JP2019089205A - 発光強度基準信号生成装置、画像形成装置、複合機及び発光強度基準信号生成方法 - Google Patents

発光強度基準信号生成装置、画像形成装置、複合機及び発光強度基準信号生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成でドループ及びシェーディングの双方を補正するような発光強度基準信号を生成する発光強度基準信号生成装置を提供する。【解決手段】画像信号に基づいて振幅が変動するドループ補正信号を生成するドループ補正信号生成手段と、シェーディング補正信号の振幅を前記ドループ補正信号の振幅により変調させる振幅変調手段と、前記振幅変調手段により振幅が変調されたシェーディング補正信号に基づいて発光強度基準信号を生成する発光強度基準信号生成手段と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、レーザ光源の発光強度を指定する発光強度基準信号を生成するための発光強度基準信号生成装置、画像形成装置、複合機及び発光強度基準信号生成方法に関し、特に、ドループ補正及びシェーディング補正のために調整された発光強度基準信号を生成するための発光強度基準信号生成装置、画像形成装置、複合機及び発光強度基準信号生成方法に関する。
レーザを用いた電子写真方式による画像形成装置においては、ドループ現象が問題となることがある。ドループ現象とは、レーザの発熱量の変動や感光体の帯電量の変動により、同一レベルの画像信号に対して異なった濃度の画像が形成されてしまう現象のことである。各主走査の初期におけるAPC(自動パワー制御)により所望の画像濃度が得られても、主走査が進むにつれて、同一レベルの画像信号に対して、形成された画像の濃度が変動してしまう。
レーザの発光時の発熱によるドループ現象を例に取ると、画像が白から黒に近づくほど、レーザの発光強度が強くなり、その発熱量が増えるため、発光効率が下がり、ドループ現象が顕著になる。従って、同じグレイレベルの画像信号に対しては、それが白レベルの画像信号から続くよりも、それが黒レベルの画像信号から続くほうが、レーザの発光効率が下がり、ドループ現象が顕著になる。例えば、図1に示すように、副走査方向の位置P1におけるよりも、副走査方向の位置P2におけるほうが、同じグレイレベルの画像信号に対応した発光強度が下がるため、形成された画像のレベルが上がってしまう。つまり、副走査方向の位置P1に対応したグレイ903よりも、副走査方向の位置P2に対応したグレイ901の方が、明るくなってしまう。
特開2013−129133号公報 同一発明者 特開平9−314908号公報 特開2002−86793号公報 特開平11−291547号公報 特開2003−87508号公報え 特開2008−284854号公報
特許文献1には、画像情報と周囲温度などの外部要因に応じた制御電圧の補正値(つまり、ドループ特性を補正するための補正値)をテーブルから読み出し、この補正値により補正された制御電圧に、他のテーブルを参照して得たシェーディングパターン補正値を乗じて得た再補正後の制御電圧をレーザドライバに出力する発明が開示されている。
しかし、特許文献1の発明では、シェーディングを補正するためのテーブルの他に、ドループ特性を補正するためのテーブルを用意する必要な構成になっているため、多くのメモリ容量を必要とし、コストアップしていた。また、画像データが多値の場合、正しく濃度補正できなかった。
特許文献2には、画素データを直前のn個の画素データと画素間の時間に基づいて生成した補正信号により補正することによりドループ補正する発明が開示されている。
しかし、特許文献2では、テーブルを参照する構成になっているため、多くのメモリ容量を必要とし、コストアップしていた。また、上記光量補正しながら同時にシェーディング補正できなかった。
特許文献3には、複数ラインにそれぞれ対応した複数のレーザ光源全部の画像データに基づいて、各レーザ光源を駆動する電流を調整することによりドループを補正する発明が開示されている。
しかし、特許文献3では、テーブルを参照する構成になっているため、多くのメモリ容量を必要とし、コストアップしていた。また、画像データが多値の場合、正しく濃度補正できなかった。更に、上記光量補正しながら同時にシェーディング補正できなかった。
特許文献4には、一走査期間に一定な電流と、一走査期間にレーザ光源のオン時間に応じて制御される電流とを合わせて得られる電流により、レーザ光源を駆動することによりドループを補正する発明が開示されている。
しかし、特許文献4では、テーブルを参照する構成になっているため、多くのメモリ容量を必要とし、コストアップしていた。また、画像データが多値の場合、正しく濃度補正できなかった。更に、上記光量補正しながら同時にシェーディング補正できなかった。
特許文献5には、連続点灯を検出したならば、テーブルを参照して得たデータに基づいて、レーザ光源の駆動電流を調整することによりドループを補正する発明が開示されている。
しかし、特許文献5では、テーブルを参照する構成になっているため、多くのメモリ容量を必要とし、コストアップしていた。また、画像データが多値の場合、正しく濃度補正できなかった。
特許文献6には、同一ライン内で以前に露光された露光済み画素の影響度に応じて露光エネルギーを補正することによりドループを補正する発明が開示されている。
しかし、特許文献6では、上記光量補正しながら同時にシェーディング補正できなかった。
そこで、本発明は、簡易な構成でドループ及びシェーディングの双方を補正するような発光強度基準信号を生成する発光強度基準信号生成装置、画像形成装置、複合機及び発光強度基準信号生成方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、
画像信号に基づいて振幅が変動するドループ補正信号を生成するドループ補正信号生成手段と、
シェーディング補正信号の振幅を前記ドループ補正信号の振幅により変調させる振幅変調手段と、
前記振幅変調手段により振幅が変調されたシェーディング補正信号に基づいて発光強度基準信号を生成する発光強度基準信号生成手段と、
を備えることを特徴とする発光強度基準信号生成装置が提供される。
また、本発明によれば、上記の発光強度基準信号生成装置を備えることを特徴とする画像形成装置が提供される。
更に、本発明によれば、上記の発光強度基準信号生成装置を備えることを特徴とする複合機が提供される。
更に、本発明によれば、画像信号に基づいて振幅が変動するドループ補正信号を生成するドループ補正信号生成ステップと、
シェーディング補正信号の振幅を前記ドループ補正信号の振幅により変調させる振幅変調ステップと、
前記振幅変調手段により振幅が変調されたシェーディング補正信号に基づいて発光強度基準信号を生成する発光強度基準信号生成ステップと、
を備えることを特徴とする発光強度基準信号生成方法が提供される。
更に、本発明によれば、コンピュータを上記の原稿読取装置として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、簡易な構成でドループ及びシェーディングの双方を補正することができる。
