JP2019071154A - ディスク装置 - Google Patents

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陽一 山本
高橋 宏
Hiroshi Takahashi
高橋  宏
卓人 山崎
Takahito Yamazaki
卓人 山崎
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Abstract

【課題】ドライブユニットのメンテナンス性を向上させたディスク装置を提供する。【解決手段】ディスク装置は、ディスクに対して情報の記録又は再生を行うドライブユニット34と、ドライブユニット34を支持する筐体と、を備える。ドライブユニット34は、筐体に対して着脱可能に構成され、ドライブユニット34を筐体にロックするロック位置と、ドライブユニット34と筐体とのロックを解除する解除位置とに変位可能なハンドル49と、ロック位置と解除位置との間のハンドル49の変位に応じて、ドライブユニット34と筐体とをロックおよびロックの解除を行うロックレバー35Bを含むロック機構と、を備える。【選択図】図12A

Description

本開示は、複数のディスクトレイから選択された1つのディスクトレイをドライブユニットの近傍に搬送し、当該ディスクトレイに収納された複数枚のディスクの中から1枚のディスクをドライブユニットに供給するディスク装置に関する。
従来、この種のディスク装置として、例えば、特許文献1(特開2014−13639号公報)に記載された装置が知られている。図18は、従来のディスク装置の構成を模式的に示す斜視図である。
従来のディスク装置は、2つのマガジンストッカー101,101を備えている。2つのマガジンストッカー101,101は、底シャーシ111上において互いに対向するように設けられている。なお、図18では、一方(手前側)のマガジンストッカー101の図示を省略している。
各マガジンストッカー101には、複数のマガジン102が収納されている。各マガジン102は、複数枚のディスク(CDやDVDなどのディスク状の情報記憶媒体)を収納するディスクトレイ121を有している。2つのマガジンストッカー101,101の間には、トレイキャリア103が設けられている。
トレイキャリア103は、複数のマガジン102の中から選択された1つのマガジン102からディスクトレイ121を引き出し、当該ディスクトレイ121を、装置後方に配置された複数のドライブユニット104の近傍に搬送するように構成されている。
ドライブユニット104は、ディスクに対して情報の記録又は再生を行う装置である。複数のドライブユニット104は、上下方向に積層され、装置後方において各マガジンストッカー101,101に隣接して配置されている。一方のマガジンストッカー101に隣接して積層配置された複数のドライブユニット104と、他方のマガジンストッカー101に隣接して積層配置された複数のドライブユニット104との間には、ディスクセレクタ105が設けられている。
ディスクセレクタ105は、ディスクトレイ121に収納された複数枚のディスクを複数のドライブユニット104に1枚ずつ供給するように構成されている。以下、トレイキャリア103及びディスクセレクタ105の両方の機能を備える装置を「チェンジャーユニット」という。
特開2014−13639号公報
しかしながら、従来のディスク装置において、ドライブユニットは、ディスク装置内に固定されているので、ドライブユニットが故障した場合、ドライブユニットの交換等のメンテナンスが煩雑であった。
本開示は、ドライブユニットのメンテナンス性を向上させたディスク装置を提供する。
本開示におけるディスク装置は、複数枚のディスクをそれぞれ収納する複数のディスクトレイと、ディスクに対して情報の記録又は再生を行うドライブユニットと、前記複数のディスクトレイの中から選択された1つのディスクトレイを前記ドライブユニットの近傍に搬送するトレイキャリアと、前記ドライブユニットの近傍に配置され、前記ディスクトレイに収納された前記複数枚のディスクの中から1枚のディスクを前記ドライブユニットに供給するディスクセレクタと、前記トレイキャリア、および、前記ディスクセレクタを支持するシャーシと、前記シャーシと、前記ディスクトレイ、および、前記ドライブユニットを支持する筐体と、
を備えるディスク装置であって、
前記ドライブユニットは、前記筐体に対して着脱可能に構成され、
前記ドライブユニットは、
前記ドライブユニットを前記筐体にロックするロック位置と、前記ドライブユニットと前記筐体とのロックを解除する解除位置とに変位可能なハンドルと、
前記ロック位置と前記解除位置との間の前記ハンドルの変位に応じて、前記ドライブユニットと前記筐体とをロックおよびロックの解除を行うロック機構と、を備える。
本開示のディスク装置によれば、ディスクドライブのメンテナンス性を向上することができる。
実施形態に係るディスク装置を複数格納する格納庫の斜視図である。 図1の格納庫から1つのドロワーを引き出した状態を示す斜視図である。 図2のドロワーがケースに収納された状態を示す斜視図である。 図2のドロワーがケースから引き出された状態を示す斜視図である。 実施形態に係るディスク装置の斜視図である。 図2のドロワーがケースから引き出された状態を示す斜視図であって、ドロワーに収納された1つのディスク装置を分解して示す図である。 図5のディスク装置が備えるチェンジャーユニットの構成及びディスク搬送動作を示す斜視図である。 図7Aに続くディスク搬送動作を示す斜視図である。 図7Bに続くディスク搬送動作を示す斜視図である。 図7Cに続くディスク搬送動作を示す斜視図である。 図7Dに続くディスク搬送動作を示す斜視図である。 図7Eに続くディスク搬送動作を示す斜視図である。 図7Fに続くディスク搬送動作を示す斜視図である。 図7Gに続くディスク搬送動作を示す斜視図である。 ドライブユニット34の斜視図である。 実施形態1におけるカム機構が有するハンドルホルダおよびカム板の斜視図である。 ドライブユニットが筐体から取り外された状態の筐体の部分斜視図である。 ドライブユニットが筐体に装着された状態の筐体の部分斜視図である。 ハンドルが解除位置にあるときの図11の矢視XIIAからのドライブユニットを模式的に示す側面図である。 ハンドルが解除位置にあるときの図11の矢視XIIBからのハンドルホルダおよびカム板の側面図である。 ハンドルがロック位置にあるときの図11の矢視XIIAからのドライブユニットを模式的に示す側面図である。 ハンドルがロック位置にあるときの図11の矢視XIIBからのハンドルホルダおよびカム板の側面図である。 実施形態2におけるリンク機構の側面図である。 ハンドルが解除位置にあるときのリンク機構の側面図である。 ハンドルが解除位置とロック位置との間にあるときのリンク機構の側面図である。 ハンドルがロック位置にあるときのリンク機構の側面図である。 従来のディスク装置の構成を模式的に示す斜視図である。
