JP2019072755A - 線材分離搬送装置 - Google Patents

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【課題】 1本の線材と係合する係合凹部の大きさを変更可能にして、多品種の長尺線材を1本ずつ搬送できるようにする。【解決手段】 回転軸3と、この回転軸3に固定されていて外周に線材Sを受け入れる線材受凹部4Aを形成した複数枚の基円盤4と、各基円盤4に隣接されて回転軸3に嵌合しかつ外周に線材Sを受け入れる線材当凹部5Aを形成した調整円盤5と、前記複数枚の基円盤4に対して全調整円盤5の位相を同時に変更する位相調整手段6とを有する。前記基円盤4の線材受凹部4Aと調整円盤5の線材当凹部5Aとは位相がずれて重合して1本の線材Sを係合する係合凹部Pを形成している。【選択図】図6

Description

本発明は、線材を集合体から1本ずつ分離して搬送する線材分離搬送装置に関する。
管材、棒材等の線材は、引抜加工、抽伸加工、伸管加工等の加工が行われた後、探傷検査、表面処理等の後処理を施すことがあり、加工工程後の直線状の線材は集合され、集合体として後処理工程へ搬送され、集合体から線材を1本ずつ分離して後処理装置に順次供給される。
このような集合体から線材を1本ずつ分離して搬送する従来技術として、特許文献1に開示された管棒部材の供給装置がある。
この管棒部材の供給装置における線材分離搬送構造は、複数本の管棒部材が収納される管棒部材供給部と、該管棒部材を取り出す管棒部材取出部と、管棒部材供給部と管棒部材取出部との間に配設されて、管棒部材供給部から供給された管棒部材を管棒部材取出部に向けて1本ずつ搬送する管棒部材搬送部とを備えており、管棒部材搬送部は外周面に円周方向に所定間隔を隔てて管棒部材を1本ずつ挿入する複数の凹溝が形成された回転ドラムを備え、管棒部材供給部から供給された管棒部材を管棒部材搬送部の回転ドラムの凹溝に挿入し、回転ドラムを回転させることにより、管棒部材を1本ずつ管棒部材取出部まで搬送し、管棒部材取出部で管棒部材搬送部の回転ドラムの凹溝から管棒部材を取り出し、管棒部材取出部の受け台に載置して後工程の加工処理設備へ移送させて供給するように構成されている。
特開2004−42229号公報
前記従来技術は、回転ドラムの凹溝に管棒部材を挿入することにより、管棒部材を複数本の中から1本ずつ移送できるが、凹溝の大きさは一定であるため、管棒部材の径が変われば回転ドラムを取り替えなければならなく、多品種少量生産の物品には適用し難い。また、回転ドラムは1個であるため、長尺な線材の移送は困難になっている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにした線材分離搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は、1本の線材と係合する係合凹部の大きさを変更可能にして、多品種の長尺線材を1本ずつ搬送できるようにした分離搬送装置を提供することを目的とする。
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
第1に、回転軸3と、この回転軸3に固定されていて外周に線材Sを受け入れる線材受凹部4Aを形成した複数枚の基円盤4と、各基円盤4に隣接されて回転軸3に嵌合しかつ外周に線材Sを受け入れる線材当凹部5Aを形成した調整円盤5と、前記複数枚の基円盤4に対して全調整円盤5の位相を同時に変更する位相調整手段6とを有しており、
前記基円盤4の線材受凹部4Aと調整円盤5の線材当凹部5Aとは位相がずれて重合して1本の線材Sを係合する係合凹部Pを形成していることを特徴とする。
第2に、前記位相調整手段6は、前記複数枚の基円盤4に貫通された調整軸8と、全調整円盤5に設けられていて回転軸3を曲率中心とする円弧状のラック9と、前記調整軸8に設けられていて前記ラック9と噛合して調整円盤5を回転軸3廻りに回動するピニオン10とを有することを特徴とする。
第3に、前記位相調整手段6は、前記調整軸8に設けたギヤ12と、前記回転軸3に設けられていてギヤ12と噛合するロックギヤ13とを有し、前記ロックギヤ13は回転軸3に対して着脱自在であることを特徴とする。
第4に、前記複数枚の基円盤4の間に前記回転軸3を回転自在に支持する軸受手段15
を設けており、この軸受手段15は回転軸3及び調整軸8に嵌合して回転軸3と一体回転する軸受円板16と、この軸受円板16の外周面を下方から回転自在に支持する支持回転体17とを有することを特徴とする。
第5に、前記複数枚の基円盤4の線材S受け入れ側の外方でかつ回転軸3より上方位置に、前記係合凹部Pに向けて下向き傾斜した線材ガイド面19aを有する線材ガイド19と、この線材ガイド19の線材ガイド面19aに線材Sを供給する供給手段20とを有することを特徴とする。
第6に、前記各基円盤4の線材受凹部4Aの線材Sを受ける受け面4Aaは、径外端が前記線材ガイド19の線材ガイド面19aの下端高さに略合致するとき、径外端から径内端側へ回転軸3の上側を指向する下向き傾斜していることを特徴とする。
第7に、前記複数枚の基円盤4の線材S受け入れ側と反対側の外方で係合凹部Pから線材Sの放出を案内する放出ガイド手段22と、この放出ガイド手段22によって放出される線材Sを受持して線材長手方向に搬送する長手搬送手段23とを有することを特徴とする。
本発明によれば、1本の線材と係合する係合凹部の大きさを変更可能にして、多品種の長尺線材を1本ずつ搬送できる。
即ち、請求項1に係る発明は、複数枚の基円盤4の線材受凹部4Aとこれに隣接する調整円盤5の線材当凹部5Aとは位相がずれて重合して1本の線材Sを係合する係合凹部Pを形成しており、位相調整手段6により複数枚の基円盤4に対して全調整円盤5の位相を同時に変更するので、全係合凹部Pの大きさを同時に変更することができ、径の異なる線材Sの搬送を簡便に変更でき、複数の係合凹部Pは線材Sの長手方向複数個所を同時に係合できる。
請求項2に係る発明は、調整軸8を回動することにより、ラック9及びピニオン10を介して全調整円盤5の位相を同時に変更することができる。
