JP2019090570A - 傘除水機 - Google Patents
傘除水機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019090570A JP2019090570A JP2017219920A JP2017219920A JP2019090570A JP 2019090570 A JP2019090570 A JP 2019090570A JP 2017219920 A JP2017219920 A JP 2017219920A JP 2017219920 A JP2017219920 A JP 2017219920A JP 2019090570 A JP2019090570 A JP 2019090570A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- umbrella
- rotation
- water removal
- removal machine
- stone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
【課題】使用時に傘布の生地が擦れない、小型な傘除水機を提供する。【解決手段】傘除水機2は、石突支持部5と、1つ以上のノズル4と、送風部と、を備える。石突支持部5は、石突1dと傘布1cとを有する開いた状態の傘1の石突1dを回転可能に支持する。1つ以上のノズル4は、傘布1cに対し石突1dと同じ側に水平方向に対して下向きに傾くように設けられる。送風部は、1つ以上のノズル4の吹出口8から傘布1cに吹き出す風を発生させる。【選択図】図1
Description
本発明は、傘除水機に関する。
特許文献1に傘除水機の例が記載されている。傘除水機は、支持部と、ノズルと、送風部とを備える。傘除水機は、送風部が発生させた風をノズルから傘布の表面に吹きつけることによって、傘布に付着している水分を除去する。
しかしながら、特許文献1に記載される傘除水機は、傘布の外側に向けたノズルと傘布の内側の中棒を支持する支持部を要する。このため、傘布の生地が擦れないように傘を開いた状態で傘除水機を使用するためには、傘布の両側に装置を配置する必要があり、傘除水機が大型な装置となる。
本発明は、このような課題を解決するためになされた。本発明の目的は、使用時に傘布の生地が擦れない、小型な傘除水機を提供することである。
本発明に係る傘除水機は、石突と傘布とを有する開いた状態の傘の石突を回転可能に支持する石突支持部と、傘布に対し石突と同じ側に水平方向に対して下向きに傾くように設けられる1つ以上のノズルと、1つ以上のノズルの吹出口から傘布に吹き出す風を発生させる送風部と、を備える。
本発明によれば、傘除水機は、石突支持部と、1つ以上のノズルと、送風部と、を備える。石突支持部は、石突と傘布とを有する開いた状態の傘の石突を回転可能に支持する。1つ以上のノズルは、傘布に対し石突と同じ側に水平方向に対して下向きに傾くように設けられる。送風部は、1つ以上のノズルの吹出口から傘布に吹き出す風を発生させる。これにより、使用時に傘布の生地が擦れない、小型な傘除水機が実現できる。
本発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1を用いて、傘除水機2の構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係る傘除水機が傘の石突を支持した状態の側面図である。
図1を用いて、傘除水機2の構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係る傘除水機が傘の石突を支持した状態の側面図である。
傘1は、中棒1aと傘骨1bと傘布1cと石突1dと露先1eと持ち手1fとを備える。中棒1aは、傘1の軸を構成する。傘骨1bは、傘1が開いた状態において、中棒1aの端部から放射状に広がるように、中棒1aの反対側の端部に向けて傾いて設けられる。傘布1cは、傘1が開いた状態において、傘骨1bの間に張られる。石突1dは、中棒1aの傘骨1bが設けられる側の端部に設けられる。石突1dおよび中棒1aの中心軸は、傘1の中心軸と一致する。石突1dは、傘布1cから外側に向けて突出する。石突1dは、傘1の中心部で傘布1cを中棒1aに留める。露先1eは、傘1の外周部で傘布1cを傘骨1bに留める。持ち手1fは、中棒1aの石突1dと反対側の端部に設けられる。
傘除水機2は、本体3と、1つ以上のノズル4と、石突支持部5と、を備える。傘除水機2は、例えば建物の入口に設けられる。
本体3は、例えば直方体の箱状の形状である。本体3は、例えば壁6に設けられた図示しないフックを本体3の後面に掛けることで、床7の上方に壁掛け式に設けられる。
ノズル4の各々は、筒状の形状である。ノズル4の各々は、本体3の前面から突出する。ノズル4の各々は、例えば水平方向に対して60°から80°下向きに傾いて設けられる。ノズル4の各々は、本体3と反対側の端部に吹出口8を有する。
石突支持部5は、筒状の形状である。石突支持部5は、本体3の前面から突出する。石突支持部5は、例えば水平方向に対して、およそ30°下向きに傾いて設けられる。石突支持部5は、傘除水機2の使用時に傘1の石突1dが挿入される石突挿入部5aを有する。石突支持部5は、傘1の中棒1aの中心軸を回転軸として左方向および右方向に回転可能に石突1dを支持しうるように構成される。
続いて、図2および図3を用いて石突支持部5の構成を説明する。
図2は、本実施の形態に係る傘除水機の石突支持部の拡大側面図である。図2において、矢視Aは、石突支持部5の軸方向と平行な方向を示す。図3は、本実施の形態に係る傘除水機の石突支持部の拡大図である。図3は、図2の矢視Aの方向から見た図である。
