JP2019091646A - スパークプラグ - Google Patents

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【課題】抵抗体の耐久性を向上できるスパークプラグを提供すること。【解決手段】スパークプラグは、絶縁体の軸孔の内部で端子金具と中心電極とを電気的に接続する抵抗体を備える。抵抗体は、一般式AaBbCucOdで表される金属酸化物を含有する焼結体からなり、元素AはIUPAC1990年勧告に基づく周期表の第3族元素から選択される少なくとも1種であり、元素BはCa,Sr及びBaから選択される少なくとも1種である。添え字a,b,c,dは0<a≦2,0≦b≦2,1≦c≦3,3<d<8を満たす。【選択図】図1

Description

本発明はスパークプラグに関し、特に抵抗体を内蔵したスパークプラグに関するものである。
電波ノイズを抑えるため、抵抗体を備えるスパークプラグが知られている(特許文献1)。特許文献1には、SnO等の酸化物半導体、Zn,Sb,Sn,Ag及びNi等の金属、C,SiC,TiC,WC及びZrC等の導電性の非金属を含有する抵抗体を内蔵したスパークプラグが開示されている。
特開2007−122879号公報
しかし、内燃機関の高出力化に伴い、放電時に抵抗体を経由するエネルギーは増加する傾向にあるので、抵抗体の耐久性のさらなる向上が求められている。
本発明は上述した要求に応えるためになされたものであり、抵抗体の耐久性を向上できるスパークプラグを提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明のスパークプラグは、先端側から後端側へと軸線の方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、軸孔の先端側に配置された中心電極と、軸孔の後端側に配置された端子金具と、軸孔の内部で端子金具と中心電極とを電気的に接続する抵抗体と、を備える。抵抗体は、一般式AaBbCucOdで表される金属酸化物を含有する焼結体からなり、元素AはIUPAC1990年勧告に基づく周期表の第3族元素から選択される少なくとも1種であり、元素BはCa,Sr及びBaから選択される少なくとも1種であり、0<a≦2,0≦b≦2,1≦c≦3,3<d<8を満たす。
請求項1記載のスパークプラグによれば、抵抗体は、一般式AaBbCucOdで表される金属酸化物(但し、元素AはIUPAC1990年勧告に基づく周期表の第3族元素から選択される少なくとも1種、元素BはCa,Sr及びBaから選択される少なくとも1種であり、0<a≦2,0≦b≦2,1≦c≦3,3<d<8を満たす。)を含有する焼結体からなる。この金属酸化物は金属性の電気伝導を示し、酸化物半導体の場合にみられるキャリヤ数の影響や金属の場合にみられる酸化の影響などを受けないので、抵抗体の耐久性を向上できる。
請求項2記載のスパークプラグによれば、元素AはLa,Ce,Pr,Nd,Sm,Gd,Y及びYbから選択される少なくとも1種である。請求項3記載のスパークプラグによれば、元素AはLa,Ce,Nd及びGdから選択される少なくとも1種である。これにより、金属酸化物の安定性などを確保し、抵抗体の耐久性をさらに向上できる。
請求項4記載のスパークプラグによれば、中心電極、抵抗体および絶縁体に接触し、中心電極と抵抗体とを電気的に接続する導電性ガラスと、抵抗体と絶縁体との間に配置されると共に導電性ガラス、抵抗体および絶縁体に接触する絶縁性ガラスと、を備えている。軸線を含む任意の断面において、絶縁性ガラスと導電性ガラスとの界面は、絶縁体に界面が接する第1点が抵抗体に界面が接する第2点よりも後端側に位置し、界面は、第2点と軸線方向の同位置または第2点よりも軸線方向の後端側に位置する。これにより、抵抗体上の第2点に電界が集中するのを緩和できるので、抵抗体の劣化を抑制できる。よって、請求項1から3のいずれかの効果に加え、抵抗体の耐久性をさらに向上できる。
本発明の第1実施の形態におけるスパークプラグの片側断面図である。 (a)は図1のIIaで示す部分を拡大して示したスパークプラグの断面図であり、(b)は第2実施の形態におけるスパークプラグの一部を拡大して示した断面図である。 抵抗体を模式的に図示した斜視図である。 (a)は第3実施の形態におけるスパークプラグの一部を拡大して示した断面図であり、(b)は第4実施の形態におけるスパークプラグの一部を拡大して示した断面図である。 第5実施の形態におけるスパークプラグの一部を拡大して示した断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施の形態におけるスパークプラグ10の軸線Oを境にした片側断面図である。図1では、紙面下側をスパークプラグ10の先端側、紙面上側をスパークプラグ10の後端側という(図2から図5においても同じ)。スパークプラグ10は、絶縁体11、中心電極14及び端子金具15を備えている。
