JP2019078674A - 車両計器用文字盤及び車両計器 - Google Patents

車両計器用文字盤及び車両計器 Download PDF

Info

Publication number
JP2019078674A
JP2019078674A JP2017206807A JP2017206807A JP2019078674A JP 2019078674 A JP2019078674 A JP 2019078674A JP 2017206807 A JP2017206807 A JP 2017206807A JP 2017206807 A JP2017206807 A JP 2017206807A JP 2019078674 A JP2019078674 A JP 2019078674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dial
vehicle instrument
concavo
convex pattern
uneven portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017206807A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6939407B2 (ja
Inventor
雅基 加藤
Masaki Kato
雅基 加藤
明 板橋
Akira Itabashi
明 板橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2017206807A priority Critical patent/JP6939407B2/ja
Publication of JP2019078674A publication Critical patent/JP2019078674A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6939407B2 publication Critical patent/JP6939407B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】視認性を確保しつつ、外観商品性の高い車両計器用文字盤を提供する。【解決手段】透明な基材11と、基材11に設けられた表示部91、92を有する地色層12と、地色層12,の表面側に設けられる第1の凹凸模様部A1と、第1の凹凸模様部A1よりも間隔の狭い微細凹凸模様を有し、地色層12の表面側に設けられる第2の凹凸模様部A2と、からなる車両計器用文字盤において、第1の凹凸模様部A1と第2の凹凸模様部A2は隣接するように配置され、地色層12は、第1の凹凸模様部A1に表示部92が設けられている。【選択図】図3

