JP2014013798A - ワンチップイグナイタ及び内燃機関点火装置 - Google Patents

ワンチップイグナイタ及び内燃機関点火装置 Download PDF

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Abstract

【課題】動作電圧の低電圧化、高ノイズ耐量化、小型化および低コスト化を実現できるワンチップイグナイタを提供する。
【解決手段】MOSトランジスタのゲートしきい値電圧Vtghを低下させ、電流制限回路、過熱検出回路、タイマー回路、過電圧保護回路及び入力ヒステリシス回路などの動作電圧を低電圧することで、ワンチップイグナイタ100の動作電圧を低電圧化することができる。MOSトランジスタの実効ゲートしきい値電圧が1V以上であり、前記IGBTのチャネル長う4μm以下とする。また、MOSトランジスタのゲート酸化膜の厚さを、5nm以上で、25nm未満とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、低電圧駆動のワンチップイグナイタ及びこのワンチップイグナイタを有する内燃機関点火装置に関する。
図8は、従来のワンチップイグナイタ501が搭載されている内燃機関点火装置500の要部構成図である。
内燃機関点火装置500は、主に、ワンチップイグナイタ501、点火コイル502、点火プラグ503、バッテリー504およびECU505(エンジンコントロールユニット)などで構成される。図中の符号で、75,76,77はワンチップイグナイタ501のコレクタ端子、ゲート端子、エミッタ端子である。また、51はセンスIGBTを含むIGBT、56はセンス抵抗である。
図9は、図8に示す内燃機関点火装置500に搭載されている従来のワンチップイグナイタ501の要部回路図である。ここで示すワンチップイグナイタ501は一例である。
ワンチップイグナイタ501は、IGBT51と、第1MOSFET63と、第2MOSFET66と、電流制限回路57、過熱検出回路60、ツェナーダイオード69、抵抗72、コレクタ端子75、ゲート端子76およびエミッタ端子77で構成される。IGBT51のコレクタ52はコレクタ端子75に接続し、エミッタ54はエミッタ端子77にそれぞれ接続する。IGBT51のセンスエミッタ55はセンス抵抗56の一端に接続し、センス抵抗56の他端はグランド配線74に接続し、グランド配線74はグランド電位78であるエミッタ端子77に接続する。IGBT51のゲート53はゲート配線73でゲート端子76と接続する。このゲート配線73とグランド配線74の間に前記した電流制限回路57、過熱検出回路60、第1MOSFET63、第2MOSFET66、ツェナーダイオード69および抵抗72がそれぞれ接続する。前記の過熱検出回路60は図示するようにMOSFET(ア)とダイオード(イ)およびインバータ回路(ウ)で構成されている。また、前記の部品以外に、点線で示すように、ツェナーダイオード69のカソードと第2MOSFET66のソース間にIGBT51のターンオフを早めるためのスピードアップダイオード(エ)が接続され、コレクタ52とゲート53の間にツェナーダイオード(カ)がサージ保護用として接続されている。また、ゲート配線73に抵抗72とツェナダイオード69の間や電流制限回路57の高電位側と第2MOSFET66のドレインの間にサージ抑制用に抵抗(オ)が挿入されている。前記の各部位は同一の半導体基板81に形成される。
前記のセンス抵抗56の一端と第1MOSFET63のゲート64は電流制限回路57に接続し、第2MOSFET66のゲート67は過熱検出回路60に接続する。ECU505の出力電圧はゲート端子76にIGBT51のゲート電圧として入力される。このゲート電圧はゲート配線73を介して電流制限回路57と過熱検出回路60に供給され、これらの回路57,60を駆動する電源電圧となる。
IGBT51と、第1、第2MOSFET63,66と、電流制限回路57、過熱検出回路60、抵抗72、ツェナーダイオード69、コレクタ端子75、エミッタ端子77およびゲート端子76は同一の半導体基板81に形成されワンチップイグナイタ501を構成する。前記の電流制限回路57は3段のnMOSで構成されたオペアンプからなる。また、ツェナーダイオード69と抵抗72はゲート端子76から侵入するサージ電圧を抑制するサージ保護用素子である。
また、従来のワンチップイグナイタ501の最低動作電圧は3.5Vであり、このワンチップイグナイタ501を構成するIGBT51、電流制限回路57および過熱検出回路60の各最低動作電圧は3.5V以下である。ここでは、IGBT51の最低動作電圧はIGBT51のゲートしきい値電圧のことを指す。また、この「3.5V」という電圧値はワンチップイグナイタに動作指令を与えるECUの信号の最低電圧値である。
図10は、図9のワンチップイグナイタ501の外形図である。リードフレームのダイ80(外部導出端子82の一つであるコレクタ端子(C)に接続する)上に搭載されたチップ(半導体基板81)と外部導出端子82(ゲート端子(G)、エミッタ端子(E))はボンディングワイヤ83でそれぞれ接続され、モールド樹脂84でパッケージされている。
つぎに、図8で示す内燃機関点火装置500の動作を説明する。
ECU505からの出力信号がワンチップイグナイタ501のゲート端子76に入力信号(IGBTのゲート信号)として入力されると、その入力信号はゲート配線73を伝達してIGBT51のゲートに入力されて、IGBT51がオンする。IGBT51がオンするとバッテリー504の正極から点火コイル502、IGBT51を経由してグランド電位にあるエミッタ端子77に電流が流れる。