従来例によるテストパターン画像の印刷例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の構成を示す回路図である。 (a)は、本発明の第1の実施の形態による発光強度基準信号生成装置が画像レベルがゼロである場合に生成するドループ補正信号の波形を示し、(b)は、本発明の第1の実施の形態による発光強度基準信号生成装置が画像レベルが最大値の半分である場合に生成するドループ補正信号の波形を示し、 (c)は、本発明の第1の実施の形態による発光強度基準信号生成装置が画像レベルが最大値である場合に生成するドループ補正信号の波形を示す。 本発明の第2の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の各部に発生する信号の波形を示す第1の図である。 本発明の第2の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の各部に発生する信号の波形を示す第2の図である。 (a)は、本発明の第2の実施の形態による発光強度基準信号生成装置が入力する画像信号の波形を示し、(b)は、本発明の第2の実施の形態による発光強度基準信号生成装置が(a)の画像信号を入力した場合に出力する発光強度基準信号を従来例の発光強度基準信号と比較しつつ示し、(c)は、本発明の第2の実施の形態による発光強度基準信号生成装置が入力する他の画像信号の波形を示し、(b)は、本発明の第2の実施の形態による発光強度基準信号生成装置が(c)の画像信号を入力した場合に出力する発光強度基準信号を従来例の発光強度基準信号と比較しつつ示す。 本発明の実施形態によるテストパターン画像の印刷例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の主要部の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の主要部の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の構成を示す回路図である。 本発明の第5の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の主要部の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の構成を示す回路図である。 本発明の第6の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の主要部の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第7の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の主要部の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第8の実施の形態による発光強度基準信号生成装置の主要部の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第10の実施の形態による複合機の概念的断面図である。 本発明の第10の実施の形態による複合機の機能ブロック図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図2は、第1の実施の形態によるレーザ光源D1を駆動するための回路を示す。この回路は、発光強度基準信号生成基板101と、レーザ光源D1を含むレーザ光源基板131を有する。
発光強度基準信号生成基板101は、感光体上の主走査方向におけるレーザ光源が照射される位置を示すビーム水平方向位置データkと、形成するべき画像を表す二値画像信号に基づいて、発光強度基準信号を生成し、これをレーザ光源基板131に出力する。なお、ビーム水平方向位置データkを生成する光学駆動系及び二値画像信号を生成する画像信号生成部の図示は省略する。
発光強度基準信号生成基板101は、分圧回路103、積分回路105、スイッチング回路107、フィルタ回路109、シェーディング補正信号生成部111及びバッファ113を含む。
分圧回路103は、二値画像信号の値により変化する分圧比により所定の電源電圧V1を分圧した信号を出力するものであり、所定の電源電圧V1を発生する電源、分圧のための抵抗R1、R2、R3及び分圧比を変化させるためのスイッチSW1を備える。仮に、積分回路105がなければ、分圧回路103の出力電圧は、二値画像信号のレベルがLOWのときには、スイッチSW1がオフとなるため、V1×R1/(R1+R2+R3)となり、HIGHのときには、スイッチSW1がオンとなるため、V1×R1/(R1+R2)となる。なお、各ラインの初期においては、スイッチSW1をオフとして、出力を白レベルに対応させる。また、図示しないが、各ラインの初期において分圧回路103と積分回路105の共通出力端子の電圧を強制的に白レベルに対応するV1×R1/(R1+R2+R3)にするための回路を設けてよい。
積分回路105は、二値画像信号のレベルに応じて変化する分圧回路103の出力電圧を時間積分するものであり、一例として、抵抗R1と並列接続されたコンデンサC1である。分圧回路103と積分回路105の共通出力端子の電圧は、二値画像信号のレベルがLOWのときには、V1×R1/(R1+R2+R3)に近づくように抵抗R1、R2、R3及びコンデンサC1と回路構成により決まる時定数で変化し、HIGHのときには、V1×R1/(R1+R2)に近づくように抵抗R1、R2及びコンデンサC1と回路構成により決まる他の時定数で変化する。従って、共通出力端子の電圧は、二値画像信号のレベルに応じて、V1×R1/(R1+R2+R3)とV1×R1/(R1+R2)の間で変動することになる。
シェーディング補正信号生成部111は、ビーム水平方向位置データkに応じて変化するシェーディング補正信号S(k)を生成するものである。ここでいうシェーディングとは、レーザ光源D1が出射したレーザビームが感光体ドラムに到達するまでの光学系におけるシェーディングであるが、画像形成プロセス部におけるシェーディングを含んでいてもよい。光学系におけるシェーディングは、感光体におけるレーザビームの主走査方向位置に依存する。画像形成プロセス部におけるシェーディングがレーザビームの主走査方向位置に依存する成分を有するならば、光学系におけるシェーディングと一緒に補正することが可能となる。
シェーディング補正信号生成部111は、シェーディング補正信号生成用テーブル121及びパルス密度変調回路(PDM回路)123を含む。シェーディング補正信号生成用テーブル121は、ビーム水平方向位置データk又はこれに基づく水平方向区分(例えば、水平方向位置の全範囲を32に分割することにより得た区分)の番号をアドレスとして入力して、そのアドレスに対応したシェーディング補正信号をデータとして出力する。パルス密度変調回路123は、シェーディング補正信号を入力し、それをΔΣ変調することによりパルス密度変調する。従って、シェーディング補正信号生成部111の出力は、シェーディング補正値を表すパルス密度変調波である。
なお、後段のフィルタ回路109を通過した後の振幅特性が若干劣化するが、パルス密度変調回路の代わりにパルス幅変調回路を用いてもよい。この場合は、シェーディング補正信号生成部111の出力は、シェーディング補正値を表すパルス幅変調波である。
スイッチング回路107は、分圧回路103と積分回路105の共通出力端子の出力電圧を表す信号をシェーディング補正信号生成部111から出力されるパルス密度変調波によりスイッチングする。
具体的には、スイッチング回路107は、バッファ125、インバータ127、スイッチSW2、SW3を有し、バッファ125の出力端子とグラウンドの間にスイッチSW2、SW3が直列に接続されていて、これらのスイッチが接続される点が出力端子となっている。そして、パルス密度変調波を反転するためのインバータ127があるので、パルス密度変調波のレベルに応じて、スイッチSW2、SW3は相補的にオン又はオフになる。
従って、スイッチング回路107の出力端子からは、シェーディング補正値を表すパルス密度変調波の振幅を、二値画像信号のレベルに応じて切り替わる2つの電圧を時間積分して得た信号の振幅により変調した信号が出力されることになる。
フィルタ回路109は、一例として、抵抗R4、コンデンサC2を含み、スイッチング回路107の出力を平滑化する。フィルタ回路109の出力は、バッファ113を介して、発光強度基準信号としてレーザ光源基板131に供給される。
レーザ光源基板131では、発光強度基準信号を二値画像信号に基づいてスイッチSW4によりスイッチングして、これによりレーザ光源D1を駆動する。
