JP5187558B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は物品搬送装置に関し、より詳しくは、大きさが異なる物品を兼用して搬送することが可能な物品搬送装置に関する。
従来、大きさが異なる容器を兼用して搬送可能な物品搬送装置が提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1の物品搬送装置においては、円板状をした2枚のカム部材を上下に重合させて配置してあり、所要時に上記両カム部材を所要角度だけ相対回転させることにより、各一対のクランプアームの開閉位置を調整するようにしている。
特公平7−61813号公報
ところで、上記特許文献1の物品搬送装置においては、クランプアームの開閉量は、兼用する最大の物品を把持できるだけの開放量が必要であるとともに、最小の物品を把持できる閉鎖量および把持力が必要となる。そのため、最大の物品に対しては、必要以上の把持力で把持することになり、把持力を作用させるスプリングの選定および適正な把持力の調整が困難であるとともに、物品を把持していない状態では、常に最大開放状態までクランプアームを開放させることから、最小の物品に対応させた場合には、開閉量が大きくなりスプリングの伸縮量も大きくなることから、スプリングの寿命が短くなるという欠点があった。また、これらにより、兼用可能なサイズ幅が狭い範囲に限られるという欠点があった。
上述した事情に鑑み、請求項1に記載した本発明は、回転自在な回転体と、この回転体に回動自在に軸支されるとともに相互に逆方向に回動される一対の回動軸と、各回動軸に設けられてその回動動作により開閉作動される一対のアームとを備え、閉鎖させた一対のアームによって物品を把持して回転体の回転方向に搬送するようにした物品搬送装置において、
上記いずれか一方の回動軸を第1の回動軸とし、該第1の回動軸の軸方向の延長上に配置されるとともに、上記回転体に回動自在に軸支された第2の回動軸と、上記第1の回動軸と第2の回動軸により揺動可能に支持される揺動部材と、上記第1の回動軸と第2の回動軸のいずれか一方に設けた第1ギヤと、上記第1の回動軸と第2の回動軸のいずれか他方に設けた第2ギヤと、上記第1ギヤと噛合する第3ギヤと、一端側に上記第3ギヤが設けられるとともに上記揺動部材を貫通して回転自在に軸支される貫通軸と、該貫通軸の他端側に設けられた第4ギヤと、上記揺動部材に回転自在に軸支されるとともに上記第2ギヤと上記第4ギヤとに噛合される第5ギヤと、上記第2の回動軸を回動させる作動手段と、上記揺動部材を揺動させる調整手段とを備え、
上記作動手段により第2の回動軸を回動させて、該回動を上記貫通軸を介して上記第1の回動軸に伝達して、上記一対のアームを開閉作動させるとともに、該作動手段による開閉作動を停止した状態で、上記調整手段により上記揺動部材を揺動させることで上記貫通軸を回転させ、該回転を上記第1の回動軸に伝達することで、上記一対のアームの間隔を調整可能としたものである。
上述した構成によれば、物品の大きさにかかわらず適正な把持力で物品を把持して搬送することができるとともに、装置の耐久性を向上させるようにした兼用範囲の広い物品搬送装置を提供することができる。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1ないし図2において1は物品としての容器2を把持して搬送する回転式の物品搬送装置であり、この物品搬送装置1は、搬送テーブル3上で容器2を搬送するようになっている。この物品搬送装置1の搬送対象となる容器2は空のペットボトルであり、その上方部に胴部2Aよりも小径の首部2Bを備えるとともに、該首部2Bにフランジ部2Cを備え、その上方にねじ部2Dを備えている。
