JP2019087633A - テープ貼着装置 - Google Patents

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関家 一馬
Kazuma Sekiya
一馬 関家
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Abstract

【課題】切断刃の切断性能の低下を抑制すると共に、粘着テープの打ち抜き不良の抑制を図ったテープ貼着装置を提供すること。【解決手段】粘着テープ14と剥離シート15とが仮接着された積層シート12の粘着テープ14のみを所定形状に打ち抜く打ち抜きユニット30と、打ち抜かれた粘着テープを剥離シート15から剥離してウエーハに貼着する貼着ユニットと、を備え、打ち抜きユニット30は、積層シート12の粘着テープ14に向かって切り込む切断刃34が外周面31Aに装着された打ち抜きローラ31と、積層シート12の剥離シート15側に打ち抜きローラ31と対面して平行に位置付けられ、切断刃34の押圧力を受けとめる受圧ローラ32と、切断刃34に超音波振動を付与する超音波振動体35と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、粘着テープを被着体に貼着するテープ貼着装置に関する。
一般に、半導体ウエーハやパッケージ基板など、各種電子デバイスを備える板状の被加工物を、研削砥石で薄化する研削加工装置や、切削ブレードやレーザービームで個々のチップに分割する切削加工装置もしくはレーザー加工装置が知られている。これら各種加工装置では、被加工物はチャックテーブルに保持されるが、チャックテーブルとの接触面が傷付くのを防ぐ必要がある。このため、従来、チャックテーブルに保持される被加工物に対して、保護テープやダイシングテープなどの粘着テープを貼着するテープ貼着装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−129807号公報
ところで、粘着テープが貼着される被着体としての被加工物は、大きさや形状の異なる複数の種類が存在する。このため、帯状に形成された粘着テープに剥離シートが仮接着された積層シートの状態で、被着体の大きさに合わせた所定形状に粘着テープがカットされた後、カットされた粘着テープが剥離シートから剥がされて被着体に貼着されている。剥離シートから粘着テープをカットする場合は、例えば、彫刻刃、トムソン刃もしくはピナクルダイ(登録商標)などの切断刃が外周面に装着された打ち抜きローラと、この打ち抜きローラと並列に配設されて切断刃に対向する受圧ローラとを備える打ち抜きユニットが用いられる。
上記した構成では、粘着テープのみをカットする際に、切り残しや形状不良などの打ち抜き不良(カット不良)が発生しないことが望まれる。このため、打ち抜きローラの切断刃と受圧ローラとの間隔が積層シートの厚み未満の一様な間隔となるように、打ち抜きローラと受圧ローラとは精密に位置付けられることにより、打ち抜きローラと受圧ローラの設置は非常に難度の高い作業となっている。また、積層シートは、一定以上の張力で張られていないと、積層シートの送り速度が変わるため、粘着テープを所定の形状にカットする(打ち抜く)ことができない。このため、積層シートに常にテンション(張力)をかけた状態で粘着テープをカットしているが、テンションのかかった積層シートを切断刃でカットする場合、積層シートに引きずられて切断刃の刃先(先端)が曲がるといった問題が想定される。この問題は、積層シートが比較的硬い基材で形成されている場合に顕著となり、切断刃の刃先が曲がったり、使用に伴い摩耗したりすることにより、切断性能が低下する問題が生じるおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、切断刃の切断性能の低下を抑制すると共に、粘着テープの打ち抜き不良の抑制を図ったテープ貼着装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るテープ貼着装置は、片面に粘着層を備える帯状の粘着テープと剥離シートとが仮接着された積層シートが巻回される積層シートローラと、該積層シートローラから該積層シートを繰り出す繰り出しユニットと、繰り出された該積層シートの該粘着テープのみを所定形状に打ち抜く打ち抜きユニットと、打ち抜かれた該粘着テープを該剥離シートから剥離して被着体に貼着する貼着ユニットと、を備え、該打ち抜きユニットは、該積層シートの該粘着テープに向かって切り込む切断刃が外周面に装着された打ち抜きローラと、該積層シートの該剥離シート側に該打ち抜きローラと対面して平行に位置付けられ、該切断刃の押圧力を受けとめる受圧ローラと、該切断刃又は該受圧ローラの外周面に超音波振動を付与する振動付与部と、を備えるものである。
この構成によれば、切断刃又は受圧ローラの外周面に超音波振動を付与する振動付与部を備えるため、振動付与部が切断刃又は受圧ローラの外周面を超音波振動させることにより、粘着テープを切断する際の抵抗を低減して、切断刃の切断性能の低下を抑制することができ、粘着テープの打ち抜き不良を低減することができる。また、振動付与部が切断刃又は受圧ローラの外周面を超音波振動させることにより、積層シート(粘着テープ)の進行方向に付加された張力が切断刃にかかる時間を低減できるため、切断刃の曲がりの発生を抑制する効果も奏することができる。
この構成において、該振動付与部は、該打ち抜きローラの外周面に装着された超音波振動体であり、該超音波振動体を介して該切断刃が該打ち抜きローラに固定されてもよい。この構成によれば、振動付与部が発生させる超音波振動を切断刃の振動に効果的に利用することができ、振動付与部の小型化を図ることができる。
本発明によれば、粘着テープを切断する際の抵抗を低減して、切断刃の切断性能の低下を抑制すると共に、粘着テープの打ち抜き不良を低減することができる。
図1は、本実施形態に係るテープ貼着装置を用いて粘着テープが貼着されたウエーハと環状フレームとを示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係るテープ貼着装置の概略構成図である。 図3は、打ち抜きユニットの概略構成図である。 図4は、打ち抜きローラの平面図である。 図5は、打ち抜きローラが備える切断刃と受圧ローラとで粘着テープを打ち抜く状態を示す断面模式図である。 図6は、別の形態に係る打ち抜きユニットの概略構成図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
図1は、本実施形態に係るテープ貼着装置を用いて粘着テープが貼着されたウエーハと環状フレームとを示す斜視図である。図2は、本実施形態に係るテープ貼着装置の概略構成図である。
本実施形態において、粘着テープが貼着される被着体としてのウエーハは、シリコンを母材とする円板状の半導体ウエーハやサファイア、SiC(炭化ケイ素)などを母材とする光デバイスウエーハ、パッケージ樹脂基板、セラミックス基板、ガラス基板などである。ウエーハ100は、図1に示すように、表面101に形成された格子状の分割予定ライン102によって区画された複数の領域にデバイス103が形成されている。ウエーハ100は、裏面104に貼着された粘着テープ(例えば、ダイシングテープ)105を介して、環状フレーム106に支持されている。粘着テープ105は、環状フレーム106と同等の大きさ及び形状にカットされている。本実施形態では、環状フレーム106の内側にウエーハ100を配置した状態で、環状フレーム106の裏面106A及びウエーハ100の裏面104に粘着テープ105を貼着する。
テープ貼着装置10は、図2に示すように、ウエーハ100及び環状フレーム106を保持するチャックテーブル11を備える。チャックテーブル11は、該チャックテーブル11を水平移動可能な移動機構(不図示)を備え、ウエーハ100及び環状フレーム106を保持した状態で水平方向(図中矢印X方向)に移動する。ウエーハ100は表面101に保護テープ107が貼り付けられ、この保護テープ107を介してチャックテーブル11に保持されている。環状フレーム106は、ウエーハ100を囲むようにウエーハ100の外側に配置されている。本実施形態では、ウエーハ100及び環状フレーム106は、それぞれ裏面104,106Aを露出した状態でチャックテーブル11上に保持されている。
