JP2017070501A - シート状物及びシート状物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の吸収性物品用のシート状物1は、長尺状基体部2及び長尺状基体部2の一方の面の表面に固定された吸水性ポリマーの粒子3を備えた吸収性ユニット4を複数本具備する。シート状物1は、各吸収性ユニット4を、その縦方向が一方向を向くように配列させてなる。吸水性ポリマーの粒子3が液を吸収する前、吸水性ポリマーの粒子3が長尺状基体部2の縦方向に沿う両側縁部2sよりも内側に配されている。吸水性ポリマーの粒子3が液を吸収すると、吸水性ポリマーの粒子3が、長尺状基体部2の縦方向に沿う側縁部2sを越えて膨潤し、且つ長尺状基体部2の位置が、厚み方向において、液を吸収する前の位置と異なるようになされている。
【選択図】図1
Description
本発明のシート状物は、吸収性物品に用いられるものである。吸収性物品は、一般的に、尿や経血等の排泄体液を吸収保持するために用いられるものである。吸収性物品には、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等が包含されるが、これらに限定されるものではなく、人体から排出される液の吸収に用いられる物品を広く包含するものである。
使用前の状態において、長尺状基体部2の幅W2に対しての吸収性ユニット4の横方向(X方向)の長さLxの大小関係は、好ましくは0μm<(Lx−W2)<1400μmであり、更に好ましくは200μm<(Lx−W2)<1000μmである。
好適には、長尺状基体部2の幅(W2)は、同様の観点から、0.3mm以上であることが好ましく、0.6mm以上であることが更に好ましく、そして、10mm以下であることが好ましく、2mm以下であることがより好ましく、1.8mm以下であることが更に好ましく、具体的には、0.3mm以上10mm以下であることが好ましく、0.6mm以上2mm以下であることがより好ましく、0.6以上1.8mm以下であることが更に好ましい。
使用前の状態における平均粒子径は、使用前の吸水性ポリマーの粒子を用い、吸水性ポリマーの粒子の直径もしくは長軸を光学顕微鏡観察で測定できる。ここで言う直径とは、吸水性ポリマーの粒子が球状の場合を指す。また、長軸とは、吸水性ポリマーの粒子がひし形、長方形、房状、フットボール型などの異型状の場合を指す。計50個の吸水性ポリマーの粒子の直径もしくは長軸を測定し、その数平均粒子径を使用前の状態の吸水性ポリマーの粒子の平均粒子径とする。
膨潤後の状態における平均粒子径は、シート状物1を25℃に調温した生理食塩水(0.9質量%塩化ナトリウム水溶液)中に浸漬させ、浸漬開始から1時間後にシート状物1を生理食塩水から取り出し、30分間垂直状態に吊るして水切りした後、長尺状基体部2の表面の吸水性ポリマーの粒子の直径もしくは長軸を光学顕微鏡観察で測定できる。ここで言う直径とは、吸水性ポリマーの粒子が球状の場合を指す。また、長軸とは、吸水性ポリマーの粒子がひし形、長方形、房状、フットボール型などの異型状の場合を指す。計50個の吸水性ポリマーの粒子の直径もしくは長軸を測定し、その数平均粒子径を膨潤後の状態の吸水性ポリマーの粒子の平均粒子径とする。
本実施態様のシート状物1の製造方法は、帯状の基材シート20の一方の面の表面に吸水性ポリマーの粒子3を散布する吸水性ポリマーの粒子散布工程と、吸水性ポリマーの粒子3が散布された基材シート20をカットして吸収性ユニット4を複数本形成するカット工程とを備えている。また、本実施態様においては、吸水性ポリマーの粒子散布工程により吸水性ポリマー3の粒子が散布される前に、帯状の基材シート20の一方の面の表面に接着剤5を塗布する接着剤塗布工程を備えている。即ち、本実施態様のシート状物1の製造方法は、接着剤塗布工程、吸水性ポリマーの粒子散布工程、カット工程をこの順に備えている。
