JP2019076309A - 吸収体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材シートからの吸水性ポリマーの脱落をより少なくし、且つ薄くて柔軟な吸収性物品用の吸収体の製造方法を提供すること。【解決手段】本発明の吸収体1の製造方法は、搬送される帯状の基材シート2を、搬送方向Xに沿って切断することで、該基材シート2に複数条の長尺状基体部1aを形成する切断工程と、基材シート2の一方の面を、基材シート2を搬送する搬送部30に接した状態で加熱しつつ搬送し、その状態下で、該基材シート2の他方の面に接着剤4を塗工する塗工工程と、塗工工程で接着剤4が塗工された基材シート2が搬送部30に接して加熱された状態を維持しつつ、接着剤4が塗工された面上に吸水性ポリマー5の粒子を散布して、接着剤4を介して吸水性ポリマー5の粒子を基材シート2の他方の面に固定するポリマー散布工程とを備える。本製造方法は、切断工程を塗工工程に先立ち行うか、又は切断工程をポリマー散布工程の後に行う。【選択図】図1

Description

本発明は、吸収体の製造方法及び製造装置に関する。本発明の吸収体は、特に吸収性物品の構成部材として好適に用いられる。
一般的に、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品に用いられる吸収体は、パルプ繊維及び吸水性ポリマーを含む吸収体の原料を空気流に乗せて、回転ドラムの外周面に形成された凹部に吸引して堆積させ、次いで、該凹部内に堆積した積繊体を透水性のシート材で被覆して製造されている。しかし、吸水性ポリマーの重量は、パルプ繊維の重量に比べて非常に重く、吸水性ポリマーの分散が不均一なものとなり易い。このように不均一な吸収体では、製造時における吸水性ポリマーの脱落が生じたり、ゲルブロッキング等の膨潤阻害が発生しやすくなるなど、吸水性ポリマーの吸収性能を最大限に発揮することができない。
吸収体の製造時における吸水性ポリマーの脱落や不均一な分散を改善し、吸水性ポリマーの吸収性能を最大限に発揮するために、特許文献1には、回転ドラムの周面に配された第1及び第2基材上に吸収性ポリマーを付着させたあと、第1基材の吸収性ポリマーが付着した側の面と第2基材の吸収性ポリマーが付着した側の面とを組み合わせた使い捨て吸収性物品を製造する方法が記載されている。
また特許文献2には、基材シートをカットして形成された長尺状基体部の一方の面の表面に吸水性ポリマーの粒子を散布して、その表面に吸水性ポリマーを固定した吸収性ユニットを複数本具備している吸収性物品用のシート状物の製造方法が記載されている。
特開2010−529898号公報 特開2017−070501号公報
しかし、特許文献1の製造方法は、吸収性ポリマーが2枚の基材の間に接着剤を介して挟まれた構造となるため、吸収性ポリマーの脱落は生じにくいが、吸収性ポリマーを有するシートは厚みが増す。その結果、シート自体の柔軟性が低下する。このようなシートは、着用者の快適さを考慮すると、吸収性物品への適用は困難なものとなる。
また、特許文献2のシート状物は、基材シートがカットされて形成された長尺状基体部の一方の面の表面に吸水性ポリマーを固定するために接着剤を塗工する工程、及び吸水性ポリマーの粒子を散布する工程に供される場合に、ホットメルト接着剤の温度低下に起因した接着剤の固化が吸水性ポリマーの粒子を散布する前に発生してしまうことがあり、散布した吸水性ポリマーの粒子が基材シートから脱落してしまう可能性があった。
したがって、本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収体の製造方法を提供することにある。
本発明は、横方向と、該横方向よりも長さの長い縦方向と、厚み方向とを有する長尺状基体部、及び該長尺状基体部の少なくとも一方の面に接着剤を介して固定された吸水性ポリマーの粒子を備えた吸収性ユニットを複数本具備する吸収体の製造方法であって、搬送される帯状の基材シートを、搬送方向に沿って切断することで、該基材シートに複数条の前記長尺状基体部を形成する切断工程と、前記基材シートの一方の面を、該基材シートを搬送する搬送部に接した状態で加熱しつつ搬送し、その状態下で、該基材シートの他方の面に接着剤を塗工する塗工工程と、前記塗工工程で前記接着剤が塗工された前記基材シートが前記搬送部に接して加熱された状態を維持しつつ、該接着剤が塗工された面上に吸水性ポリマーの粒子を散布して、該接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子を該基材シートの前記他方の面に固定するポリマー散布工程とを備え、前記切断工程を前記塗工工程に先立ち行うか、又は前記切断工程を前記ポリマー散布工程の後に行う、吸収体の製造方法を提供するものである。
また本発明は、搬送される帯状の基材シートを、搬送方向に沿って切断することで、該基材シートに複数条の前記長尺状基体部を形成する基材シート切断部と、前記基材シートを搬送する搬送部と、前記基材シートの一方の面を前記搬送部に接した状態で加熱しつつ、該基材シートの他方の面に接着剤を塗工する接着剤塗工部と、前記接着剤が塗工された前記基材シートが前記搬送部に接して加熱された状態を維持しつつ、該接着剤が塗工された面上に吸水性ポリマーの粒子を散布して、該接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子を該基材シートの前記他方の面に固定するポリマー散布部とを備える、吸収体の製造装置を提供するものである。
本発明によれば、基材シートからの吸水性ポリマーの脱落をより少なくし、且つ薄くて柔軟な吸収体を製造することができる。
図1は、吸収体の製造装置の一実施形態を示す概略図である。 図2は、図1に示す製造装置における切断装置の概略斜視図である。 図3は、吸収体の製造装置の他の実施形態を示す概略図である。 図4は、吸収体の製造装置の更に他の実施形態を示す概略図である。 図5は、吸収体の製造装置の更に他の実施形態を示す概略図である。 図6は、吸収体の製造装置の更に他の実施形態を示す概略図である。 図7は、本発明の第1及び第2実施形態における製造方法によって製造された吸収体の上面斜視図である。 図8は、図7における吸収体のI−I面での断面図である。 図9は、本発明の第3実施形態における製造方法によって製造された吸収体の幅方向に沿う断面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の吸収体の製造方法に用いられる製造装置10の一実施形態が模式的に示されている。なお以下の説明では、「縦方向」又は「回転方向」は基材シート2の搬送方向Xと同一の方向(長手方向)を指し、「横方向」、「幅方向」又は「軸方向」は基材シート2の搬送方向Xに直交する方向(Y方向)を指す。
