JP2019085117A - 太陽電池モジュール梱包部材及び太陽電池モジュール梱包体 - Google Patents

太陽電池モジュール梱包部材及び太陽電池モジュール梱包体 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池モジュールのコーナ部及び縁部の両方に適用可能な太陽電池モジュール梱包部材を得ること。【解決手段】太陽電池モジュール201,202の間に配置される太陽電池モジュール梱包部材108であって、上側の太陽電池モジュールの202のフレーム212の下面をなすフランジ部1032にコーナ部又は外周の辺の中間部である縁部において係合する係合部107と、互いに交差する少なくとも二方向に係合部107から延びる平面部105と、平面部105の先端部に設けられた鉤部106とを備え、鉤部106は、下側の太陽電池モジュール201のフレーム211の側面1041に係合可能であり、係合部107と鉤部106との距離は、フランジ部1031,1032の幅以上であり、平面部105は、鉤部106が下側の太陽電池モジュール201のフレーム211の側面1041に係合せずに受光面に当接すると弾性変形する。【選択図】図5

Description

本発明は、太陽電池モジュールを積み重ねる際に用いる太陽電池モジュール梱包部材及び太陽電池モジュールを積み重ねた太陽電池モジュール梱包体に関する。
太陽電池モジュールを運搬する際には、太陽電池モジュール同士が接触又は衝突して太陽電池モジュールが傷ついたり、太陽電池モジュールが他の物品又は人を傷つけたりすることを防止するために、太陽電池モジュールが包装される。太陽電池モジュールを包装する際には、モジュール全体を包装する場合と、モジュールの端部又はコーナ部のみを包装する場合とがあり、用途に応じた包装部材が用いられている。包装された太陽電池モジュールは、複数枚積み重ねて一纏めにされる。以下、太陽電池モジュールを積み重ねて一纏めにすることを梱包という。
特許文献1には、太陽電池モジュールを積み重ねて梱包する際に用いる梱包部材である支持構造体が開示されている。特許文献1に開示される支持構造体は、太陽電池モジュールのコーナ部に載置して使用され、太陽電池モジュールを支持する支持部と上下に隣接する支持構造体と係合する凹凸部とを有し、複数段積み重ねられるようになっている。また、太陽電池モジュールの外周の辺の中間部である縁部に横方向から緩衝部材を嵌め合わせることで、太陽電池モジュールが撓んだ際でも上下方向に隣接する太陽電池モジュール同士の接触又は衝突を防ぎ、さらに運搬時の振動による太陽電池モジュールの水平方向の動きを抑えている。
国際公開第2013/094317号
特許文献1に開示される発明は、太陽電池モジュールのコーナ部に配置する支持構造体と縁部に嵌め合わせる緩衝部材との2種類の部材を用いるため、太陽電池モジュールを積み重ねて梱包する作業の効率が低くなってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、太陽電池モジュールのコーナ部及び縁部の両方に適用可能な太陽電池モジュール梱包部材を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、太陽電池パネルの四辺にフレームが装着された太陽電池モジュールを複数積み重ねる際に太陽電池モジュール同士の間に配置される太陽電池モジュール梱包部材であって、上側の太陽電池モジュールのフレームの下面をなすフランジ部にコーナ部又は外周の辺の中間部である縁部において係合可能な係合部と、互いに交差する少なくとも二方向に係合部から延びる平面部と、該平面部の先端部に設けられた鉤部とを備える。鉤部は、下側の太陽電池モジュールのフレームの側面に係合可能である。係合部と鉤部との距離は、フランジ部の幅以上である。平面部は、鉤部が下側の太陽電池モジュールのフレームの側面に係合せずに受光面に当接すると弾性変形する。
本発明によれば、太陽電池モジュールのコーナ部及び縁部の両方に適用可能な太陽電池モジュール梱包部材を得られるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いて太陽電池モジュールを積み重ねた太陽電池モジュール梱包体の斜視図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いて積み重ねられる太陽電池モジュールの斜視図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材の斜視図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いた太陽電池モジュール梱包体の太陽電池モジュールを積み重ねる途中の状態を示す斜視図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いた太陽電池モジュール梱包体での太陽電池モジュールと太陽電池モジュール梱包部材との係合状態を示す断面図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いた太陽電池モジュール梱包体での太陽電池モジュールと太陽電池モジュール梱包部材との係合状態を示す断面図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いた太陽電池モジュール梱包体での太陽電池モジュールと太陽電池モジュール梱包部材との係合状態を示す断面図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いて太陽電池モジュールを積み重ねた太陽電池モジュール梱包体の別の一例を示す図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材の第1の変形例を示す図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材の第2の変形例を示す図 