JP2019067894A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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通博 村田
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Abstract

【課題】装置や材料を追加することなく、基板表面外周部の塗布膜の厚膜化を抑制すると同時に基板裏面の不要な塗布膜や異物を除去する半導体装置の製造方法を提供する。【解決手段】基板上に塗布膜形成用の薬液を塗布し、基板を回転させることにより所定の膜厚となるように塗布膜を成膜する際に、基板裏面側から塗布膜が溶解するリンス液を供給し、基板裏面および基板表面外周部にリンス液が接触するように基板の回転速度を第1の値以下とする。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、回転式の塗布膜形成方法に関する。
半導体装置の生産においては、コストや生産効率の面で、シリコンウェハをはじめとした1枚の基板からできるだけ多くの有効チップが取り出されることが望ましい。しかし、基板外周部においては、外周端部から数mm内側の領域が無効領域として設定され、基板の径内に収まるはずのチップでも無効チップとされてしまうものがあった。
無効領域が設定される原因の一つとして、回転塗布方式による塗布膜形成において基板表面外周部の塗布膜の厚膜化の抑制が困難であることが挙げられる。基板中央部に塗布膜形成のための薬液を供給し、基板を回転させると、薬液は、遠心力により基板表面外周部へ押しやられる。そして、基板表面外周部においては、基板中心部に比べて速度が高くなるため、薬液の溶媒がより乾燥し固化し易くなる。そのため、基板表面の外周部の塗布膜の膜厚が基板中央部に比べて厚くなる傾向にある。
基板表面外周部の厚くなった塗布膜を残したままにすると、例えば、フォトリソグラフィ工程の際の露光条件がその領域だけ不適切となり、パターンの形状不良やコンタクトホールなどにおける開口不良が生じてしまうことがある。そのため、塗布膜の膜厚が厚くなってしまう基板の最外周端部から数mm内側の領域においては、例えば、塗布膜を溶解する薬液で基板表面外周部の塗布膜を除去するエッジリンス処理をすることによって、不必要なパターンを形成させない方法が知られている。また、特許文献1には、基板表面外周部の厚膜化を抑制するために、回転する基板上に薬液を供給して成膜を行いながら、低い温度の液体を基板の裏面側から基板の端部に供給し、基板表面外周部の乾燥を遅延させる技術が示されている。
また、このエッジリンス処理とは別に、基板のベベル部や裏面に回りこんで付着した塗布膜を除去するバックリンス処理も行われる。このようなパターン形成が不要な部分に付着した塗布膜等を除去することで、この塗布膜が剥離し半導体装置や処理装置に再付着するなどして、半導体装置の歩留り低下や処理装置の汚染が発生することを抑制する。
特開2013−4614号公報
しかしながら、特許文献1に示された方法を実現するためには、バックリンス処理のシステムに対し基板裏面端部に供給するための液体材料と、その液体材料を低温化するための高精度な温度制御システムや複雑な配管を要する装置の追加が必要である。
したがって、本発明は、装置や材料を追加することなく、基板表面外周部の塗布膜の厚膜化を抑制すると同時に基板裏面の不要な塗布膜や異物を除去することで、基板の有効領域を拡大し、半導体装置の歩留まり低下を抑制することが可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような半導体装置の製造方法を用いる。
すなわち、基板上に塗布膜形成用の薬液を塗布し、基板を回転させることにより所定の膜厚となるように成膜する半導体装置の製造方法であって、前記成膜の際に前記基板裏面側から前記基板裏面に塗布膜が溶解するリンス液を供給し、前記基板裏面および前記基板表面外周部に前記リンス液が接触するように前記基板の回転速度を第1の値以下とすることを特徴とする半導体装置の製造方法とする。
