JP2019089319A - フィルム、および積層体 - Google Patents
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Abstract
Description
また、プラスチックフィルムは一般に、1方向に引っ張ると、それと直交する方向には縮んでしまう、いわゆるポアソン比が正となる特性を有する。そのため、仮に伸びやすいフィルムであっても、2方向に伸ばそうとすると1方向に伸ばすよりも、より強い力が必要になってしまうという課題がある。例えば、袋に内容物を充填する際やその後の工程で袋を膨らませたい場合、1方向だけでなく2方向に伸びた方が袋の容積が高まることも多く、より小さな力で2方向に伸ばしたいという要請もある。
フィルムの表面及び裏面が、少なくとも1つ以上の区画に区分されており、
前記区画は、前記区画を区分する縁を有し、
前記区画の少なくとも1つにおいて、
前記区画の表面において、前記縁と前記縁の間を、周期的に方向を変えながら方向変換の位相を合わせて延在する山状の第一表面稜線及び谷状の第一表面稜線を有し、
前記山状の第一表面稜線の方向変換点から、前記山状の第一表面稜線が最も遠くなる方向に存在する隣の前記谷状の第一表面稜線の方向変換点までの間に、山状の第二表面稜線を有し、また、前記谷状の第一表面稜線の方向変換点から前記谷状の第一表面稜線が最も遠くなる方向に存在する隣の前記山状の第一表面稜線の方向変換点までの間に谷状の第二表面稜線を有し、
前記区画の裏面において、前記表面の山状の第一表面稜線及び第二表面稜線と対応する位置に谷状の第一裏面稜線及び第二裏面稜線を有し、また前記表面の谷状の第一表面稜線及び第二表面稜線と対応する位置に山状の第一裏面稜線及び第二裏面稜線を有し、
前記フィルムの厚さ方向を含む任意の断面において、前記フィルムの高低差は、前記フィルムの厚みよりも大きいことを特徴とするフィルムである。
フィルムの表面及び裏面が、少なくとも1つ以上の区画に区分されており、
前記区画は、前記区画を区分する縁を有し、
前記区画の少なくとも1つにおいて、
前記区画の表面において、前記縁と前記縁の間を、周期的に方向を変えながら延在する山状の第一表面稜線及び谷状の第一表面稜線を、それぞれ一対有し、
一対の前記山状の第一表面稜線は、それぞれの山近方向変換点まで互いに接近した後、それぞれの山遠方向変換点まで互いに離間するように延在し、
一対の前記谷状の第一表面稜線は、前記一対の前記山状の第一表面稜線の間において、それぞれの谷近方向変換点まで互いに接近した後、それぞれの谷遠方向変換点まで互いに離間するように延在し、
前記フィルムを厚み方向に見たときに、同一線上に存在する前記山近方向変換点と前記谷近方向変換点とを、それぞれ山近点及び谷近点とし、また同一線上に存在する前記山遠方向変換点と前記谷遠方向変換点とを、それぞれ山遠点及び谷遠点とし、
前記山近点と前記谷近点との間に、山状の第二表面稜線を有し、
前記山遠点と前記谷遠点との間に、谷状の第二表面稜線を有し、
前記谷遠点と前記谷遠点との間に、山状の第三表面稜線を有し、
前記谷近点と前記谷近点との間に、谷状の第三表面稜線を有し、
前記区画の裏面において、前記表面の山状の第一表面稜線、第二表面稜線及び第三表面稜線と対応する位置に谷状の第一裏面稜線、第二裏面稜線及び第三裏面稜線を有し、また前記表面の谷状の第一表面稜線、第二表面稜線及び第三表面稜線と対応する位置に山状の第一裏面稜線、第二裏面稜線及び第三裏面稜線を有し、
前記フィルムの厚さ方向を含む任意の断面において、前記フィルムの高低差は、前記フィルムの厚みよりも大きいことを特徴とするフィルムである。
本明細書で用いる「区画」とは、フィルムの表面または裏面に設けられた領域を示す用語であり、それぞれの区画の最外周を「縁」と称する。一連のフィルムに存在する、区画は1つでも良いし、複数であっても良い。複数の区画が存在する場合には、それぞれの区画の縁は相互に接していても良いし、離間していても良い。縁については、縁に固有の形状や領域が存在している必要は無いが、存在していても良い。