図1に示すように、製造装置10は、製造工程の上流側から下流側に向けて、すなわち基材シート2の搬送方向Xに沿って、基材シート切断部20、搬送部30、接着剤塗工部40及びポリマー散布部50を、この順で備えている。
基材シート切断部20は、切断装置24を備えている。図1における切断装置24は、帯状の基材シート2を繰り出す原反ロール21と、該基材シート2を案内するガイドロール23との間に配されている。切断装置24は、基材シート2を、その搬送方向Xに沿って切断することで、基材シート2に複数条の長尺状基体部1aを形成するように構成されている。基材シート2の切断には、該基材シート2の材質等に応じ、シェアカット装置、スコアカット装置、レーザー溶断装置などの公知の切断装置を特に制限なく用いることができる。長尺状基体部1aについては、後に詳述する。
図2に示すように、基材シート切断部20の切断装置24は、周面に複数のカッター刃が配されたロータリーダイカッター24Aと、ロータリーダイカッター24Aに対向配置された、周面が平坦な受けロール24Bとを備えている。ロータリーダイカッター24Aの周面に配された複数のカッター刃24a,24a,・・・は、ロータリーダイカッター24Aの回転方向に沿って延び、且つロータリーダイカッター24Aの軸方向に間隔を置いて並んで配置されている。また、ロータリーダイカッター24Aにおいて、幅方向Yに隣り合うカッター刃24aどうしの間隔は、基材シート2に形成される各長尺状基体部1aの幅(横方向(Y方向)の長さ)に概ね対応している。
下流側への搬送時に長尺状基体部1aを有する基材シート2のばたつきや乱れを防止する観点から、図2に示すように、基材シート2には、長尺状基体部1aを形成しない非切断領域NTを搬送方向Xに沿って所定の間隔で形成することが好ましい。このような非切断領域NTを形成するためには、例えば図2に示すように、ロータリーダイカッター24Aにおいて、その回転方向に沿って隣り合うカッター刃24aの間に、ロータリーダイカッター24Aの周面にカッター刃24aが存在しない平坦部24bを設けることによって形成することができる。図2における平坦部24bは、ロータリーダイカッター24Aの軸方向に沿って連続して延びている。回転方向における平坦部24bの周長、つまり搬送方向Xに沿って隣り合うカッター刃24aどうしの間隔は、基材シート2に形成された非切断領域NTの長さに対応している。
基材シート切断部20の下流側に位置する搬送部30は、長尺状基体部1aが形成された基材シート2を下流側に位置する接着剤塗工部40及びポリマー散布部50へ搬送する部分である。図1に示すように、搬送部30はロール形状を有する搬送ロールであり、ガイドロール23を介して、長尺状基体部1aが複数条形成された基材シート2を搬送部30である搬送ロールの外周面に巻き掛けた状態で搬送できるようになっている。
接着剤4の冷却による固化を防止し、基材シート2上に吸水性ポリマー5の固定を確実に行う観点から、基材シート2を、該基材シート2の一方の面を搬送部30に接した状態で加熱しつつ搬送する。そのために、搬送部30は内蔵あるいは外付けのヒーターなどの加熱手段(図示せず)によって加熱されていることが好ましい。特に搬送部30は、基材シート2の搬送と加熱とを両立する観点から、基材シート2と接触する搬送部30の周面が少なくとも加熱されている加熱ロールの態様であることがより好ましい。搬送部30の加熱温度は、使用する接着剤4の種類によって適宜設定することができる。例えば、使用する接着剤がホットメルト型接着剤の場合には、その融点以上の温度に設定することが好ましい。接着剤4及び吸水性ポリマー5については後に詳述する。
基材シート切断部20の下流側に位置する接着剤塗工部40は、長尺状基体部1aが形成された基材シート2の一方の面が搬送部30と接して加熱されている状態下で、該基材シート2の他方の面(上面)に接着剤4を塗工する部分である。図1に示す製造装置10では、接着剤塗工部40は、搬送部30に対向する鉛直上方に備えられている。接着剤塗工部40は、基材シート2の幅方向Yに対応する長さを有するように形成されている。接着剤塗工部40には、各種公知の塗工装置を特に制限なく用いることができる。
接着剤塗工部40の下流側に位置するポリマー散布部50は、接着剤4が塗工された基材シート2が搬送部30と接して加熱されている状態を維持しつつ、該基材シート2の接着剤4塗工面上に吸水性ポリマー5の粒子を散布する部分である。図1に示す製造装置10では、ポリマー散布部50は搬送部30の鉛直上方に備えられている。ポリマー散布部50は、基材シート2の幅方向Yに対応する長さを有するように形成されている。ポリマー散布部50には、各種公知の散布装置を特に制限なく用いることができる。
図1に示す製造装置10においては、接着剤塗工部40及びポリマー散布部50はそれぞれ別個に設けられているが、接着剤塗工部40及びポリマー散布部50が一体化した装置となっていてもよい。一体化した装置を用いる場合には、該装置における上流側に接着剤塗工部40が配され、下流側にポリマー散布部50が配された構成となっていればよい。
以上の説明は、本発明の吸収体の製造に好適に用いられる図1に示す製造装置10に関する説明であったところ、以下に製造装置10を用いた吸収体の製造方法(第1実施形態)について説明する。本実施形態における吸収体の製造方法は、切断工程、塗工工程、及びポリマー散布工程をこの順で行うものである。
<切断工程>
切断工程は、基材シート切断部20を用いて行われる。まず、帯状の基材シート2を切断装置24におけるロータリーダイカッター24A及び受けロール24Bの間に供給する。基材シート2が切断装置24を通過することによって、基材シート2を搬送方向Xに沿って切断して、複数条の長尺状基体部1aを形成する。図2に示すように、ロータリーダイカッター24Aの周面には、回転方向に沿って延びる複数のカッター刃24aが、それぞれ、ロータリーダイカッター24Aの軸方向に間隔を置いて並んで配置されているので、帯状の基材シート2を、搬送方向Xに沿って切断することで、搬送方向Xに沿って延びる長尺状基体部1aを複数条形成する。
