JP2019074043A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019074043A
JP2019074043A JP2017201343A JP2017201343A JP2019074043A JP 2019074043 A JP2019074043 A JP 2019074043A JP 2017201343 A JP2017201343 A JP 2017201343A JP 2017201343 A JP2017201343 A JP 2017201343A JP 2019074043 A JP2019074043 A JP 2019074043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
voltage
power semiconductor
semiconductor switching
igbt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017201343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7059564B2 (ja
Inventor
佑哉 阿部
Yuya Abe
佑哉 阿部
考徳 小▲浜▼
Takanori Kohama
考徳 小▲浜▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2017201343A priority Critical patent/JP7059564B2/ja
Priority to US16/119,206 priority patent/US10972089B2/en
Priority to CN201811022440.1A priority patent/CN109667694B/zh
Publication of JP2019074043A publication Critical patent/JP2019074043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7059564B2 publication Critical patent/JP7059564B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P3/00Other installations
    • F02P3/005Other installations having inductive-capacitance energy storage
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/08Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
    • H03K17/082Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit
    • H03K17/0828Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit in composite switches
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P3/00Other installations
    • F02P3/02Other installations having inductive energy storage, e.g. arrangements of induction coils
    • F02P3/04Layout of circuits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P3/00Other installations
    • F02P3/02Other installations having inductive energy storage, e.g. arrangements of induction coils
    • F02P3/04Layout of circuits
    • F02P3/055Layout of circuits with protective means to prevent damage to the circuit, e.g. semiconductor devices or the ignition coil
    • F02P3/0552Opening or closing the primary coil circuit with semiconductor devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P3/00Other installations
    • F02P3/02Other installations having inductive energy storage, e.g. arrangements of induction coils
    • F02P3/04Layout of circuits
    • F02P3/055Layout of circuits with protective means to prevent damage to the circuit, e.g. semiconductor devices or the ignition coil
    • F02P3/0552Opening or closing the primary coil circuit with semiconductor devices
    • F02P3/0554Opening or closing the primary coil circuit with semiconductor devices using digital techniques
