる。前記拒否登録番号は、前記受信拒否処理または前記保存処理に対応付けられた電話番号である。前記許可登録番号は、前記印刷処理および前記保存処理の一方または両方に対応付けられた電話番号である。
即ち、前記送信元の電話番号が前記指定条件を満たさない場合におけるファクシミリデータD0は、送信元を具体的に特定できない不特定データである。なお、前記登録送信元の電話番号は、登録送信元の情報の一例である。
なお、1つ以上の前記拒否登録番号および1つ以上の前記許可登録番号は、予め二次記憶装置5に記憶されたアドレス帳データD1に含まれている。
ファクシミリ装置10において、前記不特定データの受信に対応する処理の種類が、前記受信拒否処理などの一定の処理に固定されるのではなく、受信データの内容に応じて柔軟に選択可能であることが望ましい。
ファクシミリ装置10において、CPU4が、後述する第1不特定データ受信処理および第2不特定データ受信処理を実行する。これにより、ファクシミリデータD0の送信元が、予め前記受信拒否処理または前記保存処理などの具体的な処理に対応付けられた前記指定条件を満たさない場合に、ファクシミリ装置10は、受信データの内容に応じて柔軟に処理の種類を選択可能である。
以下の説明において、ファクシミリ装置10がファクシミリデータD0を受信する際におけるファクシミリデータD0の送信元のことを相手装置と称する。本実施形態において、他装置10xが前記相手装置の一例である。
前述したように、CPU4は、FAX制御部41および保存処理部42として動作する。さらに、CPU4は、予め二次記憶装置5に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、画像判定部43、候補データ記録部44、条件登録部45および仮登録データ記録部46としても動作する。
なお、画像判定部43、候補データ記録部44、条件登録部45および仮登録データ記録部46は、それぞれプロセッサーによって実現される画像判定装置、候補データ記録装置、画像登録装置および仮登録データ記録装置の一例である。
画像判定部43、候補データ記録部44、条件登録部45および仮登録データ記録部46が実行する処理については後述する。
通信装置6が他装置10xから着信したときに、FAX制御部41は、その着信に対応するファクシミリデータD0の送信元の電話番号が、前記指定条件を満たすか否かを判定する。本実施形態において、前記送信元の情報は、送信元の電話番号である。
本実施形態において、前記指定条件は、前記送信元の電話番号が予め設定された1つ以上の前記拒否登録番号または1つ以上の前記許可登録番号のうちの1つと一致するという条件である。
従って、通信装置6が、電話番号非通知の着信をした場合、ファクシミリデータD0の送信元の電話番号は、不明であるため前記指定条件を満たさない。なお、前記送信元の電話番号は、前記送信元の識別情報の一例である。
一方、通信装置6が着信したときに前記相手装置から電話番号の通知を受けた場合に、前記相手装置の電話番号が、1つ以上の前記拒否登録番号および1つ以上の前記許可登録番号のうちのいずれとも一致しない場合がある。この場合も、ファクシミリデータD0の送信元の電話番号は、前記指定条件を満たさない。
FAX制御部41は、ファクシミリデータD0の送信元の電話番号が、前記指定条件を満たさないと判定した場合に、前記第1不特定データ受信処理および前記第2不特定データ受信処理を開始させる。
前記第1不特定データ受信処理および前記第2不特定データ受信処理は、CPU4によって並行して実行される。
また、前記第1不特定データ受信処理が実行される前に、登録画像データD2および1つ以上の仮登録データD3の一方または両方が、二次記憶装置5に記憶されている場合がある(図1参照)。
登録画像データD2は、1つ以上の拒否登録データD21および1つ以上の許可登録データD22の一方または両方を含む。
拒否登録データD21、許可登録データD22および仮登録データD3は、画像データである。本実施形態において、拒否登録データD21、許可登録データD22および仮登録データD3は、過去のファクシミリ受信により得られたファクシミリデータD0の一部または全部である。
拒否登録データD21は、受信を拒否したいファクシミリデータD0の画像を表す。従って、拒否登録データD21は、予め前記中断処理に対応付けられている。後述するように、受信されたファクシミリデータD0が拒否登録データD21に対して所定の一致度以上で近似する場合、前記中断処理が実行される。
一方、許可登録データD22は、受信を許可したいファクシミリデータD0の画像を表す。従って、許可登録データD22は、予め前記印刷処理および前記保存処理の一方または両方に対応付けられている。後述するように、受信されたファクシミリデータD0が許可登録データD22に対して所定の一致度以上で近似する場合、前記印刷処理および前記保存処理の一方または両方が実行される。