また、本実施形態においては、図2に示すように、ロータリーダイカッター24Aは平坦部24bを有していることに起因して、平坦部24bの周面の長さに相当する基材シート2の縦方向Xの長さ分を空けて長尺状基体部1aが形成されるとともに、縦方向Xに沿って隣り合う長尺状基体部1aの間に非切断領域NTが介在するように形成される。非切断領域NTは、基材シート2がカッター刃24aによって切断されていない部分である。本実施形態における非切断領域NTは、図2に示すように、縦方向Xに沿って隣り合う長尺状基体部1a間に間欠的に形成されており、且つ横方向Yの全域にわたり連続して形成されている。
縦方向Xに沿って形成された長尺状基体部1aの長さL1(図2参照)は、100mm以上であることが好ましく、200mm以上であることがより好ましく、またその上限は1000mm以下であることが好ましく、700mm以下であることがより好ましい。具体的には、100mm以上1000mm以下であることが好ましく、200mm以上700mm以下であることがより好ましい。
基材シート2に非切断領域NTを設ける場合には、非切断領域NTの縦方向Xにおける長さL2(図2参照)は、10mm以上であることが好ましく、50mm以上であることがより好ましく、またその上限は300mm以下であることが好ましく、200mm以下であることがより好ましい。具体的には、10mm以上300mm以下であることが好ましく、50mm以上200mm以下であることがより好ましい。
<塗工工程>
次に、図1に示すように、長尺状基体部1aが形成された基材シート2の一方の面を、搬送部30に接した状態で加熱しつつ下流側へ搬送している状態下で、接着剤塗工部40によって、基材シート2の他方の面に接着剤4を塗工する。接着剤4は、例えばスパイラル状やストライブ状等に塗工することができる。
接着剤4を塗工された後の基材シート2は、加熱された搬送部30によって、その周面に接した状態で下流側へ搬送されるので、基材シート2及び接着剤4は加熱された状態が維持されている。これに起因して、特に接着剤4の塗工中及び塗工後において、基材シート2に塗工された接着剤4は溶融(冷却固化していない)状態を維持しながら、基材シート2を次の工程へ搬送することができる。
<ポリマー散布工程>
次に、図1に示すように、基材シート2の他方の面に接着剤4が塗工された基材シート2が搬送部30の周面上に位置している間に、ポリマー散布部50によって、接着剤4が塗工された基材シート2の面上に吸水性ポリマー5の粒子を散布する。基材シート2が搬送部30の周面上に位置していることによって、基材シート2及び接着剤4は搬送部30に接して加熱された状態で維持されている。これに起因して、接着剤4はその塗工後も溶融した状態となっているので、接着剤4を介して吸水性ポリマー5の粒子を基材シート2の他方の面に固定することができる。
図1に示すように、塗工工程においては、長尺状基体部1aが複数条形成された基材シート2を、搬送部30である搬送ロールの外周面に巻き掛けた状態で搬送し、その状態下で、基材シート2の他方の面に接着剤4を塗工している。したがって、基材シート2を搬送している間に、複数条の長尺状基体部1aが幅方向Yにずれて重なったり、ばらついたりするのを抑制することができ、効率的に接着剤4を基材シート2に塗工することができる。
ポリマー散布工程においても同様に、接着剤4が塗工された基材シート2を、搬送部30である搬送ロールの外周面に巻き掛けた状態で搬送し、その状態下で、接着剤4が塗工された面上に吸水性ポリマー5の粒子を散布している。したがって、基材シート2を搬送している間に、複数条の長尺状基体部1aが幅方向Yにずれて重なったり、ばらついたりするのを抑制することができ、効率的に吸水性ポリマー5の粒子を基材シート2の他方の面に固定することができる。
基材シート2の面上からの吸水性ポリマー5の粒子の脱落を防ぎ、且つ基材シート2に吸水性ポリマー5の粒子をより強固に固定する観点から、製造装置10は、図3に示すように、ポリマー散布部50の下流側に、基材シート2の厚み方向に加圧する加圧部61を更に備えていることが好ましい。図3に示すように、加圧部61としては、基材シート2の厚み方向に挟圧可能なニップロール61の態様となっていることが好ましい。以下の説明では、加圧部61をニップロール61の態様として説明する。
<加圧工程>
図3に示すように、製造装置10にニップロール61を備えている場合、基材シート2を厚み方向に加圧する加圧工程を更に行うことができる。具体的には、接着剤4を介して吸水性ポリマー5が固定された基材シート2を、搬送部30とニップロール61との間に挟んだ状態で下流側へ送り出し、ニップロール61によって基材シート2を、その厚み方向へ加圧することで、基材シート2と吸水性ポリマー5の粒子とが接着剤4を介して圧着されるようになる。その結果、基材シート2に吸水性ポリマー5の粒子をより強固に固定することができる。
搬送部30及びニップロール61によって基材シート2の厚み方向に加えられる圧力は、100N/m以上であることが好ましく、500N/m以上であることがより好ましく、またその上限は5000N/m以下であることが好ましく、2000N/m以下であることがより好ましい。具体的には、100N/m以上5000N/m以下であることが好ましく、500N/m以上2000N/m以下であることがより好ましい。このような圧力を加えることによって、製造された吸収体の柔軟性を保ちつつ、より強固に吸水性ポリマー5を基材シート2に固定することができる。
図1及び図3に示すように、吸水性ポリマー5の粒子が散布された基材シート2は、下流側に搬送されるにつれて加熱された搬送部30の周面から離れていくので、該基材シート2は次第に冷却され、これに伴って基材シート2上に塗工された接着剤4も冷却されて固化しながら吸水性ポリマー5を基材シート2の他方の面に固定する。このように、接着剤4を介して吸水性ポリマー5の粒子が基材シート2の他方の面(上面)に固定されるようになる。これらの工程を経て、吸収体が搬送方向Xに沿って延びる帯状の連続体となって形成される。
最後に、吸収体の連続体を、基材シート2に形成された非切断領域NTの略中間部分で幅方向Yに沿って切断することで、目的とする吸収体1を製造することができる。
次に、本発明の第2及び第3実施形態を、図4ないし図6を参照しながら説明する。これらの実施形態については、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、特に説明しない点については第1実施形態についての説明が適宜適用される。また、図4ないし図6において、図1ないし図3と同じ部材には同じ符号を付してある。
