JP2019091602A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】起動時に溶着検出処理を実行する場合に、制限抵抗が設けられた側の接点が既に溶着していても、その接点と対となる側の接点が、溶着検出処理によって溶着しないようにすること。【解決手段】まずSMR接続処理によって、二次電池と二次電池用昇圧IPMとを接続する。燃料電池および燃料電池用昇圧IPMは、もともと接続されている。その後、二次電池用昇圧IPM及び燃料電池用昇圧IPMを用いて、FCリレー回路の両側の電圧を、接続電圧VCまで昇圧することで同じ値に揃えた後に、FCR接続処理として、FCプラス側リレーを接続する。【選択図】図9

Description

本開示は、リレーの溶着に関する。
特許文献1は、燃料電池システムの終了時に、コンデンサに蓄えられた電力を消費した後、コンデンサの電位が閾値以下となった場合に、リレー回路の溶着を検出することを開示している。このリレー回路は、燃料電池用昇圧モジュールと二次電池用昇圧モジュールとを電気的に接続したり遮断したりできるように配置されている。
特開2017−098061号公報
上記先行技術の溶着検出は、終了時に、常に正常に実行できるとは限らない。このため、制限抵抗が設けられたマイナス側リレーが溶着している可能性がある状態で、次回の起動を実施する場合もあり得る。
マイナス側リレーが溶着している場合、制限抵抗が機能しないので、次回の起動の際に、対となるプラス側リレーも溶着してしまう虞がある。本開示は、上記を踏まえ、前回終了時にマイナス側リレーが溶着していないことを確認できなかった場合、たとえマイナス側リレーが溶着していても、次の起動時にプラス側リレーが溶着しないようにすることを解決課題とする。
本開示の一形態は、二次電池と;前記二次電池の電圧を昇圧する二次電池用昇圧モジュールと;前記二次電池と前記二次電池用昇圧モジュールとを電気的に接続したり遮断したりする二次電池用リレー回路と;燃料電池と;前記燃料電池の電圧を昇圧する燃料電池用昇圧モジュールと;前記燃料電池用昇圧モジュールと前記二次電池用昇圧モジュールとを電気的に接続したり遮断したりするFCリレー回路と;前記燃料電池用昇圧モジュールと前記FCリレー回路とを結ぶプラス側の配線と、マイナス側配線との電位差である第1電圧値を測定する第1電圧センサと;前記FCリレー回路と前記二次電池用昇圧モジュールとを結ぶプラス側の配線と、マイナス側配線との電位差である第2電圧値を測定する第2電圧センサと;前記第1電圧センサ及び前記第2電圧センサから測定値を取得し、前記燃料電池用昇圧モジュールと、前記二次電池用昇圧モジュールと、前記二次電池用リレー回路と、前記FCリレー回路とを制御する制御装置と;を備える燃料電池システムであって;前記FCリレー回路は、FCプラス側リレーと、前記FCプラス側リレーと対をなすFCマイナス側リレーと、前記FCマイナス側リレーと並列に接続されているFCプリチャージリレーと前記FCマイナス側リレーと並列に接続され且つ前記FCプリチャージリレーと直列に接続される制限抵抗とを備え;前記制御装置は、当該燃料電池システムの前回の終了時に前記FCマイナス側リレーが溶着していないことを確認できなかった場合、当該燃料電池システムの起動時に前記第2電圧値が基準電圧値よりも高いとき、前記燃料電池用昇圧モジュールを用いて前記第1電圧値を前記基準電圧値よりも高い接続電圧に昇圧することと、前記二次電池用リレー回路を接続してから前記二次電池用昇圧モジュールを用いて前記第2電圧値を前記接続電圧に昇圧することとを実行した後、前記FCプラス側リレーを接続する燃料電池システムである。
