JP6591136B2 - 吸収体及び吸収性物品の製造方法並びに吸収体及び吸収性物品の製造装置 - Google Patents

吸収体及び吸収性物品の製造方法並びに吸収体及び吸収性物品の製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、吸収体及び該吸収体を含む吸収性物品の製造方法に関する。また本発明は、吸収体及び該吸収体を含む吸収性物品の製造装置に関する。
使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品に用いられる吸収体として、例えば、パルプ繊維及び合成繊維を含む吸収体が知られている。パルプ繊維及び合成繊維を含む吸収体の製造方法として、例えば、特許文献1が知られている。
特許文献1には、予め繊維同士を結合させた三次元構造を有する不織布を成形した後、前記不織布を粉砕して不織布片を成形し、前記不織布片を親水性繊維と混合する吸収性物品用吸収体の製造方法が記載されている。また、特許文献1には、不織布を粉砕する手段として、カッターミル方式を採用し、平均寸法が3〜25mmの不織布片を成形することが記載されている。
特開2002−301105号公報
本発明は、合成繊維を含む複数のシート片を集積して吸収性コアの連続体を形成するコア形成工程と、前記吸収性コアの連続体を被覆する帯状の被覆シートの一面に接着剤を塗布する塗布工程と、搬送される前記帯状の被覆シートの前記接着剤の塗布面上に、前記コア形成工程で形成された前記吸収性コアの連続体を配置し、該被覆シートで該吸収性コアの連続体を被覆して吸収体の連続体を形成する被覆工程と、前記吸収体の連続体を厚み方向への圧縮を伴う切断方法により切断して個々の吸収体に分断する吸収体形成工程とを備える、吸収体の製造方法である。前記塗布工程においては、少なくとも、前記吸収体形成工程にて前記吸収体の連続体を切断によって分断する分断領域に前記接着剤を塗布する。
また本発明は、肌当接面を形成する液透過性の表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及びこれら両シート間に介在された吸収体を具備する吸収性物品の製造方法である。該製造方法は、前記吸収体の製造方法で形成された前記吸収体の一方の面と、搬送される帯状の液難透過性の裏面シートとを対向配置させる裏面シート配置工程と、前記吸収体の他方の面と、搬送される帯状の液透過性の表面シートとを対向配置させる表面シート配置工程とを備えている。前記塗布工程では、前記吸収体の前記一方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分と前記吸収体の他方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分のうち、前記一方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分にのみ接着剤を塗布する。
また本発明は、合成繊維を含む複数のシート片を集積して吸収性コアの連続体を形成するコア形成部と、前記吸収性コアの連続体を被覆する帯状の被覆シートの一面に接着剤を塗布する塗布部と、搬送される前記帯状の被覆シートの前記接着剤の塗布面上に、前記コア形成部で形成された前記吸収性コアの連続体を配置し、該被覆シートで該吸収性コアの連続体を被覆して吸収体の連続体を形成する被覆部と、前記吸収体の連続体を厚み方向への圧縮を伴う切断方法により切断して個々の吸収体に分断する吸収体形成部とを備える、吸収体の製造装置である。前記塗布部においては、少なくとも、前記吸収体形成部にて前記吸収体の連続体を切断によって分断する分断領域に前記接着剤を塗布する。
また本発明は、肌当接面を形成する液透過性の表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及びこれら両シート間に介在された吸収体を具備する吸収性物品の製造装置である。該製造装置は、前記吸収体の製造装置と、当該吸収体の製造装置で形成された前記吸収体の一方の面と、搬送される帯状の液難透過性の裏面シートとを対向配置させる裏面シート配置部と、前記吸収体の他方の面と、搬送される帯状の液透過性の表面シートとを対向配置させる表面シート配置部とを備えている。前記塗布部においては、前記吸収体の前記一方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分と前記吸収体の他方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分のうち、前記一方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分にのみ前記接着剤を塗布する。
図1は、本発明の吸収体の製造方法で製造される好ましい一実施形態の吸収体の縦方向の中央部の断面図である。 図2は、図1に示す吸収体の縦方向の端部の断面図である。 図3は、図1に示す吸収体を製造する製造装置の好ましい一実施形態を示す概略斜視図である。 図4は、図3に示す製造装置を側部側から視た概略側面図である。 図5は、図3に示す製造装置の備える供給部の拡大側面図である。 図6は、吸収体の連続体を分断する分断領域と搬送方向に隣り合う分断領域どうしの間の領域とを説明する説明図である。 図7は、本発明の吸収体の製造方法に用いる他の実施形態の製造装置を示す概略斜視図である。 図8は、図7に示す製造装置を用いた製造方法における、吸収体の連続体を分断する分断領域と搬送方向に隣り合う分断領域どうしの間の領域とを説明する説明図である。
発明の詳細な説明
特許文献1に記載の吸収体の製造方法のように、ある程度の大きさを有する不織布片を含む吸収性コアを被覆シートで被覆した吸収体を製造する場合、吸収体の連続体を切断して個々の吸収体を製造する際に、製造された吸収体の切断端部において、前記不織布片の存在によって口開きが生じ易く、吸収性コアの構成材料が溢れる原因となってしまうことを知見した。特許文献1には、吸収体の切断端部の口開きを防止することに関して、何ら記載も示唆もされていない。
本発明は、切断端部から構成部材が溢れ難い吸収体及び該吸収体を含む吸収性物品の製造方法に関するものである。また本発明は、切断端部から構成部材が溢れ難い吸収体及び該吸収体を含む吸収性物品の製造装置に関するものである。
以下に、本発明について、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の製造方法は、吸収体の製造方法である。本発明で製造する吸収体は、吸収性物品用の吸収体として好ましく用いられる。吸収性物品とは、主として尿、経血等の身体から排泄される体液を吸収保持するために用いられるものである。吸収性物品には、例えば使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド、パンティライナー等が包含されるが、これらに限定されるものではなく、人体から排出される液の吸収に用いられる物品を広く包含する。吸収性物品は、典型的には、液透過性の表面シート、液不透過性又は撥水性の裏面シート及び両シート間に介在配置された液保持性の吸収体を具備している。該吸収体が、本発明の吸収体の製造方法で形成された吸収体である。
図1には、本発明の実施形態の吸収体の製造方法で製造される一実施形態の吸収体100の縦方向の中央部の断面図が示されている。吸収体100は、合成繊維10bを含むものである。吸収体100は、合成繊維10bを含んでおり、実施形態では図1に示すように、合成繊維10bのみならず、親水性繊維10a及び吸収性粒子10cを含む吸収性コア100aを備えている。ここで、「合成繊維10bを含む」とは、合成繊維10bを含むシート片10bhを有する意味である。吸収体100は、合成繊維10bを含む形態であれば単層でも2層以上の複数層でもよいが、実施形態では、親水性繊維10a、合成繊維10b及び吸収性粒子10cが分散して配された単層の集積体100aを有している。吸収性コア100aは、吸収体100の構成部材であり、吸収体100は、吸収性コア100aを1枚の被覆シート100bで被覆して形成されている。吸収体100は、吸収性物品の着用時に、着用者の前後方向に対応する縦方向に長い形状となっている。
吸収体100は、被覆シート100bにおける吸収性コア100aと対向する面に接着剤502を有しており、接着剤502を介して被覆シート100bと吸収性コア100aとが固定されている。接着剤502は、図1に示すように、吸収体100を前記表面シート及び前記裏面シートの間に配した吸収性物品に用いたときに該裏面シートが配される側の被覆シート100bにおける吸収性コア100aと対向する面の全面に塗布されている。