物品搬送装置1は、所定方向に回転される回転体4と、この回転体4の円周方向の等間隔位置に複数設けられるとともに、容器2の首部2Bのフランジ部2Cの上方または下方を一対のアーム5a、5bによって把持するグリッパ機構6と、各グリッパ機構6のアーム5a、5bを開閉させる駆動手段7と、容器2の大きさに応じて各グリッパ機構6の間隔を調整する第1調整手段8と、各グリッパ機構6毎に設けられて容器2の胴部2Aにおける搬送方向の後方側の下部を支持する後方支持手段11と、後方支持手段11が備える各後方支持部材11Aの回転体4の回転方向の位置を調整する第2調整手段12と、容器2の大きさに応じて各グリッパ機構6の高さを一斉に変更する昇降手段13とを備えている。
図示しない駆動源によって駆動ギヤ14を介して回転体4が所定方向に回転されるようになっている。そして、例えば、図示しないコンベヤ上の第1受け渡し位置Aにおいて順次各グリッパ機構6のアーム5a、5bによって容器2の首部2Bが把持されるとともに、後方支持部材11Aによって容器2の胴部2Aにおける搬送方向後方側の下部が支持されて搬送テーブル3上を搬送されるようになっている。その後、各グリッパ機構6によって把持された容器2は回転体4の回転に伴なって、例えば、図示しない回転式の搬送装置上となる第2受け渡し位置Bまで搬送され、そこで各グリッパ機構6による容器2の首部2Bの把持状態が解放されるようになっている。そのようにして、物品搬送装置1は、各グリッパ機構6によって第1受け渡し位置Aから第2受け渡し位置Bへ順次容器2を受け渡すようになっている。
本実施例の物品搬送装置1においては、各グリッパ機構6のアーム5a、5bの間隔と高さ位置を容器2の大きさ、すなわち、把持する首部2Bの径と高さ位置に応じて調整できるようになっており、また各後方支持部材11の回転体4の円周方向における位置も容器2の大きさ、すなわち、当接する胴部2Aの径に応じて調整できるようになっている。それにより、大きさが異なる容器2に対して、グリッパ機構6を兼用させることができるようになっている。
回転体4は、固定フレーム15の円筒部15Aにベアリング16、16を介して回転自在に軸支されるとともに下方外周部に上記駆動ギヤ14が取り付けられた外筒17と、この外筒17内に摺動自在に貫通させた内筒18と、この内筒18内を貫通させて配置されて該内筒18と相対回転可能な軸部材21と、この軸部材21の上端に連結され、外周部に各グリッパ機構6を配置した支持部材22と、外筒17における軸方向中央部の外周部に形成された筒状部17Aに回転自在に嵌合させた、後方支持手段11を構成する環状部材23とを備えている。
軸部材21と支持部材22は一体に連結されており、支持部材22は外筒17に対して回転体4の回転方向には相対回転できずに昇降可能に取り付けられている。この支持部材22の円周方向等間隔位置に複数のグリッパ機構6が配置されるとともに、この支持部材22に駆動手段7が設けられている。
上記軸部材21における下部には拡径部21Aおよびフランジ部21Bが連設されており、この軸部材21の拡径部21Aに、内筒18の下端部に形成された拡径部18Aが上方から載置され、かつ回転自在に嵌合されている。内筒18の拡径部18Aは、外周面にギヤ18Bを形成したウォームホイールとして構成してあり、このギヤ18Bは、上記フランジ部21B上に配置されたモータ24のウォーム25に噛合させている。このモータ24は、各アーム5a、5bの間隔を調整する第1調整手段8の駆動源として構成されており、このモータ24が停止している状態では軸部材21と内筒18は一体となって回転されるようになっている。
上記軸部材21の下方側となる固定フレーム15の基部15Bに、従来公知のジャッキからなる昇降手段13が昇降軸13Aを鉛直上方に向けて配置されている。そして、この昇降手段13における昇降軸13Aの上端に、円板状をした昇降板26を嵌着してあり、スラストベアリング27を介して上記軸部材21のフランジ部21B を該昇降板26上に回転自在に載置させている。これにより、昇降板26上に上記軸部材21、内筒18、支持部材22およびそれに設けた各グリッパ機構6と駆動手段7が支持された状態となっており、所要時に昇降手段13を作動させて昇降軸13Aを昇降させることにより、上記軸部材21と内筒18および支持部材22を介して各グリッパ機構6を外筒17および搬送テーブル3に対して一斉に昇降させることができるようになっている。そのようにして、把持位置、すなわち、容器2の首部2Bの高さに応じて各グリッパ6の高さ位置を調整できるようになっている。