請求項3に係る発明は、ロックギヤ13を回転軸3に対して固定することにより調整軸8をロックでき、ロックギヤ13を回転軸3に対して離脱することにより調整軸8の回動が許容できる。
請求項4に係る発明は、回転軸3及び調整軸8が長尺であっても、長手方向中間部を軸受手段15で回転自在に支持することができる。
請求項5に係る発明は、線材ガイド19によって係合凹部Pへの線材Sの供給を確実に行うことができる。
請求項6に係る発明は、線材ガイド19から線材Sを受け取るときの基円盤4の線材受凹部4Aの線材ガイド面19aが径外端から径内端側へ下向き傾斜するので、係合凹部Pで線材Sを確実に係合して受け取ることができる。
請求項7に係る発明は、放出ガイド手段22によって係合凹部Pから線材Sを確実に放出して、長手搬送手段23へ受け渡しすることができる。
本発明の実施形態を示す線材分離搬送装置全体の正面図である。 同全体平面図である。 同全体側面図である。 線材分離搬送装置の要部の側面図である。 同要部の平面図である。 同要部の正面図である。 基円盤に対して調整円盤の位相を変更した正面図である。 位相調整手段の側面図である。 軸受手段の正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜5において、線材分離搬送装置1は前半分を表示しており、引抜加工、抽伸加工
、伸管加工等の加工が行われた後の直線状の管材、棒材等の線材Sを、多数本まとめて導入し、それを1本ずつ分離して探傷検査機等の後処理機2へ搬送するものである。
線材分離搬送装置1は大別して、円盤の回転により線材Sを1本ずつ間欠的に搬送する分離部Aと、この分離部Aへ線材Sを可及的1本ずつ連続して供給する供給部Bと、分離部Aで分離された線材Sを長手方向に搬送して後処理機2へ供給する搬出部Cとを備えている。
分離部Aは1本の回転軸3に複数枚(9枚)の基円盤4が装着され、供給部Bは3枚ずつの基円盤4に対応して3組設けられ、3組で回転軸3と略同長の長尺線材Sを供給する態様と、1組又は2組で短尺又は中尺の長さの線材Sを供給する態様とを採ることができる。搬出部Cは回転軸3の長さ以上の搬送距離になっており、多種類の径の線材Sに対応可能になっている。
図1〜9において、線材分離搬送装置1の分離部Aは、装置フレーム30に軸受31を介して回転軸3が支持され、モータ減速機32及びチェーン伝動手段33によって一方向回転駆動可能になっている。
前記回転軸3には間隔をおいて複数枚(9枚)の基円盤4と調整円盤5とが嵌合され、基円盤4は回転軸3に対して固定され、調整円盤5は回転軸3に対して回動可能であって、隣接している基円盤4に対して位相(周方向位置)が調整自在になっている。
基円盤4には外周に線材Sを受け入れる線材受凹部4Aが形成され、調整円盤5には外周に線材Sを受け入れる線材当凹部5Aが形成され、これら線材受凹部4A及び線材当凹部5Aは略同一形状であって、正面視U字又はV字の部材を締結具で固定しており、その凹みの大きさは、線材分離搬送装置1で処理をする最大径の線材Sが挿入できる大きさである。
前記基円盤4の線材受凹部4Aは線材Sを受け入れる側であり、調整円盤5の線材当凹部5Aは線材受凹部4Aが受け入れる線材Sの大きさを制約する側であり、線材受凹部4Aと線材当凹部5Aとは位相がずれて重合して、目的の径の1本の線材Sのみと係合する係合凹部Pを形成する。線材受凹部4Aに対して線材当凹部5Aの位相を一致して完全重合したとき、係合凹部Pもそれらと同じ形状になり、最大径の線材Sが挿入できる。
前記係合凹部Pが線材Sを受け入れる位置は、図6に示すように供給部Bとの関係で一定位置であり、前記各基円盤4の線材受凹部4Aの線材Sを受ける受け面4Aaは、径外端が後述する線材ガイド19の線材ガイド面19aの下端高さに略合致するとき、径外端から径内端側へ回転軸3の上側を指向する下向き傾斜している(図6に線材ガイド面19aの延長線を一点鎖線Tで示す。)。また、そのようになるように、基円盤4に対する線材ガイド19の高さが設定されている。
回転軸3は1回転毎に係合凹部Pが線材ガイド面19aの下端高さに来たときに停止して待機し、線材ガイド面19aから線材Sが供給されて係合凹部Pに入ると、360度回転する。
前記複数枚の基円盤4に対して全調整円盤5の位相を同時に変更する位相調整手段6が設けられている。図4〜8において、前記位相調整手段6は、複数枚の基円盤4に貫通支持された調整軸8と、全調整円盤5に設けられていて回転軸3を曲率中心とする円弧状のラック9と、前記調整軸8に設けられていて前記ラック9と噛合して調整円盤5を回転軸3廻りに回動するピニオン10とを有する。
調整円盤5は回転軸3を曲率中心とする円弧状の長孔35が形成されており、この長孔35に調整軸8が挿通されており、調整円盤5は基円盤4及び調整軸8に対して円周方向に変位可能になっている。
図7は、2点鎖線で示す調整円盤5の線材当凹部5Aが、基円盤4の線材受凹部4Aと最小径の線材Sを係合する最小係合凹部Pを形成する位置から、線材受凹部4Aの半分程度の幅だけずらした実線で示す位置まで位相を変更(位相ずれ角α)した状態を示している。
また、前記調整軸8の先端にはギヤ12が設けられ、回転軸3の駆動側端部にはロックギヤ13が着脱自在に設けられており、ギヤ12はロックギヤ13と噛合しており、回転
軸3に対してロックギヤ13を固定すると、ギヤ12は回動できなく、ロックギヤ13を離脱すると、ギヤ12は自由に回動できるようになる。
調整軸8の先端にはスパナ等の工具を係合する角軸部8aが形成されており、工具を係合して調整軸8及びギヤ12を回動することができる。
ロックギヤ13を回転軸3から離脱してギヤ12及び調整軸8を一体的に回動すると、ピニオン10が駆動されてラック9及び調整円盤5を一体的に回動し、基円盤4に対する調整円盤5の位相を変更できる。ロックギヤ13を回転軸3に固定すると、調整軸8は回動できず、ピニオン10及びラック9を介して調整円盤5を回転軸3及び基円盤4に対して固定する。
前記長孔35及び円弧状ラック9の円弧長さは、調整円盤5の位相を変更できる長さであり、線材当凹部5Aの位相ずらして係合凹部Pを最小から最大にできる長さになっている。