図2には、吸収体100の縦方向の端部の断面図が示されている。吸収体100の該端部は切断端部100eであり、吸収体100の該端部では、吸収体100を吸収性物品に用いたときに前記裏面シートが配される側の被覆シート100bと、前記表面シートが配される側の被覆シート100bとが接着剤502を介して接合している。このように前記裏面シート側の被覆シート100bと前記表面シート側の被覆シート100bとが接合しているので、吸収体100の端部が封止されることになり、吸収体100の端部における口開きを抑制し、吸収性コア100aの構成部材が吸収体100の端部から溢れ難くなっている。
接着剤502としては、吸収性物品等に従来用いられている各種公知の接着剤を用いることができる。具体的には、接着剤502としては、ホットメルト型の接着剤等が挙げられる。
吸収性コア100aは、合成繊維10bを含むシート片10bh(以下、単にシート片10bhとも言う)を複数含み、各シート片10bhは、略矩形状の形状を有している。各シート片10bhの平均長さは、0.3mm以上30mm以下であることが好ましく、1mm以上15mm以下であることがより好ましく、2mm以上10mm以下であることが特に好ましい。ここで平均長さとは、各シート片10bhが長方形状の場合には、長手方向の辺の長さの平均値を示している。各シート片10bhが正方形状の場合には、四辺の内の何れか1辺の長さの平均値を示している。シート片10bhの平均長さが、0.3mm以上である場合には吸収体100に疎な構造を形成し易く、30mm以下である場合には着用者に吸収体100による違和感を与え難く、吸収体100内の位置によって吸収性能にムラを生じ難い。また、各シート片10bhの平均幅は、0.1mm以上10mm以下であることが好ましく、0.3mm以上6mm以下であることがより好ましく、0.5mm以上5mm以下であることが特に好ましい。ここで平均幅とは、各シート片10bhが長方形状の場合には、短手方向の辺の長さの平均値を示している。各シート片10bhが正方形状の場合には、四辺の内の何れか1辺の長さの平均値を示している。シート片10bhの平均幅が、0.1mm以上である場合には吸収体100に疎な構造を形成し易く、10mm以下である場合には着用者に吸収体100による違和感を与え難く、吸収体100内の位置によって吸収性能にムラを生じ難い。
吸収体100を形成する繊維材料としては、従来、吸収性物品用の吸収体に用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。親水性繊維10aとしては、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維等が挙げられる。合成繊維10bとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の短繊維等が挙げられる。シート片10bhとしては、シート形状であれば特に限定されるものではないが、不織布であることが好ましい。また、吸収体100を構成する構成部材には、親水性繊維10a及び合成繊維10b以外に、吸収性粒子10cも含まれている。吸収性粒子10cとしては、例えば、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系、高吸収性ポリマー系のものが挙げられる。高吸収性ポリマーとしては、例えば、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、アクリル酸(塩)重合体からなるもの等を用いることができる。吸収体100を構成する構成部材としては、更に、消臭剤、抗菌剤等を必要に応じて用いることもできる。被覆シート100bとしては、ティッシュペーパー又は透液性の不織布等が挙げられる。材料コストの観点から、被覆シート100bとしては、湿式抄紙法に基づいて製造されたシートを用いることが好ましい。
次に、本発明の実施形態の吸収体の製造方法を、前述した吸収体100の製造方法を例にとり図3〜図5を参照して説明する。図3及び図4には、実施形態の製造方法の実施に用いる一実施形態の製造装置1の全体構成が示されている。吸収体100の製造方法を説明するに当たり、先に製造装置1を説明する。
吸収体100を製造する製造装置1は、図3及び図4に示すように、複数のシート片10bhを集積して吸収性コアの連続体100arを形成するコア形成部10Aと、吸収性コアの連続体100arを被覆する被覆シート100bの一面に予め接着剤502を塗布する塗布部10Bと、被覆シート100bで吸収性コア100aの連続体100arを被覆して吸収体の連続体100rを形成する被覆部10Cと、吸収体の連続体100rを切断して個々の吸収体100に分断する吸収体形成部10Dとを備えている。
以下の説明では、合成繊維10bを含む帯状の合成繊維シート10bs及び吸収体100を搬送する方向をY方向、搬送する方向と直交する方向並びに搬送される合成繊維シート10bs及び吸収体100の幅方向をX方向、搬送される合成繊維シート10bs及び吸収体100の厚み方向をZ方向とする。
また、後述する第1方向とは、搬送方向Yであり、搬送方向Yとのなす角が45度未満の範囲で延びる方向を意味している。実施形態及び後述する他の実施形態では、第1方向は搬送方向Yと平行な方向に一致している。
また、後述する第2方向とは、第1方向に交差する方向である。実施形態及び後述する他の実施形態では、第2方向は、第1方向に直交する方向であり、搬送する合成繊維シート10bs及び吸収体100の幅方向Xと平行な方向に一致している。
コア形成部10Aは、図3及び図4に示すように、吸収性コア100aの原料を空気流に乗せて搬送する搬送部としてのダクト3と、ダクト3の途中からダクト3の内部にシート片10bhを供給する供給部5と、ダクト3の下流側に隣接して配され、吸収性コア100aの原料を集積する集積部を有する回転ドラム4とを備えている。集積部の一例である集積用凹部41が、回転ドラム4の外周面4fに配されている。またコア形成部10Aは、親水性繊維10aを含む親水性シート10asを解繊する解繊部2と、回転ドラム4におけるダクト3と反対側に位置する外周面4fに沿って配された押さえベルト7とを備えている。
解繊部2は、図3及び図4に示すように、親水性シート10asを解繊する解繊機21と、解繊機21の上側を覆うケーシング22とを備えている。解繊部2は、ダクト3の内部に、吸収体100の原料である解繊された親水性繊維10aを供給する部分である。また、解繊部2は、親水性シート10asを解繊機21に供給する一対のフィードローラ23,23を有している。
ダクト3は、図3及び図4に示すように、解繊部2から回転ドラム4に亘って延びており、ダクト3の下流側の開口が、負圧に維持される回転ドラム4の空間Aに位置する外周面4fを覆っている。ダクト3は、天面を形成する天板31、底面を形成する底板32、及び両側面を形成する両側壁33,34を有している。回転ドラム4の吸気ファン(不図示)の作動により、ダクト3の天板31、底板32及び両側壁33,34で囲まれた内部には、回転ドラム4の外周面4fに向けて吸収体100の原料を流す空気流が生じるようになっている。つまり、ダクト3の内部は流路30となっている。
ダクト3の天板31には、図2及び図3に示すように、吸収性粒子10cをダクト3内に供給する吸収性粒子散布管36が配されている。吸収性粒子散布管36は、吸収性粒子10cがスクリューフィーダー等の装置(不図示)を介して、吸収性粒子散布管36の先端に設けられた散布口から排出され、ダクト3の内部に供給されるようになっている。そして、各スクリューフィーダー等の装置により、吸収性粒子散布管36への吸収性粒子10cの供給量を調整できるようになっている。
供給部5は、図3及び図4に示すように、合成繊維10bを含む帯状の合成繊維シート10bsを第1方向(Y方向)及び第2方向(X方向)に所定の長さで切断してシート片10bhを形成するカッター刃51,52を有している。また、供給部5は、カッター刃51,52よりも合成繊維シート10bsの搬送方向下流側に、カッター刃51,52を用いて形成されたシート片10bhを吸引する吸引ノズル58を有している。供給部5は、第1方向に切断する複数のカッター刃51を備えた第1のカッターローラ53と、第2方向に切断する複数のカッター刃52を備えた第2のカッターローラ54とを有している。供給部5は、第1のカッターローラ53及び第2のカッターローラ54に対向して配された1個の受けローラ55を有している。
第1のカッターローラ53の表面には、図3〜図5に示すように、第1のカッターローラ53の円周方向に沿って第1のカッターローラ53の外周全周に亘って連続して延びる複数のカッター刃51,51,51,・・・が第1のカッターローラ53の軸方向(X方向)に並んで配されている。第1のカッターローラ53は、モータ等の原動機からの動力を受けて、矢印R3方向に回転するようになっている。第1のカッターローラ53の軸方向に隣り合うカッター刃51,51,51,・・・どうしの間隔は、切断により形成されるシート片10bhの幅(短手方向の長さ、X方向の長さ)に概ね対応している。より厳密に述べると、シート搬送時のテンションによっては、合成繊維シート10bsが幅方向Xに縮んだ状態で切断される為、出来上がったシート片10bhにおいては、そのテンションが解放されることで、カッター刃51,51,51,・・・どうしの間隔に比べて、シート片10bhの幅が広くなる場合もある。