図2は、本実施の形態に係る傘除水機の石突支持部の拡大側面図である。図2において、矢視Aは、石突支持部5の軸方向と平行な方向を示す。図3は、本実施の形態に係る傘除水機の石突支持部の拡大図である。図3は、図2の矢視Aの方向から見た図である。
石突支持部5は、石突抑え部5bと、バネ5cと、回転検知部9と、を備える。
石突抑え部5bは、石突挿入部5aに、石突支持部5の軸方向に対して垂直に移動可能に設けられる。
バネ5cは、石突抑え部5bと石突支持部5の内面との間に設けられる。
回転検知部9は、ホイール9aと回転センサー9bとを有する。
ホイール9aは、回転軸が石突支持部5の軸方向と平行になるように設けられる。ホイール9aの側面は、石突挿入部5aの内部で、石突抑え部5bのバネが設けられた面の反対の面が対向する。ホイール9aは、バネ5cの弾性力によって石突抑え部5bの対向する面が傘除水機2の不使用時に押し付けられるように配置される。ホイール9aは、例えばゴム等の滑りにくい素材で形成される。
回転センサー9bは、ホイール9aの回転を検知し得るように設けられる。回転センサー9bは、例えばホイール9aの軸に接続されるジャイロセンサーである。
図3に示されるように、ホイール9aは、側面が石突支持部5の内面から内側に向けて突出する。ホイール9aは、石突支持部5の軸方向を回転軸として、右回転および左回転が可能であるように設けられる。
続いて、図4を用いて本体3の前面から見た構成を説明する。
図4は、本実施の形態に係る傘除水機の正面図である。
図4は、本実施の形態に係る傘除水機の正面図である。
回転方向Lおよび回転方向Rは、石突支持部5が支持する石突1dが回転しうる方向を表す。石突1dが回転しうる方向は、傘1が回転しうる方向である。回転方向Lは、石突1dの左回転を表す。回転方向Rは、石突1dの右回転を表す。
ノズル4aおよびノズル4cは、第1のノズル群に含まれる。ノズル4bおよびノズル4dは、第2のノズル群に含まれる。
ノズル4aとノズル4cとの組は、上部ノズルと下部ノズルとの組である。ノズル4dとノズル4bとの組は、上部ノズルと下部ノズルとの組である。
ノズル4aは、本体3の前面の上部に設けられる。ノズル4cは、本体3の前面の下部に設けられる。ノズル4cの吹出口8cは、ノズル4aの吹出口8aを通る水平面より下方に距離Y離れた位置に配置される。石突1dが左回転可能に支持されている場合に、ノズル4cの吹出口8cは、石突1dが回転可能な回転軸を境界に含む半平面P1を、当該回転軸のまわりに劣角φの範囲で左回転させた半平面P2が通る位置に配置される。劣角φは、180°より小さい正の回転角である。吹出口8cは、吹出口8aと水平方向に距離X離れた位置に配置される。吹出口8aと吹出口8cとは、回転軸を含む鉛直面Vに対して両側に配置される。ノズル4aは、鉛直面Vに向くように、鉛直面Vに対して角度θ傾いて配置される。ノズル4cは、鉛直面Vに対してノズル4aと反対方向に角度θ傾いて配置される。すなわち、ノズル4aおよびノズル4cは、傘1の中心寄りに傾けるように配置される。
ノズル4dは、本体3の前面の上部に設けられる。ノズル4bは、本体3の前面の下部に設けられる。ノズル4bの吹出口8bは、ノズル4dの吹出口8dを通る水平面より下方に距離Y離れた位置に配置される。石突1dが右回転可能に支持されている場合に、ノズル4bの吹出口8bは、石突1dが回転可能な回転軸を境界に含む半平面を、当該回転軸のまわりに劣角の範囲で右回転させた半平面が通る位置に配置される。吹出口8bは、吹出口8dと水平方向に距離X離れた位置に配置される。吹出口8dと吹出口8bとは、回転軸を含む鉛直面Vに対して両側に配置される。ノズル4dは、鉛直面Vに向くように、鉛直面Vに対して傾いて配置される。ノズル4bは、鉛直面Vに対してノズル4dと反対方向に傾いて配置される。すなわち、ノズル4dおよびノズル4bは、傘1の中心寄りに傾けるように配置される。
本体3は、報知部10を備える。報知部10は、3つのランプを備える。3つのランプの各々は、傘1の回転速度の範囲に対応する。
続いて、図5を用いて本体3の内部の構成を説明する。
図5は、本実施の形態に係る傘除水機の構成を示すブロック図である。
図5は、本実施の形態に係る傘除水機の構成を示すブロック図である。
傘除水機2の本体3は、送風部11と、加熱部12と、風路切替え部13と、制御部14と、を内部に備える。本体3は、空気を流すことができる空間として風路を内部に有する。
送風部11は、1つ以上のノズル4の各々の吹出口から風を発生させるブロアである。送風部11は、発生させた風を吹き出す吹出口を有する。送風部11の吹出口は、風路16aを介して加熱部12と通じる。
加熱部12は、送風部11が発生させる風に含まれる空気をジュール熱により加熱するヒーターである。加熱部12は、内部を流れる空気を加熱できる空間を有する。
風路切替え部13は、風路を切り替える電磁切替え弁である。風路切替え部13は、入口と第1の出口と第2の出口とを有する。第1の出口および第2の出口は、いずれか一方が空気を流す開状態であるとき、他方は空気を流さない閉状態であるように構成される。風路切替え部13は、切替え信号を受信したときに、第1の出口および第2の出口の開状態および閉状態を切り替える。風路切替え部13の入口は、風路16bを介して加熱部12と通じる。風路切替え部13の第1の出口は、風路16cを通じて第1のノズル群に含まれるノズル4aおよび4cと通じる。風路切替え部13の第2の出口は、風路16dを通じて第2のノズル群に含まれるノズル4dおよび4bと通じる。
