JP2011049871A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
着信禁止相手先リストなどへの入力ミスが生じず,更に入力の手間が極めて簡素化されうる入力手段を備えたファクシミリ装置を提供すること。
【解決手段】
ファクシミリ受信時に取得された発呼者の電話番号が,前記着信禁止を予定された電話番号と一致する場合には,前記ファクシミリ受信した画像情報を記録紙に記録しないように制御する場合に,FAX画像が印字された用紙をスキャナによって読み取らせ,その画像の所定領域内の画像の文字認識を行って,認識された文字情報と前記着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の情報とを照合し,照合の結果を出力するファクシミリ装置。
【選択図】図2

Description

本発明は,外線に接続され,周知のファクシミリ制御手順により外線からの画像情報を受信しあるいは外線へ送信するファクシミリ装置であって,前記外線からの画像情報に基づいて相手先の情報を簡単に記憶することが出来るようにしたファクシミリ装置に関するものである。
複写機やプリンタ装置,ファクシミリ装置,これらの複合機などの画像形成装置における記録紙の消費量は,ますます増加の一途をたどっており,その経済的負担は深刻である。このような観点から,従来は受信した情報について全て印刷するものとされていたファクシミリについても記録紙への出力を制限する傾向がある。
特に,商品の宣伝のための広告用FAXの受信や,セミナーの開催案内のように部署の多数向けの案内であっても,部署全体として1部受信すればよい場合のように,印刷を制限したい場合がかなりの数に上る。
そのような事情にかんがみて,例えば特許文献1に記載のファクシミリ装置においては,発呼者番号通知サービスを提供する回線から通知される発呼者の電話番号を取得し,当該取得した発信元電話番号が受信画情報を記録紙に記録する相手先としてメモリの出力相手先リストに未登録であると,受信画情報を一旦外部記憶部に記憶して,操作・表示部のディスプレイに表示し,当該表示された受信画情報に応じた操作・表示部での指示操作に応じて,着信を禁止する相手先の電話番号を記憶するメモリの着信禁止相手先リストへの受信した発呼者番号の登録と外部記憶部に記憶させた受信画情報の記録紙への記録を制御するとともに,着信時には,受信した発呼者番号が着信禁止相手先リストに登録されていると,着信を禁止するようにしている。
これによって上記特許文献1に記載のファクシミリ装置では,受信したファクシミリ情報の送信先が予め記憶された着信禁止の相手先であれば,そのファクシミリの受信が禁止されるので,記録紙やトナーなどの消費が抑制され,経済的なファクシミリ装置が提供される利点がある。
特開平11−155051号公報
前記特許文献1に記載のファクシミリ装置で着信禁止機能が働くためには,着信禁止先が予め着信禁止相手先リストに登録されていることが前提となっている。しかしながら,全ての着信禁止先が予め分かっていることはありえず,一般的には,日々着信されるファクシミリの内容を見て,その送信先が禁止すべきものであるかどうかを操作者が個別に判断し,禁止すべきものであればその番号をいちいち着信禁止相手先リストに操作入力により登録する必要がある。このような手動による操作入力では,きわめて煩雑な操作を必要とし,さらに入力ミスも起こりやすく,実際には着信禁止相手先リストへの登録がなおざりになって,ファクシミリ装置の使用価値が半減することになる場合が多い。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,着信禁止相手先リストなどへの入力ミスが生じず,更に入力の手間が極めて簡素化されうる入力手段を備えたファクシミリ装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は,
外線に接続され,周知のファクシミリ制御手順により外線からの画像情報を受信しあるいは外線へ送信するファクシミリ装置であって,
前記受信した画像情報を記録紙に記録する記録手段と,
送信する画像を読み取って記憶するスキャナ手段と,
前記外線からの画像情報の着信を禁止する相手先の情報を記憶する着信禁止相手先記憶手段と,
ファクシミリ受信時に取得された発呼者の電話番号が,前記着信禁止相手先記憶手段に記憶された電話番号と一致する場合には,前記ファクシミリ受信した画像情報を記録紙に記録しないように制御し,一致しない場合には,前記ファクシミリ受信した画像情報を記録紙に記録するように制御する印刷制御手段と,
を備えてなるファクシミリ装置において,
前記スキャナ手段によって読み取られ,記憶された画像内の予め定められた所定領域内の画像の文字認識を行って,認識された文字情報を出力する認識文字情報出力手段と,
