JP2019073938A - 機械式駐車装置及びその制御装置、制御方法、並びに制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の入庫バースまたは複数の出庫バースを備える機械式駐車装置において、入出庫効率を向上させること。【解決手段】機械式駐車装置の制御装置100は、複数の入庫モード及び複数の出庫モードを格納する記憶部51と、運用状態に応じて、複数の入庫モードの一つを現行モードとして選択する入庫モード選択部55と、運用状態に応じて、複数の出庫モードの一つを現行モードとして選択する出庫モード選択部56とを備えている。複数の入庫モードは、各入庫バースに入庫された入庫車両の入庫搬送ルートを制限しない入庫フリーモードと、少なくとも一つの入庫バースに入庫された入庫車両の入庫搬送ルートを制限する入庫制限モードとを有し、複数の出庫モードは、格納棚から各出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限しない出庫フリーモードと、格納棚から各出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限する出庫制限モードとを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、機械式駐車装置及びその制御装置、制御方法、並びに制御プログラムに関するものである。
従来、複数のバースを備える階層構造の機械式駐車装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、2つのバースに対して1つのリフトを有する機械式駐車装置において、1つのリフトで入庫と出庫とを交互に行うための交互入出庫モード、2つのバースをともに入庫バースとして用いて入庫のみを連続して行う連続入庫モード、2つのバースをともに出庫バースとして用いて出庫のみを連続して行う連続出庫モードなどの複数の動作モードを有し、これらの動作モードを切り替えて採用する機械式駐車装置が開示されている。
特許文献2には、複数のリフトの中間または両側に対して入庫バースと出庫バースとを設置するレイアウトが開示されている。
特開平5−214832号公報 特開平6−88455号公報
特許文献1には、各バースに割り当てる機能を入庫または出庫のいずれかに切り替えることで入出庫効率を向上させることが開示されている。しかしながら、特許文献1には、入庫バースから格納棚までの入庫搬送ルートや格納棚から出庫バースまでの出庫搬送ルートを決定する具体的方法については開示がない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、複数の入庫バースまたは複数の出庫バースを備える機械式駐車装置において、入出庫効率を向上させることのできる機械式駐車装置及びその制御装置、制御方法、並びに制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第一態様は、複数の入庫バースを備える機械式駐車装置に用いられる制御装置であって、複数の入庫モードを格納する記憶手段と、運用状態に応じて、複数の前記入庫モードの一つを現行入庫モードとして選択する入庫モード選択手段とを備え、複数の前記入庫モードは、各前記入庫バースに入庫された入庫車両の入庫搬送ルートを制限しない入庫フリーモードと、少なくとも一つの前記入庫バースに入庫された前記入庫車両の入庫搬送ルートを制限する入庫制限モードとを有する機械式駐車装置の制御装置である。
上記機械式駐車装置の制御装置によれば、入庫フリーモードと入庫制限モードとを入庫モードとして有し、機械式駐車装置の運用状態に応じていずれか一つの入庫モードが入庫モード選択手段によって選択される。これにより、運用状態に応じた好適な入庫モードを用いて入庫車両の搬送を行うことが可能となる。
上記機械式駐車装置は階層構造とされ、各格納階には前記入庫車両を格納棚に格納するための車両搬送手段がそれぞれ設けられ、前記入庫フリーモードでは、各前記入庫バースに対して全ての前記車両搬送手段が使用可能とされ、前記入庫制限モードでは、各前記入庫バースに対して使用可能な前記車両搬送手段が制限されていてもよい。
上記機械式駐車装置の制御装置によれば、入庫制限モードが選択されている場合には、各入庫バースに対して使用可能な車両搬送手段が制限される。これにより、各入庫バースに停車している入庫車両は、その入庫バースに対応付けられた車両搬送手段のみを使用して格納棚に格納されることとなる。このように、入庫制限モードが選択されている場合には、各入庫バースに対して入庫車両の格納先となる格納棚が限定されることとなる。
上記機械式駐車装置の制御装置において、前記入庫制限モードは、例えば、各前記入庫バースに対してそれぞれ異なる前記車両搬送手段が使用可能な車両搬送手段として割り当てられる。
上記機械式駐車装置の制御装置によれば、複数の入庫バース間で共通の車両搬送手段を取り合うことを回避することができる。
上記機械式駐車装置の制御装置において、前記入庫モード選択手段は、予め設定されている条件を満たすか否かによって繁忙期か否かを判定し、繁忙期と判定した場合に前記入庫制限モードを選択することとしてもよい。
上記機械式駐車装置の制御装置によれば、繁忙時には入庫制限モードを選択するので、複数の入庫バース間で共通の車両搬送手段を取り合うことを回避することができる。これにより、入庫時における車両搬送時間の短縮を期待することが可能となる。
上記機械式駐車装置の制御装置において、前記入庫モード選択手段は、使用不可能な前記入庫バースがあるか否かを判定し、使用不可能な前記入庫バースがある場合に、前記入庫フリーモードを選択することとしてもよい。
上記機械式駐車装置の制御装置によれば、使用不可能な入庫バースがある場合には、入庫フリーモードを選択するので、使用可能な入庫バースが使用できる車両搬送手段を制限することなく、搬送処理を実現することが可能となる。
上記機械式駐車装置の制御装置において、前記入庫モード選択手段は、複数の前記車両搬送手段のうち、少なくとも一台の車両搬送手段が故障した場合に、前記入庫フリーモードを選択することとしてもよい。
上記機械式駐車装置の制御装置によれば、少なくとも一台の車両搬送手段が故障した場合には、入庫フリーモードを選択するので、故障した車両搬送手段が割り当てられている入庫バースにおける入庫処理の性能低下を回避することが可能となる。
上記機械式駐車装置の制御装置において、前記入庫モード選択手段は、いずれかの前記格納階が満車または満車に近い状態になった場合に、前記入庫フリーモードを選択することとしてもよい。
上記機械式駐車装置の制御装置によれば、いずれかの格納階が満車または満車に近い状態になった場合には、入庫フリーモードを選択するので、満車または満車に近い状態となった格納階に対応づけられている車両搬送手段が割り当てられている入庫バースにおける入庫処理の性能低下を回避することが可能となる。
本発明の第二態様は、上記のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御装置を備える機械式駐車装置である。
上記機械式駐車装置は、各前記入庫バースに対応してそれぞれ設けられた入庫操作盤を有し、前記入庫操作盤は、前記現行入庫モードを報知するための報知手段を備えていてもよい。
上記機械式駐車装置によれば、現行入庫モードを利用者(管理人、運転手等)に知らせることができる。
上記機械式駐車装置において、前記入庫操作盤は、前記現行入庫モードを手動で切り替えるための入庫モード切替手段を備えていてもよい。
上記機械式駐車装置によれば、入庫モードを手動で切り替えることが可能となる。
本発明の第三態様は、複数の出庫バースを備える機械式駐車装置に用いられる制御装置であって、複数の出庫モードを格納する記憶手段と、運用状態に応じて、複数の前記出庫モードの一つを現行出庫モードとして選択するモード選択手段とを備え、複数の前記出庫モードは、格納棚から各前記出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限しない出庫フリーモードと、前記格納棚から各前記出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限する出庫制限モードとを有する機械式駐車装置の制御装置である。
上記機械式駐車装置の制御装置によれば、出庫フリーモードと出庫制限モードとを出庫モードとして有し、機械式駐車装置の運用状態に応じていずれか一つの出庫モードが出庫モード選択手段によって選択される。これにより、運用状態に応じた好適な出庫モードを用いて出庫車両の搬送を行うことが可能となる。
上記機械式駐車装置は階層構造とされ、各格納階には出庫車両を格納棚から搬出するための車両搬送手段がそれぞれ設けられ、前記出庫フリーモードでは、各前記出庫バースに対して全ての前記車両搬送手段が使用可能とされ、前記出庫制限モードでは、各前記出庫バースに対して使用可能な前記車両搬送手段が制限されていてもよい。
