JP2019084858A - ステアリング装置 - Google Patents

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誠一 森山
Seiichi Moriyama
誠一 森山
高橋 正樹
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正樹 高橋
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Abstract

【課題】衝突時にロアシャフト及びアッパーシャフトが相対的に移動し且つ中間シャフトを容易に変形させることができるステアリング装置を提供する。【解決手段】本発明に係るステアリング装置は、第1ユニバーサルジョイント84と、第1ユニバーサルジョイント84より前方側に配置される第2ユニバーサルジョイント86と、第1ユニバーサルジョイント84と第2ユニバーサルジョイント86とを連結する中間シャフト85と、を備え、中間シャフト85は、外周面に複数のスリットを有する筒状の第1衝撃吸収部13と、第1ユニバーサルジョイント84に連結されるアッパーシャフト2と、第2ユニバーサルジョイント86に連結され且つアッパーシャフト2に離脱可能に連結されるロアシャフト1と、を備え、さらに、ロアシャフト1には、アッパーシャフト2に対してロアシャフト1のコラプス量Sを規制できるストッパー3を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、ステアリング装置に関する。
車両には、操作者(運転者)のステアリングホイールに対する操作を車輪に伝えるための装置としてステアリング装置が設けられている。車両の衝突が生じた時に衝撃をステアリングホイールに伝えにくくするステアリング装置が知られている。例えば特許文献1及び特許文献2には、衝撃を吸収することができる中間シャフトが記載されている。特許文献1及び特許文献2においては中間シャフトに複数の穴が設けられている。また、特許文献2においては、中間シャフトが、相対的に移動するロアシャフト及びアッパーシャフトから構成されている。
実公昭53−52179号公報 特開2002−46628号公報
衝撃吸収能力を向上させるためには、衝突時にロアシャフト及びアッパーシャフトが相対的に移動し且つ中間シャフトが曲がることが好ましい。しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載されるような穴が中間シャフトに設けられた場合でも、中間シャフトが容易に変形しない可能性があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、衝突時にロアシャフト及びアッパーシャフトが相対的に移動し且つ中間シャフトを容易に変形させることができるステアリング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明に係るステアリング装置は、第1ユニバーサルジョイントと、前記第1ユニバーサルジョイントより前方側に配置される第2ユニバーサルジョイントと、前記第1ユニバーサルジョイントと前記第2ユニバーサルジョイントとを連結する中間シャフトと、を備え、前記中間シャフトは、外周面に複数のスリットを有する筒状の第1衝撃吸収部と、前記第1ユニバーサルジョイントに連結されるアッパーシャフトと、前記第2ユニバーサルジョイントに連結され且つ前記アッパーシャフトに離脱可能に連結されるロアシャフトと、を備え、さらに、前記ロアシャフトには、前記アッパーシャフトに対して前記ロアシャフト軸方向のコラプス量を規制するストッパーを備えていることを特徴とする。
これにより、衝突時に車体の挙動を鑑みてロアシャフトを適切な位置に留め、中間シャフトの縮みと曲がりのタイミングをコントロールすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ロアシャフトの一部には、小径に形成された円柱状の第2衝撃吸収部を備えていることを特徴とする。
これにより、車両が縁石に乗り上げた等の場合、第2衝撃吸収部が捩じり方向に変形することで第1衝撃吸収部の変形を抑制させることができる。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明において、前記アッパーシャフトは、スプラインを有するアッパー嵌合部を備え、前記ロアシャフトは、スプラインを有するロア嵌合部を備え、前記ロア嵌合部が前記アッパー嵌合部に嵌まり、前記アッパーシャフトの軸方向に対して直交する断面において、前記アッパー嵌合部の外形及び前記ロア嵌合部の外形のうち一方が円を描き、且つ他方が楕円を描くことを特徴とする。