また、テープ貼着装置10は、長尺の積層シート12をロール状に巻回した積層ロールシート12Aを支持する積層シートローラ13と、この積層シートローラ13に支持された積層ロールシート12Aから積層シート12を繰り出す繰り出しユニット20とを備える。積層シート12は、片面に粘着層14Aを有する帯状の粘着テープ14と、この粘着テープ14に仮接着された帯状の剥離シート15とを積層して形成されている。ウエーハ100及び環状フレーム106に貼着される粘着テープ105は、帯状の粘着テープ14を所定形状(例えば円形状)にカットすることにより形成される。繰り出しユニット20は、モータの動力によって回転する駆動ローラ21と、この駆動ローラ21との間に積層シート12を挟んで配置される従動ローラ22とを備え、駆動ローラ21の回転によって、この駆動ローラ21と従動ローラ22とで挟持された積層シート12が所定の搬送方向に搬送される。積層シートローラ13は、積層シート12の搬送に合わせて積層ロールシート12Aを回転させることにより、積層シート12が繰り出される。
また、テープ貼着装置10は、繰り出された積層シート12の粘着テープ14のみを所定形状にカットする(打ち抜く)打ち抜きユニット30と、カットされた粘着テープ105(図1)を剥離シート15から剥離してウエーハ100及び環状フレーム106に貼着する貼着ユニット40と、剥離シート15を巻き取る剥離シート巻取ローラ50と、粘着テープ105が貼着された後の不要な粘着テープ14を巻き取る廃棄テープ巻取ローラ51とを備えている。また、テープ貼着装置10は、打ち抜きユニット30と貼着ユニット40との間に、積層シート12を搬送する複数の搬送ローラ52と、搬送される積層シート12に当接して積層シート12に張力を与える張力付与ローラ53とを備えている。
貼着ユニット40は、チャックテーブル11の上方に配置されるピールプレート41と、このピールプレート41の先端側に配置される押圧ローラ42とを備える。ピールプレート41は、先端が楔形状に形成されており、粘着テープ14から剥離シート15を剥離シート巻取ローラ50側に折り返して剥離する。押圧ローラ42は、水平方向に直交する上下方向に移動可能に構成されている。押圧ローラ42は、ピールプレート41により剥離シート15が剥離された粘着テープ14に対して、所定形状にカットされた粘着テープ105(図1)部分を下方に押圧し、該粘着テープ105をチャックテーブル11に保持された環状フレーム106及びウエーハ100に貼着する。チャックテーブル11は、粘着テープ105の送り方向の先端部が剥離シート15から剥離されたタイミングに合わせて、矢印X方向に水平移動し、押圧ローラ42は、下方に移動することで粘着テープ105を環状フレーム106及びウエーハ100に向けて押し付けて貼着する。
次に、打ち抜きユニット30について説明する。図3は、打ち抜きユニットの概略構成図である。図4は、打ち抜きローラの平面図である。図5は、打ち抜きローラが備える切断刃と受圧ローラとで粘着テープを打ち抜く状態を示す断面模式図である。打ち抜きユニット30は、図3に示すように、例えば、積層シートローラ13(図2)と繰り出しユニット20の駆動ローラ21との間に配置され、打ち抜きローラ31と受圧ローラ32と張力付与ローラ33とを備える。受圧ローラ32は、積層シート12の剥離シート15側に位置し、打ち抜きローラ31と張力付与ローラ33とは、それぞれ積層シート12を挟んで、該積層シート12の粘着テープ14側に位置している。
張力付与ローラ33は、受圧ローラ32よりも小径に形成され受圧ローラ32と共に積層シート12を挟持する。また、張力付与ローラ33は、受圧ローラ32を挟んで駆動ローラ21の反対側に配置され、張力付与ローラ33、受圧ローラ32及び駆動ローラ21が同一直線状に配列されている。この構成では、積層シート12は、図3に示すように、張力付与ローラ33と駆動ローラ21によって、受圧ローラ32の外周面32Aに押しつけられ、積層シート12に弛みやしわが生じることを防止できる。また、受圧ローラ32は、積層シート12の搬送に伴い所定の搬送速度で回転する。
