JP2019085158A - 包装袋及びその製造方法 - Google Patents

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紘基 阿久津
Hiroki Akutsu
紘基 阿久津
優太 高石
Yuta Takaishi
優太 高石
英則 上田
Hidenori Ueda
英則 上田
雅行 伊東
Masayuki Ito
雅行 伊東
大塚 康司
Yasushi Otsuka
康司 大塚
将彦 本田
Masahiko Honda
将彦 本田
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Abstract

【課題】歩留りを向上してコストを削減できる包装袋を提供する。【解決手段】基材層31の内面上に印刷層31aを設けた外層部36と、熱接着性樹脂層35を含む内層部37とを接着層32を介して積層した積層体30により形成される包装袋1、11において、印刷層31aから基材層31に到達するミシン目状に切り込まれた易開封線8.18a、18bを備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、易開封線を有する包装袋及びその製造方法に関する。
易開封線上を開封される包装袋は特許文献1に開示される。この包装袋は外面から順に基材層、保護層及び熱接着性樹脂層を積層した積層体の対向する周部を熱接着部により熱接着した平パウチから成っている。
包装袋の上端部には横方向に延びる易開封線が設けられる。易開封線は積層体を製袋した後にレーザ加工機により基材層の外面上からレーザ光を照射して形成される。これにより、易開封線は基材層及び保護層を貫通するハーフカット溝に形成される。内容物を充填して封止された包装袋は易開封線に沿って容易に横方向に切断して開封することができる。
特開2002−104437号公報(第3頁〜第5頁、第2図)
しかしながら、上記従来の包装袋によると、製袋後に易開封線が形成されるため加工精度によって易開封線が熱接着性樹脂層を貫通して包装袋の歩留りが低下する問題があった。また、易開封線を形成するレーザ加工機を必要とするとともにレーザ光の走査時間が長いため包装袋のコストが大きくなる問題もあった。
本発明は、歩留りを向上してコストを削減できる包装袋及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、基材層の内面上に印刷層を設けた外層部と、熱接着性樹脂層を含む内層部とを接着層を介して積層した積層体により形成される包装袋において、前記印刷層から前記基材層に到達するミシン目状に切り込まれた易開封線を備えたことを特徴としている。
この構成によると、外層部と易開封線を形成した内層部とを積層して積層体を形成した後に製袋して包装袋が形成される。内容物を充填して封止された包装袋は易開封線上で切断して開封される。
また本発明は上記構成の包装袋において、前記接着層が無溶剤型接着剤から成ることを特徴としている。
また本発明は上記構成の包装袋において、前記外層部が金属箔を有し、前記接着層が押出し樹脂から成ることを特徴としている。
また本発明は上記構成の包装袋において、前記易開封線の先端が前記基材層の外面に到達することを特徴としている。
また本発明は上記構成の包装袋において、前記積層体により形成された対向する前面部及び背面部の周部が前記熱接着性樹脂層により熱接着され、前記前面部上の前記易開封線と前記背面部上の前記易開封線とが開封方向に直交する方向にずれて配されることを特徴としている。
また本発明の包装袋の製造方法は、
搬送される樹脂フィルムから成る基材層の内面上に印刷層を印刷して外層部を形成する印刷工程と、
前記樹脂フィルムに切刃を押圧してミシン目状に切り込まれた易開封線を形成する切断工程と、
熱接着性樹脂層を含む内層部と前記外層部とを接着剤を介して積層して積層体を形成する積層工程と、
前記積層体を重ねて周部の熱接着により製袋する製袋工程と、
を備えたことを特徴としている。
また本発明は上記構成の包装袋の製造方法において、前記切断工程は前記印刷工程に連続して搬送される前記樹脂フィルム上に前記切刃を押圧して前記易開封線を形成し、前記易開封線が前記印刷層上から前記基材層に到達することを特徴としている。
また本発明は上記構成の包装袋の製造方法において、前記接着剤が無溶剤型接着剤であることを特徴としている。
本発明の包装袋によると、印刷層から基材層に到達するミシン目状の易開封線を設けたので、易開封線の形成後に内層部と外層部とが積層される。これにより、易開封線が熱接着性樹脂層を貫通しないため、包装袋の歩留りを向上することができる。また、搬送される基材層の樹脂フィルム上に印刷層を形成して切刃により易開封線を形成できるため、工数を削減して包装袋のコストを削減することができる。