これにより、アッパー嵌合部とロア嵌合部との間に摩擦が生じ、アッパーシャフトとロアシャフトはがたつきなく固定され、大きな衝撃荷重が加わった場合には、アッパーシャフトとロアシャフトは軸方向に関する相対変位を可能にする。
第4の発明は、第1の発明又は第2の発明において、前記アッパーシャフトは、スプラインを有するアッパー嵌合部を備え、前記ロアシャフトは、スプラインを有するロア嵌合部を備え、前記アッパー嵌合部と前記ロア嵌合部のスプラインの少なくともいずれか一方の外形に潤滑被膜が施されていることを特徴とする。
これにより、アッパーシャフトとロアシャフトとを、軽い力で軸方向の相対変位を可能とすることができる。
第5の発明は、第1の発明又は第2の発明において、前記アッパーシャフトは、スプラインを有するアッパー嵌合部を備え、前記ロアシャフトは、他方の転動体の保持器を有するロア嵌合部を備え、前記ロア嵌合部と前記アッパー嵌合部の間に転動体が介在されていることを特徴とする。
これにより、アッパーシャフトとロアシャフトとを、軽い力で軸方向の相対変位を可能とすることができる。
本発明によれば、衝突時にロアシャフト及びアッパーシャフトが相対的に移動し且つ中間シャフトを容易に変形させることができるステアリング装置を提供することができる。
本実施形態に係るステアリング装置の概略を示す模式図である。 本実施形態に係るステアリング装置の斜視図である。 本実施形態に係る中間シャフトの斜視図である。 本実施形態に係る中間シャフトのカバーの外観図である。 図4におけるA−A断面図である。 アッパーシャフト及びロアシャフトの分解斜視図である。 ロアシャフトの第2衝撃吸収部(ヒューズ)を拡大した断面図である。 本発明に適用できるストッパーの事例を示す図である。 (a)は、図4におけるB−B断面図で、(b)は、図4におけるC−C断面図である。 本実施形態に係るアッパーシャフトの側面図である。 図10におけるE部拡大図である。 本実施形態に係るアッパーシャフトの展開図である。 アッパーシャフトがストッパーで止まった時の中間シャフトの斜視図である。 第1衝撃吸収部が曲がった時の中間シャフトの斜視図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
図1は、本実施形態に係るステアリング装置の概略を示す模式図である。図2は、本実施形態に係るステアリング装置の斜視図である。図1に示すように、ステアリング装置80は、操作者から与えられる力が伝達する順に、ステアリングホイール81と、ステアリングシャフト82と、操舵力アシスト機構83と、第1ユニバーサルジョイント84と、中間シャフト85と、第2ユニバーサルジョイント86と、を備えピニオンシャフト87に接合されている。以下の説明においては、前方とはステアリングホイー側を、後方とは運転者側をいう(以下、同じ。)。
図1に示すように、ステアリングシャフト82は、入力軸82aと、出力軸82bとを備える。入力軸82aの一方の端部がステアリングホイール81に連結され、入力軸82aの他方の端部が出力軸82bに連結される。また、出力軸82bの一方の端部が入力軸82aに連結され、出力軸82bの他方の端部が第1ユニバーサルジョイント84に連結される。
図1及び図2に示すように、中間シャフト85は、第1ユニバーサルジョイント84と第2ユニバーサルジョイント86とを連結している。中間シャフト85の一方の端部が第1ユニバーサルジョイント84に連結され、他方の端部が第2ユニバーサルジョイント86に連結される。ピニオンシャフト87の一方の端部が第2ユニバーサルジョイント86に連結され、ピニオンシャフト87の他方の端部がステアリングギヤ88に連結される。第1ユニバーサルジョイント84及び第2ユニバーサルジョイント86は、例えばカルダンジョイントである。ステアリングシャフト82の回転が中間シャフト85を介してピニオンシャフト87に伝わる。すなわち、中間シャフト85はステアリングシャフト82に伴って回転する。
図1及び図2に示すように、ステアリングギヤ88は、ピニオン88aと、ラック88bとを備える。ピニオン88aは、ピニオンシャフト87に連結される。ラック88bは、ピニオン88aに噛み合う。ステアリングギヤ88は、ピニオン88aに伝達された回転運動をラック88bで直進運動に変換する。ラック88bは、タイロッド89に連結される。ラック88bが移動することで車輪の角度が変化する。
図1に示すように、操舵力アシスト機構83は、減速装置92と、電動モータ93とを備える。減速装置92は、例えばウォーム減速装置である。電動モータ93で生じたトルクは、減速装置92の内部のウォームを介してウォームホイールに伝達され、ウォームホイールを回転させる。減速装置92は、ウォーム及びウォームホイールによって、電動モータ93で生じたトルクを増加させる。そして、減速装置92は、出力軸82bに補助操舵トルクを与える。すなわち、ステアリング装置80はコラムアシスト方式である。
