JP2019086040A - 緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】アウターシェルに対するピストンパイプの抜け止めおよび回り止めを図りつつもシールリングを傷める恐れのない緩衝器の提供を目的とする。【解決手段】本発明の緩衝器Dは、ロッド2とアウターシェル3とを有して伸縮可能な緩衝器本体1と、ロッド2に連結されるエアチャンバ4と、アウターシェル3の外周に不動に装着される環状の取付部材5と、筒状であって取付部材5の外周に嵌合されるピストンパイプ6と、エアチャンバ4とピストンパイプ6とに架け渡されるローリングダイヤフラム7と、取付部材5の外周に装着されてピストンパイプ6の内周に密着するシールリング8と、取付部材5のシールリング8より反エアチャンバ側にて取付部材に対するピストンパイプ6の抜けを防止する抜け止め防止部およびピストンパイプ6の周方向への回転を防止する回り止め防止部とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、緩衝器に関する。
近年、乗り心地の更なる向上や車高調整を目的として懸架ばねをエアばねとするエアサスペンションが実用化されており、このようなエアサスペンションでは、たとえば、緩衝器本体周りにエア室を設けて緩衝器本体とエアばねとを一体化した緩衝器が広く採用されるに到っている。
他方、緩衝器本体は、アウターシェルとアウターシェル内に挿通されるロッドとを備えている。また、緩衝器は、アウターシェルの上端に装着されるプロテクタと、プロテクタの先端に装着されるピストンパイプと、緩衝器本体におけるロッドに取付けられた筒状のエアチャンバと、ピストンパイプとエアチャンバに架け渡されるローリングダイヤフラムとを備えている。緩衝器は、緩衝器本体の他に、エアチャンバ、プロテクタ、ピストンパイプおよびローリングダイヤフラムとでなるエアばねを備えており、ロッドの周りにエア室を形成している。
また、プロテクタは、筒状であって上端に内周側に屈曲する屈曲部を備えていてアウターシェルのヘッド部に被せられて装着されており、ピストンパイプは、プロテクタの先端外周に圧入されている。そして、プロテクタとピストンパイプの圧入部分には、シールリングが設けられており、プロテクタとピストンパイプとの間を気密に保ってエア室内からのエア漏れを防止している(たとえば、特許文献1参照)。
特開2006−234068号公報
しかしながら、プロテクタは、アウターシェルに被せられているだけであるから周方向の力が作用するとアウターシェルに対して回転してしまう恐れがある。ピストンパイプは、プロテクタに圧入されているが、プロテクタがアウターシェルに対して回転してしまう恐れがあるので、エアチャンバに対してピストンパイプが周方向へ回転してローリングダイヤフラムを捩じってしまう恐れがある。ピストンパイプがエアチャンバに対して周方向へ回転してローリングダイヤフラムを捩じってしまうと、緩衝器が伸縮する際に摩擦などにより好ましくない抵抗が発生する問題が生じる。
また、プロテクタは、アウターシェルに被せられているだけであるから軸方向の力が作用するとアウターシェルから抜けてしまう恐れがある。プロテクタがアウターシェルから抜けてしまうと車両への組付の際にローリングダイヤフラムが捩じれないように位置合わせが必要となり、組付作業が煩雑となる。
さらに、ピストンパイプがプロテクタに圧入される部位にシールリングが設けられているため、ピストンパイプをプロテクタに圧入する際にシールリングを攻撃してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、アウターシェルに対するピストンパイプの抜け止めおよび回り止めを図りつつもシールリングを傷める恐れのない緩衝器の提供を目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の緩衝器は、ロッドとアウターシェルとを有して伸縮可能な緩衝器本体と、ロッドに連結されるエアチャンバと、アウターシェルの外周に不動に装着される環状の取付部材と、筒状であって取付部材の外周に嵌合されるピストンパイプと、エアチャンバとピストンパイプとに架け渡されるローリングダイヤフラムと、取付部材の外周に装着されてピストンパイプの内周に密着するシールリングと、取付部材のシールリングより反エアチャンバ側にて取付部材に対するピストンパイプの抜けを防止する抜け止め防止部およびピストンパイプの周方向への回転を防止する回り止め防止部とを備えている。