また、許可登録データD22または仮登録データD3に対応付けられた領域情報D20が、二次記憶装置5に記憶されている場合もある。領域情報D20は、対応する許可登録データD22または仮登録データD3における一部の有効領域または無効領域を特定する情報である。
拒否登録データD21および許可登録データD22は、条件登録部45による画像登録処理により、二次記憶装置5に記録される。また、領域情報D20も、条件登録部45による前記画像登録処理により、二次記憶装置5に記録される。条件登録部45の前記画像登録処理については後述する。
また、仮登録データD3は、仮登録データ記録部46による工程S104の処理により、二次記憶装置5に記録される。工程S104の処理については後述する。
なお、登録画像データD2を記憶する二次記憶装置5は、第2記憶装置の一例である。同様に、仮登録データD3を記憶する二次記憶装置5は、第3記憶装置の一例である。
さらに、前記第1不特定データ受信処理が実行される前に、1つ以上の拒否キーワードD41および1つ以上の許可キーワードD42の一方または両方を含む登録キーワードデータD4が、二次記憶装置5に記憶されている場合もある(図1参照)。
拒否キーワードD41は、受信を拒否したいファクシミリデータD0の前記受信画像に含まれる文字列を表す。従って、拒否キーワードD41は、予め前記中断処理に対応付けられている。後述するように、前記受信画像が拒否キーワードD41を含む場合、前記中断処理が実行される。
一方、許可キーワードD42は、受信を許可したいファクシミリデータD0の前記受信画像に含まれる文字列を表す。従って、許可キーワードD42は、予め前記印刷処理および前記保存処理の一方または両方に対応付けられている。後述するように、前記受信画像が許可キーワードD42を含む場合、前記印刷処理および前記保存処理の一方または両方が実行される。
拒否キーワードD41および許可キーワードD42は、条件登録部45により設定され、さらに二次記憶装置5に記録される。例えば、条件登録部45は、ユーザーによる操作装置3aに対するキーワード入力操作に従って、拒否キーワードD41および許可キーワードD42の一方または両方を設定する。
また、文字列抽出部43bが、二次記憶装置5に記憶されたファクシミリデータD0に対する文字認識処理により、ファクシミリデータD0が表す画像から拒否キーワードD41または許可キーワードD42を抽出することも考えられる。この場合、条件登録部45は、文字列抽出部43bにより抽出された文字列を、拒否キーワードD41または許可キーワードD42として設定する。
なお、拒否キーワードD41および許可キーワードD42は、予め登録された登録文字列の一例である。
[第1不特定データ受信処理]
次に、図2に示されるフローチャートを参照しつつ、前記第1不特定データ受信処理の手順の一例について説明する。
以下の説明において、S101,S102,…は、前記第1不特定データ受信処理における複数の工程の識別符号を表す。
<工程S101>
前記第1不特定データ受信処理において、まず、FAX制御部41が、二次記憶装置5に仮登録データD3が記憶されているか否かを判定する。
FAX制御部41は、二次記憶装置5に仮登録データD3が記憶されていると判定した場合に処理を工程S107へ移行させ、そうでない場合に処理を工程S102へ移行させる。
<工程S102>
仮登録データD3が二次記憶装置5に存在しない場合、画像比較部43aが、拒否画像比較処理を実行する。
但し、図2には示されていないが、画像比較部43aは、拒否登録データD21が二次記憶装置5に記憶されている場合にのみ前記拒否画像比較処理を実行する。拒否登録データD21が二次記憶装置5に記憶されていない場合、画像比較部43aは、工程S102をスキップし、処理を工程S105へ移行させる。
前記拒否画像比較処理は、前記受信画像と二次記憶装置5に記憶された拒否登録データD21各々が表す拒否登録画像とが、予め定められた登録画像近似条件を満たすか否かを判定する処理である。前記登録画像近似条件は、2つの画像が予め定められた一致度合いで一致するという条件である。
例えば、画像比較部43aは、通信装置6によるファクシミリデータD0の受信と並行して、前記受信画像の一部である受信バンド画像が得られるごとに、前記受信バンド画像について前記拒否画像比較処理を実行する。前記受信バンド画像は、1ページ分の前記受信画像が複数に区分された分割画像である。
上記の場合、画像比較部43aは、前記受信バンド画像と前記拒否登録画像における前記受信バンド画像に対応する部分との一致度合いを判定する。