図1に示すように、ステアリング装置80は、ECU(Electronic Control Unit)90と、トルクセンサ94と、車速センサ95と、を備える。電動モータ93、トルクセンサ94及び車速センサ95は、ECU90と電気的に接続される。トルクセンサ94は、入力軸82aに伝達された操舵トルクをCAN(Controller Area Network)通信によりECU90に出力する。車速センサ95は、ステアリング装置80が搭載される車体の走行速度(車速)を検出する。車速センサ95は、車体に備えられ、車速をCAN通信によりECU90に出力する。
ECU90は、電動モータ93の動作を制御する。ECU90は、トルクセンサ94及び車速センサ95のそれぞれから信号を取得する。ECU90には、イグニッションスイッチ98がオンの状態で、電源装置99(例えば車載のバッテリ)から電力が供給される。ECU90は、操舵トルク及び車速に基づいて補助操舵指令値を算出する。ECU90は、補助操舵指令値に基づいて電動モータ93へ供給する電力値を調節する。ECU90は、電動モータ93から誘起電圧の情報又は電動モータ93に設けられたレゾルバ等から出力される情報を取得する。ECU90が電動モータ93を制御することで、ステアリングホイール81の操作に要する力が小さくなる。
図3は、本実施形態に係る中間シャフトの斜視図である。なお、カバー6は説明上、図において省略している。
図3に示すように、中間シャフト85は、ロアシャフト1と、アッパーシャフト2と、を備える。ロアシャフト1及びアッパーシャフト2は、機械構造用炭素鋼(SC材(Carbon Steel for Machine Structural Use))であるS35C又は機械構造用炭素鋼鋼管(いわゆるSTKM材(Carbon Steel Tubes for Machine Structural Purposes))等の鉄系合金又は軽合金等で形成される。アッパーシャフト2及びロアシャフト1の強度は、第1ユニバーサルジョイント84側又は第2ユニバーサルジョイント86側から伝わるトルクによって変形しないように設計される。
図5に示すように、ロアシャフト1は中実部材の円柱22である。ロアシャフト1は、ジョイント嵌合部23、基部22aと、第2衝撃吸収部(ヒューズ)4と、基部22bと、ストッパー3と、ロア嵌合部21と、を備える。
ジョイント嵌合部23は、円柱22の前方の端部に配置される。ジョイント嵌合部23は、第2ユニバーサルジョイント86に連結される。ジョイント嵌合部23の外径は一定である。例えば、ジョイント嵌合部23は、外周面にセレーションを備える。ジョイント嵌合部23のセレーションは、第2ユニバーサルジョイント86に設けられたセレーションと噛み合う。ジョイント嵌合部23は、第2ユニバーサルジョイント86に対して溶接によって固定されている。
基部22aは、図5に示すように、第1ユニバーサルジョイント86に固定される。基部22aの直径は一定である。ヒュージ4は、基部22aの後方に位置する。また、ヒュージ4は、ロアシャフト1の軸方向において、ロアシャフト1の中央よりも前方に位置している。
第2衝撃吸収部(ヒューズ)4は、図7に示すように、小径部125と、第1接続部121と、第2接続部129と、を含む。小径部125は、軸方向の所定の長さLを有する円柱状である。長さLは本発明の範囲内で適宜最適な長さを選択する。第1接続部121は、基部22bと小径部125とを接続する。第2接続部129は、基部22aと小径部125とを接続する。
図9に示す断面において、第1接続部121及び第2接続部129の表面は同じ円弧(以下、第2円弧という)を描く。曲率半径C2は、5mm以上であることが好ましい。例えば、曲率半径C2は8mmである。
また、第2衝撃吸収部(ヒューズ)4は、例えば150(Nm)以上250(Nm)以下程度のトルクで変形するように設計される。中間シャフト85が機械構造用炭素鋼(SC材)であるS35Cで形成される場合、基部22bの直径D3は、13mm以上15.5mm以下程度となる。例えば、本実施形態において直径D3は、13mmである。
ストッパー3は、ロアシャフト1の軸方向において、ヒュージ4の後方に位置する。また、ストッパー3は、ロアシャフト1の軸方向において、ロアシャフト1のやや中央よりに位置している。基部22bは、ストッパー3の前後に位置する。