また、本発明の包装袋の製造方法によると、樹脂フィルム上に切刃を押し当てて易開封線を形成した後、積層工程で内層部と外層部とが積層される。このため、熱接着性樹脂層を貫通しない易開封線を容易に形成できるとともに、従来例のようなレーザ加工機を用いる必要がない。従って、包装袋の工数を削減してコストを削減することができる。
本発明の第1実施形態の包装袋を示す斜視図 本発明の第1実施形態の包装袋を形成する積層体の層構成を示す概略断面図 本発明の第1実施形態の包装袋の印刷工程及び切断工程を示す概略図 本発明の第1実施形態の包装袋の積層工程を示す概略図 本発明の第2実施形態の包装袋を形成する積層体の層構成を示す概略断面図 本発明の第3実施形態の包装袋を示す正面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の包装袋の斜視図を示している。包装袋1は樹脂フィルムの積層体30(図2参照)により背シール部3及び端縁シール部4により封止されたピロー型に製袋され、菓子等の内容物を収納する。
背シール部3は積層体30を筒状に配した胴部2の両側端部を熱接着により合掌貼りして形成される。端縁シール部4は胴部2の軸方向の両端部を熱接着して形成される。端縁シール部4には鋸歯状の開封開始部7が設けられる。
胴部2の対向する二面には端縁シール部4上から背シール部3の延びた方向に並設されるミシン目状の易開封線8が設けられる。本実施形態では傾斜方向の異なる切り込みを交互に配列して易開封線8を形成しているが、切り込みを一直線上に配列してミシン目状の易開封線8を形成してもよい。
図4は包装袋1を形成する積層体30の層構成を示す概略断面図である。積層体30は外面から順に基材層31、印刷層31a、接着層32、熱接着性樹脂層35を積層して形成される。
基材層31及び熱接着性樹脂層35は樹脂フィルムにより形成される。基材層31を有した外層部36と熱接着性樹脂層35を有した内層部37とが接着層32を介して積層される。
基材層31は二軸延伸ナイロンフィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム等により形成される。基材層31により積層体30の強度や耐熱性等が確保される。
印刷層31aは樹脂フィルムから成る基材層31の内面上に印刷して形成され、商品名等の図柄を形成する。
熱接着性樹脂層35は熱接着性樹脂から成り、低密度ポリエチレンフィルム、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、無延伸ポリプロピレンフィルム等により形成される。対向する熱接着性樹脂層35を重ね合わせて加圧及び加熱することにより、背シール部3及び端縁シール部4が形成される。
尚、熱接着性樹脂層35の外面上または基材層31の内面上に蒸着膜から成るバリア層を設けてもよい。バリア層により酸素、水蒸気等の侵入を防止することができる。バリア層として、酸化物蒸着膜(アルミナ、シリカ等)、金属蒸着膜(アルミニウム等)を用いることができる。
接着層32はポリウレタン系接着剤等の無溶剤型接着剤により形成され、外層部36と内層部37とをノンソルベントラミネートにより積層する。
また、易開封線8は後述する切刃56(図3参照)により、印刷層31aから基材層31に到達するように形成される。
積層体30は印刷工程、切断工程、積層工程により形成される。包装袋1は製袋工程により積層体30を製袋して形成される。
図3は印刷工程及び切断工程の概略図を示している。印刷工程及び切断工程は基材層31を形成する樹脂フィルムを搬送して連続して行われる。基材層31の樹脂フィルムのロール41は供給側に配され、印刷層31aを形成した樹脂フィルムのロール46は巻き取り側に配される。ロール41が矢印A1方向に回転して樹脂フィルムが供給され、ロール46が矢印A2方向に回転して樹脂フィルムが巻取られる。
ロール41とロール46との間には複数の搬送ローラ54及び複数の圧着ローラ53が設けられる。搬送ローラ54及び圧着ローラ53は基材層31の外面上に接する。前段の複数の圧着ローラ53には回転する版胴51が対向配置され、各版胴51の下方にはそれぞれインキを貯溜するインキパン52が配される。圧着ローラ53の後段にはドライヤ55が配される。最後尾の圧着ローラ53には回転する切刃56が対向配置される。
搬送ローラ54及び圧着ローラ53の回転により樹脂フィルムが矢印S1に示すように搬送される。各版胴51の周面に付着したインキは樹脂フィルム上に転写され、ドライヤ55によりインキを乾燥する。これにより、基材層31の内面上に印刷層31aを印刷して外層部36を形成する印刷工程が行われる。
