JP2019088212A - 飲料用風味改善剤 - Google Patents

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  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
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Abstract

【課題】アルコール濃度1%未満のビール風味飲料、アルコール濃度1〜10v/v%のビール風味低アルコール飲料、又はリキュール類含有低アルコール飲料であり低糖質のものやプリン体の含有量が低いものであっても、飲みごたえ、特にボディ感のあるビール風味飲料又は低アルコール飲料の提供。【解決手段】乳酸菌により発酵処理された発酵物と、前記発酵処理によって生成されたD−アスパラギン酸を含有する飲料用風味改善剤を含み、前記乳酸菌がペディオコッカス・アシドラクティシ、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・ロイテリ、及びラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリカスから選ばれる乳酸菌である、前記飲料用風味改善剤が含まれてなる、ビール風味飲料又は低アルコール飲料。【選択図】図1

Description

本発明は、飲料の風味を改善する飲料用風味改善剤に関する。
近年、健康志向の高まりと共に、アルコール濃度が1%未満のビール風味飲料、並びにアルコール濃度が1〜10v/v%のビール風味低アルコール飲料やリキュール類含有低アルコール飲料であって低糖質のものやプリン体の含有量が低いものに対する需要が高まっている。このような飲料において、より満足感の得られる飲みごたえを呈する飲料を実現するため、日々企業努力がなされている。
特開2014−168465号公報
しかし、アルコール濃度が1%未満のビール風味飲料、並びにアルコール濃度が1〜10v/v%のビール風味低アルコール飲料、及びリキュール類含有低アルコール飲料であって低糖質のものやプリン体の含有量が低いものは、飲みごたえ、特にボディ感に物足りなさを感じる傾向があるという問題点があった。
そこで、前記課題を解決する手段は、以下の通りである。
〔1〕 乳酸菌により発酵処理された発酵物と、前記発酵処理によって生成されたD−アスパラギン酸を含有する飲料用風味改善剤。
〔2〕 改善される風味がボディ感であることを特徴とする〔1〕の飲料用風味改善剤。
〔3〕 前記乳酸菌が、ペディオコッカス・アシドラクティシ(Ped.acidilactici)、ラクトバチルス・カゼイ(Lb.casei)、ラクトバチルス・ロイテリ(Lb.reuteri)、及びラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリカス(Lb.delbruekii ssp. bulgaricus)から選ばれる乳酸菌である〔2〕または〔3〕に記載の飲料用風味改善剤。
〔4〕 〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の飲料用風味改善剤が含まれてなるビール風味飲料。
〔5〕 〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の飲料用風味改善剤が含まれてなる低アルコール飲料。
〔6〕 発酵対象物を乳酸菌により発酵処理させて発酵物を生成すると共に、前記発酵処理によってD−アスパラギン酸を生成し、前記D−アスパラギン酸をその生成と同時に前記発酵物と混合させることを特徴とする飲料用風味改善剤の製造方法。
〔7〕 前記発酵対象物にL−アスパラギン酸が混合されてなることを特徴とする〔6〕に記載の飲料用風味改善剤の製造方法。
ここで、ビール風味飲料とは、アルコール濃度が1v/v%未満のビール風の呈味を有する飲料をいう。また、低アルコール飲料とは、アルコール濃度が1v/v%以上〜10v/v%未満のビール風味低アルコール飲料、若しくはリキュール類含有低アルコール飲料をいう。
本発明に係る発酵処理に使用される乳酸菌としては、ラクトバチルス・ブレビス(Lb.brevis)、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lb.acidophilus)、ラクトバチルス・カゼイ(Lb.casei)、ラクトバチルス・ロイテリ(Lb.reuteri)、ラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリカス(Lb.delbruekii ssp. bulgaricus)、ラクトバチルス・プランタラム(Lb.plantarum)、ラクトバチルス・ブフネリ(Lb.buchneri)、ペディオコッカス・アシドラクティシ(Ped.acidilactici)などが挙げられ、これらから選ばれる一種または二種以上を使用することができる。