上述した図1、図6〜図7、図9〜図10に示すシート状物1においては、吸水性ポリマーの粒子3が、各長尺状基体部2の一方の面(上面)の表面にのみ固定されているが、シート状物1の液の吸収性能向上の観点から、各長尺状基体部2の一方の面(上面)の表面のみならず、他方の面(下面)の表面にも固定されていてもよい。各長尺状基体部2の両面(上下面)に吸水性ポリマーの粒子3を固定させるには、例えば、図4に示す製造装置100を用いて、各長尺状基体部2の一方の面(上面)の表面に吸水性ポリマーの粒子3を固定させた後、反転ロールを介して反転させ、その後別の吸水性ポリマー散布部130を用いて、各長尺状基体部2の他方の面(下面)の表面に吸水性ポリマーの粒子3を散布して固定させることにより製造できる。
加圧下通液速度は、特開2003−235889号公報に記載されている測定方法及び測定装置を利用して測定される。即ち、100mLのガラスビーカーに、測定試料である吸水性ポリマー0.32±0.005gを膨潤するに十分な量の生理食塩水(0.9質量%塩化ナトリウム水溶液)、例えば吸水性ポリマーの飽和吸収量の5倍以上の生理食塩水に浸して30分間放置する。別途、垂直に立てた円筒(内径25.4mm)の開口部の下端に、金網(目開き150μm、株式会社三商販売のバイオカラム焼結ステンレスフィルター30SUS)と、コック(内径2mm)付き細管(内径4mm、長さ8cm)とが備えられた濾過円筒管を用意し、コックを閉鎖した状態で該円筒管内に、膨潤した測定試料を含む前記ビーカーの内容物全てを投入する。次いで、目開きが150μmで直径が25mmである金網を先端に備えた直径2mmの円柱棒を濾過円筒管内に挿入して、該金網と測定試料とが接するようにし、更に測定試料に2.0kPaの荷重が加わるようにおもりを載せる。この状態で1分間放置した後、コックを開いて液を流し、濾過円筒管内の液面が60mLの目盛り線から40mLの目盛り線に達する(つまり20mLの液が通過する)までの時間(T1)(秒)を計測する。計測された時間T1(秒)を用い、次式から2.0kPaでの加圧下通液速度を算出する。尚、式中、T0(秒)は、濾過円筒管内に測定試料を入れないで、生理食塩水20mlが金網を通過するのに要する時間を計測した値である。
加圧下通液速度(ml/min)=20×60/(T1−T0)
測定は5回行い(n=5)、上下各1点の値を削除し、残る3点の平均値を測定値とする。また、測定は23±2℃、湿度50±5%で行い、測定の前に試料を同環境で24時間以上保存した上で測定する。加圧下通液速度の更に詳細な測定方法は、特開2003−235889号公報の段落〔0008〕及び段落〔0009〕に記載されており、また測定装置は、同公報の図1及び図2に記載されている。
遠心保持量(吸水量)の測定は、JIS K 7223(1996)に準拠して行う。ナイロン製の織布(三力製作所販売、品名:ナイロン網、規格:250メッシュ)を幅10cm、長さ40cmの長方形に切断して長手方向中央で二つ折りにし、両端をヒートシールして幅10cm(内寸9cm)、長さ20cmのナイロン袋を作製する。次いで、測定試料である吸水性ポリマー1.00gを精秤し、作製したナイロン袋の底部に均一になるように入れる。次いで、試料の入ったナイロン袋を、25℃に調温した生理食塩水(0.9質量%塩化ナトリウム水溶液)に浸漬させる。そして浸漬開始から1時間後にナイロン袋を生理食塩水から取り出し、1時間垂直状態に吊るして水切りした後、遠心脱水器(コクサン(株)製、型式H−130C特型)を用いて脱水する。脱水条件は、143G(800rpm)で10分間とする。脱水後、試料の質量を測定し、次式に従って目的とする遠心保持量(吸水量)を算出する。
遠心保持量(g/g)=(a'−b−c)/c
式中、a'は遠心脱水後の試料及びナイロン袋の総質量(g)、bはナイロン袋の吸水前(乾燥時)の質量(g)、cは試料の吸水前(乾燥時)の質量(g)を表す。
測定は5回行い(n=5)、上下各1点の値を削除し、残る3点の平均値を測定値とする。また、測定は23±2℃、湿度50±5%で行い、測定の前に試料を同環境で24時間以上保存した上で測定する。
