JP2019170951A - 長尺状物の製造方法 - Google Patents

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裕史 佐々木
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Abstract

【課題】製造時及び搬送時に蛇行したり、ばたついたりすることを防いだ吸収性物品用の長尺状物の製造方法を提供すること。【解決手段】本発明の吸収性物品用の長尺状物の製造方法は、回転方向に沿って延び、且つ軸方向に間隔を置いて配された複数のカッター刃を周面に有するスリットロールと、該スリットロールに対向して配されているアンビルロールとの間に、一方向に搬送される長尺状基材シートを供給して切断することにより、該基材シートに、その搬送方向に沿って延び、且つ幅方向にわたり並列した複数条の長尺状切断片を形成する切断工程と、複数条の前記長尺状切断片が形成された前記基材シートにおける各長尺状切断片をそれぞれ、回転方向に沿って延びる複数の搬送溝部を周面に有する搬送ロールにおける各搬送溝部内に収めた状態で搬送する搬送工程とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、吸収性物品に好適に用いられる長尺状物の製造方法に関する。
使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品は、一般的に表面シート、裏面シート、吸収体等の多数の構成材料の集合体である。吸収性物品の製造方法は、各構成材料の加工や構成材料どうしを組み合わせる作業などといった種々の工程を含む。吸収性物品における所望の柔軟性、通気性及び液吸収性を高める観点から、構成材料どうしを組み合わせる工程では、構成材料が配置される位置の精度が重要となることがある。
特許文献1には、外装体の構成材料であるシート材にスリットを施したテープ状シート材を、スリット時の幅方向位置を維持しながら、腹側と背側の別々の第2シート材に積層して固定し、腹側部に配される外装体連続部材と背側部に配される外装体連続部材とを得る工程を備えるパンツ型着用物品の製造方法が開示されている。これらのテープ状シート材は、複数のロールを組み合わせて搬送されることで、第2シート材に対して安定的に高精度に配することができることが同文献に記載されている。
また特許文献2には、基材シートをカットして形成された長尺状基体部の一方の面の表面に吸水性ポリマーの粒子を散布して、その表面に吸水性ポリマーを固定した吸収性ユニットを複数本具備している吸収性物品用のシート状物の製造方法が記載されている。
特開2013−094618号公報 特開2017−070501号公報
しかし、特許文献1及び2の方法では、基材シートにスリットを施して長尺状物とする際に、基材シートの自由度の増大に起因して、長尺状物の製造時及び搬送時の蛇行やばたつきを防ぐことが困難な場合があった。また、特許文献2のように、長尺状物を下流へ搬送し、その表面に接着剤の塗工や吸水性ポリマーの散布などの工程に供する場合は、周面が平坦なロールを複数使用して搬送していることに起因して、基材シートの搬送時における長尺状物どうしのばらつきや、基材シート自体のばたつき等が生じやすくなり、以後の工程に高い位置精度で供給できない可能性があった。
したがって、本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る長尺状物の製造方法を提供することにある。
本発明は、回転方向に沿って延び、且つ軸方向に間隔を置いて配された複数のカッター刃を周面に有するスリットロールと、該スリットロールに対向して配されているアンビルロールとの間に、一方向に搬送される長尺状基材シートを供給して切断することにより、該基材シートに、その搬送方向に沿って延び、且つ幅方向にわたり並列した複数条の長尺状切断片を形成する切断工程と、
複数条の前記長尺状切断片が形成された前記基材シートにおける各長尺状切断片をそれぞれ、回転方向に沿って延びる複数の搬送溝部を周面に有する搬送ロールにおける各搬送溝部内に収めた状態で搬送する搬送工程とを有する、吸収性物品用の長尺状物の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、長尺状物を、その製造時及び搬送時に蛇行したり、ばたついたりすることを防いで製造することができる。
図1は、長尺状物の製造装置の一実施形態を示す概略側面図である。 図2は、図1に示す製造装置の概略斜視図である。 図3は、図1に示す製造装置において長尺状切断片を形成した直後の基材シート切断部の要部拡大図である。 図4は、搬送ロールによって長尺状切断片を搬送している状態の要部拡大図である。 図5は、長尺状物の製造装置の別の実施形態を示す概略斜視図である。 図6(a)は、図5に示す製造装置における長尺状切断片を形成する前のスリットロール及びアンビルロールの位置関係を示す要部拡大図であり、図6(b)は、図5に示す製造装置における長尺状切断片を形成した後のスリットロール及びアンビルロールの位置関係を示す要部拡大図であり、図6(c)は、図5に示す製造装置におけるアンビルロールの他の実施形態を示す要部拡大図である。 図7は、長尺状物の製造装置の更に別の一実施形態を示す概略側面図である。 図8(a)は、図7に示す製造装置における接着剤を塗工する前のパターンロール及び受けロールの位置関係を示す要部拡大図であり、図8(b)は、図7に示す製造装置における接着剤を塗工している時のパターンロール及び受けロールの位置関係を示す要部拡大図であり、図8(c)は、図7に示す製造装置における接着剤を塗工した後のパターンロール及び受けロールの位置関係を示す要部拡大図であり、図8(d)は、図8(b)におけるパターンロール及び受けロールの他の実施形態を示す要部拡大図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の長尺状物の製造方法に好適に用いられる製造装置10の一実施形態(第1実施形態)が模式的に示されている。なお以下の説明では、基材シート2の搬送方向Xと、各ロールの回転方向とは同一の方向(長手方向)を指し、「幅方向」又は「軸方向」は基材シート2の搬送方向Xに直交する方向(Y方向)を指す。
図1に示す製造装置10は、製造工程の上流側から下流側に向けて、基材シート切断部20及び搬送ロール30を、この順で備えている。
基材シート切断部20は、原反ロール(図示せず)から搬送された長尺状の基材シート2を切断して、複数条の長尺状切断片2Aを形成するスリットロール21と、スリットロール21に対向して配されているアンビルロール22とを備えている。スリットロール21とアンビルロール22とは、それらの周面が対向し、且つ所定量のクリアランスが生じるように回転軸が平行に配置されている。
詳細には、図2及び図3に示すように、基材シート切断部20は、複数のカッター刃21aが周面に配されているスリットロール21と、周面が平坦なアンビルロール22とを備えている。スリットロール21に配された複数のカッター刃21a,21a・・・は、スリットロール21の回転方向に沿って延び、且つスリットロール21の軸方向Yに間隔を置いて並んで配置されている。スリットロール21において、軸方向Yに隣り合うカッター刃21aどうしの間隔は、基材シート2に形成される長尺状切断片2Aの幅に概ね対応している。より厳密には、基材シート2の搬送時において付与される張力によって、基材シート2が幅方向Yに縮んだ(搬送方向Xに伸張した)状態で切断されうる。このため、張力が付与されなくなった状態における長尺状切断片2Aの幅は、カッター刃21a,21a・・・どうしの間隔に比べて広くなっている場合もある。