上記の菌種の菌株としては、ラクトバチルス・ブレビスとしては、ラクトバチルス・ブレビス JCM1059等の菌株が挙げられ、ラクトバチルス・カゼイとしては、ラクトバチルス・カゼイJCM1134等の菌株が挙げられる。また、ラクトバチルス・ロイテリとしては、ラクトバチルス・ロイテリJCM1112等の菌株が挙げられる。また、ラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリカスとしてはラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリカスJCM1002等の菌株が挙げられる。また、ラクトバチルス・プランタラムとしては、ラクトバチルス・プランタラムJCM1149等の菌株が挙げられ、ラクトバチルス・ブフネリとしては、ラクトバチルス・ブフネリJCM1115等の菌株が挙げられる。以上の菌株は、独立行政法人製品評価技術基盤機構生物遺伝資源部門、独立行政法人理化学研究所バイオリソースセンターなど国内外の公的微生物保存機関から分譲を受けることが可能である。また、ペディオコッカス・アシドラクティシとしては、ペディオコッカス・アシドラクティシFL−263等の菌株が挙げられる。なお、ペディオコッカス・アシドラクティシFL−263株はPc.acidilactici FL−263株(NITE A−02544)として、平成29(2017)年9月7日付で独立行政法人製品評価技術基盤機構特許微生物寄託センター(NPMD)(千葉県木更津市かずさ鎌足2−5−8)に寄託されている。
本発明に係る飲料用風味改善剤は、飲料用風味改善剤が添加される前のビール風味飲料、若しくは低アルコール飲料に対して0.01重量%〜1.0重量%含まれてなることが好ましい。
本発明に係る飲料用風味改善剤をビール風味飲料、及び低アルコール飲料に添加することで、ボディ感、甘さ、味のキレ、味のバランスの全てで呈味の向上効果が得られ、飲料としての総合的な官能評価の向上と共に飲みごたえを付加させることができる。
特に、本発明に係る飲料用風味改善剤を添加して飲料を調製すると、明確にボディ感を向上させることができる。これにより、ビール風味飲料、及び低アルコール飲料に対して十分な飲みごたえを付加することができる。
発酵対象:豆乳エキス、ブランク1:ノンアルコールビールに対するブランク1、実施例5−1〜実施例5−4、及び比較例1の官能評価結果を示すグラフである。 発酵対象:米エキス、ブランク1:ノンアルコールビールに対するブランク1、実施例6、及び比較例6の官能評価結果を示すグラフである。 発酵対象:モルトエキス、ブランク1:ノンアルコールビールに対するブランク1、実施例7、及び比較例7の官能評価結果を示すグラフである。 発酵対象:白ブドウ果汁エキス、ブランク1:ノンアルコールビールに対するブランク1、実施例8、及び比較例8の官能評価結果を示すグラフである。 発酵対象:豆乳エキス、ブランク2:発泡酒に対するブランク2、実施例9、及び比較例9の官能評価結果を示すグラフである。 発酵対象:米エキス、ブランク2:発泡酒に対するブランク2、実施例10、及び比較例10の官能評価結果を示すグラフである。 発酵対象:モルトエキス、ブランク2:発泡酒に対するブランク2、実施例11、及び比較例11の官能評価結果を示すグラフである。 発酵対象:豆乳エキス、ブランク3:紅茶RTDに対するブランク3、実施例12−1〜実施例12−4、及び比較例12の官能評価結果を示すグラフである。 発酵対象:米エキス、ブランク3:紅茶RTDに対するブランク3、実施例13、及び比較例13の官能評価結果を示すグラフである。 発酵対象:モルトエキス、ブランク3:紅茶RTDに対するブランク3、実施例14、及び比較例14の官能評価結果を示すグラフである。 発酵対象:米エキス、ブランク4:白ブドウRTDに対するブランク4、実施例15、及び比較例15の官能評価結果を示すグラフである。 発酵対象:白ブドウ果汁エキス、ブランク4:白ブドウRTDに対するブランク4、実施例16、及び比較例16の官能評価結果を示すグラフである。 発酵対象:白ブドウ果汁エキス、ブランク5:ももRTDに対するブランク5、実施例17、及び比較例17の官能評価結果を示すグラフである。
<乳酸菌スターターの調製例>
水96重量部、酵母エキス(粉体)2重量部、グルコース2重量部からなる培養基を調製し、該培養基を121℃で15分間殺菌し、その後37度まで冷却した。次いで冷却後の培養基にペディオコッカス・アシドラクティシ(Ped.acidilactici)FL−263株(NITE AP−02544)0.02重量部を接種し、37℃で20時間培養させた発酵物をFL−263スターターとした。