本発明によれば、液体材料やそれを供給するための高精度な温度制御システムや、複雑な配管を要する装置を追加することなく、基板裏面および基板表面外周部に塗布膜溶解用の薬液を供給することで、基板表面外周部の塗布膜の厚膜化を抑制し基板裏面の不要な塗布膜や異物を除去することができる。そのため、基板表面の有効領域の拡大と半導体装置の歩留まり低下の抑制を実現できる。
本発明の第1の実施形態における半導体装置の製造方法の主要工程を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る塗布膜形成装置の構成図である。 本発明の実施形態の基板ベベル部の塗布膜の様子を示した図であり、(a)はリンス液が接触しない場合であり、(b)はリンス液が接触する場合である。 本発明の実施形態に係る基板回転速度に対する基板表面外周部へのリンス液の回り込み量の関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板表面の塗布膜の膜厚分布を示す図であり、(a)は基板回転速度が1500rpmの場合であり、(b)は基板回転速度が1200rpmの場合である。 本発明の第2の実施形態における半導体装置の製造方法の主要工程を示すフローチャート図である。
以下、本発明の半導体装置の製造方法の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施形態における半導体装置の製造方法の主要工程を示すフローチャートを図1に示す。図1に示すように、第1の実施形態における半導体装置の製造方法は、基板保持・回転開始工程(S101)と、塗布膜薬液供給工程(S102)と、塗布膜形成工程(S103)と、塗布膜溶解用の薬液(以下、これをリンス液と称する)を基板裏面側から供給するリンス処理工程(S104)と、加熱処理工程(S105)という一連の工程を実施する。
第1の実施形態における塗布膜形成装置の主要構成を図2に示す。塗布膜形成装置100は、チャンバ102、ステージ104、供給ノズル106、108と、薬液供給装置114、116、薬液が充填されているタンク118、120、及びバルブ122、124を備えている。ステージ104は、チャンバ102内に回転可能に配置されている。まず、ステージ104上に、塗布膜を表面に形成するための基板300を置き、基板300の裏面中央部を真空吸着する。その際、ステージ104の回転軸上に基板300の中心が位置するようにする。
まず、基板保持・回転開始工程(S101)として、基板300を保持した状態で、ステージ中心を軸としてステージ104を回転させることで、基板300の回転を開始させる。基板300の回転速度は、後の工程において主に供給された塗布膜を拡張させるために設定され、1000〜3000rpm(1分間あたりの回転数rotation per minute)程度が一般的だが、薬液種類や粘度、量などにより、任意に設定される。
次に、塗布膜薬液供給工程(S102)として、回転する基板300上に塗布膜形成用の薬液を供給する。具体的には、薬液供給装置116が、塗布膜形成用の薬液が充填されているタンク120から塗布膜形成用の薬液を供給ノズル106側に向かって送り、バルブ122を閉から開にすることで基板300の上方に配置された供給ノズル106から基板300の表面中心部に塗布膜10を形成するための薬液を供給する。例えば、塗布膜10としてポリイミド膜を形成する場合には、ポリイミド膜用の薬液を供給する。また、薬液は半導体産業などで使用されるフォトレジストであってもよい。供給装置は、ベローズポンプなどのポンプ方式でも、N2加圧等による圧送方式でも良い。
次に、塗布膜形成工程(S103)として、基板300上に供給された薬液を、基板300をより高速に回転することにより拡張し、同時に溶媒を脱離させ、基板300上に塗布膜10を形成する。ここで、適正回転速度を、加熱処理工程(S105)後に乾燥した塗布膜が最終的に所望の膜厚になるような回転速度に設定する。適性回転速度は、薬液種類や粘度、量、所望膜厚などにより変わり、1000〜6000rpmの範囲で設定されるのが一般的であるが、その条件に限られるものではない。また、膜ムラ防止や均一性向上などのために、複数の回転速度を組み合わせて設定しても良い。