前記認識文字情報出力手段から出力される文字情報と前記着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の情報とを照合し,照合の結果を出力する照合結果出力手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置として構成されている。
このファクシミリ装置では,ファクシミリ受信した相手先を示す情報(電話番号や相手先名称)が既存のスキャナ手段を用いて判読され,それが登録済みの着信禁止された相手先の情報と照合され,照合結果が出力されるので,相手先の情報の読み違いや,入力ミスを生じることなく着信禁止された相手先の情報の更新が行いうる。
この場合,前記受信画像情報を前記記録手段により記録紙に印刷出力する相手先の電話番号を記憶する印刷相手先記憶手段を備え,照合結果出力手段は,前記認識文字情報出力手段から出力される文字情報と前記着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の情報とを照合し,照合の結果を出力するものであってもよい。このような印刷を許可された相手先情報と同じであれば新たな相手先情報の登録処理を不要とすることで,相手先情報の登録処理の対象が絞られ,処理が簡素化される。
前記照合結果出力手段によって出力された照合結果の相手先の情報を用いて,着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の情報あるいは前記印刷相手先記憶手段に記憶された相手先の情報を更新する情報更新手段を備えてなる場合には,自動的に相手先が登録されるので省力化に大きく寄与することが出来る。
本発明によれば,従来のファクシミリ装置において,スキャナ手段によって読み取られ,記憶された画像内の予め定められた所定領域内の画像の文字認識を行って,認識された文字情報を出力する認識文字情報出力手段と,前記認識文字情報出力手段から出力される文字情報と前記着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の情報とを照合し,照合の結果を出力する照合結果出力手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置が提供されるので,着信禁止相手先リストへの入力ミスが生じず,更に入力の手間が極めて簡素化されうる入力手段を備えたファクシミリ装置を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置全体の制御系統のブロック図。 本発明の一実施形態に係るファクシミリ装置において実行されるファクシミリ受信の相手先電話番号を新たに登録する時のCPUの処理手順を説明するためのフローチャート。 FAX未出力保存ボタンを押したときの処理画面の一例を示す図。 FAX受信された画像の一例を示す図。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
続いて,添付の図面を参照して本発明を具体化した実施形態について説明し,本発明の理解に供する。
なお,以下の記載において,"相手先"という記載は,ファクシミリ通信の相手局(相手側のファクシミリ装置)と同義である。
本発明の実施形態に係るファクシミリ装置Xは,受信拒否用の相手先の電話番号(識別情報の一例)を記憶手段に記憶し,その記憶手段に記憶されている電話番号と一致する電話番号の相手先からファクシミリの受信要求があった場合に,その相手先からのファクシミリの受信を行わない受信拒否機能(受信制限機能の一例)を備えたファクシミリ装置である。
即ち,ファクシミリ装置Xは,本発明にいう外線に接続され,周知のファクシミリ制御手順により外線からの画像情報を受信しあるいは外線へ送信するファクシミリ装置であって,前記受信した画像情報を記録紙に記録する記録手段と,送信する画像を読み取って記憶するスキャナ手段と,前記外線からの画像情報の着信を禁止する相手先の情報を記憶する着信禁止相手先記憶手段と,ファクシミリ受信時に取得された発呼者の電話番号が,前記着信禁止相手先記憶手段に記憶された電話番号と一致する場合には,前記ファクシミリ受信した画像情報を記録紙に記録しないように制御し,一致しない場合には,前記ファクシミリ受信した画像情報を記録紙に記録するように制御する印刷制御手段と,を備えてなるファクシミリ装置の一例である。
ファクシミリ装置Xは,図1に示すように,操作部11,表示部12,スキャナ部13,印字部14,データ記憶部15,CPU16,ROM17,画像処理部18及び電話回線制御部20等を備えている。なお,ファクシミリ装置Xは,図1に示す構成要素以外にも,一般的なファクシミリ装置が備える構成要素も備えているが,ここでは記載を省略している。
操作部11は,本発明における操作手段の一例であり,ユーザにより操作されるシートキーや操作ボタン等により構成され,ユーザによる操作入力を受け付ける入力インターフェースである。
表示部12は,液晶表示パネルやLEDランプ等により構成され,ユーザに提供する情報を表示するものである。