この形態によれば、前回終了時にFCマイナス側リレーが溶着していないことを確認できなかった場合、たとえFCマイナス側リレーが溶着していても、次の起動時にFCプラス側リレーが溶着することはない。なぜなら、FCマイナス側リレーが溶着している状態でFCプラス側リレーを接続しても、FCリレー回路の両側の電圧値が同じであるため、FCプラス側リレーに電流が流れないからである。
燃料電池システムの電気系の構成図。 リレー接続処理を示すフローチャート。 S240,S250が実行される場合のタイミングチャート。 比較例について説明するための図。 実施形態について説明するための図。 比較例について説明するための図。 比較例について説明するための図。 電圧調整処理を示すフローチャート。 電圧調整処理が実施される場合のタイミングチャート。 電圧値の変化を模式的に示す図。
実施形態1を説明する。図1は、燃料電池システム100を示す。燃料電池システム100は、燃料電池自動車に搭載される。燃料電池システム100は、燃料電池スタック10と、FDC20と、FCリレー回路FCRと、PCU30と、エアコンプレッサMG1と、駆動モータMG2と、二次電池50と、二次電池用リレー回路SMRと、制御装置80と、を備える。PCUは、パワーコントロールユニットの略称である。
燃料電池スタック10は、複数の単セルを積層して形成される。燃料電池用電圧センサ12は、燃料電池スタック10の出力端子に設けられ、燃料電池スタック10が出力する電圧を測定する。燃料電池用電圧センサ12は、電圧値VFCを示す信号を、制御装置80に入力する。
エアコンプレッサMG1は、燃料電池スタック10に圧縮空気を供給する。駆動モータMG2は、三相交流電力を回転動力に変換し、燃料電池自動車の車輪を回転させる。
PCU30は、IPM40と、第2電圧センサ49と、第2コンデンサC2と、二次電池用昇圧IPM70と、降圧DC/DCコンバータ96と、を備える。IPMは、インテリジェントパワーモジュールの略称である。
IPM40は、二次電池50及び燃料電池スタック10側から供給された直流の電力を、三相交流の電力に変換するインバータとしての機能を有する。IPM40は、変換した電力を、駆動モータMG2と、エアコンプレッサMG1に備えられたモータとに供給する。
第2コンデンサC2は、二次側配線20b及び二次側配線70bの接続点と、IPM40との間に配置されている。第2電圧センサ49は、第2コンデンサC2に並列に接続されている。第2電圧センサ49は、電圧値VH(第2電圧値)を示す信号を、制御装置80に入力する。電圧値VHは、FCリレー回路FCRと二次電池用昇圧IPM70とを結ぶプラス側の配線と、マイナス側配線との電位差を示す。
二次電池用昇圧IPM70の一次側配線70aには、二次電池用リレー回路SMRを介して二次電池50が接続されている。二次電池50は、本実施形態においてはリチウムイオン二次電池である。
二次側配線70bは、FCリレー回路FCRとIPM40とを結ぶ配線に接続されている。このため、二次電池50から二次電池用昇圧IPM70までの回路群は、燃料電池スタック10からFCリレー回路FCRまでの回路群に対して並列に接続される。
二次電池用リレー回路SMRは、二次電池プラス側リレーSMRBと、二次電池マイナス側リレーSMRGと、プリチャージリレーSMRPと、制限抵抗Rとを有する。これら3つのリレーは、何れもノーマリーオープンタイプのリレーである。リレーは、リレー接点ともいう。
プリチャージリレーSMRPは、二次電池マイナス側リレーSMRGと並列に接続されている。制限抵抗Rは、プリチャージリレーSMRPと直列に接続されている。
二次電池用リレー回路SMRは、二次電池50と二次電池用昇圧IPM70の一次側配線70aとの間に配置される。二次電池用リレー回路SMRは、二次電池50とPCU30との間を電気的に接続したり遮断したりする。具体的には、二次電池用リレー回路SMRは、二次電池50と二次電池用昇圧IPM70との間を電気的に接続したり遮断したりする。