本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュール梱包部材の斜視図 実施の形態2に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いて太陽電池モジュールを積み重ねた太陽電池モジュール梱包体の斜視図 実施の形態2に係る太陽電池モジュール梱包部材の変形例を示す斜視図 本発明の実施の形態3に係る太陽電池モジュール梱包部材の斜視図 実施の形態3に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いた太陽電池モジュール梱包体での太陽電池モジュールと太陽電池モジュール梱包部材との係合状態を示す断面図
以下に、本発明の実施の形態に係る太陽電池モジュール梱包部材及び太陽電池モジュール梱包体を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いて太陽電池モジュールを積み重ねた太陽電池モジュール梱包体の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いて積み重ねられる太陽電池モジュールの斜視図である。図3は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材の斜視図である。図4は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いた太陽電池モジュール梱包体の太陽電池モジュールを積み重ねる途中の状態を示す斜視図である。
太陽電池モジュール20は、太陽電池パネル20aと、太陽電池パネル20aの外縁部を囲むフレーム21とを備えている。太陽電池パネル20aは、複数の太陽電池セルが配列されて電気的に接続された平板状の部材であり、背面には外部負荷との電気的接続用の端子箱が設置されている。フレーム21は、太陽電池パネル20aの外縁部を囲む枠状であり、太陽電池パネル20aを保持して太陽電池モジュール20の設置時には不図示の架台に固定される。
太陽電池モジュール20は、図1に示すように、パレット115の上に、太陽電池モジュール梱包部材108を間に挟んで積み重ねられ、太陽電池モジュール梱包体10を構成する。図3に示すように、太陽電池モジュール梱包部材108は、上部に設けられた係合部107と、係合部107から延びる三つの平面部105を有する。なお、太陽電池モジュール梱包部材108の詳細については後述する。なお、太陽電池モジュール梱包体10は、パレット115を備えない構成であってもよい。太陽電池モジュール梱包体10を構成する複数の太陽電池モジュール20は、同一形状である。太陽電池モジュール梱包体10は、締結バンド121で複数の太陽電池モジュール20が纏められる。なお、太陽電池モジュール梱包体10全体にラッピング材を巻き付けて複数の太陽電池モジュール20を纏めることもある。なお、太陽電池モジュール20は、締結バンド121で纏められていなくてもよい。
太陽電池モジュール20をパレット115上に積み重ねる手順について説明する。まず、パレット115の上に太陽電池モジュール20を積載する。次に、太陽電池モジュール20の4箇所のコーナ部22と、外周の辺の中間部となる縁部23とに太陽電池モジュール梱包部材108を配置する。その後、太陽電池モジュール梱包部材108と係合するように太陽電池モジュール20を積載する。以後、太陽電池モジュール20の上に太陽電池モジュール梱包部材108を配置する作業と、太陽電池モジュール梱包部材108と係合するように太陽電池モジュール20を積載する作業とを繰り返す。
図5、図6及び図7は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いた太陽電池モジュール梱包体での太陽電池モジュールと太陽電池モジュール梱包部材との係合状態を示す断面図である。図5は、図4中のV-V線に沿った断面での太陽電池モジュール20と太陽電池モジュール梱包部材108との係合状態を示している。図6は、図4中のVI-VI線に沿った断面での太陽電池モジュール20と太陽電池モジュール梱包部材108との係合状態を示している。図7は、図4中のVII-VII線に沿った断面での太陽電池モジュール20と太陽電池モジュール梱包部材108との係合状態を示している。なお、図5、図6及び図7では、重ね合わせた2枚の太陽電池モジュール20及び太陽電池モジュール梱包部材108のみを図示している。以下の説明では、重ね合わせた2枚の太陽電池モジュール20のうち、上側の太陽電池モジュール20と下側の太陽電池モジュール20とを区別する場合には、下側の太陽電池モジュール20を太陽電池モジュール20と称し、上側の太陽電池モジュール20を太陽電池モジュール20と称して区別する。太陽電池モジュール20,20の構成要素についても同様に、符号に下付数字を付して区別する。すなわち、太陽電池モジュール20は、太陽電池パネル20aとフレーム21とを備え、太陽電池モジュール20は、太陽電池パネル20aとフレーム21とを備える。