一方、EUC505からの出力信号が停止するとIGBT51はオフする。このIGBT51がオフした瞬間に、点火コイル502に蓄えられたエネルギーが放出され、点火コイル502に高電圧が発生して、点火プラグ503は点火する。その後、点火コイル503に蓄積されたエネルギーが消失すると点火プラグ503は消弧する。この動作を繰り返すことで、内燃機関点火装置500は動作を継続する。つぎに図9を用いて説明する。
IGBT51に過電流が流れると、センスエミッタ55とセンス抵抗56を通して流れるセンス電流により、センス抵抗56に電圧が発生する。その電圧が電流制限回路57に伝達されて電流制限回路57が動作する。電流制限回路57から第1MOSFET63にゲート信号が与えられ、第1MOSFET63はオンする。第1MOSFET63がオンするとIGBT51のゲート電圧が絞られて低下する。IGBT51のゲート電圧が低下してIGBT51のゲートしきい値電圧以下になるとIGBT51はオフし、過電流は遮断されて、IGBT51は保護される。
一方、IGBT51が過熱すると過熱検出回路60が動作して、前記の過電流の場合と同じようにIGBT51がオフする。IGBT51がオフすることで、IGBT51に流れている主電流が遮断されてIGBT51は保護される。IGBT51が過熱するとIGBT51に形成される温度検出用の図示しないpnダイオードの順電圧降下値が低下する。順電圧降下値(電圧)は過熱検出回路60に入力され、限界値以下に低下した段階で過熱検出回路60から第2MOSFET66のゲートへオン信号が与えられ第2MOSFET66はオンする。その後の動作は電流制限回路57の場合と同じである。過熱検出回路60及び電流制限回路57はともにIGBT51のゲート電圧を制御する制御回路として機能している。
前記したワンチップイグナイタ501は内燃機関点火装置500に用いられるため、使用環境が極めて厳しい。具体的に説明すると、コレクタ端子75とエミッタ端子77との
間に30kVのサージ電圧を印加してもIGBT51が破壊しないこと、また、例えば、−55℃〜205℃の温度範囲でIGBT51が正常動作すること(これは寄生素子が動作しないことを指す)などである。この厳しい条件下でもワンチップイグナイタ501が正常動作するために、電流制限回路57や過熱検出回路60は全てnMOSのみで構成される。これはpMOSとnMOSが混在するとプロセスが複雑になりコスト上昇を招く。また、pMOSとnMOSとの混成回路(コンプリメンタリー回路など)にすると、両者間で寄生素子が形成されて寄生動作(誤動作)を起こし易くなることなどによる。
特許文献1では、内燃機関用電子制御装置から出力される点火制御信号に応じて点火コイルに流れる一次電流を通電・遮断制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子を流れる電流を制限する電流制限回路とを備え、前記スイッチング素子が絶縁ゲート形バイポーラトランジスタで構成された内燃機関用点火装置において、前記電流制限回路は自己分離形N−MOSトランジスタで構成され、前記絶縁ゲート形バイポーラトランジスタと前記自己分離形N−MOSトランジスタとが共通の半導体基板に形成されワンチップ化されたワンチップイグナイタが開示されている。つまり、電流制限回路が自己分離形N−MOSトランジスタ(nMOS)で構成され、IGBTと同一半導体基板に形成されたワンチップイグナイタが開示されている。
また、特許文献2では、第1のIGBTを備え、前記第1のIGBTにより、一次コイルに流れる一次電流を点火制御信号に応じて通電及び遮断制御し、その二次側に電圧を発生させる内燃機関の点火装置において、前記第1のIGBTと並列に設けられた第2のIGBTと、この第2のIGBTの電流を検出する電流検出回路とを備え、この電流検出回路で検出された電流値によって前記第1と第2のIGBTのゲート電圧を制御して一次電流を設定値に制限する電流制限回路と、異常時に前記一次コイルに流れる電流の通電を強制的に遮断するサーマルシャットオフ回路とを備え、これら回路を1つのチップに集約して構成したことを特徴とするワンチップイグナイタが開示されている。
また、特許文献3では、内燃機関用点火装置において、一次側コイルに流れる低圧電流を断続するIGBTと、外部ゲート端子と外部コレクタ端子との間に定電圧回路と、保護用のツェナーダイオードとを備えている。定電圧回路は、IGBTの飽和電流値が所定の制限電流値となるような一定のゲート電圧を、IGBTに供給している。IGBTは、半導体装置の制限電流値の範囲に飽和電流値がある。定電圧回路では、並列に接続された複数のディプレッション型MOSFETとツェナーダイオードとが直列に接続されている。それぞれのディプレッション型MOSFETには選択スイッチが接続されており、全ての選択スイッチはセレクタ回路に接続されている。そして、工場出荷時に、セレクタ回路によって選択スイッチの開閉を行うことで、半導体装置製造上の電気的特性によって生じる電圧変動を調整している。これによって、IGBTを流れる電流波形の振動を抑える。半導体装置全体の小型化を図り、コストを低減させることが開示されている。ここで用いる半導体装置としてはトレンチゲート型IGBTとプレーナゲート型IGBTが記載されている。
特許第3192074号公報 特許第3216972号公報 特開2010−45141号公報