二次電池用昇圧IPM70は、スイッチング素子S1,S2と、ダイオードD1,D2と、コイルL1と、コンデンサCA,CBと、を備える。二次電池用昇圧IPM70は、二次電池50の電力を昇圧する。二次電池用昇圧IPM70は、昇圧された電力をIPM40に供給する。コンデンサCA,CBは、一次側配線70aの側と二次側配線70bの側とのそれぞれに設けられている。
二次電池用昇圧IPM70は、二次側配線70bに供給された電力を降圧して、降圧された電力を二次電池50に供給することも可能な双方向のDC/DCコンバータとしての機能を有する。
二次電池50の出力端子には、二次電池50が出力する電圧を測定する二次電池用電圧センサ52が設けられている。二次電池用電圧センサ52は、電圧値VBを示す信号を、制御装置80に入力する。
FDC20は、燃料電池スタック10とIPM40との間に配置されている。FCリレー回路FCRは、FDC20とIPM40との間に配置されている。一次側配線20aは、FCリレー回路FCRを介して、FDC20と燃料電池スタック10とを接続する。二次側配線20bは、FDC20とIPM40とを接続する。一次側とは、電力が供給される側、すなわち入力側である。二次側とは、電力を供給する側、すなわち出力側である。
FCリレー回路FCRは、FDC20とPCU30とを電気的に接続したり遮断したりする。FCリレー回路FCRによる接続は、FDC20を、IPM40と二次電池用昇圧IPM70とに同時に接続する。FCリレー回路FCRによる遮断は、FDC20を、IPM40と二次電池用昇圧IPM70とから同時に遮断する。
FCリレー回路FCRは、FCプラス側リレーFCRBと、FCマイナス側リレーFCRGと、FCプリチャージリレーFCRPと、制限抵抗Rとを有する。これら3つのリレーは、何れもノーマリーオープンタイプのリレーである。
FCプリチャージリレーFCRPは、FCマイナス側リレーFCRGと並列に接続されている。制限抵抗Rは、FCプリチャージリレーFCRPと直列に接続されている。
FDC20は、燃料電池スタック10による発電電圧を昇圧する。FDC20は、昇圧した電力をIPM40に供給する。FDC20は、昇圧用コイルLaと、第1コンデンサC1と、ダイオードDaと、燃料電池用昇圧IPM20iと、低圧側電圧センサ28と、第1電圧センサ29とを備える。コイルは、リアクトルとも呼ばれる。
燃料電池用昇圧IPM20iは、昇圧用コイルLaと、スイッチング素子Saと、ダイオードDaと、逆流防止用ダイオードDXと、電流センサ22とを備える。
スイッチング素子Saは、昇圧用コイルLaと逆流防止用ダイオードDXとの間の点20cと燃料電池スタック10のマイナス側とを接続する。スイッチング素子Saは、点20cと、上記マイナス側との導通状態を切り替える。
ダイオードDaは、スイッチング素子Saに対して並列に接続される。逆流防止用ダイオードDXは、逆流を防止する。逆流とは、FDC20の二次側配線20b側から一次側配線20a側に電流が流れることである。
電流センサ22は、昇圧用コイルLaに流れる電流を測定する。電流センサ22は、電流値ILを示す信号を、制御装置80に入力する。
低圧側電圧センサ28は、昇圧用コイルLaと燃料電池用昇圧IPM20iとの間に配置される。低圧側電圧センサ28は、電圧値FVLを示す信号を、制御装置80に入力する。
第1コンデンサC1は、燃料電池用昇圧IPM20iと、FCリレー回路FCRとの間に配置される。
第1電圧センサ29は、第1コンデンサC1と燃料電池用昇圧IPM20iとの間に接続されている。第1電圧センサ29は、電圧値FVH(第1電圧値)を示す信号を、制御装置80に入力する。電圧値FVHは、燃料電池用昇圧IPM20iとFCリレー回路FCRとを結ぶプラス側の配線と、マイナス側配線との電位差を示す。
二次電池用リレー回路SMRと二次電池用昇圧IPM70とを結ぶ配線65には、二次電池50から給電を受ける種々の負荷が接続されている。これら負荷は、高電圧補機90と、低電圧補機95とに分類される。