前記各調整円盤5及びラック9は基円盤4の前後面のどちら側に隣接配置しても良いが、図2においては、総ての調整円盤5は基円盤4の前面側に配置されて、線材分離搬送装置1の前面側から総てのラック9及びピニオン10が目視できるようになっており、図3、4,7では、ロックギヤ13に近い側の調整円盤5だけ基円盤4の後面側に配置されており、最前部の基円盤4と装置フレーム30上の軸受31との間の距離を短くできるようにしている。
前記回転軸3は長尺であるので、端部を軸受31で支持するだけでなく、軸方向中途部を基円盤4の間に配置した軸受手段15で回転自在に支持している。図9において、この軸受手段15は回転軸3及び調整軸8に嵌合して回転軸3と一体回転する軸受円板16と、この軸受円板16の外周面を下方から回転自在に支持する支持回転体17とを有する。軸受円板16の調整軸8が貫通する孔は、調整円盤5と同様に回転軸3を曲率中心とする円弧状の長孔36となっている。
支持回転体17は、装置フレーム30に支持台38を取り付け、この支持台38に2本の支軸39を介して2個のコロ40を嵌合したものであり、2個のコロ40が同時に軸受円板16と接して転動する。
分離部Aへ線材Sを供給する供給部Bは、分離部Aへ向かって3段構成になっており、多数本の線材Sを受け入れて多数本同時に持ち上げ可能な第1供給部B1と、この第1供給部B1から線材Sを少量ずつ荒送りされる第2供給部B2と、この第2供給部B2から送られた線材Sを可及的1本ずつ連続して分離部Aへ供給する第3供給部B3とを有している。
前記第1供給部B1は、装置フレーム30を構成する一対の枠材42F、42R間に、前下向き傾斜した棚板43を有するリフト44を備えており、棚板43の上に多数本の線材Sを積載しておき、リフト44を上昇させて、積載線材Sの上の分から前枠材42Fの上部の前上向き傾斜した傾斜面Faへ移載して行くようになっている。
前記第2供給部B2は、前記前上向きの傾斜面Faの上端から前下向き傾斜した転動板47と、前上向き傾斜面Faとオーバラップしていて、前上向き傾斜面Faの上端に位置する線材Sを掬い上げながら転動板47上へ転動させる前下向き傾斜部材48と、この前下向き傾斜部材48を昇降するエアーシリンダ49とを有する。
前記第1供給部B1の前上向きの傾斜面Faには多数本の線材Sが当接しており、第2供給部B2の前下向き傾斜部材48は、前上向きの傾斜面Faの上端に位置する線材Sを掬い上げながら転動板47上へ送り出すことができる。
前下向き傾斜部材48は、1組の供給部Bいついて複数本(3本)配置されており、各前下向き傾斜部材48には上下方向に長いラックが形成され、このラックに係合するピニオンが伝動軸50に設けられ、1本の前下向き傾斜部材48をエアーシリンダ49で昇降することにより、ピニオン、伝動軸50及びラックを介して他の前下向き傾斜部材48も同時に同量昇降できるようにしている。
前記第3供給部B3は、第2供給部B2の転動板47の下端から立ち上がった止め板51と、この止め板51の上端から前下向き傾斜した線材ガイド面19aを有する線材ガイ
ド19と、転動板47の下端とオーバラップしていて、止め板51で止められた線材Sを掬い上げながら線材ガイド面19a上へ転動させる供給手段20とを有し、供給手段20は第2供給部B2と同様な形状の前下向き傾斜部材52及びそれを昇降するエアーシリンダ53を有する。
前記第3供給部B3は複数枚の基円盤4の線材S受け入れ側の直近外方に位置しており、線材ガイド19の線材ガイド面19aは回転軸3より上方位置を指向していて係合凹部Pに向けて下向き傾斜しており、線材ガイド面19aの前部は基円盤4の外周とオーバラップしている。
前下向き傾斜部材52は前記前下向き傾斜部材48と同様に、1組の供給部Bについて複数本(3本)配置されていて、エアーシリンダ53の作動でピニオン、伝動軸54及びラックを介して複数本の前下向き傾斜部材52が同時に昇降できるようにしている。
第3供給部B3は、エアーシリンダ53を作動して前下向き傾斜部材52を上昇させると、転動板47の下端に止め板51で止められていた線材Sを止め板51に沿って掬い上げながら線材ガイド面19aに移載する。
前記第2供給部B2及び第3供給部B3は、前下向き傾斜部材48、52で線材Sを1本のみ持ち上げて供給するのが最良であるが、前下向き傾斜部材48、52の上端の前下向き傾斜面は大径の線材Sを受けるだけの幅があり、そのような幅は小径の線材Sを複数本同時に持ち上げ得るものである。そのため、線材Sの径に応じて可及的に1本のみを持ち上げるように径適応手段60が設けられている。
径適応手段60は前下向き傾斜部材48、52に対応して配置された径規制部材61と、この径規制部材61を転動板47に沿って位置調整する位置調整具62とを有する。
径規制部材61は縦部61aと横部61bとを有する略正面視L字状の板材であって、縦部61aは止め板51と平行であって、前下向き傾斜部材52と正面視でオーバラップしており、止め板51から転動板47側に突出することにより、前下向き傾斜部材52上に乗り得る線材Sの径を設定する。
径規制部材61の横部61bの後部は、前下向き傾斜部材48と正面視でオーバラップしており、前上向き傾斜面Faから後方に突出することにより、前下向き傾斜部材48上に乗り得る線材Sの径を設定する。
前記径規制部材61における縦部61aと前下向き傾斜部材52とのオーバラップ量と、横部61bの後部と前下向き傾斜部材48とのオーバラップ量とは同一であり、それぞれ搬送する線材Sを1本のみ前下向き傾斜部材48、52上に載せることができ、線材Sの径が変更になれば、位置調整具62によって前後に位置調整をする。
前記線材ガイド面19aに移載された線材Sは転落して基円盤4及び調整円盤5の外周面に当接する。基円盤4及び調整円盤5が回転して外周面の係合凹部Pが線材Sと対向することにより、1本の線材Sのみが係合凹部Pに係合する。
仮に、線材ガイド面19a上に複数本の線材Sが存在していても、係合凹部Pには1本のみしか係合できないので、供給部Bから供給される線材Sは1本のみが分離されて搬出部Cへ搬送される。
前記線材ガイド19の線材ガイド面19aの下端高さに係合凹部Pが回転してきたとき、基円盤4の線材受凹部4Aの受け面4Aaが径外端から径内端側へ下向き傾斜となって、線材Sを円滑に受け入れ、後続の線材Sがあると、調整円盤5の線材当凹部5Aの上側部分がその侵入を阻止する。