支持部材22は、上下が塞がれた内部が空洞の円筒体に構成され、円形の上面部22A、ドーナツ形の下面部22B、これら上面部22Aと下面部22Bをつなぐ本体円筒部22C、下面部22Bの中央円孔から下方に設けられた下部円筒部22Dを備えている。上面部22Aの下面中央に軸部材21の上端が連結され、下部円筒部22Dが外筒17の外周に、キー22Eを介して昇降自在かつ一体回転可能に嵌合されている。
後方支持手段11は、支持部材22の周囲でその円周方向等間隔位置に各後方支持部材11Aを水平な状態で放射方向に向けて支持する支持アーム23Aが立設され、また、外周面にギヤ23Bが形成されてウォームホイールとして構成された環状部材23を備えており、このギヤ23Bは、外筒17の外周部に固定されたモータ28のウォーム31に噛合している。このような環状部材23、モータ28によって後方支持部材11Aの回転体4に対する回転方向の位置を調整する第2調整手段12が構成されており、モータ28が停止されている状態では環状部材23と外筒17は一体となって回転できるようになっている。
なお、軸部材21の拡径部21A内にはロータリコネクタ32が配置されており、図示しない電源に接続されたケーブル32Aにより給電され、このロータリコネクタ32から図示しないケーブルを介して、上記軸部材21に固定された上記モータ24、および軸部材21と一体で回転する支持部材22を経由して外筒17に固定されたモータ28に電力を供給できるようになっている。
つぎに、グリッパ機構6とそれを開閉させる駆動手段7について説明する。図1から図3に示すように、上記支持部材22の水平な上面部22Aに、各グリッパ機構6毎に一対の回動軸34a、34bをベアリング33a、33bを介して回動自在に軸支してあり、これら回動軸34a、34bの上端に各アーム5a、5bの基部5aA、5bAを水平に連結している。なお、本実施例では、図3、図4、図5において矢印で示す方向に回転体4は回転され、搬送方向前方側を回動軸34aとしてあり、後方側を回動軸34bとし、この回動軸34bを請求項における第1の回動軸としている。
両アーム5a、5bの先端部5aB、5bBはV字形に形成されて相互に谷部を対向させてあり、この両先端部5aB、5bBで容器2の首部2Bを搬送方向の前後両側から把持するようになっている。また両アーム5a、5bの基部5aA、5bAの対向する側面には、セクタギヤ5aC、5bCが形成されており、それらは相互に噛合されている。
そして、各アーム5a、5bにおける駆動側となる一方の回動軸34b(第1の回動軸)が回転体4の回転に伴って駆動手段7に連動して回動されると、各アーム5a、5bは回動軸34a、34bを回転中心として同期して相互に逆方向に回転されるようになっており、それによって先端部5aB、5bBが開閉されるようになっている。
本実施例の駆動手段7は、支持部材22の内部に収納した複数のギヤ他からなる連動機構36と、この連動機構36に連動させたカム機構35からなる作動手段とを備えており、カム機構35のカムレバー37の揺動作動を連動機構36を介してグリッパ機構6の一方の第1の回動軸34bに伝達することで、両アーム5a、5bを開閉させるようになっている。また、本実施例においては、連動機構36を第1調整手段8と連動するよう構成してあり、所要時に第1調整手段8により各グリッパ機構6のアーム5a、5bの先端部5aB、5bBの間隔を調整できるようにしている。
図2および図3に示すように、支持部材22の上面部22Aを貫邇させて回動自在に支持された第1の回動軸34bの軸方向下方側の延長上には、支持部材22の下面部22Bを貫通して第2の回動軸51がベアリング52を介して回動自在に支持され、鉛直方向で第1の回動軸34bと第2の回動軸51の軸心が一致するように配置されており、これら第1の回動軸34と第2の回動軸51により揺動部材38が揺動可能に軸支されている。また、第1の回動軸34bには、上面部22Aと揺動部材38の間に第1ギヤ41が設けられ、第2の回動軸51には、下面部22Bと揺動部材38の間に第2ギヤ42が設けられている。