絶縁体11は、機械的特性や高温下の絶縁性に優れるアルミナ等のセラミック製の部材であり、軸線Oに沿って軸孔が貫通することにより内周面12が形成されている。内周面12は、後端側を向く後端向き面13が先端側に設けられている。後端向き面13は、先端に向かって内径が次第に小さくなる。
中心電極14は、軸線Oに沿って延びる棒状の部材であり、銅または銅を主成分とする芯材がニッケル又はニッケル基合金で覆われている。中心電極14は、後端向き面13に係止され、絶縁体11の軸孔から先端が露出する。
端子金具15は、高圧ケーブル(図示せず)が接続される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具15は、先端側が軸孔に挿入された状態で、絶縁体11の後端に固定されている。
端子金具15と軸線O方向に間隔をあけて、絶縁体11の外周の先端側に主体金具16が固定されている。主体金具16は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された略円筒状の部材である。主体金具16は、径方向の外側へ鍔状に張り出す座部17と、座部17よりも先端側の外周面に形成されたねじ部18とを備えている。主体金具16は、内燃機関(シリンダヘッド)のねじ穴(図示せず)にねじ部18を締結して固定される。
接地電極19は、主体金具16に接合される金属製(例えばニッケル基合金製)の部材である。本実施の形態では、接地電極19は棒状に形成されており、先端側が屈曲し中心電極14と対向する。接地電極19は、中心電極14との間に火花ギャップを形成する。
抵抗体20は、放電時に発生する電波ノイズを抑えるための部材であり、中心電極14と端子金具15との間の軸孔内に配置されている。抵抗体20は、中心電極14と抵抗体20とに接触する導電性ガラス21によって中心電極14と電気的に接続される。本実施形態では、抵抗体20は円柱状に形成されている。また、端子金具15と抵抗体20とに接触する導電性ガラス22によって、抵抗体20は端子金具15と電気的に接続されている。抵抗体20は、放電電流のうち電波ノイズの原因となる周波数帯の成分を吸収する。抵抗体20の抵抗値は、例えば0.1kΩ〜30kΩであることが好ましく、1kΩ〜20kΩであることがさらに好ましい。
抵抗体20は、一般式AaBbCucOdで表される金属酸化物を含有する焼結体からなる。但し、元素AはIUPAC1990年勧告に基づく周期表の第3族元素から選択される1種または2種以上である。元素BはIUPAC1990年勧告に基づく周期表の第2族元素から選ばれたCa,Sr及びBaから選択される少なくとも1種または2種以上である。添え字a,b,c,dは0<a≦2,0≦b≦2,1≦c≦3,3<d<8を満たす。なお、添え字b=0は元素Bが含まれていないことを示す。
元素Aとしては、La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm及びYb等のランタノイド、Ac等のアクチノイド、Sc及びYが挙げられる。特に、元素AはLa,Ce,Pr,Nd,Sm,Gd,Y及びYbから選択される少なくとも1種が好ましく、La,Ce,Nd及びGdから選択される少なくとも1種がより好ましい。
一般式AaBbCucOdで表される金属酸化物としては、例えばLaCuO,YBaCu,La1.85Ba0.15CuO等が挙げられる。一般式AaBbCucOdで表される金属酸化物は金属性の電気伝導を示し、酸化物半導体の場合にみられるキャリヤ数の影響や金属の場合にみられる酸化の影響などを受けないので、抵抗体20の耐久性を向上できる。
抵抗体20は、抵抗値を調整するため、この金属酸化物よりも体積抵抗率が高い物質を含有できる。この物質(絶縁粉末)としては、例えばAl,Y,ZrO,ムライト、ステアタイト等の金属酸化物、Si等の金属窒化物、B−SiO系、BaO−B系、SiO−B−CaO−BaO系、SiO−ZnO−B系、SiO−B−LiO系およびSiO−B−LiO−BaO系等のガラスが挙げられる。これらの物質は1種のみを用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