横方向と、該横方向よりも長さの長い縦方向と、厚み方向とを有する長尺状基体部、及び該長尺状基体部の一方の面の表面に固定された吸水性ポリマーの粒子を備えた吸収性ユニットを複数本具備し、各該吸収性ユニットを、その縦方向が少なくとも一方向を向くように配列させてなる吸収性物品用のシート状物であって、
前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収する前に、前記吸水性ポリマーの粒子が、前記長尺状基体部の前記縦方向に沿う両側縁部よりも内側に配されており、
前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収すると、該吸水性ポリマーの粒子が、前記長尺状基体部の前記側縁部を越えて膨潤し、且つ該長尺状基体部の位置が、前記厚み方向において、液を吸収する前の位置と異なるようになされているシート状物。
前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収する前に、隣り合う前記長尺状基体部どうしは、少なくとも一部隣接している前記<1>に記載のシート状物。
<3>
前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収する前に、隣り合う前記長尺状基体部どうしは、全体に亘って隣接している前記<1>又は<2>に記載のシート状物。
<4>
前記シート状物は、前記縦方向の両端部に、前記長尺状基体部が前記横方向に繋がった非スリット領域を備えている前記<1>〜<3>の何れか1に記載のシート状物。
<5>
前記シート状物は、前記縦方向の両端部に、前記長尺状基体部が前記横方向に繋がった非スリット領域を備えており、該非スリット領域には、前記吸水性ポリマーの粒子が配されていない前記<1>〜<4>の何れか1に記載のシート状物。
前記シート状物は、前記縦方向の両端部が、前記吸収性物品に固定されている前記<1>〜<5>の何れか1に記載のシート状物。
<7>
前記長尺状基体部は、前記縦方向に沿う両側縁部間の距離が、前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収する前の状態の平均粒子径よりも大きく、前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収して膨潤した状態の平均粒子径よりも小さい前記<1>〜<6>の何れか1に記載のシート状物。
<8>
前記長尺状基体部は、親水性である前記<1>〜<7>の何れか1に記載のシート状物。
<9>
前記長尺状基体部は、不織布である前記<1>〜<8>の何れか1に記載のシート状物。
<10>
前記シート状物を平面視して、前記吸水性ポリマーの粒子が偏在して固定されており、固定された該吸水性ポリマーの坪量が相対的に多い部分において、前記長尺状基体部の縦方向に沿う両側縁部間の距離が相対的に短い前記<1>〜<9>の何れか1に記載のシート状物。
前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収する前に、前記吸水性ポリマーの粒子は、前記長尺状基体部の他方の面の表面に固定されている前記<1>〜<10>の何れか1に記載のシート状物。
<12>
前記長尺状基体部の他方の面の表面に固定された前記吸水性ポリマーの坪量の方が、該長尺状基体部の一方の面の表面に固定された該吸水性ポリマーの坪量よりも大きい前記<11>に記載のシート状物。
<13>
前記長尺状基体部の一方の面の表面に固定された前記吸水性ポリマーは、該長尺状基体部の他方の面の表面に固定された該吸水性ポリマーに比べて、加圧下通液性能が高く、遠心保持量が低い前記<11>又は<12>に記載のシート状物。
<14>
前記吸水性ポリマーの粒子は、接着剤を介して前記長尺状基体部に固定されている前記<1>〜<13>の何れか1に記載のシート状物。
<15>
前記横方向において隣り合う前記吸収性ユニット間においては、介在物が非存在状態となっている前記<1>〜<14>の何れか1に記載のシート状物。
<16>
前記吸収性ユニットは、その縦方向が前記シート状物の縦方向を向くように複数本配列されている前記<1>〜<15>の何れか1に記載のシート状物。