図4及び図5には、本発明の第2実施形態における製造方法に好適に用いられる製造装置10Aが示されている。本実施形態では、切断装置24による切断工程を吸水性ポリマー散布工程後に行う点が第1実施形態と異なる。図4及び図5に示すとおり、本実施形態で好適に用いられる製造装置10Aは、基材シート2の搬送方向Xに沿って、搬送部30、接着剤塗工部40、ポリマー散布部50及び基材シート切断部20(切断装置24)をこの順で備えている。第2実施形態における切断装置24は、第1実施形態における切断装置24と異なり、ポリマー散布部50の下流に設けられている。
図4及び図5に示す製造装置10Aを用いた第2実施形態における吸収体の製造方法は、塗工工程、ポリマー散布工程、及び切断工程を、この順で行うものである。
まず、帯状の基材シート2を、ガイドロール23を介して搬送部30へ案内する。本実施形態における搬送部30は、第1実施形態における製造方法と同様に、加熱されていることが好ましい。この工程では、基材シート2には長尺状基体部1aは形成されていない。
次に、帯状の基材シート2の一方の面を、搬送部30に接した状態で加熱しつつX方向に搬送しながら、その状態下で、該基材シート2の他方の面に接着剤4を塗工する塗工工程を行う。接着剤4が塗工された後の基材シート2は、加熱された搬送部30の周面に接した状態で搬送部30によって下流側へ搬送されるので、基材シート2に塗工された接着剤4は溶融状態を維持しながら下流側へ搬送される。なお、この工程でも、基材シート2には長尺状基体部1aは形成されていない。
続いて、接着剤4が塗工された基材シート2が搬送部30の周面に接して加熱された状態を維持しながら、ポリマー散布部50から、基材シート2の接着剤4塗工面上に吸水性ポリマー5の粒子を散布して、接着剤4を介して吸水性ポリマー5の粒子を基材シート2に固定させるポリマー散布工程を行う。基材シート2が加熱された搬送部30に接して搬送されていることに起因して、基材シート2上の接着剤4はその塗工後も基材シート2上で溶融した状態となっているので、基材シート2の外面に吸水性ポリマー5の粒子をより効率的に接着することができる。なお、この工程でも、基材シート2には長尺状基体部1aは形成されていない。
第1実施形態と同様に本実施形態においても、製造装置10Aは、図5に示すように、ポリマー散布部50と切断装置24との間に、加圧部61の一態様であるニップロール61を更に備えていてもよい。すなわち、ポリマー散布工程と切断工程との間に加圧工程を備えていてもよい。この構成を有することによって、基材シート2の面上からの吸水性ポリマー5の粒子の脱落を防ぎ、且つ基材シート2に吸水性ポリマー5の粒子をより強固に固定することができる。図5に示す実施形態では、接着剤4及び吸水性ポリマー5が塗工及び散布された基材シート2を、搬送部30とニップロール61との間に挟んだ状態で下流側へ送り出し、第2ガイドロール62を介して、その下流側へ設けられている切断装置24へ案内するようになっている。なお、この工程でも、基材シート2には長尺状基体部1aは形成されていない。
次に、接着剤4を介して吸水性ポリマー5の粒子が固定された基材シート2を、切断装置24におけるロータリーダイカッター24A及び受けロール24Bの間に供給する。これによって、帯状の基材シート2に、基材シート2の搬送方向Xに沿って延び、且つ幅方向Yに間隔を空けた複数条の長尺状基体部1aを形成する切断工程を行う。これらの工程を経て、吸収体が搬送方向Xに沿って延びる帯状の連続体となって形成される。
最後に、第1実施形態と同様に、吸収体の連続体を、基材シートに形成された非切断領域NTの略中間部分で幅方向Yに沿って切断することで、目的とする吸収体1を製造することができる。
切断装置24への接着剤4の付着に起因した切断装置の摩耗や製造された吸収体の生産性低下を防止する観点から、接着剤4を介して吸水性ポリマー5の粒子が固定された基材シート2は、接着剤4が冷却固化した状態で切断装置24に供給されることが好ましく、ポリマー散布工程と切断工程との間に、基材シート2に塗工された接着剤4を冷却する冷却工程を備えることが好ましい。冷却工程としては、接着剤4及び吸水性ポリマー5が塗工及び散布された基材シート2が切断装置24に供給されるまでに接着剤4の融点以下に冷却されていればよく、例えば加熱された搬送部30から所定距離だけ離間した位置に切断装置24を設けることによって、接着剤4が冷却されるように構成されていてもよい。また、ポリマー散布部50と、基材シート切断部20における切断装置24との間に冷却部(図示せず)を更に設けて、基材シート2に塗布された接着剤4が積極的に冷却されるように構成されていてもよい。冷却部としては、例えば、接着剤4及び吸水性ポリマー5が塗工及び散布された基材シート2に対して冷風を吹き付ける装置や、該基材シート2を冷却部材に接触させる装置等を採用することができる。
図6には、本発明の第3実施形態に好適に用いられる製造装置10Bが示されている。本実施形態に係る製造方法は、基材シート2に固定された吸水性ポリマー5の粒子の上に第2基材シート2Bを更に配する点で、第2実施形態と相違する。図6に示すとおり、本実施形態で好適に用いられる製造装置10Bは、基材シート2の搬送方向Xに沿って、基材シート切断部20、搬送部30、接着剤塗工部40及びポリマー散布部50をこの順で備えており、これに加えて、ポリマー散布部50の下流側に第2基材シート供給部60を更に備えている。
第2基材シート供給部60は、帯状の第2基材シート2Bを下流側へ供給するものであれば特に制限はなく、例えば図6に示す実施形態では、第2基材シート2Bの原反ロールとなっている。第2基材シート2Bは、ニップロール61を介した繰り出しによって、ポリマー散布部50と切断装置24との間に供給されるようになっている。本実施形態では、ニップロール61は第2基材シート2Bを下流側へ案内するガイドロールともなっている。
図6に示す製造装置10Bを用いた第3実施形態における吸収体の製造方法は、接着剤の塗工工程、ポリマー散布工程、第2基材シート供給工程及び切断工程を、この順で行うものである。
まず、接着剤の塗工工程及びポリマー散布工程を第2実施形態と同様の方法で行い、接着剤4を介して吸水性ポリマー5の粒子を基材シート2に固定する。この工程では、基材シート2には長尺状基体部1aは形成されていない。