Description

本開示は、改良された車両計器用文字盤及び車両計器に関する。
一般に、車両の乗員の前方には、車速等を計測するための計器が配置されている。このような計器の1つとして、アナログ式の計器が知られている。アナログ式の計器は、数字等の車両情報が表示された文字盤と、この文字盤上を回転する指針とからなり、指針が回転することにより、乗員に情報を提供する。このような車両計器の文字盤に関する従来技術として、特許文献1に開示される技術がある。
図10に基づき、特許文献1に開示された発明を説明する。図10は、特許文献1の図3に対応する。なお、符号は、適宜振り直した。車両計器用文字盤100は、数字の形状に対応する開口130を有する遮光層120と、この遮光層120に重ねられた透光性のコート層140、このコート層140の前面であって、開口130に重なる部位に設けられた文字部920と、を備えている。開口130の下方には、光源が配置されている。
コート層140の前面は、全体が鋸歯断面状に形成されている。この鋸歯断面は、乗員から見た場合に縞模様を呈する。文字部920は、コート層140の前面に合わせて後面が鋸歯断面状に形成され、前面が平坦面状に形成されている。
車両のイグニッションスイッチをオンにすることにより、開口130の下方に配置された光源が点灯する。遮光層120の下方から照射された光は、開口130を通り、コート層140及び文字部920を通過して文字の像を形成する。車両計器用文字盤100によれば、文字部920の周縁が縞模様状に形成され、光が通過する文字部920の前面が平坦に形成されている。これらのことにより、文字部920を明確に光らせることができる。
特開2006−113045号公報
しかしながら、車両のイグニッションスイッチがオフの時でも、文字部920の前面の平坦面状と、この周縁の鋸歯断面状との差により、文字部920を視認する必要性が無い場合であっても、はっきりと視認されてしまうので、意匠性及び商品性を損なうといった問題点があった。
そこで、本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、表示の視認性を確保しつつ、意匠性が更に高められた車両計器用文字盤及び車両計器の提供することを目的とする。
本開示は、透明な基材11と、前記基材11に設けられた表示部91、92、95を有する地色層12,15,16と、前記地色層12,15,16の表面側に設けられる第1の凹凸模様部A1,A4,A7と、前記第1の凹凸模様部A1,A4,A7よりも間隔の狭い微細凹凸模様を有し、前記地色層12,15,16の表面側に設けられる第2の凹凸模様部A2,A5,A8と、からなる車両計器用文字盤において、前記第1の凹凸模様部A1,A4,A7と前記第2の凹凸模様部A2,A5,A8は隣接するように配置され、前記地色層12,15,16は、前記第1の凹凸模様部A1,A4,A7に前記表示部91、92、95が設けられていることを特徴とする。
本開示に係る車両計器用文字盤及び車両計器によれば、表示部の微細凹凸模様は他の部位の微細凹凸模様より間隔が広く形成されている。このため、視認性を確保しつつ、外観商品性の高い車両計器用文字盤及び車両計器を提供することができる。
本開示の第1の実施形態を示す車両計器の正面図。 図1中の要部Zの拡大図。 図1中のA−A線に沿った断面図。 図2における本開示の第2の実施形態を示す拡大図 図3における本開示の第2の実施形態を示す拡大図。 図3における本開示の第3の実施形態を示す拡大図。 図3における本開示の第4の実施形態を示す拡大図。 本開示の第5の実施形態を示す速度計の正面図。 本開示の第6の実施形態を示す速度計の正面図。 従来技術を示す断面図。
本開示の実施形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは図1を基準として左右(図中L,R)を指し、前後とは図3を基準として上下(図中Fr.,Re.)を指し、視認者側が「前」といい、奥側が「後」という。
本開示の第1の実施形態を示す。図1に示す車両計器200は、乗員の前方に配置され、乗員に車速等の情報を表示する装置である。
車両計器200は、中央にはガソリン残燃料計等の情報が液晶表示素子等により電子的に表示される電子表示部M1が配置され、この電子表示部M1の左側にはエンジンの回転数を表示するタコメータM2が配置され、電子表示部M1の右側には車速を表示するスピードメータM3が配置されている。
タコメータM2は、回転数を示す目盛部(表示部)91及び数字部(表示部)92などの指標(意匠)が形成された文字盤1と、この文字盤1の前面を目盛部91及び数字部92に沿って回動する指針2と、からなる。
スピードメータM3についても同様である。即ち、スピードメータM3は、車速を示す目盛部91及び数字部92などの指標(意匠)が形成された文字盤1と、この文字盤1の前面を目盛部91及び数字部92に沿って回動する指針3と、からなる。
なお、車両計器200は、文字盤1以外の部分については、周知の構成が採用されている。図示しないが、例えば、文字盤1,指針2,3,液晶表示素子などは、後方に配設された回路基板8の文字盤1側に実装されたLED(チップ型発光ダイオード:Light Emitting Diode)製の光源61,62等により照明される。また、指針2,3は、回路基板8の後面に配設された駆動源となる駆動部7から文字板1の方へ突出した軸部71に接続され、軸部71の回転中心Xを中心に回転する。
文字盤1の表面には、指針2,3周りに円周状に並んだ長方形の目盛部91及び、目盛部91に対応して目盛部91の内側に並んだ0(ゼロ)などの数字部92と、ターンシグナルなどの複数の警告灯93と、電子表示部M1を透視する窓部94と、等が形成されている。
図3を参照する。文字盤1は、透光性を有する基材11と、この基材11の後面の目盛部91,数字部92,警告灯93,窓部94に対応する位置を省く領域に形成され、後方から照射された光を遮断する遮光層(地色層)12と、基材11の後面の目盛部91,数字部92,警告灯93に対応する位置に形成される半透過層13と、基材11の前面に形成された透光性を有するコート層14と、からなる。
なお、遮光層12及び半透過層13は、基材11のコート層14が形成される面と同一面上に形成されてもよいが、本開示のように異なる面に形成された場合には、特に高い意匠性を得ることを知見した。