前記FL−263スターターの調製例において、ペディオコッカス・アシドラクティシFL−263に替えてラクトバチルス・カゼイ(Lb.casei)JCM1134株を0.02重量部接種し、37℃で20時間培養させた発酵物をJCM1134スターターとした。
前記FL−263スターターの調製例において、ペディオコッカス・アシドラクティシFL−263に替えてラクトバチルス・ロイテリ(Lb.reuteri)JCM1112株を0.02重量部接種し、37℃で20時間培養させた発酵物をJCM1112スターターとした。
前記FL−263スターターの調製例において、ペディオコッカス・アシドラクティシFL−263に替えてラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリカス(Lb.delbruekii ssp. bulgaricus)JCM1002株を0.02重量部接種し、37℃で20時間培養させた発酵物をJCM1002スターターとした。
<実施例1−1:発酵豆乳エキスの製造例>
無調整豆乳50重量部と水46.8重量部、L−アスパラギン酸ナトリウム0.1重量部、L−グルタミン酸ナトリウム0.1重量部を混合し、湯煎にて90℃で1分間殺菌し、その後37℃まで冷却した。冷却した原料混合物に対し、上記で調製したFL−263スターターを3重量部接種し、37℃で24時間発酵させた。発酵の停止は80℃で1分間加熱することで行った。10℃以下まで冷却後、遠心分離にて不溶性固形分を除去、タルクろ過にて清澄化し発酵豆乳エキスを調製し、得られた発酵物を実施例1−1とした。
<実施例1−2:発酵豆乳エキスの製造例>
無調整豆乳50重量部と水46.8重量部、L−アスパラギン酸ナトリウム0.1重量部、L−グルタミン酸ナトリウム0.1重量部を混合し、湯煎にて90℃で1分間殺菌し、その後37℃まで冷却した。冷却した原料混合物に対し、上記で調製したJCM1134スターターを3重量部接種し、37℃で24時間発酵させた。発酵の停止は80℃で1分間加熱することで行った。10℃以下まで冷却後、遠心分離にて不溶性固形分を除去、タルクろ過にて清澄化し発酵豆乳エキスを調製し、得られた発酵物を実施例1−2とした。
<実施例1−3:発酵豆乳エキスの製造例>
無調整豆乳50重量部と水46.8重量部、L−アスパラギン酸ナトリウム0.1重量部、L−グルタミン酸ナトリウム0.1重量部を混合し、湯煎にて90℃で1分間殺菌し、その後37℃まで冷却した。冷却した原料混合物に対し、上記で調製したJCM1112スターターを3重量部接種し、37℃で24時間発酵させた。発酵の停止は80℃で1分間加熱することで行った。10℃以下まで冷却後、遠心分離にて不溶性固形分を除去、タルクろ過にて清澄化し発酵豆乳エキスを調製し、得られた発酵物を実施例1−3とした。
<実施例1−4:発酵豆乳エキスの製造例>
無調整豆乳50重量部と水46.8重量部、L−アスパラギン酸ナトリウム0.1重量部、L−グルタミン酸ナトリウム0.1重量部を混合し、湯煎にて90℃で1分間殺菌し、その後37℃まで冷却した(ここまでの工程で調製したものを、発酵対象物としての豆乳エキスということがある。)。冷却した原料混合物に対し、上記で調製したJCM1002スターターを3重量部接種し、37℃で24時間発酵させた。発酵の停止は80℃で1分間加熱することで行った。10℃以下まで冷却後、遠心分離にて不溶性固形分を除去、タルクろ過にて清澄化し発酵豆乳エキスを調製し、得られた発酵物を実施例1−4とした。
<比較例1:未発酵豆乳エキスの調製>
「実施例1:発酵豆乳エキスの製造例」のうち乳酸菌スターターを水で置き換え、乳酸菌発酵工程以外で同様の操作を行い、未発酵豆乳エキスを比較例1として調製した。
<実施例2:発酵米エキスの調製例>
上新粉15重量部と水83.8重量部、L−アスパラギン酸ナトリウム0.1重量部、L−グルタミン酸ナトリウム0.1重量部を混合し、更にアミラーゼ0.01重量部を加え、でんぷん質を分解した後、湯煎にて90℃で1分間殺菌し、その後37℃まで冷却した(ここまでの工程で調製したものを、発酵対象物としての米エキスということがある。)。冷却した原料混合物に対し、上記で調製したFL−263スターターを1重量部接種し、37℃で24時間発酵させた。発酵後、加熱により乳酸菌を殺菌し、遠心分離により固形物を除去したものを実施例2とした。
<比較例2:未発酵米エキスの調製例>
「実施例2:発酵米エキスの調製例」のうち乳酸菌スターターを水で置き換え、乳酸菌発酵工程以外で同様の操作を行い、未発酵豆乳エキスを比較例2として調製した。
<実施例3:発酵モルトエキスの調製例>