回転軸3の廻りで、前記線材ガイド19から略180度変位した位置に、放出ガイド手段22が設けられ、これにオーバラップして長手搬送手段23が設けられ、これらによって搬出部Cが構成されている。
前記放出ガイド手段22は、基円盤4とオーバラップした位置から長手搬送手段23側へ下向き傾斜した案内面55a及びこの案内面55aの終端のU溝55bを形成した案内部材55と、この案内部材55を昇降するシリンダ(図示せず)と、飛び出し防止部材56とを有している。
放出ガイド手段22は案内部材55を上昇して、基円盤4の係合凹部Pが係合して係合
位置から反転してきた線材Sを案内面55aで係合して、線材Sを係合凹部Pから離脱させかつ基円盤4の径外側へ移動し、U溝55bで受け止め、U溝55bに一旦入ってから飛び出るのを飛び出し防止部材56で阻止する。前記案内部材55を下降することにより、U溝55bで受け止められた線材Sは長手搬送手段23に受け渡される。
長手搬送手段23はV溝ローラ23aを直線状に配列して、モータ57の動力をチェーン伝動手段58を介して駆動するものであり、分離部Aより前方の探傷検査機2まで延設されている。
前記線材分離搬送装置1における線材Sの1本分離動作及び異径線材Sへの対応動作を説明する。
供給部Bの第1供給部B1の一対の枠材42F、42R間に多数本の線材Sを積載し、リフト44を上昇させて積載線材Sを前枠材45Fの上部の前上向き傾斜面Faに当接させ、第2供給部B2の前下向き傾斜部材48を上昇させて、可及的に1本ずつ線材Sを転動板47上へ転動させる。
転動板47の前下端まで転動した線材Sを、第3供給部B3の供給手段20の前下向き傾斜部材52で掬い上げて、線材ガイド19の線材ガイド面19aに移載しかつ線材ガイド面19aを転落させて、線材Sを複数枚の基円盤4の外周面に供給する。
このとき、回転軸3は回転を停止しており、基円盤4の線材受凹部4Aと調整円盤5の線材当凹部5Aとで形成する係合凹部Pは、線材ガイド面19aの下端高さで線材ガイド面19aに向かって開口しており、線材ガイド面19aを転落する線材Sは抵抗なく受け入れられる。長尺の線材Sは長手方向複数個所が係合凹部Pに係合される。
係合凹部Pは基円盤4の線材受凹部4Aに対して調整円盤5の線材当凹部5Aがずれて重合して形成され、線材Sが1本しか入らない凹部であるので、仮に線材ガイド面19a上に2本の線材Sが存在しても、他の1本は排除される。
1本の線材Sが係合凹部Pに入ると、回転軸3は回転され、係合凹部Pが略180度変位して、線材受凹部4Aの線材Sを受ける受け面4Aaが径内端から径外端へ下向き傾斜するときに、放出ガイド手段22の案内部材55によって、線材Sは係合凹部Pから排出されて長手搬送手段23に受け渡される。
搬送する線材Sが径の異なるものに変更されるとき、位相調整手段6のロックギヤ13を回転軸3に固定している状態から解除して、即ち、ロックギヤ13をフリーにして、調整軸8を工具で回動し、複数個のピニオン10及びラック9を介して複数枚の調整円盤5を基円盤4に対して同時に回動し、基円盤4に対する調整円盤5の位相を変更し、基円盤4の線材受凹部4Aと調整円盤5の線材当凹部5Aとで形成する係合凹部Pの大きさを変更される線材Sの径に適合させる。
その後、調整軸8を回動調整した位置でロックギヤ13を回転軸3に固定して、ロックギヤ13に噛合するギヤ12の回動を阻止し、調整軸8が回動しないようにロックする。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、部材の形状、構成及び組み合わせ等を変更したりすることもできる。
例えば、基円盤4の線材受凹部4Aと調整円盤5の線材当凹部5Aとをそれぞれ周方向に複数個所に形成して、1本の線材Sと係合する係合凹部Pを複数形成して、回転軸3の1回転中に複数本の線材Sを分離繰り出しができるようにしてもよい。
基円盤4の線材受凹部4A及び調整円盤5の線材当凹部5Aは、正面視U字又はV字の部材を締結具で固定しているが、基円盤4及び調整円盤5の円盤自体に凹部を形成してもよい。
位相調整手段6は、調整円盤5に固定の円弧状のラック9は内周側にピニオン10と噛合する歯を形成しているが、ラック9の外周側に歯を形成してもよい。
放出ガイド手段22は案内部材55を棒材又は帯板材で形成し、長手搬送手段23より高い位置で装置フレーム30に固定し、昇降しなくても線材Sを長手搬送手段23に受け渡しできるように構成してもよい。
1 線材分離搬送装置
3 回転軸
4 基円盤
4A 線材受凹部
4Aa 受け面
5 調整円盤
5A 線材当凹部
6 位相調整手段
8 調整軸
8a 角軸部
9 ラック
10 ピニオン
12 ギヤ
13 ロックギヤ
15 軸受手段
16 軸受円板
17 支持回転体
19 線材ガイド
19a 線材ガイド面
20 供給手段
22 放出ガイド手段
23 長手搬送手段
30 装置フレーム
A 分離部
B 供給部
C 搬出部
P 係合凹部
S 線材
本発明は、線材を集合体から1本ずつ分離して搬送する線材分離搬送装置に関する。
管材、棒材等の線材は、引抜加工、抽伸加工、伸管加工等の加工が行われた後、探傷検査、表面処理等の後処理を施すことがあり、加工工程後の直線状の線材は集合され、集合体として後処理工程へ搬送され、集合体から線材を1本ずつ分離して後処理装置に順次供給される。
このような集合体から線材を1本ずつ分離して搬送する従来技術として、特許文献1に開示された管棒部材の供給装置がある。
この管棒部材の供給装置における線材分離搬送構造は、複数本の管棒部材が収納される管棒部材供給部と、該管棒部材を取り出す管棒部材取出部と、管棒部材供給部と管棒部材取出部との間に配設されて、管棒部材供給部から供給された管棒部材を管棒部材取出部に向けて1本ずつ搬送する管棒部材搬送部とを備えており、管棒部材搬送部は外周面に円周方向に所定間隔を隔てて管棒部材を1本ずつ挿入する複数の凹溝が形成された回転ドラムを備え、管棒部材供給部から供給された管棒部材を管棒部材搬送部の回転ドラムの凹溝に挿入し、回転ドラムを回転させることにより、管棒部材を1本ずつ管棒部材取出部まで搬送し、管棒部材取出部で管棒部材搬送部の回転ドラムの凹溝から管棒部材を取り出し、管棒部材取出部の受け台に載置して後工程の加工処理設備へ移送させて供給するように構成されている。