そして、画像比較部43aは、1ページ分の前記受信画像が得られるまでの間に、前記受信バンド画像ごとの一致度合いの合計が予め定められた近似しきい値を超えた時点で、前記受信画像が前記拒否登録画像との間で前記登録画像近似条件を満たすと判定する。
一方、画像比較部43aは、全ページの前記受信画像について、前記受信バンド画像ごとの一致度合いの1ページ分の合計が前記近似しきい値を超えない場合、前記受信画像が前記拒否登録画像との間で前記登録画像近似条件を満たさないと判定する。
なお、前記拒否画像比較処理の対象の拒否登録データD21が、前記有効領域を特定する領域情報D20に対応付けられている場合がある。この場合、画像比較部43aは、前記受信画像および前記拒否登録画像における、領域情報D20が表す前記有効領域の画像についてのみ前記登録画像近似条件を判定する。
同様に、前記拒否画像比較処理の対象の拒否登録データD21が、前記無効領域を特定する領域情報D20に対応付けられている場合がある。この場合、画像比較部43aは、前記受信画像および前記拒否登録画像における、領域情報D20が表す前記無効領域以外の領域の画像についてのみ前記登録画像近似条件を判定する。
そして、画像比較部43aは、前記受信画像が前記拒否登録画像との間で前記登録画像近似条件を満たすと判定する場合、処理を工程S103へ移行させ、そうでない場合、処理を工程S105へ移行させる。
<工程S103>
工程S103において、FAX制御部41が、予め拒否登録データD21に対応付けられている前記中断処理を通信装置6に実行させる。その後、FAX制御部41は、処理を工程S104へ移行させる。
なお、前記受信画像と前記拒否登録画像との間で判定される前記登録画像近似条件は、予め前記中断処理に対応付けられた登録条件の一例である。また、工程S103で実行される前記中断処理は、前記複数種類の受信データ処理のうち予め前記登録画像近似条件に対応付けられた登録条件対応処理の一例である。
<工程S104>
工程S104において、仮登録データ記録部46が、前記中断処理までに得られるファクシミリデータD0の一部または全部を仮登録データD3として二次記憶装置5に記憶させる。その後、仮登録データ記録部46は、前記第1不特定データ受信処理を終了させる。
<工程S105>
工程S105において、画像比較部43aが、許可画像比較処理を実行する。但し、図2には示されていないが、画像比較部43aは、許可登録データD22が二次記憶装置5に記憶されている場合にのみ前記許可画像比較処理を実行する。
許可登録データD22が二次記憶装置5に記憶されていない場合、画像比較部43aは、工程S105をスキップし、処理を工程S109へ移行させる。
前記許可画像比較処理は、前記受信画像と二次記憶装置5に記憶された許可登録データD22各々が表す許可登録画像とが、前記登録画像近似条件を満たすか否かを判定する処理である。
前記許可画像比較処理は、前記許可画像比較処理と同様の処理である。但し、前記許可画像比較処理において、前記受信画像との比較対象が前記拒否登録画像から前記許可登録画像へ置き換わっている。
なお、前記許可画像比較処理の対象の許可登録データD22が、前記有効領域を特定する領域情報D20に対応付けられている場合がある。この場合、画像比較部43aは、前記受信画像および前記許可登録画像における、領域情報D20が表す前記有効領域の画像についてのみ前記登録画像近似条件を判定する。
同様に、前記拒否画像比較処理の対象の拒否登録データD21が、前記無効領域を特定する領域情報D20に対応付けられている場合がある。この場合、画像比較部43aは、前記受信画像および前記拒否登録画像における、領域情報D20が表す前記無効領域以外の領域の画像についてのみ前記登録画像近似条件を判定する。
そして、画像比較部43aは、前記受信画像が前記許可登録画像との間で前記登録画像近似条件を満たすと判定する場合、処理を工程S106へ移行させ、そうでない場合、処理を工程S109へ移行させる。
<工程S106>
工程S106において、FAX制御部41が、通信装置6にファクシミリデータD0の受信を継続させる。
さらに、FAX制御部41は、予め許可登録データD22に対応付けられている出力処理を前記受信データ処理装置に実行させる。その後、FAX制御部41は、前記第1不特定データ受信処理を終了させる。前記出力処理は、前記印刷処理および前記保存処理の一方または両方である。
前述したように、画像形成装置2、通信装置6および保存処理部42が前記受信データ処理装置の一例である。
なお、前記受信画像と前記許可登録画像との間で判定される前記登録画像近似条件は、予め前記出力処理に対応付けられた登録条件の一例である。また、工程S106で実行される前記出力処理は、前記複数種類の受信データ処理のうち予め前記登録画像近似条件に対応付けられた登録条件対応処理の一例である。