抵抗体20は、例えば、秤量された出発原料を混合し仮焼成した後、仮焼成後の粉末を粉砕し、必要に応じて絶縁性の物質(絶縁粉末)を混合した後、成形・焼成して得られる焼結体である。焼結体は、必要に応じて外形加工が施される。
導電性ガラス21,22は、ガラス粉末および導電性粉末の混合物を焼成したものが用いられる。導電性ガラス21,22を構成するガラス粉末は、B−SiO系、BaO−B系、SiO−B−CaO−BaO系、SiO−ZnO−B系、SiO−B−LiO系およびSiO−B−LiO−BaO系等の粉末が挙げられる。
導電性ガラス21,22を構成する導電性粉末は、例えば酸化物半導体、金属および非金属導電性材料等からなる粉末が挙げられる。酸化物半導体としては、例えばSnO,SrTiO等が挙げられる。金属としては、例えばZn,Sb,Sn,Ag及びNi等が挙げられる。非金属導電性材料としては、例えば無定形カーボン(カーボンブラック)、グラファイト、SiC,TiC,TiN,WC及びZrC等が挙げられる。これらの導電性粉末は1種のみを用いても良いし、2種以上を併用しても良い。導電性ガラス21,22は、必要に応じてZnO,TiO等の半導性の無機化合物粉末、絶縁性粉末等を含有しても良い。
図2(a)は図1のIIaで示す部分を拡大して示したスパークプラグ10の断面図である。図2(a)の矢印Fは軸線方向の先端側、矢印Bは軸線方向の後端側、矢印Pは軸線O(図1参照)に直交する軸直角方向の内側を示している(図2(b)、図3、図4(a)、図4(b)及び図5においても同じ)。
図2(a)に示すようにスパークプラグ10は、抵抗体20の側面20bと絶縁体11の内周面12との間に絶縁性ガラス23が配置されている。絶縁性ガラス23は、導電性ガラス21、抵抗体20及び絶縁体11に接触する。抵抗体20と絶縁体11との間に絶縁性ガラス23が介在することにより、振動によって抵抗体20が破損しないようにできる。
絶縁性ガラス23の材料としては、融点が絶縁体11の融点よりも低いもの、例えばB−SiO系、BaO−B系、SiO−B−CaO−BaO系、SiO−ZnO−B系、SiO−B−LiO系およびSiO−B−LiO−BaO系などが挙げられる。これらは1種のみを用いても良いし、2種以上を併用しても良い。絶縁性ガラス23は、アルミナ、窒化ケイ素、ムライト及びステアタイト等の無機化合物を含有しても良い。
導電性ガラス21は、抵抗体20の底面20a及び側面20bの一部に接触すると共に絶縁体11に接触する。導電性ガラス21が絶縁体11に接触することにより、スパークプラグ10が装着された内燃機関(図示せず)の燃焼室の燃焼ガスが、絶縁体11の軸孔から漏洩しないようにできる。
絶縁性ガラス23は導電性ガラス21と導電性ガラス22との間に介在する。絶縁性ガラス23の体積抵抗率は、抵抗体20及び導電性ガラス21の体積抵抗率よりも高いので、絶縁性ガラス23を介して導電性ガラス21,22が短絡しないようにできる。
スパークプラグ10は、例えば、以下のような方法によって製造される。まず、絶縁体11の軸孔に中心電極14を挿入し、中心電極14を後端向き面13で係止する。次に、導電性ガラス21の原料粉末を軸孔から入れて、中心電極14の周りに充填する。圧縮用棒材(図示せず)を用いて、中心電極14の周りに充填した導電性ガラス21の原料粉末を予備圧縮する。
次に、絶縁性ガラス23の材料でできたガラス管の中に抵抗体20(焼結体)を入れたものを軸孔に挿入し、導電性ガラス21の原料粉末の成形体の上に置く。抵抗体20及びガラス管の上に、導電性ガラス22の原料粉末をペレット状に成形した成形体を置いた後、絶縁体11を炉内に移送し、例えば導電性ガラス21,22の原料粉末や絶縁性ガラス23の材料に含まれるガラス成分の軟化点より高い温度まで加熱する。加熱後、絶縁体11の軸孔に端子金具15を挿入し、端子金具15の先端によって導電性ガラス21,22の原料粉末および絶縁性ガラス23の材料を軸方向へ圧縮する。この結果、それらが圧縮・焼結され、絶縁体11の内部に抵抗体20、導電性ガラス21,22、絶縁性ガラス23が形成される。
次に絶縁体11を炉外へ移送し、絶縁体11の外周に主体金具16を組み付ける。接地電極19を主体金具16に接合した後、接地電極19の先端が中心電極14と対向するように接地電極19を屈曲して、スパークプラグ10を得る。
