JP2019083870A - バックル装置 - Google Patents

バックル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019083870A
JP2019083870A JP2017212410A JP2017212410A JP2019083870A JP 2019083870 A JP2019083870 A JP 2019083870A JP 2017212410 A JP2017212410 A JP 2017212410A JP 2017212410 A JP2017212410 A JP 2017212410A JP 2019083870 A JP2019083870 A JP 2019083870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
webbing
buckle
pressing
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017212410A
Other languages
English (en)
Inventor
山田 健太郎
Kentaro Yamada
健太郎 山田
智貴 鈴木
Tomotaka Suzuki
智貴 鈴木
暁史 國貞
Akifumi Kunisada
暁史 國貞
隆宏 尾▲崎▼
Takahiro Ozaki
隆宏 尾▲崎▼
友哉 横井
Tomoya Yokoi
友哉 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2017212410A priority Critical patent/JP2019083870A/ja
Priority to PCT/JP2018/039761 priority patent/WO2019087940A1/ja
Publication of JP2019083870A publication Critical patent/JP2019083870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices

Abstract

【課題】被覆体内における配置体の撓みを抑制する。【解決手段】バックル装置10では、ウェビング54が、バックルボデー30の底板32に巻掛けられると共に、ロアカバー22の引出孔26Bから引出されている。ここで、アッパカバー20の下壁20Aの押圧片60が底板32の表側のウェビング54を押圧している。このため、ウェビング54がバックルボデー30内に引入れられるのが抑制されるので、バックルボデー30内でウェビング54に撓みが生じるのを抑制できる。【選択図】図2

Description

本発明は、被覆体の引出部から配置体が引出されるバックル装置に関する。
特許文献1に記載のバックル装置では、バックル本体に連結ウェビングの一端が係止されており、連結ウェビングがバックル装置を車体に配置する。
ここで、バックル本体内において連結ウェビングに撓みが生じると、連結ウェビングがバックル本体内の機構に接触してしまうことが考えられる。
特開2016−137884号公報
本発明は、上記事実を鑑みて成されたものであり、被覆体内における配置体の撓みを抑制できるバックル装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様のバックル装置は、ベルトに設けられたタングが内部に挿入されることで前記ベルトが乗員に装着されると共に、開口される引出部が設けられる被覆体と、一端側が前記被覆体内に係止され、前記引出部から引出されて基端側が車体側に配置される配置体と、前記被覆体に設けられる押圧体と、前記被覆体に設けられ、前記配置体を前記押圧体へ向けて押圧する押圧部と、を備える。
第2の態様のバックル装置は、第1の態様のバックル装置において、前記押圧部が前記引出部内に突設されて弾性変形可能にされる。
第3の態様のバックル装置は、第1又は第2の態様のバックル装置において、前記被覆体に前記押圧部に隣接して開口部が設けられる。
第4の態様のバックル装置は、第1から第3の態様の何れかのバックル装置において、前記押圧部が前記配置体の幅方向両端部分及び幅方向中間部分を押圧する。
本発明の第1の態様のバックル装置では、ベルトに設けられたタングが被覆体内に挿入されることで、ベルトが乗員に装着される。また、被覆体内に配置体の一端側が係止されると共に、被覆体の引出部が開口されており、配置体が引出部から引出されて、配置体の他端側が車体側に配置される。さらに、被覆体に押圧体が設けられる。
ここで、被覆体の押圧部が配置体を押圧体に向けて押圧する。これにより、配置体が引出部から被覆体内に引入れられることを抑制でき、被覆体内において配置体に撓みが生じることを抑制できる。