従って、レーザ光源D1は、スイッチSW4がオンとなる期間では、発光強度基準信号生成基板101でシェーディング補正及びドループ補正をするように調整された発光強度基準信号に基づいた発光強度で、レーザビームを出射することになる。
なお、シェーディング補正及びドループ補正は、各主走査におけるレーザ光源D1の発光強度の補正である。つまり、同一ラインにおいて、同一レベルの原稿画像に対して形成された画像の濃度に変動が生じないようにするための補正である。他の制御により各主走査の初期における発光強度が決定したならば、それを基準として、シェーディング補正及びドループ補正が行われることになるが、その部分についての詳細な説明は後述する。
図3(a)、(b)、(c)それぞれの下側の波形は、分圧回路103と積分回路105の共通出力端子の電圧波形である。図3(a)は、二値画像信号が常にLOWである場合のものである。図3(b)は、二値画像信号が50パーセントのデューティでHIGHとLOWを繰り返す場合のものである。図3(c)は、二値画像信号が常にHIGHである場合のものである。これらの図を比較することにより、二値画像信号の平均レベルに応じて、分圧回路103と積分回路105の共通出力端子の電圧の変化量が変化することがわかる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、画像信号は、二値画像信号であった。これに対して、第2の実施の形態では、画像信号は、多値画像信号である。これに対応するために、第2の実施の形態では、図4に示すように、PWM回路133が追加さる。
PWM回路133は、多値画像信号を画像PWM信号に変換する。画像PWM信号は、レーザ光源基板131にあるスイッチSW4をオン・オフ制御するために用いられる。
また、画像PWM信号は発光強度基準信号生成基板101の分圧回路103にあるスイッチSW1をオン・オフ制御するためにも用いられる。
他の部分の構成及び動作は、第1の実施の形態と同一である。
従って、第2の実施の形態では、多値画像信号が入力された場合であっても、第1の実施の形態と同様に、レーザ光源D1が発光する期間に応じて、ドループ補正をすることが可能となる。
図5(a)乃至図5(g)は、図1に示すテストパターン画像の副走査方向位置がP2である場合における発光強度基準信号生成基板101の各部の信号を示す。横軸は、主走査方向に対応する。
図5(a)は、多値画像信号の波形を示す。
図5(b)は、画像PWM信号の波形を示す。
図5(c)は、シェーディング補正信号の波形を示す。
図5(d)は、パルス密度変調されたシェーディング補正信号(PDMシェーディング補正信号)の波形を示す。
図5(e)は、分圧回路103と積分回路105の共通出力端子の電圧の波形を示す。最初はV1×R1/(R1+R2+R3)であるが、黒レベルが続く間、V1×R1/(R1+R2)に向かって上昇する。グレイレベルに変化したならば、V1×R1/(R1+R2+(1/2)・R3)に向かって下降する。
図5(f)は、スイッチング回路107の出力端子の電圧の波形を示す。これは、図5(d)に示すPDMシェーディング補正信号の振幅を、図5(e)に示す電圧により変動させたものになっている。
図5(g)は、フィルタ回路109の出力端子の電圧の波形を示す。これは、入力した多値画像信号を示す図7(a)に対応させて示した図7(b)において図5(c)と重ね合わせて比較しているように、図5(c)に示すシェーディング補正信号に対して、図5(e)に示す電圧により変動させた分だけ主走査方向に進むに従って上昇したものになっている。従って、図5(a)に示すように黒レベルが続く場合であっても、画像のレベルは落ちず、また、その後に続くグレイレベルも正しいグレイレベルと比較して落ちなくなる。
図6は、図1に示すテストパターン画像の副走査方向位置がP1である場合における発光強度基準信号生成基板101の各部の信号を示す。横軸は、主走査方向に対応する。
図6(a)は、多値画像信号の波形を示す。
図6(b)は、画像PWM信号の波形を示す。
図6(c)は、シェーディング補正信号の波形を示す。
図6(d)は、パルス密度変調されたシェーディング補正信号(PDMシェーディング補正信号)の波形を示す。
図6(e)は、分圧回路103と積分回路105の共通出力端子の電圧の波形を示す。最初はV1×R1/(R1+R2+R3)であるが、白レベルが続く間、V1×R1/(R1+R2+R3)を維持する。グレイレベルに変化したならば、V1×R1/(R1+R2+(1/2)・R3)に向かって上昇する。
図6(f)は、スイッチング回路107の出力端子の電圧の波形を示す。これは、図5(d)に示すPDMシェーディング補正信号の振幅を、図5(e)に示す電圧により変動させたものになっている。
図6(g)は、フィルタ回路109の出力端子の電圧の波形を示す。
図7は、比較のために図5及び図6から抜粋した図面を集めたものであり、図7(a)は、図5(a)に対応し、図7(b)は、図5(c)及び図5(g)に対応し、図7(c)は、図6(a)に対応し、図7(d)は、図6(c)及び図6(g)に対応する。
図7(a)は、所定期間黒レベルが続いた後に、グレイレベルが続く多値画像信号を示し、図7(b)は、このような多値画像信号に対応した発光強度基準信号を示しているが、これは、黒レベルが続く期間においては、シェーディング補正にドループ補正が追加され、グレイレベルが続く期間においてもシェーディング補正にドループ補正が追加された波形を持つ。
図7(c)は、所定期間白レベルが続いた後に、グレイレベルが続く多値画像信号を示し、図7(d)は、このような多値画像信号に対応した発光強度基準信号を示しているが、これは、白レベルが続く期間においては、シェーディング補正がされるがドループ補正はされず、グレイレベルが続く期間においてもシェーディング補正にドループ補正が追加された波形を持つ。
特に、グレイレベルが開始される位置における発光強度基準信号のレベルを図7(b)と図7(d)を比較すると、ドループ補正分の相違がある。従って、従来は、図1に示すように領域901と領域903との間で濃度差が生じていたのに対して、本実施形態によれば、図8に示すように領域905と領域907との間で濃度差が生じなくなる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、二値画像信号を入力画像信号とする第1の実施の形態において、発光強度基準信号生成基板に含まれる回路をデジタル化したものである。デジタル化した発光強度基準信号生成回路は、PLD(Programmable Logic Device)などのデジタルIC回路であってもよいし、命令により動作するデジタルプロセッサであってもよいし、これらを混在させたものであってもよい。
第1の実施の形態における発光強度基準信号生成基板101に含まれる回路は、図9に示すように、大部分がデジタル化した発光強度基準信号生成回路201に置き換わる。
図9を参照すると、発光強度基準信号生成回路201は、分圧回路203、積分回路205、振幅調整部207、PDM回路123、シェーディング補正信号生成部211、フィルタ回路109及びバッファ113を含む。これらのうちフィルタ回路109及びバッファ113以外の部分がデジタル化されている。
分圧回路203は、二値画像信号の値により変化するレベルを出力するものであり、数値128の保持部221、濃度補正振幅Gaの保持部223、スイッチSW11、加算器225を含む。分圧回路203の出力電圧は、二値画像信号のレベルがLOWのときには、128となり、HIGHのときには、128+Gaとなる。
積分回路205は、二値画像信号のレベルに応じて変化する分圧回路203の出力電圧を時間積分するものであり、重み付け回路227、229、同期型遅延回路231、233及び加算器235を含む。重み付け回路227の重みは、濃度補正時定数Gbであり、重み付け回路229の重みは、1−Gbである。分圧回路203から入力した信号は、重み付け回路227で重み付けされて同期型遅延回路231により1クロック分だけ遅延した後、重み付け回路229、同期型遅延回路233及び加算器235により構成されるフィードバックループにより徐々に減衰しながら出力される。従って、積分回路205の出力は、二値画像信号のレベルに応じて、128と128+Gaの間で濃度補正時定数Gbに依存した減衰量をもって変動することになる。