特開2004−42229号公報
前記従来技術は、回転ドラムの凹溝に管棒部材を挿入することにより、管棒部材を複数本の中から1本ずつ移送できるが、凹溝の大きさは一定であるため、管棒部材の径が変われば回転ドラムを取り替えなければならなく、多品種少量生産の物品には適用し難い。また、回転ドラムは1個であるため、長尺な線材の移送は困難になっている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにした線材分離搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は、1本の線材と係合する係合凹部の大きさを変更可能にして、多品種の長尺線材を1本ずつ搬送できるようにした分離搬送装置を提供することを目的とする。
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
第1に、回転軸3と、この回転軸3に固定されていて外周に線材Sを受け入れる線材受凹部4Aを形成した複数枚の基円盤4と、各基円盤4に隣接されて回転軸3に嵌合しかつ外周に線材Sを受け入れる線材当凹部5Aを形成した調整円盤5と、前記複数枚の基円盤4に対して全調整円盤5の位相を同時に変更する位相調整手段6とを有しており、
前記基円盤4の線材受凹部4Aと調整円盤5の線材当凹部5Aとは位相がずれて重合して1本の線材Sを係合する係合凹部Pを形成しており、
前記位相調整手段6は、前記複数枚の基円盤4に貫通された調整軸8と、全調整円盤5に設けられていて回転軸3を曲率中心とする円弧状のラック9と、前記調整軸8に設けられていて前記ラック9と噛合して調整円盤5を回転軸3廻りに回動するピニオン10とを有しており、
前記位相調整手段6は、前記調整軸8に設けたギヤ12と、前記回転軸3に設けられていてギヤ12と噛合するロックギヤ13とを有し、前記ロックギヤ13は回転軸3に対して固定・固定解除可能であることを特徴とする。
第2に、前記複数枚の基円盤4の間に前記回転軸3を回転自在に支持する軸受手段15を設けており、この軸受手段15は回転軸3及び調整軸8に嵌合して回転軸3と一体回転する軸受円板16と、この軸受円板16の外周面を下方から回転自在に支持する支持回転体17とを有することを特徴とする。
第3に、前記複数枚の基円盤4の線材S受け入れ側の外方でかつ回転軸3より上方位置に、前記係合凹部Pに向けて下向き傾斜した線材ガイド面19aを有する線材ガイド19と、この線材ガイド19の線材ガイド面19aに線材Sを供給する供給手段20とを有することを特徴とする。
第4に、前記各基円盤4の線材受凹部4Aの線材Sを受ける受け面4Aaは、径外端が前記線材ガイド19の線材ガイド面19aの下端高さに略合致するとき、径外端から径内端側へ回転軸3の上側を指向する下向き傾斜していることを特徴とする。
第5に、前記複数枚の基円盤4の線材S受け入れ側と反対側の外方で係合凹部Pから線材Sの放出を案内する放出ガイド手段22と、この放出ガイド手段22によって放出される線材Sを受持して線材長手方向に搬送する長手搬送手段23とを有することを特徴とする。
本発明によれば、1本の線材と係合する係合凹部の大きさを変更可能にして、多品種の長尺線材を1本ずつ搬送できる。
即ち、請求項1に係る発明は、複数枚の基円盤4の線材受凹部4Aとこれに隣接する調整円盤5の線材当凹部5Aとは位相がずれて重合して1本の線材Sを係合する係合凹部Pを形成しており、位相調整手段6により複数枚の基円盤4に対して全調整円盤5の位相を同時に変更するので、全係合凹部Pの大きさを同時に変更することができ、径の異なる線材Sの搬送を簡便に変更でき、複数の係合凹部Pは線材Sの長手方向複数個所を同時に係合でき、調整軸8を回動することにより、ラック9及びピニオン10を介して全調整円盤5の位相を同時に変更することができ、ロックギヤ13を回転軸3に対して固定することにより調整軸8をロックでき、ロックギヤ13を回転軸3に対して固定解除することにより調整軸8の回動が許容できる。
請求項に係る発明は、回転軸3及び調整軸8が長尺であっても、長手方向中間部を軸受手段15で回転自在に支持することができる。
請求項に係る発明は、線材ガイド19によって係合凹部Pへの線材Sの供給を確実に行うことができる。
請求項に係る発明は、線材ガイド19から線材Sを受け取るときの基円盤4の線材受凹部4Aの線材ガイド面19aが径外端から径内端側へ下向き傾斜するので、係合凹部Pで線材Sを確実に係合して受け取ることができる。
請求項に係る発明は、放出ガイド手段22によって係合凹部Pから線材Sを確実に放出して、長手搬送手段23へ受け渡しすることができる。
本発明の実施形態を示す線材分離搬送装置全体の正面図である。 同全体平面図である。 同全体側面図である。 線材分離搬送装置の要部の側面図である。 同要部の平面図である。 同要部の正面図である。 基円盤に対して調整円盤の位相を変更した正面図である。 位相調整手段の側面図である。 軸受手段の正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜5において、線材分離搬送装置1は前半分を表示しており、引抜加工、抽伸加工、伸管加工等の加工が行われた後の直線状の管材、棒材等の線材Sを、多数本まとめて導入し、それを1本ずつ分離して探傷検査機等の後処理機2へ搬送するものである。
線材分離搬送装置1は大別して、円盤の回転により線材Sを1本ずつ間欠的に搬送する分離部Aと、この分離部Aへ線材Sを可及的1本ずつ連続して供給する供給部Bと、分離部Aで分離された線材Sを長手方向に搬送して後処理機2へ供給する搬出部Cとを備えている。
分離部Aは1本の回転軸3に複数枚(9枚)の基円盤4が装着され、供給部Bは3枚ずつの基円盤4に対応して3組設けられ、3組で回転軸3と略同長の長尺線材Sを供給する態様と、1組又は2組で短尺又は中尺の長さの線材Sを供給する態様とを採ることができる。搬出部Cは回転軸3の長さ以上の搬送距離になっており、多種類の径の線材Sに対応可能になっている。