第2の態様のバックル装置では、押圧部が引出部内に突設されて弾性変形可能にされる。これにより、配置体が押圧体から離れる方向に変位した際に、押圧部が弾性変形することで、引出部が拡大されることを抑制できる。
第3の態様のバックル装置では、被覆体に押圧部に隣接して開口部が設けられる。このため、被覆体内に異物が入込んだ際には、異物を開口部から排出できる。
第4の態様のバックル装置では、押圧部が配置体の幅方向両端部分及び幅方向中間部分を押圧する。このため、配置体に幅方向において撓みが生じることを抑制できる。
本実施の形態に係るバックル装置を示す分解斜視図である。 バックル装置の主要部を示す断面図である。 バックル装置の下側を示す平面図である。 変形例に係るバックル装置の下側を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1には、本実施の形態に係るバックル装置10が下側斜め右方から見た分解斜視図にて示され、図2には、バックル装置10の主要部が左方視の断面図にて示されている。なお、図面では、バックル装置10の上方が矢印UPにて示され、バックル装置10の表側(厚さ方向一方)が矢印SFにて示され、バックル装置10の左方が矢印LHにて示されている。
本実施の形態に係るバックル装置10は、車両のシートの下側かつ車幅方向内側(シートの側方)に設置されて、シートに着座する乗員の下側かつ左側(又は右側)に配置されている(後席においてはシート内に設置されて、着座位置の側方に配置されてもよい)。バックル装置10は、上方が車両上側に向けられ、左方が車両前側又は車両後側に向けられ、裏側(厚さ方向他方)がシート側(乗員側)に向けられている。
図1及び図2に示すように、バックル装置10には、被覆体としての樹脂製で略矩形筒状のカバー12が設けられており、カバー12内は、上方及び下方に開放されている。カバー12の上端には、タング挿入口14が形成されており、タング挿入口14には、上側からタングとしてのタングプレート16が挿入可能とされている。タングプレート16の先端部には、矩形平板状の挿入部16Aが設けられており、挿入部16Aには、矩形状の係合孔16Bが貫通形成されている。タングプレート16は、挿入部16Aがタング挿入口14に挿入(嵌入)可能とされている。また、タングプレート16の基端部には、ベルトとしての乗員拘束用で長尺帯状のウェビング18(図1参照)が移動可能に貫通されており、ウェビング18は、巻取装置(図示省略)に巻取られた状態で、車両に設置されている。
カバー12は、第1被覆部材としてのアッパカバー20及び第2被覆部材としてのロアカバー22が組付けられて構成されている。アッパカバー20は、カバー12の上端部及び上端部以外の表側部分を構成し、ロアカバー22は、カバー12の上端部以外の裏側部分を構成している。
アッパカバー20は、略直方体形箱状とされており、アッパカバー20の上部には、略矩形枠状の枠部24が形成されている。枠部24には、タング挿入口14が貫通形成されており、アッパカバー20内は、上側(タング挿入口14側)及び裏側(ロアカバー22側)に向けて開放されている。
ロアカバー22は、略直方体形箱状とされている。ロアカバー22の上壁には、左右方向中間部分において矩形状の配置孔26Aが貫通形成されている。また、ロアカバー22の下壁には、引出部としての引出孔26Bが形成されており、引出孔26Bは、ロアカバー22の下壁の左右方向中間部分に開口されている。これにより、ロアカバー22内は、上側、表側(アッパカバー20側)及び下側に開放されている。
ロアカバー22には、略平板状の底板22Aが設けられており、底板22Aは、表裏方向に略垂直に配置されている。底板22Aの下側部分(引出孔26B上側周縁部分)には、左右方向の中央部分に矩形略平板状の規制壁28が形成されており、規制壁28は、底板22Aから表側に延設されている。規制壁28の上側には、底板22Aから表側に突出された支持壁28A(図2参照)が形成されており、支持壁28Aの表側端面は、規制壁28の表側端面よりも底板22A側とされている(支持壁28Aの突出高さが規制壁28の突出高さより低くされている)と共に、ロアカバー22の配置孔26A周縁の裏側面に面一とされている。
カバー12内には、押圧体及び剛性部材としての金属製で断面略U字形状のバックルボデー30が配置されている。バックルボデー30には、長尺平板状の底板32が設けられていると共に、底板32の左側部分及び右側部分には、長尺平板状の側板34が設けられており、側板34は、底板32から左右方向に垂直に立設されている。バックルボデー30の底板32には、挿入孔32Aが貫通形成されており、挿入孔32Aは、上下方向に長尺とされている。また、底板32の下側部分には、取付部としての取付孔32Bが貫通形成されており、取付孔32Bは、左右方向に長尺の長孔とされている。