前記のワンチップイグナイタ501のコレクタ端子75は点火コイル502の内部抵抗を介してバッテリー504に接続し、エミッタ端子77はグランド電位78となる例えばエンジンルームのシャーシなどに接続されている。そのため、これらの端子75,77の電位は比較的安定している。
これに対し、ゲート端子76の電位は、ECU505の低い出力電圧(5V)とIGBT51の小さなゲート容量で決まる低い電位になる。また、ワンチップイグナイタ501の直近ではイグニッションパルス(数10kV)を発生させているために、ワンチップイグナイタ501はノイズにより誤動作する恐れがり、また、ECU505の出力電圧がノイズで低下することがある。さらに、IGBT51通電時にハーネスなどのグランド配線抵抗と通電電流の積で電圧が発生し、その電圧によりワンチップイグナイタ501のグランド電位78が上昇する(GND浮き)場合が生じる。具体的には例えば、IGBTの定格通電電流が10Aであって、IGBTとECUのグランド間にあるハーネス類のグランド配線抵抗が大きめにみて0.1Ωあった場合、この抵抗と通電電流の積は1Vに達し、この1Vがグランド電位の上昇(GND浮き)となる。GND浮きが発生すると、ワンチップイグナイタ501のゲート端子76とグランド電位78にあるエミッタ端子77の間の電圧(ゲート信号電圧)は3.5V以下になる場合が発生し、ワンチップイグナイタ501の動作が不安定になる。
つぎに、電圧低下に対応する従来技術について以下に説明する。
図11は、ハイブリット型のイグナイタ600の要部構成図である。ハイブリッド型のイグナイタ600は、IGBT51aとIGBT駆動回路90を備え、IGBT駆動回路90には電流制限回路、過熱検出回路およびセンス抵抗56aなどが含まれる。これらの各部品はプリント基板91やセラミック基板などに固定される。
ECU505からの出力電圧がノイズなどにより3.5V未満に低下した場合やGND浮きが発生してIGBT51aのゲート・エミッタ間の電圧が3.5V未満に低下する場合がある。そのとき、この電圧低下を補償してIGBT51aのゲート・エミッタ間の電圧を常に3.5V以上に保持する必要がある。このIGBT駆動回路90はECU505から入力される入力電圧(ゲート電圧)に落ち込みのノイズが重畳した場合やGND浮きが発生した場合に、それを補償して正規のゲート電圧をIGBT51aのゲートに伝送する機能を有している。
図11のハイブリッド型のイグナイタ600の構成では、多数の個別部品をプリント基板91などに搭載する必要があり、部品点数が多くなる。そのため外形寸法が大きくなり、製造コストが増大する。
また、前記の特許文献1〜3では、本発明のポイントとなる内燃機関点火装置に用いられるワンチップイグナイタの動作電圧を低電圧化させるための方策について示唆する記述は見当たらない。
この発明の目的は、前記課題を解決して、動作電圧の低電圧化、高ノイズ耐量化、高サージ耐量、小型化および低コスト化を実現できるワンチップイグナイタおよびそのワンチップイグナイタを有する内燃機関点火装置を提供することである。
前記の目的を達成するために、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、MOSトランジスタと、該MOSトランジスタのゲートと電気的に接続するゲート端子と、該MOSトランジスタのゲート電圧を制限する制御回路とを、同一半導体基板に配置したワンチップイグナイタにおいて、前記ワンチップイグナイタのゲート端子に入力される入力電圧が、前記制御回路の電源電圧及び前記MOSトランジスタの制御信号となり、前記入力電圧の最低電圧が3.5V未満となる構成とするとよい。
また、特許請求の範囲の請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記入力電圧の最低電圧を2.5V未満とするとよい。
また、特許請求の範囲の請求項3記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記入力電圧の最低電圧を2.0V未満とするとよい。
また、特許請求の範囲の請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、前記ワンチップイグナイタを構成する前記MOSトランジスタ実効のゲートしきい値電圧が1V以上であり、前記IGBTのチャネル領域の単位体積当たりの不純物量が、1×1017/cm3以下であるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記ワンチップイグナイタを構成する前記MOSトランジスタの実効ゲートしきい値電圧が1V以上であり、前記IGBTのチャネル長が、4μm以下であるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明において、前記ワンチップイグナイタを構成する前記MOSトランジスタのチャネル長さをL(cm)とし、前記IGBTのチャネル領域の単位体積当たりの不純物濃度をN(cm-3)としたとき、L≦4×10-4×(10-171/3×N1/3であるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6のいずれか一項に記載の発明において、前記ワンチップイグナイタを構成する前記MOSトランジスタの実効ゲートしきい値電圧が1V以上であり、前記MOSトランジスタのゲート酸化膜の厚さが、5nm以上で、25nm未満であるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発明において、前記ワンチップイグナイタを構成する前記MOSトランジスタの実効ゲートしきい値電圧が1V以上であり、前記MOSトランジスタのセルがストライプ状の場合、ストライプ状のセルの長手方向に直角方向の1cm当たりのセル本数(セル密度)が、5×102本以上であるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項9に記載の発明によれば、請求項1〜8のいずれか一項に記載の発明において、前記ワンチップイグナイタを構成するMOSトランジスタが、プレーナゲート構造またはトレンチ構造であるとよい。