図1は、本実施形態のフィルムにおける斜視図の一例であり、図2は、図1中xz平面でカットした際の断面図、図3は、上方から観察(図1中xy平面を−z方向に向かって観察、フィルムの厚み方向に見るともいう)したときの上面図である。図1において、実線もしくは破線は山状稜線、点線は谷状稜線を示しており、図3において、一点鎖線は山状稜線、点線は谷状稜線を示している。本実施形態にかかるフィルム1のモデルを図29に示す。
本実施形態にかかるフィルムは、表裏面に周期的な凹凸構造を有する。「稜線」とは面と面との境界線をいい、より具体的には凹凸構造の表面断面又は裏面断面における線の交点又は変曲点を複数の断面ごとに求め、各々を繋いで得られる線をいう。
また単一区画としての裏面3において、山状の第一表面稜線2a、谷状の第一表面稜線2b、山状の第二表面稜線2c、谷状の第二表面稜線2dとに対応する位置に、谷状の第一裏面稜線3a、山状の第一裏面稜線3b、谷状の第二裏面稜線(不図示)、山状の第二裏面稜線(不図示)とを有している。なお、表面稜線及び裏面稜線は曲線でもよく、かかる場合「方向変換点」とは「変曲点」を意味するものとする。
また、フィルムの厚さ方向を含む任意の断面において、フィルムの高低差Hは、前記フィルムの厚みTよりも大きい。フィルムの高低差Hは、表面2(もしくは裏面3)の最も高い位置と最も低い位置とのフィルム厚み方向における距離の差を表しており、例えば図2で示した長さになる。
まず、本実施形態にかかる高延性を持つフィルム1の作用を簡略化するために、図5,6のような一次元に伸びた蛇腹状のフィルムについて考える。図5の左右方向、すなわち周期的な凹凸構造の並び方向に引っ張っていくと、まず、弾性変形による形状変形が生じ、その後、形状変形の一部に塑性変形を生じる。さらに引っ張り続けると引っ張り応力により凹凸構造の高低差が小さくなりフラットに近づくことで形状変形できなくなり、最終的には引張変形が主効果になり、ネッキングが発生し破断する。一方、通常のフラットなフィルムでは、同じ引っ張り条件で引張変形しか生じない。そのため、蛇腹状のフィルムは、上述のように複数の段階からなる形状変形を行うことで、通常のフィルムに比較して容易に伸ばすことができるといえる。この形状変形領域では、同じ伸度を得るのに必要な力は小さくできる。ただし最終的には、引張変形が支配的になるため、破断強度は同じ厚みのフィルムとほぼ同等である。
また、フィルム1の厚さTは500μm以下であると好ましく、より好ましくは100μm以下である。フィルム厚さTが厚くなると、フィルムを伸ばすことに必要な力が大きくなってしまうため、本発明フィルムの容易に伸ばすことができる効果が失われてしまうためである。なお、フィルムの厚さは、必ずしも均一である必要は無い。凹凸形状加工後のフィルムにあっては、稜線付近のフィルムの厚さは、他の部分のフィルムの厚さと異なっていても良い。
また、凹凸構造の山谷の高低差Hは、5μm〜500μmであると良い。山谷の高低差Hが5μmよりも小さい場合には、歪の調整効果を得ることは難しく、また、500μmを超える場合には、フィルム厚さTと高低差Hを足した「見かけ上のフィルム厚さ」が厚くなり、フィルムとしての役目をはたしにくくなってしまうため好ましくない。より好ましくは、10μm〜200μmの範囲内であるとより良い。
さらに、フィルム1の厚さは凹凸構造の山谷の高低差Hの半分以下であるとより好ましい。こうすることでより良好な伸度を得ることができる。
隣り合う山状の第一表面稜線2aと谷状の第一表面稜線2bの間隔は、図1,3のように等しくしても良いし、図9,10のように異ならせても良い。
また、山状の第一表面稜線2aと谷状の第一表面稜線2bの高低差は、同一区画内で異なっていても良いが、略一定であると、作製上の負荷を軽減できる点から好ましい。また、山状の稜線と谷状の稜線は、それぞれ同一面(xy面に平行な面)にあると好ましい(以下の実施形態において同じ)。