このように構成された緩衝器では、抜け止め防止部および回り止め防止部が取付部材のシールリングよりも反エアチャンバ側に設けられており、取付部材によりピストンパイプのアウターシェルに対する抜けと回転とを阻止しつつ、ピストンパイプの取付部材への取付の際にピストンパイプがシールリングを攻撃しないようにできる。
また、抜け止め防止部および前記回り止め防止部を取付部材の外周のシールリングより反エアチャンバ側に設けたピストンパイプの先端内周が圧入される圧入部としてもよい。このように構成された緩衝器によれば、ピストンパイプの取付部材への圧入によって、ピストンパイプのアウターシェルからの抜けと回転とを阻止でき、抜けと回転の防止を図るための部品を追加する必要が無くなるのでコストに優れ、組立作業も容易となる。
また、抜け止め防止部および回り止め防止部をピストンパイプに設けた孔と取付部材に対して軸方向および周方向への移動が規制される止め部材とで構成してもよい。孔と止め部材とで抜け止め防止部および回り止め防止部を構成しているので、抜け止め防止部および回り止め防止部を別々に設ける必要がなくなる利点がある。
さらに、抜け止め防止部がピストンパイプに取付けられて内周側へ突出するとともに取付部材に設けられた周方向に沿う環状溝内に挿入されるピン部材を有し、回り止め防止部がピストンパイプと取付部材の一方に設けた凹部とピストンパイプと取付部材の他方に設けた凸部とされてもよい。このように構成された緩衝器では、ピストンパイプを取付部材へ組付ける組立作業が容易となる。
また、取付部材における圧入部の外径をシールリングが装着されるシール保持部の外径より大きくしてもよい。この場合には、圧入部へのピストンパイプの圧入の際にピストンパイプがシールリングに過度に干渉せずに済み、シールリングを保護できる。
本発明の緩衝器によれば、アウターシェルに対するピストンパイプの抜け止めおよび回り止めを図りつつもシールリングを傷める恐れがなくなる。
本発明の一実施の形態における緩衝器の縦断面図である。 本発明の一実施の形態における緩衝器の一部の拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態の第一変形例における緩衝器の一部の拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態の第二変形例における緩衝器の一部の拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態の第三変形例における緩衝器の一部の拡大分解斜視図である。
以下、図に示した一実施の形態に基づいて本発明について説明する。一実施の形態における緩衝器Dは、ロッド2とロッド2が出入りするアウターシェル3とを有して伸縮可能な緩衝器本体1と、ロッド2に連結される筒状のエアチャンバ4と、アウターシェル3の外周に装着される環状の取付部材5と、取付部材5の外周に嵌合されるピストンパイプ6と、エアチャンバ4とピストンパイプ6とに架け渡されるローリングダイヤフラム7と、取付部材5の外周に装着されるシールリング8と、ピストンパイプ6の取付部材5に対する抜けを防止する抜け止め防止部と、ピストンパイプ6の取付部材5に対する回転を防止する回り止め防止部とを備えている。
この緩衝器Dは、アウターシェル3の図1中下端を図示しない車両の車軸へ連結し、ロッド2を図示しない車両の車体へ連結して、車体と車軸との間に介装できるようになっている。そして、緩衝器Dは、ロッド2とアウターシェル3との軸方向の相対移動、つまり、伸縮によって緩衝器本体1が減衰力を発揮して車体振動を抑制する。