また、ストッパー3は、軸方向の潰れ量である相対変位(コラプス)量を規制する機能を有し、アッパーシャフト2に対してロアシャフト1が、軸方向に潰れる距離(コラプスストロークS、図5参照)の規制するためにロアシャフト1に形成された部材である。例えば、ストッパー3は、基部22bの外径よりも大きい外径に形成される。
本実施形態では、一例として、軸方向のコラプスストロークSの所定位置にロアシャフト1と同質の金属製の全体に円環状の止め輪が形成されているが、ストッパー部材を溶接して一体としても良く、或いはC型止め輪やE型止め輪との別体との組合せでも良く、固定方法は適宜採用でき、特に問わない。
例えば、図8に示した部材(A)〜(F)を使用することも本発明の実施範囲である。
(A)に示したものは、弾性を有する断面円形状の線材を曲げ形成する事により造られており、欠円環状の止め輪本体と、止め輪本体の円周方向両端部から径方向外方に折れ曲がった1対の係止環部とを備えている。
(B)に示したものは、一般的にC型リングと呼ばれるもので、金属板を打ち抜き形成する事により造られており、欠円環状の止め輪本体と、止め輪本体の円周方向両端部から径方向外方に突出した1対の耳部とを備えている。
(C)に示したものは、一般的にE型リングと呼ばれるもので、金属板を打ち抜き形成する事により造られており、欠円環状の止め輪本体と、止め輪本体の円周方向両端部及び円周方向中央部から径方向内方に突出した3つの爪部とを備えている。
(D)に示したものは、円環部と、円環部の円周方向複数箇所から径方向内方に突出した複数の舌片とを備えている。
(E)に示したものは、例えば合成樹脂や銅、アルミニウムなどの鉄系材料に比べてせん断抵抗の低い材料から造られたもので、全体を欠円環状に構成している。
(F)に示したものも、(E)と同様に、鉄系材料に比べてせん断抵抗の低い材料から造られたもので、ピン状に構成している。
更に、円環状や軸状以外の形状のものを使用する事ができ、溶接、接着、圧入、かしめ、ねじ止め等、従来から知られた各種固定構造によって、ロアシャフト1に対して固定する構造を採用できる。
ロア嵌合部21は、ロアシャフト1の後方端部に位置する。ロア嵌合部21は、外周面に雄スプライン(又は雄セレーション)21aを備える。雄スプライン(又は雄セレーション)21aは、後述する雌スプライン(又は雌セレーション)17aと噛み合う。
以上、説明のとおり、本実施形態の中間シャフト85では、小径部125の直径D3を基部22bの直径D1よりも小さくしているため、車両が縁石へ乗り上げた場合等において、第2衝撃吸収部(ヒューズ)4が変形する(捩れる)。第2衝撃吸収部(ヒューズ)4が変形することで、中間シャフト85に入力されたエネルギーが吸収される。また、第2衝撃吸収部(ヒューズ)4でエネルギーが吸収されるので、第1衝撃吸収部13の変形が抑制される。
したがって、中間シャフト85には、例えば、車両が縁石へ乗り上げた程度のトルク(捩り力)が入力されることがあっても、中間シャフト85には、このトルクを受けた時の破損を抑制し、かつ衝突時の衝撃を吸収することができる。
すなわち、ロア嵌合部21に近い部分に捩じり方向の第2衝撃吸収部(ヒューズ)4を設けることで、衝突時における車体の挙動に鑑みて、第1衝撃吸収部13への衝撃の伝達を適宜緩和することができ、アッパーシャフト2のコラプスアプローチを十分に確保することができる。
また、ストッパー3により、一次衝突時にアッパーシャフト2に対してロアシャフト1がコラプスストロークSだけ移動すると、ストッパー3がアッパーシャフト2の前方端部に当たり、ロアシャフト1の移動が停止する。したがって、衝突時の衝撃度に応じてコラプスストロークSを最適化することで、中間シャフト85の縮みと曲がりのタイミングをコントロールすることができる。
アッパーシャフト2は、図5に示すように、中空の筒状部材(チューブ)である。アッパーシャフト2は、図5に示すように、ジョイント嵌合部11と、第1テーパー部12と、第1衝撃吸収部13と、第2テーパー部14と、円筒部15と、第3テーパー部16と、アッパー嵌合部17と、を備える。
ジョイント嵌合部11は、アッパーシャフト2の後方の端部に配置される。ジョイント嵌合部11は、第1ユニバーサルジョイント84に連結される。ジョイント嵌合部11の外径は一定である。例えば、ジョイント嵌合部11の外径は23mmである。ジョイント嵌合部11の厚みは2mm以上3.5mm以下であることが好ましい。例えば、ジョイント嵌合部11の厚みは3mmである。例えば、ジョイント嵌合部11は、図10に示すように外周面にセレーション11aを備える。セレーション11aは、第1ユニバーサルジョイント84に設けられたセレーションと噛み合う。ジョイント嵌合部11は、第1ユニバーサルジョイント84に対して溶接によって固定されている。