シェーディング補正信号生成部211は、第1の実施の形態におけるシェーディング補正信号生成用テーブル121と同様なシェーディング補正信号生成用テーブル241を含むものであり、パルス密度変調回路(PDM回路)を含まない。
振幅調整部207は、積分回路205の出力、シェーディング補正信号生成部211の出力を掛け合わせるための乗算器243、この乗算器243の出力を1/128倍になるように減衰させるための乗算器245、1/128を保持する保持部247を含む。従って、振幅調整部207の出力は、シェーディング補正信号にドループ補正信号を掛け合わせてから128分の1に減衰させて得られる値を持つことになる。
PDM回路123は、振幅調整部207の出力に対してΔΣ変調をかけることによりパルス密度変調波(PDM変調波)を生成する。シェーディング補正信号生成部211の出力を直接的にPDM回路123に入力した場合のPDM回路123の出力と、シェーディング補正信号生成部211の出力を振幅調整部207に通してからPDM回路123に入力した場合のPDM回路123の出力とを比較すると、振幅調整部207による振幅調整により、PDM回路123から出力されるPDM変調波のHIGH期間が変動する点が異なる。
このPDM信号を、フィルタ回路109に供給して平滑化する。フィルタ回路109の出力は、バッファ113を介して、発光強度基準信号としてレーザ光源基板131に供給される。
レーザ光源基板131では、発光強度基準信号を二値画像信号に基づいてスイッチSW4によりスイッチングして、これによりレーザ光源D1を駆動する。
従って、レーザ光源D1は、スイッチSW4がオンとなる期間では、発光強度基準信号生成基板201でシェーディング補正及びドループ補正をするように調整された発光強度基準信号に基づいた発光強度で、レーザビームを出射することになる。
図10は、発光強度基準信号生成基板201の分圧回路203、積分回路205及び振幅調整部207をデジタルプロセッサにより実現する場合における動作を説明するためのフローチャートである。
図10を参照すると、まず、シェーディング補正信号生成用テーブル241を設定し(ステップS301)、濃度補正振幅Gaを設定し(ステップS303)、濃度補正時定数Gbを設定する(ステップS305)。ここまでが実動前の初期設定である。
次に、主走査が始まったならば(ステップS307でYES)、変数Nを1に初期化し、最初に実行するステップS317のために積分回路205の入力Ei(0)と出力Eo(0)を128に設定する(ステップS309)。なお、図10には示さないが、主走査開始近くの非画像形成期間においてAPCにより光量補正が行われている。
次に、現在の二値画像信号の値がHIGHであるかどうかを調べる(ステップS311)。
HIGHであれば(ステップS311でYES)、分圧回路203の出力(積分回路205の入力)Ei(N)として、128+Gaを設定し(ステップS313)、LOWであれば(ステップS311でNO)、分圧回路203の出力(積分回路205の入力)Ei(N)として、128を設定する(ステップS315)。
ステップS313またはステップS315の次に、
Eo(N)=(1−Gb)・Eo(N−1)+Gb・Ei(N−1)
の計算により、積分回路205の出力Eo(N)を求める(ステップS317)。
次に、パワー指令値を下式により求める(ステップS319)。
パワー指令値=Eo(N)・S(k)/128
ここで、S(k)は、現在のビーム水平方向位置データkをキーにしてシェーディング補正信号生成用テーブル241から得たシェーディング補正信号である。
次に、現在の主走査が終了していないのであれば(ステップS321でNO)、Nを1だけ増加させてから(ステップS323)、ステップS311に戻る。
現在の主走査が終了し(ステップS321でYES)、画像形成が終了していないならば(ステップS323でNO)、ステップS307に戻る。
なお、PDM回路123をこれと並列してデジタルシグナルプロセッサにより稼働させてもよい。
また、後段のフィルタ回路109を通過した後の振幅特性が若干劣化するが、PDM回路(パルス密度変調回路)123の代わりにパルス幅変調回路を用いてもよい。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、多値画像信号を入力画像信号とする第2の実施の形態において、発光強度基準信号生成基板に含まれる回路をデジタル化したものである。
第3の実施の形態では、画像信号は、二値画像信号であった。これに対して、第4の実施の形態では、画像信号は、多値画像信号である。これに対応するために、第4の実施の形態では、図11に示すように、PWM回路133が追加さる。
PWM回路133は、多値画像信号を画像PWM信号に変換する。画像PWM信号は、レーザ光源基板131にあるスイッチSW4をオン・オフ制御するために用いられる。
第4の実施の形態による分圧回路203Bは、第3の実施の形態による分圧回路203のスイッチSW11を乗算器224に置き換え、更に、乗算器224の出力レベルを1/16に下げるために数値1/16の保持部222と乗算器226を追加したものである。
乗算器224は、数値Gaと多値画像信号のレベルを掛け合わせる。
他の部分の構成及び動作は、第3の実施の形態と同一である。
従って、第4の実施の形態では、多値画像信号が入力された場合であっても、第3の実施の形態と同様に、レーザ光源D1が発光する期間に応じて、ドループ補正をすることが可能となる。
図12は、発光強度基準信号生成基板201の分圧回路203B、積分回路205及び振幅調整部207をデジタルプロセッサにより実現する場合における動作を説明するためのフローチャートである。
図12を参照すると、まず、シェーディング補正信号生成用テーブル241を設定し(ステップS301)、濃度補正振幅Gaを設定し(ステップS303)、濃度補正時定数Gbを設定する(ステップS305)。ここまでが実動前の初期設定である。
次に、主走査が始まったならば(ステップS307でYES)、変数Nを1に初期化し、最初に実行するステップS317のために積分回路205の入力Ei(0)と出力Eo(0)を128に設定する(ステップS309)。なお、図10には示さないが、主走査開始近くの非画像形成期間においてAPCにより光量補正が行われている。
次に、現在の画像PWM信号の値がHIGHであるかどうかを調べる(ステップS311B)。
HIGHであれば(ステップS311BでYES)、分圧回路203の出力(積分回路205の入力)Ei(N)として、128+Ga・dutyを設定し(ステップS313B)、LOWであれば(ステップS311BでNO)、分圧回路203の出力(積分回路205の入力)Ei(N)として、128を設定する(ステップS315)。
ステップS313BまたはステップS315の次に、
Eo(N)=(1−Gb)・Eo(N−1)+Gb・Ei(N−1)
の計算により、積分回路205の出力Eo(N)を求める(ステップS317)。
次に、パワー指令値を下式により求める(ステップS319)。
パワー指令値=Eo(N)・S(k)/128
ここで、S(k)は、現在のビーム水平方向位置データkをキーにしてシェーディング補正信号生成用テーブル241から得たシェーディング補正信号である。
次に、現在の主走査が終了していないのであれば(ステップS321でNO)、Nを1だけ増加させてから(ステップS323)、ステップS311Bに戻る。
現在の主走査が終了し(ステップS321でYES)、画像形成が終了していないならば(ステップS323でNO)、ステップS307に戻る。
