JP2019069829A - エレベーターの異常検出システムおよび異常検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】地震発生後に昇降路の内部をより確実に点検することができるエレベーターの異常検出システムを提供する。【解決手段】エレベーターの異常検出システムは、エレベーターの昇降路の内部を撮影する撮影装置と、前記昇降路の上部に設けられ、前記撮影装置を鉛直方向に移動自在に吊り下げたリール機構と、を備えた。当該構成によれば、このため、撮影装置は、鉛直方向に伸びたガイドレールに沿って移動する必要がない。その結果、地震発生後に昇降路の内部をより確実に点検することができる。【選択図】図1
Description
この発明は、エレベーターの異常検出システムおよび異常検出方法に関する。
特許文献1は、エレベーターの点検装置を開示する。当該点検装置によれば、地震発生後に昇降路の内部を点検し得る。
しかしながら、特許文献1に記載の点検装置は、鉛直方向に伸びたガイドレールに沿って移動する。このため、鉛直方向に伸びたガイドレールが地震により曲がった場合に、昇降路の内部を点検できない。
この発明は、上述の課題を解決するためになされた。この発明の目的は、地震発生後に昇降路の内部をより確実に点検することができるエレベーターの異常検出システムおよび異常検出方法を提供することである。
この発明に係るエレベーターの異常検出システムは、エレベーターの昇降路の内部を撮影する撮影装置と、前記昇降路の上部に設けられ、前記撮影装置を鉛直方向に移動自在に吊り下げたリール機構と、を備えた。
この発明に係るエレベーターの異常検出方法は、異常検出システムのリール機構を用いてガイドレールの第1位置において撮影装置を昇降路の上部から下方に移動させる第1移動工程と、前記第1移動工程において検出器の検出結果に基づいて障害物が検出された場合に、前記リール機構を用いて前記撮影装置を前記昇降路の上部まで上方に移動させる第2移動工程と、前記第2移動工程の後、前記リール機構を前記ガイドレールに沿って前記第1位置とは異なる位置に移動させる第3移動工程と、前記第3移動工程の後、前記リール機構を用いて当該位置において前記撮影装置を前記昇降路の上部から下方に移動させる第4移動工程と、を備えた。
この発明に係るエレベーターの異常検出方法は、異常検出システムの距離センサを用いて障害物までの距離を測定する第1測定工程と、前記第1測定工程において測定された距離が予め設定された距離以上の場合は、前記第1位置において撮影装置を昇降路の上部から下方に移動させる第1移動工程と、前記第1測定工程において測定された距離が予め設定された距離未満の場合は、リール機構を前記ガイドレールに沿って前記第1位置とは異なる位置に移動させる第2移動工程と、前記第2移動工程の後、当該位置において前記距離センサを用いて障害物までの距離を測定する第2測定工程と、前記第2測定工程において前記距離センサにより測定された距離が予め設定された距離以上の場合は、前記当該位置において前記撮影装置を前記昇降路の上部から下方に移動させる第3移動工程と、を備えた。
これらの発明によれば、撮影装置は、リール機構により鉛直方向に移動自在に吊り下げられる。このため、地震発生後に昇降路の内部をより確実に点検することができる。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターの異常検出システムが適用されるエレベーターの構成図である。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターの異常検出システムが適用されるエレベーターの構成図である。
図1のエレベーターにおいて、昇降路1は、建築物の各階を貫く。機械室2は、昇降路1の直上に設けられる。
巻上機3は、機械室2に設けられる。綱車4は、巻上機3の回転軸に取り付けられる。そらせ車5は、機械室2に設けられる。そらせ車5は、巻上機3に隣接する。主ロープ6は、綱車4とそらせ車5とに巻き掛けられる。
かご7は、昇降路1の内部に設けられる。かご7は、主ロープ6の一側に支持される。釣合オモリ8は、昇降路1の内部に設けられる。釣合オモリ8は、主ロープ6の他側に支持される。
かご側緩衝器9は、昇降路1の底部に設けられる。かご側緩衝器9は、水平投影面上においてかご7と重なる位置に設けられる。オモリ側緩衝器10は、昇降路1の底部に設けられる。オモリ側緩衝器10は、水平投影面上において釣合オモリ8と重なる位置に設けられる。
制御装置11は、機械室2に設けられる。制御装置11は、エレベーター全体を制御し得るように設けられる。
