JP2002146883A - 臀部乾燥装置 - Google Patents

臀部乾燥装置

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JP2002146883A
JP2002146883A JP2000342135A JP2000342135A JP2002146883A JP 2002146883 A JP2002146883 A JP 2002146883A JP 2000342135 A JP2000342135 A JP 2000342135A JP 2000342135 A JP2000342135 A JP 2000342135A JP 2002146883 A JP2002146883 A JP 2002146883A
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Japan
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buttocks
hot air
heater
air
temperature
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JP2000342135A
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Nobuyuki Tanaka
伸幸 田中
Ken Takamata
憲 鷹股
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温風を左右方向に揺動させる方式の臀部乾燥
装置において使用感を向上させたり、乾燥時間を短縮し
たりすることができる臀部乾燥装置を提供する。 【解決手段】 臀部乾燥装置は、ファン1と、該ファン
1の吐風口に連なるダクト2と、該ダクト2内に設置さ
れたエアヒータ3と、ダクト2の末端の吹出口4内に設
けられたルーバ5と、該ルーバ5の揺動装置6等を備え
ている。スイッチ11をON操作すると、ファン11が
駆動し、ヒータ3への通電が行われ、且つルーバ5が揺
動する。制御回路3は、温風が左方又は右方に吹出すと
きにはヒータ3への通電量を減少させ、温風の温度を比
較的低くする。また、温風が前方中央に向って吹出すと
きには、ヒータ3への通電量を増大させ、温風の温度を
比較的高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器に設けられる
臀部乾燥装置に係り、特に、温水洗浄装置の使用により
濡れた臀部を乾燥させるための臀部乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】洋風便器等に設けられた温水洗浄装置
は、用便者の臀部に向けて温水を噴出するものであり、
この温水洗浄装置の使用により臀部が濡れる。この臀部
を乾燥させるために、該臀部に向けて温風を吹出す臀部
乾燥装置が設置されることが多くなってきている。
【0003】この臀部乾燥装置として、特開平5−14
0977号及び同6−146377号のように、温風の
吹出方向を臀部左右方向に往復動(揺動)させるものが
公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の温風揺動タイプ
の臀部乾燥装置は、温風の温度が一定である。人体の臀
部は、便座に着座した状態において左半側及び右半側に
それぞれ下方に凸となる左凸部及び右凸部が生じ、それ
らの間の中央部に凹である中央凹部が生じる。温風を左
右に揺動させた場合、この左凸部及び右凸部は、中央凹
部に比べて温風に直に晒されて皮膚温度が上昇し易く、
熱く感じることがある。また、臀部洗浄水は主として該
中央凹部に注ぎ掛けられるため、中央凹部が最も多く濡
れており、温風温度を高くして乾燥を早めることが望ま
しい。
【0005】本発明は、上記実情ないし要望に鑑みて創
案されたものであり、温風を左右方向に揺動させる方式
の臀部乾燥装置において使用感を向上させたり、乾燥時
間を短縮したりすることができる臀部乾燥装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の臀部乾燥装置
は、人体臀部に向けて温風を吹き出す吹出口と、該吹出
口からの温風の吹出方向を臀部左右方向に往復動させる
揺動手段と、を備えてなる臀部乾燥装置において、該温
風の吹出方向が左右方向の中央付近を指向しているとき
の温度をそれ以外の場合よりも高くするように温風温度
を制御する温風温度制御手段を備えたことを特徴とする
ものである。
【0007】かかる臀部乾燥装置によると、温風が臀部
の左凸部及び右凸部に当るときには比較的低温となり、
臀部の中央凹部に当るときには比較的高温となるので、
左凸部及び右凸部が熱く感じられることが防止される。
また、多量に被水した中央凹部を早く乾燥させることも
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。第1図は実施の形態に係る臀部乾燥
装置の吹出口付近の斜視図、第2図は臀部乾燥装置の平
面図であり、吹出口付近は第1図のII−II線断面を示
す。第3図はこの臀部乾燥装置を備えた便座装置の平面
図である。
【0009】この臀部乾燥装置は、ファン1と、該ファ
ン1の吐風口に連なるダクト2と、該ダクト2内に設置
されたエアヒータ3と、ダクト2の末端の吹出口4内に
設けられたルーバ5と、該ルーバ5の揺動装置6等を備
えている。なお、エアヒータ3はファン1の上流側に配
置されてもよい。
【0010】この揺動装置6は、正逆回動可能なモータ
7と、該モータ7の回転軸に基端側が連結されたアーム
8と、該アーム8の先端側に連結されたロッド9とを備
