JP2019087676A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項4に記載のように、請求項1に記載の半導体装置において、前記応力緩和部は、前記端子に形成され接合材が入る応力緩和用ノッチであるとよい。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
なお、図面において、水平面を、直交するX,Y方向で規定するとともに、上下方向をZ方向で規定している。
端子50における回路パターン30との接合部である通電用接合部60の先端側端部に応力緩和部としての応力緩和用接合部61を有する。応力緩和用接合部61は、回路パターン30の端部において端子50の基端部51が、はんだS2による、はんだ付けにより回路パターン30に接合された部位である。このように、端子50における回路パターン30との接合エリアが、端子50の延びるX方向において、通電用接合部60と、応力緩和部としての応力緩和用接合部61とに分割されている。通電用接合部60と応力緩和用接合部61とは端子50の延びるX方向において離間して形成されている。応力緩和用接合部61のX方向での長さL2は、通電用接合部60のX方向での長さL1よりも小さい。
次に、作用について説明する。
図3(a),(b),(c)に示すように、基板20の回路パターン30の上面に、端子用のレジスト70、及び、半導体素子用のレジスト75を形成する。
図9(a),(b),(c)に示したように基板200の回路パターン201に端子(金属板)202の基端部203を、はんだ付けした後に、図10(a),(b),(c)に示すように、端子202の先端204を折り曲げて接続部を形成する場合、端子202と回路パターン201との間の、はんだ接合部P10に応力集中する。これにより、はんだ205にクラックが発生する懸念がある。
(1)半導体装置10の構成として、回路パターン30が形成されるとともに半導体素子40が実装された基板20と、回路パターン30に基端部51が接合されるとともに先端52が回路パターン30と反対側へ折り曲げられている端子50と、を備えている。端子50における回路パターン30との接合部である通電用接合部60の先端側端部に応力緩和部としての応力緩和用接合部61を有する。よって、端子50の折り曲げの際の端子50と回路パターン30との接合部である通電用接合部60に加わる応力を緩和することができる。
次に、第2の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図6(a),(b),(c)に示すように、本実施形態では端子50における、はんだ付け面に応力緩和用ノッチ80が形成されている。応力緩和用ノッチ80は、端子50における回路パターン30との接合部である通電用接合部60の先端側端部に形成されている。応力緩和用ノッチ80は、端子50に形成され接合材としての、はんだS1が入るノッチ(溝)である。応力緩和用ノッチ80は断面形状が台形状をなし、端子50の幅方向(Y方向)に延びている。断面台形の応力緩和用ノッチ80における上面にまで、はんだS1が入り込む。
(5)端子50における回路パターン30との接合部の先端側端部に形成される応力緩和部は、端子50に形成され、接合材としてのはんだS1が入る応力緩和用ノッチ80である。よって、端子50の折り曲げ部において逆側のノッチ構造追加により端子50の折り曲げ時の、はんだS1への応力集中を緩和することができる。また、折り曲げ用ノッチ55よりも左側(端子基端部側)に応力緩和用ノッチ80が形成されているので、端子50の折り曲げ性が向上して端子50の位置寸法を精度よく加工できる。
○ 半導体装置はパワーモジュールでもよいし、それ以外でもよい。
○ 接合材は、はんだであったが、これに限らない。例えば接合材として導電性接着剤等(銀ペースト等)を用いてもよい。
○ 折り曲げ用ノッチ55は無くてもよく、例えば治具で折り曲げの位置決めをした状態で端子を折り曲げてもよい。
Claims (5)
- 回路パターンが形成されるとともに半導体素子が実装された基板と、
前記回路パターンに基端部が接合されるとともに先端が前記回路パターンと反対側へ折り曲げられている端子と、
を備えた半導体装置であって、
前記端子における前記回路パターンとの接合部の先端側端部に応力緩和部を有することを特徴とする半導体装置。 - 前記端子における前記回路パターンとの接合エリアを、前記端子の延びる方向において、通電用接合部と、応力緩和部としての応力緩和用接合部とに分割してなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記基板には、レジストが、前記通電用接合部と前記応力緩和用接合部との間に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
- 前記応力緩和部は、前記端子に形成され接合材が入る応力緩和用ノッチであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記端子に、折り曲げ用ノッチが、前記回路パターンと反対側で前記応力緩和部より先端側に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
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