上記機械式駐車装置の制御装置によれば、出庫制限モードが選択されている場合には、各出庫バースに対して使用可能な車両搬送手段が制限される。これにより、出庫車両が格納されている格納棚に応じて、その出庫車両の搬出先となる出庫バースが制限される。このように、出庫車両の搬出先となる出庫バースを制限することで、例えば、格納棚から遠い出庫バースからの出庫を禁止し、格納棚に近い出庫バースからのみ出庫を行わせることが可能となる。これにより、出庫時の車両搬送時間を短縮することが可能となる。
上記機械式駐車装置の制御装置において、前記出庫制限モードは、例えば、各前記出庫バースに対してそれぞれ異なる前記車両搬送手段が使用可能な車両搬送手段として割り当てられる。
上記機械式駐車装置の制御装置によれば、複数の出庫バース間で共通の車両搬送手段を取り合うことを回避することができる。これにより、出庫時の搬送処理を効率的に行うことが可能となる。
上記機械式駐車装置の制御装置において、前記出庫モード選択手段は、予め設定されている条件を満たすか否かによって繁忙期か否かを判定し、繁忙期と判定した場合に前記出庫制限モードを選択することとしてもよい。
上記機械式駐車装置の制御装置によれば、繁忙期と判定した場合には出庫制限モードを選択するので、格納棚に応じて出庫車両の搬出先出庫バースを限定することができる。これにより、例えば、格納棚から遠い出庫バースから出庫車両が搬出されることを回避でき、できるだけ近くの出庫バースから搬出させることが可能となる。これにより、出庫時における非効率な搬出を回避できる。
上記機械式駐車装置の制御装置において、前記出庫モード選択手段は、いずれかの前記出庫バースが使用不可能となった場合に、前記出庫フリーモードを選択することとしてもよい。
上記機械式駐車装置の制御装置によれば、いずれかの出庫バースが使用不可能となった場合に出庫フリーモードを選択するので、格納棚に格納されている車両を使用可能な他の出庫バースへ搬送することが可能となる。
本発明の第四態様は、上記のいずれかの機械式駐車装置の制御装置を備える機械式駐車装置である。
上記機械式駐車装置は、各前記出庫バースに対応してそれぞれ設けられた出庫操作盤を有し、前記出庫操作盤は、前記現行出庫モードを報知するための報知手段を備えていてもよい。
上記機械式駐車装置によれば、現行出庫モードを利用者(管理人、運転手等)に知らせることができる。
上記機械式駐車装置において、前記出庫操作盤は、前記現行出庫モードを手動で切り替えるための出庫モード切替手段を備えていてもよい。
上記機械式駐車装置によれば、状況に応じて現行出庫モードを手動で切り替えることが可能となる。
本発明の第五態様は、複数の入庫バースを備える機械式駐車装置の制御方法であって、運用状態に応じて、複数の入庫モードの一つを現行入庫モードとして選択する入庫モード選択工程を有し、複数の前記入庫モードは、各前記入庫バースに入庫された前記入庫車両の入庫搬送ルートを制限しない入庫フリーモードと、少なくとも一つの前記入庫バースに入庫された前記入庫車両の入庫搬送ルートを制限する入庫制限モードとを有する機械式駐車装置の制御方法である。
本発明の第六態様は、複数の出庫バースを備える機械式駐車装置の制御方法であって、運用状態に応じて、複数の出庫モードの一つを現行出庫モードとして選択するモード選択工程を有し、複数の前記出庫モードは、格納棚から各前記出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限しない出庫フリーモードと、前記格納棚から各前記出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限する出庫制限モードとを有する機械式駐車装置の制御方法である。
本発明の第七態様は、複数の入庫バースを備える機械式駐車装置に適用される制御プログラムであって、運用状態に応じて、複数の入庫モードの一つを現行入庫モードとして選択する入庫モード選択処理をコンピュータに実行させ、複数の前記入庫モードは、各前記入庫バースに入庫された前記入庫車両の入庫搬送ルートを制限しない入庫フリーモードと、少なくとも一つの前記入庫バースに入庫された前記入庫車両の入庫搬送ルートを制限する入庫制限モードとを有する機械式駐車装置の制御プログラムである。
本発明の第八態様は、複数の出庫バースを備える機械式駐車装置に適用される制御プログラムであって、運用状態に応じて、複数の出庫モードの一つを現行出庫モードとして選択するモード選択処理をコンピュータに実行させ、複数の前記出庫モードは、格納棚から各前記出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限しない出庫フリーモードと、前記格納棚から各前記出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限する出庫制限モードとを有する機械式駐車装置の制御プログラムである。
本発明によれば、複数の入庫バースまたは複数の出庫バースを備える機械式駐車装置において、入出庫効率を向上させることができるという効果を有する。
本発明の第1実施形態に係る複列式機械駐車装置の概略構造を示す斜視図ある。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置の駐車場出入口近傍の上面図である。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置において、駐車場出入口側から出庫バースを見た図である。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置の操作盤の概略図である。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置の制御装置の概略構成を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置の制御装置の機能ブロック図である。 図6に示した記憶部に格納される情報の一例を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置における入庫バースと搬送台車との関係を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る入庫モードの一例を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る入庫モード選択処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置における出庫バースと搬送台車との関係を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る出庫モードの一例を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る出庫モード選択処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置の入庫時において制御装置によって実行される入庫処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置の入庫時において制御装置によって実行される入庫処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置の出庫時において制御装置によって実行される出庫処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置の出庫時において制御装置によって実行される出庫処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る機械式駐車装置における入庫バースと搬送台車との関係を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る機械式駐車装置における出庫バースと搬送台車との関係を説明するための図である。
以下、本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置及びその制御装置、制御方法、並びに制御プログラムについて、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態においては、機械式駐車装置としてコンベアによって車両の受け渡しをする複列式機械駐車装置を例に挙げて説明するが、本発明はこの例に限られず、例えば、平面往復式、水平循環式等のパレット式の機械式駐車装置等でもよい。
図1は本実施形態に係る複列式機械駐車装置(以下、「機械式駐車装置」という。)10の概略構造を示す斜視図ある。図1に示すように、機械式駐車装置10は、複列式格納棚群12、13と、搬送台車5とを備えている。複列式格納棚群12、13は、複数種の車両(大型車、小型車等)を格納する複数種の格納棚22、23が連続的に配置されて多数の格納庫を構成している。各格納棚22、23は、前棚22a、23aと奥棚22b、23bとを備える複列式の格納棚群とされ、横送りコンベア15a、15b及び16a、16bがそれぞれ前後に配設されている。
格納棚22、23は、後部の横送りコンベア15b、16bの幅を変えること等によって、大きさが異なる複数種の格納棚とされていてもよく、前部の横送りコンベア15a、16aと後部の横送りコンベア15b、16bの幅を揃えた格納棚とされていてもよい。