バックルボデー30の底板32は、ロアカバー22の配置孔26Aの裏側面に面接触されると共に、引出孔26B側において支持壁28Aの表側端面に面接触されている。また、バックルボデー30の取付孔32Bには、ロアカバー22の規制壁28が挿入されており、規制壁28の上側面は、取付孔32Bの上側周縁部に当接されている。これにより、バックルボデー30は、配置孔26A及び引出孔26B内に嵌込まれて、ロアカバー22に取付けられており、バックルボデー30内は、表側(アッパカバー20側)、上側及び下側に開放されると共に、カバー12のタング挿入口14に連通されている。タングプレート16の挿入部16Aは、上側(タング挿入口14)からバックルボデー30内に挿入される。
バックルボデー30内には、移動部材としての樹脂製で略板状のイジェクタ40が挿入配置されており、イジェクタ40は、バックルボデー30の一対の側板34間に嵌合されている。イジェクタ40は、裏側(ロアカバー22側)部分がバックルボデー30の底板32の挿入孔32Aに係合されて、底板32に対して所定範囲で上下方向にスライド可能とされており、イジェクタ40は、排出位置と挿入位置(図2参照)とに配置可能とされている。
イジェクタ40とバックルボデー30の挿入孔32A下端との間には、イジェクタ40の下側において、付勢手段としてのイジェクタスプリング42が掛渡されている。イジェクタスプリング42は、圧縮コイルスプリングとされており、イジェクタスプリング42は、イジェクタ40を上方へ付勢して排出位置に配置している。イジェクタ40の表側(アッパカバー20側)部分の上面には、押圧面40Aが形成されており、バックルボデー30内に上側からタングプレート16の挿入部16Aが挿入されると、挿入部16Aによって押圧面40Aが下方へ押圧されて、イジェクタ40が、イジェクタスプリング42の付勢力に抗して下方へスライドされて、挿入位置(図2参照)に配置される。
カバー12内には、イジェクタ40の表側(アッパカバー20側)において、係止部材としての金属製で板状のロックプレート44が配置されており、ロックプレート44の下側部分は、表側に向けて凸状に湾曲されている。ロックプレート44の下側端の裏側には、支持部44Aが形成されており、支持部44Aは、左右方向に延設されて、左右方向外側に突出されている。
バックルボデー30の側板34には、底板32の取付孔32Bよりも下側部分に切欠部34Aが貫通形成されており、切欠部34Aは、下側に開放されている。ロックプレート44の支持部44Aは、バックルボデー30の側板34の切欠部34Aに嵌合されて、回転可能に支持されている。これにより、ロックプレート44は、一対の側板34によって支持部44A周りに所定角度回動可能に支持されている。
ロックプレート44には、支持部44Aより上側(湾曲部分の上側端)において、一対の腕部44Bが形成されており、腕部44Bは、ロックプレート44の左右方向両端から裏側(ロアカバー22側)に延出されている。腕部44Bは、バックルボデー30内に挿入されており、イジェクタ40が下方へスライドされると、イジェクタ40によって一対の腕部44Bが下方へ押圧されて、ロックプレート44が裏側(係合位置側)へ回動される。
ロックプレート44の上端には、係合片44C(図2参照)が形成されており、係合片44Cは、裏側へ向かうに従い上方へ向かう方向へ延出されている。係合片44Cは、イジェクタ40の表側面に干渉しており、これにより、ロックプレート44の裏側への回動が阻止されて、ロックプレート44が解除位置に保持されている。ロックプレート44が裏側へ回動されて係合位置に到達した際には、係合片44Cがタングプレート16の係合孔16B及びバックルボデー30の挿入孔32Aに挿入されることで、タングプレート16の上方へのスライドが係止される。
ロックプレート44の上端には、当接片44Dが形成されており、当接片44Dは、係合片44Cの左右方向両外側から上側に突出されている。
カバー12内には、ロックプレート44の表側(アッパカバー20側)かつ上側において、柱状のロック部材46(カム)が設けられており、ロック部材46は、左右方向に沿って配置されている。ロック部材46の左右方向両端からは、円柱状のシャフト46Aが突出されており、シャフト46Aは、バックルボデー30の側板34の支持孔34B(図1参照)に挿入されて回転可能に支持されている。これにより、ロック部材46がバックルボデー30にシャフト46A周りに揺動可能に支持されている。
ロック部材46の表側部分には、略板状の被押圧部46Bが形成されており、被押圧部46Bは、表側へ突出されている。また、ロック部材46の裏側(ロアカバー22側)部分の下面は、当接面46Cとされており、当接面46Cがロックプレート44の当接片44Dの上側面に当接されて、ロック部材46がアンロック位置に保持されている。
