JP2019073209A - リヤサスペンションの補強構造 - Google Patents
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Abstract
Description
車両の左右の後輪を車体に懸架するリヤサスペンションの補強構造であって、
車両前後方向に延びる左右のサスペンションアームと、
前記車体の下部に取り付けられ、前記各サスペンションアームの前端部を車幅方向の内外から挟んで支持する内壁部と外壁部とを有する左右のブラケットと、
前記両ブラケット間に架け渡されるように取り付けられる補強部材とを備え、
前記補強部材は、
前記各ブラケットに連結される両端部と、
前記両端部よりも車両後方且つ上方に配置され、車幅方向に延びる中間部と、
前記両端部と前記中間部との間に位置し、前記両端部から車両後方に向かって車幅方向内側へ傾斜すると共に斜め上方に傾斜する傾斜部とを有し、
前記各傾斜部の傾斜角度は、車両旋回時の荷重入力方向に一致するような角度範囲に設定されている。
図1〜図4を参照して、実施形態1に係るリヤサスペンションの補強構造を説明する。実施形態1では、この補強構造を図1に例示するリヤサスペンション10に適用した例を説明する。リヤサスペンション10は、車体2(図2、図3参照)の下部後方側に配置され、左右の後輪3を車体2に懸架する。リヤサスペンション10は、車両前後方向に延びる左右のサスペンションアーム11を備え、図2、図3に示すように、各サスペンションアーム11の前端部110が車体2の下部に取り付けられた左右のブラケット20を介して揺動可能に支持される。実施形態1の補強構造の特徴の一つは、図2、図3に示すように、左右のブラケット20間に架け渡されるように取り付けられる補強部材30を備えており、補強部材30が特定の形状を有する点にある。リヤサスペンション10が取り付けられる車体2の下部構造は、実質的に左右対称構造であるので、図2、図3では、右側部分のみ図示し、左側部分については図示を省略する。
図1に示すリヤサスペンション10は、トレーリングアーム式サスペンションであり、車両前後方向に延びる左右のサスペンションアーム11と、車幅方向に延びて左右のサスペンションアーム11を連結するトーションビーム12とを備える。トーションビーム12は、左右のサスペンションアーム11の中間部同士を連結するように設けられている。左右のサスペンションアーム11の前端部110は、筒状に形成されており、その内部に軸孔を有するブッシュ111が圧入されている。各サスペンションアーム11の前端部110は、図2、図3に示すように、車体2の下部に取り付けられた左右のブラケット20内に挿入され、ブッシュ111の軸孔(図1参照)にボルト25を挿通してブラケット20に締結することによって、ブラケット20に揺動可能に連結される。サスペンションアーム11の後端部には、車輪取付部13が設けられ、後輪3が取り付けられると共に、ショックアブソーバー14やコイルスプリング15といった緩衝装置が取り付けられる。この例では、リヤサスペンション10として、トーションビーム12を備える構造のものを例示しているが、サスペンションアーム11が車体2に揺動可能に取り付けられる構造のものであれば特に限定されない。
車体2は、図2、図3に示すように、車両前後方向に延びる左右のリヤサイドメンバ4を備え、各リヤサイドメンバ4の下方には、ブラケット20が取り付けられている。両リヤサイドメンバ4間の上方には、リヤフロアパネル5(図3参照)が配置されている。また、各リヤサイドメンバ4の車幅方向の外側にロッカ6が配置されており、ロッカ6はリヤサイドメンバ4の外側面に溶接で固定されている。
ブラケット20は、図2、図3に示すように、サスペンションアーム11の前端部110を揺動可能に支持する部材であり、サスペンションアーム11の前端部110を車幅方向の内外から挟んで支持する内壁部21と外壁部22とを有する。ブラケット20の下方側及び後方側は、サスペンションアーム11の前端部110を挿入できるように、内壁部21と外壁部22との間が開口している。
補強部材30は、図2、図3に示すように、左右のブラケット20間に架け渡されるように取り付けられ、各ブラケット20に連結される両端部31と、車幅方向に延びる中間部32と、両端部31と中間部32との間に位置する傾斜部33とを有する(図4も併せて参照)。補強部材30は、例えば、鋼製のパイプ材を加工して形成されており、図4に示すように、平面視(図4(A)参照)において中間部32が車両後方側に膨らみ、且つ、後面視(図4(B)参照)において中間部32が車両上方側に膨らむように形成されている。この例では、補強部材30をパイプ材で形成しているが、補強部材30は板材や棒材でもよい。
本実施形態では、図2に示すように、左右の各ブラケット20と左右の各リヤサイドメンバ4とを結合するブレース40を備える。ブレース40は、左右のブラケット20にそれぞれ設けられている。ブレース40は、各ブラケット20から車両前方に延びるように設けられ、ブラケット20に結合される後端部41と、リヤサイドメンバ4に結合される前端部42(図2参照)とを有する。ブレース40は、例えば、鋼製の板材を加工して形成されている。
上述した実施形態1の補強構造は、次の効果を有する。
(1)左右のブラケット20の間に補強部材30を備え、両ブラケット20間が補強部材30で連結されていることで、車両旋回時の荷重入力を補強部材30が突っ張ることで受け止めることにより、ブラケット20の変形を抑制できる。特に、補強部材30が特定の方向に傾斜する傾斜部33を有し、傾斜部33の傾斜角度が荷重入力方向に一致するような角度範囲に設定されているので、荷重入力を略垂直に受け止めることができる。よって、車両旋回時の荷重入力に対する補強部材30の剛性を大幅に高めることができ、ブラケット20の変形を効果的に抑制できる。これにより、ブラケット20の下側に形成された開口が広がるように開くといった口開きを効果的に抑制でき、操縦安定性を向上できる。また、車両旋回時の荷重入力に対する補強部材30の剛性を高めることができるので、補強部材30の材質を強度が低い安価なものにしたり、補強部材30の太さ(径)を小さくすることができるなど、補強部材30の低コスト化や軽量化を図ることができる。
3 後輪
4 リヤサイドメンバ
5 リヤフロアパネル
6 ロッカ
7 リヤクロスメンバ
10 リヤサスペンション(トレーリングアーム式サスペンション)
11 サスペンションアーム(トレーリングアーム)
110 前端部
111 ブッシュ
12 トーションビーム
13 車輪取付部
14 ショックアブソーバー
15 コイルスプリング
20 ブラケット
21 内壁部
21u 上壁部
21f フランジ部
22 外壁部
22u 上壁部
22f フランジ部
25 ボルト
30 補強部材
31 端部
32 中間部
33 傾斜部
35 ボルト
40 ブレース
41 後端部
42 前端部
45、46、47 ボルト
Claims (1)
- 車両の左右の後輪を車体に懸架するリヤサスペンションの補強構造であって、
車両前後方向に延びる左右のサスペンションアームと、
前記車体の下部に取り付けられ、前記各サスペンションアームの前端部を車幅方向の内外から挟んで支持する内壁部と外壁部とを有する左右のブラケットと、
前記両ブラケット間に架け渡されるように取り付けられる補強部材とを備え、
前記補強部材は、
前記各ブラケットに連結される両端部と、
前記両端部よりも車両後方且つ上方に配置され、車幅方向に延びる中間部と、
前記両端部と前記中間部との間に位置し、前記両端部から車両後方に向かって車幅方向内側へ傾斜すると共に斜め上方に傾斜する傾斜部とを有し、
前記各傾斜部の傾斜角度は、車両旋回時の荷重入力方向に一致するような角度範囲に設定されているリヤサスペンションの補強構造。
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