なお、PDM回路123をこれと並列してデジタルシグナルプロセッサにより稼働させてもよい。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態は、二値画像信号を入力画像信号とする第1の実施の形態において、発光強度基準信号生成基板に含まれる回路をデジタル化し、且つ、レーザ光源の発熱に起因するドループ現象の補正と、感光体のチャージ量に起因するドループ現象の補正を分離したものである。
ドループ現象は、レーザ光源の発熱に起因するものと、感光体のチャージ量の変動に起因するものを含み、両者の程度は異なり、また、時間的変動も異なる。ところが、第1及び第2の実施の形態は、1つの分圧比及び1つの時定数を用いた1系列の分圧回路及び積分回路により両方のドループ現象を補正するものであり、第3及び第4の実施形態は、1つの濃度補正振幅Ga及び1つの濃度補正時定数Gbを用いた1系列の分圧回路及び積分回路により両方のドループ現象を合わせて補正するものである。
第5の実施形態は、第3の実施の形態を基本としたものである。そして、2つの濃度補正振幅Ga1、Ga2及び2つの濃度補正時定数Gb1、Gb2を用いた2系列の分圧回路及び積分回路により両方のドループ現象を個々に補正するものである。
これは、図13に示すように、2つの分圧回路203−1、203−2と2つの積分回路205−1、205−2を設け、積分回路205−1、205−2の出力を重み付け部208−1、208−2、加算器206で加重加算してから、これらの和に対して、シェーディング補正信号を掛け合わるようにしたものである。重み付け部208−1、208−2による重み付けとしては、例えば、1/2、1/2を設定してもよいが、他の値を設定してもよい。一般に、W、1−Wとする。なお、明細書全体を通して、末尾部−1を持つ部分が、レーザ光源の発熱に起因するドループの補正に係り、末尾部−2を持つ部分が感光体のチャージ量の変動に起因するドループに係る部分であるとする。
図14は、発光強度基準信号生成基板201の分圧回路203−1、203−2、積分回路205−1、205−2及び振幅調整部207をデジタルプロセッサにより実現する場合における動作を説明するためのフローチャートである。
図14を参照すると、まず、シェーディング補正信号生成用テーブル241を設定し(ステップS301)、濃度補正振幅Ga1、Ga2を設定し(ステップS303C)、濃度補正時定数Gb1、Gb2を設定する(ステップS305C)。ここまでが実動前の初期設定である。
次に、主走査が始まったならば(ステップS307でYES)、変数Nを1に初期化し、最初に実行するステップS317のために積分回路205−1、205−2の入力Ei1(0)、Ei2(0)と出力Eo1(0)、Eo2(0)を128に設定する(ステップS309C)。なお、図10には示さないが、主走査開始近くの非画像形成期間においてAPCにより光量補正が行われている。
次に、現在の二値画像信号の値がHIGHであるかどうかを調べる(ステップS311)。
HIGHであれば(ステップS311でYES)、分圧回路203−1、203−2の出力(積分回路205−1、205−2の入力)Ei1(N)、Ei2(N)として、128+Ga1、128+Ga1を設定し(ステップS313C)、LOWであれば(ステップS311でNO)、分圧回路203−1、203−2の出力(積分回路205−1、205−2の入力)Ei1(N)、Ei2(N)として、128、128を設定する(ステップS315C)。
ステップS313CまたはステップS315Cの次に、
Eo1(N)=(1−Gb)・Eo1(N−1)+Gb・Ei1(N−1)
Eo2(N)=(1−Gb)・Eo2(N−1)+Gb・Ei2(N−1)
Eo(N)=W・Eo1(N)+(1−W)・Eo2(N)
の計算により、積分回路205の出力Eo(N)を求める(ステップS317C)。
次に、パワー指令値を下式により求める(ステップS319)。
パワー指令値=Eo(N)・S(k)/128
ここで、S(k)は、現在のビーム水平方向位置データkをキーにしてシェーディング補正信号生成用テーブル241から得たシェーディング補正信号である。
次に、現在の主走査が終了していないのであれば(ステップS321でNO)、Nを1だけ増加させてから(ステップS323)、ステップS311に戻る。
現在の主走査が終了し(ステップS321でYES)、画像形成が終了していないならば(ステップS323でNO)、ステップS307に戻る。
なお、PDM回路123をこれと並列してデジタルシグナルプロセッサにより稼働させてもよい。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態は、多値画像信号を入力画像信号とする第2の実施の形態において、発光強度基準信号生成基板に含まれる回路をデジタル化し、且つ、レーザ光源の発熱に起因するドループ現象の補正と、感光体のチャージ量に起因するドループ現象の補正を分離したものである。
第3の実施の形態を基本として第5の実施の形態を構成したのと同様に、第4の実施の形態を基本として第6の実施の形態を構成する。これは、図15に示すように、2つの分圧回路203B−1、203B−2と2つの積分回路205−1、205−2を設け、積分回路205−1、205−2の出力を加算器206で加算してから、これらの和に対して、シェーディング補正信号を掛け合わるようにしたものである。
図16は、発光強度基準信号生成基板201の分圧回路203B−1、203B−2、積分回路205−1、205−2及び振幅調整部207をデジタルプロセッサにより実現する場合における動作を説明するためのフローチャートである。
図16を参照すると、まず、シェーディング補正信号生成用テーブル241を設定し(ステップS301)、濃度補正振幅Ga1、Ga2を設定し(ステップS303D)、濃度補正時定数Gb1、Gb2を設定する(ステップS305D)。ここまでが実動前の初期設定である。
次に、主走査が始まったならば(ステップS307でYES)、変数Nを1に初期化し、最初に実行するステップS317のために積分回路205−1、205−2の入力Ei1(0)、Ei2(0)と出力Eo1(0)、Eo2(0)を128に設定する(ステップS309D)。なお、図10には示さないが、主走査開始近くの非画像形成期間においてAPCにより光量補正が行われている。
次に、現在の画像PWM画像信号の値がHIGHであるかどうかを調べる(ステップS311D)。
HIGHであれば(ステップS311DでYES)、分圧回路203B−1、203B−2の出力(積分回路205−1、205−2の入力)Ei1(N)、Ei2(N)として、128+Ga1・Duty、128+Ga1・Dutyを設定し(ステップS313D)、LOWであれば(ステップS311DでNO)、分圧回路203B−1、203B−2の出力(積分回路205−1、205−2の入力)Ei1(N)、Ei2(N)として、128、128を設定する(ステップS315D)。
ステップS313DまたはステップS315Dの次に、
Eo1(N)=(1−Gb)・Eo1(N−1)+Gb・Ei1(N−1)
Eo2(N)=(1−Gb)・Eo2(N−1)+Gb・Ei2(N−1)
Eo(N)=W・Eo1(N)+(1−W)・Eo2(N)
の計算により、積分回路205の出力Eo(N)を求める(ステップS317D)。
次に、パワー指令値を下式により求める(ステップS319)。
パワー指令値=Eo(N)・S(k)/128
ここで、S(k)は、現在のビーム水平方向位置データkをキーにしてシェーディング補正信号生成用テーブル241から得たシェーディング補正信号である。
次に、現在の主走査が終了していないのであれば(ステップS321でNO)、Nを1だけ増加させてから(ステップS323)、ステップS311に戻る。
現在の主走査が終了し(ステップS321でYES)、画像形成が終了していないならば(ステップS323でNO)、ステップS307に戻る。
なお、PDM回路123とフィルタ回路109をこれと並列してデジタルシグナルプロセッサにより稼働させてもよい
[第7の実施の形態]