基材11の素材には、例えば透明または半透明のガラスやポリカーボネート樹脂等が採用される。遮光層12は、黒色の塗膜によって構成することができる。半透過層13は、半透明(スモーク色)の塗膜によって構成することができ、塗料に拡散剤を含有し、基材11の後方から照射された光を均一に拡散させるための層である。半透過層13は、白色や乳白色の塗膜によって構成することができる。コート層14は、無色透明色の塗膜によって構成することができる。
遮光層12には、適宜、目盛部91,数字部92,警告灯93,窓部94に対応する位置に非印刷部が形成されている。非印刷部は、例えば、0の文字を描くように形成されている。非印刷部は、後方から照射された光の通過を許容する。半透過層13は、遮光層12との境界が遮光層12の上(後面側)に重なるように形成されている。
なお、数字部92の形状は、車両情報に係る文字であれば、アルファベット、/(スラッシュ).(ドット)等、任意の文字を選択することができる。また、警告灯93も、ターンシグナル以外にハイビーム灯,残燃料警告灯など、様々な警告灯が配置できる。
コート層14は、タコメータM2,スピードメータM3以外の領域は平坦面状に形成され、タコメータM2,スピードメータM3の領域は微細な凹凸からなる縞模様状(いわゆるスピンドル状、又はレコード盤模様)に形成されている。よって、コート層14は、警告灯93及び窓部94に対応する位置及びその周辺では平坦面状に形成され、目盛部91及び数字部92に対応する位置では縞模様に形成されている。
文字盤1のタコメータM2とスピードメータM3の構成は共通する。よって、以下はスピードメータM3を例に本開示について説明する。
縞模様は、それぞれ指針3の回転中心Xを中心とした同心円を描く円が複数個連続して並んだ微細な凹凸からなる微細凹凸縞模様である。縞模様の1本1本の線は、同じ幅の断面コの字状に形成されている。また、縞模様は、指針3の回転中心X側から順に、線間隔(ピッチ)がピッチP3で連続した第3縞模様部(第3の凹凸模様部)A3と、第3縞模様部A3に隣接し、線間隔がピッチP3より狭い(小さい)ピッチP1で連続した第1縞模様部(第1の凹凸模様部)A1と、第1縞模様部A1に隣接し、線間隔がピッチP3と同じピッチP2で連続した第2縞模様部(第2の凹凸模様部)A2を有する。ここでは、ピッチP2,P3は0.13mmであり、ピッチP1は0.18mmである。
目盛部91は、第2縞模様部A2に形成され、数字部92は、第1縞模様部A1に形成されている。
このように形成されることにより、基材11の下方の光源61を点灯させると、光源61から出射した光は、目盛部91,数字部92の箇所で基材11を通過した後コート層14にて干渉されて視認される(いわゆる透過照明)。目盛部91の箇所では、ピッチP2が狭い間隔であるので、視認者には目盛部91の輪郭が多少揺らいで光っているように見えるが、数字部92の箇所では、ピッチP1が広い間隔であるので、視認者には数字部92の輪郭が揺らいで光って見えず、割とくっきりと光って見える。このようにして、数字部92の視認性を確保することができる。
また、文字盤1の縞模様に外光が照射された場合、視認者には、図1の領域Kで示すように筋状の旭光模様に光が反射して見える。第2縞模様部A2では、ピッチP2が狭い間隔であるので反射部が多くなり、その結果、領域Kに位置する目盛部91は見え難くなってしまう。しかしながら、第3縞模様部A3では、ピッチP3がピッチP2より広い間隔であるので反射部が少なくなり、その結果、領域Kに位置する数字部92は、見え難くなることはない。このようにして、数字部92の視認性を確保することができる。
また、ピッチ間隔の広い(ピッチP1)第1縞模様部A1を、第1縞模様部A1よりピッチ間隔の狭い(ピッチP2,P3)第2縞模様部A2と第3縞模様部A3の間に配置することで、目の錯覚から視認者がピッチ間隔の変化に気付き難くなるので、外観商品性の高い車両計器用の文字盤または車両計器を提供することができる。
また、縞模様の外光反射による数字部92の視認性の低下を対策する手法として、数字部92のみ縞模様を入れない場合に比べ、本開示の実施形態では数字部92にも縞模様が形成されているため、外光が照射された際の筋状の光の反射が切れることが無いので、見栄えの質感低下を抑えることができる。つまり、視認性を確保しつつ、外観商品性の高い車両計器用の文字盤または車両計器を提供することができる。
なお、本実施形態では、ピッチP1を0.18mmとしたが、0.15mm以上であれば数字部92の視認性を阻害せず、また、0.2mm以下であれば、縞模様の違和感を感じ難いことを知見した。よって、ピッチP1は0.15mmから0.2mmの範囲を好適とする。
本開示の第2の実施形態を図4,5に示す。前述した第1の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
本実施形態では、第1縞模様部A1と第2縞模様部A2の両者の間の互いの境界付近に微細凹凸模様の差を緩やかにする、ピッチP2から徐々にピッチ間隔が広くなる第1徐変縞模様部(徐変凹凸模様部)G1を有する。つまり、第1徐変縞模様部G1のピッチP21,P22,P23は、P2<P21<P22<P23<P1の関係となる。また、第1縞模様部A1と第3縞模様部A3の両者の間の互いの境界付近に微細凹凸模様の差を緩やかにする、ピッチP1から徐々にピッチ間隔が狭くなる第2徐変縞模様部(徐変凹凸模様部)G2を有する。つまり、第2徐変縞模様部G2のピッチP31,P32,P33は、P1>P33>P32>P31>P3の関係となる。第1徐変縞模様部G1は、第1縞模様部A1または第2縞模様部A2のいずれかの領域に形成されていればよい。また、第2徐変縞模様部G2は、第1縞模様部A1と第3縞模様部A3のいずれかの領域に形成されていればよい。
このように形成されることにより、ピッチ間隔の変化をなだらかにすることで、視認者がピッチ間隔の変化に気付き難くなるので、外観商品性の高い車両計器用の文字盤または車両計器を提供することができる。
本開示の第3の実施形態を図6に示す。前述した第1の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
本実施形態では、第2縞模様部A2に対応する位置の、基材11と遮光層12の間には第1着色層(地色層)15を有し、第3縞模様部A3に対応する位置の、基材11と遮光層12の間には第2着色層(地色層)16を有する。第1着色層15は、シルバー色の塗膜によって構成することができる。第2着色層16は、ガンメタ色の塗膜によって構成することができる。
