JP2019066100A - 氷状ブリック及び氷状ブリックの製造方法 - Google Patents

氷状ブリック及び氷状ブリックの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄冷剤として使用可能な氷状ブリックを安価に製造し得る氷状ブリック、及び、この氷状ブリックの製造方法を提供する。【解決手段】氷状ブリックの製造方法は、耐冷性の容器110内に溶質を含むブライン120を注入する工程と、ブラインが貯留された耐冷性の容器をブラインよりも低い凝固点の氷スラリーの中に配置する工程と、氷スラリーによってブラインを急速冷凍することで前記耐熱性容器の中に氷状ブリックを成形する工程と、を含んでいる。【選択図】図1

Description

本発明は、ブラインを凍結させた氷状ブリック及び氷状ブリックの製造方法に関する。
生鮮海産物等の魚介類や各種の精肉、野菜その他の食品を凍結させた状態で輸送するため、従来より、リーファーコンテナや冷凍コンテナ等が用いられている。
リーファーコンテナは、保冷庫内の温度を維持させるための冷凍機を備えている。リーファーコンテナは、保冷庫に冷凍機や換気手段等の設備を配置させるスペースを確保する必要があるため、魚介類や精肉等の被冷凍品を載置するスペースが制約されるだけでなく、冷凍機等を駆動させるために大量の電力が必要となる。
冷凍コンテナは、冷凍された蓄冷剤を保冷庫内に複数配置して、被冷凍品を輸送する。冷凍コンテナに用いられる蓄冷剤は、時間と共に融解して冷却能が低下する。融解に伴い冷却能が低下した大量の蓄冷剤は、再凍結させる処理が継続的に行われている。蓄冷剤は、サイズにもよるが、1拠点あたり1日に5,000乃至10,000個程度再凍結処理される場合もある。
蓄冷剤を再凍結させる具体的な手法としては、一般的にエアーブラスト(空気冷凍)方式が採用されている(特許文献1及び2参照)。エアーブラスト(空気冷凍)方式とは、冷凍庫内に冷気を吹き込むことにより、冷凍庫内の温度を下げて冷凍を行う最も一般的な冷凍手法である。例えば家庭にある冷蔵庫の冷凍室にもエアーブラスト(空気冷凍)方式が採用されている。
特開2017−077925号公報 特開2015−036605号公報
特許文献1及び2に開示されているような従来のエアーブラスト(空気冷凍)方式による冷凍技術では、蓄冷剤を冷凍するために−40℃程度の冷気で8時間程度蓄冷剤を冷却させる必要がある。このため、冷気を作り出すために多大な電力等のエネルギーや時間が必要となる。
つまり、蓄冷剤を利用して食品を保冷しながらの輸送する冷凍コンテでは、リーファーコンテナのような多大な電力等のエネルギーを必要とすることはないが、蓄冷剤自体を冷却するために多大な電力等のエネルギーが必要となる。また、冷凍コンテナは、蓄冷剤を冷凍させるために8時間程度待つ必要があるため、冷凍させる蓄冷剤の数量を増やそうとしても、時間的な制約が大きい。したがって、従来の方法によって製造された蓄冷剤は、コスト高になるという問題がある。
また、食品を保冷するため、従来、ドライアイスが多用されている。ドライアイスは、気体の二酸化炭素を加圧圧縮することで液化し、その液体の二酸化炭素を急速に大気圧力にすることで粉末状の固体とし、その固体をプレス機で成形することで所定の形状に成形される。
このような方法で製造されるドライアイスは、二酸化炭素の調達が困難であったり、コスト高であったりすることから、割高な製品となる。また、ドライアイスは、二酸化炭素を排出することから、酸欠による事故の危険性があったり、地球温暖化の一因になったりするといわれている。
本発明は、蓄冷剤として使用可能な氷状ブリック、及び、この氷状ブリックを安価に製造し得る氷状ブリックの製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る氷状ブリックの製造方法は、
