JP2019082202A - 駆動装置及び駆動装置を有するパーキングブレーキ装置 - Google Patents

駆動装置及び駆動装置を有するパーキングブレーキ装置 Download PDF

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Masateru Kanda
真輝 神田
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Abstract

【課題】ナット部材における移動方向(軸方向)に対する軸ブレや、軸部材に対するガタツキの発生を抑制し、軸部材及びナット部材間の螺合構造の破損の防止を図ることができる駆動装置及び駆動装置を有するパーキングブレーキを提供する。【解決手段】スプラインナット部材40は、基端側(後側)の開口部41(基端側開口部41A)が雄スプライン部32上まで延び、駆動部10の回転によってスプラインナット部材40が軸周り方向に回転して軸部材30が回転し、スプラインナット部材40における貫通部42の内周面と、軸部材30における雄スプライン部32との間には、螺合ナット部材50が軸部材30の回転によって軸方向の基端側(後側)に移動したときに、螺合ナット部材50の基端部52が収容される収容空間46が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、駆動装置及び駆動装置を有するパーキングブレーキ装置の技術に関する。
従来より、駆動部による回転駆動を直線駆動に変換し、操作対象に荷重を作用させる駆動装置が知られている(例えば、「特許文献1」を参照。)。
前記駆動装置は、主に、外周面に雄ネジ部を有する軸部材、及び内周面に雌ネジ部を有し当該軸部材と同軸上にて螺合されるナット部材を備え、駆動部によって軸部材を回転させて、当該軸部材の軸方向に向かってナット部材を移動させることにより、ケーブル等を介して当該ナット部材の先端部と接続される操作対象に対して荷重を出力する。
このような構成からなる駆動装置は、例えばパーキングブレーキ装置等の電動アクチュエータとして用いられ、ケーブルを介して操作対象であるブレーキ装置と接続されたナット部材を、軸部材の基端側に向かって移動させることにより、前記ブレーキ装置を可動させ、パーキングブレーキ装置を作動させる。
特開2005−321031号公報
ところで、ナット部材は、ケーブルが接続する部分が軸部材の軸方向の先端側となるように設けられているために、その移動範囲(移動ストローク)に基づく長さの分だけ軸方向に延びた形状を有しており、ハウジングの内部において、前記軸方向に向かって移動される。
そのため、軸方向の基端側に向かってナット部材が移動すると、当該ナット部材は、ハウジングにより片持ち支持された状態となり、ケーブルに張力が付与されている場合にはその張力によって軸部材に対する所定位置に位置するが、ケーブルに張力が解除されている場合には、雄螺子と雌螺子との間のクリアランスによってガタツキを生じやすい。このようなガタツキによる螺子部分の破損防止するためには、ナット部材および軸部材に強度の高い特殊な材料を使用しなければならなくなる。
本発明は、以上に示した現状の問題点に鑑みてなされたものであり、軸部材に対するガタツキの発生を抑制し、軸部材及びナット部材間の螺合構造の破損の防止を図ることができる駆動装置及び駆動装置を有するパーキングブレーキを提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明の駆動装置は、駆動部と、ケーブルと、先端側に設けられたスピンドル部と、外周に設けられた雄スプライン部とを有する軸部材と、両端の開口部と、前記開口部が連通する貫通部と、前記貫通部に設けられた雌スプライン部と、前記駆動部が接続する外周接続部とを有するスプラインナット部材と、前記ケーブルが接続する先端部と、前記先端部の反対側に設けられた基端部と、前記基端部に設けられた開口部と、前記開口部から前記先端方向に延びる中空部と、前記中空部の内周面において前記スピンドル部と螺合する雌ネジ部とを有する螺合ナット部材と、前記螺合ナット部材の軸周り方向の回転を規制する回転規制部材とを備え、前記スプラインナット部材は、基端側の開口部が前記雄スプライン部上まで延び、前記駆動部の回転によって前記スプラインナット部材が軸周り方向に回転して前記軸部材が回転し、前記貫通部の内周面と前記雄スプライン部との間には、前記螺合ナット部材が前記軸部材の回転によって軸方向の基端側に移動したときに、前記螺合ナット部材の基端部が収容される収容空間が設けられたことを特徴とする。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明の駆動装置及び駆動装置を有するパーキングブレーキ装置によれば、軸部材に対するガタツキの発生を抑制し、軸部材及びナット部材間の螺合構造の破損の防止を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るパーキングブレーキ装置の全体的な構成を示した図である。 本発明の一実施形態に係るパーキングブレーキ装置の全体的な構成を示した図であって、図1中の矢印Xの方向から見た断面を示した図である。 回転規制部材の構成を示した図であって、図1中の矢印Yの方向から見た断面を示した図である。 図1中の矢印Xの方向から見た断面を示した図において、螺合ナット部材の基端部がスプラインナット部材の収容空間に収容された状態におけるパーキングブレーキ装置の全体的な構成を示した図である。 図1中の矢印Xの方向から見た断面を示した図において、荷重センサの近傍を示した図であって、(a)は軸部材にパーキングブレーキ装置側への荷重が付加されていない状態を示した図であり、(b)は軸部材にパーキングブレーキ装置側への荷重が付加された状態を示した図である。