ロック部材46の裏側面は、ロック面46Dとされており、ロック面46Dは、シャフト46Aと同軸上の円周面とされている。ロックプレート44が係合位置に配置された際には、ロック部材46がロック位置に保持されて、ロック面46Dがロックプレート44の当接片44Dの表側面に当接される。
ロック部材46の裏側(ロアカバー22側)部分には、上側から、樹脂製で略U字形枠状のホルダ48が左右方向両端において取付けられている。ホルダ48の左右方向中央には、略矩形板状のスプリングホールド部48Aが形成されており、スプリングホールド部48Aは、上側に突出されている。
ロック部材46の上側には、挿入部材としての解除ボタン50が設けられており、解除ボタン50の上面は、カバー12の上端から露出されている。解除ボタン50の上側部分には、箱状の操作部50A(図2参照)が設けられており、操作部50Aは、乗員によって下方に押圧操作可能とされていると共に、内部が下側へ向けて開放されている。また、操作部50Aは、ロアカバー22との間にカバー12上端のタング挿入口14を形成している。
解除ボタン50の下側部分は、バックルボデー30の一対の側板34に上下方向へ移動可能に係合されており、解除ボタン50は、バックルボデー30に所定範囲で上下方向へ移動可能に支持されている。
解除ボタン50には、操作部50Aの表側(アッパカバー20側)かつ下側において、押圧部50Bが形成されており、押圧部50Bは、下側に突出されている。押圧部50Bは、ロック部材46の被押圧部46Bの上側に配置されており、解除ボタン50が下方に押圧操作された際には、押圧部50Bによって被押圧部46Bが下方へ押圧されて、ロック部材46がシャフト46A周りにアンロック位置側へ揺動される。
解除ボタン50の操作部50A上壁とホルダ48のスプリングホールド部48Aとの間には、ロックスプリング52が掛渡されており、ロックスプリング52は、圧縮コイルスプリングとされて、ホルダ48を介してロック部材46をロック位置側へ付勢している。
一方、バックル装置10には、配置体としての長尺帯状のウェビング54が設けられている。ウェビング54は、先端部がバックルボデー30に係止されると共に、カバー12の下端から引出されており、ウェビング54の基端部は、車体又はシートに締結固定されており、バックル装置10は、ウェビング54によって車両に設置されている。図3には、バックル装置10(カバー12)が下方視の平面図にて示されている。
ウェビング54の幅寸法は、バックルボデー30の一対の側板34の内面の間隔寸法と同様であってもよく、側板34の内面の間隔寸法より小さくでもよく(狭幅)、側板34の内面の間隔寸法より僅かに大きくてもよい(広幅)。本実施の形態では、ウェビング54の幅寸法を、側板34の内面の間隔寸法より僅かに大きくしている。
図1及び図2に示すように、ロアカバー22の底板22Aには、規制壁28の下側かつ左右方向中央部分に矩形状の切込部56が貫通形成されており、切込部56は、下側に開放されて、ロアカバー22の下壁の引出孔26Bに連通されている。これにより、ロアカバー22にアッパカバー20が組付けられたカバー12内が下側斜め裏側に解放されている。また、ロアカバー22の規制壁28の下側面(切込部56側の面)には、リブ28Bが突出形成されており、リブ28Bは、複数が左右方向に所定間隔で配置されると共に、各々が表裏方向に延設されている。
底板22Aの切込部56の左右方向両側の周縁部分には、略矩形状の側板56A(図1参照)が対で形成されており、側板56Aは、底板22Aから表側に延設されていると共に、ロアカバー22の下壁に延設されており、側板56Aは、ロアカバー22の下壁(引出孔26Bの周縁部分)に連結されている。
バックルボデー30の下側部分は、一対の側板56Aの間に配置されており、バックルボデー30の側板34の左右方向外側面は、一対の側板56Aの左右方向内側面に面接触されている。これにより、バックルボデー30の底板32が取付孔32B及び取付孔32Bより下側部分(規制壁28より下側部分)が裏側斜め下側に向けて開放されている。
また、バックルボデー30の底板32の表側面には、取付孔32Bの下側部分にビード部32Cが形成されており、ビード部32Cは、左右方向に延設されている。バックルボデー30は、ビード部32Cによって取付孔32Bより下側部分が補強されて剛性が高くされている。
バックルボデー30の取付孔32Bには、保持部材としての長尺略板状のプロテクタ58が配置されており、プロテクタ58は、幅方向の中間部分で湾曲されて断面略U字形状に形成されており、プロテクタ58は、内部が幅方向の一側に開口されている。プロテクタ58は、長手方向が取付孔32Bの長手方向とされて、内部に取付孔32B下側周縁部分が挿入されている。これにより、プロテクタ58は、取付孔32Bの下側周縁部分に嵌合されて、底板32に取付けられている。