高電圧補機90は、駆動電圧が高い負荷である。高電圧補機90には、配線65に接続された昇圧DC/DCコンバータ91によって電圧を300V程度に上げた電力が供給される。本実施形態における高電圧補機90は、水素ポンプ90a、冷却水ポンプ90b、水加熱ヒータ(図示せず)を含む。高電圧補機90は、空調用コンプレッサ90cを含んでもよい。
低電圧補機95は、駆動電圧が低い負荷である。低電圧補機95には、配線65に接続された降圧DC/DCコンバータ96によって電圧を12V程度に下げた電力が供給される。
本実施形態における制御装置80は、複数のECUによって構成される。制御装置80は、燃料電池自動車に設けられたパワースイッチの出力信号等を取得して、FDC20、FCリレー回路FCR、IPM40、二次電池用リレー回路SMR、および二次電池用昇圧IPM70等を制御する。
図2は、リレー接続処理を示すフローチャートである。リレー接続処理は、燃料電池システム100の起動時に、制御装置80によって実行される。
まず、前トリップの終了時に、FCマイナス側リレーFCRGが溶着していないことを確認したかを判定する(S210)。溶着していないことを確認した場合(S210,YES)、二次電池用リレー回路SMRと、FCリレー回路FCRとの同時接続処理を実行して(S220)、リレー接続処理を終える。
FCマイナス側リレーFCRGが溶着していないことを確認していない場合(S210,NO)、電圧値FVH≦FCR接続可能電圧かを判定する(S230)。なお、FCマイナス側リレーFCRGが溶着していないことを確認していない場合には、IPM40の一時的な異常などによって、溶着検出処理が実行できなかった場合と、溶着検出処理を実行した結果、FCマイナス側リレーFCRGが溶着していることを確認した場合を含む。
FCR接続可能電圧は、FCプラス側リレーFCRB及びFCマイナス側リレーFCRGの耐電圧以下に設定される。電圧値FVH≦FCR接続可能電圧である場合(S230,YES)、FCR接続処理を実行し(S240)、その後、SMR接続処理を実行して(S250)、リレー接続処理を終える。
図3は、S240,S250が実行される場合のタイミングチャートである。時刻Ta1においてS240が開始されることによって、FCプラス側リレーFCRBが接続される。その後、時刻Ta2において、FCプリチャージリレーFCRPが接続される。この結果、制限抵抗Rに電流が流れて、第1コンデンサC1の電圧を示す電圧値FVHは、ゼロに収束する。その後、時刻Ta3において、FCマイナス側リレーFCRGが接続される。その後、時刻Ta4において、FCプリチャージリレーFCRPが開放される。この一連の動作が、FCR接続処理(S240)である。
なお、FCマイナス側リレーFCRGが溶着している場合、FCプリチャージリレーFCRPを接続してもしなくても、FCプラス側リレーFCRBに流れる電流に影響は無い。但し、FCマイナス側リレーFCRGが溶着していない場合もあるため、FCプリチャージリレーFCRPの接続を実施する。
その後、時刻Ta5において、二次電池プラス側リレーSMRBが接続される。その後、時刻Ta6において、プリチャージリレーSMRPが接続される。その後、時刻Ta7において、二次電池マイナス側リレーSMRGが接続される。この結果、FCリレー回路FCRに加え、二次電池用リレー回路SMRのプラス側、マイナス側ともに接続されて、電圧値FVH及び第2コンデンサC2の電圧を示す電圧値VHは、二次電池50の電圧によって上昇を開始する。その後、時刻Ta8において、プリチャージリレーSMRPが開放される。この一連の動作が、SMR接続処理(S250)である。
時刻Ta8において、二次電池用昇圧IPM70による昇圧が開始される。この結果、電圧値FVH及び電圧値VHは、二次電池50の電圧よりも高い値へと上昇を開始する。