制御部14は、回転検知部9が検知した石突1dの回転の状態に基づいて、報知部10と送風部11と加熱部12と風路切替え部13との動作を制御する制御基板である。制御部14は、回転検知部9が検知した回転の開始、終了、回転方向および回転速度を表す信号を受信するように、回転検知部9と接続される。制御部14は、送風部11の風を発生させる動作を開始および終了させる信号を送信するように、送風部11と接続される。制御部14は、加熱部12の空気を加熱する動作を開始および終了させる信号を送信するように、加熱部12と接続される。制御部14は、風路切替え部13に切替え信号を送信するように、風路切替え部13と接続される。制御部14は、報知動作を行う信号を送信するように、報知部10と接続される。
制御部14は、計時部15を備える。計時部15は、送風部11が風を発生させる動作を開始してから経過した時間を計るタイマーである。
続いて、図6から図10を用いて傘除水機2の動作を説明する。
図6は、本実施の形態に係る傘除水機が傘の石突を支持した状態の石突支持部の拡大側面図である。図6において、矢視Bは、石突支持部5の軸方向と平行な方向を示す。図7は、本実施の形態に係る傘除水機が傘の石突を支持した状態の石突支持部の拡大図である。図7は、図6の矢視Bの方向から見た図である。図8は、本実施の形態に係る傘除水機が傘の石突を支持した状態の正面図である。図9は、本実施の形態に係る傘除水機の報知部の報知の例を示す図である。図10は、本実施の形態に係る制御部の動作の例を示すフローチャートである。
図6は、本実施の形態に係る傘除水機が傘の石突を支持した状態の石突支持部の拡大側面図である。図6において、矢視Bは、石突支持部5の軸方向と平行な方向を示す。図7は、本実施の形態に係る傘除水機が傘の石突を支持した状態の石突支持部の拡大図である。図7は、図6の矢視Bの方向から見た図である。図8は、本実施の形態に係る傘除水機が傘の石突を支持した状態の正面図である。図9は、本実施の形態に係る傘除水機の報知部の報知の例を示す図である。図10は、本実施の形態に係る制御部の動作の例を示すフローチャートである。
使用者は、雨天時に開いた状態の傘1を差して建物の入口に到着する。使用者は、濡れた傘1を開いた状態のまま、石突1dを石突支持部5の石突挿入部5aに挿入する。
石突抑え部5bは、石突挿入部5aに挿入された石突1dに押されて、石突支持部5の軸方向に対して垂直に移動する。石突抑え部5bは、バネ5cの弾性力によって接触していたホイール9aから離れる。石突抑え部5bは、石突1dを挟んでホイール9aと対向する。バネ5cは、弾性力により石突抑え部5bを介して、石突1dをホイール9aに押し付けることで支持する。
石突支持部5に石突1dを支持された傘1は、中棒1aが、石突支持部5の傾きに従って、水平方向に対し下向きに30°傾いた状態で支持される。
使用者は、石突1dが石突支持部5に支持された状態で、傘1を開いたまま回転させる。石突1dは、傘1と同じ回転軸の周りで同じ回転方向に回転する。
図7に示されるように、ホイール9aは、回転する石突1dの表面と滑らず接触することによって、石突1dの回転と反対方向に回転する。回転センサー9bは、ホイール9aの右回転を検知する場合に、石突1dの左回転を検知する。回転センサー9bは、ホイール9aの左回転を検知する場合に、石突1dの右回転を検知する。回転検知部9は、回転センサー9bによって検知した石突1dの回転の開始、回転方向および回転速度を表す信号を制御部14に送信する。
制御部14は、回転検知部9が検知した石突1dの回転の開始および回転方向を表す信号に基づいて、風路切替え部13に第1の出口を開く切替え信号または第2の出口を開く切替え信号を送信する。制御部14は、回転検知部9が検知した石突1dの回転の開始を表す信号に基づいて、送風部11に風を発生させる動作を開始させる信号を送信する。制御部14は、回転検知部9が検知した石突1dの回転の開始を表す信号に基づいて、加熱部12に空気を加熱する動作を開始させる信号を送信する。制御部14は、回転検知部9が検知した石突1dの回転の回転速度を表す信号に基づいて、報知部10に報知動作を行う信号を送信する。制御部14は、回転検知部9が検知した石突1dの回転の開始を表す信号に基づいて、計時部15による経過時間の計測を開始する。
風路切替え部13は、制御部14から第1の出口を開く切替え信号を受信した場合に、第1の出口を開き第2の出口を閉じる。これによって、送風部11が第1のノズル群に含まれるノズル4aおよびノズル4dと通じる。
風路切替え部13は、制御部14から第2の出口を開く切替え信号を受信した場合に、第2の出口を開き第1の出口を閉じる。これによって、送風部11が第2のノズル群に含まれるノズル4cおよびノズル4bと通じる。
送風部11は、制御部14から風を発生させる動作を開始させる信号を受信した場合に、図示しない吸気口から外気を吸い込む。送風部11は、吸込んだ外気から風を発生させる。送風部11が発生させた風は、風路16aを介して加熱部12に流れ込む。
送風部11は、制御部14から信号を受信した後、速やかに風を発生させる動作を開始する。すなわち、送風部11が風を発生させる動作を開始してからの時間は、計時部15によって計測される経過時間と同じである。
加熱部12は、制御部14から空気を加熱する動作を開始させる信号を受信する。加熱部12は、ジュール熱を発生させる。加熱部12に流れ込んだ風は、発生したジュール熱により加熱される。加熱された風は、温風となって加熱部12から風路16bを介して風路切替え部13に入口から流れ込む。