基材シート切断部20の下流側に位置する搬送ロール30は、複数条の長尺状切断片2Aが形成された基材シート2を搬送する部分である。図2及び図4に示すように、搬送ロール30の周面には、回転方向に沿って延びる複数の搬送溝部30bが形成されている。複数の搬送溝部30b,30bどうしの間は、回転方向に沿って延び、搬送溝部30bよりも突出した凸条部30aが配されている。図1及び図2においては、搬送ロール30は単独で配されているが、必要に応じて、複数の搬送ロール30を搬送方向に沿って直列に配してもよい。
以上の説明は、第1実施形態における製造装置10に関する説明であったところ、以下に製造装置10を用いた長尺状物の製造方法について説明する。本実施形態における製造方法は、基材シート2を切断して長尺状切断片2Aを形成する切断工程と、長尺状切断片2Aを搬送する搬送工程との2つの工程に大別される。以下、それぞれの工程について説明する。
<切断工程>
まず、図1及び図2に示すように、長尺状の基材シート2を、基材シート切断部20におけるスリットロール21と、アンビルロール22との間に供給する。スリットロール21とアンビルロール22との間に供給された基材シート2は、搬送方向Xに搬送されながら、スリットロール21に配された複数のカッター刃21aによって切断される。これによって、図2及び図3に示すように、基材シート2が下流に搬送されるにつれて、搬送方向Xに沿って延び且つ幅方向Yに間隔を空けて、基材シート2の一方の面と他方の面とが貫通した切断部2aが複数形成される。基材シート2に切断部2aが形成されることによって、基材シート2の搬送方向Xに沿って延び、且つ幅方向Yにわたり並列した複数条の長尺状切断片2Aが形成される。長尺状切断片2Aは、基材シート2を切断することによって形成されるものであるので、長尺状切断片2Aと基材シート2とは実質的に同一のものである。
<搬送工程>
次いで、図2及び図4に示すように、複数条の長尺状切断片2Aが形成された基材シート2を、基材シート切断部20の下流に位置する搬送ロール30を介して搬送方向Xに沿って搬送する。搬送ロール30は、その周面に回転方向に沿って延びる複数の搬送溝部30bを有している。搬送溝部30bの軸方向Yにおける幅は、基材シート2の幅方向Yにおける各長尺状切断片2Aの幅と一致するか、又はそれよりも広くなるように形成されているので、各長尺状切断片2Aをそれぞれ、各搬送溝部30b内に収めた状態で搬送することが可能になっている。つまり、一つの長尺状切断片2Aが、一つの搬送溝部30b内に収められる。これらの工程を経て、吸収性物品用の長尺状物を製造することができる。本実施形態において製造された長尺状物は、長尺状切断片2Aが搬送溝部30b内に収められて搬送されたものであるので、長尺状切断片2Aと長尺状物とは実質的に同一のものである。
各長尺状切断片2Aをそれぞれ各搬送溝部30b内に収めやすくする観点から、基材シート2の搬送速度に対して、アンビルロール22の周速を遅く設定して、複数条の長尺状切断片2Aが形成された基材シート2に張力を付与することが好ましい。より詳細には、基材シート2の搬送速度に対するアンビルロール22の周速の比を0.5以上とすることが好ましく、0.8以上とすることがより好ましく、また1未満とすることが好ましく、0.95以下とすることがより好ましい。具体的には、基材シート2の搬送速度に対するアンビルロール22の周速の比を0.5以上1未満とすることが好ましく、0.8以上0.95以下とすることがより好ましい。
同様の観点から、基材シート2の搬送速度に対するアンビルロール22の周速の比が上述の範囲内にあることを条件として、基材シート2の搬送速度が、2m/s以上であることが好ましく、3m/s以上であることがより好ましく、また6m/s以下であることが好ましく、5m/s以下であることがより好ましい。具体的には、基材シート2の搬送速度が、2m/s以上6m/s以下であることが好ましく、3m/s以上5m/s以下であることがより好ましい。
同様の観点から、基材シート2の搬送速度に対するアンビルロール22の周速の比が上述の範囲内にあることを条件として、アンビルロール22の周速が、1m/s以上であることが好ましく、2m/s以上であることがより好ましく、また6m/s以下であることが好ましく、5m/s以下であることがより好ましい。具体的には、アンビルロール22の周速は、1m/s以上6m/s以下であることが好ましく、2m/s以上5m/s以下であることがより好ましい。
また、形成された長尺状切断片2Aをそれぞれ各搬送溝部30bに収めやすくして、基材シート2の製造時及び搬送時における蛇行やばたつきを抑制する観点から、搬送ロール30における搬送溝部30bの深さH1(図4参照)は0.01mm以上3mm以下とすることが好ましく、0.1mm以上1mm以下とすることがより好ましい。
同様の観点から、搬送ロール30の搬送溝部30bの底部の軸方向Yにおける幅W1(図4参照)は、0.1mm以上10mm以下とすることが好ましく、1mm以上5mm以下とすることがより好ましい。
これらの工程を経て、吸収性物品用の長尺状物を製造することができる。本実施形態における製造方法によれば、搬送ロール30に搬送溝部30bが形成されていることによって、複数条の長尺状切断片2Aが形成された基材シート2は、その製造時及び搬送時における幅方向への動きが搬送溝部30bによって制限されることになり、隣接する長尺状切断片2Aどうしの上下のずれや重なり、たわみ等が生じにくくなる。その結果、吸収性物品用の長尺状物を、その製造時や搬送時における蛇行やばたつきを防いで安定的に製造することができる。
次に、本発明の第2及び第3実施形態を、図5ないし図8を参照しながら説明する。これらの実施形態については、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、特に説明しない点については第1実施形態についての説明が適宜適用される。また、図5ないし図8において、図1ないし図4と同じ部材には同じ符号を付してある。
図5及び図6に示す第2実施形態に係る長尺状物の製造方法は、基材シート切断部におけるアンビルロールの形態が第1実施形態と異なる。図5に示すとおり、本実施形態で好適に用いられる製造装置10Aは、基材シート切断部20Aと、搬送ロール30とを備えている。
図5に示すように、製造装置10Aにおける基材シート切断部20Aは、スリットロール21と、スリットロール21に対向して配されているアンビルロール22Aとを備えている。アンビルロール22Aは、その周面に回転方向に沿って延びる複数の凸部22a及び収容溝部22bを有している。凸部22a及び収容溝部22bは、アンビルロール22Aの軸方向Yにわたって交互に配されている。
図5及び図6(a)ないし(c)に示すように、スリットロール21に配された複数のカッター刃21a,21a・・・は、スリットロール21の回転方向に沿って延び、且つスリットロール21の軸方向Yに間隔を置いて並んで配置されている。一方、アンビルロール22Aに配されている凸部22aは、隣り合う凸部22aの間隔が、スリットロール21における軸方向Yに隣り合うカッター刃21aの間隔と一致している。そして、凸部22aとカッター刃21aとが、軸方向Yにおいて一致するように対向配置されている。このような構成を有していることによって、カッター刃21aによって基材シート2を搬送方向Xに切断して形成した長尺状切断片2Aをそれぞれ、その形成直後からアンビルロール22Aの各収容溝部22bに収容することができる。その結果、長尺状物の製造時及び搬送時に蛇行やばたつきを防いで、より安定的に下流の工程へ搬送することができる。