次に、基材シート2の他方の面(上面)に固定された吸水性ポリマー5の粒子の上に第2基材シート2Bを配して、基材シート2及び第2基材シート2Bで吸水性ポリマー5の粒子を挟んだ積層体を得る第2基材シート供給工程を行う。詳細には、第2基材シート供給部60から供給された第2基材シート2Bをニップロール61によって案内しながら、基材シート2の他方の面に接着剤4を介して固定されている吸水性ポリマー5の粒子の上に配するように供給する。吸水性ポリマー5の粒子の上に配された第2基材シート2Bは、吸水性ポリマー5の粒子が固定された基材シート2とともに、ニップロール61と搬送部30との間に供給され、基材シート2と第2基材シート2Bとがその厚み方向に加圧されて圧着される。圧着によって得られた基材シート2及び第2基材シート2Bは吸水性ポリマー5の粒子をそれらの間に挟んだ積層体として、第2ガイドロール62を介して下流側へ搬送される。この工程でも、基材シート2には長尺状基体部1aは形成されていない。
次に、基材シート2,2Bを備える積層体を、その縦方向に沿って切断することで、複数条の長尺状基体部1aを形成する切断工程を行う。詳細には、ニップロール61を通過して形成された積層体は、第2ガイドロール62を介して、その下流側に設けられた切断装置24におけるロータリーダイカッター24A及び受けロール24Bの間に供給される。それによって、基材シート2,2Bを備える積層体を、基材シート2,2Bの縦方向Xに沿って切断することで複数条の長尺状基体部1aを形成する。これらの工程を経て、これらの工程を経て、吸収体が搬送方向Xに沿って延びる帯状の連続体となって形成される。
最後に、吸収体の連続体を、基材シート2に形成された非切断領域NTの略中間部分で幅方向Yに沿って切断することで、目的とする吸収体1Bを製造することができる。
以上のように、第1実施形態又は第2実施形態における各工程を経て製造された吸収性物品用の吸収体1は、図7に示すように、搬送方向Xにおける長尺状基体部1aの両端に、長尺状基体部1aが形成されていない非切断領域NTが配されている。また図8に示すように、吸収体1は、横方向Yと、横方向Yよりも長さの長い縦方向(図8中紙面と直交する方向)と、厚み方向Zとを有する長尺状基体部1a、及び該長尺状基体部1aの少なくとも一方の面に接着剤4を介して固定された吸水性ポリマー5の粒子を備えた吸収性ユニット1Uを複数本具備するものとなる。また、各吸収性ユニット1Uは、その縦方向が少なくとも一方向を向くように配列されている。図8に示す吸収体1は、吸水性ポリマー5が固定されている面である厚み方向Zの上面が着用者の肌に対向する肌対向面となり、長尺状基体部1aの他方の面である厚み方向Zの下面が非肌対向面となる。
また、第3実施形態における各工程を経て製造された吸収性物品用の吸収体1Bは、図9に示すように、基材シート2及び第2基材シート2Bを備える積層体として、横方向Yと、横方向Yよりも長さの長い縦方向(図9中紙面と直交する方向)と、厚み方向Zとを有する長尺状基体部1a、及び該長尺状基体部1aの少なくとも一方の面に接着剤4を介して固定された吸水性ポリマー5の粒子を備えた吸収性ユニット1Uを複数本具備するものとなる。また、各吸収性ユニット1Uは、その縦方向が少なくとも一方向を向くように配列されている。図9に示す吸収体1Bは、第2基材シート2Bが配されている面である厚み方向Zの上面が着用者の肌に対向する肌対向面となり、長尺状基体部1aの他方の面である厚み方向Zの下面が非肌対向面となる。
本実施形態においては、長尺状基体部1aが吸収体1,1Bの縦方向Xに沿って延びるように形成されているので、吸収性ユニット1Uの縦方向Xは吸収体1の縦方向Xと同一の方向である。
本発明において製造された吸収体1,1Bは、使用前の状態において、縦方向Xに長い矩形状に形成されている。吸収体1,1Bは、縦方向Xの長さが100mm以上1000mm以下程度のものであり、横方向Yの長さ(幅)が50mm以上300mm以下程度のものである。
吸水性ポリマー5の担持量、膨潤阻害、柔軟性、通気性、シート形状の維持の観点から、長尺状基体部1aの横方向Yにおける幅W2は、0.3mm以上10mm以下であることが好ましく、0.6mm以上2mm以下であることがより好ましく、0.6mm以上1.8mm以下であることが更に好ましい。長尺状基体部1aの横方向Yにおける幅W2は、ロータリーダイカッター24Aに配された隣接するカッター刃24aどうしの横方向Yの間隔を調節することで、所望の幅に変更することができる。また、長尺状基体部1aの縦方向Xにおける長さは、100mm以上1000mm以下であることが好ましく、200mm以上700mmであることがより好ましく、300mm以上500mmであることが更に好ましい。
吸収性ユニットの縦方向Xを吸収体1,1Bの縦方向Xを向くように配する場合、吸収性ユニット1Uは、吸収体1枚当たり、3本以上1000本以下配されていることが好ましく、50本以上500本以下配されていることが更に好ましい。吸収性ユニット1Uの数え方は、横方向Yに仮想直線をひいたとき、その直線と交差する吸収性ユニット1Uの数が最大となるときの本数と定義する。なお図8及び図9に示すとおり、吸収性ユニット1Uは長尺状基体部1aを含んで構成されているので、吸収性ユニット1Uの本数と長尺状基体部1aの本数とは一致する。
吸収体1,1Bを例えば吸収性物品の構成部材として用いる場合には、基材シート2,2Bは、吸収性ユニットでの液の拡散性の向上と、吸水性ポリマー5の利用効率向上との観点から、親水性シートであることが好ましい。親水性シートとしては、例えば親水性材料を含んで構成される吸収体を用いることができる。その例としては、紙、不織布、布、合成樹脂を発泡して形成された合成スポンジ等が挙げられ、それらの中でも、薄くても引っ張り強度が比較的高く、薄くて柔軟性が付与できる観点から、不織布が好ましく用いられる。これらの親水性シートは単独で用いることができ、あるいは2種以上を組み合わせて用いることもできる。不織布としては、親水性の繊維を構成繊維として含む親水性不織布、合成繊維に親水性を付与した繊維を構成繊維として含む親水性不織布等が好ましく用いられる。該不織布の坪量は、5g/m以上100g/m以下であることが好ましく、10g/m以上40g/m以下であることが更に好ましい。不織布としては、例えばスパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布、エアスルー不織布など、当該技術分野において公知のものを特に制限なく用いることができる。