例えば、制御装置11は、巻上機3に回転指令を送信する。巻上機3は、当該回転指令に基づいて回転する。綱車4は、巻上機3の回転に追従して回転する。主ロープ6は、綱車4の回転に追従して移動する。そらせ車5は、主ロープ6の移動に追従して回転する。かご7と釣合オモリ8とは、主ロープ6の移動に追従して互いに反対方向に昇降する。
かご7が何らかの理由で昇降路1の底部に移動した場合、かご7は、かご側緩衝器9と接触する。その結果、かご7への衝撃が小さくなる。
釣合オモリ8が何らかの理由で昇降路1の底部に移動した場合、釣合オモリ8は、オモリ側緩衝器10と接触する。その結果、釣合オモリ8への衝撃が小さくなる。
異常検出システムは、撮影装置12とリール機構13と検出器14とガイドレール15と一対のバッファ機構16とを備える。
撮影装置12は、昇降路1の内部を撮影し得るように設けられる。例えば、撮影装置12は、3Dカメラである。
リール機構13は、昇降路1の上部に設けられる。リール機構13は、撮影装置12を鉛直方向に移動自在に吊下げ得るように設けられる。
検出器14は、撮影装置12に設けられる。検出器14は、撮影装置12の移動状態を検出し得るように設けられる。例えば、検出器14は、ジャイロセンサである。
ガイドレール15は、昇降路1の上部に設けられる。ガイドレール15は、長手方向を水平方向とするように配置される。
一対のバッファ機構16の一方は、ガイドレール15の一端部と昇降路1の壁面との間に設けられる。一対のバッファ機構16の他方は、ガイドレール15の他端部と昇降路1の壁面との間に設けられる。一対のバッファ機構16は、地震発生時の揺れによるガイドレール15への負荷を吸収し得るように設けられる。
地震の発生後の点検時において、制御装置11は、リール機構13を用いてガイドレール15の第1位置Aにおいて撮影装置12を昇降路1の上部から下方に移動させる。その結果、撮影装置12は、第1位置Aにおいて昇降路1の上部から下方に一定速度で移動しながら昇降路1の内部を撮影する。
この際、検出器14の検出結果に基づいて障害物が検出されると、制御装置11は、リール機構13を用いて撮影装置12を昇降路1の上部まで上方に移動させる。
その後、制御装置11は、リール機構13をガイドレール15に沿って第1位置Aとは異なる位置に移動させる。例えば、制御装置11は、リール機構13を第2位置Bに移動させる。
その後、制御装置11は、リール機構13を用いて第2位置Bにおいて撮影装置12を昇降路1の上部から下方に移動させる。その結果、撮影装置12は、第2位置Bにおいて昇降路1の上部から下方に一定速度で移動しながら昇降路1の内部を撮影する。
この際、検出器14の検出結果に基づいて障害物が検出されると、制御装置11は、リール機構13を用いて撮影装置12を昇降路1の上部まで上方に移動させる。
その後、制御装置11は、リール機構13をガイドレール15に沿って第2位置Bとは異なる位置に移動させる。例えば、制御装置11は、リール機構13を第3位置Cに移動させる。
その後、制御装置11は、リール機構13を用いて第3位置Cにおいて撮影装置12を昇降路1の上部から下方に移動させる。その結果、撮影装置12は、第3位置Cにおいて昇降路1の上部から下方に一定速度で移動しながら昇降路1の内部を撮影する。
撮影装置12が昇降路の内部の上部から下部までを撮影した場合、制御装置11は、昇降路1の内部の異常の有無を判定する。具体的には、制御装置11は、撮影装置12により撮影された昇降路1の内部の3D画像情報と予め記憶された平常時の3D画像情報との比較結果に基づいて昇降路1の内部の異常の有無を判定する。
例えば、制御装置11は、昇降路1の壁面の変位の有無を判定する。例えば、制御装置11は、図示されない乗場ドアの変位の有無を判定する。例えば、制御装置11は、図示されないドア装置の変位を点検する。例えば、制御装置11は、かご7のガイドレールの変位の有無を判定する。例えば、制御装置11は、釣合オモリ8のガイドレールの変位の有無を判定する。
例えば、制御装置11は、主ロープ6、図示されない制御ケーブル等の引っ掛かりの有無を判定する。例えば、制御装置11は、かご7のランバイの寸法の良否を判定する。例えば、制御装置11は、釣合オモリ8のランバイの寸法の良否を判定する。例えば、制御装置11は、コンペンランバイの寸法の良否を判定する。例えば、制御装置は、図示されない調速装置の張り車の傾きの有無を判定する。
図示されない情報センタにおいて、監視員は、必要に応じて監視端末を用いて制御装置11に採取された情報を取得する。エレベーターの保守員は、必要に応じて保守端末を用いて制御装置11に採取された情報を取得する。
次に、図2を用いて、制御装置11の動作の概要を説明する。
図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターの異常検出システムが適用されるエレベーターの制御装置の動作の概要を説明するためのフローチャートである。