打ち抜きローラ31は、受圧ローラ32と略同径に形成されており、受圧ローラ32に対面して受圧ローラ32と平行に配置されている。打ち抜きローラ31は、モータの動力によって回転可能に構成され、積層シート12の搬送速度と同一の速度で、受圧ローラ32と反対方向に回転する。打ち抜きローラ31の外周面には、積層シート12の粘着テープ14に向けて切り込む切断刃34と、この切断刃34に超音波振動を付与する超音波振動体(振動付与部)35とが設けられている。
切断刃34は、例えば、彫刻刃、トムソン刃もしくはピナクルダイ(登録商標)が用いられる。切断刃34は、図4に示すように、カットする粘着テープ105(図1)に合わせた形状(例えば円形状)に形成され、打ち抜きローラ31の外周面31Aに取り付けられている。打ち抜きローラ31は、積層シート12の搬送速度と同一速度で軸心P周りに回転することにより、受圧ローラ32の外周面32Aに押しつけられた積層シート12の粘着テープ14を所定形状にカットすることができる。ここで、打ち抜きローラ31は、図5に示すように、切断刃34の刃先34Aと受圧ローラ32の外周面32Aとの隙間が積層シート12の剥離シート15の厚みよりも小さくなるよう設置されている。受圧ローラ32は、外周面32Aで積層シート12を保持しつつ切断刃34の押圧力を受け止めるため、切断刃34は、粘着テープ14のみを所定形状にカットすることができる。
また、打ち抜きローラ31の外周面31Aの一部を切り欠いた平坦部31Bを有する。この平坦部31Bは、打ち抜きローラ31の長さ方向に亘って形成されており、該平坦部31Bには切断刃34が設けられていない。このため、平坦部31Bを受圧ローラ32と対面させることにより、切断刃34で粘着テープ14を所定形状にカットすることなく、粘着テープ14(積層シート12)を容易に繰り出すことができる。
上述したように、本実施形態では、積層シート12の搬送方向下流側に設けた駆動ローラ21と、上流側に設けた張力付与ローラ33とで、積層シート12を受圧ローラ32の外周面32Aに押しつけているため、積層シート12の搬送速度を一定に保つことができると共に、積層シート12に弛みやしわが生じることを防止でき、所望する形状の粘着テープ105(図1)にカットすることができる。一方、張力のかかった積層シート12を切断刃34でカットする場合、積層シート12に引きずられて切断刃34の刃先34Aが曲がることが想定される。この問題は、積層シート12(粘着テープ14)が比較的硬い基材で形成されている場合に顕著となり、切断刃34の刃先34Aが曲がったり、使用に伴い摩耗したりすることにより、切断性能が低下するおそれがある。
このため、本構成では、打ち抜きローラ31の外周面には、切断刃34に超音波振動を付与する超音波振動体35が設けられている。超音波振動体35は、上面が開放した箱部35Aと、この箱部35Aの上面を覆う蓋部35Bと、箱部35A内に収容される超音波振動子(不図示)とを備える。超音波振動子は、例えば、圧電セラミックスである。この圧電セラミックスに所定周波数(例えば20kHz以上)の交流電圧を印加すると、圧電効果により超音波振動を発生する。超音波振動子は、打ち抜きローラ31の内部に設けられるブラシ手段によって、回転中であっても交流電圧が印加される。
超音波振動体35の箱部35A及び蓋部35Bは、鉄等の磁性体によって形成されており、切断刃34は、磁石36(固定手段)を介して、超音波振動体35に固定されている。切断刃34と超音波振動体35との固定は磁石36に限るものではなく、接着剤などの固定手段を用いても良い。
超音波振動子が発生した超音波振動は、超音波振動体35の箱部35A及び蓋部35Bを通じて切断刃34に伝達され、この切断刃34が振動する。この振動によって、粘着テープ14を切断する際の抵抗を低減して、切断刃34の切断性能の低下を抑制することができ、粘着テープ105の打ち抜き不良を低減することができる。また、この構成では、積層シート12(粘着テープ14)の搬送方向に付与された張力が切断刃34にかかる時間を低減できるため、切断刃34の曲がりや切断刃34の刃先34Aの摩耗の発生を抑制する効果を奏することもできる。