前記吸収性ユニットは、前記シート状物1枚当たり、3本以上、好ましくは50本以上配されており、そして、1000本以下、好ましくは500本以下配されており、具体的には、3本以上1000本以下、好ましくは50本以上500本以下配されている前記<16>に記載のシート状物。
<18>
前記吸収性ユニットは、その縦方向が前記シート状物の横方向を向くように複数本配列されており、
前記吸収性ユニットは、前記シート状物1枚当たり、3本以上、好ましくは50本以上配されており、そして、3500本以下、好ましくは2000本以下配されており、具体的には、3本以上3500本以下、好ましくは50本以上2000本以下配されている前記<1>〜<15>の何れか1に記載のシート状物。
<19>
前記シート状物は、縦方向の長さが100mm以上1000mm以下のものであり、横方向の長さが50mm以上300mm以下のものである前記<1>〜<18>の何れか1に記載のシート状物。
<20>
前記シート状物の幅に対する前記長尺状基体部の幅の割合は、0.001以上、好ましくは0.002以上であり、そして、0.2以下、好ましくは0.04以下であり、具体的には、0.001以上0.2以下、好ましくは0.002以上0.04以下である前記<1>〜<19>の何れか1に記載のシート状物。
<21>
前記長尺状基体部の幅は、0.3mm以上、好ましくは0.6mm以上であり、そして、10mm以下、好ましくは2mm以下、より好ましくは1.8mm以下であり、具体的には、0.3mm以上10mm以下、好ましくは0.6mm以上2mm以下、より好ましくは0.6mm以上1.8mm以下である前記<1>〜<20>の何れか1に記載のシート状物。
<22>
前記吸水性ポリマーの粒子の上に、更に長尺状基体部が配されており、該吸水性ポリマーの粒子が上下2枚の前記長尺状基体部で挟まれ、固定されている前記<1>〜<21>の何れか1に記載のシート状物。
前記<1>〜<22>の何れか1に記載のシート状物と、該シート状物を被覆する液透過性のコアラップシートとを有する吸収性物品用の吸収体。
前記<23>に記載の吸収体と、該吸収体の肌対向面側に配された表面シートと、該吸収体の非肌対向面側に配された裏面シートとを有する吸収性物品。
横方向と、該横方向よりも長さの長い縦方向と、厚み方向とを有する長尺状基体部、及び該長尺状基体部の一方の面の表面に固定された吸水性ポリマーの粒子を備えた吸収性ユニットを複数本具備し、各該吸収性ユニットを、その縦方向が少なくとも一方向を向くように配列させてなり、
前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収する前に、前記吸水性ポリマーの粒子が、前記長尺状基体部の前記縦方向に沿う両側縁部よりも内側に配されており、
前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収すると、該吸水性ポリマーの粒子が、前記長尺状基体部の前記側縁部を越えて膨潤し、且つ該長尺状基体部の位置が、前記厚み方向において、液を吸収する前の位置と異なるようになされている吸収性物品用のシート状物の製造方法であって、
帯状の基材シートの一方の面の表面に前記吸水性ポリマーの粒子を散布する吸水性ポリマーの粒子散布工程と、前記吸水性ポリマーの粒子が散布された前記基材シートをカットして前記吸収性ユニットを複数本形成するカット工程とを備えるシート状物の製造方法。
前記吸水性ポリマーの粒子散布工程により前記吸水性ポリマーの粒子が散布される前に、前記基材シートの一方の面の表面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程を備えている前記<25>に記載のシート状物の製造方法。
<27>
前記接着剤塗布工程、前記吸水性ポリマーの粒子散布工程、前記カット工程をこの順に備えており、