ウェビング54の先端部は、幅方向が左右方向とされて引出孔26Bからバックルボデー30内に引入れられると共に、バックルボデー30の取付孔32B内に挿入されて、プロテクタ58の周面に巻掛けられている。また、ウェビング54の先端側は、バックルボデー30の裏側から引出されて基端側のウェビング54と重ねられており、ウェビング54は。先端側と基端側とがリベット等の締結部材54A(図2参照)によって締結されている。この際、ウェビング54は、プロテクタ58及びバックルボデー30の底板32の下側部分を締付けるように締結固定されて、バックル装置10がウェビング54を介して、車両に取付けられる。また、ウェビング54には、バックルボデー30の取付孔32B内において、規制壁28のリブ28Bが接触されている。
図1及び図3に示すように、アッパカバー20の下壁20Aには、押圧部としての押圧片60が設けられており、押圧片60は、左右方向の中央部分においてロアカバー22の引出孔26Bに対向されている。
図3に示すように、ロアカバー22の引出孔26Bの左右方向両端部からは、側板56A及びバックルボデー30の側板34の下端部34Cが下側に露出されている。アッパカバー20の下壁20Aの裏側端部には、矩形状の退避孔62が左右に対で貫通形成されており、退避孔62は、裏側に開放されている。退避孔62は、アッパカバー20をロアカバー22に組付けた際に、ロアカバー22の側板56A及びバックルボデー30の側板34の下端部34Cが入込む 位置とされている。これにより、アッパカバー20をロアカバー22に組付けた際に、ロアカバー22の側板56A及びバックルボデー30の側板34の下端部34Cがアッパカバー20の下壁20Aに干渉するのが抑制されている。
アッパカバー20の下壁20Aには、排出部としての略矩形状の排出孔64が形成されており、排出孔64の数は、一つ又は複数にされている(本実施の形態では2個)。排出孔64は、アッパカバー20の下壁20Aの裏側端部に貫通形成されており、排出孔64は、裏側に開放されている。また、本実施の形態では、排出孔64の開口幅W(図3参照)が3.0mmとされており、排出孔64の表裏方向の深さH(図3参照)が4.0mmとされている。これにより、排出孔64は、外形寸法が2.5mm以下の固形物が通過可能とされている。
押圧片60は、アッパカバー20の下壁20Aにおいて退避孔62の間に形成されており、退避孔62と排出孔64との間に押圧片60Aが形成されると共に、2つの排出孔64の間に押圧片60Bが形成されている。押圧片60A、60Bの各々は、下壁20Aから裏側に延設されており、押圧片60A、60Bの先端部は、アッパカバー20をロアカバー22に組付けた際に、ウェビング54に当接される。また、押圧片60A、60Bの各々は、弾性変形可能にされており、弾性変形することで先端部(裏側の端部)が上下方向に揺動される。
これにより、ウェビング54は、幅方向の端部に押圧片60Aが当接されると共に、幅方向の中間部に押圧片60Bが当接される。また、ウェビング54は、バックルボデー30の底板32の表側において、バックルボデー30の底板32とアッパカバー20の押圧片60A、60Bとに挟まれている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のバックル装置10では、タングプレート16の挿入部16Aがカバー12上端のタング挿入口14からバックルボデー30内に挿入されると、挿入部16Aの先端(下端)によってイジェクタ40の押圧面40Aが下方へ押圧される。これにより、イジェクタ40がイジェクタスプリング42の付勢力に抗して排出位置から挿入位置へスライドされる。
イジェクタ40が挿入位置に到達すると、イジェクタ40の表側面(アッパカバー20側面)とロックプレート44の係合片44Cとの対向状態が解除される。しかも、イジェクタ40がロックプレート44の一対の腕部44Bを下方へ押圧することで、ロックプレート44が裏側(ロアカバー22側)へ回動されて、解除位置から係合位置へ回動される。これにより、係合片44Cが挿入部16Aの係合孔16Bとバックルボデー30の挿入孔32Aとに貫通される。
また、ロックプレート44は、ホルダ48及びロック部材46を介してロックスプリング52の付勢力を受けており、ロックプレート44は、ロックスプリング52の付勢力に抗して、上述の如く解除位置から係合位置へ回動される。このため、ロックプレート44が係合位置に到達すると、ロックプレート44の当接片44Dとロック部材46の当接面46Cとの当接状態が解除されて、ロック部材46がロックスプリング52の付勢力によってアンロック位置からロック位置へ揺動されることで、ロック部材46のロック面46Dが当接片44Dの表側面に当接される。これにより、ロックプレート44の係合位置から解除位置への回動が制限されて、タングプレート16がロックプレート44の係合片44Cに係止された状態に保持されることで、バックル装置10がタングプレート16の装着状態(係止状態)となり、タングプレート16に挿通されたウェビング18が乗員に装着される。