次に、本発明の一実施形態に係る駆動装置1の構成について、図1乃至図5を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては便宜上、図1乃至図5中に示した矢印の方向によって、駆動装置1の上下方向、前後方向、及び左右方向を規定して記述する。
[駆動装置1の構成]
先ず、駆動装置1の構成について、図1乃至図3、及び図5を用いて説明する。
本実施形態における駆動装置1は、駆動部10(図1を参照)による回転駆動を直線駆動に変換し、当該直線駆動によって操作対象に荷重を作用させる装置である。
例えば、駆動装置1は、変換された直線駆動によって索条体に張力を加え、当該索条体を介して操作対象に荷重を作用させることにより、操作対象を移動させたり、または操作対象より他の対象へ荷重を作用させたりすることができる装置である。
このような駆動装置1の一例として、例えば図1に示すような、ブレーキ装置110を操作対象とするパーキングブレーキ装置100に用いられる、電動アクチュエータが挙げられる。
ここで、本実施形態における駆動装置1は、パーキングブレーキ装置100に用いられる電動アクチュエータであるが、これに限定されることはなく、例えば、ケーブル等の索条体を介して操作対象を上下方向に移動させる、引上げ装置などに用いられる電動アクチュエータであってもよい。
駆動装置1は、主に、駆動部10、索条体であるケーブル20、軸部材30、スプラインナット部材40、軸部材30との螺合に用いられる螺合ナット部材50、接続部材60、荷重センサ70、これらの構成要素10・20・・・70を内装するハウジング80、及び駆動装置1全体の動作を制御する制御装置90などを備える。
駆動部10は、駆動装置1の動力源として設けられるものであり、軸部材30を回転させる動力を供給する。駆動部10の駆動を制御して、螺合ナット部材50を軸方向(本実施形態においては、前後方向)の移動が調整されることで、ケーブル20を介してブレーキ装置110に作用する荷重の変更や、パーキングブレーキ装置100の作動または解除の切り替えを行うことができる。
駆動部10はモータ11を備え、当該モータ11の出力軸11aは、複数のギヤ12a・12b・12cからなる動力伝達機構12を介して、モータ11の回転駆動力を伝達可能にスプラインナット部材40と連結されている。
ここで、モータ11は、制御装置90と電気的に接続されており、当該制御装置90によって、モータ11の出力軸11aは、正転方向または逆転方向に任意に回転制御される。
また、モータ11の出力軸11aには、回転検知用磁石13が取り付けられている。また、当該出力軸11aの近傍には、制御装置90と電気的に接続される回転検知用ホールIC14が配置されている。駆動装置1は、回転検知用ホールIC14によって回転検知用磁石13を検知することにより、モータ11の回転が検知される構成となっている。
そして、出力軸11aを介してモータ11より出力される回転駆動力は、動力伝達機構12の減速機構によって増大され、スプラインナット部材40に伝達される。
次に、ケーブル20について説明する。
ケーブル20は、操作対象であるブレーキ装置110と駆動部10によって前後方向に移動される螺合ナット部材50とを連結する。ケーブル20を所定の張力となるように当該螺合ナット部材50を移動させることで、ブレーキ装置110に荷重を作用させることができる。
ケーブル20は、アウターケーシング21、及びアウターケーシング21の内部に挿入されるインナーケーブル22などからなる、プル式のコントロールケーブルによって構成される。アウターケーシング21は、インナーケーブル22の配索経路を規定し、他の部材との干渉を抑制するために用いられるが、操作対象に所定の荷重を伝達でき、周辺の他の部材との干渉がないのであれば、必ずしも必要ではない。
アウターケーシング21の一端部は、駆動装置1のハウジング80と接続され、且つアウターケーシング21の他端部は、ブレーキ装置110の図示せぬ固定部位(例えば、フレームや支持部材等の部材)と接続される。
また、インナーケーブル22の一端部は、接続部材60を用いて螺合ナット部材50と接続され、且つインナーケーブル22の他端部は、ブレーキ装置110の図示せぬ可動部位(例えば、ブレーキシュー等の部材)と接続される。