太陽電池モジュール20のフレーム21は、太陽電池パネル20aの外周を囲んで太陽電池パネル20aを保持する保持部102を上部に備える。フレーム21は、太陽電池モジュール20を設置する際に架台に固定されるフランジ部103を下部に備える。フランジ部103と保持部102とは、側面104で繋がっている。フランジ部103は、太陽電池モジュール20の各辺において、同一の幅Wを有する。フランジ部103の幅とは、側面104から内縁部103aまでの距離である。フレーム21は、太陽電池モジュール20を設置する際に架台に固定されるフランジ部103を下部に備える。フランジ部103と保持部102とは、側面104で繋がっている。フランジ部103は、太陽電池モジュール20の各辺において、同一の幅Wを有する。フランジ部103の幅とは、側面104から内縁部103aまでの距離である。
太陽電池モジュール梱包部材108は、フレーム21のフランジ部103に係合する係合部107と、係合部107から90度ずつ異なる向きで三方向に延びる三つの平面部105とを有する。なお、係合部107がフランジ部103に係合するとは、フランジ部103の内縁部103aが係合部107の縁に当接することをいう。平面部105は、先端部に鉤部106を備えている。したがって、太陽電池モジュール梱包部材108は、鉤部106を三つ備えている。平面部105は弾力性を備えており、平面部105をなす面の法線方向に弾性変形可能である。係合部107から鉤部106までの長さは、フレーム21,21のフランジ部103,103の幅W以上になっている。太陽電池モジュール梱包部材108は、プラスチック成形で製造可能である。
実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材108において、係合部107は矩形状であり、三辺から三つの平面部105が延びている。係合部107は、フランジ部103に係合する形状であればよく、矩形状に限定はされない。係合部107から平面部105が延びる向きは、必ずしも90度ずつ異なる向きである必要はなく、後述するようにコーナ部22において二つの平面部105の鉤部106が側面104に係合できればよい。
太陽電池モジュール20のコーナ部22には、三つの鉤部106のうちの二つが側面104と係合するように太陽電池モジュール梱包部材108が配置される。太陽電池モジュール梱包部材108は、側面104と係合しない鉤部106が形成されている平面部105が太陽電池モジュール20の長辺に沿って延びるようにコーナ部22に配置されても良いし、短辺に沿って延びるようにコーナ部22に配置されても良い。
太陽電池モジュール20の縁部23には、三つの鉤部106のうちの一つが側面104と係合するように太陽電池モジュール梱包部材108が配置される。太陽電池モジュール梱包部材108は、側面104と係合しない鉤部106が形成されている平面部105が太陽電池モジュール20の長辺に沿って延びるようにコーナ部22に配置されても良いし、二つの平面部105の一方が短辺に沿って延び、他方が長辺に沿って延びるように縁部23に配置されても良い。
太陽電池モジュール20は、太陽電池モジュール20の上方に太陽電池モジュール梱包部材108を介して重ねて配置されている。太陽電池モジュール梱包部材108の上部に矩形状に形成されている係合部107は、太陽電池モジュール20のフレーム21の下部に形成されている幅Wのフランジ部103の内縁部103aに係合する。係合部107から鉤部106までの長さは、フランジ部103の幅W以上であるため、太陽電池モジュール梱包部材108は、太陽電池モジュール20の全てのコーナ部22に配置可能である。なお、係合部107から鉤部106までの長さをフランジ部103の幅Wよりも長くする場合、太陽電池モジュール20の外形寸法の許容差に作業性を考慮した遊びを加えた寸法を上限とする。太陽電池モジュール20の外形寸法の許容差に作業性を考慮した遊びを加えた寸法は、フランジ部103の幅Wプラス5mmを例示できる。
コーナ部22に配置された太陽電池モジュール梱包部材108は、三つの鉤部106のうちの二つが、太陽電池モジュール20のフレーム21の側面104と係合する。鉤部106の一つは、側面104と係合せずに太陽電池パネル20aの表面に当たり、平面部105が弾性変形する。係合部107は、上側の太陽電池モジュール20のフレーム21の下面をなすフランジ部103に当接して係合する。平面部105が弾性変形することにより、太陽電池モジュール梱包部材108は、太陽電池モジュール20と太陽電池モジュール20との間に収まる。