一方、バックル装置10がタングプレート16の装着状態で、解除ボタン50の操作部50Aが下方へ押圧操作されると、解除ボタン50の押圧部50Bによってロック部材46の被押圧部46Bが下側へ押圧されて、ロック部材46が、ロックスプリング52の付勢力に抗してロック位置からアンロック位置へ揺動される。
このため、ロック部材46のロック面46Dとロックプレート44の当接片44Dとの当接状態が解除されて、ロック部材46によるロックプレート44の係合位置から解除位置への回動制限が解除される。しかも、ロックプレート44の係合片44Cには、イジェクタスプリング42の付勢力がイジェクタ40及びタングプレート16の挿入部16Aを介して作用しているため、係合片44Cには表側(アッパカバー20側)への分力が作用する。このため、ロックプレート44が当該係合片44Cに作用する分力によって係合位置から解除位置へ回動されて、係合片44Cによるタングプレート16の係止が解除される。これにより、イジェクタスプリング42の付勢力によってイジェクタ40が上方へスライドされて挿入位置から排出位置に到達すると、当該イジェクタ40のスライドによってバックルボデー30内のタングプレート16の挿入部16Aがカバー12上端のタング挿入口14から排出されることで、バックル装置10がタングプレート16の非装着状態(非係止状態)となり、タングプレート16に挿通されたウェビング18の乗員への装着が解除される。
ところで、バックル装置10では、バックルボデー30の取付孔32Bにウェビング54の先端部が巻掛けられて係止されており、バックルボデー30の底板32の下側部分(取付孔32Bよりも下側部分)は、ウェビング54によって締付けられている。また、ウェビング54の基端部側(バックルボデー30とは反対側)は、カバー12の引出孔26Bから引出されて、車体に配置されている。
ここで、ロアカバー22にアッパカバー20を組付けた際には、アッパカバー20の押圧片60がウェビング54の表側面を押圧する。このため、ウェビング54は、アッパカバー20の押圧片60とバックルボデー30の底板32の下側部分との間に挟まれている。これにより、ウェビング54は、アッパカバー20とバックルボデー30(底板32)との間からカバー12内に引入れられるのを抑制できて、カバー12(バックルボデー30)内においてウェビング54が撓むのを抑制できる。
また、ウェビング54は、バックルボデー30の取付孔32B内において、プロテクタ58に巻掛けられており、ウェビング54は、取付孔32B内において規制壁28のリブ28Bとプロテクタ58との間に挟まれている。このため、バックルボデー30の取付孔32Bからバックルボデー30内にウェビング54が引入れられるのを抑制できて、バックルボデー30内においてウェビング54に撓みが生じるのを効果的に抑制できる。
従って、バックル装置10では、バックルボデー30に係止されたウェビング54がバックルボデー30内において撓むのを抑制できて、ウェビング54がバックルボデー30内で撓むことでロックプレート44の支持部44A等に接触(干渉)するのを抑制できる。また、バックルボデー30内においてウェビング54に撓みが生じるのを抑制できることで、バックルボデー30内に配置する部品とウェビング54との間隔を狭くできるので、バックルボデー30の小型化、及びバックルボデー30を収容するカバー12を小型化できて、バックル装置10を小型化できる。
また、ウェビング54は、押圧片60Aによって幅方向の両端部が押圧されると共に、押圧片60Bによって幅方向の中央部分が押圧される。このため、ウェビング54の幅方向の略全域を押圧できて、ウェビング54の幅方向に撓みが生じるのを抑制できる。しかも、ウェビング54は、幅方向の両端部が押圧片60Aによって押圧されていると共に、ウェビング54は、取付孔32B内においてプロテクタ58の直線部分に巻掛けられている。このため。ウェビング54の幅寸法が側板34の内面の間隔寸法より大きくとも、ウェビング54の幅方向の両端部に膨らみ(撓み)が生じてしまうのを効果的に抑制できる。
さらに、押圧片60(60A、60B)は、弾性変形可能とされている。このため、カバー12の後側においてウェビング54が表側に変位された際には、ウェビング54によって押圧片60が弾性変形される。これにより、ウェビング54が引出孔26Bを拡大する方向に変位しても、アッパカバー20が引出孔26Bの開口を拡大する方向に変位するのを抑制できて、アッパカバー20がウェビング54に持ち上げられてロアカバー22から外れてしまうのを抑制できる。