また、特許請求の範囲10に記載の発明によれば、請求項1〜9のいずれか一項に記載の発明において、前記制御回路が、電流制限回路、過熱検出回路、タイマー回路、過電圧保護回路及び入力ヒステリシス回路から選択された一つ乃至複数の回路であって良い。
また、特許請求の範囲の請求項11記載の発明によれば、請求項1〜10のいずれか一項に記載の発明において、前記のMOSトランジスタが絶縁ゲート型バイポーラトランジスタであるとよい。
また、特許請求の範囲12に記載の発明によれば、請求項1〜11のいずれか一項に記載の発明において記載したワンチップイグナイタを用いた内燃機関点火装置であって良い。
この発明によれば、MOSトランジスタのゲートしきい値電圧を低電圧(1.5V以下)にし、電流制限回路および過熱検出回路の動作電圧を低電圧(1V以上)にする事で、内燃機関点火装置に用いられるワンチップイグナイタの動作電圧を低電圧化(1V〜3.5V未満)することができる。
また、ゲート端子とMOSトランジスタのゲートを結ぶゲート配線とグランド配線の間にコンデンサを挿入することで、ノイズ耐量およびサージ耐量を高くすることができる。
また、電流制限回路および過熱検出回路を2段のインバータ回路で構成することで、これらの回路の動作電圧を低電圧化できる。
また、ハイブリット型イグナイタに比べると、電圧変換回路を設けていないので、パッケージを小型化でき低コスト化できる。
この発明の第1実施例に係る内燃機関点火装置に用いられるワンチップイグナイタ100の構成図であり、(a)は全体の回路構成図、(b)は半導体基板31に形成されたIGBT1の要部断面図である。 この発明の第1実施例に係る内燃機関点火装置に用いられるワンチップイグナイタ100について半導体基板31に形成されたIGBT1の要部断面図である。 IGBT1のチャネル領域32付近の各部位に付した符号を示す図である。 ゲートしきい値電圧Vgth,チャネル領域32の不純物濃度N、チャネル抵抗R、チャネル長Lの関係を示す図である。 この発明の第2実施例に係る内燃機関点火装置に用いられるワンチップイグナイタ100の要部構成図である。 制御回路に関する従来例の構成(a)と、本発明の構成(b)。 この発明の第3実施例に係る内燃機関点火装置に用いられるワンチップイグナイタ100の要部構成図である。 従来のワンチップイグナイタ501が搭載されている内燃機関点火装置500の要部構成図である。 図8に示す内燃機関点火装置500に搭載されている従来のワンチップイグナイタ501の要部回路図である。 図9のワンチップイグナイタ501の外形図である。 ハイブリット型のイグナイタ600の要部構成図である。
この発明は、内燃機関点火装置を構成するワンチップインダクタにおいて、従来のゲート端子から入力される入力電圧(ゲート電圧:3.5V〜5V)より低い入力電圧(ゲート電圧:1V〜3.5V未満)まで駆動できるようにしたことである。
その方策としては、1)MOSトランジスタのゲートしきい値を低下させること、2)電流制限回路および過熱検出回路の動作電圧を低下させること、3)動作電圧の低下に伴って影響され易くなったノイズに対する対策を施すことの3項目が含まれる。この発明においてはワンチップイグナイタの最低動作電圧を1V及びこれを越える付近(1V〜3.5V未満)にすることである。そのため、MOSトランジスタのゲートしきい値電圧Vgth、電流制限回路の最低動作電圧、加熱検出回路の最低動作電圧を1Vにする必要がある。つまり、本発明のワンチップイグナイタの動作電圧を1V〜5Vの電圧範囲とすることである。つぎに、前記の各項目について以下の実施例で順次説明する。
<実施例1>(IGBT)
図1は、この発明の第1実施例に係る内燃機関点火装置に用いられるワンチップイグナイタ100の構成図であり、同図(a)は全体の回路構成図、図2(a)は半導体基板31に形成されたIGBT1の要部断面図である。この図2(a)では1セルの要部断面図を示した。また、IGBT1のゲート構造はここではプレーナ型で示したが、図示しないトレンチ型の場合もある。また、図1ではパワーデバイスとしてIGBT1を例に挙げたが、パワーMOSFETの場合もある。このパワーMOSFETとしてはセンスエミッタ4に相当するセンスソースが形成されているものを用いるとよい。
同図において、このワンチップイグナイタ100は、センスエミッタ5を有するIGBT1、センス抵抗6、電流制限回路7、過熱検出回路10、サージ保護用のツェナーダイオード19と抵抗22、第1MOSFET13、第2MOSFET16、コレクタ端子25、ゲート端子26およびエミッタ端子27で構成される。ここでは図示しないが、前記の過熱検出回路10の回路構成は従来の過熱検出回路60の回路構成と同じである。