スキャナ部13は,例えば,密着型撮像素子(CIS:Contact Image Sensor)等のイメージセンサを備え,このイメージセンサにより原稿から画像を読み取るものであり,印字部によって画像情報が記録された記録紙から記録された画像を読み取り,画像内の予め定められた所定領域内の画像の文字認識を行って,認識された情報を出力するための画像読取部の役目を果たす。
印字部14は,電話回線4を通じて受信される受信ファクシミリデータ(画像情報の一例)やスキャナ部13で読み取られた原稿画像データに基づく画像を,所定の記録紙に出力する(画像形成する)ものである。例えば,感熱記録方式によって感熱記録紙に画像形成を行うものや,インクジェット方式或いは電子写真方式によっていわゆる普通紙に画像形成を行うもの等である。
データ記憶部15は,例えば,フラッシュメモリやEEPROM等により構成された不揮発性メモリであり,送受信されるファクシミリデータ及びそれに関連する各種データ,並びに,ユーザによって操作部11を通じて入力される各種設定情報等を記憶するものである。
例えば,データ記憶部15には,ファクシミリの送信の際に選択対象となる相手先の電話番号の候補の集合である電話帳情報が記憶されている。
電話帳情報には,外線からのファクシミリデータの着信を禁止する相手先の情報を記憶する着信禁止相手先電話帳情報が含まれる。
データ記憶部15の上記着信禁止相手先電話帳情報を記憶する部分が着信禁止相手先記憶手段の一例である。
CPU16は,当該ファクシミリ装置X全体の各種制御及び演算を行う演算手段である。
ROM17は,CPU16により実行される制御プログラムや演算プログラム,CPU16がそれらプログラムを実行する際に参照するデータ等が記憶されるメモリである。
画像処理部18は,例えば,DSP(Digital Signal Processors)等により構成され,データ記憶部15に記憶させる画像データの圧縮処理やその画像データを読み出す際のデータ伸長処理(復元処理),データ形式変換等の各種画像処理を行うものである。
電話回線制御部20は,NCU(Network Control Unit)やモデム等により構成され,ダイヤルアップや通信相手(相手局)との間で通信方法を決定するネゴシエーション処理等を行い,電話回線4を通じて他のファクシミリ装置とファクシミリデータの送受信を行うものである。
前記ROM17が記憶するプログラムには,本発明の基礎となる「ファクシミリ受信時に取得された発呼者の電話番号が着信禁止相手先記憶手段に記憶された電話番号と一致する場合には,前記ファクシミリ受信した画像情報を記録紙に記録しないように前記CPU16を制御し,一致しない場合には,前記ファクシミリ受信した画像情報を記録紙に記録するように制御するプログラム」及び本発明の特徴点である「スキャナ手段(スキャナ部13によって読み取られ,記憶された画像内の予め定められた所定領域内の画像の文字認識を行って,認識された文字情報を出力するプログラム)及び「前記認識文字情報出力手段から出力される文字情報と前記着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の情報とを照合し,照合の結果を出力する照合結果出力手段可否を指示操作させるプログラム」が記憶されている。
ここで通常のファクシミリ装置における送受信手順の概要を説明する。
1.送信側から受信側へ,電話回線制御部20がCNG信号を送出する。
(CNG信号:コーリング信号とも呼ばれ,0.5秒間の1,100Hzのトーンと3秒間の無音の繰り返しである。)
2.回線接続後,受信側の電話回線制御部20は,送信側からのCNG信号を検出し,必要に応じて電話/FAX切替器を動作させてFAX装置を起動。応答としてCED信号を送信する。
(CED信号:受信側から送られる「ピー」と聞こえる2,100Hzの連続音。FAX専用の電話回線に接続されている場合,CNGの有無にかかわらずCED信号を出す装置も少なくない。)
3.その後,送信側・受信側で互いに実装されている能力情報の受け渡しを行い利用可能な最大能力での通信速度・画像データの符号化・符号訂正方式などを決定,トレーニングによりモデムの調整を行う。
4.電話回線制御部20により,方式にあわせた画像信号形式で送信側からファクシミリデータを送信する。
家庭用など小型の機器はここでスキャナ部13による送信画像の読み込みを開始し,同時にデータを送信する。
5.送信側は,受信側のFAXからの受信完了信号を確認しながらファクシミリデータを次々送信する。エラーの場合は,再送信を行う(送信側の設定で再送信せずに終了させることもできる)。
6.送信側は,送信終了または,相手から一定時間応答無い場合,回線を切断する。
7.受信側では記録紙に印刷を行う(家庭用のように受信と同時に印刷する機種もあれば,業務用のように受信を完了した地点で印刷を開始する機種もある)。
8.送信側では,正常終了または異常終了のメッセージが出力される。