一方、押圧片60Aと押圧片60Bとの間には、所定幅に開口された排出孔64が設けられている。このため、カバー12の上端のタング挿入口14からカバー12内に異物(固形物)等が入込んだ際には、この固形物等をカバー12の下端の排出孔64から排出できる。しかも、排出孔64は、開口幅W(3.0mm)よりも長さH(4.0mm)が大きくされている。このため、押圧片60A、60Bによって押圧されることでウェビング54が膨らんで排出孔64の開口長さが小さくされも(狭められても)、開口幅Wに応じた大きさの固形物等を排出孔64から排出できる。
なお、以上説明した本実施の形態では、押圧部として3つの押圧片60(60A、60B)を設けた。しかしながら、押圧部は、一つ以上であればよい。
また、本実施の形態では、ウェビング54の幅方向の中央部分(押圧片60Bの左右両側)に対応する位置に排出孔64を設けた。しかしながら、排出部は、配置体の幅方向両端部に対応する位置に設けてもよい。
〔変形例〕
ここで、本実施の形態の変形例について図4を参照しながら説明する。図4には、変形例に係るバックル装置70が下方視の平面図(下面図)にて示されている。バックル装置70は、上記バックル装置10と同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図4に示すように、バックル装置70のアッパカバー20の下壁20Aには、退避孔62に替えて退避部72が形成されており、ロアカバー22にアッパカバー20を組付けた際には、退避部72の裏側において、バックルボデー30の側板34の各々の下端部34Cが露出される。
また、アッパカバー20の下壁20Aの排出孔64は、退避部72の左右方向内側に設けられており、排出孔64は、左右方向外側の縁部が退避部72の左右方向内側部分とされている。これにより、排出孔64は、下壁20Aにおいてバックルボデー30の側板34側の端部に形成されている。なお、変形例では、退避部72を設けたが、退避部72は、省略されていてもよい。
さらに、下壁20Aには、排出孔64の間に押圧片60が形成されており、押圧片60は、一つにされている。
このように構成されているバックル装置70では、アッパカバー20の下壁20Aにおいてバックルボデー30の一対の側板34の間(ウェビング54の幅寸法内)に二つの排出孔64と一つの押圧片60とが設けられている。このため、バックル装置70においては、押圧片60及び排出孔64が上記バックル装置10におけるのと略同様の効果を奏する。
また、バックルボデー30の側板34の間においては、押圧片60が一つにされると共に、排出孔64が2箇所にされている。このため、本変形例では、押圧片60を複数設けた場合に比して、押圧片60の幅寸法及び排出孔64の開口幅を広くできる。これにより、押圧片60によってウェビング54の幅方向の中央部分を広い範囲で適正に押圧できる。しかも、押圧片60を複数設けた場合に比して、押圧片60の弾性力(復元力)を大きくできるので、カバー12の下側においてウェビング54が表側に変位された際には、アッパカバー20が引出孔26Bの開口を拡大する方向に変位するのを一層抑制できて、アッパカバー20がウェビング54に持ち上げられてロアカバー22から外れてしまうのを一層抑制できる。
さらに、本変形例では、排出孔64の開口幅を広くできるので、カバー12内に入込んだ異物の排出を一層容易にできる。また、排出孔64は、下壁20Aにおいてバックルボデー30の側板34側の端部(側板34内面近傍)に設けられている。このため、カバー12内に入込んだ異物が側板34の内面上を下側に移動することで、排出孔64内に入込み易くなるので、カバー12内に入込んだ異物をより一層容易に排出できる。
なお、本実施の形態及び変形例では、アッパカバー20に押圧片60を設けた。しかしながら、押圧部は、ロアカバー22に設けられてもよい。
また、本実施の形態及び変形例では、ロアカバー22に引出部を設けた。しかしながら、引出部は、アッパカバー20に設けられてもよく、アッパカバー20とロアカバー22とに跨って設けられてもよい。
10、70 バックル装置
12 カバー(被覆体)
16 タングプレート(タング)
26B 引出孔(引出部)
30 バックルボデー(押圧体)
54 ウェビング(配置体)
60(60A、60B) 押圧片(押圧部)
64 排出孔(開口部)

Claims (4)

  1. ベルトに設けられたタングが内部に挿入されることで前記ベルトが乗員に装着されると共に、開口される引出部が設けられる被覆体と、
    一端側が前記被覆体内に係止され、前記引出部から引出されて基端側が車体側に配置される配置体と、
    前記被覆体に設けられる押圧体と、