上述した本実施形態にかかる高延性を持つフィルム1は図1,3のように、山状の第一表面稜線2aと谷状の第一表面稜線2bが交互にジグザグの位相を合わせて並んでいる形状であるが、図11,12に示すように、山状の第一表面稜線2aと谷状の第一表面稜線2bが2本ずつ交互に並んでおり、隣り合う山状の第一表面稜線2a同士もしくは谷状の第一表面稜線2b同士はジグザグの位相を180度ずらして並び、隣り合う山状の第一表面稜線2aと谷状の第一表面稜線2bとはジグザグの位相を合わせて並んでいる形状でも、本発明の効果を得ることが可能である。図11は本実施形態の一例を示す斜視図、図12はその上面図である。本実施形態にかかるフィルム1のモデルを図30に示す。
換言すれば、一対の山状の第一表面稜線2aと谷状の第一表面稜線2bとを、4本の稜線からなる稜線セットとしたときに、複数の稜線セットが並行して設けられており、隣接する稜線セットのうち間に谷状の第一表面稜線2bを挟まない山状の第一表面稜線2aの一方が、他方に対して山状の隣接表面稜線2aAとなる。
図11,12の形状は、図1,3の形状と一見大きく異なるようにも見えるが、基本的には同じ形状であり、フィルムの作用や特性としても同様である。
また、本実施形態の高延展性を持つフィルム1は、応力かかけた際に伸びる効果があるため、衝撃耐性も高く、凹凸構造が潰れることによる衝撃吸収性も高い。さらに、本実施形態の高延性を持つフィルム1はラミネートした場合、フィルム1の凹凸形状により、フィルムの上下に空隙、つまり空気層を有していることから、断熱性が高いという特性も有している。
フィルム1の材料としては、熱可塑性樹脂、硬化樹脂(熱硬化性樹脂、UV硬化性樹脂等)であると好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、エチレン酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリ乳酸、環状ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、及び、これらの誘導体などが挙げられるが、特に限定されるものではない。また、硬化樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリイミド、及び、これらの誘導体などが挙げられるが、特に限定されるものではない。これらの材料は単独で用いられてもよいし、これらのうちの複数の材料が組み合わされて用いられてもよい。また、複数の層が重ね合わさった多層構成(積層体ともいう)を形成しても良い。
製造方法については、例えば、熱プレスによる方法や押出成形による方法を用いることができる。
また、押出成形による方法では、Tダイより押出された溶融樹脂をフィルム化するための冷却工程において、凹凸構造に対応する一対の凹凸が表面についた冷却ロールおよびニップロールを用いて、ニップ圧力を付加しながら冷却することで、凹凸構造をつけることができる。この方法においても、冷却ロールとニップロールの凹凸形状の精密な位置合わせが、フィルム性能にかかわってくることは言うまでもない。
その他、射出成形など、凹凸構造を付加するいずれかの方法が選択可能であり、特に方法が限定されるものではない。
高延性を持つフィルム1は、1層であっても良いし、さらに図17に示すように、層構成を増やすことで複数のフィルム1を積層して積層体とすることもできる。例えば、1層目を気体バリア層や薬剤非吸着層とし、2層目を安価な樹脂層(嵩増し層)や高剛性層や1層目の物性を補う層とすること等が考えられる。もちろん、フィルムの積層は3層以上であってよい。また、高延性を持つフィルム1に対して、後工程で蒸着層や、ハードコート層、反射防止層などの機能層を積層した積層体とすることもできる。