本開示の第1態様によれば、複数枚のディスクをそれぞれ収納する複数のディスクトレイと、ディスクに対して情報の記録又は再生を行うドライブユニットと、前記複数のディスクトレイの中から選択された1つのディスクトレイを前記ドライブユニットの近傍に搬送するトレイキャリアと、前記ドライブユニットの近傍に配置され、前記ディスクトレイに収納された前記複数枚のディスクの中から1枚のディスクを前記ドライブユニットに供給するディスクセレクタと、前記トレイキャリア、および、前記ディスクセレクタを支持するシャーシと、前記シャーシと、前記ディスクトレイ、および、前記ドライブユニットを支持する筐体と、を備えるディスク装置であって、前記ドライブユニットは、前記筐体に対して着脱可能に構成され、前記ドライブユニットは、前記ドライブユニットを前記筐体にロックするロック位置と、前記ドライブユニットと前記筐体とのロックを解除する解除位置とに変位可能なハンドルと、前記ロック位置と前記解除位置との間の前記ハンドルの変位に応じて、前記ドライブユニットと前記筐体とをロックおよびロックの解除を行うロック機構と、を備える、ディスク装置を提供する。
本開示の第2態様によれば、前記ドライブユニットは、前記情報を外部と送信または受信するために、前記筐体に支持された筐体側コネクタと接続されるドライブ側コネクタを備え、前記筐体側コネクタと前記ドライブ側コネクタとの着脱方向と、前記筐体に対する前記ドライブユニットの着脱方向とが同じであり、前記ロック位置において、前記筐体側コネクタと前記ドライブ側コネクタが接続され、前記解除位置において、前記筐体側コネクタと前記ドライブ側コネクタとが分離される、第1態様に記載のディスク装置を提供する。
本開示の第3態様によれば、前記筐体は、内側壁から内方に向けて延びるバーを備え、前記ロック機構は、前記ハンドルが前記ロック位置にあるときに前記バーをロックし、前記ハンドルが前記解除位置にあるときに前記バーとのロックを解除する、第1態様または第2態様に記載のディスク装置を提供する。
本開示の第4態様によれば、前記ロック機構は、前記ハンドルの動きと連動するカム機構を備える、第3態様に記載のディスク装置を提供する。
本開示の第5態様によれば、前記カム機構は、前記ハンドルと接続され、周縁部から内方に延びる溝を有するカム板を有し、前記ハンドルが前記解除位置にあるときに、前記バーが前記カム板と当接することで、前記ドライブユニットが前記筐体内へ挿入されるのを停止し、前記ロック位置への前記ハンドルの移動に連動して、前記カム板の前記溝は前記バーを前記溝の内方に引き込んで係止する、第4態様に記載のディスク装置を提供する。
本開示の第6態様によれば、前記カム機構は、前記カム板を回転可能に支持するハンドルホルダを備え、前記ハンドルホルダは前記カム板に向けて突出するホルダピンを備え、前記カム板は、前記ホルダピンが挿入される円弧形状の溝と、前記カム板から内側方に向けて突出するカム板ピンと、前記ホルダピンと前記カム板ピンとに取り付けられたバネとを有し、前記バネは前記ホルダピンと前記カム板ピンとが反発する方向に付勢している、第5態様に記載のディスク装置を提供する。
本開示の第7態様によれば、前記ロック機構は、前記ハンドルの動きと連動するリンク機構を備える、第3態様に記載のディスク装置を提供する。
本開示の第8態様によれば、前記リンク機構は、前記ハンドルと接続され、予め定められた角度回転可能な第1アームと、前記第1アームの動きと連動して予め定められた角度回転可能な第2アームと、前記第2アームの動きと連動して予め定められた角度回転可能な第3アームとを備え、前記ハンドルが前記解除位置にあるときに、前記バーが前記第2アームの一部と当接することで、前記ドライブユニットが前記筐体内へ挿入されるのを停止し、前記ロック位置への前記ハンドルの移動に連動して、前記第2アームの一部が前記バーをロックする、第7態様に記載のディスク装置を提供する。
本開示の第9態様によれば、前記リンク機構は、前記第2アームの動きと連動して予め定められた角度回転可能な第3アームを備え、前記ロック位置への前記ハンドルの移動に連動して、前記第3アームの一部が前記バーをロックする、第8態様に記載のディスク装置を提供する。
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するものであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、実施形態に係るディスク装置を複数格納する格納庫の斜視図である。
格納庫1は、例えば、19インチラックである。格納庫1は、直方体の箱状の部材であり、前面に開口部1Aを有している。格納庫1において、奥行き方向Xの長さは、例えば1,000mmであり、横方向Yの長さは例えば600mmであり、上下方向Zの長さは例えば2,000mmである。格納庫1は、図1に示すように、複数のドロワー2を備えている。実施形態においては、4つのドロワー2が上下方向Zに配列されている。各ドロワー2は、格納庫1の開口部1Aを通じて出し入れ可能に構成されている。各ドロワー2は、他のドロワー2とは独立に動作可能に構成され、格納庫1の電源が投入されている場合であっても、ドロワー2は他のドロワー2の動作を妨げることなく、引き出すことができる。ただし、同一ラック内では必ず1つのドロワー2しか引き出せないように電気的に制御するようにしている。これにより、複数のドロワー2を引き出すことにより重心が前方に移動して、格納庫1が転倒することを回避することができる。