第2のカッターローラ54の表面には、図3〜図5に示すように、第2のカッターローラ54の軸方向に沿って且つ第2のカッターローラ54の全幅に亘って連続して延びる複数のカッター刃52,52,52,・・・が第2のカッターローラ54の円周方向に間隔を空けて配されている。第2のカッターローラ54は、モータ等の原動機からの動力を受けて、矢印R4方向に回転するようになっている。
受けローラ55は、図3及び図4に示すように、その表面がフラットなフラットローラである。受けローラ55は、モータ等の原動機からの動力を受けて、矢印R5方向に回転するようになっている。
供給部5は、図3及び図4に示すように、受けローラ55の対向面に、回転方向(矢印R5方向)の上流側から下流側に向かって、受けローラ55と第1のカッターローラ53との間に帯状の合成繊維シート10bsを導入するフリーローラ56、帯状の合成繊維シート10bsを第1方向に切断する第1のカッターローラ53、第1方向に切断された第1方向に延びる複数の帯状のシート片連続体10bh1を受けローラ55と第2のカッターローラ54との間に導入するニップローラ57、帯状のシート片連続体10bh1を第2方向に切断する第2のカッターローラ54を、順に有している。また、供給部5は、帯状の合成繊維シート10bsを搬送するフィードローラ(不図示)を有しており、該フィードローラは、受けローラ55と第1のカッターローラ53との間に帯状の合成繊維シート10bsを導入する。該フィードローラは、例えばサーボモータ等の駆動装置により回転される構成を有する。合成繊維シート10bsのスリップを防止する観点から、該フィードローラは、その表面に軸方向に延びる溝を全周にわたって形成したり、摩擦力を向上させるコーティング処理を全周にわたって施すことにより、滑りにくくしてもよい。ニップローラとフィードローラとで挟むことで滑りにくくしてもよい。
供給部5は、図3〜図5に示すように、第2のカッターローラ54により形成されたシート片10bhを吸引する吸引ノズル58を有している。吸引ノズル58は、その吸引口581が、第2のカッターローラ54の下方、すなわち、第2のカッターローラ54と受けローラ55との最近接点よりも第2のカッターローラ54の回転方向(矢印R4方向)下流側に配置されている。また、吸引ノズル58は、その吸引口581が第2のカッターローラ54の全幅に亘って延びている。シート片10bhの吸引性向上の観点から、吸引ノズル58の吸引口581が、受けローラ55と第2のカッターローラ54との間に対向するように、受けローラ55及び第2のカッターローラ54の下方に配置されていることが好ましい。そして、シート片10bhの更なる吸引性向上の観点から、吸引ノズル58の吸引口581が、図5に示すように、受けローラ55及び第2のカッターローラ54を側面から視て、受けローラ55に対向する吸引口581の弧の長さよりも第2のカッターローラ54に対向する吸引口581の弧の長さが長くなるように第2のカッターローラ54の外面を覆っていることが好ましい。
吸引ノズル58は、図3及び図4に示すように、供給管59を介してダクト3の天板31側に繋がれている。そして、吸引ノズル58の吸引口581から吸引されたシート片10bhが、供給管59を介してダクト3の途中からダクト3の内部に供給されるようになっている。供給管59とダクト3との接続位置は、ダクト3における解繊部2側と回転ドラム4側との間に位置しており、ダクト3における吸収性粒子散布管36よりも下流側に位置している。尤も、吸引管59とダクト3との接続位置はこれに限るものではなく、例えば、ダクト3の天板31側ではなく、底板32側でも構わない。
回転ドラム4は、図3及び図4に示すように、円筒状をなし、外周面4fを形成する部材40と、部材40よりも内側に位置する固定されたドラム本体42とを有している。外周面4fを形成する部材40は、モータ等の動力を受けて水平軸回りを矢印R1方向に回転する。外周面4fを形成する部材40は、吸収体の原料を集積して集積体を得る集積部としての集積用凹部41を有している。集積用凹部41は、回転ドラム4の周方向(2Y方向)の全周に亘って連続的に配置されている。集積用凹部41の底面は、吸収体100の原料を吸引する吸引孔として機能する多孔性部材で構成されている。ドラム本体42は、内部に相互に独立した複数の空間を有しており、回転ドラム4に接続された吸気ファン(不図示)の駆動により、各空間の圧力が調整される。製造装置1では、3つの空間A〜Cを有しており、空間Aに対応する領域の吸引力を、空間B〜Cに対応する領域の吸引力よりも強くしたり弱くしたりすることができ、空間Aが負圧に維持されている。
押さえベルト7は、図3及び図4に示すように、ダクト3の位置よりも下流側に隣接して回転ドラム4の空間Bに位置する外周面4fに沿って配されている。空間Bは、回転ドラム4の空間Aよりも弱い負圧又は圧力ゼロ(大気圧)に設定されている。押さえベルト7は、無端状の通気性又は非通気性のベルトであり、ローラ71及びローラ72に架け渡されて、回転ドラム4の回転と共に連れ回るようになっている。押さえベルト7により、集積用凹部41内の集積体100aをバキュームコンベア8上に転写するまで、集積用凹部41内に保持できる。
製造装置1は、合成繊維を含むシート片連続体10bh1を備えた圧縮回復性の高い吸収体100を形成することとの関係において、被覆シート100bの一面に接着剤502を塗布する塗布部10Bを備えている。被覆シート100bの一面とは、被覆シート100bにおける吸収性コア100aに対向する予定の面を意味する。塗布部10Bは、図3及び図4に示すように、塗布ヘッド501を有している。塗布ヘッド501は、幅方向Xにおいては、帯状の被覆シート100bの幅方向Xの長さに対応する長さを有するように形成されている。このように形成された塗布ヘッド501が、搬送される帯状の被覆シート100bの上方に間隔を空けて配置されている。接着剤502を塗布する装置としては、接触式でも非接触式でも良く、ダイコータ、スパイラルスプレー、オメガノズル、カーテンスプレー、ビートノズル、ロールコータ、グラビアコータ、スクリーンロールコータ等を用いることができる。
被覆部10Cでは、搬送される帯状の被覆シート100bの接着剤502の塗布面上に吸収性コアの連続体100arを配置し、該被覆シート100bで該吸収性コアの連続体100arの少なくとも一部を被覆して吸収体の連続体100rを形成する。被覆部10Cは、図2及び図3に示すように、バキュームコンベア8と、バキュームコンベア8の上方に配される折りガイド板201とを有している。バキュームコンベア8は、図3及び図4に示すように、回転ドラム4の下方に配されており、回転ドラム4の弱い陽圧又は圧力ゼロ(大気圧)に設定されている空間Cに位置する外周面4fに配されている。例えば、ドラム本体42の内部から外周面4fの外側へ向かってエアブローすることで、弱い陽圧とすることができる。バキュームコンベア8は、駆動ローラ81及び従動ローラ82,82に架け渡された無端状の通気性ベルト83と、通気性ベルト83を挟んで回転ドラム4の空間Cに位置する外周面4fと対向する位置に配されたバキュームボックス84とを備えている。バキュームコンベア8上には、被覆シート100bが導入されるようになっている。折りガイド板201は、バキュームコンベア8によって搬送される被覆シート100bの搬送方向に沿う両側部bR,bLを幅方向に折り返す部材である。
また、製造装置1は、図3及び図4に示すように、折りガイド板201よりも下流側に吸収体形成部10Dを備えている。吸収体形成部10Dでは、吸収体の連続体100rを接着剤502が塗布された部位において厚み方向Zへの圧縮を伴う切断方法を用いている。かかる切断方法としては、ロータリーダイカッターを用いる方法、ブレードカッターを用いる方法等が挙げられる。厚み方向Zへの圧縮を伴う切断とは、吸収体の連続体100rを厚み方向Zへ圧縮するとともに、該圧縮箇所において圧縮状態下に吸収体の連続体100rを切断することを意味する。吸収体形成部10Dは、ロータリーダイカッターを有し、該ロータリーダイカッターとして、図3及び図4に示すように、周面に一対の切断刃61,61を備えたカッターローラ62及び該切断刃61,61を受ける周面平滑なアンビルローラ63を備えている。一対の切断刃61,61は、図3に示すように、カッターローラ62の周方向に凸の湾曲形状を有しており、凸の頂点が互いに向かい合うようにカッターローラ62の周面に配されている。
