JP2019082002A - 階段、階段構成部材および階段の施工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
この特許文献1に記載のものは、側板を持ち上げなくとも、最下段の蹴込板の端部を蹴込板取付溝内に収容可能とするものであるが、蹴込板を作業溝に挿入する際の作業領域が階段裏側の床面近傍に限定されてしまうことや、また蹴込板の挿入に先立って予め直上に踏板を配置しなければならず蹴込板が視認し難いなど、蹴込板を組み付ける作業については未だ改善の余地があった。
前記一対の側板のそれぞれの内側面に、水平方向に延びて後方に向けて開放し、前記踏板の端部を収容する第1の踏板収容溝と、
上端を該第1の踏板収容溝に連通させ、前記蹴込板の端部を収容する第1の蹴込板収容溝と、を形成するとともに、
少なくとも何れか一方の側板に、これら第1の蹴込板収容溝および第1の踏板収容溝に跨って、該第1の蹴込板収容溝の底面よりも掘り下げられ、前記蹴込板の端部を該底面よりも深い位置まで差込み可能とする開口部を形成しておき、
互いに平行に配置した前記一対の側板の間に、前記蹴込板を組み付けるに際し、
該蹴込板の一端部を前記開口部に差込んだ状態で、該一端部を中心に該蹴込板を回動させて、該蹴込板の他端部を、前記第1の蹴込板収容溝を臨む位置まで移動させ、その後、前記蹴込板の一端部を前記開口部から抜き出すことで、前記蹴込板の両端部をそれぞれ前記第1の蹴込板収容溝内に収容することを特徴とする。
即ち本発明の施工方法によれば、最下段(下から1段目)に位置する蹴込板のように、収容される溝の下端側が床面等によって塞がれている場合でも、作業領域が階段裏側の床面近傍等に限定されることなく階段の前側から(また場合によっては階段の裏側から)最下段等の蹴込板を一対の側板の間に容易に組み付けることができる。
前記第1の蹴込板収容溝内に収容した前記蹴込板を前記後壁に沿わせた状態とし、前記第1の踏板収容溝に挿入した前記踏板の前端を、前記蹴込板の直上を通過させ、その後に前記踏板と前記蹴込板とを連結させることを特徴とする。
上端を該第1の踏板収容溝に連通させ、蹴込板の端部を収容する第1の蹴込板収容溝と、が形成された一対の側板を具備する階段構成部材であって、
少なくとも何れか一方の側板に、これら第1の蹴込板収容溝および第1の踏板収容溝に跨って、該第1の蹴込板収容溝の底面よりも掘り下げられ、前記蹴込板の端部を該底面よりも深い位置まで差込み可能とする開口部が形成されていることを特徴とする。
このような階段構成部材を用いれば、上記請求項2の施工方法により、直上の踏板に先立って、最初に蹴込板を収容溝内に収容することで、蹴込板の組み付け作業性を向上させることができる。
前記一対の側板のそれぞれの内側面に、水平方向に延びて後方に向けて開放し、前記踏板の端部を収容する第1の踏板収容溝と、
上端を該第1の踏板収容溝に連通させ、前記蹴込板の端部を収容する第1の蹴込板収容溝と、が形成され、
少なくとも何れか一方の側板に、これら第1の蹴込板収容溝および第1の踏板収容溝に跨って、該第1の蹴込板収容溝の底面よりも掘り下げられ、前記蹴込板の端部を該底面よりも深い位置まで差込み可能とする開口部が形成されていることを特徴とする。
図1において、10は、木製の箱型階段(以下、単に「階段」と称する)で、互いに平行に配置された左右一対の側板12,12と、一対の側板12,12間に設けられた複数の踏板14および蹴込板16を備えている。
(a)階段構成部材である一対の側板12,12、複数の踏板14および蹴込板16を準備する。なお、各階段構成部材は、現地での組み付け作業性の向上を図るため、現場搬入前に予め工場にて所定形状に加工されたものを用いることが好ましいが、場合によっては現場搬入後に加工することも可能である。
(b)次に、一対の側板12,12を互いに平行な状態となるように床面F上に載置し、壁等の構造物に固定する。
上側連通縁部55における溝幅W4は、第1の踏板収容溝44A内に挿入された蹴込板16が、上側連通縁部55を通じて第1の蹴込板収容溝52A内に移動可能な溝幅、換言すれば蹴込板16を略90°下向きに方向転換可能な溝幅に設定されている。尚、上側連通縁部55を通じて第1の蹴込板収容溝52A内への蹴込板16の移動が可能であれば切欠部72は廃止することも可能である。