通常のファクシミリ装置における送受信手順は以上のようなものであるが,従来技術に係るファクシミリ装置のように送信先の電話番号が着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の電話番号である場合に,着信を拒否するファクシミリ装置の場合には,前記3.の手順において,相手先の電話番号と,予め記憶された着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の電話番号とを照合し,一致する場合には,それ以上の通信を中断する。また,送信先の電話番号が着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の電話番号である場合に,着信しても印刷処理を行わない場合には,3.の手順で,相手先の電話番号と,予め記憶された着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の電話番号とを照合し,一致する場合には,画像信号をひとまずは受信して受信情報を内蔵メモリで記録しておき,ディスプレイでの確認を行った上で,必要なものだけ印刷するようにしているものもある。
次に,図2に示すフローチャートを参照しつつ,ファクシミリ装置Xにおけるファクシミリ受信時における相手先の情報を記憶するためのCPU16による処理の手順について説明する。なお,以下に示すS11,S12,…は,処理手順(ステップ)の識別符号を表す。また,以下に示すCPU16の処理は,前記したようにCPU12がROM17に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
このファクシミリ装置は,従来の装置と同様,外線に接続され,周知のファクシミリ制御手順により外線からの画像情報を受信しあるいは外線へ送信するファクシミリ装置であって,前記外線からの画像情報の着信を禁止する相手先の情報を記憶する着信禁止相手先記憶手段を備え,ファクシミリ受信時に取得された発呼者の電話番号が,前記着信禁止相手先記憶手段に記憶された電話番号と一致する場合には,前記ファクシミリ受信した画像情報を記録紙に記録しないように制御する。
従ってこのファクシミリ装置では,基本的に着信禁止相手先記憶手段に着信禁止相手先の電話番号が蓄積されており,この電話番号と同じ番号からのFAXは受信しないが,蓄積された電話番号と異なる番号からのFAXは受信せざると得ない。その場合,操作者が着信禁止相手先の電話番号として登録すべきか否かを判断して,登録する場合には何らかの方法で着信禁止相手先記憶手段に入力しなければならない。このとき,いちいち読み取った電話番号を改めて操作部11から入力するのでは,煩雑でありまた入力ミスを誘発する危険性がある。
そこでこの実施形態では,出力されたファクシミリ画像をスキャナ部13によって読み取らせて,そこに記録された電話番号を解読し,必要であれば前記着信禁止相手先記憶手段に自動的に登録させる。
即ち,CPU16は,まずファクシミリ通信の相手先が,ユーザによって予め登録された受信拒否用の相手先であるか否かを判別する必要がある。判別には,ファクシミリ通信の相手先を知る必要があるが,そのためにこの実施形態では,印字された記録紙をスキャナ部13に供給し,スキャナ部13が取り込んだ画像についての文字認識を利用する。
図2に示す処理は,電話回線制御部20が,電話回線4を通じて他のファクシミリ装置からの発呼を検知し,ファクシミリの受信要求を受信し,ファクシミリ情報を受信した結果,受信された画像が印字部14によって印字された時に実行される。受信したFAXの送信者がすでに登録された着信禁止相手先である場合には,もともと着信自身が禁止されているので,以下の処理からはずされる。即ち,以下の処理は,受信したFAXが登録された着信禁止相手先からのものではない場合を想定している。
上記のようにこの実施形態では,受信したFAXが着信禁止処理を行うことを登録した相手先からのものである場合に以下の処理が実行されるが,ファクシミリ装置が,予め受信画像情報を前記記録手段により記録紙に印刷出力する相手先の電話番号を記憶する印刷相手先記憶手段を備えており,受信した相手先が上記印刷相手先記憶手段に記憶されたものである場合には,この処理を行わないようにして,処理を行うFAXを絞り込むこともできる。
ここで,データ記憶部15には,前記したように,電話帳情報が記憶されている。電話帳情報には,外線からのファクシミリデータの着信を禁止する相手先の情報を記憶する着信禁止相手先電話帳情報が含まれる。
このステップS11でCPU16は,操作部11に設けられたFAX未出力保存ボタン(不図示)が押されたかどうかを認識する。
FAX未出力保存ボタンが押されると,CPU16は,図3に示すような設定画面を表示部12に表示する(S12)。即ち,FAX未出力保存ボタンは,印字されたFAXを受信禁止の電話帳に登録するか,登録しないかを操作者が判断する場合に操作者が押すボタンである。
図3に示された設定画面には,次の各ボタンが表示される。各ボタンの機能を一緒に記載する。
『保存場所設定』…FAX受信した画像データの保存場所として,データ記憶部15内におけるディレクトリを指定する手順を進める場合に押す。