図1〜9において、線材分離搬送装置1の分離部Aは、装置フレーム30に軸受31を介して回転軸3が支持され、モータ減速機32及びチェーン伝動手段33によって一方向回転駆動可能になっている。
前記回転軸3には間隔をおいて複数枚(9枚)の基円盤4と調整円盤5とが嵌合され、基円盤4は回転軸3に対して固定され、調整円盤5は回転軸3に対して回動可能であって、隣接している基円盤4に対して位相(周方向位置)が調整自在になっている。
基円盤4には外周に線材Sを受け入れる線材受凹部4Aが形成され、調整円盤5には外周に線材Sを受け入れる線材当凹部5Aが形成され、これら線材受凹部4A及び線材当凹部5Aは略同一形状であって、正面視U字又はV字の部材を締結具で固定しており、その凹みの大きさは、線材分離搬送装置1で処理をする最大径の線材Sが挿入できる大きさである。
前記基円盤4の線材受凹部4Aは線材Sを受け入れる側であり、調整円盤5の線材当凹部5Aは線材受凹部4Aが受け入れる線材Sの大きさを制約する側であり、線材受凹部4Aと線材当凹部5Aとは位相がずれて重合して、目的の径の1本の線材Sのみと係合する係合凹部Pを形成する。線材受凹部4Aに対して線材当凹部5Aの位相を一致して完全重合したとき、係合凹部Pもそれらと同じ形状になり、最大径の線材Sが挿入できる。
前記係合凹部Pが線材Sを受け入れる位置は、図6に示すように供給部Bとの関係で一定位置であり、前記各基円盤4の線材受凹部4Aの線材Sを受ける受け面4Aaは、径外端が後述する線材ガイド19の線材ガイド面19aの下端高さに略合致するとき、径外端から径内端側へ回転軸3の上側を指向する下向き傾斜している(図6に線材ガイド面19aの延長線を一点鎖線Tで示す。)。また、そのようになるように、基円盤4に対する線材ガイド19の高さが設定されている。
回転軸3は1回転毎に係合凹部Pが線材ガイド面19aの下端高さに来たときに停止して待機し、線材ガイド面19aから線材Sが供給されて係合凹部Pに入ると、360度回転する。
前記複数枚の基円盤4に対して全調整円盤5の位相を同時に変更する位相調整手段6が設けられている。図4〜8において、前記位相調整手段6は、複数枚の基円盤4に貫通支持された調整軸8と、全調整円盤5に設けられていて回転軸3を曲率中心とする円弧状のラック9と、前記調整軸8に設けられていて前記ラック9と噛合して調整円盤5を回転軸3廻りに回動するピニオン10とを有する。
調整円盤5は回転軸3を曲率中心とする円弧状の長孔35が形成されており、この長孔35に調整軸8が挿通されており、調整円盤5は基円盤4及び調整軸8に対して円周方向に変位可能になっている。
図7は、2点鎖線で示す調整円盤5の線材当凹部5Aが、基円盤4の線材受凹部4Aと最小径の線材Sを係合する最小係合凹部Pを形成する位置から、線材受凹部4Aの半分程度の幅だけずらした実線で示す位置まで位相を変更(位相ずれ角α)した状態を示している。
また、前記調整軸8の先端にはギヤ12が設けられ、回転軸3の駆動側端部にはロックギヤ13が着脱自在(固定・固定解除可能)に設けられており、ギヤ12はロックギヤ13と噛合しており、回転軸3に対してロックギヤ13を固定すると、ギヤ12は回動できなく、ロックギヤ13を離脱(固定解除)すると、ギヤ12は自由に回動できるようになる。
調整軸8の先端にはスパナ等の工具を係合する角軸部8aが形成されており、工具を係合して調整軸8及びギヤ12を回動することができる。
ロックギヤ13を回転軸3から固定解除してギヤ12及び調整軸8を一体的に回動すると、ピニオン10が駆動されてラック9及び調整円盤5を一体的に回動し、基円盤4に対する調整円盤5の位相を変更できる。ロックギヤ13を回転軸3に固定すると、調整軸8は回動できず、ピニオン10及びラック9を介して調整円盤5を回転軸3及び基円盤4に対して固定する。
前記長孔35及び円弧状ラック9の円弧長さは、調整円盤5の位相を変更できる長さであり、線材当凹部5Aの位相ずらして係合凹部Pを最小から最大にできる長さになっている。
前記各調整円盤5及びラック9は基円盤4の前後面のどちら側に隣接配置しても良いが、図2においては、総ての調整円盤5は基円盤4の前面側に配置されて、線材分離搬送装置1の前面側から総てのラック9及びピニオン10が目視できるようになっており、図3、4,7では、ロックギヤ13に近い側の調整円盤5だけ基円盤4の後面側に配置されており、最前部の基円盤4と装置フレーム30上の軸受31との間の距離を短くできるようにしている。
前記回転軸3は長尺であるので、端部を軸受31で支持するだけでなく、軸方向中途部を基円盤4の間に配置した軸受手段15で回転自在に支持している。図9において、この軸受手段15は回転軸3及び調整軸8に嵌合して回転軸3と一体回転する軸受円板16と、この軸受円板16の外周面を下方から回転自在に支持する支持回転体17とを有する。軸受円板16の調整軸8が貫通する孔は、調整円盤5と同様に回転軸3を曲率中心とする円弧状の長孔36となっている。
支持回転体17は、装置フレーム30に支持台38を取り付け、この支持台38に2本の支軸39を介して2個のコロ40を嵌合したものであり、2個のコロ40が同時に軸受円板16と接して転動する。
分離部Aへ線材Sを供給する供給部Bは、分離部Aへ向かって3段構成になっており、多数本の線材Sを受け入れて多数本同時に持ち上げ可能な第1供給部B1と、この第1供給部B1から線材Sを少量ずつ荒送りされる第2供給部B2と、この第2供給部B2から送られた線材Sを可及的1本ずつ連続して分離部Aへ供給する第3供給部B3とを有している。
前記第1供給部B1は、装置フレーム30を構成する一対の枠材42F、42R間に、前下向き傾斜した棚板43を有するリフト44を備えており、棚板43の上に多数本の線材Sを積載しておき、リフト44を上昇させて、積載線材Sの上の分から前枠材42Fの上部の前上向き傾斜した傾斜面Faへ移載して行くようになっている。
前記第2供給部B2は、前記前上向きの傾斜面Faの上端から前下向き傾斜した転動板47と、前上向き傾斜面Faとオーバラップしていて、前上向き傾斜面Faの上端に位置する線材Sを掬い上げながら転動板47上へ転動させる前下向き傾斜部材48と、この前下向き傾斜部材48を昇降するエアーシリンダ49とを有する。