印刷層31aを形成した樹脂フィルムには印刷層31a上から切刃56が所定の周期で押圧され、樹脂フィルムがハーフカットされる。これにより、印刷層31aから基材層31に到達するミシン目状に切り込まれた易開封線8を形成する切断工程が行われる。
尚、図3の装置は3個の版胴51により3色のインキによる印刷が行われるが、4色以上のインキによる印刷のために4個以上の版胴51を取付け可能になっている。このため、最後尾の版胴51に替えて切刃56を取り付けて、印刷層31a上に切刃56を押し当てることができる。これにより、高速で搬送される樹脂フィルム上に易開封線8を形成できるとともに、印刷層31aによる図柄に対して切刃56による易開封線8を高精度に配置することができる。
また、印刷工程後にロール46を取り外して印刷工程とは別の装置に装着し、樹脂フィルムを高速搬送して切断工程を行ってもよい。この時、基材層31の外面上に切刃56を押し当て、基材層31をハーフカットして易開封線8を形成してもよい。基材層31の内面上にバリア層が形成される場合には、基材層31の外面からハーフカットすることによりバリア層のバリア性の低下を防止することができる。
図4は積層工程の概略図を示している。外層部36の樹脂フィルムのロール46及び内層部37の樹脂フィルムのロール45は供給側に配され、積層体30のロール40は巻き取り側に配される。ロール46が矢印A3方向に回転して外層部36の樹脂フィルムが供給され、ロール45が矢印A4方向に回転して内層部37の樹脂フィルムが供給される。また、ロール40が矢印A5方向に回転して積層体30が巻取られる。
ロール45とロール40との間には外層部36及び内層部37を挟持する一対の挟持ローラ66が配される。挟持ローラ66とロール46との間には複数の搬送ローラ64及び一の圧着ローラ63が配される。搬送ローラ64及び圧着ローラ63は外層部36の外面上に接する。圧着ローラ63には塗布ローラ62が対向配置される。塗布ローラ62の下方には複数の供給ローラ61a、61b、61cが順に接して配される。
搬送ローラ64、圧着ローラ63及び挟持ローラ66の回転により外層部36の樹脂フィルムが矢印S2に示すように搬送される。無溶剤型接着剤は供給ローラ61b、61c間に注入され、供給ローラ61aにより取り出されて塗布ローラ62に供給される。塗布ローラ62の周面に付着した無溶剤型接着剤は外層部36の内面上に塗布される。そして、矢印S3に示すように搬送される内層部37の樹脂フィルムが挟持ローラ66により外層部36に圧着される。これにより、外層部36と内層部37とを積層した積層体30が矢印S4に示すように搬送され、ロール40に巻取られる。
この時、接着層32を形成する接着剤が無溶剤型接着剤から成るため、接着剤の粘度が大きい。このため、切断工程の加工精度により易開封線8が基材層31を貫通して易開封線8の先端が基材層31の外面に到達しても、接着剤が基材層31の外面から滲み出ない。これにより、搬送ローラ64、圧着ローラ63及び挟持ローラ66に接着剤が付着することによるマシントラブルを防止することができる。
積層体30が形成されると、ロール40を供給側に配して製袋工程が行われる。製袋工程では胴部2の一方の端縁シール部4を形成して他方を開口した包装袋1を形成する。その後、包装袋1は内容物を充填され、他方の端縁シール部4を熱接着して封止される。
内容物を充填して封止された包装袋1は端縁シール部4上から易開封線8に沿って胴部2の軸方向に引き裂かれる。これにより、包装袋1を容易に開封することができる。
本実施形態によると、包装袋1が印刷層31aから基材層31に到達するミシン目状の易開封線8を設けられるので、易開封線8の形成後に内層部37と外層部36とが積層される。これにより、易開封線8が熱接着性樹脂層35を貫通しないため、包装袋1の歩留りを向上することができる。
また、切断工程において樹脂フィルム上に切刃56を押し当てて易開封線8を形成した後、積層工程で内層部と外層部とが積層される。このため、熱接着性樹脂層35を貫通しない易開封線8を容易に形成できるとともに、従来例のようなレーザ加工機を用いる必要がない。従って、包装袋1の工数を削減してコストを削減することができる。
また、切断工程が印刷工程に連続して搬送される樹脂フィルム上に切刃56を押圧して易開封線8を形成し、易開封線8が印刷層31a上から基材層31に到達する。これにより、高速で搬送される樹脂フィルム上に印刷層31a及び易開封線8を連続して形成することができる。従って、包装袋1の工数をより削減することができる。
また、印刷層31aを形成する装置の最後尾の版胴51に替えて切刃56を取り付けることができる。このため、印刷層31aから基材層31に到達する易開封線8を切刃56により容易に形成することができる。また、印刷層31aによる図柄に対して切刃56による易開封線8を高精度に配置することができる。