第7の実施の形態は、二値画像信号を入力画像信号とする第1の実施の形態において、発光強度基準信号生成基板に含まれる回路をデジタル化し、且つ、レーザ光源の発熱に起因するドループ現象の補正と、感光体のチャージ量に起因するドループ現象の補正を分離し、更に、レーザ光源の発熱に起因するドループ現象の補正の初期化と、感光体のチャージ量に起因するドループ現象の補正の初期化を分離したものである。
第7の実施の形態の構成は、第5の実施の形態の構成と同様なものであり、図13に示すとおりである。
第7の実施の形態の動作は、図17に示すとおりであるが、図14に示す第5の実施の形態の動作と比較し、ステップS309CがステップS309Eに置き換わって点のみが異なる。
第5の実施の形態においては、図14に示すように、主走査が始まったならば(ステップS307でYES)、変数Nを1に初期化し、最初に実行するステップS317Cのために積分回路205−1、205−2の入力Ei1(0)、Ei2(0)と出力Eo1(0)、Eo2(0)を128に設定する(ステップS309C)こととしていた。
ところで、主走査開始近くの非画像形成期間においてAPCにより光量補正が行われている。
第7の実施の形態では、入力Ei1(0)と出力Eo1(0)が、レーザ光源の発熱に起因するドループの補正に係る積分回路205−1の入出力の初期値であるので、この初期値への初期化を、APCによるレーザ光量の初期化と同時に行う。
そして、感光体ドラムの帯電量に起因するドループの補正に係る積分回路205−2の入出力の初期値を、レーザ光源の発熱に起因するドループの補正に係る積分回路205−1の入出力の初期値と同時に行うことを避ける。
そこで、図17に示すように、第7の実施の形態では、第5の実施の形態とは異なり、主走査が始まったならば(ステップS307でYES)、積分回路205−1の入力Ei1(0)と出力Eo1(0)の初期化を行うが、積分回路205−2の入力Ei2(0)と出力Eo2(0)の初期化を行わない(ステップS309E)。従って、積分回路205−2は、主走査が始まったときに入出力がステップ状に変化することはなく、それまでの積分動作を継続する。
感光体ドラムの帯電量に起因するドループの補正に係る積分回路205−2の入力Ei2(0)と出力Eo2(0)の初期化は、必要に応じて、適宜行う。例えば、感光体ドラムの帯電量の補正と同時に行う。これは、図17には示していない。
[第8の実施の形態]
第8の実施の形態は、多値画像信号を入力画像信号とする第2の実施の形態において、発光強度基準信号生成基板に含まれる回路をデジタル化し、且つ、レーザ光源の発熱に起因するドループ現象の補正と、感光体のチャージ量に起因するドループ現象の補正を分離し、更に、レーザ光源の発熱に起因するドループ現象の補正の初期化と、感光体のチャージ量に起因するドループ現象の補正の初期化を分離したものである。
第8の実施の形態の構成は、第6の実施の形態の構成と同様なものであり、図15に示すとおりである。
第8の実施の形態の動作は、図18に示すとおりであるが、図16に示す第6の実施の形態の動作と比較し、ステップS309DがステップS309Fに置き換わって点のみが異なる。
第6の実施の形態においては、図16に示すように、主走査が始まったならば(ステップS307でYES)、変数Nを1に初期化し、最初に実行するステップS317Dのために積分回路205−1、205−2の入力Ei1(0)、Ei2(0)と出力Eo1(0)、Eo2(0)を128に設定する(ステップS309D)こととしていた。
ところで、主走査開始近くの非画像形成期間においてAPCにより光量補正が行われている。
第8の実施の形態では、第7の実施の形態と同様に、入力Ei1(0)と出力Eo1(0)が、レーザ光源の発熱に起因するドループの補正に係る積分回路205−1の入出力の初期値であるので、この初期値への初期化を、APCによるレーザ光量の初期化と同時に行う。
そして、感光体ドラムの帯電量に起因するドループの補正に係る積分回路205−2の入出力の初期値を、レーザ光源の発熱に起因するドループの補正に係る積分回路205−1の入出力の初期値と同時に行うことを避ける。
そこで、図18に示すように、第8の実施の形態では、第7の実施の形態と同様に、主走査が始まったならば(ステップS307でYES)、積分回路205−1の入力Ei1(0)と出力Eo1(0)の初期化を行うが、積分回路205−2の入力Ei2(0)と出力Eo2(0)の初期化を行わない(ステップS309F)。従って、積分回路205−2は、主走査が始まったときに入出力がステップ状に変化することはなく、それまでの積分動作を継続する。
感光体ドラムの帯電量に起因するドループの補正に係る積分回路205−2の入力Ei2(0)と出力Eo2(0)の初期化は、必要に応じて、適宜行う。例えば、感光体ドラムの帯電量の補正と同時に行う。これは、図18には示していない。
[第9の実施の形態]
第1乃至第8の実施の形態で用いるフィルタは、あくまで一例である。一次の低域通過フィルタであっても、他の構成を有していてもよい。また、他の種類のフィルタを用いてもよい。
第5乃至第8の実施の形態では、2系列の分圧回路とフィルタを用いたが、3系列以上あってもよい。
第3乃至第8の実施の形態において、離散化された回路定数である濃度補正振幅Ga(又はGa1及びGa2)及び濃度補正時定数Gb(又はGb1及びGb2)を環境やライフに応じて変更する。
テストパターン画像などを用いて、プロセス・コントローラに含まれるセンサによりトナーの濃度を測定することにより、これらの変更をすることが可能になる。つまり、プロセス・コントローラに含まれるセンサは、感光体ドラムに付着したトナー量を測定することができるが、これを用いて、テストパターン画像の所定の位置に対応したトナー量を測定することができる。例えば、テストパターン画像の幾つかの所定の位置に対応したトナー量を測定することができる。そして、これらの位置のトナー量がともに所望値になるように回路定数を調整することができる。
上記の実施形態によれば、PDM波のフィルタ処理により、シェーディング補正を行い、データ信号のON/OFFに応じてPDM波の波高値を増減させるので下記の効果が奏される。
・ドループ補正用のテーブルを参照しない構成になっているため、多くのメモリ容量を必要としない。
・多値画像信号の場合でも、正しくドループ補正ができる。
・ドループ補正しながら同時にシェーディング補正できる。
[第10の実施の形態]
第10の実施の形態は、第1乃至第9の実施の形態による原稿読取装置を含む複合機800に関するものである。図19及び図20は、複合機800の構成などを示すものである。
図19及び図20に示すように、複合機800は、原稿の画像を読み取る原稿読取装置820と、シートに画像を形成する複合機本体(画像形成部本体)830と、原稿読取装置820及び複合機本体830を操作するための操作パネル部843と、操作パネル部843による操作に基づいて原稿読取装置820及び複合機本体830を制御する演算処理部841と、を備えている。
画像読取りのために原稿読取装置820を単体で用いること、画像形成のために複合機本体830を単体で用いることの他に、画像を複写するためにこれらを連動させることもできる。また、複合機800は図示しない記憶装置及びファクシミリ装置を含んでいてもよい。記憶装置は、原稿読取装置820により読み取られた画像やファクシミリ装置により受信した画像を格納することができる。ファクシミリ装置は、原稿読取装置820により読み取られた画像や記憶装置に格納されている画像を送信することと、外部から画像を受信することができる。更に、複合機800は、ネットワークを介してパーソナルコンピュータと接続するためのインターフェースを含んでいてもよい。複合機800に接続されたパーソナルコンピュータは、これが管理できるデータについて複合機の機能を利用することができる。