このように形成されることにより、第2縞模様部A2の背景は第1着色層15、第1縞模様部A1の背景は遮光層12、第3縞模様部A3の背景は第2着色層16となり、このように縞模様の背景の地色が変わることで、視認者がピッチ間隔の変化に気付き難くなるので、外観商品性の高い車両計器用の文字盤または車両計器を提供することができる。
本開示の第4の実施形態を図7に示す。前述した第1の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
第1の実施形態では、コート層14は、目盛部91及び数字部92に対応する位置では縞模様に形成されていたが、本実施形態のコート層14は、数字部92に対応する位置のみ縞模様に形成されている。数字部92に対応する位置の縞模様の第4縞模様部A4は、指針3の回転中心Xを中心とした同心円を描く円が複数個連続して並んだ模様である。また、第4縞模様部A4の1本1本の線は、同じ幅の断面コの字状に形成されている。また、第4縞模様部A4は、指針3の回転中心X側から、線間隔がピッチP4で連続し、ピッチP4は0.18mmである。
文字盤1の第4縞模様部A4より外側(指針3と反対側)には、文字盤1の前方に第1加飾部材(部品)4が配置され、第4縞模様部A4より内側(指針3の側)には、文字盤1の前方に第2加飾部材(部品)5が配置されている。第1加飾部材4は、例えば透明のアクリル樹脂等が採用され、天面(前面)が内側が低く外側が高くなるような斜面部41を有する四角形状の断面を有し、視認者側から見て第4縞模様部A4を取り囲むようなリング状で形成される。第2加飾部材5は、例えば黒色のABS樹脂等が採用され、四角形状の断面を有し、視認者側から見て第4縞模様部A4の内側で円盤状に形成される。
また、第1加飾部材4は、斜面部41に第4縞模様部(第1の凹凸模様部)A4のピッチP4より狭いピッチP5で連続した第5縞模様部(第2の凹凸模様部)A5を有する。また、第2加飾部材5は、天面に第5縞模様部A5と同じピッチのピッチP6で連続した第6縞模様部(第3の凹凸模様部)A6を有する。第5縞模様部A5及び第6縞模様部A6は、第4縞模様部A4に隣接するように形成される。ここでは、ピッチP5,P6は0.13mmである。
このように形成されることにより、複数の部品4,5間に縞模様部A4,A5を有する場合であっても、ピッチ間隔の広い(ピッチP4)第4縞模様部A4を、第4縞模様部A4よりピッチ間隔の狭い(ピッチP5,P6)第5縞模様部A5と第6縞模様部A6の間に配置することで、目の錯覚から視認者がピッチ間隔の変化に気付き難くなるので、視認性を確保しつつ、外観商品性の高い車両計器用の文字盤または車両計器を提供することができる。
本開示の第5の実施形態を図8に示す。前述した第1の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
第1の実施形態では、目盛部91は、第2縞模様部A2に形成され、数字部92は、第1縞模様部A1に形成されていたが、本実施形態では目盛部91と数字部92は、第1縞模様部A1に形成されている。このように形成されることで、数字部92のみならず目盛部91の視認性も確保することができる。
本開示の第6の実施形態を図9に示す。前述した第1の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
第1の実施形態では、スピードメータM3は、車速を示す目盛部91及び数字部92などの指標(意匠)が形成された文字盤1と、この文字盤1の前面を回転可能に設けられた指針3と、からなるものであったが、本実施形態では、スピードメータM3は、セグメント部(表示部)95が形成された文字盤1からなる。
セグメント部95の照明方法は、周知の構成が採用されている。例えば、文字盤1の後方に配設され、個々のセグメント部95に対応した照明室を有するケース体と、各照明室に配置されるLED製の光源61と、の構成により照明される。
また、第1の実施形態では、コート層14は、指針3の回転中心Xを中心とした同心円を描く円が複数個連続して並んだ微細な凹凸からなる微細凹凸縞模様に形成されていたが、本実施形態では、水平方向に延びる直線が垂直方向に複数個連続して並んだ微細な凹凸からなる横縞模様(いわゆるヘアライン状)に形成されている。
横縞模様は、線間隔(ピッチ)がピッチP8で連続した第8縞模様部(第2の凹凸模様部)A8と、線間隔がピッチP8より狭い(小さい)ピッチP7で連続した第7縞模様部(第1の凹凸模様部)A7と、線間隔がピッチP8と同じピッチP9で連続した第9縞模様部(第3の凹凸模様部)A9を有する。セグメント部95は、第7縞模様部A7に形成されている。ここでは、ピッチP8,P9は0.13mmであり、ピッチP7は0.18mmである。
このように形成されることにより、光源61を点灯した際のセグメント部95の視認性を確保することができる。また、横縞模様部に外光が照射された際のセグメント部95の視認性を確保することができる。また、ピッチ間隔の広い(ピッチP7)第7縞模様部A7を、第7縞模様部A7よりピッチ間隔の狭い(ピッチP8,P9)第8縞模様部A8と第9縞模様部A9の間に配置することで、目の錯覚から視認者がピッチ間隔の変化に気付き難くなるので、外観商品性の高い車両計器用の文字盤または車両計器を提供することができる。
なお、本開示による車両計器用文字盤は、スピードメータM2とタコメータM3に採用した例を基に説明したがテンプメータやフューエルメータであっても適用可能である。即ち、本開示の作用及び効果を奏する限りにおいて、本開示は、実施形態に限定されるものではない。例えば、縞模様及び横縞模様に限らず、規則正しく並んだ丸や四角等、様々な模様に適用できる。
本開示は、車両計器用の文字盤または車両計器に関し、例えば、自動車やオートバイ、あるいは農業機械や建設機械を備えた移動体に搭載される車両計器用の文字盤または車両計器に適用することができる。
11 基板
91 目盛部(表示部)
92 数字部(表示部)
95 セグメント部(表示部)
12 遮光層(地色層)
15 第1着色層(地色層)
16 第2着色層(地色層)
A1 第1縞模様部(第1の凹凸模様部)
A4 第4縞模様部(第1の凹凸模様部)
A7 第7縞模様部(第1の凹凸模様部)
A2 第2縞模様部(第2の凹凸模様部)
A5 第5縞模様部(第2の凹凸模様部)
A8 第8縞模様部(第2の凹凸模様部)