そして、駆動部10の駆動によって、軸方向の基端側(本実施形態においては、軸部材30側)に向かって螺合ナット部材50が移動され、これに伴いインナーケーブル22が移動する。駆動部10がインナーケーブル20をさらに移動させようと駆動し、操作対象の移動が抑制された場合には、インナーケーブル20には更に大きな張力が付与される。
駆動部10の駆動によって、インナーケーブル22を介して、ブレーキ装置110の可動部位(ブレーキシュー等)が移動して、パーキングブレーキ装置100は作動する。
一方、駆動部10の駆動によって、軸方向の基端側との反対側(本実施形態においては、前側)に向かって螺合ナット部材50が移動され、これに伴いインナーケーブル22が前進すると、当該インナーケーブル22に加えられる張力が減少する方向にインナーケーブル22が移動する。
その結果、インナーケーブル22を介して、ブレーキ装置110の可動部位(ブレーキシュー等)に作用する荷重が小さくなり、パーキングブレーキ装置100は解除される。
次に、軸部材30について説明する。
軸部材30は、駆動部10による回転駆動を直線駆動に変換し、螺合ナット部材50を軸方向(前後方向)に移動させるものである。
軸部材30は、図2に示すように、軸方向(前後方向)に延びる丸棒形状の部材からなり、先端側(本実施形態においては、前側)より基端側(本実施形態においては、後側)に向かって順に配置されるスピンドル部31、雄スプライン部32、軸受部33、及びフランジ部34等により構成される。
スピンドル部31は、丸棒形状の部材の外周に螺旋状の溝が設けられた部分であり、先端側(前側)より基端側(後側)に向かって形成された雄ネジ部を有し、後述する螺合ナット部材50の内周面に形成された雌ネジ部55と、螺合可能に設けられる。
雄スプライン部32は、スピンドル部31と同軸上、且つ当該スピンドル部31の断面形状の半径に比べて、より大きな半径からなる断面形状を有するようにして(即ち、軸方向から見て、スピンドル部31の外周に設けられるようにして)形成される。雄スプライン部32は、軸方向と平行となる突条を複数有しており、突条間が均等となるように丸棒形状の軸部材の周回り方向に突条が配置されている。
そして、雄スプライン部32は、後述するスプラインナット部材40の内周面に形成される雌スプライン部43と、嵌合可能に設けられる。
軸受部33は、スピンドル部31と同軸上、且つ当該スピンドル部31の断面形状の半径と略同程度の半径からなる断面形状を有するようにして形成される。軸受部33は、軸部材30を軸周り方向に円滑に回転させる支持をすることができれば、公知の軸受けを用いることができる。
そして、後述するように、軸受部33が軸受部材77に嵌入されることにより、軸部材30は、ハウジング80内において、荷重センサ70の可動ケース75より回転可能に支持される。
フランジ部34は、スピンドル部31と同軸上、且つ軸受部33の断面形状の半径に比べて、より大きな半径からなる断面形状を有するようにして形成される。
そして、後述するように、例えば不意に、軸方向の先端側(前側)に向かう荷重が、軸部材30に作用した場合などにおいては、フランジ部34の外縁部が可動ケース75の軸受部材77と当接することにより、当該軸受部材77より軸部材30が抜け落ちるのを防止するようになっている。
このように、軸部材30は、先端側(前側)に設けられたスピンドル部31、及び当該スピンドル部31の基端側(後側)において、軸方向から見てスピンドル部31の外周に設けられた雄スプライン部32とを有する。
そして、軸部材30は、雄スプライン部32を介して、スプラインナット部材40より駆動部10による回転駆動力を伝達され、軸周り方向に回転される。
これにより、駆動部10による回転駆動は直線駆動に変換され、螺合ナット部材50が軸方向(前後方向)に移動される。
次に、スプラインナット部材40について説明する。
スプラインナット部材40は、駆動部10による回転駆動力を、軸部材30に伝達するものである。
スプラインナット部材40は、軸方向(前後方向)に延びる略円筒状部材からなり、当該軸方向の両端に形成される開口部41・41、これらの開口部41・41が互いに連通する貫通部42、当該貫通部42の内周面に設けられた雌スプライン部43、及び前記貫通部42と同軸上に設けられたギヤ部からなる外周接続部44を有する。
また、スプラインナット部材40は、ハウジング80内において、軸部材30と同軸上、且つ雄スプライン部32の外周側に配置され、複数の軸受部材45・45を介して、軸周り方向に回転可能に支持される。
そして、動力伝達機構12のギヤ12cと、外周接続部44が噛合することにより、スプラインナット部材40は、駆動部10と接続される。
また、貫通部42内において、同軸上に挿入された軸部材30の雄スプライン部32が雌スプライン部43とスプライン嵌合することにより、スプラインナット部材40は、軸部材30と接続される。
このような構成からなるスプラインナット部材40によって、駆動部10による回転駆動力は軸部材30に伝達され、その結果、当該軸部材30は軸周り方向に回転される。