図2は、図1の格納庫1から1つのドロワー2を引き出した状態を示す斜視図である。
図2に示すように、ドロワー2には、実施形態に係る複数のディスク装置(チェンジャーモジュールともいう)3が収納されている。実施形態においては、1つのドロワー2に4つのディスク装置3が奥行き方向Xに収納されている。ドロワー2の前壁には、把手部2Aが設けられている。把手部2Aを奥行き方向Xに押す又は引くことにより、格納庫1に対してドロワー2を容易に出し入れすることができる。
図3は、ドロワー2がケース4に収納された状態を示す斜視図である。図4は、ドロワー2がケース4から引き出された状態を示す斜視図である。
ドロワー2は、格納庫1内に位置するとき、図3に示すようにケース4内に収納される。これにより、ドロワー2内に収納される各ディスク装置3内に埃等が侵入することが抑えられている。ケース4は、直方体の箱状の部材であり、前面に開口部4A(図4参照)を有している。ケース4は、格納庫1内に着脱自在に固定されている。実施形態においては、4つのケース4が上下方向Zに積み重ねられている。
また、ドロワー2は、格納庫1内から引き出されたとき、図4に示すようにケース4の開口部4Aを通じてケース4から引き出される。ケース4には、ドロワー2の奥行き方向Xの移動をガイドするように一対のレール5が設けられている。
また、ドロワー2の前壁には、各ディスク装置3を冷却する冷却風を送風するファンユニット6が着脱自在に取り付けられている。
図5は、ディスク装置3の斜視図である。図6は、ドロワー2がケース4から引き出された状態を示す斜視図であって、ドロワー2に収納された1つのディスク装置3を分解して示す図である。
ディスク装置3は、横方向Yに互いに対向するように2つのトレイスタック31A,31Bを備えている。
トレイスタック31A,31Bには、複数のディスクトレイ32が収納されている。トレイスタック31A,31Bは、複数のディスクトレイ32を上下方向Zに保持するように構成されている。実施形態において、ドロワー2の前方から見て右側に配置されるトレイスタック31Aは、16個のディスクトレイ32を上下方向Zに保持するように構成されている。ドロワー2の前方から見て左側に配置されるトレイスタック31Bは、18個のディスクトレイ32を上下方向Zに保持するように構成されている。
ディスクトレイ32は、複数枚のディスクを収納可能に構成されている。実施形態において、ディスクトレイ32は、12枚のディスクを積層状態で収納可能に構成されている。ディスクは、例えば、直径12cmの両面に記録層を有する光ディスクである。
トレイスタック31A,31Bの間には、ディスクトレイ32及びディスクを搬送するチェンジャーユニット33が設けられている。
ドライブユニット34は、ディスクに対して情報の記録又は再生を行う装置である。実施形態において、ドライブユニット34は、トレイを用いてディスクをローディングするトレイ方式のディスクドライブである。ドライブユニット34は、筐体35に取り付けられている。
トレイスタック31A,31B及びチェンジャーユニット33は、筐体35内に格納されている。トレイスタック31A,31Bは、図4に示すようにドロワー2がケース4から引き出された状態で、横方向Yに押す又は引くことにより、着脱自在に構成されている。なお、トレイスタック31A,31Bは、筐体35に対して着脱しやすいように、複数(例えば上下2段)に分割されてもよい。チェンジャーユニット33は、図4に示すようにドロワー2がケース4から引き出された状態で、上下方向Zに押す又は引くことにより、筐体35に対して着脱自在に構成されている。
また、ドロワー2の前壁には、各ディスク装置3のディスク搬送動作を含む各種動作及びファンユニット6の送風動作を制御する制御ユニット7が着脱自在に取り付けられている。制御ユニット7は、例えば、データを管理するホストコンピュータに有線又は無線により接続されている。ホストコンピュータは、オペレータの指示に基づき、指定のディスクへのデータの書き込み又は読み出し等の動作を行うように制御ユニット7に指令を送る。制御ユニット7は、当該指令に従い、ファンユニット6、チェンジャーユニット33、ドライブユニット34などの各装置の動作を制御する。
また、チェンジャーユニット33には、トレイスタック31Bの上方において、コネクティングユニット9が取り付けられている。図5に示すように、チェンジャーユニット33のシャーシ38の上面には、断面U字状のハンドル部39が設けられている。図5において、チェンジャーユニット33は、ハンドル部39が凹部38Bから持ち上げられ、筐体35に対して上下方向Zに相対移動されることにより着脱自在に構成されている。筐体35には、チェンジャーユニット33の上下方向Zの移動をガイドするようにガイド部(図示せず)が設けられている。ユーザがハンドル部39を離すと、シャーシ38の上面に設けられたU字状の凹部38B内に収納される。
図7A〜図7Hは、チェンジャーユニット33の構成及びディスク搬送動作を示す斜視図である。
チェンジャーユニット33は、図7Aに示すように、トレイキャリア36と、ディスクセレクタ37とを備えている。トレイキャリア36とディスクセレクタ37とは、図6に示すシャーシ38に取り付けられている。図7A〜図7Hにおいては、チェンジャーユニット33の内部構成を見やすくするため、図6に示すシャーシ38の前壁38Aを取り外した状態を示している。
トレイキャリア36は、図7B〜図7Dに示すように、複数のディスクトレイ32の中から選択された1つのディスクトレイ32をドライブユニット34の近傍に搬送するように構成されている。また、トレイキャリア36は、ドライブユニット34の近傍に搬送したディスクトレイ32を元の位置(トレイスタック31A又はトレイスタック31B)に収納するように構成されている。