また、接着層32を形成する接着剤が無溶剤型接着剤から成るため、易開封線8の一端が基材層31の外面に到達しても接着剤が基材層31の外面から滲み出ない。これにより、搬送ローラ64、圧着ローラ63及び挟持ローラ66に接着剤が付着することによるマシントラブルを防止することができる。このため、切断工程の切刃56の切り込み深さを高精度に管理する必要がなく、包装袋1の工数をより削減することができる。加えて、熱接着性樹脂層35に蒸着膜のバリア層を設けた場合は、外層部36と内層部37との積層時に加熱しないため加熱によるバリア層の劣化を防止することができる。
<第2実施形態>
次に、図5は第2実施形態の包装袋1の積層体30の層構成を示す概略断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は積層体30の層構成が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
積層体30は外面から順に基材層31、印刷層31a、接着層32、バリア層33、接着層34、熱接着性樹脂層35を積層して形成される。基材層31及び熱接着性樹脂層35は第1実施形態と同様である。
バリア層33はアルミニウム箔等の金属箔により形成される。接着層34はバリア層33と熱接着性樹脂層35とを接着する。接着層34として、ドライラミネート用の溶剤型接着剤、無溶剤型接着剤及び押出し樹脂を用いることができる。接着層34によりバリア層33と熱接着性樹脂層35とを積層して内層部37が形成される。
接着層32は第1実施形態と同様の無溶剤型接着剤または押出し樹脂により形成される。バリア層33が金属箔から成るので、接着層32による積層時に加熱してもバリア層33の劣化は生じない。このため、外層部36と内層部37とを押出し樹脂から成る接着層32により押出しラミネートすることができる。
また、易開封線8は切刃56(図4参照)により、印刷層31aから基材層31に到達するように形成される。従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、外層部36が金属箔を有して接着層32が押出し樹脂から成ると、易開封線8の先端が基材層31の外面に到達しても接着剤が基材層31の外面から滲み出ない。これにより、搬送ローラ64、圧着ローラ63及び挟持ローラ66(図4参照)に接着剤が付着することによるマシントラブルを防止することができる。
<第3実施形態>
次に、図6は第3実施形態の包装袋1の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は包装袋11の形状が第1実施形態と異なり、積層体30の層構成を含むその他の部分は第1実施形態と同様である。
包装袋11は対向する前面部12及び背面部(不図示)の3方の周縁を端縁シール部15により熱接着して上端に開口部11aを開口する平パウチに製袋される。開口部11aから内容物を充填した後に開口部11aを端縁シール部16により熱接着して包装袋11が封止される。
包装袋11の上部には左右に延びる曲線上に配されたミシン目状の易開封線18a及び易開封線18bが設けられる。易開封線18aは前面部12の印刷層31aから基材層31(図2参照)に到達して形成される。易開封線18bは背面部(不図示)の印刷層31aから基材層31(図2参照)に到達して形成される。また、易開封線18a及び易開封線18bは上下方向にずれて配される。
左右の端縁シール部15上には易開封線18a及び易開封線18bの側方に配したノッチから成る開封開始部17が設けられる。
内容物を充填して封止された包装袋11は易開封線18a、18b上を左右方向に開封される。この時、易開封線18a、18bが開封方向である左右方向に直交する上下方向にずれて配されるので、前面部12及び背面部(不図示)の上端を容易に摘持して開くことができる。従って、内容物を容易に取り出すことができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、易開封線18a、18bが開封方向に直交する方向にずれて配される。これにより、開封した包装袋11の前面部12及び背面部(不図示)の上端を容易に摘持して開くことができ、包装袋1の利便性を向上することができる。
本実施形態において、第2実施形態と同様の層構成の積層体30により包装袋11を形成してもよい。また、易開封線18a及び易開封線18bの下方に雄部と雌部との係合によりチャックする帯状のチャック部材を設けてもよい。これにより、開封した包装袋11をチャック部材により再封することができる。