原稿読取装置820は、原稿を自動給送する原稿自動給送部SPF(Single Pass Feeder)824と、原稿の画像を読み取る読取装置本体822と、を備えている。なお、原稿読取装置820は、図20に示す構成要素の他に、図20は示されないが図19に示される構成要素も含む。また、図19に示すように、読取装置本体822には、原稿台826が備わる。
複合機本体830は、シートを給送するシート給送部10と、シートを手差し給送可能な手差し給送部20と、シート給送部10又は手差し給送部20により給送されるシートに画像を形成する画像形成部30と、を備えている。
シート給送部10は、シートを積載するシート積載部11と、シート積載部11に積載されたシートを1枚ずつ分離給送する分離給送部12と、を備えている。シート積載部11は、回転軸13を中心に回動する中板14を備えており、中板14は、シートを給送する際に回動してシートを上方に持ち上げる。分離給送部12は、中板14により持ち上げられたシートを給送するピックアップローラ15と、ピックアップローラ15により給送されるシートを1枚ずつに分離する分離ローラ対16と、を備えている。
手差し給送部20は、シートを積載可能な手差しトレイ21と、手差しトレイ21に積載されたシートを1枚ずつ分離給送する分離給送部22と、を備えている。手差しトレイ21は、複合機本体830に回動自在に支持されており、手差し給送する際には、所定の角度に固定させることでシートを積載可能になる。分離給送部22は、手差しトレイ21に積載されたシートを給送するピックアップローラ23と、ピックアップローラ23により給送されるシートを1枚ずつに分離する分離ローラ24及び分離パッド25と、を備えている。
画像形成部30は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kと、後述する感光体ドラム740Y〜740Kと、これらの表面を露光する露光装置32と、感光体ドラム740Y〜740Kの表面に形成されたトナー像をシートに転写する転写部(転写手段)33と、転写したトナー像をシートに定着させる定着部34と、を備えている。なお、符号の最後に付すアルファベット(Y、M、C、K)は、それぞれの色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)を示している。
4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kのそれぞれは、複合機本体830から取り外し可能に構成されており、交換可能となっている。なお、4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kは、形成する画像の色が異なること以外は同様な構成であるため、イエロー(Y)の画像を形成するプロセスカートリッジ31Yの構成のみの説明し、プロセスカートリッジ31M〜31Kの説明は省略する。
プロセスカートリッジ31Yは、像担持体としての感光体ドラム740Yと、感光体ドラム740Yを帯電させる帯電器741Yと、感光体ドラム740Y上に形成された静電潜像を現像する現像装置742Yと、感光体ドラム740Yの表面に残留するトナーを除去するドラムクリーナと、を備えている。現像装置742Yは、感光体ドラム740Yを現像する現像装置本体(詳細には図示せず)と、現像装置本体にトナーを供給するトナーカートリッジ(詳細には図示せず)と、を備えている。トナーカートリッジは、現像装置本体に着脱可能に構成されており、収容されたトナーが無くなると、現像装置本体から取り外して、交換することができるようになっている。
露光装置32は、レーザ光を照射する光源(図示せず)と、レーザ光を感光体ドラム740Y〜740Kに導く複数のミラー(図示せず)等と、を備えている。転写部33は、感光体ドラム740Y〜740Kに形成されたトナー像を担持する中間転写ベルト35と、感光体ドラム740Y〜740Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト35に一次転写する一次転写ローラ36Y〜36Kと、中間転写ベルト35に転写されたトナー像をシートに二次転写する二次転写ローラ37と、中間転写ベルト35に残留するトナーを除去するベルトクリーナ38と、を備えている。中間転写ベルト35は、駆動ローラ39a及び従動ローラ39bに掛け渡されており、一次転写ローラ36Y〜36Kによって感光体ドラム740Y〜740Kに押し付けられている。二次転写ローラ37は、駆動ローラ39aとで中間転写ベルト35をニップ(挟持)しており、ニップ部Nで中間転写ベルト35が担持するトナー像をシートに転写する。定着部34は、シートを加熱する加熱ローラ34aと、加熱ローラ34aに圧接する加圧ローラ34bと、を備えている。
操作パネル部843は、所定の情報を表示する表示部845と、利用者が原稿読取装置820及び複合機本体830への指示を入力する入力部847と、を備えている。本実施形態においては、操作パネル部843は、読取装置本体822の正面側に配設されている。なお、正面側は図19の紙面の手前側に対応し、裏面側は図19の背面側に対応する。
図20に示すように、演算処理部841は、シート給送部10、手差し給送部20、画像形成部30及び原稿読取装置820を駆動制御するCPU841aと、CPU841aを動作させるための各種プログラムとCPU841aが用いる各種情報等を記憶するメモリ841bと、を備えている。演算処理部841は、利用者による操作パネル部843への操作に基づいて、シート給送部10、手差し給送部20、画像形成部30及び原稿読取装置820の動作を統合して制御し、シートに画像を形成させる。
次に、上述のように構成された複合機800による画像形成動作(演算処理部841による画像形成制御)について説明する。本実施形態においては、原稿自動給送部824により給送され、読取装置本体822により読み取られた読取原稿の画像を、シート給送部10により給送されるシートに画像形成部30が形成する画像形成動作を例にとり説明する。
利用者による操作パネル部843の入力部847への入力により、画像形成開始信号が発信されると、利用者により原稿自動給送部824に載置された読取原稿が原稿読取位置に向けて自動給送され、原稿読取位置で読取装置本体822によって画像が読み取られる。
読取装置本体822により原稿の画像が読み取られると、読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置32が感光体ドラム740Y〜740Kに向けて、それぞれに対応する複数のレーザ光を照射する。このとき、感光体ドラム740Y〜740Kは、それぞれ、帯電器741Y〜741Kにより予め帯電されており、それぞれに対応するレーザ光が照射されることで感光体ドラム740Y〜740K上にそれぞれの静電潜像が形成される。その後、現像装置742Y〜742Kにより感光体ドラム740Y〜740K上にそれぞれ形成された静電潜像が現像され、感光体ドラム740Y〜740K上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー像が形成される。感光体ドラム740Y〜740K上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ36Y〜36Kによって中間転写ベルト35に重畳転写され、重畳転写されたトナー像(フルカラーのトナー像)は、中間転写ベルト35に担持された状態でニップ部Nまで搬送される。
上述の画像形成動作に並行して、シート積載部11に積載されたシートが、分離給送部12によって1枚ずつに分離されながら、ピックアップローラ15によりシート搬送路26に給送される。そして、ニップ部Nのシート搬送方向上流にあるレジストローラ対27で、斜行が補正されると共に、所定の搬送タイミングでニップ部Nに搬送される。ニップ部Nに搬送されたシートは、二次転写ローラ37によって中間転写ベルト35が担持するフルカラーのトナー像が転写される。
トナー像が転写されたシートは、定着部34で加熱・加圧されることでトナー像が溶融定着され、排出ローラ対18により装置外に排出される。装置外に排出されたシートは、排出シート積載部19に積載される。