複列式格納棚群12、13間の台車走行路4には、1台または複数台の搬送台車(車両搬送手段)5が移動自在に配置されている。搬送台車5は、複列式格納棚群12側と複列式格納棚群13側とに設けられたレール21上を走行することにより、複列式格納棚群12、13に沿って走行することができる。なお、複列式格納棚群12、13は階層構造になっており、これに対応して、搬送台車5も各格納階に設けられている。
複列式格納棚群13側の駐車場入口1には、横送りコンベア14a、14bを備えた入庫バース2aが設けられている。この入庫バース2aは、入庫用停車スペースである。複列式格納棚群13側には、入庫バース2aに停車された入庫車両を搬送台車5に搬送する車両搬送手段として入庫リフト(昇降装置)3が設けられている。入庫リフト3は、横送りコンベア17a、17bを備えている。このような構成により、例えば、入庫バース2aに停車された入庫車両は、横送りコンベア14a、14b及び17a、17bによって入庫リフト3に移され、この入庫リフト3によって、車両を格納する所定の格納階まで運ばれ、横送りコンベア17a、17b及び18a、18bによって搬送台車5に搬入される。入庫車両を載置した搬送台車5は台車走行路4(例えば、レール21)を走行して所定の格納棚22(または23)まで移動する。その後、横送りコンベア15a、15b(または16a、16b)と、横送りコンベア18a、18bとによって、搬送台車5上の入庫車両が所定の格納棚へ格納される。
なお、図1では、一つの入庫バース2aしか図示していないが、本実施形態に係る機械式駐車装置10は、図2に示すように、入庫リフト3を挟んで入庫バース2aと反対側にも入庫バース2bが設けられている。
複列式格納棚群13側の駐車場出口9には、横送りコンベア20a、20bを備えた出庫バース7aが設けられている。出庫バース7aは、出庫用停車スペースである。更に、複列式格納棚群13側には、格納棚22、23に格納されていた車両を搬送台車5から受け取り、出庫バース7aまで搬送する出庫リフト(昇降装置)8が設けられている。出庫リフト8は、横送りコンベア19a、19bを備えている。このような構成により、例えば、出庫車両は、横送りコンベア18a、18b及び19a、19bによって搬送台車5から出庫リフト8に搬出され、出庫リフト8によって出庫バース7aが設けられる出口階まで運ばれ、横送りコンベア19a、19b及び20a、20bによって駐車場出口9の出庫バース7aに移される。なお、図1では、一つの出庫バース7aしか図示していないが、本実施形態に係る機械式駐車装置10は、図2に示すように、出庫リフト8を挟んで出庫バース7aと反対側にも出庫バース7bが設けられている。
なお、本実施形態では、乗入階の下方に格納庫を設ける構造を例示したが、本発明の機械式駐車装置は、図1に示される構造に限定されず、例えば、乗入階の上方に格納庫を設ける地上式の機械式駐車装置とされてもよい。
図2は、本実施形態に係る機械式駐車装置10の駐車場出入口6近傍の上面図、図3は、駐車場出入口6側から出庫バース7a、7bを見た図である。なお、図2において、入庫リフト3が備える横送りコンベア17a、17b及び出庫リフト8が備える横送りコンベア19a、19bは図示が省略されている。
図2に示されるように、本実施形態に係る機械式駐車装置10は、図1に示した駐車場入口1と駐車場出口9とが共通階に設けられており、共通の駐車場出入口6において入出庫を行うことができるようになっている。なお、駐車場入口1と駐車場出口9との配置関係はこの例に限定されず、例えば、それぞれ専用の領域として設けられていても良いし、また、互いに別の階に設けることとしてもよい。
図2、3に示すように、機械式駐車装置10は、複数の入庫バース2a、2b及び複数の出庫バース7a、7bを備えている。例えば、入庫バース2aは入庫バース2bよりも広めのスペースが確保されており、バリアフリーのエリアとされている。これにより、例えば、車いす等による移動も可能とされている。同様に、出庫バース7aは出庫バース7bよりも広めのスペースが確保されている。
各入庫バース2a、2bに対応して操作盤(入庫操作盤)30a、30bがそれぞれ設けられている。同様に、各出庫バース7a、7bに対応して操作盤(出庫操作盤)30c、30dがそれぞれ設けられている。操作盤30a、30bは、車両の入庫時において、主に管理人によって操作される。操作盤30c、30dは、車両の出庫時において、主に管理人によって操作される。
各入庫バース2a、2bの駐車場出入口6側には、自動扉34a、34bが設けられている。この自動扉34a、34bは、入庫バース2a、2bと駐車場出入口6との間を移動する際に用いられる出入口扉である。同様に、出庫バース7a、7bの駐車場出入口6側には、自動扉36a、36bが設けられている。この自動扉36a、36bは、駐車場出入口6と出庫バース7a、7bとの間を移動する際に用いられる出入口扉である。
自動扉34a、36aは、車いす等による移動がスムーズに行えるよう、自動扉34b、36bの幅よりも広めに設計されている。
入庫バース2a、2b及び出庫バース7a、7bの各所には複数のカメラ(図示略)が設置されている。複数のカメラは、後述する主制御部50(図5参照)によって制御される。
更に、入庫バース2a、2b及び出庫バース7a、7bの各所には複数のセンサが設置されている。各種センサの検出信号は主制御部50に送信され、バース内の人物等の検知や、車両の位置等の検知が可能とされている。
図4は、操作盤30(30a〜30d)の概略図である。以下、特に各操作盤30a〜30dを区別しない場合には、操作盤30として説明する。
操作盤30は、IC(integrated circuit:集積回路)カードリーダ301と、駐車券リーダ302と、シャッター303と、モニタ304と、タッチパネル305と、スイッチ306とを備えており、これらを介して管理人等による各種操作入力を受け付ける。
機械式駐車装置10の操作が許可されている管理者(または利用者)は、管理者(または利用者)を識別するためのICカードを所持している。ICカードには、管理者の識別情報(以下「ユーザID」という)が記録されている。ICカードリーダ301は、ICカードリーダ301の読取可能範囲にICカードを検出すると、ICカードから発信されたユーザIDを読み取る。読み取られたユーザIDは、後述する主制御部50(図5)に送信され、ユーザ認証に用いられる。
駐車券リーダ302は、駐車券の挿入を受け付ける。
モニタ304は、文字や画像等を表示する液晶ディスプレイ装置、LED等の表示ランプ等を備えている。また、音声合成装置による音声、警報音、ブザーを出すスピーカーと組み合わせ、種々の情報を管理人や利用者に提供するように構成されていてもよい。また、モニタ304は、対応する入庫バース2a、2b、出庫バース7a、7bに設けられた各カメラ(図示略)によって撮影された映像を表示する。このような構成により、管理人は、入庫時及び出庫時において、入庫バース2a、2b、出庫バース7a、7bの安全をカメラ映像からも確認することができる。
タッチパネル305は、タッチパネル式の操作画面である。タッチパネル305には、入出庫予約に関する案内やボタン表示等が順次行われ、案内に従って管理者(または利用者)がタッチパネル305を操作することにより、入庫に関する入力操作または出庫に関する入力操作を容易に行うことができるようになっている。
スイッチ306は、機械式駐車装置10の動作を非常停止させる非常停止ボタン等である。
図5は、本実施形態に係る機械式駐車装置10の制御装置100の概略構成を示した図である。本実施形態に係る機械式駐車装置の制御装置100は、各操作盤30a〜30dにそれぞれ設けられた操作盤制御部40a〜40d(以下、各操作盤制御部40a〜40dを区別しない場合には、単に「操作盤制御部40」という。)及び主制御部50を備える。各操作盤制御部40は、操作盤30が備えるICカードリーダ301、駐車券リーダ302、タッチパネル305、モニタ304等に対する制御を行う。主制御部50は、各操作盤30a〜30dが備える各操作盤制御部40a〜40dと接続され、各操作盤制御部40a〜40dとの間で双方向通信が可能な構成とされている。主制御部50は、各操作盤制御部40a〜40dと情報の授受を行うことにより、機械式駐車装置10全体の制御を行う。
各操作盤制御部40a〜40d及び主制御部50は、例えば、情報処理装置であり、CPU、CPUが実行するプログラム等を記憶するための補助記憶装置、各プログラム実行時のワーク領域として機能するメインメモリ、ネットワークに接続するための通信インターフェース等を備えている。
そして、後述する各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラム(例えば、制御プログラム)の形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがメインメモリに読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