また、直上の踏板14に先立って最下段の蹴込板16を第1の蹴込板収容溝52A内に収容することができるため、最下段の蹴込板16の組み付け作業性を向上させることができる。
12 側板
14 踏板
16 蹴込板
26 内側面
34 前端
40 上端部
44A 第1の踏板収容溝
52A 第1の蹴込板収容溝
53 前壁
54 後壁
57 底面
60 開口部
61 一端部
62 他端部
Claims (6)
- 一対の側板の間に、踏板および該踏板と連結された蹴込板が組み付けられた階段の施工方法であって、
前記一対の側板のそれぞれの内側面に、水平方向に延びて後方に向けて開放し、前記踏板の端部を収容する第1の踏板収容溝と、
上端を該第1の踏板収容溝に連通させ、前記蹴込板の端部を収容する第1の蹴込板収容溝と、を形成するとともに、
少なくとも何れか一方の側板に、これら第1の蹴込板収容溝および第1の踏板収容溝に跨って、該第1の蹴込板収容溝の底面よりも掘り下げられ、前記蹴込板の端部を該底面よりも深い位置まで差込み可能とする開口部を形成しておき、
互いに平行に配置した前記一対の側板の間に、前記蹴込板を組み付けるに際し、
該蹴込板の一端部を前記開口部に差込んだ状態で、該一端部を中心に該蹴込板を回動させて、該蹴込板の他端部を、前記第1の蹴込板収容溝を臨む位置まで移動させ、その後、前記蹴込板の一端部を前記開口部から抜き出すことで、前記蹴込板の両端部をそれぞれ前記第1の蹴込板収容溝内に収容することを特徴とする階段の施工方法。 - 前記第1の蹴込板収容溝の前壁を鉛直方向に形成するとともに、該前壁と対向する後壁を、該後壁に沿って前記蹴込板を配置した際に該蹴込板の上端部が前記第1の踏板収容溝内に突出しないように、上方に進むにつれて該前壁から離れる方向に傾斜させておき、
前記第1の蹴込板収容溝内に収容した前記蹴込板を前記後壁に沿わせた状態とし、前記第1の踏板収容溝に挿入した前記踏板の前端を、前記蹴込板の直上を通過させ、その後に前記踏板と前記蹴込板とを連結させることを特徴とする請求項1に記載の階段の施工方法。 - 内側面に、水平方向に延びて後方に向けて開放し、踏板の端部を収容する第1の踏板収容溝と、
上端を該第1の踏板収容溝に連通させ、蹴込板の端部を収容する第1の蹴込板収容溝と、が形成された一対の側板を具備する階段構成部材であって、
少なくとも何れか一方の側板に、これら第1の蹴込板収容溝および第1の踏板収容溝に跨って、該第1の蹴込板収容溝の底面よりも掘り下げられ、前記蹴込板の端部を該底面よりも深い位置まで差込み可能とする開口部が形成されていることを特徴とする階段構成部材。 - 前記第1の蹴込板収容溝の前壁が鉛直方向に形成されるとともに、該前壁と対向する後壁が、該後壁に沿って前記蹴込板を配置した際に該蹴込板の上端部が前記第1の踏板収容溝内に突出しないように、上方に進むにつれて該前壁から離れる方向に傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の階段構成部材。
- 一対の側板の間に、踏板および該踏板と連結された蹴込板が組み付けられた階段であって、
前記一対の側板のそれぞれの内側面に、水平方向に延びて後方に向けて開放し、前記踏板の端部を収容する第1の踏板収容溝と、
上端を該第1の踏板収容溝に連通させ、前記蹴込板の端部を収容する第1の蹴込板収容溝と、が形成され、
少なくとも何れか一方の側板に、これら第1の蹴込板収容溝および第1の踏板収容溝に跨って、該第1の蹴込板収容溝の底面よりも掘り下げられ、前記蹴込板の端部を該底面よりも深い位置まで差込み可能とする開口部が形成されていることを特徴とする階段。 - 前記第1の蹴込板収容溝の前壁が鉛直方向に形成されるとともに、該前壁と対向する後壁が、該後壁に沿って前記蹴込板を配置した際に該蹴込板の上端部が前記第1の踏板収容溝内に突出しないように、上方に進むにつれて該前壁から離れる方向に傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の階段。
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