実施形態において、トレイキャリア36は、上下方向Zに移動するように構成されている。また、トレイキャリア36は、所望のディスクトレイ32の位置に移動し、トレイスタック31A,31Bに対してディスクトレイ32を出し入れ可能に構成されている。
ディスクセレクタ37は、ドライブユニット34の近傍に配置され、ディスクトレイ32に収納された複数枚のディスクD1の中から1枚のディスクD1をドライブユニット34に供給するように構成されている。実施形態において、ディスクセレクタ37は、図7Eに示すように、ドライブユニット34の近傍において、ディスクトレイ32に収納された複数枚のディスクD1を保持するように構成されている。ディスクセレクタ37が複数枚のディスクD1を保持すると、トレイキャリア36が下降してディスクセレクタ37から離れる。その後、図7Fに示すように、ディスクセレクタ37の下方に位置するように、ドライブユニット34からトレイ34Aが排出される。
また、ディスクセレクタ37は、図7Gに示すように、前記保持した複数枚のディスクD1から1枚のディスクD1を分離してドライブユニット34のトレイ34Aに供給する。その後、図7Hに示すように、ドライブユニット34内にトレイ34Aが搬送されることで、ディスクD1に対してデータの記録又は再生が可能になる。
また、ディスクセレクタ37は、図7Fに示すように、ドライブユニット34から排出されたトレイ34A上のディスクD1を保持し、ディスクトレイ32上で保持を解除することで当該ディスクD1をディスクトレイ32内に戻すように構成されている。
次に、図8を参照してドライブユニット34についてさらに詳細に説明する。図8は、ドライブユニット34の斜視図である。なお、以下の説明において、a方向をドライブユニット34の幅方向とし、b方向をドライブユニット34の奥行き方向とし、c方向をドライブユニット34の高さ方向として説明する。a方向とX方向、b方向とY方向、c方向とZ方向とは同じ方向である。また、奥行き方向(b方向)において、筐体35からドライブユニット34を引き出す方向を前方向とし、筐体35にドライブユニット34を挿入する方向を後ろ方向として説明する。
ドライブユニット34は、トレイ34Aに載置されたディスクD1に対して情報の記録又は再生を行うドライブ本体41と、ドライブ本体41と電気的に接続されたコネクタ43と、ドライブユニット34を筐体35に着脱可能に固定するロック機構45と、ドライブユニット34を筐体35にロックするロック位置と、ドライブユニット34と筐体35とのロックを解除する解除位置とに変位可能なハンドル49と、を備える。ドライブユニット34は、さらに、ドライブ本体41に幅方向(a方向)および高さ方向(c方向)に移動可能に支持されたプリント配線基板(PCB)47を備える。プリント配線基板47の後ろ側中央部近傍にコネクタ43が配置されている。
ドライブ本体41は、コネクタ43を介して、例えば、制御ユニット7などの別の機器から受信した情報をディスクD1に記録する。また、ドライブ本体41は、ディスクD1に記録された情報を読み取り、読み取った情報を、コネクタ43を介して別の機器へ送信する。
コネクタ43は、ドライブユニット34の外部機器と情報の送受信を行うための接続部材である。コネクタ43は、筐体35に固定されたコネクタ35Aと着脱可能に接続される。筐体35のコネクタ35Aとドライブユニット34のコネクタ43との着脱方向は、筐体35に対するドライブユニット34の着脱方向と同じである。
プリント配線基板47は、ドライブ本体41とコネクタ43とを接続する配線を有する。プリント配線基板47は、ドライブ本体41の上部に、幅方向および高さ方向に変位可能にフローティング保持されている。例えば、プリント配線基板47は、後両側部にそれぞれ孔47Aを有する。ボルト48が、プリント配線基板47の上方から孔47Aに挿通されてドライブ本体41に取り付けられている。これにより、プリント配線基板47はボルト48に沿って高さ方向に変位可能である。また、孔47Aの直径は、ボルト48の軸部の直径よりもa方向について大きいが、b方向については規制している。したがって、プリント配線基板47は幅方向(a方向)に変位可能である。
また、プリント配線基板47は、前両側部に孔47Bを有する。孔47Bには、ドライブ本体41から延びる逆L字形状のフック41Aが下方から挿通されている。プリント配線基板47が高さ方向に変位すると、プリント配線基板47の上面がフック41Aの折れ曲がり部分の下部に当接することで、プリント配線基板47の高さ方向の変位量が制限される。また、ドライブ本体41の上面の両側部に別の逆L字形状のフック41Bが配置されている。
ハンドル49は、ドライブユニット34のロックとロック解除の操作をするのに用いられる。ハンドル49は、最も高い位置のロック位置と、最も低い位置の解除位置との間を回転可能である。ハンドル49は1本のバー形状を有するが、ハンドル49の形状はこれに限られず、2本に分割されたバー形状を有してもよいし、手の形状に合わせた曲線部を有するグリップ形状を有してもよい。
ロック機構45は、ハンドル49の動きと連動するカム機構51を備える。カム機構51は、ハンドル49と接続され、ハンドル49の回転移動をドライブ本体41の直線移動に変換するカム板53と、カム板53を回転可能に保持するハンドルホルダ55と、を備える。ロック機構45は、ドライブ本体41の前側両側部にそれぞれ備えられている。
カム板53は、ハンドルホルダ55とドライブ本体41との間に回転可能に配置されている。すなわち、カム板53は、ハンドルホルダ55よりもa方向において内方に配置されている。
図9はカム機構51が有するハンドルホルダ55およびカム板53の斜視図である。
ハンドルホルダ55は、金属製の板状部材であり、ドライブ本体41の前側両側部にそれぞれ配置されている。ハンドルホルダ55は、筐体35のa方向に延びるロックバー35Bを前後方向(b方向)に受け入れる溝55Aと、その内側面から内側方に向けて突出するピン55Bと、ハンドルホルダ55の前側部に、高さ方向に離れて形成された2つの突出部55Cを備える。