前記基材シートの一方の面の表面に前記接着剤塗布工程にて前記接着剤を塗布し、該基材シートの一方の面の表面に塗布された該接着剤上に、前記吸水性ポリマーの粒子散布工程にて前記吸水性ポリマーの粒子を散布して該接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子を前記基材シートに固定させ、その後、該吸水性ポリマーの粒子を固定させた該基材シートを前記カット工程にてカットして、該接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子が前記長尺状基体部に固定された前記吸収性ユニットを複数本形成する前記<26>に記載のシート状物の製造方法。
<28>
前記カット工程において、前記帯状の基材シートを、該基材シートの搬送方向に沿ってカットし、且つ直交する方向に複数箇所カットして複数本の前記長尺状基体部及び前記吸収性ユニットを形成する前記<25>〜<27>の何れか1に記載のシート状物の製造方法。
<29>
前記カット工程においては、前記帯状の基材シートに、該基材シートの搬送方向に間欠的に非カット部を形成する前記<25>〜<28>の何れか1に記載のシート状物の製造方法。
前記カット工程において、前記帯状の基材シートに、該基材シートの搬送方向に間欠的に非カット部を形成し、
前記接着剤塗布工程において、前記非カット部の予定部を除いて、前記基材シートの一方の面の表面に間欠的に接着剤を塗布する前記<26>又は<27>に記載のシート状物の製造方法。
<31>
吸水性ポリマーの粒子散布工程において、前記非カット部の予定部を除いて、前記基材シートの一方の面の表面に前記吸水性ポリマーの粒子を散布する前記<25>〜<30>の何れか1に記載のシート状物の製造方法。
<32>
吸水性ポリマーの粒子散布工程において前記基材シートの一方の面の表面に前記吸水性ポリマーの粒子を散布した後に、散布した吸水性ポリマーの粒子の上に接着剤を塗布する前記<25>〜<31>の何れか1に記載のシート状物の製造方法。
<33>
基材シートの一方の面の表面に前記接着剤を塗布し、
前記吸水性ポリマーの粒子を、該基材シートをその搬送方向に直交する方向に二等分の位置より一方の領域側に位置する前記接着剤上に散布し、前記接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子を前記基材シートに固定させ、ついで前記基材シートの前記二等分の位置より他方の領域側を前記吸水性ポリマーの粒子の上に折り返して、前記基材シートで前記吸水性ポリマーの粒子を挟んだ積層体を得、
前記カット工程にて、前記積層体をカットする、前記<25>〜<32>の何れか1に記載のシート状物の製造方法。
<34>
基材シートの一方の面の表面に前記接着剤を塗布し、
前記接着剤が塗布された前記基材シートの、該接着剤が塗布された面に吸水性ポリマーの粒子を散布し、
散布された前記吸水性ポリマーの粒子の上に更に接着剤を塗布し、
前記吸水性ポリマーの粒子の上に塗布された前記接着剤上に第2基材シートを配して、前記基材シート及び前記第2基材シートで前記吸水性ポリマーの粒子を挟んだ積層体を得、
前記カット工程にて、前記積層体をカットする、前記<25>〜<32>の何れか1に記載のシート状物の製造方法。
2 長尺状基体部
2s 側縁部
20 基材シート
3 吸水性ポリマー
4 吸収性ユニット
5 接着剤
100 製造装置
110 基材シートカット部
111a カッター刃
111b ロータリーダイ
112 受けロール
113 スリット装置
114 搬送装置
120 接着剤塗布部
121 塗布ヘッド
130 吸水性ポリマー散布部
131 吸水性ポリマー導入部
141 バキュームコンベア
145 バキュームボックス
151,152 駆動ロール
Claims (11)
- 横方向と、該横方向よりも長さの長い縦方向と、厚み方向とを有する長尺状基体部、及び該長尺状基体部の一方の面の表面に固定された吸水性ポリマーの粒子を備えた吸収性ユニットを複数本具備し、各該吸収性ユニットを、その縦方向が少なくとも一方向を向くように配列させてなる吸収性物品用のシート状物であって、
前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収する前に、前記吸水性ポリマーの粒子が、前記長尺状基体部の前記縦方向に沿う両側縁部よりも内側に配されており、