前記第1供給部B1の前上向きの傾斜面Faには多数本の線材Sが当接しており、第2供給部B2の前下向き傾斜部材48は、前上向きの傾斜面Faの上端に位置する線材Sを掬い上げながら転動板47上へ送り出すことができる。
前下向き傾斜部材48は、1組の供給部Bいついて複数本(3本)配置されており、各前下向き傾斜部材48には上下方向に長いラックが形成され、このラックに係合するピニオンが伝動軸50に設けられ、1本の前下向き傾斜部材48をエアーシリンダ49で昇降することにより、ピニオン、伝動軸50及びラックを介して他の前下向き傾斜部材48も同時に同量昇降できるようにしている。
前記第3供給部B3は、第2供給部B2の転動板47の下端から立ち上がった止め板51と、この止め板51の上端から前下向き傾斜した線材ガイド面19aを有する線材ガイド19と、転動板47の下端とオーバラップしていて、止め板51で止められた線材Sを掬い上げながら線材ガイド面19a上へ転動させる供給手段20とを有し、供給手段20は第2供給部B2と同様な形状の前下向き傾斜部材52及びそれを昇降するエアーシリンダ53を有する。
前記第3供給部B3は複数枚の基円盤4の線材S受け入れ側の直近外方に位置しており、線材ガイド19の線材ガイド面19aは回転軸3より上方位置を指向していて係合凹部Pに向けて下向き傾斜しており、線材ガイド面19aの前部は基円盤4の外周とオーバラップしている。
前下向き傾斜部材52は前記前下向き傾斜部材48と同様に、1組の供給部Bについて複数本(3本)配置されていて、エアーシリンダ53の作動でピニオン、伝動軸54及びラックを介して複数本の前下向き傾斜部材52が同時に昇降できるようにしている。
第3供給部B3は、エアーシリンダ53を作動して前下向き傾斜部材52を上昇させると、転動板47の下端に止め板51で止められていた線材Sを止め板51に沿って掬い上げながら線材ガイド面19aに移載する。
前記第2供給部B2及び第3供給部B3は、前下向き傾斜部材48、52で線材Sを1本のみ持ち上げて供給するのが最良であるが、前下向き傾斜部材48、52の上端の前下向き傾斜面は大径の線材Sを受けるだけの幅があり、そのような幅は小径の線材Sを複数本同時に持ち上げ得るものである。そのため、線材Sの径に応じて可及的に1本のみを持ち上げるように径適応手段60が設けられている。
径適応手段60は前下向き傾斜部材48、52に対応して配置された径規制部材61と、この径規制部材61を転動板47に沿って位置調整する位置調整具62とを有する。
径規制部材61は縦部61aと横部61bとを有する略正面視L字状の板材であって、縦部61aは止め板51と平行であって、前下向き傾斜部材52と正面視でオーバラップしており、止め板51から転動板47側に突出することにより、前下向き傾斜部材52上に乗り得る線材Sの径を設定する。
径規制部材61の横部61bの後部は、前下向き傾斜部材48と正面視でオーバラップしており、前上向き傾斜面Faから後方に突出することにより、前下向き傾斜部材48上に乗り得る線材Sの径を設定する。
前記径規制部材61における縦部61aと前下向き傾斜部材52とのオーバラップ量と、横部61bの後部と前下向き傾斜部材48とのオーバラップ量とは同一であり、それぞれ搬送する線材Sを1本のみ前下向き傾斜部材48、52上に載せることができ、線材Sの径が変更になれば、位置調整具62によって前後に位置調整をする。
前記線材ガイド面19aに移載された線材Sは転落して基円盤4及び調整円盤5の外周面に当接する。基円盤4及び調整円盤5が回転して外周面の係合凹部Pが線材Sと対向することにより、1本の線材Sのみが係合凹部Pに係合する。
仮に、線材ガイド面19a上に複数本の線材Sが存在していても、係合凹部Pには1本のみしか係合できないので、供給部Bから供給される線材Sは1本のみが分離されて搬出部Cへ搬送される。
前記線材ガイド19の線材ガイド面19aの下端高さに係合凹部Pが回転してきたとき、基円盤4の線材受凹部4Aの受け面4Aaが径外端から径内端側へ下向き傾斜となって、線材Sを円滑に受け入れ、後続の線材Sがあると、調整円盤5の線材当凹部5Aの上側部分がその侵入を阻止する。
回転軸3の廻りで、前記線材ガイド19から略180度変位した位置に、放出ガイド手段22が設けられ、これにオーバラップして長手搬送手段23が設けられ、これらによって搬出部Cが構成されている。
前記放出ガイド手段22は、基円盤4とオーバラップした位置から長手搬送手段23側へ下向き傾斜した案内面55a及びこの案内面55aの終端のU溝55bを形成した案内部材55と、この案内部材55を昇降するシリンダ(図示せず)と、飛び出し防止部材56とを有している。
放出ガイド手段22は案内部材55を上昇して、基円盤4の係合凹部Pが係合して係合位置から反転してきた線材Sを案内面55aで係合して、線材Sを係合凹部Pから離脱させかつ基円盤4の径外側へ移動し、U溝55bで受け止め、U溝55bに一旦入ってから飛び出るのを飛び出し防止部材56で阻止する。前記案内部材55を下降することにより、U溝55bで受け止められた線材Sは長手搬送手段23に受け渡される。
長手搬送手段23はV溝ローラ23aを直線状に配列して、モータ57の動力をチェーン伝動手段58を介して駆動するものであり、分離部Aより前方の探傷検査機2まで延設されている。
前記線材分離搬送装置1における線材Sの1本分離動作及び異径線材Sへの対応動作を説明する。
供給部Bの第1供給部B1の一対の枠材42F、42R間に多数本の線材Sを積載し、リフト44を上昇させて積載線材Sを前枠材45Fの上部の前上向き傾斜面Faに当接させ、第2供給部B2の前下向き傾斜部材48を上昇させて、可及的に1本ずつ線材Sを転動板47上へ転動させる。
転動板47の前下端まで転動した線材Sを、第3供給部B3の供給手段20の前下向き傾斜部材52で掬い上げて、線材ガイド19の線材ガイド面19aに移載しかつ線材ガイド面19aを転落させて、線材Sを複数枚の基円盤4の外周面に供給する。
このとき、回転軸3は回転を停止しており、基円盤4の線材受凹部4Aと調整円盤5の線材当凹部5Aとで形成する係合凹部Pは、線材ガイド面19aの下端高さで線材ガイド面19aに向かって開口しており、線材ガイド面19aを転落する線材Sは抵抗なく受け入れられる。長尺の線材Sは長手方向複数個所が係合凹部Pに係合される。