モルトエキス25重量部と水71.8重量部、L−アスパラギン酸ナトリウム0.1重量部、L−グルタミン酸ナトリウム0.1重量部を混合し、湯煎にて90℃で1分間殺菌し、その後37℃まで冷却した(ここまでの工程で調製したものを、発酵対象物としてのモルトエキスということがある。)。冷却した原料混合物に対し、上記で調製したFL−263スターターを3重量部接種し、37℃で24時間発酵させた。発酵の停止は80℃で1分間加熱することで行った。10℃以下まで冷却後、遠心分離にて清澄化し発酵モルトエキスを調製し、得られた発酵物を実施例3とした。
<比較例3:未発酵モルトエキスの調製方法>
前記「実施例3:発酵モルトエキスの調製方法」のうち乳酸菌スターターを水で置き換え、乳酸菌発酵工程以外で同様の操作を行い、未発酵モルトエキスを比較例3として調製した。
<実施例4:発酵白ブドウエキスの調製例>
シャルドネ透明果汁25重量部と水71.8重量部、L−アスパラギン酸ナトリウム0.1重量部、L−グルタミン酸ナトリウム0.1重量部を混合し、湯煎にて90℃で1分間殺菌し、その後37℃まで冷却した(ここまでの工程で調製したものを、発酵対象物としての白ブドウエキスということがある。)。冷却した原料混合物に対し、上記で調製したFL−263スターターを3重量部接種し、37℃で24時間発酵させ、得られた発酵物を実施例4とした。
<比較例4:未発酵白ブドウエキスの調製例>
前記「実施例4:発酵白ブドウエキスの製造例」のうち、FL−263スターターを水に置き換え、乳酸菌発酵工程以外で同様の操作を行い、未発酵白ブドウエキスを比較例4として調製した。
<D−アスパラギン酸量の測定>
実施例1−1〜実施例1−4(発酵豆乳エキス)、実施例2(発酵米エキス)、実施例3(発酵モルトエキス)、及び実施例4(発酵白ブドウエキス)、並びに比較例1〜4中のD−アスパラギン酸(D−Asp)及びL−アスパラギン酸(L−Asp)の含有量は、次に示すオルトフタルアルデヒド・N−アセチル−L−システインキラル誘導体化法(OPA−NACキラル誘導体化法)を用いたアミノ酸定量分析により測定した。
まず、それぞれの実施例に係る液体状の発酵物に対し、2倍量のメタノールを加え撹拌後、遠心分離機にかけて得られる上清を蒸留水で3倍に希釈したものをキラル誘導体化用試料とした。なお、発酵物に含まれるアミノ酸量に応じ、上清を直接もしくは、蒸留水にて2倍から5倍に希釈したものをキラル誘導体化用試料とすることができる。
<キラル誘導体化手順>
キラル誘導体化用試料60μlに1%四ホウ酸ナトリウム水溶液40μl、1%N−アセチル−L−システイン水溶液20μl、1.6%オルトーフタルアルデヒドメタノール溶液20μlを添加し、0.45μmセルロースアセテート製メンブレンフィルター(アドバンテック社製)でろ過したものをキラル誘導体化処理液とした。キラル誘導体化処理液を分析用試料として、高速液体クロマトグラフィー(HPLC、(株)島津製作所製、検出限界値:1nmol/ml)によるアミノ酸分析を行った。
また、キラル誘導体化処理液を分析用試料としたHPLCによるアミノ酸分析にあたり、分析条件としては、次の表1に示す条件を選択した。また、分析の結果を表2に示す。
Figure 2019088212
Figure 2019088212
表2より、未発酵の比較例1〜4からはいずれもD−アスパラギン酸の含有量はHPLCの検出限界値である1nmol/mlよりも低い値であったのに対して、乳酸菌により発酵処理された発酵物である実施例1−1〜1−4、及び実施例2〜4からは高い濃度のD−アスパラギン酸が検出された。表2の結果より、発酵処理前にはほとんど存在していなかったD−アスパラギン酸を発酵処理によって高濃度に生成すると共に、その生成と同時に発酵物に混合された状態の飲料用風味改善剤を製造することができた。
<飲料用風味改善剤を添加した飲料の呈味官能試験>
前記実施例1−1〜1−4、及び実施例2〜4に係る飲料用風味改善剤を添加したビール風味飲料、及び低アルコール飲料の呈味について、前記比較例1〜4を添加したビール風味飲料、及び低アルコール飲料の呈味と比較しつつ、官能試験を行った。
表3及び表4に官能試験の対象とした評価試験区の処方の一覧を示す。なお、表3においては、ブランクとなるビール風味飲料、若しくは低アルコール飲料100重量部に対して、実施例1−1〜1−4、及び実施例2〜4に係る飲料用風味改善剤、並びに比較例1〜4のいずれかを0.1重量部添加して調製した。また、表4においては、処方に示す各数値を重量部として評価試験区ごとに100重量部となるように調製した。
Figure 2019088212
Figure 2019088212