この製造方法において、抵抗体20を入れたガラス管を軸孔に挿入する代わりに、抵抗体20(焼結体)を軸孔に入れた後、抵抗体20の周りに絶縁性ガラス23の原料粉末を充填することは当然可能である。また、予め焼結した抵抗体20を用いる代わりに、絶縁体11の内部で、導電性ガラス21,22及び絶縁性ガラス23と一緒に抵抗体20(成形体)を焼成し、軸孔内で軟化させた導電性ガラス21,22及び絶縁性ガラス23を抵抗体20に接触させることは当然可能である。さらに、導電性ガラス22の原料粉末の成形体を軸孔に挿入する代わりに、導電性ガラス22の原料粉末を軸孔に充填することは当然可能である。
図2(a)に示すように、抵抗体20は底面20aが導電性ガラス21に接触する。軸線O(図1参照)を含む任意の断面において、導電性ガラス21と絶縁性ガラス23との界面24は、絶縁体11の内周面12に第1点25が接し、抵抗体20の側面20bに第2点26が接する。本実施の形態では、界面24は第1点25から第2点26まで直線状に傾斜している。界面24の形状や第1点25及び第2点26の位置は、端子金具15を用いて各材料を軸方向へ圧縮するときの圧力、絶縁性ガラス23の材料(ガラス製の管)の形状や絶縁性ガラス23の原料粉末の量などを調整することにより、適宜設定できる。
例えば、端子金具15を用いて各材料を軸方向へ圧縮するときの圧力を高くすることにより、抵抗体20の底面20aを導電性ガラス21に埋め込ませることができる。軟化した導電性ガラス21は、絶縁体11を伝って絶縁性ガラス23と絶縁体11との隙間に進入する。これにより、導電性ガラス21と絶縁性ガラス23との界面24は、抵抗体20から絶縁体11へ向かって上昇する。
界面24は、第1点25が第2点26よりも軸線方向の後端側(矢印B方向)に位置し、界面24上の任意の2点において、軸直角方向の内側(矢印P方向)の点が軸直角方向の外側(反矢印P方向)の点に対して軸線方向の先端側(矢印F方向)に位置する。界面24と抵抗体20(側面20b)とのなす角(導電性ガラス21側の角度)は90°以上に設定され、界面24と絶縁体11(内周面12)とのなす角(導電性ガラス21側の角度)は90°未満に設定される。この関係は、軸線O(図1参照)を含む任意(あらゆる場合)の断面において成立する。これにより、第2点26に電界が集中するのを緩和できる。第2点26の放電時の電流密度を抑えて抵抗体20の劣化を抑制できるので、抵抗体20の耐久性を向上できる。
図3は抵抗体20を模式的に図示した斜視図である。界面24(図2(a)参照)は軸線Oを含む任意(あらゆる場合)の断面において抵抗体20の側面20bに接するので、図3では、抵抗体20と界面24とが接する境界線27を、連続した曲線として表記する。境界線27は第2点26(図2(a)参照)の集合である。
スパークプラグ10は、抵抗体20の側面20b上の境界線27のうち最も後端側(矢印B方向)に位置する点28(最後端位置)と最も先端側(矢印F方向)に位置する点29(最先端位置)との間の軸線O方向における距離Dを、抵抗体20の軸線O方向における最大の長さLで除したD/Lは、0≦D/L≦0.1を満たすことが好ましい。
なお、抵抗体20の最大の長さLは、軸線Oに直交する2枚の平面で抵抗体20を軸線O方向に挟んだときの2枚の平面間の距離をいう。また、界面24の形状、第1点25及び第2点26の位置、距離D及び長さLは、試料の切断面の顕微鏡観察やCTスキャナ(X線透視装置)を用いた非破壊検査によって測定できる。
0≦D/L≦0.1を満たすことにより、抵抗体20の側面20bに接触する導電性ガラス21の接触面積の周方向のばらつきを抑制できる。よって、抵抗体20の抵抗値のばらつきを抑制できる。また、0≦D/L≦0.1を満たすことにより、抵抗体20の側面20bの電流密度のばらつきを抑制できるので、抵抗体20の劣化を抑制できる。よって、抵抗体20の耐久性をさらに向上できる。
次に図2(b)を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施の形態では、界面24が抵抗体20の側面20bに接する場合について説明した。これに対し第2実施の形態では、界面34が抵抗体20の底面20aと側面20bとの角に接する場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図2(b)は第2実施の形態におけるスパークプラグ30の一部を拡大して示した断面図である。