図8に示されるように、風路切替え部13の第1の出口が開いている場合に、風路切替え部13に入口から流れ込んだ風は、第1のノズル群に含まれるノズル4aおよびノズル4cの吹出口8aおよび吹出口8cから吹き出す。
ノズル4の吹出口8から吹き出した風は、水平方向から下向きに傾いて、濡れている傘布1cに向かって吹き出す。傘布1cに吹出した風は、傘布1cの表面の水を風の流れとともに露先1eを含む外周部まで移動させて、外周部から水を離脱させる。これによって傘除水機2は傘1の除水を行う。
ノズル4aは本体3の上部に設けられているため、傘1の中央付近の除水を担う。ノズル4cは本体3の下部に設けられているため、傘1の外周付近の除水を担う。
ノズル4aから吹き出した風により傘布1cの表面を移動した水は、傘1の回転とともにノズル4cから吹き出した風の下流に移動し、ノズル4cから吹き出した風によっても移動する。
ノズル4aから吹き出した風とノズル4cから吹き出した風は傘1の中心に向けて合流するように流れるので、傘1の外周部から離脱した水滴を伴って流れる風は、傘1の回転の接線方向への広がりが抑制されて流れる。
一方、風路切替え部13の第2の出口が開いている場合に、風路切替え部13に入口から流れ込んだ風は、第2のノズル群に含まれるノズル4dおよびノズル4bの吹出口8dおよび吹出口8bから吹き出す。
ノズル4dは本体3の上部に設けられているため、傘1の中央付近の除水を担う。ノズル4bは本体3の下部に設けられているため、傘1の外周付近の除水を担う。
ノズル4dから吹き出した風により傘布1cの表面を移動した水は、傘1の回転とともにノズル4bから吹き出した風の下流に移動し、ノズル4bから吹き出した風によっても移動する。
ノズル4dから吹き出した風とノズル4bから吹き出した風は傘1の中心に向けて合流するように流れるので、傘1の外周から離脱した水滴を伴って流れる風は、傘1の回転の接線方向への広がりが抑制されて流れる。
図9(a)に示すように、報知部10は、報知動作を行う信号として回転速度が遅いことを報知する信号を制御部14から受信した場合に、回転速度が遅いことを報知するランプ10aを点灯する。図9(b)に示すように、報知部10は、報知動作を行う信号として、回転速度が適切であることを報知する信号を制御部14から受信した場合に、回転速度が適切であることを報知するランプ10bを点灯する。図9(c)に示すように、報知部10は、報知動作を行う信号として回転速度が速いことを報知する信号を制御部14から受信した場合に、回転速度が速いことを報知するランプ10cを点灯する。
計時部15が測定する経過時間が予め定められた時間を経過する前に傘1の除水が終了した場合に、使用者は、傘1の回転を終了させる。
ホイール9aは、傘1の石突1dの回転の終了とともに、回転を終了する。回転検知部9は、回転センサー9bが検知した回転の終了を表す信号を制御部14に送信する。
制御部14は、回転検知部9が送信した石突1dの回転の終了を表す信号に基づいて、風を発生させる動作を終了させる信号を送風部11に送信する。制御部14は、回転検知部9が送信した石突1dの回転の終了を表す信号に基づいて、空気を加熱する動作を終了させる信号を加熱部12に送信する。制御部14は、回転検知部9が送信した石突1dの回転の終了を表す信号に基づいて、報知動作を行う信号を報知部10に送信する。制御部14は、回転検知部9が送信した石突1dの回転の終了を表す信号に基づいて、計時部15による経過時間の計測を終了する。
一方、計時部15が測定する経過時間が予め定められた時間を経過した場合に、制御部14は、風を発生させる動作を終了させる信号を送風部11に送信する。制御部14は、空気を加熱する動作を終了させる信号を加熱部12に送信する。制御部14は、報知動作を行う信号を報知部10に送信する。制御部14は、計時部15による経過時間の計測を終了する。使用者は、傘1の回転を終了させる。
送風部11は、制御部14から風を発生させる動作を終了させる信号を受信した場合に、当該動作を終了する。
加熱部12は、制御部14から空気を加熱する動作を終了させる信号を受信した場合に、当該動作を終了する。
報知部10は、報知動作を行う信号として、回転が終了したことを報知する信号を制御部14から受信した場合に、3つのランプ全てを消灯する。
使用者は、除水された傘1の石突1dを石突支持部5から引き抜く。
図10に示されるように、ステップS1において、制御部14は、石突1dの回転の開始を表す信号を回転検知部9から受信したかを判定する。判定結果がNoである場合は、制御部14の動作はステップS1に進む。判定結果がYesである場合は、制御部14の動作はステップS2に進む。
ステップS2において、制御部14は、回転検知部9から受信した信号が表す石突1dの回転方向が左回転であるかを判定する。判定結果がYesである場合は、制御部14の動作はステップS3に進む。判定結果がNoである場合は、制御部14の動作はステップS4に進む。
ステップS3において、制御部14は、第1の出口を開く切替え信号を風路切替え部13に送信する。その後、制御部14の動作はステップS5に進む。
ステップS4において、制御部14は、第2の出口を開く切替え信号を風路切替え部13に送信する。その後、制御部14の動作はステップS5に進む。
ステップS5において、制御部14は、風を発生させる動作を開始させる信号を送風部11に送信する。その後、制御部14は、空気を加熱する動作を開始させる信号を加熱部12に送信する。その後、制御部14は、計時部15による経過時間の計測を開始する。その後、制御部14の動作はステップS6に進む。