各評価試験区を官能評価試験に供した。具体的には良く訓練され、日常飲料等の評価を行っているパネラー9人(n=9)が飲料を試飲し、ボディ感、甘さ、味のキレ、味のバランス、総合評価について採点し、9人がつけた点数の平均値を評価として採用した。なお、評価点は、対象となるビール風味飲料、及び低アルコール飲料そのもの(ブランク)の各項目の評価点を一律に2.0とし、この2.0点を基準として各比較例及び実施例における各項目の呈味が良い評価であれば大きい点をつけることとして、「1、2、3、4、5」のいずれかの点数をつけることによって採点した。
以上の評価基準をもとに官能評価を行った各評価試験区の評価結果を表5〜表17に示す。
表5及び図1には、ビール風味飲料に係るブランクとしてノンアルコールビール(サントリーホールディングス株式会社製 オールフリー(登録商標))を使用したもの(以下、ブランク1という。)の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク1に実施例1−1〜1−4に係る発酵豆乳エキスを添加したものを表3の処方に従って作製して実施例5−1〜5−4としたもの、及び、ブランク1に比較例1に係る未発酵豆乳エキスを添加したものを表3の処方に従って作製して比較例5としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表5の結果より、実施例5−1〜5−4は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク1の評価点2.0を上回り、かつ比較例5以上の結果を得た。
表6及び図2には、前記ブランク1の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク1に実施例2に係る発酵米エキスを添加したものを表3の処方に従って作製して実施例6としたもの、及び、ブランク1に比較例2に係る未発酵米エキスを添加したものを表3の処方に従って作製して比較例6としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表6の結果より、実施例6は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク1の評価点2.0を上回り、かつ比較例6以上の結果を得た。
表7及び図3には、前記ブランク1の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク1に実施例3に係る発酵モルトエキスを添加したものを表3の処方に従って作製して実施例7としたもの、及び、ブランク1に比較例3に係る未発酵モルトエキスを添加したものを表3の処方に従って作製して比較例7としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表7の結果より、実施例7は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク1の評価点2.0を上回り、かつ比較例7以上の結果を得た。
表8及び図4には、前記ブランク1の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク1に実施例4に係る発酵白ブドウ果汁エキスを添加したものを表3の処方に従って作製して実施例8としたもの、及び、ブランク1に比較例4に係る未発酵白ブドウ果汁エキスを添加したものを表3の処方に従って作製して比較例8としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表8の結果より、実施例8は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク1の評価点2.0を上回り、かつ比較例8以上の結果を得た。
表9及び図5には、低アルコール飲料に係るブランクとして前記発泡酒(アサヒビール株式会社製 クリアアサヒ(登録商標))を使用したもの(以下、ブランク2という。)の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク2に実施例1に係る発酵豆乳エキスを添加したものを表3の処方に従って作製して実施例9としたもの、及び、ブランク2に比較例1に係る未発酵豆乳エキスを添加したものを表3の処方に従って作製して比較例9としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表9の結果より、実施例9は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク2の評価点2.0を上回り、かつ比較例9以上の結果を得た。