図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターの異常検出システムが適用されるエレベーターの制御装置の動作の概要を説明するためのフローチャートである。
ステップS1では、制御装置11は、地震が発生したか否かを判定する。ステップS1で地震が発生していない場合、制御装置11は、ステップS1の動作を行う。ステップS1で地震が発生した場合、制御装置11は、ステップS2の動作を行う。
ステップS2では、制御装置11は、エレベーターの地震管制運転を行う。その後、制御装置11は、ステップS3の動作を行う。ステップS3では、制御装置11は、地震が止まったか否かを判定する。
ステップS3で地震が止まっていない場合、制御装置11は、ステップS3の動作を行う。ステップS3で地震が止まった場合、制御装置11は、ステップS4の動作を行う。
ステップS4では、制御装置11は、異常検出システムを用いて昇降路1の内部の点検動作を行う。その後、制御装置11は、ステップS5の動作を行う。ステップS5では、昇降の内部の異常が検出された否かを判定する。
ステップS5で昇降路1の内部の異常が検出されない場合、制御装置11は、ステップS6の動作を行う。ステップS6では、制御装置11は、エレベーターを自動復旧する。その後、制御装置11は、動作を終了する。
ステップS5で昇降路1の内部の異常が検出された場合、制御装置11は、ステップS7の動作を行う。ステップS7では、制御装置11は、エレベーターの情報センタに異常を発報する。その後、制御装置11は、動作を終了する。
以上で説明した実施の形態1によれば、撮影装置12は、リール機構13により鉛直方向に移動自在に吊り下げられる。このため、撮影装置12は、鉛直方向に伸びたガイドレール15に沿って移動する必要がない。その結果、地震発生後に昇降路1の内部をより確実に点検することができる。
この際、昇降路1の内部の異常が検出されなければ、エレベーターは、自動復旧する。このため、大規模地震の発生により多くのエレベーターが地震管制運転後に停止した場合でも、保守員によるエレベーターの復旧作業を減らすことができる。その結果、保守員による復旧が必要な現場に注力することができる。
また、昇降路1の内部の異常が検出された場合でも、異常の個所を事前に把握することができる。このため、保守員による保守の効率が上がる。その結果、エレベーターが復旧するまでの時間を短くすることができる。
また、リール機構13は、ガイドレール15に沿って水平方向に移動する。このため、撮影装置12の下降する位置を適宜変更することができる。撮影装置12の下降する位置は、地震発生時に障害物の発生の可能性が少ないと予め予測される位置に優先的に設定される。実施の形態1においては、撮影装置12の下降する位置は、第1位置A、第2位置B、第3位置Cの3箇所で説明されているが、撮影装置12の下降する位置は、この位置に限定されない。
また、一対のバッファ機構16は、地震発生時の揺れによるガイドレール15への負荷を吸収する。このため、ガイドレール15の変形を防ぐことができる。
また、検出器14は、撮影装置12の移動状態を検出する。このため、撮影装置12の下降に対する障害物を検出することができる。
また、障害物が検出された場合は、他の位置において昇降路1の内部が撮影される。このため、昇降路1の内部をより確実に点検することができる。
なお、平常時の3D画像情報は、平常時において異常検出システムで採取すればよい。この場合、当該エレベーターの実際の設置状況に応じて昇降路1の内部をより確実に点検することができる。
また、検出器14の代わりに距離センサを撮影装置12またはリール機構13に設けてもよい。この際、距離センサを用いて撮影装置12の下方の障害物までの距離を測定すればよい。ガイドレール15の第1位置において距離センサにより測定された距離が予め設定された距離以上の場合は、第1位置において撮影装置12を昇降路1の上部から下方に移動させればよい。ガイドレール15の第1位置において距離センサにより測定された距離が予め設定された距離未満の場合は、リール機構13をガイドレール15に沿って第1位置とは異なる位置に移動させればよい。当該位置において距離センサにより測定された距離が予め設定された距離以上の場合は、当該位置において撮影装置12を昇降路1の上部から下方に移動させればよい。この場合、撮影装置12を下方に移動させる前に障害物の有無を判定できる。その結果、昇降路1の内部の点検時間を短くすることができる。
また、実施の形態1においては、異常検出システムは、昇降路1の上部に機械室2が設けられたエレベーターに適用されているが、異常検出システムは、これに限定されず、昇降路1の内部に巻上機3が設けられた機械室レスエレベータ等に適用されてもよい。