許可登録データD22と前記受信データ処理の種類との対応付けは、条件登録部45によって行われる。条件登録部45の処理については後述する。
<工程S107>
工程S107において、画像比較部43aが、仮登録画像比較処理を実行する。前記仮登録画像比較処理は、前記受信画像と二次記憶装置5に記憶された仮登録データD3各々が表す仮登録画像とが、予め定められた仮登録画像近似条件を満たすか否かを判定する処理である。
前記仮登録画像比較処理は、前記許可画像比較処理と同様の処理である。但し、前記仮登録画像比較処理において、前記受信画像との比較対象が前記拒否登録画像から前記仮登録画像へ置き換わっている。
また、前記仮登録画像近似条件は、前記登録画像近似条件と同様に、2つの画像が予め定められた一致度合いで一致するという条件である。例えば、前記仮登録画像近似条件における2つの画像の一致度合いが、前記登録画像近似条件における2つの画像の一致度合いよりも高く設定されていることが考えられる。
そして、画像比較部43aは、前記受信画像が前記仮登録画像との間で前記仮登録画像近似条件を満たすと判定する場合、処理を工程S108へ移行させ、そうでない場合、処理を工程S102へ移行させる。
<工程S108>
工程S108において、FAX制御部41が、仮受信処理を前記受信データ処理装置に実行させる。その後、FAX制御部41は、前記第1不特定データ受信処理を終了させる。
前記仮受信処理は、前記印刷処理および前記保存処理を行うことなくファクシミリデータD0の受信を完了する処理である。前記仮受信処理は、工程S103の前記中断処理の対象となった前記相手装置によってファクシミリデータD0の送信のリトライ処理が繰り返されることを防ぐために実行される。
前記仮受信処理が実行されることにより、前記中断処理の対象となった前記相手装置は、ファクシミリデータD0の送信に成功したと判定し、前記リトライ処理を終了する。なお、前記仮受信処理は、前記複数種類の受信データ処理の1つである。
なお、前述したように、画像形成装置2、通信装置6および保存処理部42が前記受信データ処理装置の一例である。
<工程S109>
工程S109において、FAX制御部41は、ファクシミリデータD0の受信が完了していなければ、処理を工程S102へ移行させる。一方、FAX制御部41は、ファクシミリデータD0の受信が完了していれば、前記第1不特定データ受信処理を終了させる。
[第2不特定データ受信処理]
次に、図3に示されるフローチャートを参照しつつ、前記第2不特定データ受信処理の手順の一例について説明する。
以下の説明において、S201,S202,…は、前記第2不特定データ受信処理における複数の工程の識別符号を表す。
<工程S201>
前記第2不特定データ受信処理において、まず、文字列抽出部43bが、受信中のファクシミリデータD0に対する文字認識処理を行うことによって前記受信画像から文字列を抽出する。
以下の説明において、前記受信画像から抽出された文字列のことを受信文字列と称する。文字列抽出部43bは、1ページ分の前記受信画像ごとに前記受信文字列を蓄積して記憶する。
文字列抽出部43bは、前記受信画像から前記受信文字列を抽出できた場合に、処理を工程S202へ移行させ、そうでない場合に、処理を工程S206へ移行させる。
<工程S202>
工程S202において、文字列比較部43cが、拒否文字列比較処理を実行する。前記拒否文字列比較処理は、前記受信文字列が予め登録された拒否キーワードD41を含むか否かを判定する処理である。
文字列比較部43cは、前記受信文字列が拒否キーワードD41を含むと判定した場合、処理を工程S203へ移行させ、そうでない場合、処理を工程S204へ移行させる。
<工程S203>
工程S203において、FAX制御部41は、通信装置6に前記中断処理を実行させる。その後、FAX制御部41は、前記第2不特定データ受信処理を終了させる。
なお、工程S202の処理は、前記受信画像が登録文字列条件を満たすか否かを判定する処理の一例である。ここで、前記登録文字列条件は、前記抽出文字列が予め登録された前記登録文字列の一例である拒否キーワードD41を含むという条件である。なお、前記登録文字列条件は、予め設定された登録条件の一例である。
また、工程S203で実行される前記中断処理は、前記複数種類の受信データ処理のうち予め前記登録文字列条件に対応付けられた登録条件対応処理の一例である。
<工程S204>
工程S204において、文字列比較部43cが、許可文字列比較処理を実行する。前記許可文字列比較処理は、前記受信文字列が予め登録された許可キーワードD42を含むか否かを判定する処理である。
文字列比較部43cは、前記受信文字列が許可キーワードD42を含むと判定した場合、処理を工程S205へ移行させ、そうでない場合、処理を工程S206へ移行させる。