IGBT1のコレクタ2はワンチップイグナイタ100のコレクタ端子25に接続し、ゲート3はゲート端子26に接続し、エミッタ4はエミッタ端子27にそれぞれ接続する。センスエミッタ5はセンス抵抗6に接続し、IGBT1のゲート3とゲート端子26はゲート配線23で接続する。このゲート配線23には電流制限回路7の高電位側8が接続し電流制限回路7の電源となる。また、このゲート配線23には過熱検出回路10の高電位側11が接続し過熱検出回路10の電源となる。また、電流制限回路7の低電位側9と過熱検出回路10の低電位側12はグランド配線24に接続する。また、このゲート配線23には、第1MOSFET13のドレイン15、第2MOSFET16のドレイン18が接続し、それぞれのソースはグランド配線24に接続する。また、このゲート配線23にはサージ対策用のツェナーダイオード19のカソード20が接続しアノード21はグランド配線24に接続する。さらに、このゲート配線23とグランド配線24の間にはサージ対策用の抵抗22が接続する。また、グランド配線24はエミッタ端子27を介してグランド電位28となる。センス抵抗6で発生した電圧は電流制限回路7に入力される。電流制限回路7の出力信号は第1MOSFET13のゲート14に入力される。前記の各部位は同一の半導体基板31に形成される。また、前記のツェナーダイオード19は複数個直列されることもある。
また、図1の回路については、上述の部品以外に、図示しないが図9おけるものと同様に、ツェナーダイオード19のカソードと第2MOSFET16のソース間にサージ保護用にダイオードが接続され、コレクタ2とゲート3の間にツェナーダイオードがサージ保護用として接続されている。さらに、ゲート配線23で抵抗22とツェナーダイオード19の間や電流制限回路17の高電位側と第2MOSFET16のドレインの間にサージ保護用に抵抗が挿入されている。
図2(a)において、半導体基板31の一方の主面にストライプ状のチャネル領域32(=ウェル領域)を配置し、チャネル領域32の表面層にストライプ状のエミッタ領域33を配置した例を図2(b)及び図2(c)に示す。
半導体基板31の他方の主面にコレクタ領域38を配置し、コレクタ領域38上にコレクタ電極39を配置する。
前記のゲート電極35が図1のIGBT1のゲート3となりゲート端子26にゲート配線23を介して接続する。コレクタ電極39がコレクタ2となりコレクタ端子25に接続する。エミッタ電極37がエミッタ4となりエミッタ端子27に接続する。また、図1に示すセンスエミッタ5は図2(a)では省略されている。
図3は、IGBT1のチャネル領域32付近の各部位に付した符号を示す図である。この図は、図2(a)と同じである。
ゲート酸化膜34の厚さをt、チャネル領域32に形成されるチャネルの長さであるチャネル長をL、チャネル領域32の拡散深さをT、セル幅をWの符号を付した。図にはチャネル領域32の不純物濃度の符号をN、IGBT1のゲートしきい値電圧の符号をVgth、チャネル抵抗の符号をR、このチャネル抵抗Rで発生する電圧降下をEとして( )内に示した。なお、ここで、ゲートしきい値電圧について説明しておく。本願におけるゲートしきい値電圧は、例えばコレクタ−エミッタ間電圧に数Vの電圧を印加しつつゲート電圧を0Vから増加させたときに、エミッタ4に流れる電流が定格電流の1/1000となったときのゲート電圧とする。他に、周知のDMOS構造において、pベース層のMOSゲートに接する箇所に電子の反転層チャネルが形成されるゲート電圧についてもゲートしきい値と呼ばれる。この周知のゲートしきい値電圧は、pベース層の濃度とゲート酸化膜厚さで決まるものであり、本願では意味を区別するために、この周知のゲートしきい値電圧を、実効ゲートしきい値電圧と呼ぶことにする。
図3を用いて、IGBT1のしきい値電圧Vgthを低下させる方策についで説明する。前記したように要求されるワンチップイグナイタ100の最低動作電圧は1Vである。そのためIGBT1のゲートしきい値電圧Vgthは高くとも1Vにする必要がある。
シミュレーションによれば、ゲート酸化膜の厚さtを50nmにした場合、IGBT1のゲートしきい値電圧Vgthを1Vにするためには、チャネル領域32の不純物濃度Nを1×1017/cm3にする必要がある。ゲート酸化膜34の厚tさはサージ電圧がゲート端子26に印加される際にゲート3に印加される電圧に対して絶縁破壊しない厚さとする。そのため、サージ保護用のツェナーダイオード19の動作抵抗を下げることで、ゲート端子26に印加されるサージ電圧を抑制できれば、ゲート酸化膜34の厚さtを減じることができて、ゲートしきい値電圧Vgthを低下させることができる。
このゲート酸化膜34の厚さtは、5nm〜25nm未満の範囲とするとよい。5nm未満にすると、サージ電圧でゲート酸化膜34が破壊する割合が増えるので好ましくない。ゲート酸化膜34の厚さtは、10nm以上であるとサージ電圧でゲート酸化膜34が破壊される割合が少なく好ましい。一方、25nmを越えると、チャネル領域32の不純物濃度Nを制御しても、ゲートしきい値Vgthを1Vに低下させることが難しい。
また、サージ保護用のツェナーダイオード19の接合面積を、例えば、10%大きくして動作抵抗を10%小さくすることで、ゲート端子26にサージ電圧が印加される際にゲート3に印加され電圧を従来より数%低下させることができる。その結果、ゲート酸化膜34の厚さtを従来より数%減じることができる。ゲートしきい値電圧Vgthはゲート酸化膜34の厚さtに比例するため、ゲート酸化膜34の厚さtを数%減じることで。ゲートしきい値電圧Vgthを数%程度低減することができる。例えば、ゲート酸化膜34の厚さtを従来より5〜15%減じることができ、これによりゲートしきい値電圧Vgthを25〜75%程度低減することができる。
つぎに、チャネル長Lとチャネル領域32の不純物濃度の関係について説明する。