次に、図3を用いて、異常検出システムの第1変形例を説明する。
図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターの異常検出システムの第1変形例が適用されるエレベーターの平面図である。
図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターの異常検出システムの第1変形例が適用されるエレベーターの平面図である。
図3に示されるように、第1変形例において、異常検出システムは、第1ガイドレール17aと第2ガイドレール17bと第3ガイドレール17cとを備える。
例えば、第1ガイドレール17aは、昇降路1の一側の壁に隣接する。例えば、第2ガイドレール17bは、昇降路1の奥側の壁に隣接する。例えば、第3ガイドレール17cは、昇降路1の他側の壁に隣接する。
リール機構13は、第1ガイドレール17aと第2ガイドレール17bと第3ガイドレール17cとに沿って昇降路1の一側と奥側と他側とにおいて水平方向に移動し得るように設けられる。
この場合、リール機構13は、昇降路1の内部における移動範囲が広がる。このため、地震発生後に昇降路1の内部をより確実に点検することができる。
なお、エレベーターにおいては、昇降路1の内部の機器は、昇降路1の複数の壁面のうちのいずれかの壁面の側に寄せられることが多い。このため、第1ガイドレール17aと第2ガイドレール17bと第3ガイドレール17cとを設ければ、様々なエレベーターにおいて昇降路1の内部をより確実に点検することができる。
次に、図4を用いて、異常検出システムの第2変形例を説明する。
図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターの異常検出システムの第2変形例が適用されるエレベーターの平面図である。
図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターの異常検出システムの第2変形例が適用されるエレベーターの平面図である。
図3に示されるように、第2変形例において、異常検出システムは、第1ガイドレール17aと第2ガイドレール17bとを備える。
例えば、第1ガイドレール17aは、昇降路1の一側の壁に隣接する。例えば、第2ガイドレール17bは、昇降路1の奥側の壁に隣接する。
この場合、リール機構13は、昇降路1の内部における移動範囲がある程度広がる。そこのため、地震発生後に昇降路1の内部をより確実に点検することができる。
次に、図5を用いて、制御装置11の例を説明する。
図5はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターの異常検出システムが適用されるエレベーターの制御装置のハードウェア構成図である。
図5はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターの異常検出システムが適用されるエレベーターの制御装置のハードウェア構成図である。
制御装置11の各機能は、処理回路により実現し得る。例えば、処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ18aと少なくとも1つのメモリ18bとを備える。例えば、処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェア19を備える。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ18aと少なくとも1つのメモリ18bとを備える場合、制御装置11の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリ18bに格納される。少なくとも1つのプロセッサ18aは、少なくとも1つのメモリ18bに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置11の各機能を実現する。少なくとも1つのプロセッサ18aは、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。例えば、少なくとも1つのメモリ18bは、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等である。
処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェア19を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせで実現される。例えば、制御装置11の各機能は、それぞれ処理回路で実現される。例えば、制御装置11の各機能は、まとめて処理回路で実現される。