図6は、操作盤制御部40及び主制御部50の機能ブロック図を示した図である。なお、本実施形態において、操作盤制御部40a〜40dがそれぞれ有する機能は同じであるが、例えば、入庫に用いられる操作盤制御部40a、40bと出庫に用いられる操作盤制御部40c、40dとで搭載機能を異ならせるような構成とされていてもよい。図6に示されるように、操作盤制御部40は、操作画面制御部42と、通信部44と、記憶部46とを主な構成として備えている。
操作画面制御部42は、機械式駐車装置10の動作状態に応じた画面やユーザ認証の結果等をタッチパネル305に表示させる。
通信部44は、ICカードリーダ301によって読み取られたユーザID、ユーザによってタッチパネル305が操作されることにより入力された各種操作入力情報等を主制御部50に送信する。また、通信部44は、主制御部50から、機械式駐車装置10の動作状態を示す動作状態情報や、ユーザ認証の結果を示す認証結果情報等を受信する。
記憶部46は、操作盤制御部40で実行される各種プログラムやデータを記憶する。
主制御部50は、記憶部51、通信部52、ユーザ認証部53、機械制御部54、入庫モード選択部55、出庫モード選択部56、入庫処理部57、及び出庫処理部58等を備える。
記憶部51には、主制御部50で実行される各種プログラム及びプログラム実行時において必要とされる各種データ等が格納されている。例えば、図7に示すように、記憶部51には、各プログラムを実行する際に参照される情報の一例として、ユーザ認証に用いられる登録ユーザID、入庫車両の格納棚の情報と駐車券情報とが関連付けられた駐車管理情報、複数の入庫モード及び複数の出庫モードが格納されている。具体的には、複数の入庫モードとして、例えば、各入庫バース2a、2bに入庫された入庫車両の入庫搬送ルートを制限しない入庫フリーモード、少なくとも一つの入庫バース2a、2bに入庫された入庫車両の入庫搬送ルートを制限する入庫制限モード等が挙げられる。また、複数の出庫モードとして、例えば、格納棚から各出庫バース7a、7bまでの出庫搬送ルートを制限しない出庫フリーモード、格納棚から各出庫バース7a、7bまでの出庫搬送ルートを制限する出庫制限モード等が挙げられる。なお、これら入庫モード、出庫モードの詳細については後述する。
通信部52は、操作盤制御部40からのユーザID、操作入力情報等を受信し、動作状態情報や認証結果情報を操作盤制御部40へ送信する。
ユーザ認証部53は、通信部52が受信したユーザIDと記憶部51に予め登録されている登録ユーザIDとを照合して、ユーザ認証を行う。ユーザ認証部53によるユーザ認証の結果は、通信部52を介して操作盤制御部40に送信される。
機械制御部54は、機械式駐車装置10が備える各機構、例えば、横送りコンベア14a、14b、15a、15b、16a、16b、17a、17b、18a、18b、19a、19b、20a、20b、搬送台車5、入庫リフト3、出庫リフト8等を制御する。機械制御部54による各機構の動作状態を示す情報は動作状態情報等として通信部52を介して操作盤制御部40に送信される。
入庫モード選択部55は、機械式駐車装置10の運用状態に応じて、いずれかの入庫モードを現行入庫モードとして選択する。
出庫モード選択部56は、機械式駐車装置10の運用状態に応じて、いずれかの出庫モードを現行出庫モードとして選択する。
入庫処理部57は、後述する入庫処理を主に実行する。
出庫処理部58は、後述する出庫処理を主に実行する。
次に、本実施形態に係る入庫モード及び出庫モードについて図面を参照して詳しく説明する。以下の説明では、便宜上、図8、図11に示すように、機械式駐車装置10が4階構造とされており、1階に第1搬送台車5aが、2階に第2搬送台車5bが、3階に第3搬送台車5cが、4階に第4搬送台車5dが配置されている場合について説明する。
また、図8では、図1、2に示した入庫バース2aを第1入庫バースとして、入庫バース2bを第2入庫バースとして表している。
図8に示すように、各第1入庫バース2a及び第2入庫バース2bは、いずれも第1〜第4搬送台車5a〜5dを構造上使用可能な構成とされている。
図9に、入庫モードの一例を示す。図9に示すように、入庫モードは、入庫制限モードと入庫フリーモードとを有している。
入庫制限モードでは、入庫時に使用可能な搬送台車として、第1入庫バース2aに第1搬送台車5a、第3搬送台車5cが割り当てられ、第2入庫バース2bに第2搬送台車5b、第4搬送台車5dが割り当てられている。これにより、例えば、入庫制限モードが選択されている場合には、第1入庫バース2aに入庫した入庫車両は、入庫リフト3によって1階または3階に搬送され、1階に設けられた第1搬送台車5aまたは3階に設けられた第3搬送台車5cによって所定の格納棚まで搬送される。同様に、第2入庫バース2bに入庫した入庫車両は、入庫リフト3によって2階または4階に搬送され、2階に設けられた第2搬送台車5bまたは4階に設けられた第4搬送台車5dによって所定の格納棚まで搬送される。このように、入庫制限モードでは、各入庫バース2a,2bに対して互いに異なる搬送台車が割り当てられ、入庫時に使用される搬送台車が制限される。
入庫フリーモードでは、上記入庫制限モードのような制限がなく、第1入庫バース2a、第2入庫バース2bには、それぞれ第1搬送台車5a〜第4搬送台車5dが割り当てられる。
なお、図12では、各出庫バースに対して搬送台車を割り当てているが、搬送台車は各格納階に対応してそれぞれ設けられているので、搬送台車を割り当てることは格納階を割り当てることと同意である。すなわち、搬送台車に代えて、格納階を割り当てることとしても良い。
次に、入庫モード選択部55によって実行される入庫モード選択処理の一例について、図10を参照して説明する。
まず、入庫モード選択部55は、繁忙期か否かを判定する(SA1)。繁忙期か否かは、例えば、所定時間(例えば、5分、10分、1時間等)における入庫予約数が所定値を超えているか否かを判定することにより行われる。なお、繁忙期か否かの判定基準についてはこの例に限られず、繁忙期であると判定するときの条件を予め登録しておき、登録されている条件を満たすか否かによって繁忙期か否かを判定することとしてもよい。あるいは、繁忙期かそうでないかを操作盤のタッチパネル305から管理人が手動入力することとしてもよい。
ステップSA1において、繁忙期でないと判定した場合には(SA1において「NO」)、入庫フリーモードを選択し(SA6)、処理を終了する。一方、繁忙期であると判定した場合には(SA1において「YES」)、使用不可能な入庫バースがあるか否かを判定する(SA2)。
使用不可能な入庫バースとは、例えば、対応する操作盤が故障したり、バース内に設置されているセンサやカメラ等に異常が発生したりすることで、バースが使用できない状態にあることをいう。この結果、使用不可能な入庫バースがある場合には(SA2において「YES」)、入庫フリーモードを選択し(SA6)、処理を終了する。
一方、使用不可能な入庫バースがなかった場合には(SA2において「NO」)、故障中の搬送台車があるか否かを判定する(SA3)。故障中とは、搬送台車が車両を搬送できない状態にあることをいう。故障中の搬送台車がある場合には(SA3において「YES」)、入庫フリーモードを選択し(SA6)、処理を終了する。一方、故障中の搬送台車がない場合には(SA3において「NO」)、満車の格納階があるか否かを判定する(SA4)。なお、このステップSA4では、満車に近い状態の格納階があるか否かを判定することとしてもよい。この結果、満車または満車に近い状態の格納棚がある場合には(SA4において「YES」)、入庫フリーモードを選択し(SA6)、処理を終了する。一方、満車または満車に近い状態の格納棚がない場合には(SA4において「NO」)、入庫制限モードを選択する(SA5)。
このように、本実施形態では、繁忙期であり、使用不可能な入庫バースがなく、故障中の搬送台車5がなく、かつ、満車状態の格納階がない場合に、入庫制限モードが選択される。例えば、繁忙期には、第1入庫バース2aと第2入庫バース2bとで使用する搬送台車5を制限することで、搬送台車5の取り合いを回避することができ、入庫効率を高めることが可能となる。また、繁忙期でない場合には、搬送台車の稼働率がそれほど高くないため、この場合には入庫フリーモードを選択する。
また、使用不可能な入庫バースがある場合には、使用可能な入庫バースに割り当てられる搬送台車を制限する必要性がないため、入庫フリーモードを選択するようにしている。
また、故障中の搬送台車5がある場合には、故障中の搬送台車5に対応付けられている入庫バースから入庫可能な入庫棚が極めて制限されるので、この場合には、入庫フリーモードを選択する。例えば、第1搬送台車5aが故障した場合、入庫バース2aの入庫車両が入庫可能な格納棚は、3階の格納棚に限られてしまう。したがって、このような場合には、入庫フリーモードを選択することにより、格納階の制限をなくしている。
また、一般的に、入庫車両は、搬送時間の効率を考慮して、なるべく入庫リフト3の近傍にある格納棚に格納されるよう運用される。満車の状態に近い格納階では、入庫リフト3からかなり遠い格納棚に入庫車両が格納されることとなるため、搬送効率が悪化する可能性がある。このため、満車状態または満車に近い状態の格納棚がある場合には、格納階を制限することなく、搬送効率の面から最適と考えられる各階の格納棚が選択されるようにする。