接着剤4としては、例えば、ホットメルト型接着剤が好ましく用いられる。ホットメルト型接着剤としては、スチレン系、オレフィン系等が挙げられる。スチレン系ホットメルト型接着剤としては、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(SIS)、SBSの水素添加物であるスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)、及びこれらの2種以上をブレンドしたブレンド系ホットメルト型接着剤を使用することができる。これらの中でも、タック力と凝集力のバランスが取り易い観点から、特にSISとSBSとのブレンド系ホットメルト型接着剤、又はSISとSEBSのブレンド系ホットメルト型接着剤が、好ましく用いられる。ホットメルト型接着剤の塗工量は、0.5g/m以上100g/m以下であることが好ましく、5g/m以上50g/m以下であることが更に好ましい。
吸水性ポリマー5としては、当該吸収性物品の技術分野において従来用いられている各種のものを用いることができ、例えば、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸−ビニルアルコール共重合体、ポリアクリル酸ソーダ架橋体、(デンプン−アクリル酸)グラフト重合体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体及びそのケン化物、ポリアクリル酸カリウム、又はポリアクリル酸セシウム等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。吸水性ポリマー5の粒子としては、その形状の違いから、不定形タイプ、塊状タイプ、俵状タイプ、球粒凝集タイプ、球状タイプ等があるが、何れのタイプも用いることができる。吸水性ポリマー5の坪量は、30g/m以上400g/m以下であることが好ましく、50g/m以上300g/m以下であることが更に好ましい。
吸水性ポリマー5として球状タイプのものを用いる場合には、隣り合う吸収性ユニットどうしの吸水性ポリマー5の粒子の膨潤阻害を一層起こし難くする観点から、使用前(膨潤前)の状態の吸水性ポリマー5の粒子の平均粒子径は、20μm以上700μm以下であることが好ましく、200μm以上500μm以下であることが更に好ましい。一方、膨潤後の状態の吸水性ポリマー5の粒子の平均粒子径は、200μm以上3000μm以下であることが好ましく、800μm以上2000μm以下であることが更に好ましい。使用前後における吸水性ポリマー5の粒子の平均粒子径は、例えば特開2017−070498号公報に記載の測定方法によって求めることができる。
本発明の製造方法によって製造された吸収体1,1Bは、吸収性物品の構成部材として、特に吸収体として好適に用いられるものである。吸収性物品は、一般的に、尿や経血等の排泄体液を吸収保持するために用いられるものである。吸収性物品には、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等が包含されるが、これらに限定されるものではなく、人体から排出される液の吸収に用いられる物品を広く包含するものである。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、図8に示す吸収体1及び図9に示す吸収体1Bは、同一の幅の長尺状基体部1aを有する吸収性ユニット1Uを複数本用いて形成されているが、長尺状基体部1aの幅はそれぞれ異なるように形成されていてもよい。長尺状基体部1aの幅をそれぞれ異なるように形成する場合は、例えばロータリーダイカッター24Aに配された複数のカッター刃24a,24a,・・・の配置間隔をそれぞれ異なるようにして長尺状基体部1aを形成すればよい。
また第1ないし第3実施形態において、基材シート2を加熱しつつ搬送する方法として、搬送部30が加熱ロールである態様で説明したが、基材シート2の加熱及び搬送の方法はこれに限られない。基材シート2の加熱方法としては、例えば接着剤塗工部40及びポリマー散布部50の上流側若しくは下流側、又はその双方にヒーター等の加熱手段を設けることによって、基材シート2の鉛直上方から該シートを加熱することができる。基材シート2の搬送方法としては、例えば搬送部30をベルトコンベアの態様とすることによって、基材シート2を搬送することができる。
また、第1ないし第3実施形態において、搬送部30として1つの加熱ロールを用い、基材シート2が搬送部30の周面に接した状態で搬送しながら、塗工工程及びポリマー散布工程を連続して行うことで、吸水性ポリマー5の粒子の散布時に、接着剤4が塗工された基材シート2が「加熱された状態を維持」していたが、この態様に限らず、例えば、塗工工程とポリマー散布工程との間において、基材シート2が搬送部から離間した状態が発生したとしても、接着剤4の溶融状態が維持されたままポリマー散布工程を行っていれば、「加熱された状態を維持」しているといえる。
また、図7に示す吸収体1は、搬送方向Xにおける長尺状基体部1aの両端に、長尺状基体部1aが形成されていない非切断領域NTが配されているが、非切断領域NTを有さないように吸収体を製造してもよい。すなわち、切断工程において、搬送される帯状の基材シート2を、非切断領域NTを形成しないように搬送方向Xに沿って連続的に切断することで、複数条の長尺状基体部1aを形成してもよい。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の吸収体の製造方法及び吸収体の製造装置を開示する。
<1>
横方向と、該横方向よりも長さの長い縦方向と、厚み方向とを有する長尺状基体部、及び該長尺状基体部の少なくとも一方の面に接着剤を介して固定された吸水性ポリマーの粒子を備えた吸収性ユニットを複数本具備する吸収体の製造方法であって、
搬送される帯状の基材シートを、搬送方向に沿って切断することで、該基材シートに複数条の前記長尺状基体部を形成する切断工程と、
前記基材シートの一方の面を、該基材シートを搬送する搬送部に接した状態で加熱しつつ搬送し、その状態下で、該基材シートの他方の面に接着剤を塗工する塗工工程と、
前記塗工工程で前記接着剤が塗工された前記基材シートが前記搬送部に接して加熱された状態を維持しつつ、該接着剤が塗工された面上に吸水性ポリマーの粒子を散布して、該接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子を該基材シートの前記他方の面に固定するポリマー散布工程とを備え、
前記切断工程を前記塗工工程に先立ち行うか、又は前記切断工程を前記ポリマー散布工程の後に行う、吸収体の製造方法。
<2>
前記切断工程、前記塗工工程及び前記ポリマー散布工程をこの順で備え、
前記塗工工程は、前記長尺状基体部が形成された前記基材シートの前記他方の面に前記接着剤を塗工する、前記<1>に記載の吸収体の製造方法。
<3>
前記塗工工程、前記ポリマー散布工程及び前記切断工程をこの順に備え、