図4は、比較例について説明するための図である。比較例においては、実施形態とは逆に、SMR接続処理を先に実施してから、FCR接続処理を実施する。SMR接続処理を実施してからFCR接続処理を実施すると、電圧値FVHは、電圧値VBと等しくなるので、FCリレー回路FCRに電流が流れる。このため、FCリレー回路FCRが溶着する虞がある。
図5は、実施形態について説明するための図である。実施形態においては、先述したように、先にFCR接続処理を実施する。このため、FCR接続処理の段階で、電圧値VHは、電圧値VBから影響を受けない。このため、FCR接続処理の段階で、電圧値VHはゼロであれば、FCリレー回路FCRには電流が流れない。従って、FCリレー回路FCRの溶着は抑制される。
一方で、電圧値FVH>FCR接続可能電圧である場合(S230,NO)、電圧調整処理を実施する(S300)。
ここで、電圧値FVH>FCR接続可能電圧である場合について比較例を説明する。この比較例では、電圧調整処理を実施しない。
図6は、比較例として、電圧値FVH>FCR接続可能電圧である場合に、二次電池用リレー回路SMRを先に接続するときの様子を示す。このときは、図4で説明した現象と同様な現象によって、溶着が発生する虞がある。
図7は、比較例として、電圧値FVH>FCR接続可能電圧である場合に、FCリレー回路FCRを先に接続するときの様子を示す。このときは、電圧値FVHが電圧値VHに比べて高いため、FCリレー回路FCRに電流が流れ、溶着が発生する虞がある。
以下、図8〜図10を用いて、実施形態としての電圧調整処理を説明する。図8は、電圧調整処理を示すフローチャートである。図9は、電圧調整処理が実施される場合のタイミングチャートである。図10は、電圧値の変化を模式的に示す。
まず、SMR接続処理を実行する(S310)。図9及び図10に示すように、SMR接続処理によって、電圧値VHが、電圧値VBまで上昇する。
次に、二次電池用昇圧IPM70を駆動し(S320)、電圧値VHの電圧指令値を、接続電圧VCに設定する(S330)。接続電圧VCは、(電圧値VFC+αV)及び(電圧値VB+αV)の何れよりも高い値に設定される。αVは、二次電池用昇圧IPM70の最低昇圧電圧max値よりも高く、燃料電池用昇圧IPM20iの最低昇圧電圧max値よりも高い。
一方で、燃料電池スタック10の発電電圧を上昇させるためのFC起動処理を実行し(S335)、更に、燃料電池用昇圧IPM20iを駆動して(S340)、電圧値FVHの電圧指令値を、接続電圧VCに設定する(S350)。S340では、燃料電池昇圧用IPM20iを特殊駆動させる。具体的には、電圧値FVH制御方式で駆動する。なお、通常は、電圧値FVL制御方式で駆動する。
なお、もともとの電圧値FVHが或る程度、高い場合、燃料電池用昇圧IPM20iの駆動によって、もともとの電圧値FVHから接続電圧VCに昇圧できるので、S335をスキップしてもよい。
図9においては、時刻Tb4から開始された昇圧の結果、時刻Tb5において、電圧値FVH及び電圧値VH共に、接続電圧VCに達する。その後、FCR接続処理を実行して(S360)、電圧調整処理を終える。その後、燃料電池用昇圧IPM20i及び二次電池用昇圧IPM70は、通常駆動に移行する。
S360としてのFCR接続処理を実行しても、FCリレー回路FCRに電流は流れない。なぜなら、電圧値FVH及び電圧値VHは、これまでの説明から明らかなように、また図10に示すように、接続電圧VCで一致しているからである。
このため、FCマイナス側リレーFCRGが溶着している場合に、FCR接続処理として、時刻Tb6でFCプラス側リレーFCRBを接続しても、FCプラス側リレーFCRBが溶着する虞はない。