また、上記入庫モードは、操作盤30a、30bに設けられた入庫モード切替ボタン(図示略)によって手動により切り替えることが可能である。管理人は、入庫モード切替ボタンを操作することで、現在選択されている入庫モードを他の入庫モードに切り替えることができる。
また、本実施形態に係る機械式駐車装置10は、現在選択されている入庫モード(現行入庫モード)を報知する報知手段を備えている。報知手段は、例えば、操作盤30a、30bに設けられていても良いし、他の場所に設けられていても良い。操作盤30a、30bにおいては、例えば、モニタ304またはタッチパネル305(図4参照)の一部に、現在選択されている入庫モードを表示するような態様としてもよい。あるいは、各入庫モードに対してLED(図示略)を設け、選択されている入庫モードに対応するLEDを点灯させることで、現在選択されている入庫モードを報知することとしてもよい。また、上記のような視覚的に報知する場合に代えて、または加えて、スピーカーから音声によって通知することで、聴覚的に報知することとしてもよい。
次に、本実施形態に係る出庫モードについて、図11〜図13を参照して詳しく説明する。図11では、図1、2に示した出庫バース7aを第1出庫バースとして、出庫バース7bを第2出庫バースとして表している。
図11に示すように、各第1出庫バース7a及び第2出庫バース7bは、いずれも第1〜第4搬送台車5a〜5dを構造上使用可能な構成とされている。
図12に、出庫モードの一例を示す。図12に示すように、出庫モードは、出庫制限モードと出庫フリーモードとを有している。
出庫制限モードでは、出庫時に使用可能な搬送台車として、第1出庫バース7aに第1搬送台車5a、第3搬送台車5cが割り当てられ、第2出庫バース7bに第2搬送台車5b、第4搬送台車5dが割り当てられている。これにより、例えば、出庫制限モードが選択されている場合には、1階または3階の格納棚に格納されている車両が、第1搬送台車5aまたは第3搬送台車5cによって出庫リフト8まで搬送され、出庫リフト8により出口階まで移動されて、第1出庫バース7aに搬出される。同様に、2階または4階の格納棚に格納されている車両が、第2搬送台車5bまたは第4搬送台車5dによって出庫リフト8まで搬送され、出庫リフト8により出口階まで移動されて、第2出庫バース7bに搬出される。
このように、出庫制限モードでは、各出庫バース7a,7bに対して互いに異なる搬送台車5が割り当てられ、出庫時に使用される搬送台車5が制限される。換言すると、車両が格納されている格納階に応じて、車両が搬出される出庫バースが制限される。
出庫フリーモードでは、上記出庫制限モードのような制限がなく、第1出庫バース7a、第2出庫バース7bには、それぞれ第1搬送台車5a〜第4搬送台車5dが割り当てられる。
次に、出庫モード選択部56によって実行される出庫モード選択処理の一例について、図13を参照して説明する。
まず、出庫モード選択部56は、繁忙期か否かを判定する(SB1)。繁忙期か否かは、例えば、所定時間(例えば、5分、10分、1時間等)における出庫予約数が所定値を超えているか否かを判定することにより行われる。なお、繁忙期か否かの判定基準についてはこの例に限られず、繁忙期であると判定するときの条件を予め登録しておき、登録されている条件を満たすか否かによって繁忙期か否かを判定することとしてもよい。あるいは、繁忙期かそうでないかを操作盤30のタッチパネル305から管理人が手動入力することとしてもよい。
ステップSB1において、繁忙期でないと判定した場合には(SB1において「NO」)、出庫フリーモードを選択し(SB4)、処理を終了する。一方、繁忙期であると判定した場合には(SB1において「YES」)、使用不可能な出庫バースがあるか否かを判定する(SB2)。
使用不可能な出庫バースとは、例えば、対応する操作盤が故障したり、バース内に設置されているセンサやカメラ等に異常が発生したりすることで、バースが使用できない状態にあることをいう。また、出庫バースに移動された車両が故障等によりバース内から移動できないために、他の者が出庫バースを利用できない場合も含まれる。
この結果、使用不可能な出庫バースがある場合には(SB2において「YES」)、出庫フリーモードを選択し(SB4)、処理を終了する。
一方、使用不可能な出庫バースがなかった場合には(SB2において「NO」)、出庫制限モードを選択する(SB3)。
このように、本実施形態では、繁忙期であり、かつ、使用不可能な出庫バースがない場合に、出庫制限モードが選択される。例えば、繁忙期の場合には、第1出庫バース7aと第2出庫バース7bとで使用する搬送台車5を制限することで、搬送台車5の取り合いを回避することができ、出庫効率を高めることが可能となる。また、繁忙期でない場合には、搬送台車の稼働率がそれほど高くないため、この場合には出庫フリーモードを選択する。
また、使用不可能な出庫バースがある場合には、使用可能な出庫バースに割り当てられる搬送台車を制限する必要性がないため、出庫フリーモードを選択する。
また、上記出庫モードは、操作盤30c、30dに設けられた出庫モード切替ボタン(図示略)によって手動により切り替えることが可能である。管理人は、出庫モード切替ボタンを操作することで、現在選択されている出庫モードを他の出庫モードに切り替えることができる。
また、本実施形態に係る機械式駐車装置10は、現在選択されている出庫モード(現行出庫モード)を報知する報知手段を備えている。報知手段は、例えば、操作盤30c、30dに設けられていても良いし、他の場所に設けられていても良い。操作盤30c、30dにおいては、例えば、モニタ304またはタッチパネル305の一部に、現行出庫モードを表示するような態様としてもよい。あるいは、各出庫モードに対してLEDを設け、現行出庫モードに対応するLEDを点灯させることで、現在選択されている出庫モードを報知することとしてもよい。また、上記のような視覚的に報知する場合に代えて、または加えて、スピーカーから音声によって通知することで、聴覚的に報知することとしてもよい。
〔入庫処理〕
次に、本実施形態に係る機械式駐車装置の入庫時において、制御装置100によって実行される入庫処理について図を参照して説明する。図14及び図15は、制御装置100によって実行される入庫処理の手順を示したフローチャートである。以下に説明する入庫処理は、主に主制御部50の入庫処理部57と操作盤制御部40との協働により実現される。
まず入庫を行う場合、利用者は管理人の誘導に従い、図2の矢印Aの方向から入庫バース2aまたは2bに車両を入庫させる。以下の説明では、便宜上、入庫バース2aに車両を入庫させる場合について説明する。運転手は、車両を入庫バース2aの適切な位置に停車させると降車し、自動扉34aを通じて駐車場出入口6に移動する。
利用者が入庫バース2aから退出したことが入庫バース2a内に設置されている各種センサ等によって検知されると(SC1)、主制御部50の入庫処理部57からの信号に基づき操作盤30aのタッチパネルに第1ユーザ認証画面が表示される(SC2)。
第1ユーザ認証画面に従い、管理人がICカードをICカードリーダ301に接触させると、ICカードに登録されているユーザIDが読み取られ(SC3)、主制御部50に送信される。主制御部50のユーザ認証部53は、ユーザIDが入力されると、入力されたユーザIDが記憶部51に登録ユーザIDとして登録されているか否かを判定することにより、操作盤30aを利用しようとしている者が正当な権限を持つものであるか否かを判定する第1のユーザ認証を行う(SC4)。
第1のユーザ認証が成功すると(SC4において「YES」)、第1認証完了信号が主制御部50から操作盤30aに送信される。操作盤30aの操作画面制御部42は、第1認証完了信号を受信すると、タッチパネル305に駐車券挿入画面を表示する(SC5)。駐車券挿入画面では、例えば、「駐車券を入れてください」といったガイダンス表示が行われる。管理人により、駐車券が駐車券リーダ302に挿入されると(SC6において「YES」)、操作画面制御部42は、タッチパネル305に入庫準備中を示す入庫準備中画面を表示し(SC7)、また、操作盤30aから駐車券挿入完了信号が主制御部50に送信される。
主制御部50が駐車券挿入完了信号を受信すると、機械制御部54は入庫リフト3を入庫バース2aがある入口階に移動させる(SC8)。
入庫リフト3が入口階に到着すると、操作盤30aの操作画面制御部42は、タッチパネル305に無人確認画面を表示する(SC9)。無人確認画面では、例えば、「車内に人がいないことを確認してください」といった車内無人確認を促すガイダンスとともに「無人確認ボタン」が表示される。また、この際、モニタ304には、入庫バース2a内に設置されている複数のカメラによって撮影された場内の映像が表示される。このガイダンスに従って、運転手(利用者)は、入庫バース2a内に人物等がいないことを確認し、タッチパネル305の「無人確認ボタン」を押す(SC10)。無人確認ボタンが押されると、操作画面制御部42は、タッチパネル305に第2ユーザ認証画面を表示させる(SC11)。