第1テーパー部12は、ジョイント嵌合部11の前方に配置される。第1テーパー部12の後方端部における外径は、ジョイント嵌合部11の外径に等しい。第1テーパー部12の外径は、前方に向かって大きくなっている。第1テーパー部12の厚みは、ジョイント嵌合部11の厚みに等しい。
第1衝撃吸収部13は、第1テーパー部12の前方に配置される。第1衝撃吸収部13の外径は一定である。例えば、第1衝撃吸収部13の外径は34mmである。第1衝撃吸収部13の厚みは0.8mm以上1.5mm以下であることが好ましい。例えば、第1衝撃吸収部13の厚みは1.2mmである。第1衝撃吸収部13の厚みは第1テーパー部12の厚みより小さい。
図10示すように第1衝撃吸収部13は、外周面に設けられる複数のスリット5と、後方表面131と、前方表面132と、を備える。スリット5の長手方向は、第1衝撃吸収部13の周方向に沿っている。第1衝撃吸収部13の周方向は、第1衝撃吸収部13の回転軸Zを中心とした円の接線方向である。スリット5は、第1衝撃吸収部13の放射方向から見て楕円状である。第1衝撃吸収部13の放射方向は、第1衝撃吸収部13の回転軸Zに対する直交方向である。また、以下の説明において第1衝撃吸収部13の回転軸Zに沿う方向は、単に軸方向と記載される。
図10に示すように、後方表面131は、スリット5に面する第1衝撃吸収部13の表面である。後方表面131は、スリット5の中心Cより後方に位置する。前方表面132は、スリット5に面する第1衝撃吸収部13の表面である。前方表面132は、スリット5の中心Cより前方に位置する。
図10に示すように、後方表面131は、平面部131aと、曲面部131bと、を含む。図12は、周方向から見たスリット5の周辺を示す図である。言い換えると、図12は周方向におけるスリット5の両端を通る直線に沿う方向から見た図である。図10において平面部131aは線分を描く。平面部131aは、第1衝撃吸収部13の外周面に繋がる。図12において平面部131aと第1衝撃吸収部13の外周面とがなす角度θ1は鈍角である。図12において曲面部131bは円弧を描く。曲面部131bの一端が平面部131aに繋がり、曲面部131bの他端が前方表面132に繋がる。
図11に示すように、前方表面132は、平面部132aと、曲面部132bと、を含む。図11において平面部132aは線分を描く。平面部132aは、第1衝撃吸収部13の外周面に繋がる。図11において平面部132aと第1衝撃吸収部13の外周面とがなす角度θ2は鈍角である。例えば角度θ2は角度θ1に等しい。図10において曲面部132bは円弧を描く。曲面部132bの一端が平面部132aに繋がり、曲面部132bの他端が後方表面131の曲面部131bに繋がる。
図12に示すように、複数のスリット5(スリット51からスリット59)は、軸方向で互いに異なる位置に配置されている。すなわち、軸方向に並んだ9つの列にスリット5が1つずつ配置されている。隣接する列にある2つのスリット5の中心C間の、軸方向の距離P1は一定である。隣接する列にある2つのスリット5の中心C間の、周方向の距離P2は一定である。このため、軸方向に並んだ列の順にスリット5の中心を繋いだ線は螺旋を描く。例えば、距離P2は第1衝撃吸収部13の外周Lの3/8倍である。
なお、スリット5の数及び形状は、上述したものに限られない。スリット5の数は1つであってもよいし、10個以上であってもよい。また、スリット5は規則的に配列されていなくてもよい。
図10に示すように、第2テーパー部14は、第1衝撃吸収部13の前方に配置される。第2テーパー部14の後方端部における外径は、第1衝撃吸収部13の外径に等しい。第2テーパー部14の外径は、前方に向かって小さくなっている。第2テーパー部14の厚みは、2mm以上3.5mm以下であることが好ましい。例えば、第2テーパー部14の厚みは2.5mmである。第2テーパー部14の厚みは、第1衝撃吸収部13の厚みより大きい。
円筒部15は、第2テーパー部14の前方に配置される。円筒部15の外径は一定である。円筒部15の厚みは、第2テーパー部14の厚みに等しい。
第3テーパー部16は、円筒部15の前方に配置される。第3テーパー部16の後方端部における外径は、円筒部15の外径に等しい。第3テーパー部16の外径は、前方に向かって小さくなっている。第3テーパー部16の厚みは、第2テーパー部14の厚みに等しい。
アッパー嵌合部17は、アッパーシャフト2の前方の端部に配置される。アッパー嵌合部17はロアシャフト1に連結される。アッパー嵌合部17の外径は一定である。例えば、アッパー嵌合部17の外径は23mmである。アッパー嵌合部17の厚みは、第2テーパー部14の厚みに等しい。アッパー嵌合部17は、図6に示すように内周面に雌スプライン17aを備える。