前記切断工程は、前記吸水性ポリマーの粒子が固定された前記基材シートを切断して、該基材シートに複数条の前記長尺状基体部を形成する、前記<1>に記載の吸収体の製造方法。
<4>
前記ポリマー散布工程と前記切断工程との間に、前記基材シートの前記他方の面に塗工された前記接着剤を冷却する冷却工程を備える、前記<3>に記載の吸収体の製造方法。
<5>
前記基材シートの前記他方の面上に固定された前記吸水性ポリマーの粒子の上に第2基材シートを配し、前記基材シート及び前記第2基材シートで前記吸水性ポリマーの粒子を挟んだ積層体を得る第2基材シート供給工程を更に備え、
前記切断工程では、前記積層体を切断して、該積層体に複数条の前記長尺状基体部を形成する、前記<3>又は<4>に記載の吸収体の製造方法。
<6>
前記搬送部はロール形状を有する搬送ロールからなり、
前記基材シートを前記搬送ロールの外周面に巻き掛けた状態で搬送する、前記<1>ないし<5>のいずれか一に記載の吸収体の製造方法。
<7>
縦方向に沿って形成された長尺状基体部の長さL1は、100mm以上であることが好ましく、200mm以上であることがより好ましく、またその上限は1000mm以下であることが好ましく、700mm以下であることがより好ましく、100mm以上1000mm以下であることが好ましく、200mm以上700mm以下であることがより好ましい、前記<1>ないし<6>のいずれか一に記載の吸収体の製造方法。
<8>
前記基材シートには、長尺状基体部を形成しない非切断領域を搬送方向に沿って所定の間隔で形成する、前記<1>ないし<7>のいずれか一に記載の吸収体の製造方法。
<9>
前記非切断領域の縦方向における長さL2は、10mm以上であることが好ましく、50mm以上であることがより好ましく、またその上限は300mm以下であることが好ましく、200mm以下であることがより好ましく、10mm以上300mm以下であることが好ましく、50mm以上200mm以下であることがより好ましい、前記<8>に記載の吸収体の製造方法。
<10>
前記吸水性ポリマーの粒子が固定された前記基材シートを、前記基材シートの厚み方向へ加圧して、前記基材シートと前記吸水性ポリマーの粒子とが前記接着剤を介して圧着する加圧工程を備える、前記<1>ないし<9>のいずれか一に記載の吸収体の製造方法。
<11>
ニップロール及び前記搬送部によって前記基材シートの厚み方向に加えられる圧力は、100N/m以上であることが好ましく、500N/m以上であることがより好ましく、またその上限は5000N/m以下であることが好ましく、2000N/m以下であることがより好ましく、100N/m以上5000N/m以下であることが好ましく、500N/m以上2000N/m以下であることがより好ましい、前記<10>に記載の吸収体の製造方法。
<12>
横方向と、該横方向よりも長さの長い縦方向と、厚み方向とを有する長尺状基体部、及び該長尺状基体部の少なくとも一方の面に接着剤を介して固定された吸水性ポリマーの粒子を備えた吸収性ユニットを複数本具備する吸収体の製造装置であって、
搬送される帯状の基材シートを、搬送方向に沿って切断することで、該基材シートに複数条の前記長尺状基体部を形成する基材シート切断部と、
前記基材シートを搬送する搬送部と、
前記基材シートの一方の面を前記搬送部に接した状態で加熱しつつ、該基材シートの他方の面に接着剤を塗工する接着剤塗工部と、
前記接着剤が塗工された前記基材シートが前記搬送部に接して加熱された状態を維持しつつ、該接着剤が塗工された面上に吸水性ポリマーの粒子を散布して、該接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子を該基材シートの前記他方の面に固定するポリマー散布部とを備える、吸収体の製造装置。
<13>
前記基材シート切断部、前記搬送部、前記接着剤塗工部及び前記ポリマー散布部を前記基材シートの搬送方向に沿ってこの順で備える、前記<12>に記載の吸収体の製造装置。
<14>
前記搬送部、前記接着剤塗工部、前記ポリマー散布部及び前記基材シート切断部を前記基材シートの搬送方向に沿ってこの順で備える、前記<12>に記載の吸収体の製造装置。
<15>
前記ポリマー散布部と前記基材シート切断部との間で、前記基材シートの前記他方の面に塗工された前記接着剤が冷却されるように構成されている、前記<14>に記載の吸収体の製造装置。
<16>
前記基材シートの前記他方の面上に固定された前記吸水性ポリマーの粒子の上に第2基材シートを配し、前記基材シート及び前記第2基材シートで前記吸水性ポリマーの粒子を挟んだ積層体を得る第2基材シート供給部を備え、
前記基材シート切断部は、前記積層体を切断して、該積層体に複数条の前記長尺状基体部を形成するように構成されている、前記<14>又は<15>に記載の吸収体の製造装置。
<17>
前記搬送部はロール形状を有する搬送ロールからなり、
前記基材シートを前記搬送ロールの外周面に巻き掛けた状態で搬送可能に構成されている、前記<12>ないし<17>のいずれか一に記載の吸収体の製造装置。
<18>
縦方向に沿って形成された長尺状基体部の長さL1は、100mm以上であることが好ましく、200mm以上であることがより好ましく、またその上限は1000mm以下であることが好ましく、700mm以下であることがより好ましく、100mm以上1000mm以下であることが好ましく、200mm以上700mm以下であることがより好ましくなるように構成されている、前記<12>ないし<17>のいずれか一に記載の吸収体の製造装置。
<19>
前記基材シートに、前記長尺状基体部を形成しない非切断領域を前記搬送方向に沿って所定の間隔で形成するように構成されている、前記<12>ないし<18>のいずれか一に記載の吸収体の製造装置。
<20>
前記非切断領域の縦方向における長さL2は、10mm以上であることが好ましく、50mm以上であることがより好ましく、またその上限は300mm以下であることが好ましく、200mm以下であることがより好ましく、10mm以上300mm以下であることが好ましく、50mm以上200mm以下であるように構成されている、前記<19>に記載の吸収体の製造装置。
<21>
前記吸水性ポリマーの粒子が固定された前記基材シートを、前記基材シートの厚み方向へ加圧して、前記基材シートと前記吸水性ポリマーの粒子とを前記接着剤を介して圧着させるニップロールを備える、前記<12>ないし<20>のいずれか一に記載の吸収体の製造装置。
<22>