管理人がICカードをICカードリーダ301に接触させると(図15のSC12において「YES」)、ユーザIDが操作盤30aから主制御部50に送信される。主制御部50のユーザ認証部53では、第1のユーザ認証を行ったときのユーザIDと、ステップSC12で入力されたユーザIDとが一致するか否かを判定する第2のユーザ認証が行われる。そして、両者が一致した場合に、第2認証完了信号が主制御部50から操作盤30aに送信される(SC13において「YES」)。
操作盤30aが第2認証完了信号を受信すると、操作盤30aの操作画面制御部42は、タッチパネル305に安全確認画面を表示させる(SC14)。安全確認画面では、「モニタで場内の安全を確認してください」といった場内の安全確認を促すガイダンスとともに「安全確認ボタン」が表示される。また、この際、モニタ304には、入庫バース2a内に設置されている複数のカメラによって撮影された場内の映像が表示される。管理人は、入庫バース2a内に人がいないことを確認後、タッチパネル305に表示されている安全確認ボタンを押す。
安全確認ボタンが押されると(SC15において「YES」)、続いて、操作画面制御部42は、タッチパネル305に、起動画面を表示する(SC16)。起動画面では、入庫バース2a内の安全確認を再度行わせるガイダンスとともに起動ボタンが表示される。また、この際、モニタ304には、入庫バース2a内に設置されている複数のカメラによって撮影された場内の映像が表示される。管理人は、モニタ304によって入庫バース2a内に人がいないことを確認すると、タッチパネル305に表示されている起動ボタンを押す。起動ボタンが押されると(SC17において「YES」)、起動指示信号が操作盤30aから主制御部50に送信される。
主制御部50は起動指示信号を受信すると、入庫車両の格納処理を行う(SC18)。また、入庫車両の格納処理と並行して、操作盤30aの駐車券リーダ302からは駐車券が排出される(SC19)。運転者または同乗者は駐車券を受け取ると、出庫の時まで駐車券を保管する。
入庫車両の格納処理では、入庫処理部57が、現行入庫モードとして選択されている入庫モードに応じて入庫車両を格納する格納棚を決定する。例えば、入庫処理部57は、現行入庫モードが、入庫フリーモードである場合には、所定のアルゴリズムに基づいて、1階〜4階のうち、いずれかの階の格納棚を格納先として決定し、決定した格納先の情報を機械制御部54に出力する。
一方、入庫処理部57は、入庫制限モードが現行モードとして選択されている場合には、第1入庫バース2aに割り当てられている1階、3階のいずれかの格納棚を格納先として決定し、その格納先の情報を機械制御部54に出力する。
機械制御部54は、入力された格納先へ入庫車両を格納すべく、入庫リフト3、搬送台車5等の駆動を制御する。入庫車両の格納処理が完了すると、駐車券情報と入庫車両と格納棚とが互いに関連付けられ、駐車管理情報として記憶部51に格納される(SC20)。
〔出庫処理〕
続いて、出庫時において、制御装置100によって実行される出庫処理について図16及び図17を参照して説明する。図16及び図17は、制御装置100によって実行される出庫処理の手順を示したフローチャートである。以下に説明する出庫処理は、主に主制御部50の出庫処理部58と操作盤制御部40との協働により実現される。
なお、以下の説明では、便宜上、出庫バース7aに対応する操作盤30cから出庫予約を行う場合について説明する。
出庫時においては、まず、運転者または同乗者が精算機等で事前に料金精算を済ませ、管理人に駐車券を渡す。管理人は、操作盤30cのタッチパネル305に表示されている第1ユーザ認証画面に従い、ICカードリーダ301にICカードを接触させる(図16のSD1、SD2)。
ICカードから読み取られたユーザIDは主制御部50に送信され、入庫時と同様に、第1のユーザ認証が行われる。第1のユーザ認証が成功すると、第1認証完了信号が主制御部50から操作盤30cに送信される(SD3において「YES」)。操作盤30cの操作画面制御部42は、第1認証完了信号を受信すると、タッチパネル305に駐車券挿入画面を表示する(SD4)。駐車券挿入画面では、例えば、「駐車券を入れてください」といったガイダンス表示が行われる。管理人により、駐車券が駐車券リーダ302に挿入されると(SD5において「YES」)、駐車券情報が読み取られ(SD6)、主制御部50に送信される。主制御部50の出庫処理部58は、受信した駐車券情報から記憶部51の駐車管理情報を参照し、出庫車両が格納されている格納棚を特定する(SD7)。
続いて、出庫処理部58は、特定した格納棚から出庫予約がなされた出庫バース7aへ出庫車両の搬出が可能か否かを判定する(SD8)。
具体的には、出庫処理部58は、出庫モード選択部56によって選択されている現行出庫モードが出庫フリーモードか、出庫制限モードかを確認する。そして、出庫フリーモードが現行出庫モードとして選択されていた場合には、出庫可能と判断し(SD8において「YES」)、機械制御部54に対して出庫車両の格納棚の情報を出力する。
一方、出庫制限モードが現行出庫モードとして選択されていた場合には、出庫予約がされた第1出庫バース7aに対応付けられている第1搬送台車5a、第3搬送台車5cによって出庫車両の搬送が可能か否かを判定する。換言すると、出庫車両の格納階が1階または3階であるかを判定する。この結果、出庫車両の格納階が1階または3階であれば、第1搬送台車5aまたは第3搬送台車5cによる搬送が可能であると判断し(SD8において「YES」)、機械制御部54に対して出庫車両の格納棚の情報を出力する。機械制御部54は、出庫処理部から出庫車両の格納棚の情報を受け取ると、特定された格納棚から出庫車両を出口階まで移動させる出庫車両の搬送処理を行う(SD9)。
一方、現行出庫モードが出庫制限モードであり、かつ、出庫車両の格納階が2階または4階であった場合には、出庫車両を第1出庫バースへ搬出することができない。この場合、出庫処理部58は、搬出不可能であると判定し(SD8において「NO」)、その旨を操作盤30cに出力する。操作盤30cの操作画面制御部42は、出庫不可能画面を表示させ(SD10)、当該処理を終了する。出庫不可能画面では、第1出庫バース7aからの出庫が無理であること、及び、第2出庫バース7bから出庫予約を改めて行うことが表示される。
他方、出庫車両を載置した出庫リフト8が出庫バース7aのある出口階まで到達すると(SD11において「YES」)、タッチパネル305に第2ユーザ認証画面を表示させる(図17のSD12)。管理人は、操作盤30cのタッチパネル305に表示された第2ユーザ認証画面を確認すると、操作盤30cのICカードリーダ301にICカードを接触させる(ステップSD13において「YES」)。これにより、ステップSD2で入力された第1のユーザ認証のユーザIDと今回入力されたユーザIDとが一致するか否かが判定される。そして、両者が一致すると(SD14において「YES」)、主制御部50から操作盤30cに対して第2認証完了信号が送信される。
操作盤30cが第2認証完了信号を受信すると、操作盤30cの操作画面制御部42は、タッチパネル305に安全確認画面を表示させる(SD15)。安全確認画面には、例えば、「モニタで場内の安全を確認してください」といった安全確認を促すガイダンスとともに、「安全確認ボタン」が表示される。このとき、出庫バース7b内に設けられている複数のカメラによって撮影された場内の画像がモニタ304に表示され、管理人はモニタ304によって場内確認を行う。
管理人は、出庫バース7a内に人がいないことを確認後、タッチパネル305に表示されている安全確認ボタンを押す。安全確認ボタンが押されると(SD16において「YES」)、続いて、操作画面制御部42は、タッチパネル305に、起動画面を表示する(SD17)。起動画面では、出庫バース7a内の安全確認を再度行わせるガイダンスとともに起動ボタンが表示される。また、この際、モニタ304には、引き続き、出庫バース7a内に設置されている複数のカメラによって撮影された場内の映像が表示される。
ここで、起動ボタンは、出庫リフト8に載置されている出庫車両を搬出先バース、すなわち、出庫バース7aへ搬出することを指示するための入力手段である。管理人は、モニタ304によって出庫バース7a内に人がいないことを確認すると、タッチパネル305に表示されている起動ボタンを押す。起動ボタンが押されると(SD18において「YES」)、起動指示信号が操作盤30cから主制御部50に送信される。
主制御部50が起動指示信号を受信すると、機械制御部54は、出庫バース7aと格納棚を区切る区画扉を開き、出庫リフト8の横送りコンベア19a、19b及び出庫バース7aの横送りコンベア20a、20bを作動させる。これにより、出庫リフト8上に載置されていた出庫車両が横送りされて出庫バース7aに移動する(SD19)。その後、機械制御部54は、出庫バース7aと出庫リフト8とを区切る区画扉(図示略)を閉める。運転者及び同乗者は自動扉36aを通じて出庫バース7aに進入して車両に乗り込み、車両を図2の矢印Bの方向に走行させることにより、出庫バース7aから出庫する。