図9(a)に示すように、軸方向に対して直交する断面においてアッパー嵌合部17の外形が楕円を描く。図9(a)に示す断面において、ロア嵌合部21の外形は円を描く。図9(b)に示すように、軸方向に対して直交する断面のうち図9(a)とは異なる断面において、アッパー嵌合部17の外形が円を描く。図9(b)に示す断面において、ロア嵌合部21の外形は楕円を描く。なお、図9(a)のアッパー嵌合部17及び図9(b)のロア嵌合部21の形状は、説明のために誇張して描かれており、実際の形状とは異なる。実際には、雌スプライン17aの全ての歯は、それぞれ雄スプライン21aの2つの歯の間に位置する。すなわち、図9(a)の左側及び右側に位置する雌スプライン17aの歯は、雄スプライン21aの歯に接していないが、雄スプライン21aの2つの歯の間に位置する。図9(b)の上側及び下側に位置する雌スプライン17aの歯は、雄スプライン21aの歯に接していないが、雄スプライン21aの2つの歯の間に位置する。
中間シャフト85を組み立てる時、ロア嵌合部21の一部がアッパー嵌合部17に挿入される。そして、アッパー嵌合部17及びロア嵌合部21が凹部210に対応する位置で2方向からプレスされる。その後、ロア嵌合部21がアッパー嵌合部17の中にさらに押し込まれる。これにより、図9(a)及び図9(b)に示す断面形状が形成される。なお、アッパー嵌合部17及びロア嵌合部21のこのような連結方法は、楕円嵌合と呼ばれることがある。
また、このような楕円嵌合と呼ばれる連結方法は中間シャフト85の軸方向に強い衝撃荷重が加わった場合に相対変位可能としているが、軽い軸方向での相対変位を可能とする他の実施形態として、いわゆる樹脂コートスライダー及び転動体(ボールやローラ等)を用いた連結方法がある。
樹脂コートスライダーを用いた連結方法とは、例えば、ロア嵌合部21の外周面に合成樹脂をコーティングし、さらにグリースを塗布して、アッパー嵌合部17に内嵌させる。これにより、アッパー嵌合部17とロア嵌合部21との接触部分の磨耗を低減するとともに摩擦抵抗を削減することができる。
なお、アッパー嵌合部17又はロア嵌合部21の少なくともいずれか一方の外形に合成樹脂又はグリースのいずれか一方又は双方で潤滑被膜がコーティングされていれば良い。
転動体を用いた連結方法とは、例えば、アッパー嵌合部17とロア嵌合部21の間にボール或いはローラ、ボールとローラとを組合せた転動体を介在させる。これにより、アッパー嵌合部17のロア嵌合部21との接触部分の磨耗を低減するとともに摩擦抵抗を削減することができる。
アッパー嵌合部17のロア嵌合部21との接触部分に生じる摩擦により、アッパー嵌合部17に対するロア嵌合部21の移動が規制されている。すなわち、通常使用時(衝突が生じていない時)において、ロア嵌合部21はアッパー嵌合部17に対して移動しない。一方、衝突時においてロアシャフト1に軸方向の所定荷重が加わった場合、ロア嵌合部21がアッパー嵌合部17に対して、軸方向コラプスストロークSだけ移動する。所定荷重は、例えば1kN以上3kN以下程度である。すなわち、ロアシャフト1は、衝突時にアッパーシャフト2から離脱できるようにアッパーシャフト2に連結されている。ロア嵌合部21とアッパー嵌合部17との間の摩擦により衝撃が吸収される。第1衝撃吸収部13の強度は、ロアシャフト1に所定荷重が加わった場合でも座屈しないように設計されている。
なお、中間シャフト85において、必ずしもロアシャフト1がアッパーシャフト2の内側に配置されていなくてもよい。例えば、ロアシャフト1が筒状であって、アッパーシャフト2がロアシャフト1の内側に配置されていてもよい。この場合、アッパー嵌合部17の内周面に雄スプライン17aが設けられ、筒状であるロア嵌合部21の外周面に雌スプライン21aが設けられる。
なお、第1衝撃吸収部13は、必ずしもアッパーシャフト2に設けられなくてもよい。アッパーシャフト2及びロアシャフト1の少なくとも一方が第1衝撃吸収部13を備えていればよい。この場合、アッパーシャフト2がストッパー3に当たった時、アッパーシャフト2の前方の端部は、スリット5の中心Cより後方に位置することが好ましい。これにより、ロアシャフト1が最大限移動した後でも、ロアシャフト1が容易に曲がることができる。このため、ステアリング装置80の衝撃吸収能力が向上する。
図1の中間シャフト85に示されるカバー6は、アッパーシャフト2に取り付けられる。カバー6は、例えば合成樹脂で形成されており、蛇腹状である。カバー6の厚みは、例えば、1.2mmである。また、カバー6の最大外径は42mmである。カバー6の一端は第1テーパー部12に接する。カバー6の他端は円筒部15に接する。