そして、緩衝器本体1の外周にエアチャンバ4、ピストンパイプ6およびローリングダイヤフラム7とで区画されたエア室Gに気体が充填されていて、これらで緩衝器本体1を伸長方向に附勢するエアばねSが構成されている。エアばねSは、緩衝器本体1の伸縮に伴ってエア室Gの容積が変化で内部圧力が変動し、そのとき圧力に応じた弾発力を発揮するので、緩衝器Dが車体と車軸との間に介装されると、エアばねSは緩衝器本体1に並列される懸架ばねとして機能する。なお、緩衝器Dの使用形態は、車両の車体と車軸との間に介装される使用形態に限られない。
以下、各部について詳細に説明する。緩衝器本体1は、本例では複筒型とされており、図示はしないが、アウターシェル3内に収容されるシリンダと、シリンダ内に移動可能に収容されるとともにロッド2に連結されるピストンと、シリンダ内にピストンで区画した二つの作動液体が充填される部屋と、シリンダとアウターシェル3との間に形成されるリザーバ室とを備えており、伸縮する際に減衰力を発揮するようになっている。なお、緩衝器本体1は、複筒型とされる他、単筒型とされてもよく、単筒型に設定される場合にはアウターシェル3内にピストンを摺動自在に挿入してアウターシェル内に二つの作動液体が充填される部屋を設ければよい。
そして、アウターシェル3の外周には、環状の取付部材5が設けられている。取付部材5は、図2に示すように、環状であって上端から順に上端部5aと、上端部5aより外径が大径で二つのシールリング8,8を収容する環状溝5c,5cを備えたシール保持部5bと、シール保持部5bより外径が大径でピストンパイプ6が圧入される圧入部5dと、圧入部5dよりも外径が大径でピストンパイプ6の取付部材5に対して下方への移動を規制するストッパ部5eとを備えている。よって、圧入部5dは、取付部材5のシール保持部5bよりも反エアチャンバ側に設けられている。なお、取付部材5の外周におけるシール保持部5bと圧入部5dとの間は、テーパ面となっており徐々に拡径されている。
取付部材5の内径は、アウターシェル3に嵌合可能な径とされている。そして、取付部材5は、アウターシェル3の外周であって所定の位置に嵌合の後に、上端部5aの上端面とアウターシェル3の外周との間の空隙を開先として上端部5aの溶接によってアウターシェル3に不動に取付けられている。
また、取付部材5の環状溝5c,5cには、それぞれ、Oリングでなるシールリング8が装着されている。シールリング8は、環状であれば、Oリング以外のシールとされてもよい。
ピストンパイプ6は、筒状であって、上端側が拡径されており、アウターシェル3との間に所定の空間が形成されている。ピストンパイプ6の先端となる下端には、図2に示すように、取付部材5の圧入部5dへの圧入が可能なように拡径された嵌合部6aと、嵌合部6aよりも上方となるエアチャンバ4側は嵌合部6aよりも小径であってシール保持部5bに嵌合可能なシール対向部6bとが設けられている。嵌合部6aの内径は、シール保持部5bの外径よりも大径で圧入部5dの外径よりも小径となっている。
そして、ピストンパイプ6を取付部材5に装着するには、図1中上方からピストンパイプ6内にアウターシェル3を挿入しながら取付部材5へ近づけていき、ピストンパイプ6を下端がストッパ部5eに当接するまで押し込む。すると、取付部材5の圧入部5dに嵌合部6aが圧入されて、ピストンパイプ6が取付部材5に固定される。圧入部5dが取付部材5のシールリング8よりも反エアチャンバ側に設けられており、圧入部5dの外径がシール保持部5bの外径よりも大きい。よって、圧入部5dへの嵌合部6aの圧入の際に、嵌合部6aの内径は、シール保持部5bの外径よりも大径となるからシール保持部5bに装着されているシールリング8に過度に干渉しない。よって、ピストンパイプ6の取付部材5への取付の際に、ピストンパイプ6がシールリング8を攻撃しないのでシールリング8が傷ついてエア室Gから気体漏れを生じさせてしまう恐れもない。また、ピストンパイプ6が圧入される圧入部5dは、取付部材5のシールリング8よりも反エアチャンバ側に設けられているので、ピストンパイプ6を取付部材5へ取付ける際に嵌合部6aと圧入部5dとの擦れで摩耗屑が生じても、シールリング8によって摩耗屑がエア室Gへ入り込むのも防止できる。なお、ピストンパイプ6の嵌合部6aの端部内周はテーパ加工されており、取付部材5の挿入がスムースになるよう配慮されている。