以上説明したように、本実施形態に係る機械式駐車装置、その制御装置、制御方法、及び制御プログラムによれば、入庫フリーモードと入庫制限モードとを入庫モードとして有し、機械式駐車装置の運用状態に応じていずれか一つの入庫モードが入庫モード選択部55によって選択される。これにより、運用状態に応じた好適な入庫モードを用いて入庫車両の搬送を行うことが可能となる。例えば、繁忙時には入庫制限モードを選択するので、複数の入庫バース間で共通の搬送台車5を取り合うことを回避することができる。これにより、入庫時における車両搬送時間の短縮を期待することが可能となる。また、使用不可能な入庫バースがある場合には、入庫フリーモードを選択するので、使用可能な入庫バースが使用できる搬送台車5を制限することなく、搬送処理を実現することが可能となる。また、いずれかの搬送台車5が故障した場合には、入庫フリーモードを選択するので、故障した搬送台車5が割り当てられている入庫バースにおける入庫処理の性能低下を回避することが可能となる。更に、いずれかの格納階が満車または満車に近い状態になった場合には、入庫フリーモードを選択するので、満車または満車に近い状態となった格納階ではない格納階に入庫処理を入庫させることが可能となる。
また、本実施形態に係る機械式駐車装置、その制御装置、制御方法、及び制御プログラムによれば、出庫フリーモードと出庫制限モードとを出庫モードとして有し、機械式駐車装置の運用状態に応じていずれか一つの出庫モードが出庫モード選択部56によって選択される。これにより、運用状態に応じた好適な出庫モードを用いて出庫車両の搬送を行うことが可能となる。
例えば、出庫制限モードが選択されている場合には、各出庫バースに対して使用可能な搬送台車5が制限される。これにより、出庫車両が格納されている格納棚に応じて、その出庫車両の搬出先となる出庫バースが制限される。このように、出庫車両の搬出先となる出庫バースを制限することで、例えば、格納棚から遠い出庫バースからの出庫を禁止し、格納棚に近い出庫バースからのみ出庫を行わせることが可能となる。これにより、出庫時の車両搬送時間を短縮することが可能となる。特に、出庫予約が集中する繁忙期において、出庫制限モードを選択することで、出庫効率を向上させることができる。
また、いずれかの出庫バースが使用不可能となった場合に、出庫フリーモードを選択するので、格納棚に格納されている車両を使用可能な他の出庫バースへ搬送し、出庫させることが可能となる。
なお、本実施形態では、操作盤30a、30bに設けられた入庫モード切替ボタン(図示略)を操作することで、現行入庫モードを手動で切り替えることとしたが、現行入庫モードを切り替える手段は、この例に限られず、操作盤30a、30b以外の場所に設けられていても良い。例えば、管理人が操作盤30a、30bを遠隔操作可能なリモートコントローラに設けられていても良い。
同様に、本実施形態では、操作盤30c、30dに設けられた出庫モード切替ボタン(図示略)を操作することで、現行出庫モードを手動で切り替えることとしたが、現行出庫モードを切り替える手段は、この例に限られず、操作盤30c、30d以外の場所に設けられていても良い。例えば、管理人が操作盤30c、30dを遠隔操作可能なリモートコントローラに設けられていても良い。
次に、本発明の第2実施形態に係る機械式駐車装置、その制御装置、制御方法、及び制御プログラムについて説明する。上述した第1実施形態では、図2に示すように、同一平面上に2つの入庫バース2a、2b及び出庫バース7a,7bが設けられ、共通の駐車場出入口6から入庫予約及び出庫予約を行うことが可能な機械式駐車装置を例示して説明したが、本実施形態に係る機械式駐車装置は、例えば、図18、図19に示すように、A棟に第1入庫バース2a及び第1出庫バース7aが設けられ、B棟に第2入庫バース2b及び第2出庫バース7bが設けられている。
A棟において、第1入庫バース2aに対応して第1入庫リフト3aが、第1出庫バース7aに対応して第1出庫リフト8aが設けられている。第1入庫リフト3aによって移動された入庫車両は、第1搬送台車5aまたは第3搬送台車5cに受け渡し可能な構成とされ、それぞれに対応する格納階の格納棚に格納される。
同様に、B棟において、第2入庫バース2bに対応して第2入庫リフト3bが、第2出庫バース7bに対応して第2出庫リフト8bが設けられている。第2入庫リフト3bによって移動された入庫車両は、第2搬送台車5bまたは第4搬送台車5dに受け渡し可能な構成とされ、それぞれに対応する格納階の格納棚に格納される。
更に、第1搬送台車5aと第2搬送台車5bとは第1コンベア28aを介して車両の受け渡しが可能な構成とされている。同様に、第3搬送台車5cと第4搬送台車5dとは第2コンベア28bを介して車両の受け渡しが可能な構成とされている。これにより、例えば、第1入庫バース2aから入庫された車両は、第1入庫リフト3a、第1搬送台車5a(または第3搬送台車5c)、第1コンベア28a(または第2コンベア28b)、第2搬送台車5b(または第4搬送台車5d)に順次受け渡され、第2搬送台車5bまたは第4搬送台車5dに対応する格納階の所定の格納棚に格納可能とされている。同様に、例えば、第2入庫バース2bから入庫された車両は、第2入庫リフト3b、第2搬送台車5b(または第4搬送台車5d)、第1コンベア28a(または第2コンベア28b)、第1搬送台車5a(または第3搬送台車5c)に順次受け渡され、第1搬送台車5aまたは第3搬送台車5cに対応する格納階の所定の格納棚に格納可能とされている。
また、出庫に関しても同様であり、例えば、第1搬送台車5aまたは第3搬送台車5cに対応する格納階に格納された車両は、第1出庫バース7aだけでなく、第1コンベア28aまたは第2コンベア28bを通じて第2出庫バース7bからも出庫可能とされている。同様に、第3搬送台車5cまたは第4搬送台車5dに対応する格納階に格納された車両は、第2出庫バース7bだけでなく、第1コンベア28aまたは第2コンベア28bを通じて第1出庫バース7aからも出庫可能とされている。
このような構成に係る機械式駐車装置においても、上述した第1実施形態と同様に、図9に示すような入庫制限モード及び入庫フリーモード、図12に示すような出庫制限モード及び出庫フリーモードが設けられている。
そして、本実施形態においても、図10に示した入庫モード選択処理及び図13に示した出庫モード選択処理が入庫モード選択部55及び出庫モード選択部56によって行われる。なお、本実施形態に係る制御装置が備える各種機能及び制御装置によって実行される各種処理は、第1実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る機械式駐車装置その制御装置、制御方法、及び制御プログラムによれば、第1入庫バース2a及び第1出庫バース7aと、第2入庫バース2b及び第2出庫バース7bとが異なる棟に設けられているので、例えば、A棟に設けられた入庫バース2aに入庫した車両をB棟に設けられた格納棚に格納したり、A棟に設けられた格納棚に格納されている車両をB棟に設けられた出庫バース7bから出庫させるといった動きをさせると、搬送が非効率となる。
したがって、入庫制限モード及び出庫制限モードを設けることにより、A棟の入庫バース2aに入庫された車両を第1搬送台車5aまたは第3搬送台車5cによってA棟の所定の格納棚に格納し、出庫時においては、A棟の出庫バース7aからのみ出庫させることができる。同様に、B棟の入庫バース2bに入庫された車両を第2搬送台車5bまたは第4搬送台車5dによってB棟の所定の格納棚に格納し、出庫時においては、B棟の出庫バース7bからのみ出庫させることができる。すなわち、入庫制限モードが選択されている場合には、例えば、入庫バース2aから入庫された車両を第2搬送台車5b、第4搬送台車5dに対応する格納階に格納することはできない。これにより、入庫時の車両搬送効率を向上させることができる。また、出庫制限モードが選択されている場合には、第1搬送台車5a、第3搬送台車5cに対応する格納階に格納された車両は第1出庫バース7aからのみ出庫可能であり、第2出庫バース7bからは出庫させることができない。これにより、出庫時の車両搬送効率を向上させることができる。
また、いずれかの入庫バースが使用不可能な状態になった場合には、入庫フリーモードが選択されるので、故障していない入庫バースから故障した入庫バースに対応する格納棚に対しても入庫させることが可能となる。
更に、いずれかの出庫バースが使用不可能な状態になった場合には、出庫フリーモードが選択されるので、使用不可能な出庫バースが設けられている棟に格納されている車両を異なる棟に設けられている出庫バースから出庫させることが可能となる。例えば、出庫バース7aが使用不可の状態になった場合でも、A棟に格納されている車両を出庫バース7bから搬出させることが可能となる。
以上、各実施形態と参照して本発明について説明してきたが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上述の実施形態では、2つの入庫バース2a,2b、2つの出庫バース7a、7bを備える構成を例示して説明したが、入庫バース及び出庫バースの設置数については特に限定されない。また、入庫バースの設置数と、出庫バースの設置数とが異なっていても良い。