カバー6は、図4に示すように、複数の水抜き穴61と、ノッチ62と溝68を備え、水抜き穴61は、カバー6の軸方向の中央より前方に設けられた穴である。水抜き穴61はカバー6内に侵入した水を外部に排出する。ノッチ62は、カバー6の後方端部に設けられた切欠きである。ノッチは、軸方向に沿ってノッチ62があることで、カバー6の後方端部における内径を拡げることが容易である。水抜き穴61だけでなくノッチ62からも水が排出される。溝68は、カバー6の後方端部の外周面に設けられた溝である。溝は周方向に沿っており、ノッチに繋がっている。溝68には止め輪49が取り付けられ、カバー6は止め輪49によって第1テーパー部12に固定されている。
なお、カバー6は、必ずしも合成樹脂で形成されていなくてもよい。合成ゴムで形成されていてもよい。
図13は、ロアシャフト1がストッパーで止まった時の中間シャフト85の斜視図である。図14は、ロアシャフト1が曲がった時の中間シャフト85の斜視図である。
車両が衝突するとステアリングギヤ88に荷重が加わる。ステアリングギヤ88に加わった荷重は、第2ユニバーサルジョイント86を介してロアシャフト1に伝わる。車両の前面の全てが衝突対象物に当たった場合(フルラップ衝突の場合)、ロアシャフト1には軸方向の荷重が加わることが多い(図の矢印Pに示す)。フルラップ衝突の場合には、図10に示すようにロアシャフト1がアッパーシャフト2に対してストッパー3まで移動することで衝撃が吸収される。その結果、ステアリングホイール81に伝わる衝撃が低減する。
一方、車両の前面の一部が衝突対象物に当たった場合(オフセット衝突の場合)、さらに力が加わり(図の矢印Qに示す)、ロアシャフト1には軸方向でない荷重が加わることが多い。このため、ロアシャフト1がアッパーシャフト2に対して真っ直ぐに移動できない。
オフセット衝突の場合には、中間シャフト85には曲げ応力が生じ(図の矢印Qに示す)、第1衝撃吸収部13は、スリット5を応力集中部の起点として曲がる。一部のスリット5が軸方向に伸び、伸びるスリット5に対して反対側にあるスリット5が軸方向に縮む。第1衝撃吸収部13が曲がった場合、ロアシャフト1は周辺部品の隙間に入り込むことで変位を吸収させる。
また、図14に示すようにアッパーシャフト2がストッパー3に当たった状態において、ロアシャフト1の後方端部は、1つのスリット5の中心より前方に位置する。具体的には、ロアシャフト1の後方端部が、最も後方に配置されたスリット5の中心より前方にあればよい。これにより、ロアシャフト1がアッパーシャフト2に対して移動した後に、第1衝撃吸収部13がスリット5を起点に曲がることができる。
上述した特許文献1においては、衝突時にロールパイプ(スリーブ)の曲がりやすい方向が4方向に限定されやすい。曲がりやすい方向が限定される場合、ロールパイプ(スリーブ)が曲がる方向に障害物(例えば中間シャフトの周辺部材又は衝突時に後方に移動する部材)があると、ロールパイプ(スリーブ)の曲げが阻害される。これに対して、本実施形態においては、図12で示したように8つのスリット5(スリット51からスリット58)の周方向の位置が互いに異なる。このため、第1衝撃吸収部13は少なくとも8つの方向に曲がりやすい。本実施形態においては、特許文献1に比較して第1衝撃吸収部13の曲がる方向が限定されにくい。このため、第1衝撃吸収部13の曲げが阻害されにくい。
また、特許文献1においては、長孔を形成するためにロールパイプ(スリーブ)の放射方向外側から加工が施されることになる。放射方向から行う加工は比較的難しい。これに対して、本実施形態に係るスリット5はブローチ加工によって形成される。このため、特許文献1に比較してスリット5の形成が容易である。
また、本実施形態においては、アッパーシャフト2に離脱可能に連結されるロアシャフト1には、アッパーシャフト2に対してロアシャフト1が移動できる距離(軸方向の潰れ量、コラプスストロークS)を決めるストッパー3を備えている。このストッパー3は、ロアシャフト1の外径よりも大きい外径に形成された金属輪である。
これにより、フルラップ衝突時にアッパーシャフト2に対してロアシャフト1がコラプスストロークSだけ移動すると、アッパー嵌合部17の前方端部がストッパー3に当たり、ロアシャフト1の移動が停止する。この結果、ロアシャフト1は軸方向に変位し衝撃荷重を吸収するように伸縮するが、ストッパー3によって止まり第1衝撃吸収部13に荷重がかかることでアッパーシャフト2側に無理な荷重が付加されることが回避される。
したがって、衝突時の衝撃度に応じてコラプスストロークSを最適化することで、中間シャフト85の縮みと曲がりのタイミングをコントロールすることができる。
さらに、オフセット衝突時の衝撃が強く加わると、第1衝撃吸収部13の後方表面131と前方表面132との間の境界部分に応力が集中する。応力が集中するスリット5の両端を起点として、中間シャフト85が容易に曲がる(図14参照)。