図6(c)に示すように、本実施形態におけるアンビルロール22Aの収容溝部22bは、アンビルロール22Aの周面側から該収容溝部22bの底部に向かうに従って、漸次減少しているように形成されていてもよい。このような構成を有していることによって、カッター刃21aによって基材シート2に形成した長尺状切断片2Aをそれぞれ、その形成直後からアンビルロール22Aの各収容溝部22bに収容して、蛇行やばたつきを防いで搬送することができる。
以上の説明は、第2実施形態における製造装置10Aに関する説明であったところ、以下に製造装置10Aを用いた長尺状物の製造方法について説明する。本実施形態における製造方法は、第1実施形態と同様に、基材シート2に長尺状切断片2Aを形成する切断工程と、長尺状切断片2Aを搬送する搬送工程との2つの工程に大別される。以下、それぞれの工程について説明する。
まず、図5に示すように、長尺状の基材シート2を、基材シート切断部20Aにおけるスリットロール21と、アンビルロール22Aとの間に供給する。本実施形態において、基材シート2を基材シート切断部20Aに供給する際は、図6(a)に示すように、スリットロール21におけるカッター刃21aの先端の位置が、アンビルロール22Aにおける凸部22aの位置と軸方向Yにおいて一致した状態下で行うことが、以後の工程を安定的に行う観点から好ましい。
スリットロール21とアンビルロール22Aとの間に供給された基材シート2は、搬送方向Xに搬送されながら、スリットロール21に配された複数のカッター刃21aに接触する。これによって、基材シート2が下流に搬送されながら切断されることによって、基材シート2に切断部2aが形成され、その結果、基材シート2の搬送方向Xに沿って延び、且つ幅方向Yにわたり並列した複数条の長尺状切断片2Aが形成される。
本実施形態においては、カッター刃21aの先端の位置が、アンビルロール22Aにおける凸部22aの位置と一致しており、且つアンビルロール22Aに収容溝部22bが形成されている。また基材シート2は、一般的に、ガイドロール等(図示せず)によって搬送方向Xに張力が付与されている。これらのことに起因して、図6(b)に示すように、基材シート2の切断直後においては、基材シート2に複数条の長尺状切断片2Aが形成されるとともに、アンビルロール22Aの凸部22aが切断部2aに入り込み、各長尺状切断片2Aがそれぞれ収容溝部22b内に収まるようになる。つまり、一つの長尺状切断片2Aが、一つの収容溝部22bに収められる。その結果、基材シート2は長尺状切断片2Aが形成されると同時に、蛇行やばたつきをより生じにくい状態で下流に搬送される。特に、アンビルロール22Aの収容溝部22bが図6(c)に示す形状である場合、各長尺状切断片2Aがそれぞれ収容溝部22b内に収まりやすくなり、より安定的に各長尺状切断片2Aを搬送することができる。本実施形態においても、長尺状切断片2Aは、基材シート2を切断することによって形成されるものであるので、長尺状切断片2Aと基材シート2とは実質的に同一のものである。
次いで、第1実施形態と同様に、基材シート2に形成された複数条の長尺状切断片2Aをそれぞれ、搬送ロール30における搬送溝部30bに収めた状態で搬送する。これらの工程を経て、吸収性物品用の長尺状物を製造することができる。本実施形態において製造された長尺状物は、長尺状切断片2Aが搬送溝部30bを介して搬送されたものであるので、長尺状切断片2Aと長尺状物とは実質的に同一のものである。
各長尺状切断片2Aをそれぞれ各搬送溝部30b内に収めやすくする観点から、第1実施形態におけるアンビルロール22と同様に、基材シート2の搬送速度に対して、アンビルロール22Aの周速を遅く設定して、複数条の長尺状切断片2Aが形成された基材シート2に張力を付与することが好ましい。基材シート2の搬送速度及びアンビルロール22Aの周速、並びにこれらの比については、第1実施形態におけるアンビルロール22の説明が適宜適用される。
長尺状切断片2Aをそれぞれ各収容溝部22bに収めやすくして、基材シート2の製造時及び搬送時における蛇行やばたつきをより抑制する観点から、搬送ロール30の搬送溝部30bの底部の軸方向Yにおける幅W1(図4参照)が、図6(b)に示すように、アンビルロール22Aの収容溝部22bの底部の軸方向Yにおける幅W2以上となるようにしておくことが好ましい。具体的には、搬送溝部30bの底部の軸方向Yにおける幅W1が上述の範囲を満たすことを条件として、収容溝部22bの底部の幅W2は0.1mm以上5mm以下とすることが好ましく、0.8mm以上2.5mm以下とすることがより好ましい。また同様の観点から、アンビルロール22Aの凸部22aの高さH2は0.01mm以上3mm以下とすることが好ましく、0.1mm以上1mm以下とすることがより好ましい。
同様の観点から、収容溝部22bの底部の幅W2に対する、搬送溝部30bの底部の幅W1の比(W1/W2)は、幅W1及び幅W2における上述の範囲を満たすことを条件として、1以上100以下が好ましく、1.2以上6.25以下とすることがより好ましい。
これらの工程を経て、第2実施形態における吸収性物品用の長尺状物を製造することができる。特に本実施形態では、搬送ロール30に搬送溝部30bが形成されていることに加えて、アンビルロール22Aに収容溝部22bが形成されていることによって、複数条の長尺状切断片2Aが形成された基材シート2は、その製造時には収容溝部22bによって幅方向への動きが制限され、更にその搬送時には収容溝部22b及び搬送溝部30bの双方によって幅方向への動きが制限されることになり、隣接する長尺状切断片2Aどうしの上下のずれや重なり、たわみ等がより生じにくくなる点で有利である。その結果、吸収性物品用の長尺状物をその製造時や搬送時に蛇行やばたつきをより一層防いで、安定的に製造することができる。
図7及び図8に示す第3実施形態に係る長尺状物の製造方法は、図1における搬送ロール30の下流に接着剤塗工部40が更に備えられている点で第1実施形態と異なる。図7に示すように、本実施形態で好適に用いられる製造装置10Bは、基材シート切断部20と、搬送ロール30と、接着剤塗工部40とをこの順で備えている。
接着剤塗工部40は、搬送ロール30によって搬送された複数条の長尺状切断片2Aが形成された基材シート2の一方の面に接着剤を塗工する部分である。図7に示すように、接着剤塗工部40は、吐出ヘッド41、一対の接着剤供給ロール42,43、パターンロール44及び受けロール45を備えている。
接着剤塗工部40は、接着剤4を吐出する吐出ヘッド41を基材シート2の上方に備えている。吐出ヘッド41は、基材シート2の幅方向Yに対応する長さを有するように配されている。吐出ヘッド41には、後述する接着剤供給ロール42,43の周面に接触させて吐出する方式など各種公知の吐出装置を特に制限なく用いることができる。
接着剤塗工部40は、接着剤4を下流側へ供給する一対の接着剤供給ロール42,43を基材シート2の上方に備えている。一対の接着剤供給ロール42,43は、基材シート2の幅方向Yに対応する長さを有するように配されている。一対の接着剤供給ロール42,43は互いに逆向きに回転しており、これらの回転によってパターンロール44側へ接着剤4を供給できるようになっている。接着剤供給ロール43の周面はパターンロール44の周面と接しており、パターンロール44の周面に接着剤4を施すことができるようになっている。
