JP4074308B2 - 通信装置 - Google Patents
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Description
このような従来のファクシミリ装置の中には、例えば特開2000−341465号公報に開示されているファクシミリ装置がある。このファクシミリ装置は、送信相手先のアドレスや電子メールの送信タイトルの少なくとも一方を送信履歴データとして記憶するとともに、操作者が予め入力して記憶しておき、操作者がアドレスや送信タイトルを入力する際、その過去の送信履歴データや、入力しておいたデータを活用して、所望のアドレスや送信タイトルを選択可能とし、操作性を向上させている。
この発明は、この点に関連し、メール送受信機能を備えた通信装置において、電子メールの送信相手がその電子メールの送信元を特定し易くすることを目的とする。
あるいは、上記特定情報を、上記送信側ユーザを特定するためのメールアドレスとしてもよい。
あるいは、その通信装置の名称又はファックス番号を記憶する記憶手段と、上記電子メールを送信する際に、その電子メールの件名が指定されているか否か判断する判断手段と、その判断手段が、件名が指定されていないと判断した場合に、送信する電子メールの件名を、上記記憶手段が記憶するその通信装置の名称又はファックス番号に基づいて作成する手段とを設けてもよい。
図2は、この発明の一実施形態であるファクシミリ装置を用いてデータ通信を行う通信ネットワーク100の構成図である。図2において、通信ネットワーク100は、ファクシミリ装置20,30と、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」といい、図面ではPCと表記する)21,31とをインターネット15を介して接続して構成されている。この通信ネットワーク100では、ファクシミリ装置20又はパソコン21がメールデータの送信元となり、ファクシミリ装置30がそのメールデータを受信する。また、パソコン31はメールデータの送信宛先となる。
CPU1は、ROM2に記憶されているプログラムにしたがってファクシミリ装置20全体の動作を制御し、この発明の特徴となる各種の手段として作動するユニットである。
操作表示部4は、所定のテンキー及び文字入力キーを備えたメカニカルキーやタッチパネルキーなどからなる操作キーを有し、データバス12を介してCPU1とのデータのやり取りを行う操作入力手段であって、画像情報のファクシミリ送信やメールデータの送信に必要な操作(例えば、相手先ファクシミリ番号の入力やスタート/ストップ、件名の設定、送信宛先のメールアドレスの入力など)や送受信の状況確認等、ファクシミリ装置の使用に必要な情報を操作キーの操作入力により入力してCPU1に入力する。操作キーは、ファクシミリ番号等を入力するテンキーと、ファクシミリ送信時の一連の操作にて使用するスタートキー、ストップキー、リダイヤルキー、ワンタッチキーと、短縮番号を選択するための短縮キーなどがある。
画情報読取部5は、用紙に文字や図形が記載された原稿の画像をイメージセンサで読み取り電気信号に変換して画像データを入力する画像情報読取手段であり、スキャナ部ともいわれる。例えば、CCD(Charge Coupled Device)を利用したイメージスキャナである。
画情報出力部6は、受信した画像データ、メールデータ及び受信結果を表す画像情報(例えば、送信元のファクシミリ番号、受信時刻などの情報)を入力して用紙に画像を形成し、印刷するための機構を備えた書込手段である。この画情報出力部6は、たとえば、電子写真方式、インクジェット方式、トナージェット方式など、用紙に画像イメージを記録できるもので良い。
画情報蓄積部8は、原稿を読み取って送信するための画像データや受信した画像データ、メールデータを記憶する画像情報記憶手段であって、画像データを少なくとも一時的に記憶できるようになっていて、複数の受信メッセージデータと送信メッセージデータをファイルとして蓄積する。画情報蓄積部8には、例えば磁気ディスク装置が利用される。モデム9は、画像データ及びメールデータを送受信する際に必要な変調又は復調処理を実行する。
LAN制御部11は、ネットワーク(インターネット15)を介してメールデータの送受信を行い、受信したデータのデコード又はネットワークへ送信するデータのエンコードを行ったり、送信フレームや受信フレームのバッファリングを行うLSI等からなるネットワーク制御手段である。
ファクシミリ装置20は、CPU1がROM2に記憶されている所定の処理プログラムを読み込み各構成要素を作動させてこの発明の特徴とする各種の機能を実現する。図3は、図2に示したファクシミリ装置20の特徴とする件名決定処理に係る動作の手順を示すフローチャートである。