揺動部材38は平板状で扇形に形成され、その扇形の要の部分の上面側にはベアリング47Aが、下面側にはベアリング47Bがそれぞれ設けられている。ベアリング47Aには第1の回動軸34bの下端が嵌着され、ベアリング47Bには第2の回動軸51の上端が嵌着されることで、揺動蔀材38は揺動可能な状態で水平に支持されている。
揺動部材38の扇形の円弧部分は回転体4の回転中心に向けらており、円弧部分の外周面にセクタギヤ38Aが形成され、このセクタギヤ38Aは内筒18の上端に設けたリングギヤ58と噛合させている。ごれにより内筒18を回転作動させることで、揺動部材38を揺動させることができるようになっている。
揺動部材38には、第1の回動軸34bと第2の回動軸51による軸支位置と円弧部分の間に、貫通軸46を貫通させてベアリング49を介して回転自在に支持している。また、貫通軸46は、上方の先端が第1の回動軸34bにベアリング61Aを介して取り付けられたブラケット61にベアリング61Bを介して回転自在に支持されるとともに、下方の先端が第2の回動軸51にベアリング62Aを介して取り付けられたブラケット62に、ベアリング62Bを介して回転自在に支持されている。
貫通軸46の一端側となる揺動部材38の上側には第3ギヤ43が設けられて、第1の回動軸34bの第1ギヤ41と噛合させている。.また、貫通軸46の他端側となる揺動部材38の下側には第4ギヤ44が設けられており、この第4ギヤ44は揺動部材38の下側に回転自在に取り付けられた第5ギヤ45と噛合され、さらに、この第5ギヤ45と第2の回動軸51の第2ギヤ45が噛合されている。このように、第2ギヤ42と第4ギヤ44とをを直接噛合させず第5ギヤ45を介して連動させることで、第2ギヤ42と第4ギヤ44が同方向に回転するように構成されている。
本実施例では、これら第1の回動軸34b、第2の回動軸51および揺動部材38、貫通軸46、並びに第1〜第5ギヤ41〜45により連動機構36が構成されている。
支持部材22の下部円筒部22Dを囲繞して環状カム部材54を配置してあり、この環状カム部材54は、固定フレーム15に立設した支柱15Cに回り止め55と連結させて、下部円筒部22Dにベアリング56を介して支持されており、それにより、環状カム部材54の位置は固定しながら、支持部材22を回転できるようになっている。
一方、第2の回動軸51の支持部材22の下面部22Bを貫通した下端には、先端にカムフォロワ53を設けたカムレバー37が設けられている。カムレバー37は、搬送方向後方側に向けられて、下部円筒部22Dの外周面に取り付けた引張りばね57により、回転体4の回転中心側に引き付けられており、これにより、カムフォロワ53は環状カム部材54のカム面(外周面)に常時付勢して当接されている。本実施例においては、カムレバー37、カムフォロワ53および環状カム部材54によって、第2の回動軸51を回動させる作動手段としてのカム機構35が構成されている。
本実施例の駆動手段7は以上のように構成され、カム機構35によりカムレバー37が揺動されると第2の回動軸51が回動され、その回動は第2ギヤ42、第5ギヤ45、第4ギヤ44を介して貫通軸46に伝達される。この際、貫通軸46は第2の回動軸51と同方向に回動される。また、揺動部材38は、円弧部分に形成したセクタギヤ38Aが回転を停止した状態のリングギヤ58に噛合して揺動を阻止されている。