接着剤塗工部40は、接着剤4を基材シート2の一方の面に塗工するパターンロール44と、これに対向して配されている受けロール45とを備えている。パターンロール44及び受けロール45は、基材シート2の幅方向Yに対応する長さを有するように配されている。接着剤供給ロール43とパターンロール44とは互いに逆向きに回転しており、パターンロール44の周面には、接着剤供給ロール43を介して接着剤4が施される。複数の長尺状切断片2Aが形成された基材シート2は、パターンロール44と受けロール45との間に供給されるようになっており、基材シート2が搬送方向Xに搬送されるにつれて、基材シート2上に接着剤4が塗工できるようになっている。
複数の長尺状切断片2Aが形成された基材シート2上に対して接着剤4を連続的に施す観点から、図8(a)ないし(d)に示すように、パターンロール44はその周面に、その回転方向に沿って延びる畝部44aを軸方向Yにわたって複数有していることが好ましい。パターンロール44が畝部44aを有している場合、接着剤供給ロール43の周面はパターンロール44の畝部44aと接するように配されている。
搬送ロール30から搬送された複数の長尺状切断片2Aが形成された基材シート2を、蛇行やばたつきを防いで安定的に搬送する観点から、受けロール45は、その周面に回転方向に沿って延びる複数の転写凸部45a及び転写溝部45bを軸方向Yにわたり交互に有していることが好ましい。受けロール45に転写凸部45a及び転写溝部45bが形成されている場合、接着剤4の塗工時における基材シート2の蛇行やばたつきを防ぐ観点から、各転写溝部45bは、長尺状切断片2Aをそれぞれ収められるように構成されていることが好ましい。
特に、長尺状切断片2Aを安定的に搬送しつつ、基材シート2上に対して接着剤4を連続的に施すことができるようにする観点から、受けロール45において隣り合う転写溝部45bの間隔は、パターンロール44において隣り合う畝部44aの間隔とが一致するように形成されていることが好ましく、これに加えて、転写溝部45bと畝部44aとが互いに嵌合するように配されていることがより好ましい。転写溝部45bと畝部44aとが互いに嵌合するためには、図8(a)ないし(d)に示すように、転写溝部45bの底部の軸方向Yの幅W3が、畝部44aの軸方向Yの幅W4以上となるように構成されていればよい。
次に、前記の製造装置10Bを用いた長尺状物の製造方法について説明する。本実施形態における製造方法は、第1実施形態と同様に、基材シート2に長尺状切断片2Aを形成する切断工程及び長尺状切断片2Aを搬送する搬送工程を行い、然る後に、長尺状切断片2Aの一方の面に接着剤4を塗工する塗工工程を行う。以下、それぞれの工程について説明する。なお以下の説明では、本実施形態の好適な実施態様である、パターンロール44が複数の畝部44aが形成され、且つ受けロール45に転写凸部45a及び転写溝部45bが形成されている態様に基づいて説明する。
まず、第1実施形態と同様に、長尺状の基材シート2を、基材シート切断部20におけるスリットロール21と、アンビルロール22との間に供給して切断することにより、基材シート2に複数条の長尺状切断片2Aを形成する(切断工程)。本実施形態においても、長尺状切断片2Aと基材シート2とは実質的に同一のものである。
次いで、第1実施形態と同様に、基材シート2に形成された複数条の長尺状切断片2Aをそれぞれ、搬送ロール30における搬送溝部30bに収めた状態で搬送する(搬送工程)。
続いて、搬送ロール30を介して搬送された複数条の長尺状切断片2Aが形成された基材シート2の一方の面に、接着剤4を塗工する(塗工工程)。本実施形態では、図7に示すように、吐出ヘッド41から吐出された接着剤4は、接着剤供給ロール42,43及びパターンロール44が回転するにつれて、接着剤供給ロール42,43の周面を介して、パターンロール44の周面に連続的に施される。図8(a)に示すように、パターンロール44の周面に複数の畝部44aを有していると、接着剤供給ロール43と畝部44aとは接するように回転しているので、接着剤供給ロール43の周面に存在する接着剤4は、パターンロール44の各畝部44aにのみ連続的に施されるようになる。
搬送ロール30によって搬送された長尺状切断片2Aが形成された基材シート2は、パターンロール44と受けロール45との間に供給されている。各長尺状切断片2Aは、それぞれ受けロール45の各転写溝部45bに収められている状態で搬送される。パターンロール44は回転しているので、接着剤4がパターンロール44の各畝部44aに連続的に施されながら、搬送される基材シート2の一方の面に接着剤4を塗工する。
図8(a)ないし(d)に示すように、長尺状切断片2Aがそれぞれ受けロール45の各転写溝部45bに収められている状態では、各転写溝部45bの底部の幅W3は、各畝部44aの幅W4以上となるように構成されているので、パターンロール44及び受けロール45が回転するにつれて、各畝部44aと各転写溝部45bとが互いに嵌合するようになる。これに起因して、各畝部44aに施された接着剤4は、各転写溝部45bに収められた長尺状切断片2A(基材シート2)の上面に接触するようにして塗工されることになる。更にパターンロール44及び受けロール45が回転すると、図8(c)に示すように、各畝部44aは、基材シート2の上面に接着剤4を塗工した状態で基材シート2の上面から離れていく。
基材シート2からの接着剤4の幅方向Yの漏れを防いで、装置保守や下流の工程をより簡便に行う観点から、図8(a)ないし(d)に示すように、受けロール45の転写溝部45bの底部の幅W3が、パターンロール44の畝部44aの幅W4以上となるようにしておくことが好ましい。同様の観点から、具体的には、転写溝部45bの底部の幅W3は、0.1mm以上10mm以下とすることが好ましく、1mm以上5mm以下とすることがより好ましい。また、畝部44aの幅W4は、W3以下であることを条件として、0.1mm以上10mm以下とすることが好ましく、0.5mm以上2.5mm以下とすることがより好ましい。このような関係を有していることによって、各畝部44aと各転写溝部45bとが互いに嵌合しやすくなり、基材シート2への接着剤4の塗工を安定的に行うことができる点でも有利となる。
同様の観点から、パターンロール44の畝部44aの幅W4に対する、転写溝部45bの底部の幅W3の比(W3/W4)は、幅W3及び幅W4が上述の範囲を満たすことを条件として、1以上100以下が好ましく、2以上10以下とすることがより好ましい。
各畝部44aと各転写溝部45bとが互いに嵌合しやすくなり、基材シート2への接着剤4の塗工をより安定的に行う観点から、転写溝部45bの深さH3は、0.01mm以上3mm以下とすることが好ましく、0.1mm以上1mm以下とすることがより好ましい。また、同様の観点から、畝部44aの高さH4は、0.01mm以上3mm以下とすることが好ましく、0.1mm以上1mm以下とすることがより好ましい。