そして、このようにピストンパイプ6を取付部材5に装着すると、取付部材5がアウターシェル3に不動に固定されており、ピストンパイプ6が取付部材5に圧入されるので、ピストンパイプ6は、アウターシェル3および取付部材5に対して抜けも回転も阻止される。よって、本例における抜け止め防止部および回り止め防止部は、取付部材5に設けた圧入部5dによって構成されている。
なお、ピストンパイプ6の先端である下端の嵌合部6aは、拡径されていなくともよく、図3に示すように、ピストンパイプ6の径は変えずとも取付部材5のシール保持部5bの外径を圧入部5dの外径よりも小径にしてあるのでピストンパイプ6の取付部材5への圧入時にシールリング8の傷つきを防止できる。ただし、嵌合部6aを拡径するほうが、シール保持部5bとの間のクリアランスを大きくとれるので、シールリング8の傷つき防止効果をより確実にできる。
戻って、ロッド2には、筒状であって内径がピストンパイプ6の外径より大径のエアチャンバ4が取り付けられている。したがって、緩衝器本体1が伸縮する際に、エアチャンバ4は、ピストンパイプ6の基端となる上端の出入りを許容している。
ローリングダイヤフラム7は、筒状であってその図1中下端となる一端7aが内側に折り返された状態でピストンパイプ6の図1中上端外周に固定バンド9によって緊迫されて固定され、他端7bがエアチャンバ4の外周に固定バンド10によって緊迫されて固定されている。また、エアチャンバ4の下端には、ローリングダイヤフラム7の外周から筒状のカバー11が装着されている。
このように構成された緩衝器Dは、緩衝器本体1が伸縮すると、エアチャンバ4に対してピストンパイプ6が遠近する。緩衝器本体1が伸縮に伴って、ローリングダイヤフラム7は、カバー11によってガイドされて折り返し位置を変化させて、エアチャンバ4とピストンパイプ6の相対移動を許容して、エア室G内の容積を変化させる。よって、緩衝器Dが伸縮するとエア室G内の容積が変化して内部圧力が変化し、エアばねSは、エア室Gの圧力に応じて緩衝器本体1を伸長方向に附勢する弾発力を発揮する。
そして、本発明の緩衝器Dは、ロッド2とロッド2が出入りするアウターシェル3とを有して伸縮可能な緩衝器本体1と、ロッド1に連結される筒状のエアチャンバ4と、アウターシェル3の外周に不動に装着される環状の取付部材5と、筒状であって先端が取付部材5の外周に嵌合されるとともに緩衝器本体1の伸縮によって基端側がエアチャンバ4内に出入りするピストンパイプ6と、エアチャンバ4とピストンパイプ6とに架け渡されるローリングダイヤフラム7と、取付部材5の外周に装着されてピストンパイプ6の内周に密着するシールリング8と、取付部材5のシールリング8より反エアチャンバ側にて取付部材5に対するピストンパイプ6の抜けを防止する抜け止め防止部およびピストンパイプ6の周方向への回転を防止する回り止め防止部とを備えている。このように構成された緩衝器Dでは、抜け止め防止部および回り止め防止部が取付部材5のシールリング8よりも反エアチャンバ側に設けられており、取付部材5によりピストンパイプ6のアウターシェル3に対する抜けと回転とを阻止しつつ、ピストンパイプ6の取付部材5への取付の際にピストンパイプ6がシールリング8を攻撃しないようにできる。よって、本発明の緩衝器Dによれば、アウターシェル3に対するピストンパイプ6の抜け止めおよび回り止めを図りつつもシールリング8を傷める恐れがなくなる。また、ピストンパイプ6がアウターシェル3に対して、抜け止めと回り止めが図られるので、ローリングダイヤフラム7の捩じれが防止されて、緩衝器Dが伸縮する際に摩擦などにより好ましくない抵抗が発生する問題も生じない。