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/74Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of diodes

Abstract

【課題】回路構成をより簡略化しつつも素子保護機能を備える半導体装置を提供する。【解決手段】特性試験のためにゲートに電圧を印加するための特性試験用端子(104)を備えるパワー半導体スイッチング素子(201)と、パワー半導体スイッチング素子(201)の動作を制御する制御回路(200)とが同一のチップ内に形成された半導体装置(100)であって、制御回路(200)は、あらかじめ特性試験用端子(104)に電圧を印加することで測定されたパワー半導体スイッチング素子(201)の特性に基づき、異常発生時にパワー半導体スイッチング素子(201)に流れる過電流を所望の範囲に制限するための電流制限ゲート電圧(Vgate_OC)を生成するゲート電圧生成回路(208)を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、より詳細には、パワー半導体スイッチング素子とその制御回路とを同一チップ内に内蔵した半導体装置であって、素子保護機能を備えた半導体装置に関する。
自動車等の内燃機関の点火制御のため、例えば、IGBTとその制御回路とを同一チップ内に内蔵したワンチップイグナイタと呼ばれる半導体装置が採用されている(例えば、以下特許文献1及び2参照)。この種のワンチップイグナイタでは、過電流からワンチップイグナイタ内の回路を保護することが重要である。
過電流からワンチップイグナイタ内の回路を保護するため、従来のワンチップイグナイタでは、過電流を検出する機能を有するものが知られている。この種のワンチップイグナイタでは、例えば、点火コイルの1次側に流れる電流を遮断するIGBTに、電流検出用のシャント抵抗を直列に接続する方式や、IGBT(メインIGBTとも称する)とは別の電流センスIGBTを並列に接続する方式が採用されている。
特開2000−179440号公報 特開2014−013798号公報
シャント抵抗をIGBTに直列に接続する方式では、IGBTのコレクタ・エミッタ間の飽和電圧と、シャント抵抗で発生した電圧とを加えた電圧が大きくなることでワンチップイグナイタの損失が増加するというデメリットがある。従って、現在はメインIGBTに電流センスIGBTを並列に接続する方式が主流となってきている。
しかしながら、この方式では、電流センスIGBT、電流センスIGBTに流れる電流を検出するための抵抗、電流センスIGBTで検出した電流に基づいてメインIGBT及び電流センスIGBTに印加するゲート電圧を制御する制御回路、等をワンチップイグナイタに内蔵する必要がある。それに対し、近年ではチップサイズの縮小が求められており、この方式ではそのニーズに応えることが困難であった。また、メインIGBT以外の素子を内蔵するのでチップコストが高くなるという課題があった。
さらに、チップ内に電流センスIGBTを配置する位置によっては、メインIGBTから電流センスIGBTに流れ込むホール電流が変化する。この場合、メインIGBTと電流センスIGBTとに流れる電流の比、つまり、センス比が変化してしまうため、製品のチップサイズやIGBT面積等を変更する場合、その都度センス比を考慮して電流センスIGBTのサイズや位置、その制御回路の回路設計を変更する必要があった。
本発明は上記実情を鑑みてなされたものであって、その目的は、回路構成をより簡略化しつつも素子保護機能を備える半導体装置を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の一の観点に係る半導体装置は、特性試験用端子を備えるパワー半導体スイッチング素子と、前記パワー半導体スイッチング素子の動作を制御する制御回路とが同一のチップ内に形成された半導体装置であって、
前記制御回路は、あらかじめ前記特性試験用端子に電圧を印加することで測定された前記パワー半導体スイッチング素子の特性に基づき、異常発生時に前記パワー半導体スイッチング素子に流れる過電流を所望の範囲に制限するための電流制限ゲート電圧を生成するゲート電圧生成回路を備える、
ことを特徴とする。
ここで、特性試験とは、制御回路の特性など電気的特性をウェハ状態で測る試験をいう。また、電流制限ゲート電圧とは、パワー半導体スイッチング素子に流れる電流(たとえばIGBTのコレクタ・エミッタ間の電流)の上限値を制限したIGBTのゲート電圧をいう。従来、この種の半導体装置では、過電流を検出するための電流センス抵抗や、メインのIGBTとは別の電流センスIGBTを備えていた。これらはチップサイズの減少の妨げとなっていた。また、素子保護を実現するため、これら電流センス抵抗や電流センスIGBTの特性ばらつきを考慮する必要があった。それに対し、以上のような構成では、所望の制限値の過電流がIGBTに流れる際の電流制限ゲート電圧を特性試験時に事前に測定しておき、IGBTの制御回路側で、IGBTのゲートに印加される電圧を、当該電流制限ゲート電圧となるように調整している。従って、このような構成によれば、電流センス抵抗や電流センスIGBTを用いずともIGBTを過電流から保護することが可能であり、ひいては、チップサイズの減少や電流センスIGBT等の他の素子の特性ばらつきを考慮することなく素子保護が可能となる。
本発明によれば、回路構成をより簡略化しつつも素子保護機能を備える半導体装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係るワンチップイグナイタの構成を示す回路図である。 順伝達特性(コレクタ電流とIGBTのゲート電圧の関連性)を示すグラフである。 図1のゲート電圧生成回路の構成の一例を示す回路図である。 図1のトリミング回路の構成の一例を示す回路図である。 ワンチップイグナイタを用いた内燃機関の点火制御回路の構成の一例を示す概略図である。 ワンチップイグナイタの素子保護作用を説明するための波形図である。