吸収体100は、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に使用することができる。本発明の吸収性物品の製造装置は、上述した製造装置1と、搬送される吸収体100の一方の面と搬送される帯状の液難透過性の裏面シートとを対向配置させる裏面シート配置部と、搬送される吸収体100の他方の面と搬送される帯状の液透過性の表面シートとを対向配置させる表面シート配置部とを備えている。そして、塗布部10Bにおいては、吸収体100の一方の面側に位置する予定の被覆シート100bの部分と吸収体100の他方の面側に位置する予定の被覆シート100bの部分のうち、一方の面側に位置する予定の被覆シート100bの部分にのみ接着剤を塗布する。
次に、上述した製造装置1を用いて吸収体100を製造する方法、即ち、本発明の吸収体の製造方法の実施形態について説明する。
実施形態の吸収体100の製造方法は、図2及び図3に示すように、吸収性コアの連続体100arを形成するコア形成工程と、被覆シート100bの一面に接着剤502を塗布する塗布工程と、被覆シート100bで吸収性コアの連続体100arを被覆して吸収体の連続体100rを形成する被覆工程と、吸収体の連続体100rを切断して個々の吸収体100に分断する吸収体形成工程とを備えている。より好ましくは、実施形態の吸収体の製造方法は、解繊機21を用いて帯状の親水性シート10asを解繊して親水性繊維10aを得る解繊工程と、合成繊維10bを含む帯状の合成繊維シート10bsを、第1方向と第2方向とに所定の長さで切断してシート片10bhを形成する切断工程と、該切断工程で得られたシート片10bhを吸引してダクト3の内部に供給する吸引工程と、複数のシート片10bhと、親水性繊維10aとを、搬送部としてのダクト3を用いて集積部としての集積用凹部41まで搬送する搬送工程と、搬送工程で搬送された複数のシート片10bh及び親水性繊維10aを、集積部である集積用凹部41に集積し、吸収性コア100aを形成する前記コア形成工程とを有している。以下、実施形態の吸収体100の製造方法について詳述する。
先ず、回転ドラム4内の空間A、及びバキュームコンベア8用のバキュームボックス84内を、それぞれに接続された吸気ファン(不図示)を作動させて負圧にする。空間A内を負圧にすることで、ダクト3内に、吸収体100の原料を、回転ドラム4の外周面4fに搬送する空気流が生じる。また解繊機21及び回転ドラム4を回転させ、且つ第1のカッターローラ53、第2のカッターローラ54及び受けローラ55を回転させ、押さえベルト7及びバキュームコンベア8を作動させる。
次いで、図3及び図4に示すように、帯状の親水性シート10asを一対のフィードローラ23,23を用いて解繊機21に供給して解繊して親水性繊維10aを得る解繊工程を行う。解繊された繊維材料である親水性繊維10aは、解繊機21からダクト3に供給される。一対のフィードローラ23,23は、親水性シート10asの解繊機21への供給速度を制御するようになっている。解繊工程においては、親水性シート10asの解繊機21への供給が制御して行われる。
解繊工程とは別に、帯状の合成繊維シート10bsを、第1方向と第1方向に交差する第2方向とに所定の長さで切断してシート片10bhを複数形成する切断工程を行う。具体的には、本実施形態においては、図5に示すように、帯状の繊維シート10bsを、第1方向に切断するカッター刃51を備えた第1のカッターローラ53と、第2方向に切断するカッター刃52を備えた第2のカッターローラ54とを用いて切断してシート片10bhを形成する切断工程を行う。切断工程においては、帯状の繊維シート10bsを、第1方向に切断する第1のカッターローラ53と、第2方向に切断する第2のカッターローラ54と、第1のカッターローラ53及び第2のカッターローラ54に対向して配された1個の受けローラ55とを用い、第1のカッターローラ53及び受けローラ55の間に帯状の繊維シート10bsを導入して第1方向に切断して帯状のシート片連続体10bh1を形成し、形成された帯状のシート片連続体10bh1を受けローラ55で搬送して第2のカッターローラ54及び受けローラ55の間で第2方向に切断してシート片10bhを形成する。以下、具体的に、切断工程について説明する。
切断工程においては、帯状の繊維シート10bsを上述したフィードローラ(不図示)を用いて搬送する。フィードローラは、帯状の繊維シート10bsの搬送速度を制御するようになっている。切断工程においては、帯状の繊維シート10bsの搬送速度が制御して行われる。
切断工程においては、図5に示すように、フィードローラで搬送された帯状の繊維シート10bsを、フリーローラ56を介して、矢印R5方向に回転するフラットローラである受けローラ55と、矢印R3方向に回転する第1のカッターローラ53との間に導入し、複数のカッター刃51,51,51,・・・によって、帯状の繊維シート10bsを、第2方向に間隔を空けた位置にて第1方向に切断する。このように切断することによって、第2方向に並置された複数の第1方向に延びる帯状のシート片連続体10bh1が形成される。複数のカッター刃51,51,51,・・・は、それぞれ第2方向に等間隔で第1のカッターローラ53の表面に配されている。したがって、繊維シート10bsは等間隔で切断されるので、幅(第2方向の長さ)の等しい帯状のシート片連続体10bh1が複数形成される。切断工程で形成されるシート片連続体10bh1の平均幅は、シート片が所定の効果を発現する上で必要な寸法を確保する観点などから、0.1mm以上10mm以下であることが好ましく、0.3mm以上6mm以下であることがより好ましく、0.5mm以上5mm以下であることが特に好ましい。本実施形態においては、第1のカッターローラ53にて切断されるシート片連続体10bh1の幅は、最終的に形成されるシート片10bhの短手方向の辺の長さに相当する。しかしながら、第1のカッターローラ53にて切断されるシート片連続体10bh1の幅が、最終的に形成されるシート片10bhの長手方向の辺の長さに相当するように切断してもよく、その場合の第1のカッターローラ53にて切断されるシート片連続体10bh1の平均幅は、0.3mm以上30mm以下であることが好ましく、1mm以上15mm以下であることがよりに好ましく、2mm以上10mm以下であることが特に好ましい。形成された複数の帯状のシート片連続体10bh1は、矢印R5方向に回転する受けローラ55の周面上で搬送され、受けローラ55とニップローラ57との間に搬送され、ニップローラ57を介して、受けローラ55と第2のカッターローラ54との間に導入される。
次いで、切断工程においては、図5に示すように、矢印R5方向に回転する受けローラ55と、矢印R4方向に回転する第2のカッターローラ54との間に、第2方向に並置された第1方向に延びる複数の帯状のシート片連続体10bh1を導入し、複数のカッター刃52,52,52,・・・によって、複数の帯状のシート片連続体10bh1を、第1方向に間欠的に第2方向に亘って切断する。このように切断することによって、第2方向の長さよりも第1方向の長さの方が長い、矩形状のシート片10bhが複数形成される。複数のカッター刃52,52,52,・・・は、それぞれ第2のカッターローラ54の円周方向に等間隔で表面に配されている。したがって、複数のシート片連続体10bh1は等間隔で切断されるので、搬送方向Yの長さの等しい矩形状のシート片10bhが複数形成される。切断工程で形成されるシート片10bhの平均長さは、シート片10bhが所定の効果を発現する上で必要な寸法を確保する観点などから、0.3mm以上30mm以下であることが好ましく、1mm以上15mm以下であることがより好ましく、2mm以上10mm以下であることが特に好ましい。本実施形態においては、第2のカッターローラ54にて切断されるシート片10bhの長さは、シート片10bhの長手方向の辺の長さに相当する。しかしながら、第2のカッターローラ54にて切断されるシート片10bhの長さが、シート片10bhの短手方向の辺の長さに相当するように切断してもよく、その場合の第2のカッターローラ54にて切断されるシート片10bhの長さ(幅)は、0.1mm以上10mm以下であることが好ましく、0.3mm以上6mm以下であることがよりに好ましく、0.5mm以上5mm以下であることが特に好ましい。
切断工程においては、帯状の合成繊維シート10bsを、第1方向に切断し第2方向に所定の長さをあけて切断して、シート片10bhを得ているので、得られるシート片10bhのサイズを意図したサイズに調整し易く、同じサイズのシート片10bhを精度良く多量に製造し易い。このように、意図したサイズのシート片10bhを精度良く形成することができるので、狙いの吸収性能を備えた吸収体を効率的に連続して製造することができる。