貫通軸46の回動は第3ギヤ43、第1ギヤ41を介して第1の回動軸34bに伝達され、第1の回動軸34bは貫通軸46、第2の回動軸51とは逆方向に回動される。第1の回動軸34bが回動されることで一方のアーム5bが回動され、セクタギヤ5aC、5bCを介して他方のアーム5aが逆方向へ回動されて開閉作動される。本実施例においては.、図3に示すように、カムレバー37が搬送方向(回転体4に伴うグリッパ機構6の進行方向)に対して後方側に向けて設けられており、このカムレバー37を実線から点線の状態へ回転体4の回転中心から離れる方向に揺動させた場合には、第1の回動軸34bが第2の回動軸51とは逆方向に回動されることで、アーム5a、5bは各々の先端部5aB、5bBを離隔させる開放する方向へ揺動されるようになっている。逆に、カムレバー37を点線から実線の状態に回転体4の回転中心方向に近づけるように揺動させると、アーム5a、5bは各々の先端部5aB、5bBを接近させる閉鎖する方向へ揺動されるようになっている。
本実施例の環状カム部材54のカム面は、回転体4の回転に伴うグリッパ機構6の移動域において、各グリッパ機構6のアーム5a、5bを次のように開閉作動させるように設定されている。つまり、図示しない第2受け渡し位置Bから第1受け渡し位置Aまでの移動領域では、カムレバー37が回転中心から離れるように、カム面を回転体4による周回円における半径方向外側に突出させており、グリッパ機構6のアーム5a、5bが開放され、その開放状態が維持されるようになっている。そして、第1受け渡し位置Aにおいては、各グリッパ機構6のアーム5a、5bが開放状態から閉鎖されるように、カム面は突出させた状態から半径方向内側に後退させるようになっている。それにより、カムレバー37は回転中心方向に近づけられ各グリッパ機構6のアーム5a、5bによって第1受け渡し位置Aにおいて、例えばコンベヤ上の容器2の首部2Bを把持できるようになっている。
そして、第1受け渡し位置Aから第2受け渡し位置に至る回転体4の移動領域においては、カム面を半径方向内側に後退した状態に維持し、グリッパ機構6のアーム5a、5bが閉鎖状態を維持し、容器2を把持して搬送するようになっている。
さらに、第2受け渡し位置Bにおいては、各グリッパ機構6のアーム5a、5bが閉鎖状態から開放されるように、カム面は再び半径方向外側に突出されるようになっている。それにより、各グリッパ機構6のアーム5a、5bによる容器2の把持状態が解放されて、第2受け渡し位置Bにおいて、例えば、回転式の搬送装置上に容器2が受け渡されるようになっている。
以上のようにして、上記環状カム部材54のカム面は、回転体の4の回転に伴って各グリッパ機構6が移動する間に、アーム5a、5bを開閉作動させるように設定されている。なお、カム機構35によるアーム5a、5bの開閉量は、兼用範囲の容器2の受け渡し動作が可能となるように設定されている。
つぎに、各グリッパ機構6のアーム5a、5bの間隔を調整する第1調整手段8について説明する。
前述したように、本実施例の揺動部材38は、軸心を一致させている第1の回動軸34bと第2の回動軸51に軸支されて、水平方向正逆方向に揺動できるようになっている。揺動部材38における円弧部分の外周面にはセクタギヤ38Aが形成されており、そのセクタギヤ38Aは、上記内筒18の上端部に連結したリングギヤ58に噛合させている。また、前述したように、内筒18はモータ24に連動して軸部材21に対して正逆に回転できるようになっている(図1参照)。物品搬送装置1によって搬送する容器2の径の大きさが変更された際には、その変更された容器2の首部2Bの径の大きさに応じて、回転体4の回転を停止してカム機構35によるグリッパ機構6の開閉作動を停止した状態で、モータ24を所要量だけ回転させて、内筒18を軸部材21に対して所要角度だけ正逆いずれかに回転させる。それに伴って、リングギヤ58を介して揺動部材38が第1の回動軸34bおよび第2の回動軸51を回転中心として揺動される。すなわち、図4に示すように.揺動部材38が実線で示した位置から点線で示した位置へ揺動されると、揺動部材38に支持されている貫通軸46、第5ギヤ45も各実線で示した位置から点線で示した位置へ、第1の回動軸34bおよび第2の回動軸51を中心にその周囲を回転方向へ移動(公転)される。これに伴って、第5ギヤ45は第2ギヤ42の周囲を転動して自転し、第4ギヤ44を介して貫通軸46が第5ギヤ45とは逆万向へ回転(自転)される。貫通軸46の回転は、第3ギヤ43および第1ギヤ41を介して第1の回動軸34bへ伝達される。