これらの工程を経て、複数条の長尺状切断片2Aが形成された基材シート2は、その製造時及び搬送時の蛇行やばたつきを防ぐことができるとともに、基材シート2への接着剤4の塗工を行った吸収性物品用の長尺状物を製造することができる。特に、パターンロール44が畝部44aを有し、且つ受けロール45に転写凸部45a及び転写溝部45bを有していることによって、長尺状切断片2Aの搬送時には収容溝部22b及び搬送溝部30bの双方によって、更に長尺状切断片2Aへの接着剤4の塗工時には転写溝部45bによって、それぞれ基材シート2の幅方向への動きが制限されることになる。その結果、各長尺状切断片2Aの重なりやたわみ等を防いで下流へ搬送できるとともに、接着剤4を各長尺状切断片2Aに安定的に塗工した長尺状物を製造することができる。
以上の各実施形態によって製造された長尺状物は、同一の幅を有する長尺状切断片2Aが幅方向に沿って複数形成されているものである。本発明の製造方法によって製造された長尺状物は吸収性物品の構成材料として好適に用いられる。吸収性物品は、一般的に、尿や経血等の排泄体液を吸収保持するために用いられるものである。このような吸収性物品には、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等が包含されるが、これらに限定されるものではなく、人体から排出される液の吸収に用いられる物品を広く包含するものである。
本発明によって製造された長尺状物は、製造する吸収性物品の形態や要求性能等に応じて、これをそのままで用いてもよく、長尺状物を長尺状切断片2Aごとに切断分離したり、長尺状物を他のシートに積層したり、吸水性ポリマー等の機能性材料を付着させたりする等の他の加工を施して用いてもよい。これらの加工は、長尺状物を搬送ロール30の搬送溝部30bに収めて搬送している状態で行ってもよく、周面が平坦な他のロールによって案内されている状態で行ってもよい。
第1及び第2実施形態において製造された長尺状物は、例えば外装体や表面材等の吸収性物品の構成材料として好適に用いることができる。また、第3実施形態において製造された長尺状物は、例えば、前記塗工工程において接着剤4が塗工された面上に吸水性ポリマーを散布して、接着剤4を介して吸水性ポリマーの粒子を基材シート2上に固定する工程(ポリマー散布工程)を更に行って、排泄液を吸収するための吸水性材料として吸収性物品に好適に用いることができる。
ポリマー散布工程を行う場合、製造装置10Bにおける接着剤塗工部40の下流側に、吸水性ポリマーの粒子を散布するポリマー散布部(図示せず)を備えることによって行うことができる。ポリマー散布部は、接着剤塗工部40の下流側に、且つ搬送される長尺状物の上方に配されている。ポリマー散布部は、前記塗工工程において長尺状物の接着剤4が塗工された一方の面上に、吸水性ポリマーの粒子を散布できるように構成されている。散布された吸水性ポリマーの粒子は、接着剤4を介して基材シート2の一方の面上に固定される。
基材シート2に形成される長尺状切断片2Aは、基材シート2の幅方向Yに沿って、3本以上1000本以下配されていることが好ましく、50本以上500本以下配されていることが更に好ましい。長尺状切断片2Aの数え方は、基材シート2の幅方向Yに仮想直線をひいたとき、その直線と交差する長尺状切断片2Aの数が最大となるときの本数と定義する。
基材シート2に形成される長尺状切断片2Aは、長尺状物を構成材料として用いる吸収性物品の形態や要求性能等に応じて、その幅方向Yにおける幅を適宜変更することができる。長尺状切断片2Aが形成された基材シート2の取り扱いの簡便性の観点から、長尺状切断片2Aの幅方向Yにおける幅は、0.1mm以上5mm以下であることが好ましく、0.8mm以上2.5mm以下であることが更に好ましい。また、長尺状切断片2Aの安定的な搬送を行う観点から、製造される長尺状切断片2Aの幅に対応して、アンビルロール22Aにおける収容溝部22bの軸方向Yの幅W2、搬送ロール30における搬送溝部30bの軸方向Yの幅W1、及び受けロール45における転写溝部45bの軸方向Yの幅W4を調整して、長尺状切断片2Aが各ロールの各溝部に収まるような構成とすることが好ましい。
基材シート2は、長尺状物の用途に応じて、親水性材料及び/又は疎水性材料を含んで構成される種々のシートを使用することができる。親水性材料を含んで構成されるシートとしては、例えば紙、不織布、布、合成樹脂を発泡して形成された合成スポンジ等が挙げられ、それらの中でも、薄くても引っ張り強度が比較的高く、薄くて柔軟性が付与できる観点から、不織布が好ましく用いられる。これらの親水性シートは単独で用いることができ、あるいは2種以上を組み合わせて用いることもできる。不織布としては、親水性の繊維を構成繊維として含む親水性不織布、合成繊維に親水性を付与した繊維を構成繊維として含む親水性不織布等が好ましく用いられる。該不織布の坪量は、5g/m以上100g/m以下であることが好ましく、10g/m以上40g/m以下であることが更に好ましい。親水性不織布としては、例えばスパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布、エアスルー不織布など、当該技術分野において公知のものを特に制限なく用いることができる。疎水性材料を含んで構成されるシートとしては、例えば紙、不織布又は布と、合成樹脂とのラミネートなどが挙げられる。
接着剤4としては、例えば、ホットメルト型接着剤が好ましく用いられる。ホットメルト型接着剤としては、スチレン系、オレフィン系等が挙げられる。スチレン系ホットメルト接着剤としては、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(SIS)、SBSの水素添加物であるスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)、及びこれらの2種以上を混合したブレンド系ホットメルト型接着剤を使用することができる。これらの中でも、タック力と凝集力のバランスが取り易い観点から、特にSISとSBSとのブレンド系ホットメルト型接着剤、又はSISとSEBSのブレンド系ホットメルト型接着剤が、好ましく用いられる。ホットメルト型接着剤の塗工量は、0.5g/m以上100g/m以下であることが好ましく、5g/m以上50g/m以下であることが更に好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記の各実施形態において、長尺状物は、同一の幅の長尺状切断片2Aから形成されているが、これに代えて長尺状切断片2Aの幅はそれぞれ異なるように形成されていてもよい。それぞれ幅が異なる長尺状切断片2Aは、例えばスリットロール21におけるカッター刃21aの幅を適宜変更することによって形成することができる。
また第3実施形態では、周面が平坦なアンビルロール22を用いた形態で説明したが、アンビルロール22に代えて、第2実施形態におけるアンビルロール22Aを用いてもよい。第3実施形態においてアンビルロール22Aを用いた場合、長尺状切断片2Aの形成時には収容溝部22bによって、長尺状切断片2Aの搬送時には収容溝部22b及び搬送溝部30bの双方によって、長尺状切断片2Aへの接着剤4の塗工時には転写溝部45bによって、それぞれ基材シート2の幅方向への動きが制限されることになる。その結果、各長尺状切断片2Aの重なりやたわみ等を一層防いで下流へ搬送できることに加えて、接着剤4を各長尺状切断片2Aに一層安定的に塗工した長尺状物を製造することができる。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の吸収性物品用の長尺状物の製造方法及び製造装置を開示する。
<1>