以下、本発明の実施の形態に係る半導体装置について、ワンチップイグナイタを例にして図面を参照して詳細に説明する。本発明の特徴は、シャント抵抗や電流センスIGBT等の電流検出用の素子を用いることなく、過電流から回路を保護できる点である。以下、このような特徴を達成する回路構成の一例について説明する。
(構成)
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る半導体装置は、例えば自動車等の内燃機関の点火制御に用いられるワンチップイグナイタ100である。このワンチップイグナイタ100は、制御回路200と、パワー半導体スイッチング素子201と、を備える。このワンチップイグナイタ100は、コレクタ端子101と、点火信号入力端子102と、エミッタ端子103と、ゲートショック端子(以下、特性試験用端子)104と、を備える。
まず、パワー半導体スイッチング素子201について説明する。パワー半導体スイッチング素子201は、例えばIGBTから構成され、内燃機関の点火制御に求められるフェールセーフの観点からノーマリーオフ型であり、コレクタ、エミッタ、ゲートが、それぞれ、コレクタ端子101、エミッタ端子103、特性試験用端子104に接続される。パワー半導体スイッチング素子201のゲートは、さらに、抵抗202を介してノード213にも接続されている。パワー半導体スイッチング素子201は、制御回路200、より具体的には、後述するトリミング回路207からノード213を介してゲートに印加される電圧信号に応じてオン、オフする。なお、パワー半導体スイッチング素子201のコレクタとゲートとの間には、ダイナミッククランプ用に双方向ダイオード203が設けられている。
特性試験用端子104は、例えば、制御回路200の電気的特性をウェハ状態で測定する特性試験の際に所定の電圧が印加される端子であり、詳細については後述する。
図5に示すように、パワー半導体スイッチング素子201のコレクタは、コレクタ端子101を介して点火コイル301の1次側の1端に接続され、エミッタは、エミッタ端子103を介して接地されている。なお、点火コイル301の1次側の他端は、直流電源300に接続され、2次側は、点火プラグ302に接続される。パワー半導体スイッチング素子201は、ECU303から点火信号入力端子102に入力された点火信号に基づいてオン、オフ動作をすることで、点火コイル301の一次側とグランドとの間を導通、非導通とし、これによって点火コイル302の2次側にエネルギーを蓄積させ、このエネルギーを用いて点火プラグ302に火花を生じさせる。
図1に戻り、制御回路200は、上述した抵抗202に加え、抵抗204と、ダイオード205と、VG回路206と、ゲート電圧生成回路208と、保護回路215とを備える。
抵抗204及びダイオード205は、サージ対策のために設けられており、ダイオード205のカソードは点火信号配線102aに接続され、アノードがグランド配線102bを介してエミッタ端子103接続され、ひいては、接地されている。また、抵抗204は、ダイオード205に対して並列に接続されている。
VG回路206及び保護回路215は、例えば、パワー半導体スイッチング素子201の加熱保護のための回路である。これらについては様々な従来技術を適用可能であるため、その詳細な説明をここでは省略する。
ゲート電圧生成回路208は、入力端がノード211において点火信号配線102aに接続され、出力端がノード213並びに抵抗202を介してパワー半導体スイッチング素子201のゲートに接続され、グランド端がノード212においてグランド配線102bに接続される。このゲート電圧生成回路208は、図3に示すように、定電流源209と、負荷210と、トリミング回路207とから構成され、定電流源209と、負荷210との中間のノード214が、トリミング回路207の入力端に接続される。定電流源209は、例えば、MOSFETから構成され、ECU303から点火信号入力端子102に入力された点火信号がHレベルの場合、一定の電流を負荷210に供給する。負荷210は、例えば抵抗から構成される。定電流源209と負荷210とによって生じた電圧は、トリミング回路207に入力され、所望の電圧値に調整される。言い換えると、ゲート電圧生成回路208は、トリミング回路207を用いて、定電流源209と負荷210とによって生じた電圧を、所望の電流制限ゲート電圧の範囲に収まるようトリミングをしている。電流制限ゲート電圧等の詳細については、後述する。なお、定電流源209と負荷210とによる構成以外の構成で電圧を生成してもよいが、比較的安定した電圧を得るという観点から、定電流源209と負荷210とを用いる構成が好適である。
図4に示すように、トリミング回路207は、第1及び第2のエンハンスメント(ノーマリーオフ)型MOSFET207E1、207E2と、第1及び第2のデプレッション(ノーマリーオン)型MOSFET207D1、207D2と、第1乃至第3の分圧用抵抗207R1乃至207R3と、第1及び第2のZAPツェナーダイオード222,223と、を備える。
第1乃至第3の分圧用抵抗207R1乃至207R3は、直列に接続され、直列に接続された1組の抵抗のうち、第1の分圧用抵抗207R1の1端が、回路保護のための抵抗224を介してノード214に接続されるとともに、ノード211に接続され、1組の抵抗のうち、第3の分圧用抵抗207R3の他端がグランド配線102bを介して接地される。ノード214は、トリミング回路207の入力端でもあり、ノード213は、トリミング回路207の出力端でもある。
第1のエンハンスメント型MOSFET207E1は、例えばN型であり、ドレインが第1の分圧用抵抗207R1と第2の分圧用抵抗207R2との間に接続され、ゲートが回路保護のための抵抗225を介して第1のトリミング端子220に接続され、ソースがノード212を介して接地される。また、第2のエンハンスメント型MOSFET207E2は、例えばN型であり、ドレインが第2の分圧用抵抗207R2と第3の分圧用抵抗207R3との間に接続され、ゲートが回路保護用の抵抗226を介して第2のトリミング端子221に接続され、ソースがノード212を介して接地されている。