チャネル領域32の不純物濃度N(≦1017cm-3)を低下させると、チャネル抵抗Rが大きくなりチャネル抵抗Rで発生する電圧降下Eが大きくなる。この電圧降下Eが大きくなるとIGBTのオン電圧が増加する不具合を生じる。特にIGBTをゲートしきい値電圧Vgth付近で動作させた場合である。そのため、チャネル領域32の不純物濃度Nを低下させてもチャネル抵抗Rで発生する電圧降下Eが変らないようにする必要がある。
チャネル抵抗Rで発生する電圧降下Eを一定にした場合(=チャネル抵抗Rを一定にした場合)、ゲートしきい値電圧Vtghを1Vにするためのチャネル領域32の不純物濃度Nとチャネル長Lとの関係をつぎに説明する。
ゲートしきい値電圧Vtghを低下させるためにチャネル領域32の不純物濃度Nを低下させると、前記したようにチャネル抵抗Rが増大する。このチャネル抵抗Rの増大を抑えるためにはチャネル長Lを短くする必要がある。つまり、相互に依存するチャネル領域の不純物濃度Nとチャネル長Lを最適化する必要がある。
図4は、ゲートしきい値電圧Vgth,チャネル領域32の不純物濃度N、チャネル抵抗R、チャネル長Lの関係を示す図である。図中のイ、ロ、・・・はチャネル領域32の不純物濃度Nとチャネル長Lを最適化するための手順を示す。
図4(a)がゲートしきい値電圧Vgthとチャネル領域32の不純物濃度Nの関係を示す図である。ゲートしきい値電圧Vgthの減少(手順イ)はチャネル領域32の不純物濃度Nの平方根に比例して減じる(手順ロ)。図4(b)はチャネル領域32の不純物濃度Nとチャネル抵抗Rの関係を示す図であり、チャネル抵抗Rはチャネル領域32の不純物濃度を減じると(手順ロ)、チャネル内の電子濃度が減少し、移動度が増大する。これらが絡み合って。チャネル抵抗は概略不純物濃度の3乗根に反比例して増大する(手順ハ)。これは最低動作電圧であるゲートしきい値電圧Vgth付近でIGBTを動作させた場合である。同図(c)はチャネル長Lとチャネル抵抗Rの関係を示す図であり、チャネル長Lはチャネル抵抗Rの減少に比例して増大する。チャネル抵抗Rを元の値まで減少させるには(手順ニ)、チャネル長Lを短縮する必要がある(手順ホ)。同図(d)はチャネル抵抗Rで発生する電圧降下Eを一定にした場合のチャネル領域32の不純物濃度Nとゲート長Lの関係を示す図である。チャネル長Lはチャネル領域32の不純物濃度Nの3乗根に比例して減少する。チャネル領域32の不純物濃度Nを減じることで、このチャネル長Lを減少させる。このチャネル長Lの減少によって、増大したチャネル抵抗R(手順ハの段階)を元の値に戻すことができる(手順ヘ)。つまり、チャネル領域34の不純物濃度Nをチャネル長Lを減じることで、ゲートしきい値電圧Vgthを1Vに低減して、且つ、チャネル抵抗Rを一定にすることができる。
しかし、チャネル長Lは微細加工精度に依存するため極端に短くすることはプロセス上困難である。さらに、チャネル領域32の不純物濃度Nが低くなるとチャネル領域32に広がる空乏層の伸びが大きくなり、チャネル長Lが短くなり過ぎるとIGBT1の耐圧の確保が困難になる。そのため、チャネル領域32の不純物濃度Nを極端に低くして、チャネル長Lを極端に短縮することはできない。
尚、図4に示す各諸元の相互関係は、文献や実験から得られた知見を基づいて推定したものである。
つぎに、上記の内容を数式で示すと次のように表される。
Vtgh∝√N×t
R∝1/N1/3(N≦1017cm-3)、E∝R、R∝L(N≦1017cm-3
L/N1/3∝L・R∝R2∝E2
つまり、L/N1/3は一定になる。そのためL=G×N1/3の関係式が成立する。但し、Gは比例定数であり、N≦1017cm-3の範囲である。
シミュレーションにより、従来素子と同じチャネル抵抗Rでゲートしきい値電圧Vgthが1Vなるチャネル長Lとチャネル領域32の不純物濃度Nを求めると、チャネル長Lは4μm、チャネル領域32の不純物濃度Nは1×1017cm-3となる。
この数値を用いると、ゲートしきい値電圧Vgthを1V以下にして、チャネル抵抗Rでの発生する電圧降下Eを従来の電圧降下以下にするためには、チャネル領域32の不純物濃度N≦1017cm-3、チャネル長L≦4×10-4cm(=4μm)の条件で、チャネル領域32の不純物濃度Nを低下させ、チャネル長L(cm)≦4×10-4×(10-171/3×(チャネル領域32の不純物濃度N(cm-3))1/3の範囲に入るようにチャネル長Lを決めるとよい。
実際、ワンチップイグナイタを製作する場合は、上式を満足させながら、チャネル長Lとチャネル領域32の不純物濃度Nを最適化する。しかし、チャネル長Lについては、高精度な微細加工が必要となるので、チャネル長Lを上記の条件内で所定の長さに固定して、チャネル領域32の不純物濃度Nを低減しても構わない。
しかし、この場合はチャネル抵抗Rで発生する電圧降下Eはチャネル領域32の不純物濃度Nを下げるにつれて大きくなる。但し、IGBTのオン電圧に占めるチャネル抵抗Rで発生する電圧降下Eの割合は小さいため、オン電圧の上昇は小さい。
尚、ここで示すチャネル領域32の不純物濃度Nとはチャネル領域32の拡散深さに対する平均の不純物濃度のことである。これは、チャネル領域32の不純物のドーズ量を拡散深さTで割った値である。
ゲートしきい値電圧Vtghを低下させるために、チャネル領域32の不純物濃度Nを低下させ、チャネル長Lを短縮すると、セルサイズを小型化できる(セル幅Wを縮小できる)。その結果、セル密度が増大し、IGBT1の通電能力を高めることができる。