耐冷性の容器内に溶質を含むブラインを注入する工程と、
前記ブラインが貯留された前記耐冷性の容器を前記ブラインよりも低い凝固点の氷スラリーの中に配置する工程と、
前記氷スラリーによってブラインを急速冷凍することで前記耐熱性容器の中に氷状ブリックを成形する工程と、
を含んでいる。
本発明に係る氷状ブリックの製造方法において、
前記氷状ブリックは、前記容器内から排出されてよい。
本発明に係る氷状ブリックの製造方法において、
前記ブラインは、飽和食塩水であってよい。
本発明に係る氷状ブリックの製造方法において、
前記容器は、銅製であってよい。
本発明に係る氷状ブリックの製造方法において、
前記ブラインは、流動している氷スラリー内で急速冷凍されてよい。
本発明に係る氷状ブリックは、
溶質を含むブラインを急速冷凍した氷状ブリックであって、前記ブラインの溶質濃度の高い部位と低い部位との差が10%以内である。
本発明によれば、蓄冷剤として使用可能な氷状ブリック、及び、この氷状ブリックを安価に製造し得る氷状ブリックの製造方法を提供することができる。
本発明に係る氷状ブリックを成形するための蓄冷剤の一実施形態を示す概略斜視図である。 本発明に係る氷状ブリックを製造するための冷却装置の概要を示し、(A)は冷却装置の平面図を含むイメージ図であり、(B)は冷却装置の正面図を含むイメージ図である。 フレークアイス製造装置の一例を示す概略斜視図である。 フレークアイス製造システムの概要を示す模式図である。 本発明に係る氷状ブリックの特性とドライアイスの特性とを比較する図である。 本発明に係る氷状ブリックを形成するための変形実施形態を示し、(A)はは型枠を使用して氷状ブリックを成形している状態を示す断面平面図、(B)は氷状ブリックを型枠から取り出す状態を示す断面平面図である。
図1に示すように、本実施形態によって成形される氷状ブリックは、耐冷性の容器110内に溶質を含むブライン120を注入し、容器110内に貯留されたブライン120を急速冷凍することによって製造される。図1は、本発明に係る氷状ブリックを成形するための被冷凍物101の一実施形態を示す概略斜視図である。
ブラインとは、凝固点が0℃以下となる塩等の水溶液である。本実施形態において、耐冷性の容器110に貯留されたブライン120は、ブライン120よりも低い凝固点の氷スラリーに冷却されることによって氷状ブリックとなる。ブライン120としては、例えば飽和食塩水(凝固点が−21℃)を用いてよい。氷スラリーを使用した氷状ブリックの製造方法は、後述する。本願においては、容器110内にブライン120を貯留したものを被冷凍物101という。
氷スラリーは、ハイブリッドアイス(後述する)をフレーク状に加工したフレークアイス(固体)と、ブライン120の凝固点よりも低い凝固点を溶質とする水溶液(冷凍用ブライン)とを所定の比率で混合させたシャーベット状の混合物で、流動性を有している。氷スラリーにフレークアイスを加えることにより、氷スラリーに含まれるフレークアイスと冷凍ブラインとの構成比率を容易に調整することができる。
ハイブリッドアイスは、ブライン120の凝固点よりも低い凝固点の溶質を含有する水溶液(冷凍用ブライン)を、溶質濃度がほぼ均一となるように凝固させた氷である。ハイブリッドアイスは、少なくとも(a)融解完了時の温度が0℃未満、かつ、(b)融解過程で氷が融解した水溶液(冷凍用ブライン)の溶質濃度の変化率(以下、「溶質濃度の変化率」と略称する場合がある)が30%以内という条件を満たし、被冷凍品を効率よく冷凍することができるという特性を有している。