回転方向に沿って延び、且つ軸方向に間隔を置いて配された複数のカッター刃を周面に有するスリットロールと、該スリットロールに対向して配されているアンビルロールとの間に、一方向に搬送される長尺状基材シートを供給して切断することにより、該基材シートに、その搬送方向に沿って延び、且つ幅方向にわたり並列した複数条の長尺状切断片を形成する切断工程と、
複数条の前記長尺状切断片が形成された前記基材シートにおける各長尺状切断片をそれぞれ、回転方向に沿って延びる複数の搬送溝部を周面に有する搬送ロールにおける各搬送溝部内に収めた状態で搬送する搬送工程とを有する、吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<2>
前記基材シートの搬送速度に対する、前記アンビルロールの周速の比を0.5以上1未満とする、前記<1>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<3>
前記基材シートの搬送速度に対するアンビルロール22の周速の比を0.5以上とすることが好ましく、0.8以上とすることがより好ましく、また1未満とすることが好ましく、0.95以下とすることがより好ましく、前記基材シートの搬送速度に対するアンビルロール22の周速の比を0.5以上1未満とすることが好ましく、0.8以上0.95以下とすることがより好ましい、前記<1>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<4>
前記基材シートの搬送速度が、2m/s以上であることが好ましく、3m/s以上であることがより好ましく、また6m/s以下であることが好ましく、5m/s以下であることがより好ましく、前記基材シートの搬送速度が、2m/s以上6m/s以下であることが好ましく、3m/s以上5m/s以下であることがより好ましい、前記<2>又は<3>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<5>
前記アンビルロールの周速が、1m/s以上であることが好ましく、2m/s以上であることがより好ましく、また6m/s以下であることが好ましく、5m/s以下であることがより好ましく、前記アンビルロールの周速は、1m/s以上6m/s以下であることが好ましく、2m/s以上5m/s以下であることがより好ましい、前記<2>ないし<4>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<6>
前記搬送ロールにおける前記搬送溝部の深さは0.01mm以上3mm以下とすることが好ましく、0.1mm以上1mm以下とすることがより好ましい、前記<1>ないし<5>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<7>
前記搬送ロールにおける前記搬送溝部の底部の軸方向における幅は、0.1mm以上10mm以下とすることが好ましく、1mm以上5mm以下とすることがより好ましい、前記<1>ないし<6>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<8>
前記アンビルロールは、その周面に回転方向に沿って延びる複数の凸部及び収容溝部を軸方向にわたり交互に有しており、隣り合う該凸部の間隔が、前記スリットロールにおける隣り合う前記カッター刃の間隔と一致しており、
前記切断工程においては、前記カッター刃の刃先の位置が前記凸部の位置と一致した状態下に前記スリットロールと前記アンビルロールとの間に前記基材シートを供給して、複数の前記長尺状切断片を形成するとともに、各長尺状切断片をそれぞれ前記アンビルロールの前記収容溝部内に収める、前記<1>ないし<7>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<9>
前記アンビルロールの前記収容溝部の幅は、該アンビルロールの周面側から該収容溝部の底部に向かうに従って漸次減少している、前記<8>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<10>
前記搬送ロールの前記搬送溝部の底部の幅を、前記アンビルロールの前記収容溝部の底部の幅以上に設定する、前記<8>又は<9>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<11>
前記収容溝部の底部の幅は0.1mm以上5mm以下とすることが好ましく、0.8mm以上2.5mm以下とすることがより好ましく、
前記アンビルロールの前記凸部の高さは0.01mm以上3mm以下とすることが好ましく、0.1mm以上1mm以下とすることがより好ましい、前記<10>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<12>
前記搬送ロールによって搬送された前記基材シートの一方の面に接着剤を塗工する塗工工程を有する、前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<13>
前記塗工工程においては、周面に回転方向に沿って延びる複数の畝部を軸方向にわたり有するパターンロールと、該パターンロールに対向して配されている受けロールとを用い、該パターンロールにおける該畝部に前記接着剤を施しつつ該パターンロールと該受けロールとの間に前記基材シートを供給して、該畝部に塗工された前記接着剤を前記基材シートの一方の面に塗工する、前記<12>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<14>
前記受けロールは、その周面に回転方向に沿って延びる複数の転写凸部及び転写溝部を軸方向にわたり交互に有しており、隣り合う該転写溝部の間隔が、前記パターンロールにおける前記畝部の間隔と一致しており、
前記受けロールの前記転写溝部と前記パターンロールの前記畝部とは互いに嵌合するように配されており、
前記受けロールの前記転写溝部の底部の幅が、前記パターンロールの前記畝部の幅以上に設定されており、
前記塗工工程においては、前記パターンロールの前記畝部が前記転写溝部の位置と一致した状態下に、前記パターンロールと前記受けロールとの間に前記基材シートを供給して、複数の前記長尺状切断片をそれぞれ前記転写溝部内に収めるとともに、前記畝部に塗工された前記接着剤を前記基材シートの一方の面に塗工する、前記<13>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<15>
前記転写溝部の底部の幅W3は、0.1mm以上10mm以下とすることが好ましく、1mm以上5mm以下とすることがより好ましい。また、前記畝部の幅W4は、W3以下であることを条件として、0.1mm以上10mm以下とすることが好ましく、0.5mm以上2.5mm以下とすることがより好ましい、前記<13>又は<14>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<16>
前記パターンロールの前記畝部の幅W4に対する、前記転写溝部の底部の幅W3の比は、幅W3及び幅W4が上述の範囲を満たすことを条件として、1以上100以下が好ましく、2以上10以下とすることがより好ましい、前記<15>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<17>