表10及び図6には、前記ブランク2の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク2に実施例2に係る発酵米エキスを添加したものを表3の処方に従って作製して実施例10としたもの、及び、ブランク2に比較例2に係る未発酵米エキスを添加したものを表3の処方に従って作製して比較例10としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表10の結果より、実施例10は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク2の評価点2.0を上回り、かつ比較例10以上の結果を得た。
表11及び図7には、前記ブランク2の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク2に実施例3に係る発酵モルトエキスを添加したものを表3の処方に従って作製して実施例11としたもの、及び、ブランク2に比較例3に係る未発酵モルトエキスを添加したものを表3の処方に従って作製して比較例11としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表11の結果より、実施例11は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク2の評価点2.0を上回り、かつ比較例11以上の結果を得た。
表12及び図8には、低アルコール飲料に係るブランクとして紅茶エキス混合低アルコール飲料(アルコール度数3%)(以下、紅茶RTD(Ready to drink)という。)を使用したもの(以下、ブランク3という。)の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク3に実施例1−1〜1−4に係る発酵豆乳エキスを添加したものを表4の処方に従って作製して実施例12−1〜12−4としたもの、及び、ブランク3に比較例1に係る未発酵豆乳エキスを添加したものを表4の処方に従って作製して比較例12としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表12の結果より、実施例12−1〜12−4は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク3の評価点2.0を上回り、かつ比較例12以上の結果を得た。
表13及び図9には、前記ブランク3の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク3に実施例2に係る発酵米エキスを添加したものを表4の処方に従って作製して実施例13としたもの、及び、ブランク3に比較例2に係る未発酵米エキスを添加したものを表4の処方に従って作製して比較例13としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表13の結果より、実施例13は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク3の評価点2.0を上回り、かつ比較例13以上の結果を得た。
表14及び図10には、前記ブランク3の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク3に実施例3に係る発酵モルトエキスを添加したものを表4の処方に従って作製して実施例14としたもの、及び、ブランク3に比較例3に係る未発酵モルトエキスを添加したものを表4の処方に従って作製して比較例14としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表14の結果より、実施例14は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク3の評価点2.0を上回り、かつ比較例14以上の結果を得た。
表13及び図11には、低アルコール飲料に係るブランクとして白ブドウ濃縮果汁混合低アルコール飲料(アルコール度数3%)(以下、白ブドウRTDという。)を使用したもの(以下、ブランク4という。)の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク4に実施例2に係る発酵米エキスを添加したものを表4の処方に従って作製して実施例15としたもの、及び、ブランク4に比較例2に係る未発酵米エキスを添加したものを表4の処方に従って作製して比較例15としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表15の結果より、実施例15は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク4の評価点2.0を上回り、かつ比較例15以上の結果を得た。