たとえば高延展性を持つフィルム1やそれを用いた積層体を、バリアフィルム、包装材、湿布などの貼付剤の支持体として利用することが考えられる。その他、本フィルムを加飾した伸びる加飾フィルムや、本フィルムの構造を利用することで見る方向により見え方を変えることができるフィルム、更に伸ばすことで形状を変化させることにより見え方を変化させるフィルムなどへの応用が考えられるが、用途はこれらに限られるものではない。
図18,19は、一連のフィルムにおいて、複数の区画を有する場合の実施形態を示す表面図であり、山状稜線を一点鎖線で示し、谷状稜線を点線で示している。図18において、フィルム1はそれぞれ縁Frで囲まれた4つの区画1Aを有しており、各区画1Aの一つの縁Fr(「縁端」とも言う)から、これと対向する他の縁端へと山状稜線2aと谷状稜線2bがジグザグ状に延在し、本発明の形態を有している。図示していないが、裏面側の山状稜線と谷状稜線も同様である。図のように、隣接する区画1A同士は、同方向を向いていても良いし、異方向を向いていても良い。図19は、区画1A同士で形状が異なる場合を示しているが、このように、異なっていても良い。図中では、隣接する区画1A同士は隙間を有しているが、明確な境界がなくてもよい。また、一連のフィルム上に存在する区画1Aの数は任意である。
1つの区画内は上述のように2方向に伸びる特性を有している。そのため、区画1Aの周囲に伸びない隙間を有することで、加工時にフィルムが伸びてしまうという加工プロセスの問題を解決することができる。最終製品では区画毎にカットしたり、打ち抜き加工を行うことで、所望の2方向へ伸びるフィルム1を提供できる。
更に実施例1〜9を比べると、角度θが小さいほど、x方向にも伸びる形状変形によるy方向の伸び効果は高く、すなわち図26のグラフにて傾きが負に変わる点までの伸びが大きいことがわかる。ただし、ピークを超えると、それ以上は形状変形ではなく、比較例1と同様に材料弾性変形にてy方向に伸びることとなる。また、角度φが小さいほど、x方向に伸びることが分かる。
1A 区画
2 表面
2a 山状の第一表面稜線
2b 谷状の第一表面稜線
2c 山状の第二表面稜線
2d 谷状の第二表面稜線
2i 山状の第三表面稜線
2j 谷状の第三表面稜線
2g 山状の第四表面稜線
2h 谷状の第四表面稜線
3 裏面
3a 谷状の第一裏面稜線
3b 山状の第一裏面稜線
5 積層体
6 別のフィルム
7 接着剤層(または粘着剤層)
Claims (11)
- フィルムの表面及び裏面が、少なくとも1つ以上の区画に区分されており、
前記区画は、前記区画を区分する縁を有し、
前記区画の少なくとも1つにおいて、
前記区画の表面において、前記縁と前記縁の間を、周期的に方向を変えながら方向変換の位相を合わせて延在する山状の第一表面稜線及び谷状の第一表面稜線を有し、
前記山状の第一表面稜線の方向変換点から、前記山状の第一表面稜線が最も遠くなる方向に存在する隣の前記谷状の第一表面稜線の方向変換点までの間に、山状の第二表面稜線を有し、また、前記谷状の第一表面稜線の方向変換点から前記谷状の第一表面稜線が最も遠くなる方向に存在する隣の前記山状の第一表面稜線の方向変換点までの間に谷状の第二表面稜線を有し、
前記区画の裏面において、前記表面の山状の第一表面稜線及び第二表面稜線と対応する位置に谷状の第一裏面稜線及び第二裏面稜線を有し、また前記表面の谷状の第一表面稜線及び第二表面稜線と対応する位置に山状の第一裏面稜線及び第二裏面稜線を有し、
前記フィルムの厚さ方向を含む任意の断面において、前記フィルムの高低差は、前記フィルムの厚みよりも大きいことを特徴とするフィルム。 - 隣り合う前記山状の第一表面稜線と前記谷状の第一表面稜線との高低差は、前記区画内において略一定であること
を特徴とする請求項1に記載のフィルム。 - フィルムの表面及び裏面が、少なくとも1つ以上の区画に区分されており、
前記区画は、前記区画を区分する縁を有し、
前記区画の少なくとも1つにおいて、
前記区画の表面において、前記縁と前記縁の間を、周期的に方向を変えながら延在する山状の第一表面稜線及び谷状の第一表面稜線を、それぞれ一対有し、