また、本例の緩衝器Dでは、抜け止め防止部および前記回り止め防止部を取付部材5の外周のシールリング8より反エアチャンバ側に設けたピストンパイプ6の先端内周が圧入される圧入部5dとしている。このように構成された緩衝器Dによれば、ピストンパイプ6の取付部材5への圧入によって、ピストンパイプ6のアウターシェル3からの抜けと回転とを阻止でき、抜けと回転の防止を図るための部品を追加する必要が無くなるのでコストに優れ、組立作業も容易となる。
また、取付部材5における圧入部5dの外径をシールリング8が装着されるシール保持部5bの外径より大きくしてもよい。この場合には、圧入部5dへのピストンパイプ6の圧入の際にピストンパイプ6がシールリング8に過度に干渉せずに済み、シールリング8を保護できる。
なお、抜け止め防止部および回り止め防止部は、以下のように構成されてもよい。図4に示すように、ピストンパイプ6の先端側に設けた嵌合部6aに内外を連通する孔6cを設けて、取付部材5のシールリング8より反エアチャンバ側に装着される止め部材としての螺子12を孔6cに挿入するようにしてもよい。
具体的には、螺子12は、取付部材5のシールリング8より反エアチャンバ側に設けた螺子孔5fに捩じ込まれて取付部材5に装着される。螺子孔5fは、ピストンパイプ6に設けた孔6cに対向可能な位置に設けられていて、螺子部材12を孔6c内に挿入できるようになっている。そして、螺子12が孔6cに挿入されると、ピストンパイプ6のアウターシェル3に対する上方への抜けと周方向への回転が規制される。この例では、抜け止め防止部および回り止め防止部は、孔6cと螺子12とで構成されており、このようにしても、ピストンパイプ6のアウターシェル3に対する抜けと回転とを阻止できる。また、孔6cと螺子部材12とで抜け止め防止部および回り止め防止部を構成できるので、抜け止め防止部および回り止め防止部を別々に設ける必要がなくなる利点がある。なお、止め部材は、螺子の他にも取付部材5に設けた孔に挿入される圧入等によって固定されるピンであってもよく、取付部材5から突出して孔6c内に挿入可能なものであればよい。また、止め部材は、取付部材5に孔を設けてピストンパイプ6の孔6cに固定されて取付部材5の孔内に挿入されるものであってもよい。つまり、止め部材は、孔6cに挿入されるともに取付部材5のシールリング8より反エアチャンバ側に設けられていて、取付部材5の軸方向および周方向に対して移動が規制されるものであればよい。
さらに、抜け止め防止部および回り止め防止部は、以下のように構成されてもよい。図5に示すように、抜け止め防止部は、ピストンパイプ6の先端側に設けた嵌合部6aに取付けられて内周側へ突出するとともに取付部材5のシールリング8より反エアチャンバ側に設けた周方向に沿う環状溝5g内に挿入されるピン部材13を有して構成されている。また、回り止め防止部は、図5に示すように、ピストンパイプ6と取付部材5のシールリング8より反エアチャンバ側に設けたストッパ部5eに設けた凸部5hと、ピストンパイプ6の先端に設けた凹部6dとで構成されている。
凹部6d内に凸部5hを挿入しつつ、ピストンパイプ6を取付部材5の外周に嵌合させると、ピストンパイプ6は取付部材5に対して回転が規制されるので、アウターシェル3に対しても周方向への回り止めがなされる。凸部5hと凹部6dは、それぞれ軸方向に向けて形成されており、外部からも視認できるようになっている。なお、凸部をピストンパイプ6に設けて、凹部を取付部材5に設けてもよい。
ピン部材13は、ピストンパイプ6の嵌合部6aに内外を連通するように設けた孔6eに装着されるプッシュクリップとされており、孔6eに挿入されると先端がピストンパイプ6内に突出した状態でピストンパイプ6に固定される。なお、ピン部材13は、螺子でもよく、ピストンパイプ6の内方へ突出した状態で固定可能なものであればよい。ピストンパイプ6を取付部材5に嵌合させると孔6eが取付部材5の外周に設けた環状溝5gに対向し、孔6eにピン部材13を装着するとその先端が環状溝5g内に挿入される。このようにすると、ピストンパイプ6の取付部材5に対して軸方向への抜けが阻止されるので、アウターシェル3に対しても抜け止めがなされる。