ところで、切断刃34を振動させる構成としては、打ち抜きローラ31に振動を与える振動体を連結し、切断刃34を打ち抜きローラ31ごと振動させることも想定される。しかし、打ち抜きローラ31は、切断刃34に比べて重量が格段に重いため、打ち抜きローラ31を振動させるには、振動体の構成が大型化し、ひいては、テープ貼着装置が大型化してしまう問題がある。これに対して、本構成では、打ち抜きローラ31の外周面31Aに超音波振動体35を設け、この超音波振動体35の蓋部35Bに切断刃34を固定しているため、超音波振動子が発生した超音波振動を切断刃34の振動に、より効果的に利用することができ、超音波振動体35の小型化を図ることができる。
また、超音波振動体35の蓋部35Bを超音波振動子に支持させて、箱部35Aから独立させることもできる。この構成では、超音波振動子の振動を蓋部35B及び切断刃34により効果的に伝達することができる。
次に、別の形態に係る打ち抜きユニット130について説明する。図6は、別の形態に係る打ち抜きユニットの概略構成図である。打ち抜きユニット130は、上記した打ち抜きユニット30と同様に、例えば、積層シートローラ13(図2)と繰り出しユニット20の駆動ローラ21との間に配置され、打ち抜きローラ131と受圧ローラ132と張力付与ローラ33とを備える。打ち抜きローラ131と受圧ローラ132との配置関係は、上記した打ち抜きユニット30と同様であるため、説明を省略する。
打ち抜きローラ131と受圧ローラ132とは同径に形成されている。打ち抜きローラ131は、モータの動力によって回転可能に構成され、積層シート12の搬送速度、すなわち受圧ローラ132の回転速度と同一の速度で、該受圧ローラ132と反対方向に回転する。
この形態では、打ち抜きローラ131の外周面131Aには切断刃134が設けられ、受圧ローラ132の外周面132Aに超音波振動体(振動付与部)135が設けられている。超音波振動体135は、受圧ローラ132の外周面132Aの一部領域132Bを除いた領域、例えば切断刃と対面する領域の全域に装着され、受圧ローラ132の外周面132A(超音波振動体135)に押しつけられた積層シート12に超音波振動を付与する。この構成では、積層シート12に超音波振動を付与することにより、切断刃134は相対的に振動することにより、粘着テープ14を切断する際の抵抗を低減して、切断刃134の切断性能の低下を抑制することができ、粘着テープ105の打ち抜き不良を低減することができる。また、この構成においても、積層シート12(粘着テープ14)の搬送方向に付与された張力が切断刃134にかかる時間を低減できるため、切断刃134の曲がりや切断刃134の刃先の摩耗の発生を抑制する効果を奏することもできる。
打ち抜きローラ131は、外周面131Aの一部を切り欠いた平坦部131Bを備え、この平坦部131Bは、打ち抜きローラ131の長さ方向に亘って形成されており、該平坦部131Bには切断刃134が設けられていない。この形態では、打ち抜きローラ131と受圧ローラ132とは同径に形成され、打ち抜きローラ131は、受圧ローラ132の同一の速度で回転している。打ち抜きローラ131の平坦部131Bは、受圧ローラ132の一部領域132Bと対向するように配置されるため、この一部領域132Bに超音波振動体135が設けられていなくても、粘着テープ105のカットに影響を及ぼすものではない。
以上、説明したように、本実施形態に係るテープ貼着装置10は、片面に粘着層14Aを備える帯状の粘着テープ14と剥離シート15とが仮接着された積層シート12が巻回される積層シートローラ13と、該積層シートローラ13から該積層シート12を繰り出す繰り出しユニット20と、繰り出された積層シート12の粘着テープ14のみを所定形状に打ち抜く打ち抜きユニット30,130と、打ち抜かれた粘着テープ105を剥離シート15から剥離してウエーハ100に貼着する貼着ユニット40と、を備え、打ち抜きユニット30,130は、積層シート12の粘着テープ14に向かって切り込む切断刃34,134が外周面31A,131Aに装着された打ち抜きローラ31,131と、積層シート12の剥離シート15側に打ち抜きローラ31,131と対面して平行に位置付けられ、切断刃34,134の押圧力を受けとめる受圧ローラ32,132と、切断刃34,134又該受圧ローラ32,132の外周面32A,132Aに超音波振動を付与する超音波振動体35,135と、を備える。