図2(b)に示すように、抵抗体20は底面20aが導電性ガラス31に接触する。軸線O(図1参照)を含む任意の断面において、導電性ガラス31と絶縁性ガラス33との界面34は、絶縁体11に第1点35が接し、抵抗体20の底面20aと側面20bとの角または側面20bに第2点36が接する。本実施の形態では、上記任意の断面のうち少なくとも1つにおいて、導電性ガラス31と絶縁性ガラス33との界面34は、抵抗体20の底面20aと側面20bとの角に第2点36が接する。界面34は第1点35から第2点36まで直線状に傾斜している。
界面34は、第1点35が第2点36よりも軸線方向の後端側(矢印B方向)に位置し、界面34上の任意の2点において、軸直角方向の内側(矢印P方向)の点が軸直角方向の外側(反矢印P方向)の点に対して軸線方向の先端側(矢印F方向)に位置する。界面34と抵抗体20(底面20a又は側面20b)とのなす角(導電性ガラス31側の角度)は90°以上に設定され、界面34と絶縁体11(内周面12)とのなす角(導電性ガラス31側の角度)は90°未満に設定される。この関係は、軸線O(図1参照)を含む任意(あらゆる場合)の断面において成立する。よって、第2点36に電界が集中するのを緩和し、抵抗体20の劣化を抑制できる。
図4(a)を参照して第3実施の形態について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図4(a)は第3実施の形態におけるスパークプラグ40の一部を拡大して示した断面図である。
図4(a)に示すように、抵抗体20は底面20aが導電性ガラス41に接触する。軸線O(図1参照)を含む任意の断面において、導電性ガラス41と絶縁性ガラス43との界面44は、絶縁体11に第1点45が接し、抵抗体20の側面20bに第2点46が接する。本実施の形態では、上記任意の断面のうち少なくとも一つにおいて、界面44は先端側(矢印F方向)に凸の曲線である。
界面44は、第1点45が第2点46よりも軸線方向の後端側(矢印B方向)に位置し、界面44上の任意の2点において、軸直角方向の内側(矢印P方向)の点が軸直角方向の外側(反矢印P方向)の点に対して軸線方向の同位置または軸線方向の先端側(矢印F方向)に位置する。界面44と抵抗体20(側面20b)とのなす角(導電性ガラス41側の角度)は90°以上に設定され、界面44と絶縁体11(内周面12)とのなす角(導電性ガラス41側の角度)は90°未満に設定される。この関係は、軸線O(図1参照)を含む任意(あらゆる場合)の断面において成立する。よって、第2点46に電界が集中するのを緩和し、抵抗体20の劣化を抑制できる。
図4(b)を参照して第4実施の形態について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図4(b)は第4実施の形態におけるスパークプラグ50の一部を拡大して示した断面図である。
図4(b)に示すように、抵抗体20は底面20aが導電性ガラス51に接触する。軸線O(図1参照)を含む任意の断面において、導電性ガラス51と絶縁性ガラス53との界面54は、絶縁体11に第1点55が接し、抵抗体20の側面20bに第2点56が接する。本実施の形態では、上記任意の断面のうち少なくとも一つにおいて、界面54は中央付近で凹凸の状態が変化した曲線である。
界面54は、第1点55が第2点56よりも軸線方向の後端側(矢印B方向)に位置し、界面54上の任意の2点において、軸直角方向の内側(矢印P方向)の点が軸直角方向の外側(反矢印P方向)の点に対して軸線方向の同位置または軸線方向の先端側(矢印F方向)に位置する。界面54と抵抗体20(側面20b)とのなす角(導電性ガラス51側の角度)は90°以上に設定され、界面54と絶縁体11(内周面12)とのなす角(導電性ガラス51側の角度)は90°未満に設定される。この関係は、軸線O(図1参照)を含む任意(あらゆる場合)の断面において成立する。よって、第2点56に電界が集中するのを緩和し、抵抗体20の劣化を抑制できる。
図5を参照して第5実施の形態について説明する。第5実施の形態におけるスパークプラグ60は、他の実施形態と異なり、絶縁性ガラスが省略されており、絶縁体11の内部で抵抗体62が焼結される。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図5は第5実施の形態におけるスパークプラグ60の一部を拡大して示した断面図である。
図5に示すようにスパークプラグ60は、絶縁体11の軸孔(内周面12の内側)に導電性ガラス61及び抵抗体62が配置されている。抵抗体62は、導電性ガラス22によって端子金具15に接続されている。