次に、リンス処理工程(S104)として、基板300上に塗布膜10を形成させた後、回転する基板300の裏面側から基板300の裏面に当たるよう、塗布膜10を溶解するリンス液12を供給することにより、基板300の裏面側に回り込んだ不要な塗布膜を除去する。具体的には、薬液供給装置114が、リンス液12が充填されているタンク118からリンス液12を供給ノズル108側に向かって送り、バルブ124を閉から開にすることで基板300の下方に配置された供給ノズル108から基板300の裏面にリンス液12を供給する。供給装置は、N2加圧等による圧送方式が標準的だが、ポンプ方式でも良い。供給ノズル108は、基板300の裏面のステージ104を除く全面にリンス液12が広がる位置に設けられ、基板300の裏面の外周側に設けられることが多い。なお、ステージ104にリンス液12が浸入しないような機構が、装置側には標準的に施されていることが多い。
次に、加熱処理工程(S105)として、基板300上の塗布膜10を加熱することで、塗布膜10中に含まれる溶媒を除去し、所望の塗布膜を得る。
第1の実施形態のリンス処理工程(S104)において、発明者らは、リンス液12供給中の回転速度を1200rpm以下に設定することによって、基板300のベベル部から基板300の表面の外周端部から所定の位置までリンス液12が届くことを見出した。リンス液12は、基板300の回転速度を下げるほど作用する遠心力が低下するので、基板300の表面側へ回り込む。この回転速度を調整することにより、基板300の表面外周部へ回り込む量の調整が可能なことが分かった。通常、基板の裏面の不要な塗布膜の除去を行うバックリンス処理の場合、基板の回転速度を1500〜1800rpmに設定する。これは、基板裏面に付着した不要な塗布膜が溶けこんだリンス液12を基板の回転によって作用する遠心力で基板外に吹き飛ばすためである。
一方、リンス液12供給中の回転速度を低めに調整することにより、リンス液12が基板300の表面外周部に行き届く量を制御することができる。基板300の裏面側から表面外周部へ流れてきたリンス液12は、回転速度を下げることにより、作用する遠心力が低下するので、基板300の裏面とともにベベル部の塗布膜を除去し、基板300の表面外周部の塗布膜10を溶解し膜厚を低減することが可能となる。基板300の裏面とベベル部の塗布膜を除去することにより、基板300の不要な塗布膜の剥離と再付着に起因する異物の発生を防ぎ、半導体装置の歩留り低下や処理装置の汚染を未然に防止する。半導体装置の歩留り低下原因としては、例えば、半導体装置への異物付着によるパターン欠落や短絡、膜中ピンホール、露光装置のステージへの異物付着起因のフォーカス異常によるパターンの欠落や短絡などが挙げられる。処理装置の汚染としては、例えば、塗布膜形成装置の搬送アームやベークプレート、クーリングプレートへの付着による誤動作、搬送エラーや温調不良などの例が挙げられる。
また、リンス液12が基板300の表面へ回り込み、表面外周部の塗布膜10を溶解することにより、基板300の外周部の厚膜化を抑制し、露光精度を向上させることができる。そしてその結果、基板表面の有効領域の拡大を可能とする。
リンス液としては、例えば、塗布膜形成用の薬液の溶媒などが用いられるが、塗布膜を溶解する薬液であれば、これに限定されない。具体的には、ポリイミド膜を形成する場合は、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)、DMDG(ジエチレングリコールジメチルエーテル)、シクロペンタノン等が用いられる。レジスト膜を形成する場合は、PGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)、PGME(プロピレングリコールモノメチルエーテル)、及びその混合溶媒等が用いられる。
また、第1の実施形態のリンス処理工程(S104)でベベル部の不要な塗布膜の除去と、表面外周部の厚膜化の抑制が可能なため、従来のエッジリンス処理は、必要ではない。
図1に示すフローチャートは一例であり、この組み合わせや順序に限られるものではない。例えば、基板保持・回転開始工程(S101)、塗布膜薬液供給工程(S102)、塗布膜形成工程(S103)、リンス処理工程(S104)は同時に1つの処理として行ってもよいし、切れ目無く移行しても構わない。すなわち、塗布膜の成膜の際に基板の裏面側から基板の裏面にリンス液を供給し、基板の裏面および基板の表面外周部にリンス液が接触するように基板の回転速度が第1の値以下である処理を含むこと以外は任意の工程順序や組み合わせにして構わない。