前記転写溝部の深さH3は、0.01mm以上3mm以下とすることが好ましく、0.1mm以上1mm以下とすることがより好ましく、前記畝部の高さH4は、0.01mm以上3mm以下とすることが好ましく、0.1mm以上1mm以下とすることがより好ましい、前記<13>ないし<16>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<18>
前記塗工工程において前記接着剤が塗工された面上に吸水性ポリマーを散布して、該接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子を前記基材シート上に固定するポリマー散布工程を有する、前記<12>ないし<17>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<19>
前記基材シートは、不織布が好ましく用いられる、前記<1>ないし<18>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
<20>
回転方向に沿って延び、且つ軸方向に間隔を置いて配された複数のカッター刃を周面に有するスリットロールと、該スリットロールに対向して配されているアンビルロールとを備え、該スリットロールと該アンビルロールとの間に、一方向に搬送される長尺状基材シートを供給して切断することによって、該基材シートに、その搬送方向に沿って延び、且つ幅方向にわたり並列した複数条の長尺状切断片を形成可能に構成されている基材シート切断部と、
回転方向に沿って延びる複数の搬送溝部を周面に有し、複数条の前記長尺状切断片が形成された前記基材シートにおける各長尺状切断片をそれぞれ各搬送溝部内に収めた状態で搬送可能に構成されている搬送ロールとを備える、吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<21>
前記基材シートの搬送速度に対する、前記アンビルロールの周速の比が0.5以上1未満となるように構成されている、前記<20>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<22>
前記基材シートの搬送速度に対するアンビルロール22の周速の比が0.5以上となるように構成されていることが好ましく、0.8以上となるように構成されていることがより好ましく、また1未満となるように構成されていることが好ましく、0.95以下となるように構成されていることがより好ましく、前記基材シートの搬送速度に対するアンビルロール22の周速の比を0.5以上1未満となるように構成されていることが好ましく、0.8以上0.95以下となるように構成されていることがより好ましい、前記<20>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<23>
前記基材シートの搬送速度が、2m/s以上となるように構成されていることが好ましく、3m/s以上となるように構成されていることがより好ましく、また6m/s以下となるように構成されていることが好ましく、5m/s以下となるように構成されていることがより好ましく、前記基材シートの搬送速度が、2m/s以上6m/s以下となるように構成されていることが好ましく、3m/s以上5m/s以下となるように構成されていることがより好ましい、前記<21>又は<22>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<24>
前記アンビルロールの周速が、1m/s以上となるように構成されていることが好ましく、2m/s以上となるように構成されていることがより好ましく、また6m/s以下となるように構成されていることが好ましく、5m/s以下となるように構成されていることがより好ましく、前記アンビルロールの周速が、1m/s以上6m/s以下となるように構成されていることが好ましく、2m/s以上5m/s以下となるように構成されていることがより好ましい、前記<21>ないし<23>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<25>
前記搬送ロールにおける前記搬送溝部の深さが0.01mm以上3mm以下となるように構成されていることが好ましく、0.1mm以上1mm以下となるように構成されていることがより好ましい、前記<20>ないし<24>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<26>
前記搬送ロールにおける前記搬送溝部の底部の軸方向における幅が、0.1mm以上10mm以下となるように構成されていることが好ましく、1mm以上5mm以下となるように構成されていることがより好ましい、前記<20>ないし<25>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<27>
前記アンビルロールは、その周面に回転方向に沿って延びる複数の凸部及び収容溝部を軸方向にわたり交互に有しており、隣り合う該凸部の間隔が、前記スリットロールにおける隣り合う前記カッター刃の間隔と一致しており、
前記カッター刃の刃先の位置が前記凸部の位置と一致した状態下に前記スリットロールと前記アンビルロールとの間に前記基材シートを供給して、複数の前記長尺状切断片を形成するとともに、各長尺状切断片をそれぞれ前記アンビルロールの前記収容溝部内に収容可能に構成されている、前記<20>ないし<26>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<28>
前記アンビルロールの前記収容溝部の幅は、該アンビルロールの周面側から該収容溝部の底部に向かうに従って漸次減少するように構成されている、前記<27>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<29>
前記搬送ロールの前記搬送溝部の底部の幅が、前記アンビルロールの前記収容溝部の底部の幅以上に設定されている、前記<27>又は<28>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<30>
前記収容溝部の底部の幅は0.1mm以上5mm以下となるように構成されていることが好ましく、0.8mm以上2.5mm以下となるように構成されていることがより好ましく、
前記アンビルロールの前記凸部の高さは0.01mm以上3mm以下となるように構成されていることが好ましく、0.1mm以上1mm以下となるように構成されていることがより好ましい、前記<29>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<31>
前記搬送ロールによって搬送された前記基材シートの一方の面に接着剤を塗工するための接着剤塗工部を更に有する、前記<20>ないし<30>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<32>
前記接着剤塗工部は、周面に回転方向に沿って延びる複数の畝部を軸方向にわたり有するパターンロールと、該パターンロールに対向して配されている受けロールとを備えており、該パターンロールにおける該畝部に前記接着剤を施しつつ該パターンロールと該受けロールとの間に前記基材シートを供給して、該畝部に塗工された前記接着剤を前記基材シートの一方の面に塗工可能に構成されている、前記<31>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<33>