抵抗体62は、第1実施形態で説明した抵抗体20と同様に、一般式AaBbCucOdで表される金属酸化物を含有する焼結体からなる。但し、元素AはIUPAC1990年勧告に基づく周期表の第3族元素から選択される1種または2種以上である。元素BはCa,Sr及びBaから選択される少なくとも1種または2種以上である。添え字a,b,c,dは0<a≦2,0≦b≦2,1≦c≦3,3<d<8を満たす。
スパークプラグ60は、例えば、以下のような方法によって製造される。まず、絶縁体11の軸孔に中心電極14を挿入し、中心電極14を後端向き面13で係止する。次に、導電性ガラス21の原料粉末を軸孔から入れて、中心電極14の周りに充填する。圧縮用棒材(図示せず)を用いて、中心電極14の周りに充填した導電性ガラス21の原料粉末を予備圧縮する。
次に、抵抗体62の原料粉末を導電性ガラス21の原料粉末の上に充填した後、圧縮用棒材(図示せず)を用いて、抵抗体62の原料粉末を予備圧縮する。次いで、導電性ガラス22の原料粉末を抵抗体62の原料粉末の上に充填した後、絶縁体11を炉内に移送し、例えば導電性ガラス21,22の原料粉末に含まれるガラス成分の軟化点より高い温度まで加熱する。加熱後、絶縁体11の軸孔に端子金具15を挿入し、端子金具15の先端によって導電性ガラス21,22及び抵抗体62の原料粉末を軸方向へ圧縮する。この結果、それらが圧縮・焼結され、絶縁体11の内部に抵抗体62及び導電性ガラス21,22が形成される。
次に絶縁体11を炉外へ移送し、絶縁体11の外周に主体金具16を組み付ける。接地電極19を主体金具16に接合した後、接地電極19の先端が中心電極14と対向するように接地電極19を屈曲して、スパークプラグ60を得る。
第5実施の形態におけるスパークプラグ60においても、抵抗体62に含まれる一般式AaBbCucOdで表される金属酸化物は金属性の電気伝導を示し、酸化物半導体の場合にみられるキャリヤ数の影響や金属の場合にみられる酸化の影響などを受けないようにできる。よって、抵抗体62の耐久性を向上できる。
本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
以下のようにして種々の抵抗体20を固相反応法により製造した。まず、所定の組成比になるように各種原料を秤量し、湿式混合した。得られたスラリーを乾燥させた後、大気中600〜1100℃で仮焼成した。仮焼成後の粉末に、抵抗値を調整するための所定量の絶縁粉末(Y)を必要に応じて添加し、湿式で粉砕と同時に混合した。その混合物(スラリー)を乾燥させ、バインダーを添加して造粒した。造粒粉末を円柱状にプレス成形した後、大気中800〜1300℃で焼成して、表1に示す種々の金属酸化物(No.1〜10)を含有する抵抗体20を得た。抵抗体20は必要に応じて外形加工した。
抵抗体20の相の同定は粉末X線回折法(XRD)により行った。本実施例では株式会社リガク製のX線回折装置を用い、CuKα線(λ1.54Å)により測定した。
Figure 2019091646
表1には、No.1〜10の抵抗体に含まれる金属酸化物の組成式、及び、その組成式に示された元素A、元素B及び添え字の値を記した。なお、表1のNo.11及び12は比較例である。No.11の抵抗体はTiN粉末と絶縁性のガラス粉末とを混合した後、円柱状にプレス成形して大気中で焼成することにより得た。No.12の抵抗体はZnO粉末を円柱状にプレス成形して大気中で焼成することにより得た。
次いで、第1実施の形態で説明したスパークプラグ10のサンプルを作成した。サンプルは、まず、絶縁体11の軸孔に中心電極14を挿入した後、導電性粉末とガラス粉末とを混合した導電性ガラス21の原料粉末を軸孔から入れて、中心電極14の周りに充填した。次に、絶縁性ガラス23の材料でできたガラス管の中に抵抗体20を入れたものを軸孔に挿入し、導電性ガラス21の原料粉末の上に置いた。次いで、抵抗体20及びガラス管の上に、導電性ガラス22の原料粉末をペレット状に成形した成形体を置いた後、絶縁体11を加熱してガラス粉末およびガラス管を軟化させた。次に、軸孔に圧入した端子金具15によってガラス粉末などを加圧し、抵抗体20、導電性ガラス21,22及び絶縁性ガラス23を焼結した。接地電極19が接合された主体金具16を絶縁体11に組み付けてスパークプラグ10のサンプル1〜12を得た。
X線透視装置を用いて、各サンプルの導電性ガラス21と絶縁性ガラス23との界面24の形態を観察した。その結果、全てのサンプルは、第1実施の形態のように、導電性ガラス21と絶縁性ガラス23との界面24が直線状で、全周(360°)のうち70%以上の範囲において、界面24が抵抗体20の側面20bに接触していた。