『ディレクトリ名称変更』…保存ディレクトリの名称変更を行う場合に押す。
『名称変更・データ削除』…保存されたFAXデータの名称を変更したり,データの削除を行う場合に押す。
『プレビュー表示』…保存されたFAXデータを印字せずにプレビューg面に表示する時に押す。
『アクセス許可』…保存ディレクトリへのアクセス権限を設定する場合に押す。
『定期削除』…FAXデータ受信から一定期間が過ぎると自動的に削除するかどうかを設定するときに押す。
『操作部表示』…データ記憶部15に未出力のFAXデータがあることを,常に操作部に表示するかどうかを設定するときに押す。
『PCへ送信』…保存されたFAXデータをPCに送信することを設定するときに押す。
上記のようにFAX未出力保存画面が表示されている間に,CPU16は,スキャナ部13が操作されたかどうかを判断する(S13)。
前記したようにこの実施形態では,スキャナ部13の画像認識機能を使って,FAX情報から相手先電話番号を認識する。
即ち,CPU16は,スキャナ部13が操作されたことを判断すると,スキャナ部13から取り込まれた画像を一旦データ記憶部15に蓄積し,取り込まれた画像の中の予め定められた領域について,周知の文字認識機能を適用する。
ここでスキャナ部13から取り込まれた画像(即ち,受信されたファクシミリの受信画像)の一例を図4に示す。ファクシミリ装置は,通常,記録紙の中の予め定められた所定の位置に受信した画像を表示するとともに,いくつかの書誌的事項についても記録紙の予め定められた所定の位置に印字するように構成されている。書誌的事項には通常,通信日時や,送信者の電話番号及びそれが登録された送信者であればその登録された名称が含まれる。
大事なことは上記のような書誌的事項が,記録紙上のでたらめな位置に印字されることはなく,必ずファクシミリメーカが設計上定めた所定の位置に印字されることである。
従って,CPUは,上記送信者の電話番号が印字されている所定の領域のみについて文字認識を行えば,送信者の電話番号をミスなく取得することが出来る。もちろん送信者の名称の印字領域について文字解析すれば,送信者の名称を取得することが出来る。ここでは,電話番号の印字領域について文字認識処理を行う場合について説明する。
こうして送信者の電話番号を取得すると,CPUは,取得した電話番号と,前記データ記憶部15に記憶された既記憶(即ち登録済み)の前記電話帳情報に含まれる着信禁止相手先電話帳情報に記録された電話番号とを照合する(S14)。
CPUはこうして,電話回線制御部20を通じて受信したFAXの相手先の電話番号が,データ記憶部15に記憶されている受信拒否用の電話番号のいずれかと一致するか,あるいはまったく新しい未登録な電話番号であるかを認識する。
そして,CPU16は,ステップS14で相手先が記憶済みの相手先であると判別した場合(S15でYES),表示部12にこの電場番号についての以前に登録済みの保存場所とディレクトリを表示するとともに,同じ場所に保存してよいかどうかを問い合わせるコメントを表示する(S16)。
このコメントに対してその場所でよいと操作者が判断した場合には,操作部11のYESボタンが操作者によって押される(S16でYESと判断)。
YESボタンが押されると,CPU16は,保存場所については既登録の状態を維持(即ち,特に何もせず)し,必要に応じてアクセス許可設定など他の設定を行って(S17),その後処理を終了する(S18)。
一方,CPU16は,文字認識によって取得された電話番号が登録済みのいずれの電話番号とも異なると判断した場合(S15でNOと判断),未処理として一時的に記憶しておくためのデフォルトで定められた保存場所に送信先の電話番号をディレクトリとして保存しても良いか,とのコメントを表示部12に表示する(S19)。
このようなデフォルトで定めた保存場所は,操作者がすぐには判断せず,一時的に保存だけするための保存場所である。
ここで操作者は,保存しても良いと考える場合には,操作部11のYESボタンを押す。逆に保存することは良くないと考える場合には,NOボタンをおす。
YESボタンが押されると,CPU16は,文字認識で取得した電話番号を,デフォルトで定められた保存場所に送信先の電話番号をディレクトリとして保存した後,処理を前記したS17に戻す。
また,NOボタンが押された場合及び前記S16において,NOボタンが押された場合,即ち,文字認識された電話番号が既登録の電話番号であり(S15でYES),且つ既登録の保存場所で同じディレクトリ名で登録したくない場合(S16でNO)には,CPU16は,処理をS20に進める。S20ではCPUは,新規の保存場所とディレクトリを指定してください,というコメントを表示部12に表示する。これに応じて操作者は,新しい保存場所とディレクトリ名を入力して決定キーを押す。これに応じて,CPU16は,文字認識された電話番号に新しいディレクトリ名を付けて,文字認識された電話番号を新規の保存場所に保存する(S21)。
その後は,前記したS17〜S18の処理に進む。