縁部23に配置された太陽電池モジュール梱包部材108は、三つの鉤部106のうちの一つが、太陽電池モジュール20のフレーム21の側面104と係合する。鉤部106の二つは、側面104と係合せずに太陽電池パネル20aの表面に当たり、平面部105が弾性変形する。係合部107は、上側の太陽電池モジュール20のフレーム21の下面をなすフランジ部103に当接して係合する。平面部105が弾性変形することにより、太陽電池モジュール梱包部材108は、太陽電池モジュール20と太陽電池モジュール20との間に収まる。太陽電池モジュール20と太陽電池モジュール20との間に収まった太陽電池モジュール梱包部材108は、下側の太陽電池モジュール20と上側の太陽電池モジュール20との位置ずれを防止する。
以上のように、平面部105が弾性変形するため、太陽電池モジュール梱包部材108は、フレーム21の側面104に係合しない鉤部106が太陽電池モジュール20を積み重ねる妨げとはならない。したがって、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材108は、太陽電池モジュール20のコーナ部22及び縁部23のいずれにも適用できる。太陽電池モジュール梱包部材108は、上下に隣接する太陽電池モジュール20,20同士が接触して太陽電池モジュール20,20が傷ついたり、太陽電池モジュール20,20が他の物品又は人を傷つけたりすることを防止できる。
上記の説明においては、二枚の太陽電池モジュール20同士の間に太陽電池モジュール梱包部材108を配置しているが、パレット115の外形寸法が太陽電池モジュール20と同じである場合は、パレット115と太陽電池モジュール20との間に太陽電池モジュール梱包部材108を配置することもできる。パレット115と太陽電池モジュール20との間に太陽電池モジュール梱包部材108を配置する場合は、最初にパレット115のコーナ部及び縁部に太陽電池モジュール梱包部材108を置き、次に、太陽電池モジュール梱包部材108の係合部107と太陽電池モジュール20のフランジ部103とが係合するように太陽電池モジュール20を上から積載する。その後は、上記と同様に太陽電池モジュール20を積載する。
図8は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いて太陽電池モジュールを積み重ねた太陽電池モジュール梱包体の別の一例を示す図である。パレット115が太陽電池モジュール20よりも大きい場合は、図8に示すようにパレット115の天面に凹状の干渉防止部116を設け、鉤部106の干渉を防止しても良い。なお、パレット115の干渉防止部116は、太陽電池モジュール梱包部材108の鉤部106が納まる構造であれば形状を問わない。干渉防止部116は、角穴、丸穴及び切欠きといった形状を例示できる。
なお、太陽電池モジュール梱包部材108は、係合部107から少なくとも交差する二方向に平面部105が延びる構造であればよい。したがって、太陽電池モジュール梱包部材108は、係合部107から90度異なる少なくとも二方向に平面部105が延びる構造とすることができる。図9は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材の第1の変形例を示す図である。第1の変形例に係る太陽電池モジュール梱包部材108は、係合部107から90度異なる向きで二方向に延びる二つの平面部105を有する。第1の変形例に係る太陽電池モジュール梱包部材108は、平面部105を三つ有する構造よりも少ない材料で製造可能であるため、低コスト化を図れるが、対称形状ではないため、コーナ部22に配置する際に向きを合わせる必要があり、梱包作業の作業性が低下する。図10は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材の第2の変形例を示す図である。第2の変形例に係る太陽電池モジュール梱包部材108は、係合部107から90度ずつ異なる向きで四方向に延びる四つの平面部105を有する。第2の変形例に係る太陽電池モジュール梱包部材108は、コーナ部22に配置する際に向きを合わせる必要がなく、梱包作業の作業性は平面部105を三つ有する構造よりも優れるが、製造に必要な材料が多くなるため、低コスト化の妨げとなる。ユーザは、梱包作業の作業性及び製造コストを鑑みて、平面部105の数を選定することができる。
実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材108は、太陽電池モジュール20よりも薄くすることができる。したがって、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包部材108は、材料使用量を低減し、使用後の廃材も低減できる。
実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体10は、太陽電池モジュール20のコーナ部22及び縁部23に配置する太陽電池モジュール梱包部材108が同じ形状であるため、太陽電池モジュール20を積み重ねる際にコーナ部22と縁部23とで太陽電池モジュール梱包部材108を区別する必要がなく、梱包作業の効率化を図れる。さらに、パレット115と太陽電池モジュール20との間にも太陽電池モジュール梱包部材108を配置する場合は、パレット115と太陽電池モジュール20との間に太陽電池モジュール梱包部材108とは異なる形状の部材を配置する場合と比較して、作業効率を向上させることができる。
実施の形態2.