前記受けロールは、その周面に回転方向に沿って延びる複数の転写凸部及び転写溝部を軸方向にわたり交互に有しており、隣り合う該転写溝部の間隔が、前記パターンロールにおける前記畝部の間隔と一致しており、
前記受けロールの前記転写溝部と前記パターンロールの前記畝部とは互いに嵌合するように配されており、
前記受けロールの前記転写溝部の底部の幅が、前記パターンロールの前記畝部の幅以上に設定されており、
前記接着剤塗工部は、前記パターンロールの前記畝部が前記転写溝部の位置と一致した状態下に、前記パターンロールと前記受けロールとの間に前記基材シートを供給して、複数の前記長尺状切断片をそれぞれ前記転写溝部内に収めるとともに、前記畝部に塗工された前記接着剤を前記基材シートの一方の面に塗工可能に構成されている、前記<32>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<34>
前記転写溝部の底部の幅W3は、0.1mm以上10mm以下となるように構成されていることが好ましく、1mm以上5mm以下となるように構成されていることがより好ましい。また、前記畝部の幅W4は、W3以下であることを条件として、0.1mm以上10mm以下となるように構成されていることが好ましく、0.5mm以上2.5mm以下となるように構成されていることがより好ましい、前記<32>又は<33>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<35>
前記パターンロールの前記畝部の幅W4に対する、前記転写溝部の底部の幅W3の比は、幅W3及び幅W4が上述の範囲を満たすことを条件として、1以上100以下となるように構成されていることが好ましく、2以上10以下となるように構成されていることがより好ましい、前記<34>に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<36>
前記転写溝部の深さH3は、0.01mm以上3mm以下となるように構成されていることが好ましく、0.1mm以上1mm以下となるように構成されていることがより好ましく、前記畝部の高さH4は、0.01mm以上3mm以下となるように構成されていることが好ましく、0.1mm以上1mm以下となるように構成されていることがより好ましい、前記<32>ないし<35>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<37>
前記接着剤が塗工された面上に吸水性ポリマーを散布して、前記接着剤を介して該吸水性ポリマーの粒子を前記基材シート上に固定するためのポリマー散布部を備える、前記<31>ないし<36>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
<38>
前記基材シートは、不織布が好ましく用いられる、前記<20>ないし<37>のいずれか1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造装置。
2 基材シート
2A 長尺状切断片
4 接着剤
10,10A,10B 製造装置
20,20A 基材シート切断部
21 スリットロール
22,22A アンビルロール
30 搬送ロール
30b 搬送溝部
40 接着剤塗工部
44 パターンロール
44a 畝部
45 受けロール
45a 転写凸部
45b 転写溝部
X 搬送方向
Y 幅方向(軸方向)

Claims (8)

  1. 回転方向に沿って延び、且つ軸方向に間隔を置いて配された複数のカッター刃を周面に有するスリットロールと、該スリットロールに対向して配されているアンビルロールとの間に、一方向に搬送される長尺状基材シートを供給して切断することにより、該基材シートに、その搬送方向に沿って延び、且つ幅方向にわたり並列した複数条の長尺状切断片を形成する切断工程と、
    複数条の前記長尺状切断片が形成された前記基材シートにおける各長尺状切断片をそれぞれ、回転方向に沿って延びる複数の搬送溝部を周面に有する搬送ロールにおける各搬送溝部内に収めた状態で搬送する搬送工程とを有する、吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
  2. 前記基材シートの搬送速度に対する、前記アンビルロールの周速の比を0.5以上1未満とする、請求項1に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
  3. 前記アンビルロールは、その周面に回転方向に沿って延びる複数の凸部及び収容溝部を軸方向にわたり交互に有しており、隣り合う該凸部の間隔が、前記スリットロールにおける隣り合う前記カッター刃の間隔と一致しており、
    前記切断工程においては、前記カッター刃の刃先の位置が前記凸部の位置と一致した状態下に前記スリットロールと前記アンビルロールとの間に前記基材シートを供給して、複数の前記長尺状切断片を形成するとともに、各長尺状切断片をそれぞれ前記アンビルロールの前記収容溝部内に収める、請求項1又は2に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
  4. 前記アンビルロールの前記収容溝部の幅は、該アンビルロールの周面側から該収容溝部の底部に向かうに従って漸次減少している、請求項3に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
  5. 前記搬送ロールの前記搬送溝部の底部の幅を、前記アンビルロールの前記収容溝部の底部の幅以上に設定する、請求項3又は4に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
  6. 前記搬送ロールによって搬送された前記基材シートの一方の面に接着剤を塗工する塗工工程を有する、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
  7. 前記塗工工程においては、周面に回転方向に沿って延びる複数の畝部を軸方向にわたり有するパターンロールと、該パターンロールに対向して配されている受けロールとを用い、該パターンロールにおける該畝部に前記接着剤を施しつつ該パターンロールと該受けロールとの間に前記基材シートを供給して、該畝部に塗工された前記接着剤を前記基材シートの一方の面に塗工する、請求項6に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
  8. 前記受けロールは、その周面に回転方向に沿って延びる複数の転写凸部及び転写溝部を軸方向にわたり交互に有しており、隣り合う該転写溝部の間隔が、前記パターンロールにおける前記畝部の間隔と一致しており、
    前記受けロールの前記転写溝部と前記パターンロールの前記畝部とは互いに嵌合するように配されており、
    前記受けロールの前記転写溝部の底部の幅が、前記パターンロールの前記畝部の幅以上に設定されており、
    前記塗工工程においては、前記パターンロールの前記畝部が前記転写溝部の位置と一致した状態下に、前記パターンロールと前記受けロールとの間に前記基材シートを供給して、複数の前記長尺状切断片をそれぞれ前記転写溝部内に収めるとともに、前記畝部に塗工された前記接着剤を前記基材シートの一方の面に塗工する、請求項7に記載の吸収性物品用の長尺状物の製造方法。
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