尚、セル密度とは、セルがストライプ状のセルの場合は、セルの長手方向に対して直角方向の1cmの長さに入るストライプ状のチャネル領域32(ウェル領域)の本数のことである。
また、セル密度が増大すると、IGBTのI−V特性で動作抵抗が小さくなる。そのため、所定の電流でのオン電圧は低下して、見かけ上、ゲートしきい値電圧Vgthが低下した場合と同等の動作になる。つまり、セル密度を増大させることで、ゲートしきい値電圧Vgthを見かけ上低下させることができる。そのため、セル密度を従来より増加させ、具体的にはストライプ状のセルの場合には1×103本/cm以上とすると効果がでてくる。
また、ゲート絶縁膜の材質として酸化膜より誘電率の高い材質を使用することで、ゲート容量を増加させて、ゲートしきい値電圧Vtghを低下させることができる。
<実施例2>(回路)
図5は、この発明の第2実施例に係る内燃機関点火装置に用いられるワンチップイグナイタ100の要部構成図である。この図はワンチップイグナイタ100を構成する電流制限回路7の要部回路図である。
電流制限回路7や図示しない過熱検出回路10の動作電圧を低下させるためには、これらの回路7、10を構成するMOSFET(nMOS)のゲートしきい値を低下させる必要がある。その方策は前記したIGBT1で採用した方策と同様である。
また、回路構成を工夫することで動作電圧を低減することができる。その例を電流制限回路7を用いて説明する。
従来の図9に示す電流制限回路57は、図6(a)に示すように直列3段構成のnMOS回路で構成されるオペアンプを用いて形成されていた。具体的にはこの3段構成のnMOS回路で構成される回路が電圧増幅段600である。ここでVHは電源の高圧側、VLは電源の低圧側を示す。Vinは入力電圧端子、Vrefは参照電圧入力端子である。「MD」及び数字で記載された素子はデプレッション型MOSFETであり、単に「M」及び数字で記載された素子はエンハンスメント型MOSFETである。これを図5に示す電流制限回路7ように、直列2段構成のインバータ回路41に変更することで、電流制限回路7の最低動作電圧を1V以下とすることができる。これは、インバータ回路41にあるそれぞれのインバータが直列2段構成のnMOS(上段のnMOSはゲートとソースを短絡して抵抗として使用される)で構成されるためである。このnMOSを2段構成とした具体的な回路を図6(b)に示す。またこのインバータ回路は、抵抗とnMOSを直列接続しても形成できる。ここでnMOSはnチャネルMOSFETのことであり、nMOSの動作電圧はゲートしきい値電圧を低下することで1素子当たり0.7V程度以下にできる。電源電圧を2Vとした場合、MOSFETの閾値は2Vから0.7Vの間でなるべく0.7Vに近いことが望ましい。
また、過熱検出回路10の場合も図5のように2段のインバータ回路41を適用することで、電流制限回路7と同様に最低動作電圧を1V以下とすることができる。
図5のワンチップイグナイタ100の製造方法の一例を説明する。
先ず、IGBT1などを形成する半導体基板31に、電流制限回路7および過熱検出回路10を構成する2段のインバータ回路41をそれぞれの回路7,10内に複数組形成しておく。
つぎに、ウェハ試験機でセンス抵抗5で発生する電圧(センス信号)もしくは過熱を検出して発生する検出電圧(ダイオードの順電圧降下)と、電流制限回路7および過熱検出回路10内に複数組形成されたそれぞれの2段のインバータ回路41の特性を比較して、最適な組み合わせでそれぞれの2段のインバータ回路41を選定する。この選定の方法は、2段のインバータ回路41、具体的にはこのインバータ回路を構成する図6(b)に示すような回路をたとえばグランド側配線を接続しない状態で多数並列して形成しておき、その多数の中から適当な特性のものを選別して、その選別した回路についてグランド側配線を行うことで達成できる。グランド側配線を接続しない状態で形成した多数の回路は、グランド側はあらかじめ配線しておき、電源側を接続しない構成としても良い。
これによって、最低動作電圧が1V以下の電流制限回路7および過熱検出回路10を高い精度で形成することができる。
<実施例3>(ノイズ対策とサージ保護)
図7は、この発明の第3実施例に係る内燃機関点火装置に用いられるワンチップイグナイタ100の要部構成図である。
図7ではゲート配線23とグランド配線24の間にコンデンサ42を接続している。このコンデンサ42を設置することで、ゲート端子26に入力されるゲート電圧が最低動作電圧である1.5Vに低下した状態で、マイナス極性のノイズが重畳しても、コンデンサ電圧によってこのゲート電圧の落ち込みが防止される。その結果、電流制限回路7、過熱検出回路10およびIGBT1を安定に動作させることができる。つまり、コンデンサ42を設置することでワンチップイグナイタ100のノイズ耐量を高めることができる。
また、電流制限回路7や過熱検出回路10にコンデンサ43,44をそれぞれ設けても同様の効果がある。これらコンデンサは、電流制限回路7、過熱検出回路10において電流や熱を検出するたとえば直列2段構成のMOSFET回路のノイズ耐量を向上させるようコンデンサを同nMOS回路直近に設置するものである。具体的にはたとえば図6(b)において電源・グランド間、Vin・グランド間、M11のゲート・グランド間にコンデンサを設置するものである。このようにコンデンサを設置することでMOSFETの接合容量を増加させる効果がありノイズ耐量を向上できる。