制御装置11の各機能について、一部を専用のハードウェア19で実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。例えば、異常検出システムを制御する機能については専用のハードウェア19としての処理回路で実現し、異常検出システムを制御する機能以外の機能については少なくとも1つのプロセッサ18aが少なくとも1つのメモリ18bに格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現してもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア19、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせで制御装置11の各機能を実現する。
1 昇降路、 2 機械室、 3 巻上機、 4 綱車、 5 そらせ車、 6 主ロープ、 7 かご、 8 釣合オモリ、 9 かご側緩衝器、 10 オモリ側緩衝器、 11 制御装置、 12 撮影装置、 13 リール機構、 14 検出器、 15 ガイドレール、 16 バッファ機構、 17a 第1ガイドレール、 17b 第2ガイドレール、 17c 第3ガイドレール、 18a プロセッサ、 18b メモリ、 19 ハードウェア
Claims (7)
- エレベーターの昇降路の内部を撮影する撮影装置と、
前記昇降路の上部に設けられ、前記撮影装置を鉛直方向に移動自在に吊り下げたリール機構と、
を備えたエレベーターの異常検出システム。 - 前記リール機構を水平方向に移動自在に支持したガイドレール、
を備えた請求項1に記載のエレベーターの異常検出システム。 - 前記ガイドレールの端部と前記昇降路の壁面との間に設けられたバッファ機構、
を備えた請求項2に記載のエレベーターの異常検出システム。 - 前記撮影装置に設けられ、前記撮影装置の移動状態を検出する検出器、
を備え、
前記リール機構は、前記ガイドレールの第1位置において前記撮影装置を前記昇降路の上部から下方に移動させ、前記検出器の検出結果に基づいて障害物が検出された場合に、前記撮影装置を前記昇降路の上部まで上方に移動させ、前記ガイドレールに沿って前記第1位置とは異なる位置に移動し、当該位置において前記撮影装置を前記昇降路の上部から下方に移動させる請求項2または請求項3に記載のエレベーターの異常検出システム。 - 前記撮影装置または前記リール機構に設けられ、前記撮影装置の下方の障害物までの距離を測定する距離センサ、
を備え、
前記リール機構は、前記ガイドレールの第1位置において前記距離センサにより測定された距離が予め設定された距離以上の場合は、前記第1位置において前記撮影装置を前記昇降路の上部から下方に移動させ、前記ガイドレールの第1位置において前記距離センサにより測定された距離が予め設定された距離未満の場合は、前記ガイドレールに沿って前記第1位置とは異なる位置に移動し、当該位置において前記距離センサにより測定された距離が予め設定された距離以上の場合は、当該位置において前記撮影装置を前記昇降路の上部から下方に移動させる請求項2または請求項3に記載のエレベーターの異常検出システム。 - 請求項4に記載の異常検出システムのリール機構を用いて前記ガイドレールの第1位置において前記撮影装置を前記昇降路の上部から下方に移動させる第1移動工程と、
前記第1移動工程において前記検出器の検出結果に基づいて障害物が検出された場合に、前記リール機構を用いて前記撮影装置を前記昇降路の上部まで上方に移動させる第2移動工程と、
前記第2移動工程の後、前記リール機構を前記ガイドレールに沿って前記第1位置とは異なる位置に移動させる第3移動工程と、
前記第3移動工程の後、前記リール機構を用いて当該位置において前記撮影装置を前記昇降路の上部から下方に移動させる第4移動工程と、
を備えたエレベーターの異常検出方法。 - 請求項5に記載の異常検出システムの距離センサを用いて障害物までの距離を測定する第1測定工程と、
前記第1測定工程において測定された距離が予め設定された距離以上の場合は、前記第1位置において前記撮影装置を前記昇降路の上部から下方に移動させる第1移動工程と、
前記第1測定工程において測定された距離が予め設定された距離未満の場合は、前記リール機構を前記ガイドレールに沿って前記第1位置とは異なる位置に移動させる第2移動工程と、
前記第2移動工程の後、当該位置において前記距離センサを用いて障害物までの距離を測定する第2測定工程と、
前記第2測定工程において前記距離センサにより測定された距離が予め設定された距離以上の場合は、前記当該位置において前記撮影装置を前記昇降路の上部から下方に移動させる第3移動工程と、
を備えたエレベーターの異常検出方法。
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