なお、シートの両面(第1面及び第2面)に画像を形成する場合には、第1面に画像が形成されたシートが装置外に排出される前に、排出ローラ対18を逆回転させて両面搬送路17に搬送し、両面搬送路17を介して画像形成部30に再搬送する。そして、第1面と同様に、第2面に画像を形成し、装置外に排出する。装置外に排出されたシートは、排出シート積載部19に積載される。
露光装置32には、レーザ光源基板131が含まれ、露光装置における光源とは、レーザ光源D1のことである。発光強度基準信号生成基板101は、露光装置32に含まれていてもよいし、少なくともその一部が演算処理部841に含まれていてもよい。
なお、上記の発光強度基準信号生成装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記の発光強度基準信号生成装置により行なわれる発光強度基準信号生成方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらに組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の種々の形で実施することができる。そのため、前述した各実施形態は単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるべきではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更はすべて本発明の範囲内のものである。
本発明は、レーザ光源を駆動するために利用することができる。
101 発光強度基準信号生成基板
103 分圧回路
105 積分回路
107 スイッチング回路
109 フィルタ回路
111 シェーディング補正信号生成部
131 レーザ光源基板
D1 レーザ光源

Claims (16)

  1. 画像信号に基づいて振幅が変動するドループ補正信号を生成するドループ補正信号生成手段と、
    シェーディング補正信号の振幅を前記ドループ補正信号の振幅により変調させる振幅変調手段と、
    前記振幅変調手段により振幅が変調されたシェーディング補正信号に基づいて発光強度基準信号を生成する発光強度基準信号生成手段と、
    を備えることを特徴とする発光強度基準信号生成装置。
  2. 請求項1に記載の発光強度基準信号生成装置であって、
    前記シェーディング補正信号は、パルス密度変調信号により表されたものであり、
    前記振幅変調手段は、前記パルス密度変調信号の振幅を変調し、
    前記発光強度基準信号生成手段は、前記振幅変調手段により振幅が変調されたパルス密度変調信号の低域成分を通す低域通過フィルタを備えることを特徴とする発光強度基準信号生成装置。
  3. 請求項1に記載の発光強度基準信号生成装置であって、
    前記シェーディング補正信号は、パルス幅変調信号により表されたものであり、
    前記振幅変調手段は、前記パルス幅変調信号の振幅を変調し、
    前記発光強度基準信号生成手段は、前記振幅変調手段により振幅が変調されたパルス幅変調信号の低域成分を通す低域通過フィルタを備えることを特徴とする発光強度基準信号生成装置。
  4. 請求項1に記載の発光強度基準信号生成装置であって、
    前記シェーディング補正信号は、ベースバンド信号により表されたものであり、
    前記振幅変調手段は、前記ベースバンド信号の振幅を変調し、
    前記発光強度基準信号生成手段は、
    前記振幅変調手段により振幅が変調されたベースバンド信号をパルス密度変調するパルス密度変調手段と、
    前記パルス密度変調手段の出力信号の低域成分を通す低域通過フィルタと、
    を備えることを特徴とする発光強度基準信号生成装置。
  5. 請求項1に記載の発光強度基準信号生成装置であって、
    前記シェーディング補正信号は、ベースバンド信号により表されたものであり、
    前記振幅変調手段は、前記ベースバンド信号の振幅を変調し、
    前記発光強度基準信号生成手段は、
    前記振幅変調手段により振幅が変調されたベースバンド信号をパルス幅変調するパルス密度幅手段と、
    前記パルス幅変調手段の出力信号の低域成分を通す低域通過フィルタと、
    を備えることを特徴とする発光強度基準信号生成装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の発光強度基準信号生成装置であって、
    前記ドループ補正信号生成手段は、二値で表される前記画像信号により切り替わる2つのレベルを時間積分することにより前記ドループ補正信号を生成することを特徴とする発光強度基準信号生成装置。
  7. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の発光強度基準信号生成装置であって、
    前記ドループ補正信号生成手段は、多値で表される前記画像信号をパルス幅変調して得られるパルス幅変調信号により切り替わる2つのレベルを時間積分することにより前記ドループ補正信号を生成することを特徴とする発光強度基準信号生成装置。
  8. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の発光強度基準信号生成装置であって、
    前記ドループ補正信号生成手段は、多値で表される前記画像信号をパルス幅変調して得られるパルス幅変調信号により切り替わる2つのレベルのうちの一方の値と、他方に対して前記パルス幅変調信号のデューティを乗じて得た値とを時間積分することにより前記ドループ補正信号を生成することを特徴とする発光強度基準信号生成装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の発光強度基準信号生成装置であって、
    前記ドループ補正信号生成手段の回路定数は、変更可能にデジタルデータとして保持されることを特徴とする発光強度基準信号生成装置。
  10. 請求項9に記載の発光強度基準信号生成装置であって、
    前記発光強度基準信号に基づいて発光する光源を用いて形成された画像に関連する測定データに基づいて前記回路定数を変更する手段を更に備えることを特徴とする発光強度基準信号生成装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか1項に記載の発光強度基準信号生成装置であって、
    前記ドループ補正信号生成手段は、複数種類のドループにそれぞれに対応した複数の系列を含むことを特徴とする発光強度基準信号生成装置。
  12. 請求項11に記載の発光強度基準信号生成装置であって、
    他の系列から独立して所定の系列の前記ドループ補正信号を初期化するドループ補正信号初期化手段を更に備えることを特徴とする発光強度基準信号生成装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか1項に記載の発光強度基準信号生成装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1乃至12の何れか1項に記載の発光強度基準信号生成装置を備えることを特徴とする複合機。
  15. 画像信号に基づいて振幅が変動するドループ補正信号を生成するドループ補正信号生成ステップと、
    シェーディング補正信号の振幅を前記ドループ補正信号の振幅により変調させる振幅変調ステップと、
    前記振幅変調手段により振幅が変調されたシェーディング補正信号に基づいて発光強度基準信号を生成する発光強度基準信号生成ステップと、
    を備えることを特徴とする発光強度基準信号生成方法。
  16. コンピュータを請求項1乃至12の何れか1項に記載の発光強度基準信号生成装置として機能させるためのプログラム。
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