次いで、第2のカッターローラ54の下方に吸引口581が配された吸引ノズル58を用い、カッターローラ53,54で切断して得られたシート片10bhを吸引してダクト3の内部に供給する吸引工程を行う。このように第2のカッターローラ54の下方、すなわち、第2のカッターローラ54と受けローラ55との最近接点よりも第2のカッターローラ54の回転方向(矢印R4方向)下流側に、吸引ノズル58の吸引口581が配されていると、第2のカッターローラ54と受けローラ55とで切断して形成された複数のシート片10bhを効率的に吸引することができる。
次いで、吸引工程で吸引したシート片10bhを空気流に乗せて、回転ドラム4の外周面4fの集積用凹部41に搬送する搬送工程を行う。搬送工程においては、切断工程及び吸引工程を経て、複数のシート片10bhをダクト3の搬送方向Yの途中の位置にてダクト3の天板31側からダクト3の内部に供給し、供給されたシート片10bhを空気流に乗せて、回転ドラム4の集積用凹部41に飛散状態にて搬送する。
搬送工程においては、先に解繊工程にて得られた親水性繊維10aがダクト3内部に供給され、吸引工程で吸引された複数のシート片10bhがダクト3の途中からダクト3の内部に供給されている。その為、親水性繊維10aを空気流に乗せて、集積用凹部41に飛散状態にて搬送している途中から、シート片10bhを空気流に乗せて搬送するようになり、シート片10bh及び親水性繊維10aを空気流に乗せて飛散状態にて搬送している間に、シート片10bhと親水性繊維10aとが混合される。
また、搬送工程においては、吸収性粒子散布管36を用いて、吸収性粒子10cを供給し、切断工程で得られたシート片10bh及び吸収性粒子10cを空気流に乗せて、集積用凹部41に搬送している間に、シート片10bh及び吸収性粒子10cを混合する。搬送工程では、吸収性粒子散布管36の位置が、吸引管59とダクト3との接続位置よりも上流側に位置しているので、吸収性粒子10cを空気流に乗せて、集積用凹部41に飛散状態にて搬送している間に、シート片10bh、親水性繊維10a及び吸収性粒子10cが混合される。
次いで、切断工程で形成され、搬送工程で搬送されたシート片10bhを、回転ドラム4の外周面4fに配された集積用凹部41に集積して吸収性コアの連続体100arを形成するコア形成工程を行う。本実施形態においては、シート片10bhのみならず、親水性繊維10a及び吸収性粒子10cを集積用凹部41に集積して吸収性コア100aを形成する。
以上のようにして、回転ドラム4の集積用凹部41内には、厚み方向に、シート片10bh、親水性繊維10a及び吸収性粒子10cが厚み方向に分散した状態で集積された、吸収体の原料の吸収性コアの連続体100arが形成される。そして、集積用凹部41内に形成された吸収性コアの連続体100arを、回転ドラム4の周方向2Yの全周に亘って連続的に製造する。集積用凹部41内に親水性繊維10a、合成繊維10b及び吸収性粒子10cが集積した吸収性コアの連続体100arを得た後、図3に示すように、更に回転ドラム4を回転させ、回転ドラム4の空間Bに位置する外周面4fに配された押さえベルト7で集積用凹部41内の吸収性コアの連続体100arを押さえつけながら、バキュームコンベア8上まで搬送する。
本製造方法は、コア形成工程とは別に塗布工程を有している。図3及び図4に示すように、コア形成工程にて形成された吸収性コアの連続体100arを被覆する帯状の被覆シート100bの一面に塗布部10Bの塗布ヘッド501によって接着剤502を塗布する塗布工程を行う。被覆シート100bの一面とは、被覆シート100bにおける吸収性コア100aに対向する予定の面を意味する。塗布工程においては、少なくとも、後述する吸収体形成工程にて吸収体の連続体100rを切断によって分断する分断領域BTに接着剤502を塗布する。尚、本実施形態においては、塗布ヘッド501によって、被覆シート100bの幅方向X中央部bCにのみ接着剤502が塗布され、幅方向Xの側部bL,bRに接着剤502は塗布されない。
ここで、吸収体100は、肌当接面を形成する表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及びこれら両シート間に介在された吸収体を具備する吸収性物品に使用することができる。本発明の吸収性物品の製造方法は、後述する吸収体形成工程で分断された吸収体100の一方の面と搬送される帯状の液難透過性の前記裏面シートとを対向配置させる裏面シート配置工程と、吸収体100の他方の面と搬送される帯状の液透過性の前記表面シートとを対向配置させる表面シート配置工程とを備えている。そして、塗布工程では、該裏面シート配置工程で裏面シートが対向配置される側の被覆シート100bの部分で且つ吸収性コア100aに対向する面に接着剤502を塗布する。具体的には、塗布ヘッド501によって、吸収体100の一方の面側に位置する予定の被覆シート100bの部分と吸収体100の他方の面側に位置する予定の被覆シート100bの部分のうち、裏面シートが対向配置される側である該一方の面側に位置する予定の被覆シート100bの部分である被覆シート100bの幅方向X中央部bCにのみ接着剤502が塗布される。このように塗布すれば、後述する厚み方向Zへの圧縮を伴う切断方法により切断して吸収体100を形成すると、吸収体100の切断端部100eの口開きを効率的に接着剤502で抑制できる。
塗布工程においては、分断領域BTの接着剤502の塗布量を、吸収体の連続体100rの搬送方向Yにおける該分断領域BT,BTどうしの間の領域ATの該接着剤502の塗布量よりも多く、塗布することが好ましい。尚、分断領域どうしの間の領域ATには、接着剤502を塗布しても良いし、接着剤502を塗布しなくてもよいが、該領域ATには、接着剤502を塗布しないことが好ましい。このように接着剤502の塗布量を変更することによって吸収体100の保形性を維持しつつ、且つ接着剤502のコストを抑えながら吸収体100の切断端部100eの口開きを効率的に抑制できる。吸収体の連続体100rを切断によって分断する分断領域BTとは、図6及び後述する図8に示すように、吸収体の連続体100rを切断刃61(図7に示す製造装置1では切断刃61B)によって切断して1つの吸収体100と該1つの吸収体100の搬送方向Y上流側に隣り合う吸収体100とに分断したときに、該1つの吸収体100の搬送方向Y上流側の切断端部100eと該隣り合う吸収体100の搬送方向Y下流側の切断端部100eとの間の領域を少なくとも含んだ領域を意味する。
分断領域BTにおける接着剤502の塗布量は、吸収体100の切断端部100eの口開きを効率的に抑制する観点から、1g/m以上50g/m以下であることが好ましく、5g/m以上20g/m以下であることが更に好ましい。
そして、接着剤502の塗布された搬送される帯状の被覆シート100bの接着剤502の塗布面上にコア形成工程で形成された吸収性コアの連続体100arを配置し、該被覆シート100bで該吸収性コア100aを被覆して吸収体の連続体100rを形成する被覆工程を行う。被覆工程では、コア形成工程で形成された吸収性コアの連続体100arが、図3及び図4に示すように、回転ドラム4の空間Cに位置するバキュームボックス84の対向位置にくると、バキュームボックス84からの吸引によって、集積用凹部41から離型し、バキュームコンベア8上に導入された被覆シート100bにおける接着剤502の塗布面に接するように受け渡される。次いで、バキュームコンベア8の一面上にて、図3に示すように、折りガイド板201Rを用いて、被覆シート100bの一方の側部bRを、吸収性コアの連続体100arの一方の側縁部aR1を起点にして吸収性コアの連続体100arの表面に接するように折り返し、吸収性コアの連続体100arの一方の側部aRを覆う。そして、折りガイド板201Lを用いて、被覆シート100bの他方の側部bLを、吸収性コアの連続体100arの他方の側縁部aL1を起点にして吸収性コアの連続体100arの表面に接するように折り返し、吸収性コアの連続体100arの他方の側部aLを覆う。このように1枚の被覆シート100bを用い、被覆シート100bの搬送方向Yに沿う両側部bR,bLを、配置された吸収性コアの連続体100arの搬送方向Yに沿う両側部aR,aLを覆うように折り返し、該両側部bR,bLの側縁部どうしを重ね合わせて吸収性コアの連続体100arの全体を1枚の被覆シート100bで覆い、帯状の吸収体の連続体100rを製造する。