ステップS6において、制御部14は、回転検知部9から受信した信号が表す石突1dの回転速度が、下限速度より遅いかを判定する。判定結果がNoである場合に、制御部14の動作は、ステップS7に進む。判定結果がYesである場合に、制御部14の動作は、ステップS8に進む。
ステップS7において、制御部14は、回転検知部9から受信した信号が表す石突1dの回転速度が、上限速度より速いかを判定する。判定結果がNoである場合に、制御部14の動作は、ステップS9に進む。判定結果がYesである場合に、制御部14の動作は、ステップS10に進む。
ステップS8において、制御部14は、報知動作を行う信号として、回転速度が遅いことを報知する信号を報知部10に送信する。その後、制御部14の動作は、ステップS11に進む。
ステップS9において、制御部14は、報知動作を行う信号として、回転速度が適切であることを報知する信号を報知部10に送信する。その後、制御部14の動作は、ステップS11に進む。
ステップS10において、制御部14は、報知動作を行う信号として、回転速度が速いことを報知する信号を報知部10に送信する。その後、制御部14の動作は、ステップS11に進む。
ステップS11において、制御部14は、回転の終了を表す信号を受信したかを判定する。判定結果がNoである場合は、制御部14の動作はステップS12に進む。判定結果がYesである場合は、制御部14の動作はステップS13に進む。
ステップS12において、制御部14は、計時部15によって計時される時間が、予め定められた時間を経過したかを判定する。判定結果がNoである場合は、制御部14の動作は、ステップS6に進む。判定結果がYesである場合は、制御部14の動作は、ステップS13に進む。
ステップS13において、制御部14は、風を発生させる動作を終了させる信号を送風部11に送信する。その後、制御部14は、空気を加熱する動作を終了させる信号を加熱部12に送信する。その後、制御部14は、報知動作を終了させる信号を報知部10に送信する。その後、制御部14は、計時部15による経過時間の計測を終了する。その後、制御部14の動作はステップS1に進む。
以上に説明したように、本実施の形態に係る傘除水機2においては、石突支持部5と1つ以上のノズル4と送風部11とを備える。石突支持部5は、石突1dと傘布1cとを有する開いた状態の傘1の石突1dを回転可能に支持する。1つ以上のノズル4は、傘布に対し前記石突と同じ側に、水平方向に対して下向きに傾くように設けられる。送風部11は、1つ以上のノズル4の吹出口8から傘布1cに吹き出す風を発生させる。これにより、傘除水機2は、傘布1cの外側のみに装置を配置する小型な構成となる。使用の際に傘布1cの生地が互いに擦れることがないため、傘除水機2は、傘布1cの擦れることによる傷みを抑制できる。使用者は、例えば折りたたみ傘などの閉じた状態において傘布の濡れた部分が外側に向かない傘を除水する際にも、傘除水機2を使用できる。
また、石突支持部5は、石突1dが回転可能な回転軸が水平方向に対して下向きに傾くように石突1dを支持する。傘1は、石突1dの回転軸を中心軸とする中棒1aが水平方向に対し下向きに傾いた状態で支持されることによって、持ち手1fが石突1dより水平方向に下がった位置になるように支持される。これにより、使用者は、傘1を差した状態から自然な手首の角度で傘1の石突1dを石突支持部5に挿入できる。傘骨1bは中棒1aの反対側の端部に向けて傾いて設けられるため、石突1dの下方に位置する露先1eは、外周に向けた接線方向が鉛直方向に近くなるように支持される。よって、露先1eを含む外周部から除水された水の飛散しうる前後方向の範囲が狭くなる。したがって、傘除水機2は、除水された水により使用者が濡れることを抑制できる。
また、1つ以上のノズルは、上部ノズルと下部ノズルとを含む。下部ノズルの吹出口は、上部ノズルの吹出口を通り石突1dが回転可能な回転軸を境界に含む半平面を石突1dが回転可能な方向に当該回転軸のまわりに劣角の範囲で回転させた半平面上に配置される。下部ノズルの吹出口は、上部ノズルの吹出口を通る水平面より下方である位置に配置される。これにより、上部ノズルから吹き出した風により傘布1cの表面を移動した水が下部ノズルから吹き出した風によっても傘布1cの表面を移動するように傘布1cに風が吹きつけられるため、傘除水機2は、より効率的に傘1の除水を行える。
また、上部ノズルは、石突1dの回転軸を含む鉛直面に対して当該鉛直面を向くように傾いて配置され、下部ノズルは当該鉛直面に対して上部ノズルと反対方向に傾いて配置される。これにより、上部ノズルおよび下部ノズルから吹き出した風による気流は、傘1の回転の下端の接線方向に互いに向かい合うように合流するので、合流した気流は当該接線方向への広がりが抑制される。よって、傘除水機2は、傘1から脱離した水滴の飛散する範囲をより狭く抑えることができる。
また、傘除水機2は、送風部11が風を発生させる動作を開始してから、予め定められた時間が経過した場合に、送風部11は風を発生させる動作を終了する。使用者は、傘除水機2を停止する操作を別途行う必要がない。
また、傘除水機2は、石突1dの回転を検知する回転検知部9を備え、回転検知部9が検知した回転の状態に基づいて動作が制御される。使用者は、傘1から手を離すことなく回転によって傘除水機2の動作を制御できるため、別途スイッチ等を操作せずに簡便に傘除水機2を使用できる。
また、回転検知部9が石突1dの回転が開始したことを検知した場合に、送風部11は、風を発生させる動作を開始する。使用者は、手に持った傘1を回転させる簡易な操作の他にスイッチ等の操作を必要とせず、傘1の除水を開始することができる。