具体的には、駆動部10において、モータ11の回転駆動力によって、動力伝達機構12を構成する複数のギヤ12a・12b・12cが回転され、これらのギヤ12a・12b・12cの回転によって、スプラインナット部材40は、外周接続部44を介して軸周り方向に回転される。
その結果、雄スプライン部32を介して雌スプライン部43と嵌合される軸部材30は、スプラインナット部材40とともに軸周り方向に回転される。
ところで、貫通部42内において同軸上に挿入される軸部材30は、所定の移動範囲(所定ストローク)内において、スプラインナット部材40に対して相対的に、軸方向(前後方向)に移動可能に構成されている。
ここで、スプラインナット部材40の基端側(後側)の開口部41(以下、適宜「基端側開口部41A」と記載する)は、軸部材30が最も基端側(後側)に位置した状態(即ち、後述する「初期位置」に位置した状態)での、雄スプライン部32の基端側の端部(後端部)と比べて、更に基端側(後側)に位置するように設定されている。
換言すると、スプラインナット部材40において、基端側開口部41Aは、軸部材30の軸方向(前後方向)の移動に拘らず、当該軸部材30における雄スプライン部32上まで延びている。
一方、スプラインナット部材40の先端側(前側)の開口部41(以下、適宜「先端側開口部41B」と記載する)は、軸部材30が最も先端側(前側)に位置した状態(即ち、後述する「過負荷位置」に位置した状態)での、雄スプライン部32の先端側の端部(前端部)の位置を超えて、更に先端側(前側)に向かって延長された位置に設定されている。
そして、本実施形態においては、これらの基端側開口部41A及び先端側開口部41Bを連通する、貫通部42の内周面全体に亘って、雌スプライン部43が設けられている。
このような構成を有することにより、軸部材30の軸方向(前後方向)の移動に拘らず、常に雄スプライン部32全体に亘って、雌スプライン部43が嵌合されることとなり、スプラインナット部材40は、より確実に、駆動部10による回転駆動力を軸部材30に伝達することができる。スプラインナット部材40は、インナ―ケーブル20の負荷によって軸部材30がスプラインナット部材40と相対移動した状態においても雄スプライン部32と嵌合した状態を維持できるように設けられている。スプラインナット部材40の貫通部42の先端側の貫通部42の内周面は、軸部材30との外周面との間に、螺合ナット部材の先端側が収容可能な幅の間隔が設けられるように構成されている。
なお、貫通部42の内周面において、雌スプライン部43が設けられる領域については、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、基端側開口部41Aから、「過負荷位置」での軸部材30における雄スプライン部32の先端側の端部(前端部)の位置までの領域に限って、雌スプライン部43を設けることとしてもよい。
このような構成を有することにより、例えば後述するように、貫通部42の先端側(前側)に設けられる収納空間46内に、螺合ナット部材50の基端側の端部(後端部)が挿入された際、貫通部42の内周面と、螺合ナット部材50の外周面との間の接触面積が増加することとなり、スプラインナット部材40によって、より堅固に螺合ナット部材50を支持することができる。
次に、螺合ナット部材50について説明する。
螺合ナット部材50は、軸部材30の回転によって軸方向(前後方向)に移動され、ケーブル20を介して、操作対象であるブレーキ装置110に荷重を作用させるものである。
螺合ナット部材50は、軸方向に延びる円管部材からなり、接続部材60を介してケーブル20(より具体的には、インナーケーブル22)の一端部が接続する先端部51、先端部51の反対側に設けられた基端部52、基端部52に設けられた開口部53、開口部53から先端方向(先端部51側の方向)に延びる中空部54、及び中空部54の内周面において軸部材30のスピンドル部31と螺合する雌ネジ部55とを有する。
また、螺合ナット部材50は、ハウジング80内において、軸部材30と同軸上、且つ当該軸部材30の先端側(前側)に配置され、基端部52内に軸部材30の先端を挿入させた状態にて、当該軸部材30によって支持される。
そして、駆動部10の回転駆動によって、軸部材30が正転方向または逆転方向に任意に回転されることにより、螺合ナット部材50は、先端側(前側)または基端側(後側)に任意に移動される構成となっている。
なお、雌ネジ部55は、中空部54の内周面の全領域に渡って設けられることとしてもよいが、本実施形態に示すように、中空部54の内周面の基端側(後側)のみに設けることとすれば、螺合ナット部材50が軸方向(前後方向)に移動する際の、当該螺合ナット部材50と軸部材30との間の摺動抵抗が小さくなるため、より好ましい。
次に、接続部材60について説明する。
接続部材60は、螺合ナット部材50の先端部51と、ケーブル20(インナーケーブル22)の一端部とを接続するとともに、螺合ナット部材50が軸方向(前後方向)に移動する際、外周面が回転規制部材であるハウジング80の内壁面81と当接することによって、当該螺合ナット部材50が軸周り方向に回転されるのが規制されるものである。