この際、第1の回動輔34bは貫通軸46とは逆方向へ、つまり、第5ギヤ45と同方向へ回転されて一方のアーム5bが回動され、セクタギヤ5aC、5bCを介して他方のアーム5aが逆方向へ回動される。図4に示すように、各アーム5a、5bを各々接近させるように間隔を変更する場合は、駆動側となる第1の回動軸34bに取り付けられた一方のアーム5bの先端部5bBを、両先端部5aB、5bB間のセンターに近づけるようにすることになり、その場合には、第1の回動軸34bに取り付けたアーム5bの回動方向と同方向へ、揺動部材38を第1の回動軸34bおよぴ第2の回動軸51を中心に揺動させるようにし、両先端部5aB、5bBの必要な接近量に応じてリングギヤ58を、揺動部材38の揺動方向とは逆方向へ回転させる。
それにより、両アーム5a、5bの閉鎖時の間隔を変更後の容器2の首部2Bの径の大きさに対応するように調整できるようになっており、全グリッパ機構6のアーム5a、5bの間隔を一斉に変更できるようになっている。本実施例においては、揺動部材38の揺動角度に対して各アーム5a、5bは2倍の角度が揺動されるようになっている。
上述した説明から理解できるように、本実施例の第1調整手段8は、揺動部材38を揺動させるリングギヤ58にて構成されている。
後方支持手段11は、上記第2調整手段12によって回転体4による回転方向の位置を容器2の大きさに応じて一斉に調整できるようになっている。つまり、図5に示すように、処理すべき容器2の大きさ(胴部2Aの径)が、例えば、実線で示す大きさから点線で示す大きさへ変更された場合には、その変更後の容器2の胴部2Aの直径に適合するように、モータ28を所要量だけ正逆に回転させ環状部材23を回転させて、各後方支持部材11Aを実線で示す位置から点線で示す位置一斉に変更させるようになっている。
後方支持部材11Aの先端部には回転自在にローラ63を取り付けてあり、このローラ63によって容器2の胴部2Aの後方中央下部を支持するようになっており、容器2の搬出入時に、このローラ63が回転して容器2の移動を案内するようになっている。このように、後方支持部材11Aのローラ63により容器2の胴部2Aの底部近くを搬送方向後方から支持するようにしているので、首部2Bを把持されて搬送テーブル3上を摺動される容器2が前傾して引きずられることを防止するとともに、第1受け渡し位置Aおよび第2受け渡し位置Bにおける容器2の受け渡しの際に、容器2を案内し円滑な受け渡しができるようになっている。また、この様な後方支持部材11Aを備えることで、胴部2Aを案内する外周ガイド等を省略することができる。
以上のように構成した本実施例の物品搬送装置1において、搬送対象となる容器2の大きさが変更された場合には、次のような処理が行われる。すなわち、回転体4が停止状態において、変更後の容器2に適合するように、第1調整手段8のモータ24を正逆に所要量だけ回転させる。それにより、各グリッパ機構6が備える一対のアーム5a、5bの間隔が容器2の大きさ(首部2Bの径)に応じて変更される。この場合、一対のアーム5a、5bが開放状態にあるか閉鎖状態にあるかにかかわらず一斉に変更される。また昇降手段13の昇降軸13Aを昇降させて、支持部材22を昇降させることで、これに設けた各グリッパ機構6のアーム5a、5bの高さを、変更後の容器2の首部2Bの高さに適応するように調整する。
さらに、第2調整手段12のモータ28を所要量だけ正逆に回転させて、後方支持部材11Aの位置を、変更後の容器2の胴部2Aの径に適応するように回転体4の回転方向に沿って所定量だけ移動させる。
以上のようにして、変更後の容器2の大きさに適応するように、各グリッパ機構6のアーム5a、5bの間隔と高さが一斉に調整されるとともに、各後方支持部材11Aの位置が一斉に調整される。