また、回転検知部9が石突1dの回転が停止したことを検知した場合に、送風部11は、風を発生させる動作を停止する。使用者は、手に持った傘1を回転させる簡易な操作のほかにスイッチ等の操作を必要とせず、傘1の除水を停止することができる。
また、傘除水機2は、回転検知部9が計測する石突1dの回転速度が、予め定めた範囲にあるかを報知する報知部10を備える。使用者は、報知によって、傘1の回転速度を適切な状態にすることができる。使用者は、速すぎる回転による水滴の飛散および遅すぎる回転による除水効率の低下を避けて利用できる。
また、1つ以上のノズル4の一部は、回転検知部9が石突1dの左回転を検知した場合に吹出口8から風を吹き出す。1つ以上のノズル4の他の一部は、回転検知部9が石突1dの右回転を検知した場合に吹出口8から風を吹き出す。傘1の回転方向に応じて風が吹き出すノズルが選択されるので、使用者は傘1を回転させる方向を意識する必要がない。
また、傘除水機2は、送風部11が発生させる風に含まれる空気を加熱する加熱部12を備える。加熱により温風が傘布1cに吹き付けられるため、傘布1cがより早く乾燥する。傘布1cがフッ素コーティング素材である場合は、傘布1cは、温風によって撥水性が回復しうる。
なお、本体3は、フックによらず、フレーム材を介して壁6に設置するものでもよい。
石突支持部5は、左回転または右回転のいずれか一方向のみに回転可能に石突1dを支持してもよい。ホイール9aは、右回転または左回転のいずれか一方向のみに回転可能に設けられてもよい。
1つ以上のノズル4の向きは、吹出口8の位置に応じて調整された向きであってもよい。傘除水機2は、傘布1cの表面に沿う方向に風を吹きつける場合の方が、傘布1cに垂直に風を吹きつける場合より除水した水滴の飛散を抑制できる。
制御部14は、計時部15を備えなくてもよい。傘除水機2は、石突1dの回転を検知している間は送風部11の動作を継続してもよい。
傘除水機2は、回転検知部9を備えなくてもよい。傘除水機2は、例えばフットペダルまたは押しボタン等のスイッチによって、送風部11または加熱部12の動作を開始および終了してもよい。
送風部11は、ファンであってもよい。
加熱部12は、建物の排熱または燃料の燃焼熱によって空気を加熱してもよい。傘除水機2は、加熱部12を備えなくてもよい。
風路切替え部13は、電気駆動の切替え弁であってもよい。風路切替え部13は、切替え弁の組合せであってもよい。傘除水機2は、風路切替え部13を備えなくてもよい。
報知部10は、複数色の表示が可能な1つのランプの表示色の変化によって、石突1dの回転速度が予め定めた範囲にあるかを報知してもよい。報知部10は、ブザーから発する音の変化によって、石突1dの回転速度が予め定めた範囲にあるかを報知してもよい。報知部10は、スピーカーから発する人工音声によって、石突1dの回転速度が予め定めた範囲にあるかを報知してもよい。傘除水機2は、報知部10を備えなくてもよい。
続いて、図11を用いて制御部14のハードウェア構成の例について説明する。
図11は、本実施の形態に係る制御部の主要部のハードウェア構成を示す図である。
図11は、本実施の形態に係る制御部の主要部のハードウェア構成を示す図である。
制御部14の各機能は、処理回路により実現し得る。処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ14bと少なくとも1つのメモリ14cとを備える。処理回路は、プロセッサ14bおよびメモリ14cと共に、或いはそれらの代用として、少なくとも1つの専用のハードウェア14aを備えてもよい。
処理回路がプロセッサ14bとメモリ14cとを備える場合、制御部14の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。そのプログラムはメモリ14cに格納される。プロセッサ14bは、メモリ14cに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部14の各機能を実現する。
プロセッサ14bは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。メモリ14cは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等により構成される。
処理回路が専用のハードウェア14aを備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせで実現される。
制御部14の各機能は、それぞれ処理回路で実現することができる。あるいは、制御部14の各機能は、まとめて処理回路で実現することもできる。制御部14の各機能について、一部を専用のハードウェア14aで実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。このように、処理回路は、ハードウェア14a、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせで制御部14の各機能を実現する。
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1で開示された例と相違する点について詳しく説明する。本実施の形態で説明しない特徴については、実施の形態1で開示された例のいずれの特徴が採用されてもよい。
本実施の形態では、実施の形態1で開示された例と相違する点について詳しく説明する。本実施の形態で説明しない特徴については、実施の形態1で開示された例のいずれの特徴が採用されてもよい。
図12を用いて、傘除水機2の構成を説明する。
図12は、本実施の形態に係る傘除水機が傘の石突を支持した状態の側面図である。