前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収すると、該吸水性ポリマーの粒子が、前記長尺状基体部の前記側縁部を越えて膨潤し、且つ該長尺状基体部の位置が、前記厚み方向において、液を吸収する前の位置と異なるようになされているシート状物。 - 前記シート状物は、前記縦方向の両端部に、複数の前記長尺状基体部が前記横方向に繋がった非スリット領域を備えている請求項1に記載のシート状物。
- 前記シート状物は、前記縦方向の両端部が、前記吸収性物品に固定されている請求項1又は2に記載のシート状物。
- 前記長尺状基体部は、前記縦方向に沿う両側縁部間の距離が、前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収する前の状態の平均粒子径よりも大きく、前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収して膨潤した状態の平均粒子径よりも小さい請求項1〜3の何れか1項に記載のシート状物。
- 前記長尺状基体部は、不織布である請求項1〜4の何れか1項に記載のシート状物。
- 前記吸水性ポリマーの粒子は、接着剤を介して前記長尺状基体部に固定されている請求項1〜5の何れか1項に記載のシート状物。
- 請求項1〜6の何れか1項に記載のシート状物と、該シート状物を被覆する液透過性のコアラップシートとを有する吸収性物品用の吸収体。
- 請求項7に記載の吸収体と、該吸収体の肌対向面側に配された表面シートと、該吸収体の非肌対向面側に配された裏面シートとを有する吸収性物品。
- 横方向と、該横方向よりも長さの長い縦方向と、厚み方向とを有する長尺状基体部、及び該長尺状基体部の一方の面の表面に固定された吸水性ポリマーの粒子を備えた吸収性ユニットを複数本具備し、各該吸収性ユニットを、その縦方向が少なくとも一方向を向くように配列させてなり、
前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収する前に、前記吸水性ポリマーの粒子が、前記長尺状基体部の前記縦方向に沿う両側縁部よりも内側に配されており、
前記吸水性ポリマーの粒子が液を吸収すると、該吸水性ポリマーの粒子が、前記長尺状基体部の前記側縁部を越えて膨潤し、且つ該長尺状基体部の位置が、前記厚み方向において、液を吸収する前の位置と異なるようになされている吸収性物品用のシート状物の製造方法であって、
帯状の基材シートの一方の面の表面に前記吸水性ポリマーの粒子を散布する吸水性ポリマーの粒子散布工程と、前記吸水性ポリマーの粒子が散布された前記基材シートをカットして前記吸収性ユニットを複数本形成するカット工程とを備えるシート状物の製造方法。 - 前記吸水性ポリマーの粒子散布工程により前記吸水性ポリマーの粒子が散布される前に、前記帯状の基材シートの一方の面の表面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程を備えている請求項9に記載のシート状物の製造方法。
- 前記接着剤塗布工程、前記吸水性ポリマーの粒子散布工程、前記カット工程をこの順に備えており、
前記基材シートの一方の面の表面に前記接着剤塗布工程にて前記接着剤を塗布し、該基材シートの一方の面の表面に塗布された該接着剤上に、前記吸水性ポリマーの粒子散布工程にて前記吸水性ポリマーの粒子を散布して該接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子を前記基材シートに固定させ、その後、該吸水性ポリマーの粒子を固定させた該基材シートを前記カット工程にてカットして、該接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子が前記長尺状基体部に固定された前記吸収性ユニットを複数本形成する請求項10に記載のシート状物の製造方法。
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