カム板53は、ハンドルホルダ55に支持された軸54を中心に予め定められた角度回転可能にハンドルホルダ55に支持されている。カム板53は、ハンドル49と接続されるアーム部53Aと、カム板53の周縁部から内方に延びる溝53Bと、カム板53の側面から突出したピン53Cと、軸54を中心とした円弧状の溝53Dと、ハンドルホルダ55の突出部55Cと嵌合する孔53Eと、を備える。
カム板53の溝53Dには、ハンドルホルダ55のピン55Bが挿通されている。カム機構51は、溝53Dに挿通されたピン55Bとカム板53のピン53Cとに取り付けられたコイルバネ59を備える。コイルバネ59はハンドルホルダ55のピン55Bとカム板53のピン53Cとが反発する方向に付勢されている。
次に、図10を参照して、ドライブユニット34が取り外された状態の筐体35について説明する。図10は、ドライブユニット34が筐体35から取り外された状態の筐体35の部分斜視図である。
図10に示すように、筐体35は、ドライブユニット34の収納空間であるドライブベイ61と、挿入されるドライブユニット34をドライブベイ61の予め定められた位置に案内する案内部材63、64と、ドライブユニット34のコネクタ43と接続されるコネクタ35Aと、ドライブユニット34のロック機構45によりロックされるロックバー35Bと、を備える。
案内部材63は、例えば、金属製の平板である。ドライブユニット34は、案内部材63により、筐体35内に挿入されると、奥に挿入されるにつれて徐々に予め定められた位置に位置決めされる。また、案内部材64(図12A参照)も、ドライブユニット34を予め定められた位置に案内する。これにより、ロックバー35Bが溝55A内に案内され、ドライブユニット34のコネクタ43と筐体35のコネクタ35Aとが位置合わせされる。
筐体35のコネクタ35Aは、ドライブユニット34のコネクタ43と接続される。これにより、ドライブユニット34と、例えば、制御ユニット9との間で、ディスクD1からの読み取り情報およびディスクD1への書き込み情報の送信および受信をすることができる。
ロックバー35Bは、筐体35のそれぞれの内側壁35Cからa方向に沿って内方に延びる。具体的には、ロックバー35Bの一端が内側壁35Cに接続され、他端が筐体35の内側壁35Cから延びるステー35Dと接続される。
図11は、ドライブユニット34が筐体35に装着された状態の筐体35の部分斜視図である。図11に示すように、ドライブユニット34は、ハンドル49が立った状態で、筐体35のドライブベイ61に収納されている。
次に図12A、図12B、図13A、および、図13Bを参照して、ロック機構45のロック動作およびロック解除動作について説明する。図12Aはハンドル49が解除位置にあるときの図11の矢視XIIAからのドライブユニット34を模式的に示す側面図である。図12Bは、ハンドルが解除位置にあるときの図11の矢視XIIBからのハンドルホルダおよびカム板の側面図である。図13Aは、ハンドル49がロック位置にあるときの図11の矢視XIIAからのドライブユニット34を模式的に示す側面図である。図13Bは、ハンドルがロック位置にあるときの図11の矢視XIIBからのハンドルホルダおよびカム板の側面図である。
図12Aおよび図12Bにおいて、ハンドル49は解除位置、すなわち、最も下方の位置にある状態にある。解除位置において、ハンドルホルダ55の一方の突出部55Cとカム板53の孔53Eとが嵌合し、ハンドル49の動きが制限されている。また、コイルバネ59により、ピン55Bが溝53Dの端部に向けて付勢されているので、この構成によってもハンドル49の動きが制限されている。また、解除位置からハンドル49をさらに押し下げても、この回転方向に対して、カム板53およびアーム部53Aの一部とドライブユニット34の一部とが接触している。この構成により、ハンドル49がさらに下方へ回転するのを制限している。
ハンドル49が解除位置に位置した状態で、ドライブユニット34をドライブベイ61へ挿入すると、案内部材63によりドライブユニット34の高さ方向(c方向)および幅方向(a方向)において予め定められた位置へ案内される。ドライブユニット34は、案内部材63により案内されながらドライブベイ61の奥へさらに挿入されると、筐体35のロックバー35Bがハンドルホルダ55の溝55A内に入る。
ドライブユニット34がさらにドライブベイ61の奥へ挿入されると、筐体35のロックバー35Bがカム板53の外周と当接する。これにより、ドライブユニット34のドライブベイ61への挿入が一旦停止される。ユーザは、ドライブユニット34が奥へ挿入できないことを確認した後、ハンドル49を解除位置から、最も上方の位置にあるロック位置へと回転させる。このとき、ユーザは、コイルバネ59による付勢力と、突出部55Cと孔53Eの嵌合による摩擦力に抗してハンドル49を回転させる。この回転に伴い、カム板53は、溝53B内にロックバー35Bを引き込みながら回転する。この結果、ドライブユニット34は、ドライブベイ61のさらに奥へ徐々に挿入され、ドライブユニット34のコネクタ43が筐体35のコネクタ35Aと徐々に接続される。
図13Aおよび図13Bに示すように、ハンドル49がロック位置に位置すると、ロックバー35Bはハンドルホルダ55の溝55Aの最も手前に位置する。ロック位置においても、ハンドルホルダ55の他方の突出部55Cとカム板53の孔53Eとが嵌合し、ハンドル49の動きが制限される。また、コイルバネ59により、ピン55Bが溝53Dの端部に向けて付勢されているので、この構成によってもハンドル49の動きが制限されている。また、アーム部53Aの後ろ面の一部とハンドルホルダ55の一部とが接触し、ハンドル49がロック位置からさらに奥へ回転するのを制限している。
また逆に、図13Aおよび図13Bにおいて、ロック位置から解除位置へハンドル49を回転させたときも、ハンドル49の回転に応じてカム板53が回転する。カム板53の回転に伴って円弧状の溝53Bが回転し、カム板53がロックバー35Bを押す反力によりドライブユニット34が徐々にドライブベイ61の外へ押し出される。このドライブユニット34の動きにより、コネクタ43も徐々に前方へ移動するので、コネクタ43とコネクタ35Aとの接続を徐々に外すことができる。また、ハンドル49が解除位置にあるときは、コネクタ43の接続が完全に解除されているので、ユーザは抵抗感を感じることなく、ドライブユニット34を取り出すことができる。