上述した本実施例の物品搬送装置1によれば、グリッパ機構6の各アーム5a、5bの間隔(閉鎖状態での両アーム5a、5bの間隔)を変更させて異なる大きさの物品に対応するよう構成しており、その場合、各アーム5a、5bの開閉作動時の揺動量(開閉量)は、変更の前後で変化しないため、物品の大きさにかかわらず適正な把持力で物品を把持することができ、物品搬送作動時における各アーム5a、5bの開閉量を、一定とするとともに、最小限に抑えることでスプリング(引張りばね57)の耐久性を向上させ、ひいては幅広いサイズの物品に兼用可能な物品搬送装置1を提供することができる。
なお、上記実施例においては、物品搬送装置1によって搬送する物品として容器2を想定しているが、容器2以外の物品であっても本実施例の物品搬送装置1によって搬送することが可能である。また、上記実施例においては、容器2の後方を支持する後方支持手段11を設けているが、これを省略しても良く、また、搬送テーブル3を省略して、把持した容器2を吊り下げた状態で搬送するように構成しても良い。また、第1の回動軸34bに第2ギヤ42を設け、第2の回動軸51に第1ギヤ41を設けて、さらに、これに対応させて揺動部材38に第3ギヤ43、第4ギヤ44、第5ギヤ45を備えた場合でも、同様に作動する連動機構36を構成することは可能である。また、上記実施例では作動手段は、第2の回動軸51にカムレバー37を直接取り付けて構成しているが、ギヤ等を介して間接的に連動させるようにしても良く、カム機構35としても溝カム等、他の構造を採用することも可能で、さらには、カム機構に限らず、サーボモータ等アクチュエータを利用して構成するようにしても良い。
本発明の一実施例を示す縦断面図。 図1の要部の拡大図。 グリッパ機構6の開閉作動を説明する平面図。 グリッパ機構6の調整作動を説明する平面図。 図2に示したグリッパ機構6と後方支持部材11の配置状態を示す平面図。
符号の説明
1‥物品搬送装置 2‥容器(物品)
4‥回転体 5a、5b‥アーム
8‥第1調整手段(調整手段) 34b‥第1の回動軸
35‥カム機構(作動手段) 38‥揺動部材
41‥第1ギヤ 42‥第2ギヤ
43‥第3ギヤ 44‥第4ギヤ
45‥第5ギヤ 51‥第2の回動軸

Claims (2)

  1. 回転自在な回転体と、この回転体に回動自在に軸支されるとともに相互に逆方向に回動される一対の回動軸と、各回動軸に設けられてその回動動作により開閉作動される一対のアームとを備え、閉鎖させた一対のアームによって物品を把持して回転体の回転方向に搬送するようにした物品搬送装置において、
    上記いずれか一方の回動軸を第1の回動軸とし、該第1の回動軸の軸方向の延長上に配置されるとともに、上記回転体に回動自在に軸支された第2の回動軸と、上記第1の回動軸と第2の回動軸により揺動可能に支持される揺動部材と、上記第1の回動軸と第2の回動軸のいずれか一方に設けた第1ギヤと、上記第1の回動軸と第2の回動軸のいずれか他方に設けた第2ギヤと、上記第1ギヤと噛合する第3ギヤと、一端側に上記第3ギヤが設けられるとともに上記揺動部材を貫通して回転自在に軸支される貫通軸と、該貫通軸の他端側に設けられた第4ギヤと、上記揺動部材に回転自在に軸支されるとともに上記第2ギヤと上記第4ギヤとに噛合される第5ギヤと、上記第2の回動軸を回動させる作動手段と、上記揺動部材を揺動させる調整手段とを備え、
    上記作動手段により第2の回動軸を回動させて、該回動を上記貫通軸を介して上記第1の回動軸に伝達して、上記一対のアームを開閉作動させるとともに、該作動手段による開閉作動を停止した状態で、上記調整手段により上記揺動部材を揺動させることで上記貫通軸を回転させ、該回転を上記第1の回動軸に伝達することで、上記一対のアームの間隔を調整可能としたことを特徴とする物品搬送装置。
  2. 上記搬送される各物品の搬送方向後方下部を支持する後方支持手段を、上記回転体と一体に回転可能、かつ、上記回転体に対して回転方向に調整可能に設けて、上記アームにより物品の上部を把持するとともに、上記後方支持手段によって搬送方向後方下部を支持しながら物品を搬送することを特徴とする請求項1に記載の物品搬送装置。
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