本開示は、本明細書の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、先述の課題の一部又は全部を解決するために、或いは、先述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせができる。その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。
10…燃料電池スタック
12…燃料電池用電圧センサ
20…FDC(燃料電池用昇圧コンバータ)
20a…一次側配線
20b…二次側配線
20c…点
20i…燃料電池用昇圧IPM
22…電流センサ
28…低圧側電圧センサ
29…第1電圧センサ
30…PCU(パワーコントロールユニット)
49…第2電圧センサ
50…二次電池
52…二次電池用電圧センサ
65…配線
70…二次電池用昇圧IPM
70a…一次側配線
70b…二次側配線
80…制御装置
90…高電圧補機
90a…水素ポンプ
90b…冷却水ポンプ
90c…空調用コンプレッサ
91…昇圧DC/DCコンバータ
95…低電圧補機
96…降圧DC/DCコンバータ
100…燃料電池システム
C1…第1コンデンサ
C2…第2コンデンサ
CA…コンデンサ
CB…コンデンサ
D1…ダイオード
D2…ダイオード
DX…逆流防止用ダイオード
Da…ダイオード
FCR…FCリレー回路
FCRB…FCプラス側リレー
FCRG…FCマイナス側リレー
FCRP…FCプリチャージリレー
L1…コイル
La…昇圧用コイル
MG1…エアコンプレッサ
MG2…駆動モータ
R…制限抵抗
S1…スイッチング素子
SMR…二次電池用リレー回路
SMRB…二次電池プラス側リレー
SMRG…二次電池マイナス側リレー
SMRP…プリチャージリレー
Sa…スイッチング素子

Claims (1)

  1. 二次電池と、
    前記二次電池の電圧を昇圧する二次電池用昇圧モジュールと、
    前記二次電池と前記二次電池用昇圧モジュールとを電気的に接続したり遮断したりする二次電池用リレー回路と、
    燃料電池と、
    前記燃料電池の電圧を昇圧する燃料電池用昇圧モジュールと、
    前記燃料電池用昇圧モジュールと前記二次電池用昇圧モジュールとを電気的に接続したり遮断したりするFCリレー回路と、
    前記燃料電池用昇圧モジュールと前記FCリレー回路とを結ぶプラス側の配線と、マイナス側配線との電位差である第1電圧値を測定する第1電圧センサと、
    前記FCリレー回路と前記二次電池用昇圧モジュールとを結ぶプラス側の配線と、マイナス側配線との電位差である第2電圧値を測定する第2電圧センサと、
    前記第1電圧センサ及び前記第2電圧センサから測定値を取得し、前記燃料電池用昇圧モジュールと、前記二次電池用昇圧モジュールと、前記二次電池用リレー回路と、前記FCリレー回路とを制御する制御装置と、
    を備える燃料電池システムであって、
    前記FCリレー回路は、FCプラス側リレーと、前記FCプラス側リレーと対をなすFCマイナス側リレーと、前記FCマイナス側リレーと並列に接続されているFCプリチャージリレーと前記FCマイナス側リレーと並列に接続され且つ前記FCプリチャージリレーと直列に接続される制限抵抗とを備え、
    前記制御装置は、当該燃料電池システムの前回の終了時に前記FCマイナス側リレーが溶着していないことを確認できなかった場合、当該燃料電池システムの起動時に前記第2電圧値が基準電圧値よりも高いとき、前記燃料電池用昇圧モジュールを用いて前記第1電圧値を前記基準電圧値よりも高い接続電圧に昇圧することと、前記二次電池用リレー回路を接続してから前記二次電池用昇圧モジュールを用いて前記第2電圧値を前記接続電圧に昇圧することとを実行した後、前記FCプラス側リレーを接続する
    燃料電池システム。
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