Claims (5)

  1. 透明な基板と、
    前記基板に設けられ表示部を有する地色層と、
    前記地色層の表面側に設けられる第1の凹凸模様部と、
    前記第1の凹凸模様部よりも間隔の狭い微細凹凸模様を有し、前記地色層の表面側に設けられる第2の凹凸模様部と、からなる車両計器用文字盤において、
    前記第1の凹凸模様部と前記第2の凹凸模様部は、隣接するように配置され、
    前記地色層は、前記第1の凹凸模様部に前記表示部が設けられていることを特徴とする車両計器用文字盤。
  2. 前記第1の凹凸模様部よりも間隔の狭い微細凹凸模様を有し、前記地色層の表面側に設けられる第3の凹凸模様部を有し、
    前記第1の凹凸模様部は、前記第2の凹凸模様部と前記第3の凹凸模様部との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の車両計器用文字盤。
  3. 前記第1の凹凸模様部は、前記第2の凹凸模様部と異なる部品上に形成されることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の車両計器用文字盤。
  4. 前記第1の凹凸模様部及び/または前記第2の凹凸模様部は、互いの境界付近に微細凹凸模様の差を緩やかにする徐変凹凸模様部を有すことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両計器用文字盤。
  5. 請求項1に記載の車両計器用文字盤と、
    前記車両計器用文字盤に沿って回動する指針と、
    前記指針の駆動源となる駆動部と、を備え
    車両計器用文字盤は、前記指針の回転中心を中心とした同心円を描く円が複数個連続して並んだ前記第1の凹凸模様部,前記第2の凹凸模様部を有することを特徴とする車両計器。
JP2017206807A 2017-10-26 2017-10-26 車両計器用文字盤及び車両計器 Active JP6939407B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017206807A JP6939407B2 (ja) 2017-10-26 2017-10-26 車両計器用文字盤及び車両計器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017206807A JP6939407B2 (ja) 2017-10-26 2017-10-26 車両計器用文字盤及び車両計器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019078674A true JP2019078674A (ja) 2019-05-23
JP6939407B2 JP6939407B2 (ja) 2021-09-22