サージ電圧がゲート端子26に印加されたとき、このサージ電圧を抑制するためにA部に抵抗29が挿入される。この挿入された抵抗29とツェナダイオード19でサージ電圧は分圧され、その分圧された電圧がIGBT1のゲートに印加されるため、抵抗29を設置することでサージ電圧を抑制できる。しかし、この抵抗29はゲート配線23に直列に挿入されるため、ゲート端子26に入力されるゲート電圧はIGBT1のゲートに到達した時点では低い電圧になる。そのため、この抵抗29をできるだけ小さくしてゲート端子26に入力されるゲート電圧の減衰を抑える必要がある。
前記のコンデンサ42はスナバコンデンサと同様の働きをして、サージ電圧を抑制する効果がある。そのため、コンデンサ42を設置することで、A部に設置される抵抗29を小さくすることができる。なお、図7においてIGBTのコレクタ2とゲート配線23との間に挿入された双方向ダイオードは複数のダイオードが直列に接続されてものを省略した記載になっている。
前記の実施例1〜実施例3を組み合わせることで、ゲート端子26に入力されるゲート電圧を低電圧化してもワンチップイグナイタ100は安定に動作し、さらに、ノイズ耐量が向上でき、また、低ゲート電圧での動作でもIGBT1の通電能力は十分確保される。
さらに、ハイブリッド型イグナイタに比べて、パッケージの小型化、低コスト化を図ることができる。
1 IGBT
2 コレクタ
3 ゲート
4 エミッタ
5 センスエミッタ
6 センス抵抗
7 電流制限回路
8、11 高電位側
9、12 低電位側
10 過熱検出回路
13 第1MOSFET
14、17 ゲート
15、18 ドレイン
16 第2MOSFET
19 ツェナーダイオード
20 カソード
21 アノード
22、29 抵抗
23 ゲート配線
24 グランド配線
25 コレクタ端子
26 ゲート端子
27 エミッタ端子
28 グランド電位
31 半導体基板
32 チャネル領域(ウェル領域)
33 エミッタ領域
34 ゲート酸化膜
35 ゲート電極
36 層間絶縁膜
37 エミッタ電極
38 コレクタ領域
39 コレクタ電極
42,43,44 コンデンサ
100 ワンチップイグナイタ

Claims (12)

  1. MOSトランジスタと、該MOSトランジスタのゲートと電気的に接続するゲート端子と、該MOSトランジスタのゲート電圧を制限する制御回路とを、同一半導体基板に配置したワンチップイグナイタにおいて、
    前記ワンチップイグナイタのゲート端子に入力される入力電圧が、前記制御回路の電源電圧及び前記MOSトランジスタの制御信号となり、前記入力電圧の最低電圧が3.5V未満であることを特徴とするワンチップイグナイタ。
  2. 前記入力電圧の最低電圧が2.5V未満であることを特徴とする請求項1に記載のワンチップイグナイタ。
  3. 前記入力電圧の最低電圧が2.0V未満であることを特徴とする請求項1に記載のワンチップイグナイタ。
  4. 前記ワンチップイグナイタを構成する前記MOSトランジスタの実効ゲートしきい値電圧が1V以上であり、前記MOSトランジスタのチャネル領域の単位体積当たりの不純物量が、1×1017/cm3以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のワンチップイグナイタ。
  5. 前記ワンチップイグナイタを構成する前記MOSトランジスタの実効ゲートしきい値電圧が1V以上であり、前記MOSトランジスタのチャネル長が、4μm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のワンチップイグナイタ。
  6. 前記ワンチップイグナイタを構成する前記MOSトランジスタのチャネル長さをL(cm)とし、前記MOSトランジスタのチャネル領域の単位体積当たりの不純物濃度をN(cm-3)としたとき、L≦4×10-4×(10-171/3×N1/3であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のワンチップイグナイタ。
  7. 前記ワンチップイグナイタを構成する前記MOSトランジスタの実効ゲートしきい値電圧が1V以上であり、前記MOSトランジスタのゲート酸化膜の厚さが、5nm以上で、25nm未満であることを特徴とする請求項1〜6に記載のワンチップイグナイタ。
  8. 前記ワンチップイグナイタを構成する前記MOSトランジスタの実効ゲートしきい値電圧が1V以上であり、前記MOSトランジスタのセルがストライプ状の場合、ストライプ状のセルの長手方向に直角方向の1cm当たりのセル本数が、5×102本以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のワンチップイグナイタ。
  9. 前記ワンチップイグナイタを構成するMOSトランジスタが、プレーナゲート構造またはトレンチ構造であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のワンチップイグナイタ。
  10. 前記制御回路が、電流制限回路、過熱検出回路、タイマー回路、過電圧保護回路及び入力ヒステリシス回路から選択された一つ乃至複数の回路であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のワンチップイグナイタ。
  11. 前記のMOSトランジスタが絶縁ゲート型バイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のワンチップイグナイタ。
  12. 請求項1〜11に記載したワンチップイグナイタを用いた内燃機関点火装置。
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