次いで、図3及び図4に示すように、被覆工程において製造された吸収体の連続体100rを吸収体形成部10Dのカッターローラ62とアンビルローラ63との間に搬送し、厚み方向Zへの圧縮を伴う切断方法により切断し、個々の吸収体100に分断する吸収体形成工程を行う。吸収体形成工程で用いるカッターローラ62は、周面に一対の切断刃61,61を備えている。一対の切断刃61,61は、互いに向き合うように凸に湾曲している。その為、吸収体形成工程により形成された吸収体100は、図3及び図6に示すように、搬送方向Yの下流側の切断端部100eが搬送方向Yの下流側に向かって凸に湾曲し、搬送方向Yの上流側の切断端部100eが搬送方向Yの上流側に向かって凸に湾曲している。ここで、塗布工程において、吸収体の連続体100rを切断によって分断する分断領域BTに、言い換えれば、被覆シート100bの吸収性コア100aに対向する対向予定面に、接着剤502が塗布されており、吸収体形成工程において吸収体の連続体100rが切断刃61によって厚み方向Zへの圧縮を伴いながら切断されるので、吸収体100の切断端部100eにおいて吸収性コア100aを被覆する厚み方向Z上下の被覆シート100bどうしが接着剤502を介して固定され易い。このように吸収体100の切断端部100eにおいて被覆シート100bどうしが接着剤502を介して固定されると、合成繊維を含むシート片連続体10bh1を備えた吸収体100が高い圧縮回復性を有しているとしても、吸収体100の切断端部100eが口開きし難く、吸収性コア100aの構成部材が切断端部100eから溢れ出すことを抑制することができる。またこのような吸収体100を備えた吸収性物品は、使用感が向上する。
塗布工程における接着剤502の平面視における塗布パターンとしては、幅方向Xに沿って接着剤502の塗布量に分布を有していることが好ましい。シート片10bhを有する吸収性コア100aは、親水性繊維10aよりも大きなシート片10bhが、集積体100a’の一方向である縦方向及び幅方向に分散して集積されているので、隣り合うシート片10bhどうしの間に大きな隙間が生じる場合がある。吸収体形成工程において、このような吸収性コア100aを厚み方向Zへの圧縮を伴う切断方法により切断する際に、幅方向Xに沿って接着剤502の塗布量に分布を有するように接着剤502を塗布することで、塗布量多い位置における接着剤502が、厚み方向Zへの圧縮により、シート片10bhどうしの間の大きな隙間に移動しながら入り込んで、結果として、幅方向Xに沿って全体的に、厚み方向Z上下の被覆シート100bどうしの固定がなされ、吸収体100の切断端部100eを効果的に抑制することができる。幅方向Xに沿って接着剤502の塗布量に分布を有している塗工パターンとしては、例えば、線状(蛇行状)、ドット状、オメガ状、スパイラル状等が挙げられる。
本発明は、前記実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、図7には、他の実施形態の製造装置1の全体構成が示されている。図7に示す製造装置1については、図3に示す製造装置1と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。特に説明しない点については、図3に示す製造装置1と同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付してある。
図7に示す製造装置1において、吸収体形成部10Dのカッターローラ62は、周面に切断刃61Bを備え、切断刃61Bがカッターローラ62の回転方向に等間隔を空けて複数配されている。各切断刃61Bは、幅方向Xに延びる直線形状を有している。
図7に示す製造装置1を用いる吸収体の製造方法については、図3に示す製造装置1を用いる吸収体の製造方法と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。図7に示す製造装置1を用いる製造方法では、図7及び図8に示すように、吸収体形成工程において、吸収体の連続体100rを、切断刃61Bにより直線状に切断する。従って、図7に示す製造装置1を用いる製造方法で製造される吸収体100は、切断端部100eが何れも幅方向Xに直線に延びる形状を有している。図7に示す製造装置1を用いる製造方法では、図3に示す製造装置1を用いる製造方法と同様に、吸収体の連続体100rを切断によって分断する分断領域BTに接着剤502が塗布されている。その為、吸収体形成工程において吸収体の連続体100rが切断刃61Bによって厚み方向Zへの圧縮を伴いながら切断されると、吸収体100の切断端部100eにおいて厚み方向Z上下の被覆シート100bどうしが接着剤502を介して固定され易い。このように吸収体100の切断端部100eにおいて被覆シート100bどうしが接着剤502を介して固定されると、吸収体100の切断端部100eが口開きし難く、吸収性コア100aの構成部材が切断端部100eから溢れ出すことを抑制することができる。
また、本発明は、前記実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、前記実施形態の製造方法では、図3に示すように、塗布工程において被覆シート100bの幅方向Xの中央部bCにのみ接着剤502を塗布しているが、被覆シート100bの幅方向Xの中央部bCのみならず被覆シート100bにおける吸収性コア100aと対向する対向予定面の全域に接着剤502を塗布してもよい。このように接着剤502が塗布されると、吸収性コア100aの全周を1枚の被覆シート100bで覆った際に吸収性コア100aの厚み方向Zの上下面に接着剤502が配されるようになるため、吸収体100の切断端部100eにおいて吸収性コア100を被覆する厚み方向Z上下の被覆シート100bどうしが接着剤502を介して更に固定され易くなる。
また、前記実施形態の被覆工程では、図3に示すように、吸収性コア100aの一面及び他面を1枚の被覆シート100bで覆って吸収体の連続体100rを形成しているが、吸収性コア100aの一面を覆う1枚の被覆シート100bと該吸収性コア100aの他面を覆う1枚の被覆シート100bの合計2枚の被覆シート100bであってもよい。被覆工程において2枚の被覆シート100bで吸収性コア100aの厚み方向Zの上下面を覆う場合には、塗布工程において2枚の被覆シート100b,100bのうちの少なくとも一方の被覆シート100bにおける吸収性コア100aとの対向予定面に接着剤502が塗布されていればよく、2枚の被覆シート100bにそれぞれ接着剤502が塗布されていてもよい。
また、前記実施形態では、切断工程を行いシート片10bhを製造しているが、予め製造したシート片10bhを用いてもよく、カッター刃以外の方法で製造したシート片10bhを用いてもよい。また、前記実施形態の切断工程では、図3に示すように、第1方向に切断するカッター刃51を備えた第1のカッターローラ53と、第2方向に切断するカッター刃52を備えた第2のカッターローラ54と、第1のカッターローラ53及び第2のカッターローラ54に対向して配された1個の受けローラ55とを用いて、帯状の合成繊維シート10bsを、第1方向と第2方向とに所定の長さで切断し、シート片10bhを製造している。それに対し、第1方向に切断する複数のカッター刃51及び第2方向に切断する複数のカッター刃52を備えた1個のカッターローラと、該カッターローラと対向配置された1個の受けローラとを用いて、合成繊維シート10bsを切断してシート片10bhを製造してもよい。また、第1のカッターローラ53と第2のカッターローラ54とに対向して配された別々の受けローラを用いて、合成繊維シート10bsを切断してシート片10bhを製造してもよい。
また、前記実施形態の切断工程では、図3に示すように、それぞれ等間隔に配置された複数のカッター刃51を備えた第1のカッターローラ53と、それぞれ等間隔に配置された複数のカッター刃52を備えた第2のカッターローラ54とを用いて、合成繊維シート10bsを切断して同じサイズのシート片10bhを製造しているが、2種類以上の間隔を有するように複数のカッター刃51を備えた第1のカッターローラ53又は2種類以上の間隔を有するように複数のカッター刃52を備えた第2のカッターローラ54とを用いて、合成繊維シート10bsを切断してシート片10bhを製造してもよい。このように製造した場合は、2種類以上のサイズのシート片10bhを形成することができるが、カッターミル方式を用いた製造とは違い、意図したサイズのシート片10bhを精度良く形成することができ、狙いの吸収性能を備えた吸収体を効率的に連続して製造することができる。
また、前記実施形態の切断工程では、図3に示すように、第1方向に切断するカッター刃51を備えた第1のカッターローラ53を用いて、合成繊維シート10bsを切断して帯状のシート片連続体10bh1を形成し、次いで、第2方向に切断するカッター刃52を備えた第2のカッターローラ54を用いて、帯状のシート片連続体10bh1を切断して矩形状のシート片10bhを製造しているが、逆でも良い。すなわち、第2方向に切断するカッター刃52を備えた第2のカッターローラ54を用いて、合成繊維シート10bsを切断して第2方向に延びる帯状のシート片連続体10bh1を形成し、次いで、第1方向に切断するカッター刃51を備えた第1のカッターローラ53を用いて、帯状のシート片連続体10bh1を切断して矩形状のシート片10bhを製造しても良い。