第1のデプレッション型MOSFET207D1は、例えばN型であり、ドレインがノード211を介して点火信号102aに接続され、ゲートがそのソースに接続され、ソースが抵抗226を介して第2のトリミング端子221に接続されるとともに、第1のZAPツェナーダイオード222のカソードに接続される。第2のデプレッション型MOSFET207D2は、例えばN型であり、ドレインがノード211を介して点火信号102aに接続され、ゲートがそのソースに接続され、ソースが抵抗225を介して第1のトリミング端子220に接続されるとともに、第1のエンハンスメント型MOSFET207E1のゲートに接続され、さらに第2のZAPツェナーダイオード223のカソードに接続される。
第1のZAPツェナーダイオード222は、カソードが第2のエンハンスメント型MOSFET207E2のゲートに接続されるとともに抵抗226を介して第2のトリミング端子221に接続され、さらに第1のデプレッション型MOSFET207D1のソースに接続される。また、第1のZAPツェナーダイオード222のアノードは、ノード212を介して接地される。
第2のZAPツェナーダイオード223は、カソードが抵抗225を介して第1のトリミング端子220に接続されるとともに、第1のエンハンスメント型MOSFET207E1のゲートに接続され、さらに第2のデプレッション型MOSFET207D2のソースに接続される。また、第2のZAPツェナーダイオード223のアノードは、ノード223を介して接地される。
(作用)
次に、以上のような構成を採用するワンチップイグナイタ100の素子保護作用について説明する。パワー半導体スイッチング素子201を過電流から保護するには、何らかの不具合が生じた際にパワー半導体スイッチング素子201に流れる過電流の値が所望の上限値未満であれば、パワー半導体スイッチング素子201の素子破壊を防止することができる。そこで、本実施の形態では、当該所望の上限値に対応する、パワー半導体スイッチング素子201(IGBT)のゲート電圧の値を求める。換言すれば、このIGBTのゲート電圧の値によって、IGBTに流れる電流の上限値を制限する。
より詳細には、図2に示すように、ノーマリーオフ型のIGBTのコレクタ・エミッタ間に流せる電流の値と、IGBTのゲート電圧の値とは、図示するような曲線で表す関連性を有する。以下、この関連性を順伝達特性という。この順伝達特性は、本実施の形態における特性試験時に取得される特性の一例である。このような順伝達特性が把握できれば、当該順伝達特性を参照して、コレクタ・エミッタ間に流れる電流が所望の値(以下、Iclampと称する)となるときのゲート電圧の値(以下、電流制限ゲート電圧Vgate_OCと称する)も把握できるようになる。そこで、本実施形態では、ワンチップイグナイタ100の製造段階におけるウェハの状態で、上記の特性試験用端子104に所定の電圧を印加することで、IGBT201の順伝達特性を取得する。次に、取得した順伝達特性に基づいて、所望のIclampとなるときのVgate_OCを算出する。そして、算出したVgate_OCが得られるように、トリミング回路207の出力を事前に調整する。
具体的には、上記のウェハ状態での特性試験時に、第1のトリミング端子220及び第2のトリミング端子221に大電流を流すことでザッピングを行い、ZAPツェナーダイオード222あるいは223の少なくともいずれかを破壊して恒久的に短絡させ、分圧用抵抗207R1乃至207R3による抵抗分圧のうち、所望のVgate_OCに最も近い分圧点を選択することで、トリミング回路207からノード213に出力される電圧を調整する。つまり、分圧用抵抗207R1乃至207R3の分圧比を適宜に選択することで、ノード213に出力される電圧の調整が可能である。
ここで、図6を参照して、本実施形態の素子保護作用についてさらに説明する。内燃機関の点火制御系において、何らかの異常が生じた場合、パワー半導体スイッチング素子201に流れる電流Icの値が大きくなる。シャント抵抗や電流センスIGBTを用いた従来技術では、電流Icが上限値のIclampに達した際に保護動作が開始され、パワー半導体スイッチング素子201のゲートに印加する電圧を低下させることで過電流の値をIclampにしていた。これに対し、本実施の形態では、パワー半導体スイッチング素子201のゲートに印加する電圧を、パワー半導体スイッチング素子201に流せる電流の上限値Iclampに対応するVgage_OCとしているので、何らかの異常が生じて電流Icが上昇しても、その大きさはIclamp以上にはならない。つまり、上記の説明と別の観点から説明すると、本実施の形態では、パワー半導体スイッチング素子201に流してもよい電流の最大値に対応するゲート電圧を特性試験時に求め、そのゲート電圧以上のゲート電圧を印加しないことで、素子破壊を生じさせる大きさの過電流がパワー半導体スイッチング素子201に流れないようにしている。
(効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、予めIGBT201のゲート電圧を調整することで、素子保護機能を実現している。つまり、電流を検出するためのシャント抵抗や電流センスIGBTを用いなくとも、過電流からIGBT201を保護することが可能となる。従って、チップサイズを減少することが可能となり、従来よりも安価なワンチップイグナイタ100を提供することが可能となる。
また、シャント抵抗や電流センスIGBT、それに付属する電流センス抵抗を用いないので、これらの素子の特性ばらつきを考慮する必要がなくなる。当該ばらつきの影響を除去することで、より高精度な素子保護機能が達成できる。
さらに、電流センスIGBTやそれに付随する電流センス抵抗を配置する位置の制約がなくなることで、ワンチップイグナイタ100のチップ設計が比較的容易になる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、トリミング回路207にZAPツェナーダイオード222及び223を採用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、半導体ヒューズを用いてトリミング回路207を構成することもでき、トリミングの手法や用いる素子の種類、数は特に限定されるものではない。電流検出用の素子を用いずに、過電流の上限値に対応するゲート電圧を事前に取得し、当該ゲート電圧をIGBTのゲートに印加する構成であれば、本発明の技術的範囲から逸脱しない限りにおいて様々な応用、変更等が可能である。