接続部材60は、軸方向(前後方向)に延びる角棒形状の部材からなり、その基端側(後側)の端面には、前記軸方向に延びる嵌合穴61が形成されている。
また、接続部材60の上面において、その先端側(前側)には、凹状の係合部62が形成されている。
そして、嵌合穴61内に、螺合ナット部材50の先端部51が嵌入されることにより、接続部材60は、螺合ナット部材50の先端側(前側)において、当該螺合ナット部材50と固定される。
また、係合部62内に、インナーケーブル22の一端部に設けられた凸状の被係合部22aが係合されることにより、接続部材60は、インナーケーブル22と接続される。
これにより、螺合ナット部材50は、先端部51において、接続部材60を介してインナーケーブル22の一端部と接続される。
また、図3に示すように、接続部材60は、軸方向から見て下面側の左右両側に位置する隅部63・63を介して、ハウジング80の左右両側の内壁面81・81と当接されており、軸部材30によって螺合ナット部材50が移動される際には、当該螺合ナット部材50の移動に伴い、ハウジング80に対して摺動するように構成されている。
これにより、螺合ナット部材50は、接続部材60によって軸周り方向に回転されるのを規制された状態にて、軸部材30によって軸方向(前後方向)に移動される。
なお、接続部材60の構成については、移動する螺合ナット部材50の軸周り方向への回転を規制可能な構成である限りにおいて、本実施形態のものに限定されることはなく、例えば、インナーケーブル22の一端部は、螺合ナット部材50の先端部51に直接接続されることとし、当該螺合ナット部材50の軸方向の中途部において、矩形状のフランジ部からなる回転規制部材を設け、当該規制部材の下端部の左右両側の隅部を、ハウジング80の内壁面81・81に当接させる構成としてもよい。
または、螺合ナット部材50の外周面において、軸方向(前後方向)に延びる一対の溝部を左右両側に各々設け、且つハウジング80の左右両側の内壁面81・81において、内側(螺合ナット部材50側)に突出部を各々設け、当該突出部を前記溝部に各々嵌合させることにより、移動する螺合ナット部材50の軸周り方向への回転が規制されるような構成としてもよい。
次に、荷重センサ70について説明する。
荷重センサ70は、操作対象であるブレーキ装置110に作用する荷重を検知して、制御装置90に電気信号を送信するものである。荷重センサ70は、パーキングブレーキ装置に用いられる、付勢部材を有する公知の荷重センサを用いることができる。この付勢部材の伸縮にともない、スプラインナット部材に対して軸部材が相対移動することになる。
荷重センサ70は、図5に示すように、支持シャフト71、付勢部材72、移動検知用磁石73、移動検知用ホールIC74、及びこれらの構成要素71・72・73・74を内装する可動ケース75などにより構成され、ハウジング80内において、スプラインナット部材40の基端側(後側)に配置される。
支持シャフト71は、軸部材30の基端側(後側)において、当該軸部材30と同軸上に配置され、その先端側(前側)の端部には、フランジ部71aが設けられる。
また、支持シャフト71の基端側(後側)の端部は、可動ケース75を貫通してハウジング80に固定されている。
付勢部材72は、例えば圧縮バネ等のバネ部材からなり、支持シャフト71の外周側において、当該支持シャフト71と同軸上に配置される。
また、付勢部材71の基端側の端部(後端部)は、可動ケース75の内壁面75aと当接されるとともに、先端側の端部(前端部)は、支持シャフト71のフランジ部71aと当接される。
このような構成を有することにより、後述するように、支持シャフト71に対して相対的に、軸方向(前後方向)に移動可能な可動ケース75は、付勢部材71によって、常に基端側(後側)に向かって付勢された状態となっている。
移動検知用磁石73は、例えば、支持シャフト71の上側に配置され、支持部材76を介してフランジ部71aより支持される。
一方、移動検知用ホールIC74は、移動検知用磁石73の上側において、当該移動検知用磁石73と対向して配置されるとともに、可動ケース75に固定されている。
そして、支持シャフト71に対して相対的に、可動ケース75が軸方向(前後方向)に移動することにより、移動検知用ホールIC74は、移動検知用磁石73の移動を検知して、制御装置90に電気信号を送信する。
可動ケース75は、ハウジング80内において、支持シャフト71に対して相対的に、軸方向(前後方向)に移動可能に設けられる。
また、可動ケース75の先端側(前側)の側面には、軸部材30の軸受部33が貫通されており、軸受部材77によって当該軸受部33が回転可能に支持されることにより、可動ケース75は、軸部材33と接続される。
つまり、本実施形態における駆動装置1において、軸部材30の基端(後端)には、可動ケース75を介して付勢部材72が設けられている。
このような構成を有することにより、例えば、軸方向の基端側(後側)に向かって螺合ナット部材50を移動させている最中において、当該螺合ナット部材50の移動を妨げるような障害が突発的に発生した場合であっても、付勢部材72によって、軸部材30が受ける衝撃力を緩衝させることが可能であり、このような突発的な障害に対する駆動装置1の耐久性の向上を図ることができる。