えている。このロッド9がダクト2内に差し込まれ、各
ルーバ5の後縁側に連結されている。ルーバ5は、前縁
と後縁との中間部が支軸5aによってダクト2の上面部
及び下面部に回動自在に支軸されている。
【0011】この揺動装置6は、ファン1及びヒータ3
と共に制御回路10によって制御される。乾燥スイッチ
11がON操作されると、ファン1が駆動され、ヒータ
3に通電が行われると共に、モータ7が所定角度範囲を
往復回動し、ルーバ5が回動所定角度範囲を往復回動
(揺動)する。ヒータ3へは商用電源からの電力がヒー
タ通電制御素子12を介して通電される。
【0012】前記ルーバ5は、板面を上下方向にして吹
出口4内に配置され、上記の通り支軸5aによって左右
方向に回動自在となっている。モータ7は、その回転軸
が上下方向となるように設置されている。アーム8は、
従って水平方向に往復回動する。
【0013】第3図の通り、洋風便器(図示略)上に便
座ボックス14が設置され、この便座ボックス14に便
座13が上下方向回動可能に支持されている。この便座
ボックス14内の左右方向の略中央付近に臀部乾燥装置
が設置されると共に、便座着座者の臀部に温水を注ぎか
けて洗浄するための洗浄ノズル15,16が設置されて
いる。
【0014】このように構成された臀部乾燥装置におい
ては、乾燥スイッチ11をON操作すると、前記の通
り、ファン11が駆動し、ヒータ3への通電が行われ、
且つルーバ5が揺動する。これにより、第3図の如く温
風が前方に向かって吹出すと共に、この吹出方向が左右
に揺動する。この際、制御回路3は、温風が左方又は右
方に吹出すときにはヒータ3への通電量を減少させ、温
風の温度を比較的低くする。また、温風が前方中央に向
って(即ち、洋風便器の便鉢の中心線に沿って前端に向
う方向に)吹出すときには、ヒータ3への通電量を増大
させ、温風の温度を比較的高くする。
【0015】このため、温風が便座着座者の臀部の左凸
部及び右凸部に当るときには温風温度が比較的低いもの
となり、熱く感じることがなく、温風が該臀部の中央凹
部に向って吹出すときには温度が比較的高く、乾燥が速
やかに行われる。この臀部の中央凹部は左凸部及び右凸
部に比べて上方に凹んでいるので、直接に吹き付けられ
る風量が少ない。このため、温風の温度が高くても熱く
感じられることがない。
【0016】なお、この実施の形態では、第3図の通り
便座13の左右にそれぞれ荷重センサ17,18が設置
されており、センサ17,18の検出荷重から臀部の左
右への偏りを検知している。そして、この偏りが検知さ
れたときには、それに追随して温風の吹出方向を全体と
して左向き又は右向きに変更するよう構成している。こ
れにより、臀部が左右に偏っていても、比較的温度の高
い温風が必ず臀部の中央凹部に当るようになる。
【0017】上記実施の形態ではルーバを備えたダクト
が採用されているが、特開平6−146377号公報の
臀部乾燥装置のように、温風をノズルから吹出すように
したタイプの臀部乾燥装置にも適用できる。
【0018】本発明では、荷重センサを便座の前後に設
けて臀部の前後方向位置を検知し、これに対応して温風
の吹出方向を俯仰方向で調節するようにしてもよい。
【0019】上記実施の形態では荷重センサによって臀
部の位置を検知しているが、静電容量センサ等によって
臀部位置を検知するようにしてもよい。また、例えば便
座の後部内縁に沿って超音波や光による臀部中央凹部検
知センサを設け、臀部の中央凹部の位置を検知して、そ
れに応じて揺動方向を制御してもよい。
【0020】さらに、荷重センサの検出体重が重いとき
には、比較的皮下脂肪が厚く、温度の高い温風でもさほ
ど熱く感じないことが多いので、検出体重の大小に応じ
て温風の温度を高低させてもよい。
【0021】上記実施の形態では、第3図の通り便座ボ
ックスを採用しているが、ロータンクを囲むロータンク
カバーを有したコンソール型と称される洋風便器の場合
にも本発明を適用できる。
【0022】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、温風を左
右に揺動させるようにした臀部乾燥装置において、熱さ
を感じることなく快適に臀部乾燥を行うことができると
共に、臀部の乾燥時間の短縮も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る臀部乾燥装置の吹出口付近の
斜視図である。
【図2】臀部乾燥装置の平面図であり、吹出口付近は第
1図のII−II線断面を示す。
【図3】臀部乾燥装置を備えた便座装置の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ファン 2 ダクト 3 ヒータ 4 吹出口 5 ルーバ 6 揺動装置 7 モータ 8 アーム 9 ロッド 13 便座 14 便座ボックス 15,16 洗浄ノズル 17,18 荷重センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体臀部に向けて温風を吹き出す吹出口
    と、 該吹出口からの温風の吹出方向を臀部左右方向に往復動
    させる揺動手段と、を備えてなる臀部乾燥装置におい
    て、 該温風の吹出方向が左右方向の中央付近を指向している
    ときの温度をそれ以外の場合よりも高くするように温風
    温度を制御する温風温度制御手段を備えたことを特徴と
    する臀部乾燥装置。
JP2000342135A 2000-11-09 2000-11-09 臀部乾燥装置 Pending JP2002146883A (ja)

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