表1は実施例及び比較例の包装袋1の接着層32の滲み出し及び開封性を調べた結果を示している。実施例及び各比較例は第1実施形態のピロー型の包装袋1により形成される。
実施例の基材層31として厚み20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(三井化学東セロ(株)製、U−1)を用いている。実施例の熱接着性樹脂層35としてアルミニウム蒸着膜を有した厚み25μmの無延伸ポリプロピレンフィルム(東レフィルム加工(株)製、2203)を用いている。実施例の接着層32として2液ポリウレタン系の無溶剤型接着剤(三井化学(株)製、タケラック(登録商標)A−695/タケネート(登録商標)A−95)を用いている。また、実施例の易開封線8を印刷層31aから基材層31の外面に到達させている。
比較例1は基材層31及び熱接着性樹脂層35が実施例と同じであり、接着層32としてドライラミネート用の2液ポリウレタン系の溶剤型接着剤(三井化学(株)製、タケラックA−310/タケネートA−3)を用いている。また、比較例1の易開封線8の易開封線8を印刷層31aから基材層31の外面に到達させている。比較例2は基材層31、接着層32及び熱接着性樹脂層35が実施例と同じであり、易開封線8を省いている。
接着層32の滲み出しは各10個の試験片に対して基材層31の外面に滲み出しが発生しなかった場合を「O」、1個以上の滲み出しが発生した場合を「×」としている。開封性は各10個の試験片に対して一端の端縁シール部4から引き裂きが他端の端縁シール部4に到達した場合を「O」、1個以上が他端の端縁シール部4に到達しない場合を「×」としている。
Figure 2019085158
表1によると、易開封線8を設けることにより良好な開封性を有し、無溶剤型接着剤の接着層32により基材層31の外面上の接着剤の滲み出しを防止することができる。
本発明によると、易開封線を有する包装袋に広く利用可能である。
1、11 包装袋
2 胴部
3 背シール部
4、15、16 端縁シール部
7、17 開封開始部
8、18a、18b 易開封線
12 前面部
30 積層体
31 基材層
31a 印刷層
32、34 接着層
33 バリア層
35 熱接着性樹脂層
36 外層部
37 内層部
40、41、45、46 ロール
51 版胴
52 インキパン
53、63 圧着ローラ
54、64 搬送ローラ
55 ドライヤ
56 切刃
61a、61b、61c 供給ローラ
62 塗布ローラ
66 挟持ローラ

Claims (8)

  1. 基材層の内面上に印刷層を設けた外層部と、熱接着性樹脂層を含む内層部とを接着層を介して積層した積層体により形成される包装袋において、前記印刷層から前記基材層に到達するミシン目状に切り込まれた易開封線を備えたことを特徴とする包装袋。
  2. 前記接着層が無溶剤型接着剤から成ることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記外層部が金属箔を有し、前記接着層が押出し樹脂から成ることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  4. 前記易開封線の先端が前記基材層の外面に到達することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の包装袋。
  5. 前記積層体により形成された対向する前面部及び背面部の周部が前記熱接着性樹脂層により熱接着され、前記前面部上の前記易開封線と前記背面部上の前記易開封線とが開封方向に直交する方向にずれて配されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の包装袋。
  6. 搬送される樹脂フィルムから成る基材層の内面上に印刷層を印刷して外層部を形成する印刷工程と、
    前記樹脂フィルムに切刃を押圧してミシン目状に切り込まれた易開封線を形成する切断工程と、
    熱接着性樹脂層を含む内層部と前記外層部とを接着剤を介して積層して積層体を形成する積層工程と、
    前記積層体を重ねて周部の熱接着により製袋する製袋工程と、
    を備えたことを特徴とする包装袋の製造方法。
  7. 前記切断工程は前記印刷工程に連続して搬送される前記樹脂フィルム上に前記切刃を押圧して前記易開封線を形成し、前記易開封線が前記印刷層上から前記基材層に到達することを特徴とする請求項6に記載の包装袋の製造方法。
  8. 前記接着剤が無溶剤型接着剤であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の包装袋の製造方法。
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