その件名決定処理が起動すると、ステップ1に進み、CPU1が件名判断手段として作動し、その前に実行された各種指定操作の中で、操作者により件名の指定が行われたか否かを判断する。ここで、操作者により件名の指定が行われていたと判断した場合は件名決定処理を終了し、既に行われた各種指定操作の中で指定された件名そのものが付されることになる。
このように、ファクシミリ装置20は、メールデータを送信する際に件名が指定されなかった場合は、予め登録された複数の件名の1つを自動的に件名に指定するので、例えば、“回覧文書”や、“週報”等といった、毎回同じ件名でよい場合には、ファクシミリ送信の度にその都度同じ件名を指定する操作入力の必要が無く、使い勝手がよい。
このように、ファクシミリ装置20は、自動的に採用される件名をユーザコード毎に複数登録されたものの中から予め操作者が選択することができ、自動的に採用される件名の優先順位を指定することもできるので、操作者の自由度が増し、使い勝手がよいものとなっている。また、自動的に採用される件名をユーザコードに対応して登録しておくことができるので、その件名を同一のファクシミリ装置を使用する複数の操作者毎に自由に使い分けることができ、この点でも使い勝手が良好である。
このように、ファクシミリ装置20は、送信動作を起動した際に件名の指定が無くて自動的に件名を決定する場合には、送信スタートのためのスタートキーを押下した後に決定された件名を操作表示部4に表示するので、操作者が送信件名として採用される件名を確認することができるから便利である。また、その件名は必要に応じて編集することができるので、件名の入力忘れなどで件名が所望の内容では無かった場合でも、再指定することが可能であり、この点でも便利である。
さらに、送信操作時のメール件名指定時に、予め記憶された複数の件名を引用することが可能であり、引用後も編集することが可能であるので、例えば、“回覧文書(2001/12/01)” や、“週報(2001/12/07)”など、一部毎回同じ内容であるような件名の場合でも、必要最低限の編集にて件名を入力することができ、使い勝手がよい。
3:RAM 4:操作表示部
5:画情報読取部 6:画情報出力部
7:符号化復号化部 8:画情報蓄積部
9:モデム 10:PSTN制御部
11:LAN制御部 12:データバス
20,30:ファクシミリ装置
21,31:パソコン(PC)
15:インターネット 100:通信ネットワーク
Claims (5)
- 電子メールを指定された送信宛先に送信する通信装置であって、
送信側ユーザの識別コードであるユーザコードと、該送信側ユーザを特定するための情報である特定情報とを対応付けて登録する登録手段と、
電子メールを送信する際にユーザコードを指定するユーザコード指定手段と、
送信する電子メールに、前記指定手段が指定したユーザコードに対応付けて前記登録手段に登録されている特定情報を記載する手段とを設けたことを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記特定情報は、前記送信側ユーザを特定するための名称であることを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記特定情報は、前記送信側ユーザを特定するためのメールアドレスであることを特徴とする通信装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置であって、
ユーザが任意に作成した電子メールの件名を登録する件名登録手段と、
前記電子メールを送信する際に、該電子メールの件名が指定されているか否か判断する判断手段と、
該判断手段が、件名が指定されていないと判断した場合に、送信する電子メールの件名を、前記件名登録手段に登録されている件名とする手段とを設けたことを特徴とする通信装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置であって、
当該通信装置の名称又はファックス番号を記憶する記憶手段と、
前記電子メールを送信する際に、該電子メールの件名が指定されているか否か判断する判断手段と、
該判断手段が、件名が指定されていないと判断した場合に、送信する電子メールの件名を、前記記憶手段が記憶する当該通信装置の名称又はファックス番号に基づいて作成する手段とを設けたことを特徴とする通信装置。
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