また、上記の実施の形態では、パワー半導体スイッチング素子201がノーマリーオフ型のIGBTである場合について説明したが、例えば、求められる耐圧が比較的低く、かつより高速なスイッチングが求められる用途においては、パワーMOSFET等を用いてもよい。この場合は、例えば、特性試験において取得される特性の一例として、用いるパワーMOSFETのサブスレッショルド特性を取得して、過電流の上限値に対応するゲート電圧を求めるとよい。
100 ワンチップイグナイタ(半導体装置)
101 コレクタ端子
102 点火信号入力端子
102a 点火信号配線
102b グランド配線
103 エミッタ端子
104 ゲートショック端子(特性試験用端子)
200 制御回路
201 パワー半導体スイッチング素子
205 ダイオード
207 トリミング回路
207R1乃至207R3 分圧用抵抗
207E1、207E2 エンハンスメント型MOSFET
207D1、207D2 デプレッション型MOSFET
208 ゲート電圧生成回路
209 定電流源
210 負荷
211乃至213 ノード
222、223 ZAPツェナーダイオード
300 直流電源
301 点火コイル
302 点火プラグ
303 ECU

Claims (4)

  1. 特性試験用端子を備えるパワー半導体スイッチング素子と、前記パワー半導体スイッチング素子の動作を制御する制御回路とが同一のチップ内に形成された半導体装置であって、前記制御回路は、あらかじめ前記特性試験用端子に電圧を印加することで測定された前記パワー半導体スイッチング素子の特性に基づき、異常発生時に前記パワー半導体スイッチング素子に流れる過電流を所望の範囲に制限するための電流制限ゲート電圧を生成するゲート電圧生成回路を備える、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記パワー半導体スイッチング素子は、ノーマリーオフ型のIGBTであり、前記特性試験用端子は前記IGBTのゲートに接続され、前記特性は前記IGBTのコレクタ・エミッタ間電流とゲート電圧との関連を示す順伝達特性であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記ゲート電圧生成回路は、定電流源と負荷とトリミング回路とによって構成され、前記電流制限ゲート電圧を生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記トリミング回路は、抵抗分圧による分圧比に基づいて、前記電流制限ゲート電圧の値を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
JP2017201343A 2017-10-17 2017-10-17 半導体装置 Active JP7059564B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017201343A JP7059564B2 (ja) 2017-10-17 2017-10-17 半導体装置
US16/119,206 US10972089B2 (en) 2017-10-17 2018-08-31 Semiconductor device
CN201811022440.1A CN109667694B (zh) 2017-10-17 2018-09-03 半导体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017201343A JP7059564B2 (ja) 2017-10-17 2017-10-17 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019074043A true JP2019074043A (ja) 2019-05-16
JP7059564B2 JP7059564B2 (ja) 2022-04-26

Family

ID=66096120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017201343A Active JP7059564B2 (ja) 2017-10-17 2017-10-17 半導体装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10972089B2 (ja)
JP (1) JP7059564B2 (ja)
CN (1) CN109667694B (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5775310A (en) * 1996-12-24 1998-07-07 Hitachi, Ltd. Ignition device for an internal combustion engine
WO1998049444A1 (fr) * 1997-04-25 1998-11-05 Hitachi, Ltd. Systeme d'allumage
JP2000179440A (ja) * 1998-12-15 2000-06-27 Hitachi Ltd 内燃機関用点火装置
JP2008059541A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Seiko Npc Corp 定電圧回路
WO2012137546A1 (ja) * 2011-04-04 2012-10-11 富士電機株式会社 パワースイッチのウェハ試験方法