    前記被覆体に設けられ、前記配置体を前記押圧体へ向けて押圧する押圧部と、
    を備えるバックル装置。
  2. 前記押圧部が前記引出部内に突設されて弾性変形可能にされる請求項1に記載のバックル装置。
  3. 前記被覆体に前記押圧部に隣接して開口部が設けられる請求項1又は請求項2に記載のバックル装置。
  4. 前記押圧部が前記配置体の幅方向両端部分及び幅方向中間部分を押圧する請求項1から請求項3の何れか1項に記載のバックル装置。
JP2017212410A 2017-11-02 2017-11-02 バックル装置 Pending JP2019083870A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017212410A JP2019083870A (ja) 2017-11-02 2017-11-02 バックル装置
PCT/JP2018/039761 WO2019087940A1 (ja) 2017-11-02 2018-10-25 バックル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017212410A JP2019083870A (ja) 2017-11-02 2017-11-02 バックル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019083870A true JP2019083870A (ja) 2019-06-06

Family

ID=66331812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017212410A Pending JP2019083870A (ja) 2017-11-02 2017-11-02 バックル装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2019083870A (ja)
WO (1) WO2019087940A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2508287A1 (fr) * 1981-06-26 1982-12-31 Itw De France Dispositif de bouclerie a fixation rapide incorporee
JPH0288510U (ja) * 1988-12-26 1990-07-13
JP6177823B2 (ja) * 2015-01-26 2017-08-09 株式会社東海理化電機製作所 バックル装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019087940A1 (ja) 2019-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101388396B1 (ko) 버클 장치
JP5027449B2 (ja) 電子機器カバーのロック構造
JP4383868B2 (ja) エアバッグのz高制御タブ
JP4787649B2 (ja) 組立構造体
JP6220866B2 (ja) シートベルト装置のバックル
WO2019087940A1 (ja) バックル装置
JP6475305B1 (ja) バックル装置
KR20170132366A (ko) 운전석용 에어백 장치
JP4353528B2 (ja) ラッチ装置
US8374377B2 (en) Speaker apparatus for use in vehicle
JP3455428B2 (ja) バックル用スイッチ及びバックル
JP2006122553A (ja) バックル装置
JP6110809B2 (ja) シートベルトバックル装置
EP2412578A1 (en) Device for detachably attaching a holder for an electronic device
JP3076330U (ja) キャビネット
JP2019083869A (ja) バックル装置
JP2009197580A (ja) ラッチ装置
JP5319481B2 (ja) アンカ位置調節装置
US20010026724A1 (en) Printer
CN108278360B (zh) 一种非对称性换挡器解锁装置
JP7088448B2 (ja) バックル装置
JP4089552B2 (ja) エアバッグ装置
JP6081281B2 (ja) シートベルト装置のバックル
JP6118769B2 (ja) スイッチ付きバックル装置
JP3957129B2 (ja) 乗員拘束装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190326