したがって、ステアリング装置80は、衝突時に中間シャフト85を容易に変形させることができる。また、後方表面131と前方表面132との間の最大距離が大きくなりやすいので、中間シャフト85が曲がる時の中間シャフト85の変位が大きくなりやすい。
以上の説明のとおり、本発明のステアリング装置は、縁石に衝突した程度の一次衝突に対してロア嵌合部21に近い部分に捩じり方向の第2衝撃吸収部(ヒューズ)4により、フルラップ衝突に対してロアシャフト1がアッパーシャフト2に対してストッパー4まで移動することにより、オフセット衝突に対してスリット5を応力集中部の起点として曲がりロアシャフト1は周辺部品の隙間に入り込むことにより、衝撃が吸収される。
したがって、種々な衝突時における車体の挙動に鑑みて、アッパーシャフト2のコラプスアプローチを調整して衝撃の伝達を中間シャフトにて適宜緩和することができる。
1 ロアシャフト
11 ジョイント嵌合部
11a セレーション
12 第1テーパー部
13 第1衝撃吸収部
131、131a 後方表面
132、132a 前方表面
14 第2テーパー部
15 円筒部
16 第3テーパー部
17 アッパー嵌合部
171 第1平面部
172 第2平面部
173 第1曲面部
174 第2曲面部
17a 雌スプライン(雌セレーション)
2 アッパーシャフト
21 ロア嵌合部
210 凹部
21a 雄スプライン(雄セレーション)
22 円柱部
23 ジョイント嵌合部
3 ストッパー
4 第2衝撃吸収部(ヒューズ)
5 スリット
6 カバー
61 水抜き穴
62 ノッチ
68 溝
69 止め輪
80 ステアリング装置
81 ステアリングホイール
82 ステアリングシャフト
82a 入力軸
82b 出力軸
83 操舵力アシスト機構
84 第1ユニバーサルジョイント
85、85B、85C 中間シャフト
86 第2ユニバーサルジョイント
87 ピニオンシャフト
88 ステアリングギヤ
88a ピニオン
88b ラック
89 タイロッド
90 ECU
92 減速装置
93 電動モータ
94 トルクセンサ
95 車速センサ
98 イグニッションスイッチ
99 電源装置

Claims (5)

  1. 第1ユニバーサルジョイントと、
    前記第1ユニバーサルジョイントより前方側に配置される第2ユニバーサルジョイントと、
    前記第1ユニバーサルジョイントと前記第2ユニバーサルジョイントとを連結する中間シャフトと、を備え、
    前記中間シャフトは、
    外周面に複数のスリットを有する筒状の第1衝撃吸収部と、
    前記第1ユニバーサルジョイントに連結されるアッパーシャフトと、
    前記第2ユニバーサルジョイントに連結され且つ前記アッパーシャフトに離脱可能に連結されるロアシャフトと、を備え、
    さらに、前記ロアシャフトには、前記アッパーシャフトに対して前記ロアシャフトのコラプス量を規制するストッパーを備えていることを特徴とするステアリング装置。
  2. 前記ロアシャフトに、前記ロアシャフトの大径に比べて小径に形成された円柱状の第2衝撃吸収部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記アッパーシャフトは、スプラインを有するアッパー嵌合部を備え、
    前記ロアシャフトは、スプラインを有するロア嵌合部を備え、
    前記ロア嵌合部が前記アッパー嵌合部に嵌まり、
    前記アッパーシャフトの軸方向に対して直交する断面において、前記アッパー嵌合部の外形及び前記ロア嵌合部の外形のうち一方が円を描き、且つ他方が楕円を描くことを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリング装置。
  4. 前記アッパーシャフトは、スプラインを有するアッパー嵌合部を備え、
    前記ロアシャフトは、スプラインを有するロア嵌合部を備え、
    前記アッパー嵌合部と前記ロア嵌合部のスプラインの少なくともいずれか一方の潤滑被膜が施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリング装置。
  5. 前記アッパーシャフトは、スプラインを有するアッパー嵌合部を備え、
    前記ロアシャフトは、スプラインを有するロア嵌合部を備え、
    前記ロア嵌合部と前記アッパー嵌合部の間に転動体が介在されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリング装置。
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