JP2014013798A (ja) * 2012-07-03 2014-01-23 Fuji Electric Co Ltd ワンチップイグナイタ及び内燃機関点火装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08221993A (ja) * 1994-03-25 1996-08-30 Seiko Instr Inc 半導体集積回路装置、その製造方法及びその駆動方法
JP4052815B2 (ja) * 2001-06-15 2008-02-27 株式会社ルネサステクノロジ 車載イグナイタおよび車載イグナイタ用igbt
US7132868B2 (en) * 2001-06-27 2006-11-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device
JP3886876B2 (ja) * 2002-01-17 2007-02-28 三菱電機株式会社 電力用半導体素子の駆動回路
JP2010045141A (ja) 2008-08-11 2010-02-25 Fuji Electric Systems Co Ltd 半導体装置および内燃機関用点火装置
JP2011124269A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Mitsubishi Electric Corp イグナイタ用電力半導体装置
JP5430608B2 (ja) * 2011-04-27 2014-03-05 カルソニックカンセイ株式会社 半導体スイッチング素子駆動回路
EP2682593A3 (en) 2012-07-03 2018-09-12 Fuji Electric Co., Ltd. Ignition device with single chip for internal combustion engine
WO2014136252A1 (ja) * 2013-03-08 2014-09-12 三菱電機株式会社 半導体装置
JP6432201B2 (ja) 2014-03-17 2018-12-05 富士電機株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP6402591B2 (ja) * 2014-10-31 2018-10-10 富士電機株式会社 半導体装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5775310A (en) * 1996-12-24 1998-07-07 Hitachi, Ltd. Ignition device for an internal combustion engine
WO1998049444A1 (fr) * 1997-04-25 1998-11-05 Hitachi, Ltd. Systeme d'allumage
JP2000179440A (ja) * 1998-12-15 2000-06-27 Hitachi Ltd 内燃機関用点火装置
JP2008059541A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Seiko Npc Corp 定電圧回路
WO2012137546A1 (ja) * 2011-04-04 2012-10-11 富士電機株式会社 パワースイッチのウェハ試験方法
JP2014013798A (ja) * 2012-07-03 2014-01-23 Fuji Electric Co Ltd ワンチップイグナイタ及び内燃機関点火装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN109667694A (zh) 2019-04-23
US10972089B2 (en) 2021-04-06
JP7059564B2 (ja) 2022-04-26
US20190115910A1 (en) 2019-04-18
CN109667694B (zh) 2022-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9531377B2 (en) Semiconductor device
JP6098041B2 (ja) 半導体装置
JP6805496B2 (ja) 半導体装置
JP6690246B2 (ja) 半導体装置
TWI681627B (zh) 功率模組
JP2014086580A (ja) 保護回路
TW201440384A (zh) 保護裝置、系統及其方法
US20080192391A1 (en) Semiconductor device performing overheat protection efficiently
JP5907102B2 (ja) 半導体装置
CN107725248B (zh) 半导体装置
JP6376188B2 (ja) イグナイタ
JP2019011700A (ja) 内燃機関点火用の半導体装置
JP2019074043A (ja) 半導体装置
JP5686197B2 (ja) 内燃機関用点火装置
US9390843B2 (en) Input circuit includes a constant current circuit
JP5765689B2 (ja) 内燃機関用点火装置
US11936285B2 (en) Switch system comprising a current-limiting device
US9941686B2 (en) Sensor device
US9899804B2 (en) Semiconductor apparatus
US11183494B2 (en) Semiconductor integrated circuit
WO2015162802A1 (ja) 内燃機関用点火装置
WO2017077814A1 (ja) イグナイタ
JP2003510519A (ja) 切換信号または制御信号を形成する方法および時間回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7059564

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150