各サンプルについて、端子金具15と中心電極14との間に5Vの直流電圧を加えて抵抗値を測定し、予め測定した抵抗温度特性を用いて、そのときの測定値を20℃のときの抵抗値に補正した。このときの抵抗値は各サンプルとも1kΩであった。
次いで、各サンプルを425℃の環境下におき、放電電圧を45kVに設定し、1秒間に100回の割合で200時間、中心電極14と接地電極19との間に火花を飛ばす試験を行った。試験後、1時間放置し、試験前と同様にして抵抗値を測定し、そのときの測定値を20℃のときの抵抗値に補正した。試験前後の抵抗値の変化率が±10%未満のサンプルはA、その変化率が±10%以上±30%未満のサンプルはB、その変化率が±30%以上のサンプルはCと評価した。
表1に示すように評価はサンプル1〜5がA、サンプル6〜10がB、サンプル11及び12がCであった。サンプル1〜10は、抵抗体20が、一般式AaBbCucOd(但し、元素Aは周期表の第3族元素から選択される少なくとも1種、元素BはCa,Sr及びBaから選択される少なくとも1種であり、0<a≦2,0≦b≦2,1≦c≦3,3<d<8を満たす。)で表される金属酸化物を含有する焼結体からなるので、サンプル11及び12に比べ、抵抗体の耐久性を向上できたと推察される。
なお、評価がAであったサンプル1〜5は、抵抗体20に含まれる金属酸化物(一般式AaBbCucOd)の元素Aが、La,Ce,Nd及びGdから選択される少なくとも1種であった。これらの元素のうちLa,Ce及びNdはイオン半径がほぼ同じなので、これが金属酸化物の結晶構造の安定化に繋がり、抵抗体20の耐久性の向上に寄与したと推察される。
(実施例2)
実施例1で説明したNo.3の抵抗体20を用いて、サンプル13〜17におけるスパークプラグを作成した。X線透視装置を用いて、各サンプルのD及びL(図3参照)を測定し、D/Lを算出した。サンプル13〜17の界面の形態、距離Dを長さLで除した値(D/L)及び評価を表2に示す。
Figure 2019091646
第1実施の形態のように、導電性ガラスと絶縁性ガラスとの界面が直線状で、その界面が抵抗体の側面に接触するものを表2に形態1と表記し、第2実施の形態のように、導電性ガラスと絶縁性ガラスとの界面が抵抗体の角に接触するものを形態2と表記した。また、第3実施の形態のように、導電性ガラスと絶縁性ガラスとの界面が曲線状で、その界面が抵抗体の側面に接触するものを形態3と表記した。形態1から3のいずれかに分類されたサンプルの界面は、全周(360°)のうち70%以上の範囲において、分類されたその形態であった。
サンプル13〜17について実施例1と同じ試験を行い、実施例1と同様に評価した。表2に示すようにサンプル13〜17は、D/Lの値に関わらず、全て評価Aであった。サンプル13〜17は、第2点26,36,46に電界が集中するのを緩和できたので、抵抗体20の劣化を抑制できたと推察される。
(実施例3)
実施例1で説明したNo.3の抵抗体20を用いて、D/Lの値が異なるサンプルを作成した。サンプルは、絶縁性ガラスの材料でできたガラス管の中に抵抗体20を入れ、ガラス管と一緒に絶縁体11の軸孔に挿入した後、ガラス管を溶融させることにより得た。抵抗体20の抵抗値の平均値は1kΩに設定した。
第1実施の形態および第3実施の形態(形態1及び3)のサンプルを作成し、実施例2と同様に、X線透視装置を用いてサンプルのD及びLを測定し、D/Lを算出した。さらに、サンプルの抵抗値(抵抗体の抵抗値)を測定し、標準偏差(σ)を算出した。なお、標準偏差を評価するのに十分な数のサンプルを作成し、測定を行った。ばらつきの評価は、3σ≦0.20kΩを「優れている(A)」、0.2<3σ≦0.35kΩを「良い(B)」、3σ>0.35kΩを「劣る(C)」とした。結果は表3に示した。
Figure 2019091646
表3に示すように0≦D/L≦0.1を満たすことで、抵抗値のばらつきを小さくできることがわかった。特に0≦D/L≦0.05を満たすことで、抵抗値のばらつきを特に小さくできることがわかった。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