第1の実施形態におけるリンス処理工程(S104)終了後の基板300のベベル部における塗布膜の付着の様子の一例を、図3に示す。リンス液12の供給中の基板300の回転速度が1500rpm以上である図3(a)の例においては、リンス液12が基板300の裏面のみにしか当たらないので、ベベル部の塗布膜202は除去されずに残っている。リンス液12の供給中の基板300の回転速度を下げていくと、リンス液12がベベル部に当たりはじめ、塗布膜202は除去される。そして、図3(b)に示すように、リンス液12の供給中の基板300の回転速度を1200rpmにまで下げると、基板300のベベル部の塗布膜202はリンス液12によって完全に除去され、基板300の表面外周部の塗布膜10にリンス液12が回り込んで接触する。
6インチ基板においてこのような関係を数値化し、基板300の表面外周部の塗布膜10の溶解具合を評価した結果を図4に示す。すなわち、基板300の外周部の端からリンス液12が基板300の表面の内側へ浸入した距離を縦軸とし、リンス液12の供給中の基板300の回転速度を横軸として、その関係をグラフ化したものである。なおこのとき、ベベル部については塗布膜が完全に除去され、ベベル部より内側(基板中心方向)の基板300の表面についてはリンス液12が侵入して塗布膜10が膜減りしている。図4から分るように、基板300の回転速度が1500rpm以上の場合、基板300の表面外周部へのリンス液12の回り込みはない。そして、基板300の回転速度が下がるにつれて基板300の表面外周部へリンス液12が回り込む距離は増えていき、1200rpmでは基板300の表面外周部へ回り込む距離は外周部の端から0.3mmとなる。このとき、基板300のベベル部の不要な塗布膜は完全に除去されている。また、基板300の回転速度が1000rpmの条件においては、リンス液12は、基板300の表面の外周部の端から0.6mmの領域まで浸入する。さらに600rpmの条件においては、リンス液12の侵入距離は、基板300の表面の外周部の端から1.5mmまでに達する。
また、6インチ基板に第1の実施形態を適用したときの、リンス処理工程(S104)における基板300の回転速度の違いによる、塗布膜10の基板300の面内膜厚分布の一例を図5に示す。図5(a)のリンス処理工程(S104)における基板300の回転速度が1500rpmの場合、基板300の表面外周部の塗布膜10は、外周側へ向かうほど厚くなる傾向にあり、外周60mmより外側でその厚さ増大が顕著となる。これに対して、リンス処理工程(S104)における基板300の回転速度が下がるにつれて、基板300の表面外周部の塗布膜10の膜厚は、徐々に薄くなる。そして、図5(b)の基板300の回転速度が1200rpmの場合、基板300の表面外周部の塗布膜10は外周60mmより外側では薄くなる傾向に転じ、外周部の厚膜化は緩和する。これは、リンス液12の回り込みにより基板300の表面外周部の塗布膜10が膜減りすることで、外周部の厚膜化が緩和した結果を示すものである。
以上のように、基板表面外周部の塗布膜の厚膜化を抑制しつつ基板裏面の不要な塗布膜や異物を除去するためには、リンス処理工程(S104)における基板300の回転速度を1200rpm以下とすることが望ましい。但し、基板300の回転速度を500rpm未満にすると遠心力の低下により、ベベル部や基板300の裏面の不要な塗布膜の除去性の低下が現れ始める。そのため、リンス処理工程(S104)における基板300の回転速度は500rpmから1200rpmの間に設定するのが好ましい。
これまで述べたように、基板の表面外周部の塗布膜の厚膜化を抑制することで、フォトリソグラフィ工程の露光条件の不適切によるパターン形成不良を抑制し、基板の有効領域の拡大が可能となる。また、基板のベベル部や裏面の不要な塗布膜を除去することで、例えば、基板と基板を格納するキャリアとの接触や振動等による不要な塗布膜の剥離と、半導体装置への再付着による歩留まり低下の抑制を実現できる。