図12は、本実施の形態に係る傘除水機が傘の石突を支持した状態の側面図である。
本体3は、壁6に埋め込むように設けられる。あるいは、本体3は、壁6に設けられる段差部または凹部に設置される。
傘除水機2は、水受け部17と、ドレンタンク18と、を備える。
水受け部17は、開いた状態の傘1の傘布1cより下方に配置される。水受け部17は、例えば直方体のトレイ状の形状である。水受け部17は、壁6にヒンジ17aを介して設置される。水受け部17は、使用時には傘布の下方に位置するように、ヒンジ17aの可動範囲が制限される。水受け部17は、使用時には壁6の方向に向かって下がるように傾いて配置される。水受け部17は、不使用時には壁6に沿う位置に折りたたみが可能なように配置される。
ドレンタンク18は、壁6の内部に埋め込まれて配置される。ドレンタンク18は、水受け部17の上面と通じる図示しない開口を上部に有する。ドレンタンク18は、貯水された水の量を水位によって測る図示しない水位計を有する。ドレンタンク18は、排水溝に通じる図示しない排水弁を有する。排水弁は、例えば、水位計が予め定めた水位より高い値を示した場合に開状態となるように、水位計と接続される。
続いて、図13を用いて、正面からみた傘除水機2の構成を説明する。
図13は、本実施の形態に係る傘除水機が傘の石突を支持した状態の正面図である。
図13は、本実施の形態に係る傘除水機が傘の石突を支持した状態の正面図である。
水受け部17は、例えば傘1の開いた状態の直径より広い幅を有するように設けられる。
続いて、本実施の形態における傘除水機2の動作を説明する。
実施の形態1と同様に傘1から除水された水滴は、水受け部17によって受け止められる。水受け部17によって受け止められた水は、水受け部17の上面を傾斜に従って壁6の方向に流れる。水受け部17の上面を流れた水は、水受け部17の上面と通じる開口を介してドレンタンク18に上部から流れ込む。
ドレンタンク18に流れ込んだ水は、ドレンタンク18に貯水される。ドレンタンク18に貯水された水の量が予め定められた量を超えた場合に、貯水された水は、排水弁を介して排水溝に排水される。
以上に説明したように、本実施の形態に係る傘除水機2は、水受け部17を備える。水受け部17は、傘1を開いた状態の傘布1cより下方に配置され、傘布1cから除水された水を受ける。これによって、傘除水機2は、傘布1cから除水された水滴の周辺への飛散を防ぐことができる。
また、水受け部17は、不使用時に折りたたみが可能である。これによって、傘除水機2の不使用時に、水受け部17は建物を利用する利用者の通行等を妨げない。
なお、傘除水機2は、ドレンタンク18を備えなくてもよい。水受け部17は、傘1から除水された水を、排水溝に直接排水してもよい。
水受け部17は、折りたたみ可能でなくてもよい。水受け部17は、例えば、不使用時に蓋によって覆われる、床7に設けられた排水溝と通じる凹部であってもよい。
1 傘、 1a 中棒、 1b 傘骨、 1c 傘布、 1d 石突、 1e 露先、 1f 持ち手、 2 傘除水機、 3 本体、 4、4a、4b、4c、4d ノズル 5 石突支持部、 5a 石突挿入部 、5b 石突抑え部、 5c バネ、 6 壁、 7 床、 8、8a、8b、8c、8d 吹出口、 9 回転検知部、 9a ホイール、 9b 回転センサー、 10 報知部、 10a、10b、10c ランプ、 11 送風部、 12 加熱部、 13 風路切替え部、 14 制御部、 14a ハードウェア、 14b プロセッサ、 14c メモリ、 15 計時部、 16a、16b、16c、16d 風路、 17 水受け部、 17a ヒンジ、 18 ドレンタンク
Claims (13)
- 石突と傘布とを有する開いた状態の傘の前記石突を回転可能に支持する石突支持部と、
前記傘布に対し前記石突と同じ側に、水平方向に対して下向きに傾くように設けられる1つ以上のノズルと、
前記1つ以上のノズルの吹出口から前記傘布に吹き出す風を発生させる送風部と、
を備える傘除水機。 - 前記石突支持部は、前記石突が回転可能な回転軸が水平方向に対して下向きに傾くように前記石突を支持する請求項1に記載の傘除水機。
- 前記1つ以上のノズルは、上部ノズルと、前記上部ノズルの吹出口を通り前記石突が回転可能な回転軸を境界に含む半平面を前記石突が回転可能な方向に前記回転軸のまわりに劣角の範囲で回転させた半平面上であり且つ前記上部ノズルの吹出口を通る水平面より下方である位置に吹出口が配置される下部ノズルと、を含む請求項1または請求項2に記載の傘除水機。
- 前記上部ノズルは前記回転軸を含む鉛直面に対して前記鉛直面を向くように傾いて配置され、
前記下部ノズルは前記鉛直面に対して前記上部ノズルと反対方向に傾いて配置される請求項3に記載の傘除水機。 - 前記送風部が前記風を発生させる動作を開始してから、予め定められた時間が経過した場合に、前記送風部は前記風を発生させる動作を終了する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の傘除水機。
- 前記石突の回転を検知する回転検知部を備え、
前記回転検知部が検知した回転の状態に基づいて動作が制御される請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の傘除水機。 - 前記回転検知部が前記石突の回転が開始したことを検知した場合に、前記送風部は前記風を発生させる動作を開始する請求項6に記載の傘除水機。
- 前記回転検知部が前記石突の回転が停止したことを検知した場合に、前記送風部は前記風を発生させる動作を停止する請求項6または請求項7に記載の傘除水機。