ニップロール及び前記搬送部によって前記基材シートの厚み方向に加えられる圧力は、100N/m以上であることが好ましく、500N/m以上であることがより好ましく、またその上限は5000N/m以下であることが好ましく、2000N/m以下であることがより好ましく、100N/m以上5000N/m以下であることが好ましく、500N/m以上2000N/m以下であることがより好ましいように構成されている、前記<21>に記載の吸収体の製造装置。
1,1B 吸収体
1U 吸収性ユニット
1a 長尺状基体部
2,2B 基材シート
4 接着剤
5 吸水性ポリマー
10,10A,10B 製造装置
20 基材シート切断部
21 原反ロール
23 ガイドロール
24 切断装置
30 搬送部
40 接着剤塗工部
50 ポリマー散布部
60 第2基材シート供給部
61 加圧部(ニップロール)
62 第2ガイドロール
X 縦方向(搬送方向)
Y 横方向(幅方向)
Z 厚み方向
NT 非切断領域

Claims (14)

  1. 横方向と、該横方向よりも長さの長い縦方向と、厚み方向とを有する長尺状基体部、及び該長尺状基体部の少なくとも一方の面に接着剤を介して固定された吸水性ポリマーの粒子を備えた吸収性ユニットを複数本具備する吸収体の製造方法であって、
    搬送される帯状の基材シートを、搬送方向に沿って切断することで、該基材シートに複数条の前記長尺状基体部を形成する切断工程と、
    前記基材シートの一方の面を、該基材シートを搬送する搬送部に接した状態で加熱しつつ搬送し、その状態下で、該基材シートの他方の面に接着剤を塗工する塗工工程と、
    前記塗工工程で前記接着剤が塗工された前記基材シートが前記搬送部に接して加熱された状態を維持しつつ、該接着剤が塗工された面上に吸水性ポリマーの粒子を散布して、該接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子を該基材シートの前記他方の面に固定するポリマー散布工程とを備え、
    前記切断工程を前記塗工工程に先立ち行うか、又は前記切断工程を前記ポリマー散布工程の後に行う、吸収体の製造方法。
  2. 前記切断工程、前記塗工工程及び前記ポリマー散布工程をこの順で備え、
    前記塗工工程は、前記長尺状基体部が形成された前記基材シートの前記他方の面に前記接着剤を塗工する、請求項1に記載の吸収体の製造方法。
  3. 前記塗工工程、前記ポリマー散布工程及び前記切断工程をこの順に備え、
    前記切断工程は、前記吸水性ポリマーの粒子が固定された前記基材シートを切断して、該基材シートに複数条の前記長尺状基体部を形成する、請求項1に記載の吸収体の製造方法。
  4. 前記ポリマー散布工程と前記切断工程との間に、前記基材シートの前記他方の面に塗工された前記接着剤を冷却する冷却工程を備える、請求項3に記載の吸収体の製造方法。
  5. 前記基材シートの前記他方の面上に固定された前記吸水性ポリマーの粒子の上に第2基材シートを配し、前記基材シート及び前記第2基材シートで前記吸水性ポリマーの粒子を挟んだ積層体を得る第2基材シート供給工程を更に備え、
    前記切断工程では、前記積層体を切断して、該積層体に複数条の前記長尺状基体部を形成する、請求項3又は4に記載の吸収体の製造方法。
  6. 前記搬送部はロール形状を有する搬送ロールからなり、
    前記基材シートを前記搬送ロールの外周面に巻き掛けた状態で搬送する、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の吸収体の製造方法。
  7. 前記吸水性ポリマーの粒子が固定された前記基材シートを、前記基材シートの厚み方向へ加圧して、前記基材シートと前記吸水性ポリマーの粒子とが前記接着剤を介して圧着する加圧工程を備える、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の吸収体の製造方法。
  8. 横方向と、該横方向よりも長さの長い縦方向と、厚み方向とを有する長尺状基体部、及び該長尺状基体部の少なくとも一方の面に接着剤を介して固定された吸水性ポリマーの粒子を備えた吸収性ユニットを複数本具備する吸収体の製造装置であって、
    搬送される帯状の基材シートを、搬送方向に沿って切断することで、該基材シートに複数条の前記長尺状基体部を形成する基材シート切断部と、
    前記基材シートを搬送する搬送部と、
    前記基材シートの一方の面を前記搬送部に接した状態で加熱しつつ、該基材シートの他方の面に接着剤を塗工する接着剤塗工部と、
    前記接着剤が塗工された前記基材シートが前記搬送部に接して加熱された状態を維持しつつ、該接着剤が塗工された面上に吸水性ポリマーの粒子を散布して、該接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子を該基材シートの前記他方の面に固定するポリマー散布部とを備える、吸収体の製造装置。
  9. 前記基材シート切断部、前記搬送部、前記接着剤塗工部及び前記ポリマー散布部を前記基材シートの搬送方向に沿ってこの順で備える、請求項8に記載の吸収体の製造装置。
  10. 前記搬送部、前記接着剤塗工部、前記ポリマー散布部及び前記基材シート切断部を前記基材シートの搬送方向に沿ってこの順で備える、請求項8に記載の吸収体の製造装置。
  11. 前記ポリマー散布部と前記基材シート切断部との間で、前記基材シートの前記他方の面に塗工された前記接着剤が冷却されるように構成されている、請求項10に記載の吸収体の製造装置。
  12. 前記基材シートの前記他方の面上に固定された前記吸水性ポリマーの粒子の上に第2基材シートを配し、前記基材シート及び前記第2基材シートで前記吸水性ポリマーの粒子を挟んだ積層体を得る第2基材シート供給部を備え、
    前記基材シート切断部は、前記積層体を切断して、該積層体に複数条の前記長尺状基体部を形成するように構成されている、請求項10又は11に記載の吸収体の製造装置。
  13. 前記搬送部はロール形状を有する搬送ロールからなり、
    前記基材シートを前記搬送ロールの外周面に巻き掛けた状態で搬送可能に構成されている、請求項8ないし12のいずれか一項に記載の吸収体の製造装置。
  14. 前記吸水性ポリマーの粒子が固定された前記基材シートを、前記基材シートの厚み方向へ加圧して、前記基材シートと前記吸水性ポリマーの粒子とを前記接着剤を介して圧着させるニップロールを備える、請求項8ないし13のいずれか一項に記載の吸収体の製造装置。
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