また、前記実施形態の切断工程では、図3に示すように、第1のカッターローラ53と第2のカッターローラ54とを用いて、合成繊維シート10bsを切断してシート片10bhを製造しているが、カッターローラを用いずに、第1方向に切断するカッター刃51を備えるプレス機と、第2方向に切断するカッター刃52を備えるプレス機とを用いて、合成繊維シート10bsを切断してシート片10bhを製造してもよい。
また、前記実施形態においては、帯状の親水性シート10asを解繊機21を用いて解繊して親水性繊維10aを得る解繊工程を備えているが、該解繊工程を備えていなくてもよい。また、本実施形態においては、吸収性粒子散布管36を用いて、吸収性粒子10cを供給しているが、吸収性粒子10cを供給しなくてもよい。
上述した実施形態に関し、さらに以下の吸収体の製造方法を開示する。
<1>
合成繊維を含む複数のシート片を集積して吸収性コアの連続体を形成するコア形成工程と、前記吸収性コアの連続体を被覆する帯状の被覆シートの一面に接着剤を塗布する塗布工程と、搬送される前記帯状の被覆シートの前記接着剤の塗布面上に、前記コア形成工程で形成された前記吸収性コアの連続体を配置し、該被覆シートで該吸収性コアの連続体を被覆して吸収体の連続体を形成する被覆工程と、前記吸収体の連続体を厚み方向への圧縮を伴う切断方法により切断して個々の吸収体に分断する吸収体形成工程とを備え、前記塗布工程においては、少なくとも、前記吸収体形成工程にて前記吸収体の連続体を切断によって分断する分断領域に前記接着剤を塗布する、吸収体の製造方法。
<2>
前記塗布工程において、前記帯状の被覆シートにおける幅方向に沿って、前記接着剤の塗布量に分布を有するように前記接着剤を塗布する、前記<1>に記載の吸収体の製造方法。
<3>
前記塗布工程において、前記分断領域の前記接着剤の塗布量を、該吸収体の連続体の搬送方向における該分断領域どうしの間の領域の該接着剤の塗布量よりも多く塗布する、前記<1>又は<2>に記載の吸収体の製造方法。
<4>
前記塗布工程において、前記吸収体の連続体の搬送方向における前記分断領域どうしの間の領域には前記接着剤を塗布しない、前記<3>に記載の吸収体の製造方法。
<5>
前記被覆工程において、1枚の前記被覆シートを用い、該被覆シートの搬送方向に沿う両側部を、配置された前記吸収性コアの連続体の搬送方向に沿う両側部を覆うように折り返し、該被覆シートの両側部どうしを重ね合わせて、前記吸収性コアの連続体の全体を被覆する、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<6>
前記吸収体形成工程において、ロータリーダイカッターを用いて前記吸収体の連続体を切断する、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<7>
前記被覆シートとして、湿式抄紙法に基づいて製造されたシートを用いる、前記<1>〜<6>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<8>
前記分断領域における接着剤の塗布量は、1g/m以上50g/m以下であることが好ましく、5g/m以上20g/m以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<7>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<9>
前記合成繊維を含む帯状の合成繊維シートを、第1方向と該第1方向に交差する第2方向とに所定の長さで切断して前記シート片を複数形成する切断工程を備え、前記コア形成工程においては、該切断工程で形成された複数前記シート片を集積して前記吸収性コアを形成する、前記<1>〜<8>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<10>
前記切断工程においては、前記第1方向に切断するカッター刃を備えた第1のカッターローラを用いて、前記帯状の合成繊維シートを切断して帯状のシート片連続体を形成し、前記第2方向に切断するカッター刃を備えた第2のカッターローラを用いて、該帯状のシート片連続体を切断して前記シート片を複数形成する、前記<9>に記載の吸収体の製造方法。
<11>
前記切断工程においては、前記帯状の合成繊維シートを、前記第1方向に切断するカッター刃と前記第2方向に切断するカッター刃とを備えた1個のカッターローラを用いて切断して前記シート片を形成する、前記<9>に記載の吸収体の製造方法。
<12>
前記第1方向は、前記切断工程における前記帯状の合成繊維シートを搬送する方向であり、前記第2方向は、前記第1方向と直交する方向である、前記<9>〜<11>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<13>
前記切断工程で形成された各前記シート片の平均長さは、0.3mm以上30mm以下であることが好ましく、1mm以上15mm以下であることがより好ましく、2mm以上10mm以下であることが特に好ましい、前記<9>〜<12>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<14>
前記切断工程で形成された各前記シート片の平均幅は、0.1mm以上10mm以下であることが好ましく、0.3mm以上6mm以下であることがより好ましく、0.5mm以上5mm以下であることが特に好ましい、前記<9>〜<13>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<15>
肌当接面を形成する液透過性の表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及びこれら両シート間に介在された吸収体を具備する吸収性物品の製造方法であって、前記<1>〜<14>の何れか1に記載の吸収体の製造方法で形成された前記吸収体の一方の面と、搬送される帯状の液難透過性の裏面シートとを対向配置させる裏面シート配置工程と、前記吸収体の他方の面と、搬送される帯状の液透過性の表面シートとを対向配置させる表面シート配置工程とを備え、前記塗布工程では、前記吸収体の前記一方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分と前記吸収体の他方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分のうち、前記一方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分にのみ前記接着剤を塗布する、吸収性物品の製造方法。
<16>
合成繊維を含む複数のシート片を集積して吸収性コアの連続体を形成するコア形成部と、前記吸収性コアの連続体を被覆する帯状の被覆シートの一面に接着剤を塗布する塗布部と、搬送される前記帯状の被覆シートの前記接着剤の塗布面上に、前記コア形成部で形成された前記吸収性コアの連続体を配置し、該被覆シートで該吸収性コアの連続体を被覆して吸収体の連続体を形成する被覆部と、前記吸収体の連続体を厚み方向への圧縮を伴う切断方法により切断して個々の吸収体に分断する吸収体形成部とを備え、前記塗布部においては、少なくとも、前記吸収体形成部にて前記吸収体の連続体を切断によって分断する分断領域に前記接着剤を塗布する、吸収体の製造装置。
<17>
前記塗布部において、前記帯状の被覆シートにおける幅方向に沿って、前記接着剤の塗布量に分布を有するように前記接着剤を塗布する、前記<16>に記載の吸収体の製造装置。
<18>
前記塗布部において前記被覆シートに塗布される前記接着剤は、前記分断領域の前記接着剤の塗布量が、搬送方向における該分断領域どうしの間の領域の該接着剤の塗布量よりも多い、前記<16>又は<17>に記載の吸収体の製造装置。
<19>
前記塗布部において、前記吸収体の連続体の搬送方向における前記分断領域どうしの間の領域には前記接着剤を塗布しない、前記<18>に記載の吸収体の製造装置。
<20>
前記被覆部では、1枚の前記被覆シートを用い、該被覆シートの搬送方向に沿う両側部を、配置された前記吸収性コアの連続体の搬送方向に沿う両側部を覆うように折り返し、該被覆シートの両側部どうしを重ね合わせて、前記吸収性コアの連続体の全体を被覆する、前記<16>〜<19>の何れか1に記載の吸収体の製造装置。
<21>
前記吸収体形成部は、ロータリーダイカッターを備えている、前記<16>〜<20>の何れか1に記載の吸収体の製造装置。
<22>
前記被覆シートは、湿式抄紙法に基づいて製造されたシートである、前記<16>〜<21>の何れか1に記載の吸収体の製造装置。