図11は、本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュール梱包部材の斜視図である。図12は、実施の形態2に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いて太陽電池モジュールを積み重ねた太陽電池モジュール梱包体の斜視図である。実施の形態2に係る太陽電池モジュール梱包部材108は、鉤部106及び係合部107に凹部120が形成されている。凹部120の幅は、複数の太陽電池モジュール20を纏める締結バンド121の幅と同じである。
凹部120に締結バンド121を係合させることにより、パレット115に積載した太陽電池モジュール20を一体化し、遠隔地への輸送時又はコンテナヤードで上下方向の振動又は衝撃が加わった時に荷ずれが発生することを防止できる。なお、凹部120は、鉤部106及び係合部107のどちらか一方のみに形成されてもよい。
図13は、実施の形態2に係る太陽電池モジュール梱包部材の変形例を示す斜視図である。太陽電池モジュール梱包部材208は、係合部107の三辺から平面部105が延びるT字形状である。ここで、係合部107の対向する二辺から延びる二つの平面部105を横棒部といい、係合部107の四辺のうち平面部105が形成されていない辺と対向する辺から延びる平面部105を縦棒部という。太陽電池モジュール梱包部材208は、縦棒部の鉤部106に凹部120が設けられるとともに、係合部107に縦棒部と平行に凹部120が設けられている。太陽電池モジュール梱包部材208は、横棒部が太陽電池モジュール20の長辺に平行となり、縦棒部が太陽電池モジュール20の長辺と垂直となるように配置される。太陽電池モジュール梱包部材208は、締結バンド121が凹部120に配置されることにより、複数の太陽電池モジュール20が纏められる。
実施の形態2に係る太陽電池モジュール梱包部材208は、締結バンド121がずれて太陽電池モジュール梱包体10に荷崩れが生じることを防止することができる。
実施の形態3.
図14は、本発明の実施の形態3に係る太陽電池モジュール梱包部材の斜視図である。図15は、実施の形態3に係る太陽電池モジュール梱包部材を用いた太陽電池モジュール梱包体での太陽電池モジュールと太陽電池モジュール梱包部材との係合状態を示す断面図である。太陽電池モジュール梱包部材108は、平面部105の上面に突起部131が形成されている。また、太陽電池モジュール20は、フレーム21のフランジ部103に係合穴130が形成されている。太陽電池モジュール20を積載する際に、突起部131と係合穴130とを係合させることにより、太陽電池モジュール梱包部材108を太陽電池モジュール20の決まった位置に容易に配置することができる。
上記の実施の形態1、実施の形態2及び実施の形態3では、太陽電池モジュール20の四つのコーナ部22と2箇所の縁部23とに太陽電池モジュール梱包部材108を配置したが、太陽電池モジュール梱包部材108を太陽電池モジュール20の四つのコーナ部22のみに配置しても、太陽電池モジュール20を保護する効果が期待できる。また、太陽電池モジュール梱包部材108は、プラスチック成形で製造されるとしたが、平面部105が弾力性を備えておれば、金属又はその他の材料で製造してもよい。また、太陽電池モジュール梱包部材108を二つ以上の部材を組み合わせて構成しても同様である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 太陽電池モジュール梱包体、20,20,20 太陽電池モジュール、20a,20a,20a 太陽電池パネル、21,21,21 フレーム、22 コーナ部、23 縁部、102,102 保持部、103,103,103 フランジ部、103a,103a 内縁部、104,104,104 側面、105 平面部、106 鉤部、107 係合部、108,208 太陽電池モジュール梱包部材、115 パレット、116 干渉防止部、120 凹部、121 締結バンド、130 係合穴、131 突起部。

Claims (11)

  1. 太陽電池パネルの四辺にフレームが装着された太陽電池モジュールを複数積み重ねる際に前記太陽電池モジュール同士の間に配置される太陽電池モジュール梱包部材であって、