Family

ID=66627632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017206807A Active JP6939407B2 (ja) 2017-10-26 2017-10-26 車両計器用文字盤及び車両計器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6939407B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006300644A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Calsonic Kansei Corp 車両用計器
JP2008089479A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Denso Corp 指示計器用文字板
JP2011095055A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Yazaki Corp 計器用文字板
JP2015055500A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 矢崎総業株式会社 文字板の製造方法及び文字板
US20150219913A1 (en) * 2014-02-03 2015-08-06 Lg Innotek Co., Ltd. Stereoscopic display device and dashboard using the same

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006300644A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Calsonic Kansei Corp 車両用計器
JP2008089479A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Denso Corp 指示計器用文字板
JP2011095055A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Yazaki Corp 計器用文字板
JP2015055500A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 矢崎総業株式会社 文字板の製造方法及び文字板
US20150219913A1 (en) * 2014-02-03 2015-08-06 Lg Innotek Co., Ltd. Stereoscopic display device and dashboard using the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP6939407B2 (ja) 2021-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5373081B2 (ja) 計器装置
JP6185815B2 (ja) 文字板構造および自動車用メータ
JP5146003B2 (ja) 指示計器
JP2008116303A (ja) 車両用表示装置
JP2005338059A (ja) 計器装置
JP5533595B2 (ja) 車両用計器
JP3735862B2 (ja) 指示計器
JP6252271B2 (ja) 車両用表示装置
JP6573844B2 (ja) 樹脂成型品、及び、車両用表示装置
JP6201810B2 (ja) 車両用表示装置
JP2019078674A (ja) 車両計器用文字盤及び車両計器
JP5004222B2 (ja) 表示装置
JP5904337B2 (ja) 車両用メータ装置、及び、車両用メータ装置の文字盤
JP3719418B2 (ja) 指示計器
JP4886403B2 (ja) 指針装置
JP5569358B2 (ja) 車両用計器及びその製造方法
JP5343895B2 (ja) 表示装置
JP6465686B2 (ja) 車両用表示装置
JP6941277B2 (ja) 表示装置
JP5062132B2 (ja) 表示装置
JP4932563B2 (ja) 計器装置の文字板
JP4319050B2 (ja) 計器照明構造
JP5263512B2 (ja) 計器装置
JP2017040592A (ja) 車両計器用文字盤
WO2017018268A1 (ja) 樹脂成型品、及び、車両用表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6939407

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150