- 前記回転検知部が計測する前記石突の回転速度が、予め定められた範囲にあるかを報知する報知部
を備える請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の傘除水機。 - 前記1つ以上のノズルの一部は、前記回転検知部が前記石突の左回転を検知した場合に前記吹出口から前記風を吹き出し、前記1つ以上のノズルの他の一部は、前記回転検知部が前記石突の右回転を検知した場合に前記吹出口から前記風を吹き出す請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の傘除水機。
- 前記送風部が発生させる前記風に含まれる空気を加熱する加熱部
を備える請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の傘除水機。 - 前記傘を開いた状態の前記傘布より下方に配置され、前記傘布から除水された水を受ける水受け部
を備える請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の傘除水機。 - 前記水受け部は、不使用時に折りたたみが可能である請求項12に記載の傘除水機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017219920A JP2019090570A (ja) | 2017-11-15 | 2017-11-15 | 傘除水機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017219920A JP2019090570A (ja) | 2017-11-15 | 2017-11-15 | 傘除水機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019090570A true JP2019090570A (ja) | 2019-06-13 |
Family
ID=66836182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017219920A Pending JP2019090570A (ja) | 2017-11-15 | 2017-11-15 | 傘除水機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019090570A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102251383B1 (ko) * | 2019-12-17 | 2021-05-11 | 박성삼 | 우산 빗물 제거장치 |
CN114061119A (zh) * | 2021-10-18 | 2022-02-18 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于控制智能空调的方法及装置、智能空调 |
-
2017
- 2017-11-15 JP JP2017219920A patent/JP2019090570A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102251383B1 (ko) * | 2019-12-17 | 2021-05-11 | 박성삼 | 우산 빗물 제거장치 |
CN114061119A (zh) * | 2021-10-18 | 2022-02-18 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于控制智能空调的方法及装置、智能空调 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102548935B1 (ko) | 드라이어 | |
JP2019090570A (ja) | 傘除水機 | |
KR101235127B1 (ko) | 우산 건조장치 | |
JP2008023486A (ja) | 除湿機 | |
JP6502167B2 (ja) | 衣類処理装置 | |
KR20180053051A (ko) | 영아를 위한 공기정화기 | |
TW201736782A (zh) | 除濕機 | |
CN114867902A (zh) | 衣物处理装置 | |
JP6612701B2 (ja) | 乾燥装置 | |
CN105544159A (zh) | 具有叠衣功能的晾衣架 | |
JP6708851B2 (ja) | 乾燥装置 | |
JP2020103367A (ja) | 衣類処理装置 | |
JP2013102985A (ja) | 手乾燥装置 | |
JP4792794B2 (ja) | 手乾燥装置 | |
JP2013154107A (ja) | 手乾燥装置 | |
JP6742042B2 (ja) | 乾燥装置 | |
KR102337365B1 (ko) | 다기능 스탠드형 헤어 드라이기 | |
JP2020096988A (ja) | 乾燥装置 | |
JP2012161546A (ja) | 手乾燥装置 | |
KR101253580B1 (ko) | 발 건조 장치 | |
JP2002146883A (ja) | 臀部乾燥装置 | |
JP2022508746A (ja) | ジェットブレード技術を利用した自動傘乾燥機 | |
JP2008241224A (ja) | 加湿器 | |
KR102200351B1 (ko) | 보습 장치 | |
KR200248890Y1 (ko) | 히터 겸용 선풍기 |