また、例えば、軸方向の基端側(後側)に向かって支持シャフト71を移動させることにより、ケーブル20(インナーケーブル22)を介して螺合ナット部材50の先端部と接続される操作対象(本実施形態においては、ブレーキ装置110)に荷重を出力する場合などにおいては、付勢部材72によって、支持シャフト71が移動するタイミングと、ブレーキ装置110に荷重が作用するタイミングとの間に時差を設けることができる。
以上のような構成からなる荷重センサ70によって、操作対象であるブレーキ装置110に作用する荷重が検知され、電気信号に変換した後、制御装置90へと送信される。
具体的には、図5(a)に示すように、例えば、ブレーキ装置110に荷重が作用されておらず、スプラインナット部材40に対して、予め設定された所定の「初期位置」に軸部材30が停止している状態において、可動ケース75は、付勢部材72によって基端側(後側)に付勢されつつ、所定の位置にて保持された状態となっており、支持シャフト71に支持された移動検知用磁石73は、移動検知用ホールIC74に対して所定の位置にて停止した状態となっている。
ここで、図5(b)に示すように、例えば、ブレーキ装置110が可動範囲(可動ストローク)の限度に達した状態においても、引き続き、基端側(後側)に向かって螺合ナット部材50(図2を参照)が移動されるような場合においては、ブレーキ装置110より受ける反力によって、インナーケーブル22は、先端側(前側)へと移動される。
そして、インナーケーブル22の移動に伴い、軸部材30が先端側(前側)へと移動されることにより、可動ケース75は、付勢部材72の付勢力に抗して、支持シャフト71に対して相対的に先端側(前側)へと移動される。
これにより、支持シャフト71に支持された移動検知用磁石73は、移動検知用ホールIC74に対して相対的に、基端側(後側)へと移動されることとなる。
そして、移動検知用ホールIC74は、移動検知用磁石73の移動距離を検知して、当該移動距離に応じた荷重を、ブレーキ装置110に作用する荷重として電気信号に変換し、制御装置90へと送信する。
なお、先端側(前側)に移動された可動ケース75は、その後、例えば、スプラインナット部材40を保持する収納ケース47等に当接して、所定の位置にて停止する。
これにより、軸部材30は、スプラインナット部材40に対して、先端側(前側)に最も移動した「過負荷位置」にて停止した状態となる。
次に、制御装置90について説明する。
制御装置90は、例えば本実施形態においては、マイクロコンピュータからなるECU(電子制御ユニット)により構成され、図1に示すように、軸部材30に対する螺合ナット部材50の相対移動についての移動距離を制御することにより、駆動装置1の駆動を制御する。
制御装置90には、パーキングブレーキ装置100の作動信号または解除信号を送信する操作スイッチ91、並びに前述したように、モータ11の回転を検知する回転検知用ホールIC14、及びブレーキ装置110に作用する荷重を検知する移動検知用ホールIC74などが電気的に接続されている。
また、制御装置90には、モータ11が電気的に接続されており、移動検知用ホールIC74からの電気信号に基づき、モータ11の回転を制御することにより、制御装置90は、軸部材30に対して所定の移動距離分、螺合ナット部材50を相対移動させ、インナーケーブル22を介してブレーキ装置110に荷重を作用させる。
ここで、操作スイッチ91からの作動信号を受信して、制御装置90がパーキングブレーキ装置100を作動させる場合、モータ11の回転駆動力によって、スプラインナット部材40を軸周り方向に回転させ、軸部材30を介して、螺合ナット部材50を基端側(後側)へと移動させる。
これにより、インナーケーブル22が基端側(後側)へと移動され、ブレーキ装置110に荷重が作用してパーキングブレーキ装置100が作動されるが、この際、当該インナーケーブル22が移動不能となった場合には、荷重センサ70に対して、先端側(前側)に向かう荷重が作用することとなる。
荷重センサ70に荷重が作用すると、前述したように、支持シャフト71に対して相対的に可動ケース75が移動され、これにより、支持シャフト71に支持された移動検知用磁石73は、移動検知用ホールIC74に対して相対的に、基端側(後側)へと移動される。
そして、移動検知用ホールIC74は、移動検知用磁石73の移動距離に応じた電気信号を、ブレーキ装置110に作用する荷重を示すケーブル張力信号として制御装置90へ出力する。
また、回転検知用ホールIC14は、前述したように、出力軸11aに設けられた回転検知用磁石13を介して、モータ11の回転を検知しており、当該回転に応じた回転パルスからなる電気信号を制御装置90に出力する。
そして、制御部17は、軸部材30に対する螺合ナット部材50の相対移動の途中において、予め設定されたケーブル張力を超える電気信号を、荷重センサ70から受信した場合には、モータ11を停止させる。