上記のようにデータ記憶部15に保存された着信禁止される相手先電話番号を更新する処理を実行する手段が,情報更新手段の一例である。
なお,このようにして着信禁止として登録された電話番号と同じ相手先からのFAXを受信した場合,この実施形態に係るファクシミリ装置では印字が行われないが,ファクシミリデータの受信及びそのデータ記憶部15への記憶は行われる。そして,表示部12に所定位置に,「印字していないFAX受信あり」といったコメントを表示することで,事後に印字することが出来るように構成されている。
また,この実施形態では,受信したFAXについて着信禁止処理を行う相手先からのものでない場合にその電話番号を改めて着信禁止に登録したり,あるいは着信する電話番号に登録する場合の処理について述べている。しかし,ファクシミリ装置が,予め受信画像情報を前記記録手段により記録紙に印刷出力する相手先の電話番号を記憶する印刷相手先記憶手段を備えており,受信した相手先が上記印刷相手先記憶手段に記憶されたものである場合には,上記のような新たな登録処理を行わないようにして,処理を行う電話番号を絞り込むようにすることもできる。
この場合も,処理としては前記と変わることがなく,ただ文字認識して取得した電話番号との照合対象に印刷相手先記憶手段に記憶された電話番号が加わり,同じ電話番号を同じ保存場所に記憶させたり,あるいは別の新たな保存場所に新たなディレクトリ名を付けて保存するかの処理が加わるだけで,それ以外については,前記のS11〜S21の処理と同様であるので,ここでは詳細な説明は省略する。
本発明は,ファクシミリ装置に利用可能である。
11…操作部
12…表示部
13…スキャナ部
14…印字部
15…データ記憶部
16…CPU(制御部)
17…ROM
18…画像処理部
20…電話回線制御部
S11,S12…,…処理手順(ステップ)番号

Claims (4)

  1. 外線に接続され,周知のファクシミリ制御手順により外線からの画像情報を受信しあるいは外線へ送信するファクシミリ装置であって,
    前記受信した画像情報を記録紙に記録する記録手段と,
    送信する画像を読み取って記憶するスキャナ手段と,
    前記外線からの画像情報の着信を禁止する相手先の情報を記憶する着信禁止相手先記憶手段と,
    ファクシミリ受信時に取得された発呼者の電話番号が,前記着信禁止相手先記憶手段に記憶された電話番号と一致する場合には,前記ファクシミリ受信した画像情報を記録紙に記録しないように制御し,一致しない場合には,前記ファクシミリ受信した画像情報を記録紙に記録するように制御する印刷制御手段と,
    を備えてなるファクシミリ装置において,
    前記スキャナ手段によって読み取られ,記憶された画像内の予め定められた所定領域内の画像の文字認識を行って,認識された文字情報を出力する認識文字情報出力手段と,
    前記認識文字情報出力手段から出力される文字情報と前記着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の情報とを照合し,照合の結果を出力する照合結果出力手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 照合結果出力手段が出力する文字情報が,相手先の電話番号あるいは相手先の名称である請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 更に,前記受信画像情報を前記記録手段により記録紙に印刷出力する相手先の電話番号を記憶する印刷相手先記憶手段を備え,
    照合結果出力手段は,前記認識文字情報出力手段から出力される文字情報と前記着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の情報及び前記印刷相手先記憶手段に記憶された相手先の情報とを照合し,照合の結果を出力するものである請求項1あるいは2のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  4. 前記照合結果出力手段によって出力された照合結果の相手先の情報を用いて,着信禁止相手先記憶手段に記憶された相手先の情報あるいは前記印刷相手先記憶手段に記憶された相手先の情報を更新する情報更新手段を備えてなる請求項1〜3のいずれかに記載のファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019092102A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ファクシミリ装置

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JP2019092102A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ファクシミリ装置

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