この構成によれば、切断刃34,134又該受圧ローラ32,132の外周面32A,132Aに超音波振動を付与する超音波振動体35,135を備えるため、超音波振動体35,135が切断刃34,134又該受圧ローラ32,132の外周面32A,132Aを超音波振動させることにより、粘着テープ14を切断する際の抵抗を低減して、切断刃34,134の切断性能の低下を抑制することができ、粘着テープ105の打ち抜き不良を低減することができる。また、超音波振動体35,135が切断刃34,134又該受圧ローラ32,132の外周面32A,132Aを超音波振動させることにより、積層シート12(粘着テープ14)の搬送方向に付加された張力が切断刃34,134にかかる時間を低減できるため、切断刃34,134の曲がりや切断刃34,134の刃先の摩耗の発生を抑制する効果も奏することができる。
また、本実施形態によれば、超音波振動体35は、打ち抜きローラ31の外周面31Aに装着され、該超音波振動体35を介して切断刃34が打ち抜きローラ31に固定されているため、超音波振動を切断刃34の振動に効果的に利用することができ、超音波振動体35の小型化を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、本実施形態では、環状フレーム106の内側にウエーハ100を配置した状態で、環状フレーム106の裏面106A及びウエーハ100の裏面104に粘着テープ(ダイシングテープ)105を貼着する構成について説明したが、ウエーハ100の表面101に粘着テープとして保護テープ107を貼着してもよい。
10 テープ貼着装置
11 チャックテーブル
12 積層シート
13 積層シートローラ
14 粘着テープ
14A 粘着層
15 剥離シート
20 繰り出しユニット
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
30,130 打ち抜きユニット
31,131 打ち抜きローラ
31A,131A 外周面
31B,131B 平坦部
32,132 受圧ローラ
32A,132A 外周面
33 張力付与ローラ
34,134 切断刃
34A 刃先
35,135 超音波振動体(振動付与部)
35A 箱部
35B 蓋部
40 貼着ユニット
100 ウエーハ(被着体)
104 裏面
105 粘着テープ
106 環状フレーム

Claims (2)

  1. 片面に粘着層を備える帯状の粘着テープと剥離シートとが仮接着された積層シートが巻回される積層シートローラと、
    該積層シートローラから該積層シートを繰り出す繰り出しユニットと、
    繰り出された該積層シートの該粘着テープのみを所定形状に打ち抜く打ち抜きユニットと、
    打ち抜かれた該粘着テープを該剥離シートから剥離して被着体に貼着する貼着ユニットと、を備え、
    該打ち抜きユニットは、
    該積層シートの該粘着テープに向かって切り込む切断刃が外周面に装着された打ち抜きローラと、
    該積層シートの該剥離シート側に該打ち抜きローラと対面して平行に位置付けられ、該切断刃の押圧力を受けとめる受圧ローラと、
    該切断刃又は該受圧ローラの外周面に超音波振動を付与する振動付与部と、
    を備えるテープ貼着装置。
  2. 該振動付与部は、該打ち抜きローラの外周面に装着された超音波振動体であり、該超音波振動体を介して該切断刃が該打ち抜きローラに固定されている請求項1記載のテープ貼着装置。
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JP2012240159A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Ihi Corp 超音波切断装置
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