本発明の第2の実施形態における半導体装置の製造方法の主要工程のフローチャートを図6に示す。図6に示すように、第2の実施形態における半導体装置の製造方法は、基板保持・回転開始工程(S201)と、塗布膜薬液供給工程(S202)と、塗布膜形成工程(S203)と、リンス処理1工程(S204)と、リンス処理2工程(S205)と、加熱処理工程(S206)という一連の工程を実施する。第2の実施形態における基板保持・回転開始工程(S201)、塗布膜薬液供給工程(S202)、塗布膜形成工程(S203)、リンス処理1工程(S204)は、それぞれ第1の実施形態における基板保持・回転開始工程(S101)、塗布膜薬液供給工程(S102)、塗布膜形成工程(S103)、リンス処理工程(S104)に対応し、同様の処理を行う。
通常、リンス液供給中の基板の回転速度は、高いほど不要な塗布膜や付着している異物に対する遠心力が高まるので、それらの除去性が向上する。そこで第2の実施形態では、リンス処理1工程(S204)の後に、基板の回転速度が高いリンス処理2工程(S205)を追加している。
例えば、リンス処理1工程(S204)において基板300の回転速度を1200rpm以下の低速として、基板300の裏面および基板300の表面外周部にリンス液12を供給する。そしてリンス処理2工程(S205)において、リンス液12を供給しながら基板300の回転速度を1500rpmから1800rpmの間の高速とする。図4に示すように、基板300の回転速度を1500rpmから1800rpmとすると、基板300の裏面のみにリンス液12を供給することができる。このようにすることで、確実に基板300の裏面やベベル部の不要な塗布膜や異物を除去し、基板300の表面外周部の塗布膜10の厚膜化の抑制を実現することができる。
以上の説明においては、基板300の回転速度が低いリンス処理1工程(S204)を先とし、基板300の回転速度が高いリンス処理2工程(S205)を後としているが、この順番が逆であっても構わない。
また、図6に示すフローチャートは一例であり、この組み合わせや順序に限られるものではない。例えば、基板保持・回転開始工程(S201)、塗布膜薬液供給工程(S202)、塗布膜形成工程(S203)、リンス処理1工程(S204)は、同時に1つの処理として行ってもよいし、切れ目無く移行しても構わない。すなわち、塗布膜の成膜の際に基板の裏面側から基板の裏面にリンス液を供給し、基板の裏面および基板の表面外周部にリンス液が接触するように基板の回転速度が第1の値以下である処理と、さらに基板裏面のみにリンス液が接触するように基板の回転速度が第2の値以上である処理とを含む以外は任意の工程順序や組み合わせにして構わない。
本発明については、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施形態において6インチの直径の基板を例として説明しているが、それに限らず、それ以上またはそれ以下の直径の基板において本発明が適用できることはいうまでもない。
10 塗布膜
12 リンス液
102 チャンバ
104 ステージ
106、108 供給ノズル
300 基板
122、124 バルブ

Claims (4)

  1. 基板上に塗布膜形成用の薬液を塗布し、前記基板を回転させることにより所定の膜厚となるように塗布膜を成膜する半導体装置の製造方法であって、
    前記成膜の際に前記基板裏面側から前記基板裏面に前記塗布膜が溶解するリンス液を供給し、
    前記基板裏面および前記基板表面外周部に前記リンス液が接触するように前記基板の回転速度が第1の値以下であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1の値が500rpm以上1200rpm以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. さらに前記基板裏面のみに前記リンス液が接触するように前記基板の回転速度が前記第1の回転速度よりも高い第2の値以上である工程を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2の値が1500rpm以上1800rpm以下であることを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
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