<工程S205>
工程S205において、FAX制御部41が、通信装置6にファクシミリデータD0の受信を継続させる。さらに、FAX制御部41は、予め許可キーワードD42に対応付けられている前記印刷処理および前記保存処理の一方または両方を、前記受信データ処理装置に実行させる。その後、FAX制御部41は、前記第2不特定データ受信処理を終了させる。
前述したように、画像形成装置2、通信装置6および保存処理部42が前記受信データ処理装置の一例である。
なお、工程S204の処理は、工程S202の処理と同様に、前記受信画像が登録文字列条件を満たすか否かを判定する処理の一例である。ここで、前記登録文字列条件は、前記抽出文字列が予め登録された前記登録文字列の一例である許可キーワードD42を含むという条件である。なお、前記登録文字列条件は、予め設定された登録条件の一例である。
また、工程S205で実行される前記出力処理は、工程S203の処理と同様に、前記複数種類の受信データ処理のうち予め前記登録文字列条件に対応付けられた登録条件対応処理の一例である。
許可キーワードD42と前記受信データ処理の種類との対応付けは、キーワード登録部47によって行われる。例えば、キーワード登録部47は、ユーザーによる操作装置3aに対する操作に従って、許可キーワードD42に対応する前記受信データ処理の種類を設定する。
<工程S206>
工程S206において、FAX制御部41は、ファクシミリデータD0の受信が完了していなければ、処理を工程S201へ移行させる。一方、FAX制御部41は、ファクシミリデータD0の受信が完了していれば、前記第2不特定データ受信処理を終了させる。
以上に示されるように、ファクシミリ装置10において、着信したファクシミリデータD0の送信元の情報が前記指定条件を満たさない場合に、画像判定部43は、前記受信画像が予め設定された登録条件を満たすか否かを判定する(図2の工程S102,S105および図3の工程S201,S202,S204)。
また、前記登録条件は、図2の工程S102,S105で判定される前記登録画像近似条件と、図3の工程S202,S204で判定される前記登録文字列条件とを含む。
そして、前記受信画像が前記登録条件を満たすと判定された場合に、FAX制御部41は、前記複数種類の受信データ処理のうち予め前記登録条件に対応付けられた1つまたは複数である前記登録条件対応処理を前記受信データ処理装置に実行させる(図2の工程S103,S106および図3の工程S203,S205)。
従って、ファクシミリデータD0の送信元が、予め前記受信拒否処理または前記保存処理などの具体的な処理に対応付けられた前記指定条件を満たさない場合に、ファクシミリ装置10は、受信データの内容に応じて柔軟に処理の種類を選択可能である。
また、拒否登録データD21に対応する領域情報D20が設定される場合がある。領域情報D20は、前記有効領域または前記無効領域を特定する情報である。
領域情報D20が設定される場合、画像比較部43aは、工程S102,S105において、前記受信画像と前記拒否登録画像または前記許可登録画像における、領域情報D20により特定される一部の領域についてのみ、前記登録画像近似条件を判定する。
具体的には、画像比較部43aは、領域情報D20により特定される前記有効領域の画像についてのみ、または、領域情報D20により特定される前記無効領域以外の領域の画像についてのみ、前記登録画像近似条件を判定する(S102,S105)。
従って、領域情報D20が設定されることにより、ファクシミリ装置10は、受信データの内容に応じてより柔軟に処理の種類を選択可能である。
また、前記指定条件を満たさない前記送信元に対応するファクシミリデータD0について前記中断処理が実行される場合がある(図2の工程S103)。この場合、仮登録データ記録部46は、前記中断処理までに得られるファクシミリデータD0の一部または全部を仮登録データD3として二次記憶装置5に記憶させる(図2の工程S104)。
さらに、前記登録条件は、工程S107で判定される前記仮登録画像近似条件を含む。そして、FAX制御部41は、前記受信画像が前記仮登録画像近似条件を満たすと判定された場合に、前記仮受信処理を前記受信データ処理装置に実行させる(図2の工程S108)。
従って、工程S103の前記中断処理の対象となった前記相手装置によってファクシミリデータD0の送信のリトライ処理が繰り返されることが防がれる。その結果、ファクシミリ装置10が前記中断処理の対象となった前記相手装置によって長時間占有されることが防止される。
[条件登録処理]
次に、図4〜図8を参照しつつ、条件登録部45により実行される前記条件登録処理の一例について説明する。