一対の前記山状の第一表面稜線は、それぞれの山近方向変換点まで互いに接近した後、それぞれの山遠方向変換点まで互いに離間するように延在し、
一対の前記谷状の第一表面稜線は、前記一対の前記山状の第一表面稜線の間において、それぞれの谷近方向変換点まで互いに接近した後、それぞれの谷遠方向変換点まで互いに離間するように延在し、
前記フィルムを厚み方向に見たときに、同一線上に存在する前記山近方向変換点と前記谷近方向変換点とを、それぞれ山近点及び谷近点とし、また同一線上に存在する前記山遠方向変換点と前記谷遠方向変換点とを、それぞれ山遠点及び谷遠点とし、
前記山近点と前記谷近点との間に、山状の第二表面稜線を有し、
前記山遠点と前記谷遠点との間に、谷状の第二表面稜線を有し、
前記谷遠点と前記谷遠点との間に、山状の第三表面稜線を有し、
前記谷近点と前記谷近点との間に、谷状の第三表面稜線を有し、
前記区画の裏面において、前記表面の山状の第一表面稜線、第二表面稜線及び第三表面稜線と対応する位置に谷状の第一裏面稜線、第二裏面稜線及び第三裏面稜線を有し、また前記表面の谷状の第一表面稜線、第二表面稜線及び第三表面稜線と対応する位置に山状の第一裏面稜線、第二裏面稜線及び第三裏面稜線を有し、
前記フィルムの厚さ方向を含む任意の断面において、前記フィルムの高低差は、前記フィルムの厚みよりも大きいことを特徴とするフィルム。 - 前記山状の第一表面稜線に隣接して、周期的に方向を変えながら延在する山状の隣接表面稜線を有し、
前記山状の第一表面稜線と、前記山状の隣接表面稜線とは、それぞれのインサイド方向変換点まで互いに接近した後、それぞれのアウトサイド方向変換点まで互いに離間するように延在し、
前記フィルムを厚み方向に見たときに、最も近接した前記インサイド方向変換点同士を隣接山近点とし、また前記隣接山近点に対して同じ側に隣接するアウトサイド方向変換点を隣接山遠点とし、
前記隣接山近点の間に山状の第四表面稜線を有し、
前記隣接山遠点の間に谷状の第四表面稜線を有し、
前記区画の裏面において、前記表面の山状の第四表面稜線と対応する位置に谷状の第四裏面稜線を有し、また前記表面の谷状の第四表面稜線と対応する位置に山状の第四裏面稜線を有すること、
を特徴とする請求項3に記載のフィルム。 - 前記一対の山状の第一表面稜線と前記谷状の第一表面稜線とを稜線セットとしたときに、複数の稜線セットが並行して設けられており、隣接する前記稜線セットのうち間に前記谷状の第一表面稜線を挟まない前記山状の第一表面稜線の一方が、他方に対して前記山状の隣接表面稜線となること、
を特徴とする請求項4に記載のフィルム。 - フィルムの厚みが500μm以下のフィルムであること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のフィルム。 - フィルムの厚さ方向を含む任意の断面において、フィルムの高低差は、5μm〜500μmの範囲内に含まれていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のフィルム。
- 前記区画は複数個設けられていること
を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のフィルム。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載されたフィルムの少なくとも1方の面に機能層を積層したこと
を特徴とする積層体。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載されたフィルムを複数枚積層したこと
を特徴とする積層体。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載されたフィルムに別のフィルムを積層したこと
を特徴とする積層体。
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