    上側の前記太陽電池モジュールの前記フレームの下面をなすフランジ部にコーナ部又は外周の辺の中間部である縁部において係合可能な係合部と、互いに交差する少なくとも二方向に前記係合部から延びる平面部と、該平面部の先端部に設けられた鉤部とを備え、
    前記鉤部は、下側の前記太陽電池モジュールの前記フレームの側面に係合可能であり、
    前記係合部と前記鉤部との距離は、前記フランジ部の幅以上であり、
    前記平面部は、前記鉤部が下側の前記太陽電池モジュールの前記フレームの側面に係合せずに受光面に当接すると弾性変形することを特徴とする太陽電池モジュール梱包部材。
  2. 前記平面部は、前記先端部に凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール梱包部材。
  3. 前記係合部は、上面に凹部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール梱包部材。
  4. 前記平面部は、上側の前記太陽電池モジュールの前記フランジ部と係合する突起部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール梱包部材。
  5. 太陽電池パネルの四辺にフレームが装着された太陽電池モジュールを複数積み重ねた太陽電池モジュール梱包体であって、
    前記太陽電池モジュール同士の間に配置される太陽電池モジュール梱包部材を備え、
    前記太陽電池モジュール梱包部材は、
    上側の前記太陽電池モジュールの前記フレームの下面をなすフランジ部にコーナ部又は外周の辺の中間部である縁部において係合可能な係合部と、互いに交差する少なくとも二方向に前記係合部から延びる平面部と、該平面部の先端部に設けられた鉤部とを備え、
    前記鉤部は、下側の前記太陽電池モジュールの前記フレームの側面に係合可能であり、
    前記係合部と前記鉤部との距離は、前記フランジ部の幅以上であり、
    複数の前記太陽電池モジュールのコーナ部に配置された複数の前記太陽電池モジュール梱包部材は、形状が同じであり、
    前記平面部は、前記鉤部が下側の前記太陽電池モジュールの前記フレームの側面に係合せずに受光面に当接すると弾性変形することを特徴とする太陽電池モジュール梱包体。
  6. 複数の前記太陽電池モジュールの外周の辺の中間部である縁部に、前記コーナ部に配置された前記太陽電池モジュール梱包部材と同じ形状の前記太陽電池モジュール梱包部材が配置されたことを特徴とする請求項5に記載の太陽電池モジュール梱包体。
  7. 複数の前記太陽電池モジュールを固定する締結バンドを備え、
    前記太陽電池モジュール梱包部材は、前記締結バンドが配置される凹部が前記先端部に形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の太陽電池モジュール梱包体。
  8. 複数の前記太陽電池モジュールのうち最上段の前記太陽電池モジュールの上に配置された前記太陽電池モジュール梱包部材の前記係合部の上面に、前記フランジ部と係合する突起が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の太陽電池モジュール梱包体。
  9. 複数の前記太陽電池モジュールを積載するパレットを有し、
    前記パレットの外形寸法は、前記太陽電池モジュールと同じであり、
    前記パレットのコーナ部に前記太陽電池モジュール梱包部材が配置されたことを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール梱包体。
  10. 前記パレットの外周の辺の中間部である縁部に前記太陽電池モジュール梱包部材が配置されたことを特徴とする請求項9に記載の太陽電池モジュール梱包体。
  11. 複数の前記太陽電池モジュールを積載するパレットを有し、
    前記パレットの外形寸法は、前記太陽電池モジュールよりも大きく、
    前記パレットの上面には、前記鉤部の干渉を防止する凹状の干渉防止部が形成されていることを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール梱包体。
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