<23>
前記分断領域における前記接着剤の塗布量は、1g/m以上50g/m以下であることが好ましく、5g/m以上20g/m以下であることが更に好ましい、前記<16>〜<22>の何れか1に記載の吸収体の製造装置。
<24>
前記コア形成部は、前記吸収性コアの原料を搬送する搬送部と、該搬送部における搬送方向の下流側に配置され前記吸収性コアの原料を集積する集積部と、該搬送部の内部に前記シート片を供給する供給部とを備え、前記供給部は、合成繊維を含む帯状の合成繊維シートを第1方向及び該第1方向に交差する第2方向に所定の長さで切断して前記シート片を形成するカッター刃を有している、前記<16>〜<23>の何れか1に記載の吸収体の製造装置。
<25>
前記供給部は、前記第1方向に切断するカッター刃を備えた第1のカッターローラと、前記第2方向に切断するカッター刃を備えた第2のカッターローラとを有している、前記<24>に記載の吸収体の製造装置。
<26>
前記供給部は、前記第1方向に切断する複数のカッター刃及び前記第2方向に切断する複数のカッター刃を備えたカッターローラを有している、前記<24>に記載の吸収体の製造装置。
<27>
前記第1方向は、前記供給部において前記帯状の合成繊維シートを搬送する方向であり、前記第2方向は、前記第1方向と直交する方向である、前記<24>〜<26>の何れか1に記載の吸収体の製造装置。
<28>
前記カッター刃を用いて形成された各前記シート片の平均長さは、0.3mm以上30mm以下であることが好ましく、1mm以上15mm以下であることがより好ましく、2mm以上10mm以下であることが特に好ましい、前記<24>〜<27>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<29>
前記カッター刃を用いて形成された各前記シート片の平均幅は、0.1mm以上10mm以下であることが好ましく、0.3mm以上6mm以下であることがより好ましく、0.5mm以上5mm以下であることが特に好ましい、前記<24>〜<28>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<30>
肌当接面を形成する液透過性の表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及びこれら両シート間に介在された吸収体を具備する吸収性物品の製造装置であって、前記<16>〜<29>の何れか1に記載の吸収体の製造装置と、当該吸収体の製造装置で形成された前記吸収体の一方の面と、搬送される帯状の液難透過性の裏面シートとを対向配置させる裏面シート配置部と、前記吸収体の他方の面と、搬送される帯状の液透過性の表面シートとを対向配置させる表面シート配置部とを備え、前記塗布部においては、前記吸収体の前記一方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分と前記吸収体の他方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分のうち、前記一方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分にのみ前記接着剤を塗布する、吸収性物品の製造装置。
本発明によれば、切断端部から構成部材が溢れ難い吸収体を製造できる。

Claims (8)

  1. 合成繊維を含む帯状の合成繊維シートを、第1方向と該第1方向に交差する第2方向とに所定の長さで切断して該合成繊維を含むシート片を複数形成する切断工程と、
    数の前記シート片を集積して吸収性コアの連続体を形成するコア形成工程と、
    前記吸収性コアの連続体を被覆する帯状の被覆シートの一面に接着剤を塗布する塗布工程と、
    搬送される前記帯状の被覆シートの前記接着剤の塗布面上に、前記コア形成工程で形成された前記吸収性コアの連続体を配置し、該被覆シートで該吸収性コアの連続体を被覆して吸収体の連続体を形成する被覆工程と、
    前記吸収体の連続体を厚み方向への圧縮を伴う切断方法により切断して個々の吸収体に分断する吸収体形成工程とを備え、
    前記塗布工程においては、少なくとも、前記吸収体形成工程にて前記吸収体の連続体を切断によって分断する分断領域に前記接着剤を塗布する、吸収体の製造方法。
  2. 前記塗布工程において、前記帯状の被覆シートにおける幅方向に沿って、前記接着剤の塗布量に分布を有するように前記接着剤を塗布する、請求項1に記載の吸収体の製造方法。
  3. 前記塗布工程において、前記分断領域の前記接着剤の塗布量を、該吸収体の連続体の搬送方向における該分断領域どうしの間の領域の該接着剤の塗布量よりも多く塗布する、請求項1又は2に記載の吸収体の製造方法。
  4. 前記塗布工程において、前記吸収体の連続体の搬送方向における前記分断領域どうしの間の領域には前記接着剤を塗布しない、請求項3に記載の吸収体の製造方法。
  5. 前記被覆工程において、1枚の前記被覆シートを用い、該被覆シートの搬送方向に沿う両側部を、配置された前記吸収性コアの連続体の搬送方向に沿う両側部を覆うように折り返し、該被覆シートの両側部どうしを重ね合わせて、前記吸収性コアの連続体の全体を被覆する、請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収体の製造方法。
  6. 肌当接面を形成する液透過性の表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及びこれら両シート間に介在された吸収体を具備する吸収性物品の製造方法であって、
    請求項1〜の何れか1項に記載の吸収体の製造方法で形成された前記吸収体の一方の面と、搬送される帯状の液難透過性の裏面シートとを対向配置させる裏面シート配置工程と、
    前記吸収体の他方の面と、搬送される帯状の液透過性の表面シートとを対向配置させる表面シート配置工程とを備え、
    前記塗布工程では、前記吸収体の前記一方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分と前記吸収体の他方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分のうち、前記一方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分にのみ前記接着剤を塗布する、吸収性物品の製造方法。
  7. 合成繊維を含む複数のシート片を集積して吸収性コアの連続体を形成するコア形成部と、
    前記吸収性コアの連続体を被覆する帯状の被覆シートの一面に接着剤を塗布する塗布部と、
    搬送される前記帯状の被覆シートの前記接着剤の塗布面上に、前記コア形成部で形成された前記吸収性コアの連続体を配置し、該被覆シートで該吸収性コアの連続体を被覆して吸収体の連続体を形成する被覆部と、
    前記吸収体の連続体を厚み方向への圧縮を伴う切断方法により切断して個々の吸収体に分断する吸収体形成部とを備え、
    前記塗布部においては、少なくとも、前記吸収体形成部にて前記吸収体の連続体を切断によって分断する分断領域に前記接着剤を塗布
    前記コア形成部は、前記吸収性コアの原料を搬送する搬送部と、該搬送部における搬送方向の下流側に配置され前記吸収性コアの原料を集積する集積部と、該搬送部の内部に前記シート片を供給する供給部とを備え、
    前記供給部は、合成繊維を含む帯状の合成繊維シートを第1方向及び該第1方向に交差する第2方向に所定の長さで切断して前記シート片を形成するカッター刃を有している、吸収体の製造装置。
  8. 肌当接面を形成する液透過性の表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及びこれら両シート間に介在された吸収体を具備する吸収性物品の製造装置であって、
    請求項に記載の吸収体の製造装置と、当該吸収体の製造装置で形成された前記吸収体の一方の面と、搬送される帯状の液難透過性の裏面シートとを対向配置させる裏面シート配置部と、
    前記吸収体の他方の面と、搬送される帯状の液透過性の表面シートとを対向配置させる表面シート配置部とを備え、
    前記塗布部においては、前記吸収体の前記一方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分と前記吸収体の他方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分のうち、前記一方の面側に位置する予定の前記被覆シートの部分にのみ前記接着剤を塗布する、吸収性物品の製造装置。
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