表16及び図12には、前記ブランク4の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク4に実施例4に係る発酵白ブドウ果汁エキスを添加したものを表4の処方に従って作製して実施例16としたもの、及び、ブランク4に比較例4に係る未発酵白ブドウ果汁エキスを添加したものを表4の処方に従って作製して比較例16としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表16の結果より、実施例16は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク4の評価点2.0を上回り、かつ比較例16以上の結果を得た。
表17及び図13には、低アルコール飲料に係るブランクとしてピーチ透明濃縮果汁混合低アルコール飲料(アルコール度数3%)(以下、ももRTDという。)を使用したもの(以下、ブランク5という。)の前記評価項目を2.0とした場合の、ブランク5に実施例4に係る発酵白ブドウ果汁エキスを添加したものを表4の処方に従って作製して実施例17としたもの、及び、ブランク5に比較例4に係る未発酵白ブドウ果汁エキスを添加したものを表4の処方に従って作製して比較例17としたものの官能評価結果を示す。
Figure 2019088212
表17の結果より、実施例17は、いずれの評価項目においても評価基準としたブランク5の評価点2.0を上回り、かつ比較例17以上の結果を得た。
特に、実施例5〜実施例17の全てにおいて味のバランス及び総合評価で評価点2.5を上回ったことは、ブランクに対して明確な味の向上が得られたことを示すものである。ブランク1〜5の飲料(評価点2.0)に対して本発明に係る飲料用風味改善剤を添加して実施例5〜実施例17を調製すると、その全てにおいてボディ感が標準の評価点3.0を上回る評価が得られ、いずれの飲料にも十分な飲みごたえを付加することができる効果を発揮することができることが明らかとなった。このような優れた効果により、味のバランス及び総合評価においても明らかな向上効果を発揮できたものと考えられる。
一方、比較例5〜比較例17の全てにおいて味のバランス及び総合評価で評価点2.5を上回るものはなかった。これは、比較例5〜比較例17のボディ感についての評価点を見ると、比較例5〜比較例17の全てにおいて評価点3.0に届いたものが見られなかったことが実施例5〜実施例17との顕著な差異として見られる。
甘さ、及び味のキレにおいて、前記各表で対応する比較例及び実施例のうち評価点が拮抗するケースがあるにもかかわらず、飲料としての味のバランス及び総合評価において実施例5〜実施例17が比較例5〜比較例17に対して明確な向上効果が得られたことは、前述したように、本発明を飲料に添加することでボディ感の著しい向上によるものと考えられる。
さらに、甘さ、及び味のキレにおいても、各実施例が、対応する比較例との比較において、全て評価点が上回っていることも味のバランス及び総合評価の向上に寄与しているものと考えられる。
本発明に係る乳酸菌により発酵処理された発酵物であって、当該発酵処理によって生成されたD−アスパラギン酸を含有する飲料用風味改善剤を添加することによって、ビール風味飲料、及び低アルコール飲料に対して、ボディ感を向上させ、飲みごたえのある飲料とすることができる。

Claims (7)

  1. 乳酸菌により発酵処理された発酵物と、前記発酵処理によって生成されたD−アスパラギン酸を含有する飲料用風味改善剤。
  2. 改善される風味がボディ感であることを特徴とする請求項1に記載の飲料用風味改善剤。
  3. 前記乳酸菌が、ペディオコッカス・アシドラクティシ、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・ロイテリ、及びラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリカスから選ばれる乳酸菌である請求項1または2に記載の飲料用風味改善剤。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の飲料用風味改善剤が含まれてなるビール風味飲料。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載の飲料用風味改善剤が含まれてなる低アルコール飲料。
  6. 発酵対象物を乳酸菌により発酵処理させて発酵物を生成すると共に、前記発酵処理によってD−アスパラギン酸を生成し、前記D−アスパラギン酸をその生成と同時に前記発酵物と混合させることを特徴とする飲料用風味改善剤の製造方法。
  7. 前記発酵対象物にL−アスパラギン酸が混合されてなることを特徴とする請求項6に記載の飲料用風味改善剤の製造方法。
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