このようにしても、ピストンパイプ6のアウターシェル3に対する抜けと回転とを阻止できる。そして、抜け止め防止部がピストンパイプ6の先端側に取付けられて内周側へ突出するとともに取付部材5に設けられた周方向に沿う環状溝5g内に挿入されるピン部材13を有して構成されている。よって、ピストンパイプ6を取付部材5に対して周方向に位置合わせせずともピン部材13を環状溝5gに挿入するだけで抜け止めできるから組立が容易となる。また、回り止め防止部がピストンパイプ6と取付部材5の一方に設けた凹部とピストンパイプ6と取付部材5の他方に設けた凸部とするとピストンパイプ6と取付部材5との嵌合の際に凹部と凸部を視認でき、容易に組立が可能である。以上より、本例の緩衝器Dでは、ピストンパイプ6を取付部材5へ組付ける組立作業が容易となる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、および変更が可能である。
1・・・緩衝器本体、2・・・ロッド、3・・・アウターシェル、4・・・エアチャンバ、5・・・取付部材、5d・・・圧入部(抜け止め防止部および回り止め防止部)、5g・・・環状溝、5h・・・凸部、6・・・ピストンパイプ、6c・・・孔、7・・・ローリングダイヤフラム、8・・・シールリング、12・・・螺子(止め部材)、13・・・ピン部材

Claims (5)

  1. ロッドと前記ロッドが出入りするアウターシェルとを有して伸縮可能な緩衝器本体と、
    前記ロッドに連結される筒状のエアチャンバと、
    前記アウターシェルの外周に不動に装着される環状の取付部材と、
    筒状であって先端が前記取付部材の外周に嵌合されるとともに前記緩衝器本体の伸縮によって基端側が前記エアチャンバ内に出入りするピストンパイプと、
    前記エアチャンバと前記ピストンパイプとに架け渡されるローリングダイヤフラムと、
    前記取付部材の外周に装着されて前記ピストンパイプの内周に密着するシールリングと、
    前記取付部材の前記シールリングより反エアチャンバ側にて前記取付部材に対する前記ピストンパイプの抜けを防止する抜け止め防止部と、
    前記取付部材の前記シールリングの反エアチャンバ側にて前記取付部材に対する前記ピストンパイプの周方向への回転を防止する回り止め防止部とを備えた
    ことを特徴とする緩衝器。
  2. 前記取付部材は、外周であって前記シールリングより反エアチャンバ側に設けられて前記ピストンパイプの先端内周が圧入される圧入部を有し、
    前記圧入部が前記抜け止め防止部および前記回り止め防止部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  3. 前記抜け止め防止部および前記回り止め防止部は、前記ピストンパイプの先端側に設けられて内外を連通する孔と、前記孔に挿入されるともに前記取付部材の前記シールリングより反エアチャンバ側に設けられて前記取付部材の軸方向および周方向に対して移動が規制される止め部材とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  4. 前記抜け止め防止部は、前記ピストンパイプの先端側に取付けられて内周側へ突出するとともに前記取付部材の前記シールリングより反エアチャンバ側に設けられた周方向に沿う環状溝内に挿入されるピン部材を有し、
    前記回り止め防止部は、前記ピストンパイプと前記取付部材の前記シールリングより反エアチャンバ側のいずれか一方に設けられる凹部と、前記ピストンパイプと前記取付部材の前記シールリングより反エアチャンバ側のいずれか一方に設けられて前記凹部に挿入可能な凸部とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  5. 前記取付部材における圧入部の外径は、前記取付部材における前記シールリングが装着されるシール保持部の外径より大きい
    ことを特徴とする請求項2に記載の緩衝器。
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