前記条件登録処理において、条件登録部45は、拒否画像登録処理、拒否キーワード登録処理、許可画像登録処理または許可キーワード登録処理を実行する。
前記拒否画像登録処理は、二次記憶装置5に記憶されているファクシミリデータD0、仮登録データD3またはその他の画像データを拒否登録データD21として二次記憶装置5に記憶させる処理である。
同様に、前記許可画像登録処理は、二次記憶装置5に記憶されているファクシミリデータD0、仮登録データD3またはその他の画像データを許可登録データD22として二次記憶装置5に記憶させる処理である。
前記拒否キーワード登録処理は、操作装置3aに対する文字列入力操作に従って、拒否キーワードD41を設定するとともに二次記憶装置5に記憶させる処理である。
同様に、前記許可キーワード登録処理は、操作装置3aに対する文字列入力操作に従って、許可キーワードD42を設定するとともに二次記憶装置5に記憶させる処理である。
操作装置3aに対して予め定められた登録開始操作が行われたときに、条件登録部45は前記画像登録処理を開始する。前記画像登録処理において、条件登録部45は、例えば図4に示されるような条件登録初期画面g0を表示装置3bに表示させる。
条件登録初期画面g0は、第1選択アイコンg01、第2選択アイコンg02、第3選択アイコンg03および第4選択アイコンg04などを含む。
条件登録部45は、第1選択アイコンg01が操作されたときに、前記拒否画像登録処理を実行する。また、条件登録部45は、第2選択アイコンg02が操作されたときに、前記拒否キーワード登録処理を実行する。
同様に、条件登録部45は、第3選択アイコンg03が操作されたときに、前記許可画像登録処理を実行する。また、条件登録部45は、第4選択アイコンg04が操作されたときに、前記許可キーワード登録処理を実行する。
以下、前記拒否画像登録処理および前記許可画像登録処理の例について説明する。
[拒否画像登録処理]
前記拒否画像登録処理において、条件登録部45は、例えば図5に示されるような第1拒否画像登録画面g1を表示装置3bに表示させる。第1拒否画像登録画面g1は、データ選択アイコンg11および次移行アイコンg12などを含む。
さらに、条件登録部45は、データ選択アイコンg11の操作および操作装置3aに対するデータ選択操作に従って、二次記憶装置5に記憶されているファクシミリデータD0、仮登録データD3およびその他の画像データのうちの1つを拒否登録データD21として選択する。
なお、条件登録部45が、画像読取装置1により得られる画像データを拒否登録データD21として選択することも考えられる。
さらに、条件登録部45は、選択した拒否登録データD21が表す拒否登録画像f0を表示装置3bに表示させる。これにより、ユーザーは、意図した画像データが拒否登録データD21として選択されたか否かを確認することができる。
さらに、条件登録部45は、拒否登録データD21が選択された状態で次移行アイコンg12が操作されたときに、例えば図6に示されるような第2拒否画像登録画面g2を表示装置3bに表示させる。
第2拒否画像登録画面g2は、無効領域指定アイコンg21、有効領域指定アイコンg22、キーワード領域指定アイコンg23、指定解除アイコンg24、画像登録アイコンg25およびキーワード登録アイコンg26などを含む。
無効領域指定アイコンg21がユーザーにより操作された場合に、条件登録部45は、操作装置3aに対する領域指定操作に従って、拒否登録画像f0における一部の無効領域f01を特定する領域情報D20を設定する。
同様に、有効領域指定アイコンg22がユーザーにより操作された場合に、条件登録部45は、操作装置3aに対する領域指定操作に従って、拒否登録画像f0における一部の前記有効領域を特定する領域情報D20を設定する。
一方、キーワード領域指定アイコンg23がユーザーにより操作された場合に、条件登録部45は、操作装置3aに対する領域指定操作に従って、拒否登録画像f0における一部の文字認識領域を設定する。
さらに、文字列抽出部43bが、拒否登録画像f0における前記文字認識領域の画像に前記文字認識処理を行う。さらに、文字列抽出部43bは、前記文字認識処理によって前記文字認識領域の画像から抽出した文字列を拒否キーワードD41として設定する。
そして、条件登録部45は、画像登録アイコンg25が操作されたときに、選択された拒否登録データD21および設定された領域情報D20を二次記憶装置5に記憶させる。なお、領域情報D20が設定されない場合もある。
また、条件登録部45は、キーワード登録アイコンg26が操作されたときに、前記文字認識領域の画像から抽出された拒否キーワードD41を二次記憶装置5に記憶させる。なお、拒否キーワードD41が設定されない場合もある。
なお、条件登録部45は、指定解除アイコンg24が操作されたときに、前記無効領域、前記有効領域および前記文字認識領域の指定を解除する。