一方、制御装置90は、操作スイッチ91からの解除信号を受信してパーキングブレーキ装置100を解除する場合、モータ11を逆転駆動してインナーケーブル22を解除方向(即ち、先端側(前側)の方向)に戻す。
そして、制御装置90は、軸部材30に対して、螺合ナット部材50を所定の距離分、解除方向に向かって相対移動させることにより、パーキングブレーキ装置100の解除が終了したとして、モータ11を停止させる。
このように、制御装置90は、駆動装置1の駆動を、軸部材30に対する螺合ナット部材50の相対移動の移動距離によって制御する。
[駆動装置1の動作手順]
次に、パーキングブレーキ装置100の作動または解除の切り替えを行う場合の、駆動装置1の動作手順について、図2、及び図4を用いて説明する。
先ず始めに、図2に示すように、ブレーキ装置110には、駆動装置1による荷重が作用しておらず、パーキングブレーキ装置100は、解除された状態となっている。
具体的には、駆動装置1において、軸部材30は、スプラインナット部材40に対して、前述した「初期位置」にて停止した状態となっている。
また、螺合ナット部材50は、スプラインナット部材40に対して先端側(前側)に最も離間した位置として予め設定された、「解除位置」にて停止した状態となっている。
このような状態にあるパーキングブレーキ装置100において、操作スイッチ91による作動信号が制御装置90に送信されることにより、駆動装置1は動作を開始し、パーキングブレーキ装置100が作動する。
具体的には、操作スイッチ91による作動信号を受信した制御装置90は、モータ11の回転駆動を開始して、軸部材30を軸周り方向(より具体的には、正転方向)に回転させ、螺合ナット部材50を基端側(後側)に向かって移動させる。
これにより、接続部材60を介して螺合ナット部材50と接続されるインナーケーブル22も、基端側(後側)へと移動されて、ブレーキ装置110に荷重が作用することとなり、当該ブレーキ装置110が作動する。
螺合ナット部材50の基端側(後側)への移動が進むと、当該螺合ナット部材50の基端部52は、スプラインナット部材40における貫通部42の先端側(前側)に設けられた収納空間46内に挿入される。
その後、さらに螺合ナット部材50の基端側(後側)への移動が進むにつれて、当該螺合ナット部材50の基端部52は、収納空間46のさらに奥深くに挿入され、軸部材30の雄スプライン部32と近接する。
そして、螺合ナット部材50の移動に伴いブレーキ装置110の作動も進み、当該ブレーキ装置110が可動範囲(可動ストローク)の限度に達すると、螺合ナット部材50は、「過負荷位置」に移動され、荷重センサ70より、ケーブル張力信号が制御装置90に送信される。
ケーブル張力信号を受信した制御装置90は、ケーブル20の張力が所定荷重となると、モータ11の回転駆動を停止して、軸部材30による螺合ナット部材50の基端側(後側)への移動を停止する。
これにより、パーキングブレーキ装置100の作動が終了する。
なお、パーキングブレーキ装置100の作動が終了した状態において、接続部材60は、隅部63・63を介して、未だハウジング80の左右両側の内壁面81・81と当接された状態となっており、螺合ナット部材50の先端部51は、接続部材60を介してハウジング80により支持された状態となっている。
このように、スプラインナット部材40における貫通部42の内周面と、軸部材30における雄スプライン部32との間には、螺合ナット部材50が軸部材30の回転によって軸方向の基端側(後側)に移動したときに、螺合ナット部材50の基端部52が収容される収容空間46が設けられている。
このような構成を有することにより、軸部材30の回転によって軸方向の基端側(後側)に移動された螺合ナット部材50は、収容空間46に収容された基端部52においてスプラインナット部材40を介してハウジング80により支持され、且つ基端部52以外の任意の箇所(本実施形態においては先端部51)において接続部材60を介してハウジング80より支持される。
即ち、本実施形態における駆動装置1においては、軸方向の基端側(後側)に移動された螺合ナット部材50を、従来のようなハウジングより片持ち支持された一点支持の状態とは異なり、基端部52及び先端部51における二点支持の状態にてより堅固にハウジング80より支持することが可能である。
従って、本実施形態における駆動装置1によれば、軸部材30の回転によって軸方向の基端側(後側)に移動された螺合ナット部材50における、移動方向(軸方向)に対する軸ブレや、軸部材30に対するガタツキの発生を抑制することが可能となり、螺合ナット部材50及び軸部材30間における螺合構造の破損の防止を図ることができる。
また、本実施形態における駆動装置1によれば、螺合ナット部材50の基端部52をスプラインナット部材40の収容空間46内に挿入することにより、当該螺合ナット部材50の軸方向への移動範囲(移動ストローク)を、収容空間46内に収容された基端部52の長さ(図4中の寸法A)分だけ延長することが可能であり、駆動装置1全体としてのコンパクト化を図ることができる。