また、コイルバネ59により、ハンドルホルダ55のピン55Bとカム板53のピン53Cとが互いに反対方向に付勢されている。したがって、ハンドル49がロック位置および解除位置にあるときは、ピン55Bがカム板53の溝53Dの壁面方向にコイルバネ59により付勢されているので、ピン55Bが溝53Dに沿って移動するのを抑制している。これにより、ロック位置および解除位置においてカム板53の回転に負荷をかけているので、ハンドル49が不用意に回転するのを防止している。
以上のように、ドライブユニット34は、筐体35に対して着脱可能に構成され、ドライブユニット34は、ドライブユニット34を筐体35にロックするロック位置と、ドライブユニット34と筐体35とのロックを解除する解除位置とに変位可能なハンドル49と、ロック位置と解除位置との間のハンドル49の変位に応じて、ドライブユニット34と筐体35とをロックおよびロック解除を行うロック機構45と、を備える。この構成により、ドライブユニット34をハンドル操作するだけで筐体35から配線も含めて取り外すことができるので、ドライブユニット34のメンテナンス性を向上させることができる。
また、ドライブユニット34は、ディスクに対して記録または再生される情報を外部と送信または受信するために、筐体35に支持されたコネクタ35Aと接続されるコネクタ43を備え、コネクタ35Aとコネクタ43との着脱方向と、筐体35に対するドライブユニット34の着脱方向とが同じであり、ロック位置において、コネクタ35Aとコネクタ43とが接続され、解除位置において、コネクタ35Aとコネクタ43とが分離される。この構成により、筐体35のコネクタ35Aとドライブユニット34のコネクタ43との着脱をハンドル操作と連動して行うことができるので、着脱時のコネクタ43の損傷を防止することができる。また、コネクタ35Aとコネクタ43との分離に大きな力を必要としても、ハンドル49が解除位置に変位した段階でドライブユニット34の移動が一旦停止するので、コネクタ35Aとコネクタ43の分離の後にドライブユニット34が勢いよく引き出されることがない。
また、筐体35は、内側壁35Cからa方向に沿って内方に延びるロックバー35Bを備え、ロック機構45は、ハンドル49がロック位置にあるときにロックバー35Bをロックし、ハンドル49が解除位置にあるときにロックバー35Bとのロックを解除する。この構成により、筐体35とドライブユニット34との着脱を容易にすることができる。
また、ロック機構45は、ハンドル49の動きと連動するカム機構51を備える。この構成により、筐体35へのドライブユニット34の着脱方向と、ハンドル49の操作による筐体35に対するドライブユニット34のロック解除の方向を異ならせることができるので、ドライブユニット34のロック状態を安定させることができる。
カム機構51は、ハンドル49と接続され、周縁部から内方に延びる溝53Bを有するカム板53を有する。ハンドル49が解除位置にあるときに、ロックバー35Bがカム板53と当接することで、ドライブユニット34が筐体35内へ挿入されるのを停止する。ロック位置へのハンドル49の移動に連動して、カム板53の溝53Bはロックバー35Bを溝53Bの内方に引き込んで係止する。この構成により、ロック解除位置とロック位置とのドライブユニット34の移動をゆっくりと行うことができ、筐体35へのドライブユニット34の急な出し入れを防止することができる。また、ドライブユニット34が筐体35にロックされている状態で、筐体35の振動等により、ドライブユニット34が引き出し方向(b方向)に力が加わったとしても、溝55Aに沿ってロックバー35Bが移動する方向とカム板53の回転方向とが異なるので、カム板53に回転力が発生しない。この結果、ロック状態を安定して保持することができる。
また、カム機構51は、カム板53を回転可能に支持するハンドルホルダ55を備え、ハンドルホルダ55はカム板53に向けて突出するピン55Bを備え、カム板53は、ピン55Bが挿入される円弧形状の溝53Dと、カム板53から側方に向けて突出するピン53Cと、ピン55Bとピン53Cとに取り付けられたコイルバネ59とを有し、コイルバネ59はピン55Bとピン53Cとが反発する方向に付勢されている。この構成により、ピン53Cがロック位置と解除位置において、溝53Dに沿う方向とは異なる方向に付勢されているので、ロック位置または解除位置に位置するハンドル49が不用意に回転するのを防止することができる。
(実施形態2)
次に、図14を参照して、実施形態2について説明する。図14は、実施形態2におけるリンク機構の側面図である。実施形態2は、実施形態1のカム機構に代えてリンク機構を採用して、ドライブユニット34のロックおよび解除を実施する。なお、実施形態2におけるディスク装置3は、以下に記載した事項以外の構成は、実施形態1のディスク装置3と共通である。
実施形態2におけるドライブユニット34のロック機構45は、実施形態1のロック機構45がカム機構51を備えていた代わりに、ハンドル49の動きと連動するリンク機構71を備える。リンク機構71は、その一端がハンドル49と接続され、予め定められた角度回転可能な第1アーム73と、第1アーム73の動きと連動して予め定められた角度回転可能な第2アーム75と、を備える。また、リンク機構71は、第2アーム75の動きと連動して予め定められた角度回転可能な第3アーム77を備える。なお、図14に示されるリンク機構71は、ドライブユニット34の左側面に取り付けられる。
第1アーム73は、ハンドルホルダ67に支持された軸74を中心に予め定められた角度回転可能にハンドルホルダ67に支持される。第1アーム73の一端部はハンドル49と接続され、他端部には内側方に向けて突出したピン73Aを有する。第1アーム73は、軸74との接続位置に応じて屈曲点を有してもよい。第1アーム73は、屈曲点を、図14に示すように2つ有してもよいし、図15−17に示すように1つ有しても良い。