[許可画像登録処理]
前記許可画像登録処理において、条件登録部45は、例えば図7に示されるような第1許可画像登録画面g3を表示装置3bに表示させる。第1許可画像登録画面g3は、データ選択アイコンg31、処理選択アイコンg32および次移行アイコンg33などを含む。
さらに、条件登録部45は、データ選択アイコンg31の操作および操作装置3aに対するデータ選択操作に従って、二次記憶装置5に記憶されているファクシミリデータD0、仮登録データD3およびその他の画像データのうちの1つを許可登録データD22として選択する。
なお、条件登録部45が、画像読取装置1により得られる画像データを許可登録データD22として選択することも考えられる。
さらに、条件登録部45は、選択した許可登録データD22が表す許可登録画像f1を表示装置3bに表示させる。これにより、ユーザーは、意図した画像データが許可登録データD22として選択されたか否かを確認することができる。
さらに、条件登録部45は、処理選択アイコンg32の操作に従って、前記印刷処理のみ、前記保存処理のみ、または前記印刷処理および前記保存処理の両方を前記出力処理として選択する。
さらに、条件登録部45は、許可登録データD22および前記出力処理が選択された状態で次移行アイコンg33が操作されたときに、例えば図8に示されるような第2許可画像登録画面g4を表示装置3bに表示させる。
第2許可画像登録画面g4は、図6に示される第2拒否画像登録画面g2と同様に、無効領域指定アイコンg41、有効領域指定アイコンg42、キーワード領域指定アイコンg43、指定解除アイコンg44、画像登録アイコンg45およびキーワード登録アイコンg46などを含む。
無効領域指定アイコンg41がユーザーにより操作された場合に、条件登録部45は、操作装置3aに対する領域指定操作に従って、許可登録画像f1における一部の無効領域f01を特定する領域情報D20を設定する。
同様に、有効領域指定アイコンg42がユーザーにより操作された場合に、条件登録部45は、操作装置3aに対する領域指定操作に従って、許可登録画像f1における一部の前記有効領域を特定する領域情報D20を設定する。
以上に示されるように、ファクシミリ装置10が採用されれば、拒否登録画像f0または許可登録画像f1における前記無効領域または前記有効領域を設定することができる。これにより、より自由度の高い拒否登録画像f0または許可登録画像f1を設定することができる。
なお、条件登録部45は、登録画像データD2が表す前記拒否登録画像または前記許可登録画像における一部の前記無効領域または前記有効領域を特定する領域情報D20を設定する領域情報設定装置の一例である。
一方、キーワード領域指定アイコンg43がユーザーにより操作された場合に、条件登録部45は、操作装置3aに対する領域指定操作に従って、許可登録画像f1における一部の文字認識領域を設定する。
さらに、文字列抽出部43bが、許可登録画像f1における前記文字認識領域の画像に前記文字認識処理を行う。さらに、文字列抽出部43bは、前記文字認識処理によって前記文字認識領域の画像から抽出した文字列を許可キーワードD42として設定する。
そして、条件登録部45は、画像登録アイコンg45が操作されたときに、選択された許可登録データD22および設定された領域情報D20を二次記憶装置5に記憶させる。なお、領域情報D20が設定されない場合もある。
また、条件登録部45は、キーワード登録アイコンg46が操作されたときに、前記文字認識領域の画像から抽出された許可キーワードD42を二次記憶装置5に記憶させる。なお、許可キーワードD42が設定されない場合もある。
1 :画像読取装置
1a :光源
1b :走査機構
1c :イメージセンサー
2 :画像形成装置
2a :シート搬送機構
2b :感光体
2c :帯電装置
2d :レーザースキャニングユニット
2e :現像装置
2f :転写装置
2g :定着装置
3 :ユーザーインターフェイスユニット
3a :操作装置
3b :表示装置
4 :CPU
4a :RAM
5 :二次記憶装置(第1記憶装置、第2記憶装置、第3記憶装置)
6 :通信装置
10 :ファクシミリ装置
10x :他装置
41 :FAX制御部(制御装置)
42 :保存処理部
43 :画像判定部(画像判定装置)
43a :画像比較部
43b :文字列抽出部
43c :文字列比較部
44 :候補データ記録部
45 :条件登録部(領域情報設定装置)
46 :仮登録データ記録部(仮登録データ記録装置)
47 :キーワード登録部
80 :通信回線
91 :原稿
92 :シート
D0 :ファクシミリデータ
D1 :アドレス帳データ
D2 :登録画像データ
D20 :領域情報