第1実施形態から第4実施形態では、界面24,34,44,54は、界面24,34,44,54上の任意の2点において、軸直角方向の内側(矢印P方向)の点が軸直角方向の外側(反矢印P方向)の点に対して軸線方向の同位置または軸線方向の先端側(矢印F方向)に位置する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、界面24,34,44,54は、軸直角方向の内側(矢印P方向)の点が、軸直角方向の外側(反矢印P方向)の点に対して軸線方向の後端側(矢印B方向)に位置する部分を有していても良い。
即ち、絶縁体11に界面24,34,44,54が接する第1点25,35,45,55が、抵抗体20に界面24,34,44,54が接する第2点26,36,46,56よりも後端側(矢印B方向)に位置し、界面24,34,44,54が、第2点26,36,46,56と軸線方向の同位置または第2点26,36,46,56よりも後端側(矢印B方向)に位置していれば良い。界面24,34,44,54がこのように位置していれば、界面24,34,44,54と抵抗体20の側面20bとのなす角は90°以上に設定され、界面24,34,44,54と絶縁体11とのなす角は90°未満に設定される。よって、第2点26,36,46,56に電界が集中するのを緩和し、抵抗体20の劣化の抑制効果を向上できる。
第1実施形態から第4実施形態では、抵抗体20が円柱状に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。抵抗体20は軸孔に挿入できる大きさ及び形状であれば良いので、例えば直方体状に形成された抵抗体20を採用することは当然可能である。
実施の形態では、導電性ガラス22によって抵抗体20,62が端子金具15に接続される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、導電性ガラス22に代えて、抵抗体20,62と端子金具15との間に導電性のあるばね等の弾性体を介在させて、抵抗体20,62と端子金具15とを電気的に接続することは当然可能である。
実施の形態では、中心電極14の先端に接地電極19が対向するスパークプラグ10,30,40,50,60について説明したが、スパークプラグの構造は必ずしもこれに限られるものではない。スパークプラグの他の構造としては、例えば、中心電極14の側面に接地電極19が対向するスパークプラグ、主体金具16に複数の接地電極19を接合した多極のスパークプラグが挙げられる。
10,30,40,50,60 スパークプラグ
11 絶縁体
14 中心電極
20,62 抵抗体
21,31,41,51 導電性ガラス
23,33,43,53 絶縁性ガラス
24,34,44,54 界面
25,35,45,55 第1点
26,36,46,56 第2点
O 軸線

Claims (4)

  1. 先端側から後端側へと軸線の方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、
    前記軸孔の先端側に配置された中心電極と、
    前記軸孔の後端側に配置された端子金具と、
    前記軸孔の内部で前記端子金具と前記中心電極とを電気的に接続する抵抗体と、を備えるスパークプラグであって、
    前記抵抗体は、一般式AaBbCucOdで表される金属酸化物を含有する焼結体からなり、
    元素AはIUPAC1990年勧告に基づく周期表の第3族元素から選択される少なくとも1種であり、元素BはCa,Sr及びBaから選択される少なくとも1種であり、
    0<a≦2,0≦b≦2,1≦c≦3,3<d<8を満たすスパークプラグ。
  2. 前記元素AはLa,Ce,Pr,Nd,Sm,Gd,Y及びYbから選択される少なくとも1種である請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 前記元素AはLa,Ce,Nd及びGdから選択される少なくとも1種である請求項2記載のスパークプラグ。
  4. 前記中心電極、前記抵抗体および前記絶縁体に接触し、前記中心電極と前記抵抗体とを電気的に接続する導電性ガラスと、
    前記抵抗体と前記絶縁体との間に配置されると共に前記導電性ガラス、前記抵抗体および前記絶縁体に接触する絶縁性ガラスと、を備え、
    前記軸線を含む任意の断面において、前記絶縁性ガラスと前記導電性ガラスとの界面は、前記絶縁体に前記界面が接する第1点が前記抵抗体に前記界面が接する第2点よりも後端側に位置し、
    前記界面は、前記第2点と前記軸線方向の同位置または前記第2点よりも前記軸線方向の後端側に位置する請求項1から3のいずれかに記載のスパークプラグ。
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