第2アーム75は、ハンドルホルダ67に支持された軸76を中心に予め定められた角度回転可能にハンドルホルダ67に支持される。第2アーム75は、直線状の溝75Aを有し、溝75Aに第1アーム73のピン73Aが挿通されている。第2アーム75は、溝75Aの延長上の端部に突出部75Bを有している。溝75Aに挿通されたピン73Aと突出部75Bにコイルバネ79が取り付けられている。ハンドル49の移動に連動して、第1アーム73がロック位置と解除位置とに回転すると、ピン73Aが溝75A内を直線移動しながら軸74を中心に回転移動することで、第2アーム75も軸76を中心に予め定められた角度回転する。また、第2アーム75は、内側方に向けて突出したピン75Cと、筐体35のロックバー35Bに接触するV字形状の接触部75Dと、を有する。
第3アーム77は、ハンドルホルダ67に支持された軸78を中心に予め定められた角度回転可能にハンドルホルダ67に支持される。第3アーム77は、第2アーム75のピン75Cが挿通される孔77Aと、筐体35のロックバー35Bと接触する接触部77Bと、第3アーム77の前端に内方に向けて突出する突出部77cとを有する。第3アーム77の突出部77cとハンドルホルダ67とにコイルバネ81が取り付けられ、コイルバネ81のコイル中心に軸78が挿通されている。
次に図15−図17を参照して、リンク機構71によるロック動作およびロック解除動作について説明する。図15はハンドル49が解除位置にあるときのリンク機構71の側面図である。図16は、ハンドル49が解除位置とロック位置との間にあるときのリンク機構71の側面図である。図17は、ハンドル49がロック位置にあるときのリンク機構71の側面図である。なお、図15−図17は、ドライブユニット34の右側面に配置されたリンク機構71の側面図を示す。
図15において、ハンドル49が解除位置にある状態で、ドライブユニット34をドライブベイ61へ挿入すると、ドライブユニット34は、案内部材63により案内され、筐体35のロックバー35Bがハンドルホルダ67の溝67A内に入る。
さらに、ドライブユニット34がドライブベイ61の奥へ挿入されると、筐体35のロックバー35Bが第2アーム75の接触部75Dの第1接触面75Daと当接する。第1アーム73のピン73Aと第2アーム75の突出部75Bとがコイルバネ79を介して接続されているので、ピン73Aは第2アーム75の溝75Aの前端に位置するように付勢されている。筐体35のロックバー35Bが第2アーム75の接触部75Dの第1接触面75Daと当接すると、コイルバネ79の付勢力に抗してドライブユニット34を押し込まなければならないので、ドライブユニット34の奥への挿入が一旦停止される。
次に、ユーザは、ドライブユニット34の挿入の抵抗感を確認した後、ハンドル49を解除位置からロック位置へと回転させる。この回転に伴い、コイルバネ79の付勢力に抗して第1アーム73および第2アーム75が回転する。第2アーム75が解除位置から回転を始めると、図16に示すように、接触部75Dの第2接触面75Dbがロックバー35Bの奥側に接触する。ハンドル49がさらに回転すると、第2接触面75Dbは、ロックバー35Bを溝67Aに沿って前方に引き込みながら回転する。
解除位置において、第2アーム75のピン75Cが、第3アーム77のコイルバネ81の付勢力に抗して、第3アーム77の孔77Aを下方に押し下げているので、第3アーム77の接触部77Bは溝67Aの下方に位置している。第2アーム75が解除位置からロック位置へ回転を始めると、第2アーム75のピン75Cの位置が変わるので、第3アーム77の後端部が上方へ回転し始める。溝53Bを相対的に前方に移動するロックバー35Bに第3アーム77の上面が接触すると、第3アーム77の回転がロックバー35Bによって停止される。
ハンドル49がロック位置まで回転されると、第2接触面75Dbによりロックバー35Bは溝67Aの前端部に移動される。ロックバー35Bが溝67Aの前端部に相対的に移動すると、コイルバネ81の付勢力により、接触部77Bが溝67Aまで上昇し、ハンドルホルダ67をロックバー35Bにロックする。ロック位置において、第3アーム77の回転中心である軸78と、ロックバー35Bと、接触部77Bとが直線上に配置される。したがって、ハンドル49が回転されなければ、ドライブユニット34に前方向の力が加わったとしても、ロックバー35Bが接触部77Bを押す力の方向は、第3アーム77を回転させる方向にならない。したがって、第3アーム77は回転しないので、ロックバー35Bのロックが解除されることがなく、ロック状態が安定する。
また逆に、図17において、ロック位置から解除位置へコイルバネ79の付勢力に抗してハンドル49を回転させると、第2アーム75のピン75Cが第3アーム77の孔77Aを下方に押し下げる。これにより、第3アーム77の接触部77Bは、コイルバネ81の付勢力に抗して、溝67Aの下方に移動する。また、第2アーム75がロック位置から解除位置へ回転し始めると、第2接触面75Dbが後方へ移動するとともに、第1接触面75Daが溝67Aの前端部に上昇し、ロックバー35Bの前端部に接触する。さらに、第2アームが解除位置に向けて回転すると、第1接触面75Daが回転しながらロックバー35Bを後方へ押す力の反力により、ドライブユニット34が解除位置に達するまで前方へ押し出される。
以上のように、リンク機構71は、第1アーム73と第2アーム75とを備え、ハンドル49が解除位置にあるときに、ロックバー35Bが第2アーム75の一部と当接することで、ドライブユニット34が筐体35内へ挿入されるのを停止し、ロック位置へのハンドル49の移動に連動して、第2アーム75の一部がロックバー35Bをロックする。この構成により、ロック解除位置とロック位置とのドライブユニット34の移動をゆっくりと行うことができ、筐体35へのドライブユニット34の急な出し入れを防止することができる。
