JP2019083957A - 椅子 - Google Patents
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Abstract
Description
「座と背もたれとを備えており、前記背もたれは、前後に開口した背フレームにメッシュ材を張った構造になっており、前記背フレームの左右側部に、前記メッシュ材に対する着座者の体圧の変化によって着座者に向けて接近・離反する回動部が形成されている構成であって、
前記回動部の動きが、当該回動部の弾性変形によって許容されている」
というものである。
「 前記背フレームは、左右のサイドメンバーと、前記左右のサイドメンバーの上端に繋がったアッパメンバーと、前記左右さの下端に繋がったロアメンバーとを有していて、前記左右のサイドメンバーの一部又は略全体が前記回動部になっており、 前記サイドメンバーの回動部は、その下端が前記ロアメンバーにヒンジ部を介して連結されていると共に、前記ヒンジ部を支点にして回動するように撓み変形可能になっており、
前記ヒンジ部による屈曲と回動部の撓み変形との協働作用により、前記回動部が着座者に対して接近・離反するようになっている」
という構成になっている。
「更に、前記背もたれを後ろから支持する後傾動自在な背支柱、並びに、前記座と背支柱とが取り付くベース部を備えており、前記背フレームのロアメンバーは、前記ベース部又は座若しくは背支柱に連結されている一方、
前記背フレームの回動部は正面視及び側面視で山形の形態であり、前記ヒンジ部はピンによる連結になっていて、前記ピンは、上に行くほど背フレームの左右中間部に向かうように傾斜している」
という構成になっている。
「前記回動部の内向き回動位置を規制するストッパーが、前記ヒンジ部を横切る姿勢で配置されており、前記ストッパーの一端部は前記回動部とロアメンバーとのうち一方の部材にずれ不能に連結されて、前記ストッパーの他端部は、前記回動部とロアメンバーとのうち他方の部材に設けた受け部に当接・離反するようになっている」
という構成になっている。
「前記背フレームにおけるサイドメンバーの前面には、カバー部材が取付けられていて、前記サイドメンバーとカバー部材との間に、前記メッシュ材の縁部に固定された縁部材が差し込まれる縦長溝が形成されており、かつ、前記カバー部材のうち少なくとも前記回動部に重なった部分は、前記回動部と一緒に弾性変形し得るように弱化されている」
という構成なっている。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、椅子の概要を、主として図1,2に基づいて説明する。本願では方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、この方向は椅子に普通に着座した人から見た状態を基準にしている。正面視は、着座者と対向した方向である。
以下、各部位を説明する。まず、座とベース部とを説明する。図2(A)から理解できるように、傾動ベース6は、固定ベース5の左右両側に位置したサイド部6aを有しており、サイド部6aの前端部が固定ベース5に連結されている。
次に、主として図6〜12を参照して背もたれ2を説明する。既述のとおり、背もたれ2は、背フレーム9とメッシュ材10とを備えている。図10(B)や図2(B)に示すように、メッシュ材10の外周縁には、樹脂テープのような縁部材34が逢着等によって固定されており、縁部材34には、係合手段の一環として、上下方向に飛び飛びで係合穴35が空いている。係合穴35は角形になっているが、円形なども採用できる。なお、縁部材34は複数本に分断している。
サイドメンバー11の前面には、サイドカバー39が固定されている。サイドカバー39は、基本的にはサイドメンバー11と同じ形状になっているが、回動部11aの上半分程度よりも上の部分は、内側面を外側にずらして、サイドメンバー11の幅寸法の6割程度の細幅に形成している。
例えば図7(B)に示すように、背フレーム9のロアメンバー13は、前向きに開口した樋状の形態であるが、内部に多数の補強リブを設けており、基本的には変形しない剛体構造になっている。ロアメンバー13の左右両端部には下向きのブラケット部13aが形成されており、ブラケット部13aは、図5(A)に示すように、リア座アウターシェル16cに第3軸17で連結されている。
9 背フレーム
10 メッシュ材
11 サイドメンバー
11a 回動部
12 アッパメンバー
13 ロアメンバー
14 ミドルメンバー
34 縁部材
36 くびれ部
39 サイドカバー
50 ヒンジ部を構成するピン
51,42 ヒンジ部を構成する軸受部
58 ストッパー
59 第1ボス体
60 第2ボス体(当たり部)
61 長溝穴
Claims (6)
- 座と背もたれとを備えており、前記背もたれは、前後に開口した背フレームにメッシュ材を張った構造になっており、前記背フレームの左右側部に、前記メッシュ材に対する着座者の体圧の変化によって着座者に向けて接近・離反する回動部が形成されている構成であって、
前記回動部の動きが、当該回動部の弾性変形によって許容されている、
椅子。 - 前記背フレームは、左右のサイドメンバーと、前記左右のサイドメンバーの上端に繋がったアッパメンバーと、前記左右さの下端に繋がったロアメンバーとを有していて、前記左右のサイドメンバーの一部又は略全体が前記回動部になっており、 前記サイドメンバーの回動部は、その下端が前記ロアメンバーにヒンジ部を介して連結されていると共に、前記ヒンジ部を支点にして回動するように撓み変形可能になっており、
前記ヒンジ部による屈曲と回動部の撓み変形との協働作用により、前記回動部が着座者に対して接近・離反するようになっている、
請求項1に記載した椅子。 - 更に、前記背もたれを後ろから支持する後傾動自在な背支柱、並びに、前記座と背支柱とが取り付くベース部を備えており、前記背フレームのロアメンバーは、前記ベース部又は座若しくは背支柱に連結されている一方、
前記背フレームの回動部は正面視及び側面視で山形の形態であり、前記ヒンジ部はピンによる連結になっていて、前記ピンは、上に行くほど背フレームの左右中間部に向かうように傾斜している、
請求項2に記載した椅子。 - 前記回動部の内向き回動位置を規制するストッパーが、前記ヒンジ部を横切る姿勢で配置されており、前記ストッパーの一端部は前記回動部とロアメンバーとのうち一方の部材にずれ不能に連結されて、前記ストッパーの他端部は、前記回動部とロアメンバーとのうち他方の部材に設けた受け部に当接・離反するようになっている、
請求項2又は3に記載した椅子。 - 前記背フレームにおけるサイドメンバーの前面には、カバー部材が取付けられていて、前記サイドメンバーとカバー部材との間に、前記メッシュ材の縁部に固定された縁部材が差し込まれる縦長溝が形成されており、かつ、前記カバー部材のうち少なくとも前記回動部に重なった部分は、前記回動部と一緒に弾性変形し得るように弱化されている、
請求項2〜4のうちのいずれかに記載した椅子。 - 前記ヒンジ部は、前記縦長溝の下端よりも内側に形成されている、
請求項5に記載した椅子。
Priority Applications (1)
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Publications (2)
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JP7015146B2 JP7015146B2 (ja) | 2022-02-02 |
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ID=66761580
Family Applications (1)
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JP2017213388A Active JP7015146B2 (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | 椅子 |
Country Status (1)
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2017
- 2017-11-06 JP JP2017213388A patent/JP7015146B2/ja active Active
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