また、第1実施形態では、入庫バース2a,2bにおいて共通の入庫リフト3を用いることとしたが、これに代えて、各入庫バース2a、2bに対応して入庫リフト3がそれぞれ設けられていてもよい。また、同様に、出庫バースについても、それぞれの出庫バース7a、7bに対応して出庫リフト8が設けられていてもよい。
上記実施形態では、主制御部50と各操作盤30a〜30dに設けられた操作盤制御部40a〜40dの協働によって入庫処理及び出庫処理を実現する場合を例示して説明したが、例えば、操作盤制御部40a〜40dを設けずに、主制御部50が操作盤30a〜30dの制御を直接行うような構成としても良い。また、主制御部50及び操作盤制御部40a〜40dが備える機能は上記例に限定されず、例えば、主制御部50が備える機能の一部を操作盤制御部40a〜40dが備えるように構成したり、操作盤制御部40a〜40dが備える機能の一部を主制御部50が備えるように構成することも可能である。
また、上記実施形態で説明した入庫モード選択処理、出庫モード選択処理、入庫処理、及び出庫処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
2a (第1)入庫バース
2b (第2)入庫バース
3 入庫リフト
3a 第1入庫リフト
3b 第2入庫リフト
5 搬送台車
5a 第1搬送台車
5b 第2搬送台車
5c 第3搬送台車
5d 第4搬送台車
7a (第1)出庫バース
7b (第2)出庫バース
8 出庫リフト
8a 第1出庫リフト
8b 第2出庫リフト
10 機械式駐車装置
28a 第1コンベア
28b 第2コンベア
30(30a〜30d) 操作盤
40(40a〜30d) 操作盤制御部
50 主制御部
51 記憶部
52 通信部
53 ユーザ認証部
54 機械制御部
55 入庫モード選択部
56 出庫モード選択部
57 入庫処理部
58 出庫処理部
100 制御装置
304 モニタ
305 タッチパネル

Claims (22)

  1. 複数の入庫バースを備える機械式駐車装置に用いられる制御装置であって、
    複数の入庫モードを格納する記憶手段と、
    運用状態に応じて、複数の前記入庫モードの一つを現行入庫モードとして選択する入庫モード選択手段と
    を備え、
    複数の前記入庫モードは、
    各前記入庫バースに入庫された入庫車両の入庫搬送ルートを制限しない入庫フリーモードと、
    少なくとも一つの前記入庫バースに入庫された前記入庫車両の入庫搬送ルートを制限する入庫制限モードと
    を有する機械式駐車装置の制御装置。
  2. 前記機械式駐車装置は階層構造とされ、各格納階には前記入庫車両を格納棚に格納するための車両搬送手段がそれぞれ設けられ、
    前記入庫フリーモードでは、各前記入庫バースに対して全ての前記車両搬送手段が使用可能とされ、
    前記入庫制限モードでは、各前記入庫バースに対して使用可能な前記車両搬送手段が制限されている請求項1に記載の機械式駐車装置の制御装置。
  3. 前記入庫制限モードは、各前記入庫バースに対してそれぞれ異なる前記車両搬送手段が使用可能な車両搬送手段として割り当てられる請求項2に記載の機械式駐車装置の制御装置。
  4. 前記入庫モード選択手段は、所定の条件に基づいて繁忙期か否かを判定し、繁忙期と判定した場合に前記入庫制限モードを選択する請求項3に記載の機械式駐車装置の制御装置。
  5. 前記入庫モード選択手段は、使用不可能な前記入庫バースがあるか否かを判定し、使用不可能な前記入庫バースがある場合に、前記入庫フリーモードを選択する請求項3または4に記載の機械式駐車装置の制御装置。
  6. 前記入庫モード選択手段は、複数の前記車両搬送手段のうち、少なくとも一台の車両搬送手段が故障した場合に、前記入庫フリーモードを選択する請求項3から5のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御装置。
  7. 前記入庫モード選択手段は、いずれかの前記格納階が満車または満車に近い状態になった場合に、前記入庫フリーモードを選択する請求項3から6のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御装置を備える機械式駐車装置。
  9. 各前記入庫バースに対応してそれぞれ設けられた入庫操作盤を有し、
    前記入庫操作盤は、前記現行入庫モードを報知するための報知手段を備える請求項8に記載の機械式駐車装置。
  10. 前記入庫操作盤は、前記現行入庫モードを手動で切り替えるための入庫モード切替手段を備える請求項9に記載の機械式駐車装置。
  11. 複数の出庫バースを備える機械式駐車装置に用いられる制御装置であって、
    複数の出庫モードを格納する記憶手段と、
    運用状態に応じて、複数の前記出庫モードの一つを現行出庫モードとして選択する出庫モード選択手段と
    を備え、
    複数の前記出庫モードは、
    格納棚から各前記出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限しない出庫フリーモードと、
    前記格納棚から各前記出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限する出庫制限モードと
    を有する機械式駐車装置の制御装置。
  12. 前記機械式駐車装置は階層構造とされ、各格納階には出庫車両を格納棚から搬出するための車両搬送手段がそれぞれ設けられ、
    前記出庫フリーモードでは、各前記出庫バースに対して全ての前記車両搬送手段が使用可能とされ、
    前記出庫制限モードでは、各前記出庫バースに対して使用可能な前記車両搬送手段が制限されている請求項11に記載の機械式駐車装置の制御装置。
  13. 前記出庫制限モードは、各前記出庫バースに対してそれぞれ異なる前記車両搬送手段が使用可能な車両搬送手段として割り当てられる請求項12に記載の機械式駐車装置の制御装置。
  14. 前記出庫モード選択手段は、予め設定されている条件を満たすか否かによって繁忙期か否かを判定し、繁忙期と判定した場合に前記出庫制限モードを選択する請求項13に記載の機械式駐車装置の制御装置。
  15. 前記出庫モード選択手段は、いずれかの前記出庫バースが使用不可能となった場合に、前記出庫フリーモードを選択する請求項13または14に記載の機械式駐車装置の制御装置。
  16. 請求項11から15のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御装置を備える機械式駐車装置。
  17. 各前記出庫バースに対応してそれぞれ設けられた出庫操作盤を有し、
    前記出庫操作盤は、前記現行出庫モードを報知するための報知手段を備える請求項16に記載の機械式駐車装置。
  18. 前記出庫操作盤は、前記現行出庫モードを手動で切り替えるための出庫モード切替手段を備える請求項17に記載の機械式駐車装置。
  19. 複数の入庫バースを備える機械式駐車装置の制御方法であって、
    運用状態に応じて、複数の入庫モードの一つを現行入庫モードとして選択する入庫モード選択工程を有し、
    複数の前記入庫モードは、各前記入庫バースに入庫された入庫車両の入庫搬送ルートを制限しない入庫フリーモードと、少なくとも一つの前記入庫バースに入庫された前記入庫車両の入庫搬送ルートを制限する入庫制限モードとを有する機械式駐車装置の制御方法。
  20. 複数の出庫バースを備える機械式駐車装置の制御方法であって、
    運用状態に応じて、複数の出庫モードの一つを現行出庫モードとして選択する出庫モード選択工程を有し、
    複数の前記出庫モードは、格納棚から各前記出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限しない出庫フリーモードと、前記格納棚から各前記出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限する出庫制限モードとを有する機械式駐車装置の制御方法。
  21. 複数の入庫バースを備える機械式駐車装置に適用される制御プログラムであって、
    運用状態に応じて、複数の入庫モードの一つを現行入庫モードとして選択する入庫モード選択処理をコンピュータに実行させ、
    複数の前記入庫モードは、各前記入庫バースに入庫された入庫車両の入庫搬送ルートを制限しない入庫フリーモードと、少なくとも一つの前記入庫バースに入庫された前記入庫車両の入庫搬送ルートを制限する入庫制限モードとを有する機械式駐車装置の制御プログラム。
  22. 複数の出庫バースを備える機械式駐車装置に適用される制御プログラムであって、
    運用状態に応じて、複数の出庫モードの一つを現行出庫モードとして選択する出庫モード選択処理をコンピュータに実行させ、
    複数の前記出庫モードは、格納棚から各前記出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限しない出庫フリーモードと、前記格納棚から各前記出庫バースまでの出庫搬送ルートを制限する出庫制限モードとを有する機械式駐車装置の制御プログラム。
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