作動の終了した状態にあるパーキングブレーキ装置100を解除する場合には、操作スイッチ91によって解除信号を制御装置90に送信する。
解除信号を受信した制御装置90は、モータ11の回転駆動を再び開始して、軸部材30を軸周り方向(より具体的には、逆転方向)に回転させ、螺合ナット部材50を先端側(前側)に向かって移動させる。
これにより、接続部材60を介して螺合ナット部材50と接続されるインナーケーブル22も、先端側(前側)へと移動されて、ブレーキ装置110に作用する荷重が減少することとなり、当該ブレーキ装置110が、前述したパーキングブレーキ装置100を作動させる方向と逆方向に作動する。
また、ブレーキ装置110に作用する荷重が減少することにより、螺合ナット部材50は、荷重センサ70に設けられる付勢部材72の付勢力によって、基端側(後側)へと移動され、「過負荷位置」より再び「初期位置」へと移動される。
螺合ナット部材50の先端側(前側)への移動が進むと、当該螺合ナット部材50の基端部52は、スプラインナット部材40の収納空間46内から抜け出る。
その後、さらに螺合ナット部材50の先端側(前側)への移動が進み、図1に示すように、螺合ナット部材50が、再び「解除位置」に到達することにより、制御装置90は、モータ11の回転駆動を停止して、軸部材30による螺合ナット部材50の先端側(前側)への移動を停止する。
これにより、パーキングブレーキ装置100の解除が終了する。
本実施形態におけるパーキングブレーキ装置100は、以上のような構成からなる駆動装置1を有し、ケーブル20(より具体的には、インナーケーブル22)において、接続部材60を介して螺合ナット部材50が接続する端部(一端部)と反対側の端部(他端部)においてブレーキ装置110と接続され、また軸部材30の基端(後端)には、バネ部材からなる付勢部材72を有する荷重センサ70が接続されている。
このような構成を有することにより、本実施形態におけるパーキングブレーキ装置100においては、荷重センサ70によって監視することにより、操作対象であるブレーキ装置110に対して所定の荷重を出力するとともに、螺合ナット部材50及び軸部材30間における螺合構造の破損の防止を図ることができる。
1 駆動装置
10 駆動部
11 モータ
11a 出力軸
12 動力伝達機構
12a ギヤ
12b ギヤ
12c ギヤ
13 回転検知用磁石
14 回転検知用ホールIC
20 ケーブル
21 アウターケーシング
22 インナーケーブル
22a 被係合部
30 軸部材
31 スピンドル部
32 雄スプライン部
33 軸受部
34 フランジ部
40 スプラインナット部材
41 開口部
41A 基端側開口部
41B 先端側開口部
42 貫通部
43 雌スプライン部
44 外周接続部
45 軸受部材
46 収容空間
47 収納ケース
50 螺合ナット部材
51 先端部
52 基端部
53 開口部
54 中空部
55 雌ネジ部
60 接続部材
61 嵌合穴
62 係合部
63 隅部
70 荷重センサ
71 支持シャフト
71a フランジ部
72 付勢部材
73 移動検知用磁石
74 移動検知用ホールIC
75 可動ケース
75a 内壁面
76 支持部材
77 軸受部材
80 ハウジング
81 内壁面
90 制御装置
91 操作スイッチ
100 パーキングブレーキ装置
110 ブレーキ装置

Claims (3)

  1. 駆動部と、
    ケーブルと、
    先端側に設けられたスピンドル部と、外周に設けられた雄スプライン部とを有する軸部材と、
    両端の開口部と、前記開口部が連通する貫通部と、前記貫通部に設けられた雌スプライン部と、前記駆動部が接続する外周接続部とを有するスプラインナット部材と、
    前記ケーブルが接続する先端部と、前記先端部の反対側に設けられた基端部と、前記基端部に設けられた開口部と、前記開口部から前記先端方向に延びる中空部と、前記中空部の内周面において前記スピンドル部と螺合する雌ネジ部とを有する螺合ナット部材と、
    前記螺合ナット部材の軸周り方向の回転を規制する回転規制部材とを備え、
    前記スプラインナット部材は、基端側の開口部が前記雄スプライン部上まで延び、
    前記駆動部の回転によって前記スプラインナット部材が軸周り方向に回転して前記軸部材が回転し、
    前記貫通部の内周面と前記雄スプライン部との間には、
    前記螺合ナット部材が前記軸部材の回転によって軸方向の基端側に移動したときに、前記螺合ナット部材の基端部が収容される収容空間が設けられた駆動装置。
  2. 前記軸部材の基端には、付勢部材が設けられた請求項1に記載の駆動装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の駆動装置を有し、
    ケーブルの前記螺合ナット部材が接続する端部と反対側の端部がブレーキ装置と接続し、
    前記軸部材の基端には、バネ部材を有する荷重センサが接続するパーキングブレーキ装置。
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