係合凹部Pは基円盤4の線材受凹部4Aに対して調整円盤5の線材当凹部5Aがずれて重合して形成され、線材Sが1本しか入らない凹部であるので、仮に線材ガイド面19a上に2本の線材Sが存在しても、他の1本は排除される。
1本の線材Sが係合凹部Pに入ると、回転軸3は回転され、係合凹部Pが略180度変位して、線材受凹部4Aの線材Sを受ける受け面4Aaが径内端から径外端へ下向き傾斜するときに、放出ガイド手段22の案内部材55によって、線材Sは係合凹部Pから排出されて長手搬送手段23に受け渡される。
搬送する線材Sが径の異なるものに変更されるとき、位相調整手段6のロックギヤ13を回転軸3に固定している状態から解除して、即ち、ロックギヤ13をフリーにして、調整軸8を工具で回動し、複数個のピニオン10及びラック9を介して複数枚の調整円盤5を基円盤4に対して同時に回動し、基円盤4に対する調整円盤5の位相を変更し、基円盤4の線材受凹部4Aと調整円盤5の線材当凹部5Aとで形成する係合凹部Pの大きさを変更される線材Sの径に適合させる。
その後、調整軸8を回動調整した位置でロックギヤ13を回転軸3に固定して、ロックギヤ13に噛合するギヤ12の回動を阻止し、調整軸8が回動しないようにロックする。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、部材の形状、構成及び組み合わせ等を変更したりすることもできる。
例えば、基円盤4の線材受凹部4Aと調整円盤5の線材当凹部5Aとをそれぞれ周方向に複数個所に形成して、1本の線材Sと係合する係合凹部Pを複数形成して、回転軸3の1回転中に複数本の線材Sを分離繰り出しができるようにしてもよい。
基円盤4の線材受凹部4A及び調整円盤5の線材当凹部5Aは、正面視U字又はV字の部材を締結具で固定しているが、基円盤4及び調整円盤5の円盤自体に凹部を形成してもよい。
位相調整手段6は、調整円盤5に固定の円弧状のラック9は内周側にピニオン10と噛合する歯を形成しているが、ラック9の外周側に歯を形成してもよい。
放出ガイド手段22は案内部材55を棒材又は帯板材で形成し、長手搬送手段23より高い位置で装置フレーム30に固定し、昇降しなくても線材Sを長手搬送手段23に受け渡しできるように構成してもよい。
1 線材分離搬送装置
3 回転軸
4 基円盤
4A 線材受凹部
4Aa 受け面
5 調整円盤
5A 線材当凹部
6 位相調整手段
8 調整軸
8a 角軸部
9 ラック
10 ピニオン
12 ギヤ
13 ロックギヤ
15 軸受手段
16 軸受円板
17 支持回転体
19 線材ガイド
19a 線材ガイド面
20 供給手段
22 放出ガイド手段
23 長手搬送手段
30 装置フレーム
A 分離部
B 供給部
C 搬出部
P 係合凹部
S 線材

Claims (7)

  1. 回転軸(3)と、この回転軸(3)に固定されていて外周に線材(S)を受け入れる線材受凹部(4A)を形成した複数枚の基円盤(4)と、各基円盤(4)に隣接されて回転軸(3)に嵌合しかつ外周に線材(S)を受け入れる線材当凹部(5A)を形成した調整円盤(5)と、前記複数枚の基円盤(4)に対して全調整円盤(5)の位相を同時に変更する位相調整手段(6)とを有しており、
    前記基円盤(4)の線材受凹部(4A)と調整円盤(5)の線材当凹部(5A)とは位相がずれて重合して1本の線材(S)を係合する係合凹部(P)を形成していることを特徴とする線材分離搬送装置。
  2. 前記位相調整手段(6)は、前記複数枚の基円盤(4)に貫通された調整軸(8)と、全調整円盤(5)に設けられていて回転軸(3)を曲率中心とする円弧状のラック(9)と、前記調整軸(8)に設けられていて前記ラック(9)と噛合して調整円盤(5)を回転軸(3)廻りに回動するピニオン(10)とを有することを特徴とする請求項1に記載の線材分離搬送装置。
  3. 前記位相調整手段(6)は、前記調整軸(8)に設けたギヤ(12)と、前記回転軸(3)に設けられていてギヤ(12)と噛合するロックギヤ(13)とを有し、前記ロックギヤ(13)は回転軸(3)に対して着脱自在であることを特徴とする請求項2に記載の線材分離搬送装置。
  4. 前記複数枚の基円盤(4)の間に前記回転軸(3)を回転自在に支持する軸受手段(15)を設けており、この軸受手段(15)は回転軸(3)及び調整軸(8)に嵌合して回転軸(3)と一体回転する軸受円板(16)と、この軸受円板(16)の外周面を下方から回転自在に支持する支持回転体(17)とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の線材分離搬送装置。
  5. 前記複数枚の基円盤(4)の線材(S)受け入れ側の外方でかつ回転軸(3)より上方位置に、前記係合凹部(P)に向けて下向き傾斜した線材ガイド面(19a)を有する線材ガイド(19)と、この線材ガイド(19)の線材ガイド面(19a)に線材(S)を供給する供給手段(20)とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の線材分離搬送装置。
  6. 前記各基円盤(4)の線材受凹部(4A)の線材(S)を受ける受け面(4Aa)は、径外端が前記線材ガイド(19)の線材ガイド面(19a)の下端高さに略合致するとき、径外端から径内端側へ回転軸(3)の上側を指向する下向き傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の線材分離搬送装置。
  7. 前記複数枚の基円盤(4)の線材(S)受け入れ側と反対側の外方で係合凹部(P)から線材(S)の放出を案内する放出ガイド手段(22)と、この放出ガイド手段(22)によって放出される線材(S)を受持して線材長手方向に搬送する長手搬送手段(23)とを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の線材分離搬送装置。
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