D21 :拒否登録データ
D22 :許可登録データ
D3 :仮登録データ
D4 :登録キーワードデータ
D41 :拒否キーワード
D42 :許可キーワード
f0 :拒否登録画像(登録画像)
f01 :無効領域
f1 :許可登録画像(登録画像)
g0 :条件登録初期画面
g01 :第1選択アイコン
g02 :第2選択アイコン
g03 :第3選択アイコン
g04 :第4選択アイコン
g1 :第1拒否画像登録画面
g11 :データ選択アイコン
g12 :次移行アイコン
g2 :第2拒否画像登録画面
g21 :無効領域指定アイコン
g22 :有効領域指定アイコン
g23 :キーワード領域指定アイコン
g24 :指定解除アイコン
g25 :画像登録アイコン
g26 :キーワード登録アイコン
g3 :第1許可画像登録画面
g31 :データ選択アイコン
g32 :処理選択アイコン
g33 :次移行アイコン
g4 :第2許可画像登録画面
g41 :無効領域指定アイコン
g42 :有効領域指定アイコン
g43 :キーワード領域指定アイコン
g44 :指定解除アイコン
g45 :画像登録アイコン
g46 :キーワード登録アイコン

Claims (7)

  1. ファクシミリデータの受信を拒否する受信拒否処理、受信した前記ファクシミリデータが表す受信画像をシートに形成する印刷処理、受信した前記ファクシミリデータを不揮発性の第1記憶装置に記憶させる保存処理および前記ファクシミリデータの受信を中断する中断処理を含む複数種類の受信データ処理を実行可能な受信データ処理装置と、
    着信したファクシミリデータの送信元の情報が、予め前記複数種類の受信データ処理のうちの1つまたは複数に対応付けられた指定条件を満たさない場合に、前記ファクシミリデータが表す受信画像が予め設定された登録条件を満たすか否かを判定する画像判定装置と、
    前記受信画像が前記登録条件を満たすと判定された場合に、前記複数種類の受信データ処理のうち予め前記登録条件に対応付けられた1つまたは複数である登録条件対応処理を前記受信データ処理装置に実行させる制御装置と、を備えるファクシミリ装置。
  2. 前記指定条件が、前記送信元の情報が予め設定された1つ以上の登録送信元の情報のうちの1つと一致するという条件である、請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記登録条件が、前記受信画像と予め不揮発性の第2記憶装置に記憶された登録画像データが表す登録画像とが予め定められた一致度合いで一致するという登録画像近似条件を含む、請求項1または請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記登録画像における一部の有効領域を特定する領域情報を設定する領域情報設定装置をさらに備え、
    前記画像判定装置は、前記受信画像および前記登録画像における、前記領域情報が表す前記有効領域の画像についてのみ前記登録画像近似条件を判定する、請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 前記登録画像における一部の無効領域を特定する領域情報を設定する領域情報設定装置をさらに備え、
    前記画像判定装置は、前記受信画像および前記登録画像における、前記領域情報が表す前記無効領域以外の領域の画像についてのみ前記登録画像近似条件を判定する、請求項3に記載のファクシミリ装置。
  6. 前記画像判定装置は、前記ファクシミリデータに対する文字認識処理を行うことによって前記受信画像から文字列を抽出可能であり、
    前記登録条件が、前記受信画像から抽出される文字列が予め登録された登録文字列を含むという登録文字列条件を含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
  7. 前記指定条件を満たさない前記送信元に対応する前記ファクシミリデータについて前記中断処理が実行される場合に、前記中断処理までに得られる前記ファクシミリデータの一部または全部を仮登録データとして第3記憶装置に記憶させる仮登録データ記録装置をさらに備え、
    前記登録条件が、前記受信画像と前記仮登録データが表す画像とが予め定められた一致度合いで一致するという仮登録画像近似条件を含み、
    前記制御装置は、前記受信画像が前記仮登録画像近似条件を満たすと判定された場合に、前記印刷処理および前記保存処理を行うことなく前記ファクシミリデータの受信を完了する仮受信処理を前記受信データ処理装置に実行させる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
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