また、リンク機構71は、第3アーム77をさらに備え、ロック位置へのハンドル49の移動に連動して、第3アーム77の一部がロックバー35Bをロックする。この構成により、ロック状態の安定性をより向上することができる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、前述の実施形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示にかかるディスク装置は、ドライブユニットのメンテナンス性を向上させることができるので、特に、データセンターなどの大量のデータを扱う施設に用いるディスク装置に有用である。
1 格納庫
1A 開口部
2 ドロワ
2A 把手部
3 ディスク装置
4 ケース
4A 開口部
5 レール
6 ファンユニット
7 制御ユニット
31A,31B トレイスタック
32 ディスクトレイ
33 チェンジャーユニット
34 ドライブユニット
34A トレイ
35 筐体
35A コネクタ
35B ロックバー
35C 内側壁
35D ステー
36 トレイキャリア
37 ディスクセレクタ
38 シャーシ
38A 前壁
38B 凹部
39 ハンドル部
41 ドライブ本体
41A,41B フック
43 コネクタ
45 ロック機構
47 プリント配線基板
47A,47B 孔
48 ボルト
49 ハンドル
51 カム機構
53 カム板
53A アーム部
53B 溝
53C ピン
53D 溝
53E 孔
54 軸
55 ハンドルホルダ
55A 溝
55B ピン
55C 突出部
57A 溝
59 コイルバネ
61 ドライブベイ
63、64 案内部材
67 ハンドルホルダ
67A 溝
71 リンク機構
73 第1アーム
73A ピン
74 軸
75 第2アーム
75A 溝
75B 突出部
75C ピン
75D 接触部
75Da 第1接触面
75Db 第2接触面
76 軸
77 第3アーム
77A 孔
77B 接触部
77C 突出部
78 軸
79,81 コイルバネ

Claims (9)

  1. 複数枚のディスクをそれぞれ収納する複数のディスクトレイと、ディスクに対して情報の記録又は再生を行うドライブユニットと、前記複数のディスクトレイの中から選択された1つのディスクトレイを前記ドライブユニットの近傍に搬送するトレイキャリアと、前記ドライブユニットの近傍に配置され、前記ディスクトレイに収納された前記複数枚のディスクの中から1枚のディスクを前記ドライブユニットに供給するディスクセレクタと、前記トレイキャリア、および、前記ディスクセレクタを支持するシャーシと、前記シャーシと、前記ディスクトレイ、および、前記ドライブユニットを支持する筐体と、
    を備えるディスク装置であって、
    前記ドライブユニットは、前記筐体に対して着脱可能に構成され、
    前記ドライブユニットは、
    前記ドライブユニットを前記筐体にロックするロック位置と、前記ドライブユニットと前記筐体とのロックを解除する解除位置とに変位可能なハンドルと、
    前記ロック位置と前記解除位置との間の前記ハンドルの変位に応じて、前記ドライブユニットと前記筐体とをロックおよびロックの解除を行うロック機構と、を備える、
    ディスク装置。
  2. 前記ドライブユニットは、前記情報を外部と送信または受信するために、前記筐体に支持された筐体側コネクタと接続されるドライブ側コネクタを備え、
    前記筐体側コネクタと前記ドライブ側コネクタとの着脱方向と、前記筐体に対する前記ドライブユニットの着脱方向とが同じであり、
    前記ロック位置において、前記筐体側コネクタと前記ドライブ側コネクタが接続され、前記解除位置において、前記筐体側コネクタと前記ドライブ側コネクタとが分離される、
    請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記筐体は、内側壁から内方に向けて延びるバーを備え、
    前記ロック機構は、
    前記ハンドルが前記ロック位置にあるときに前記バーをロックし、
    前記ハンドルが前記解除位置にあるときに前記バーとのロックを解除する、
    請求項1または2に記載のディスク装置。
  4. 前記ロック機構は、前記ハンドルの動きと連動するカム機構を備える、
    請求項3に記載のディスク装置。
  5. 前記カム機構は、前記ハンドルと接続され、周縁部から内方に延びる溝を有するカム板を有し、
    前記ハンドルが前記解除位置にあるときに、前記バーが前記カム板と当接することで、前記ドライブユニットが前記筐体内へ挿入されるのを停止し、
    前記ロック位置への前記ハンドルの移動に連動して、前記カム板の前記溝は前記バーを前記溝の内方に引き込んで係止する、
    請求項4に記載のディスク装置。
  6. 前記カム機構は、前記カム板を回転可能に支持するハンドルホルダを備え、
    前記ハンドルホルダは、前記カム板に向けて突出するホルダピンを備え、
    前記カム板は、前記ホルダピンが挿入される円弧形状の溝と、前記カム板から内側方に向けて突出するカム板ピンと、前記ホルダピンと前記カム板ピンとに取り付けられたバネとを有し、
    前記バネは前記ホルダピンと前記カム板ピンとが反発する方向に付勢されている、
    請求項5に記載のディスク装置。
  7. 前記ロック機構は、前記ハンドルの動きと連動するリンク機構を備える、
    請求項3に記載のディスク装置。
  8. 前記リンク機構は、
    前記ハンドルと接続され、予め定められた角度回転可能な第1アームと、
    前記第1アームの動きと連動して予め定められた角度回転可能な第2アームと、を備え、
    前記ハンドルが前記解除位置にあるときに、前記バーが前記第2アームの一部と当接することで、前記ドライブユニットが前記筐体内へ挿入されるのを停止し、
    前記ロック位置への前記ハンドルの移動に連動して、前記第2アームの一部が前記バーをロックする、
    請求項7に記載のディスク装置。
  9. 前記リンク機構は、
    前記第2アームの動きと連動して予め定められた角度回転可能な第3アームを備え、
    前記ロック位置への前記ハンドルの移動に連動して、前記第3アームの一部が前記バーをロックする、
    請求項8に記載のディスク装置。
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