フレークアイスとは、ハイブリッドアイスをフレーク(剥片)状に加工した固体である。フレークアイスは、後述するように、図3に示すようなフレークアイス製造装置200によって製造される。
冷凍用ブラインは、ブライン120よりも低い凝固点の溶質を含有している。ブライン120が飽和食塩水(凝固点が−21℃)である場合は、冷凍用ブラインは、例えば凝固点が−55℃の塩化カルシウム水溶液(30%水溶液)を採用する。冷凍用ブラインは、ブライン120が例えば塩化マグネシウム水溶液(飽和状態で凝固点が−26.27℃)の場合、ブライン120の凝固点よりも凝固点が低い(温度差が20℃以上であることが好ましい)塩化カルシウム(水溶液30%で凝固点が−55℃)、エチレングリコール水溶液(70%水溶液で凝固点が−60℃)等を採用してよい。
そして、フレークアイスと冷凍用ブラインとを混合させて氷スラリーの状態とすることにより流動性を持たせる。これにより、被冷凍物101に対し万遍なくフレークアイス(固体)を接触させることができるようになり、被冷凍物101を急速冷凍することが可能となる。
容器110は、耐冷性を有するとともに、熱伝導率や熱保有量が優れた材料、例えば、銅で成形されている。本願において、銅とは、100%銅の成分のみで組成されているものに限らず、必要な熱伝導率や熱保有量を有する範囲で、銅以外の成分を含有しているものを含む。
容器110は、上面に開口部を有する升形状の本体部111と、この本体部111の開口部を開閉する蓋体部112とを備えている。本体部111は、四角形状の底面部(図示せず)と、この底面部の外周縁から立ち上げられた4枚の嵩高の側面部111aとを備えている。隣り合っている側面部111aの端縁同士は密着している。
本体部111は、図示したように底面部が長方形で、対向している一方の一対の側面部111aの間隔が狭く、他方の一対の側面部111aの間隔が広くされている。本体部111は、図示しないが、対向している両方の一対の側面部111aの間隔が同じとしてもよいし、側面部111aの嵩が低い形状としてもよい。
蓋体部112は、本体部111とは別体で、本体部111に着脱される。蓋体部112は、本体部111の底面部とほぼ同じ形状の天板部112aと、この天板部112aの外周縁から立ち下げられた嵌合周板部112bとを備えている。蓋体部112の嵌合周板部112bが本体部111の側面部111aの上部を外嵌する。蓋体部112は、図示しないが、本体部111の一つの側面部111aに連設され、開口部を開閉するフラップとしてもよい。容器110の各寸法は、製造しようとする氷状ブリックの寸法によって適宜選択できる。
図2は、氷状ブリックを製造するための冷却装置1の概要を示し、(A)は冷却装置の平面図を含むイメージ図であり、(B)は冷却装置の正面図を含むイメージ図である。冷却装置1は、被冷凍物冷却部11と、氷スラリー供給部12と、氷スラリー循環部13と、ブライン抽出部14と、氷スラリー製造部15とを備えている。
被冷凍物冷却部11は、被冷凍物101と氷スラリーSとを所定の相対速度で接触させることにより、被冷凍物101を冷却する領域である。被冷凍物冷却部11は、被冷凍物101と氷スラリーSとを所定の相対速度で接触させることにより被冷凍物101を冷却する。具体的には、被冷凍物冷却部11は、被冷凍物101を固定させる被冷凍物固定部51に固定させた被冷凍物101と、所定の相対速度で被冷凍物冷却部11の内部を流れる氷スラリーSとを接触させることにより被冷凍物101を急速冷凍する。
氷スラリー供給部12は、被冷凍物冷却部11に対し、氷スラリーSを供給する。具体的には、氷スラリー供給部12は、後述する氷スラリー製造部15により製造された氷スラリーSを、後述する氷スラリー循環部13を介して被冷凍物冷却部11に供給する。
また、氷スラリー供給部12は、氷スラリーSの供給を行う際、実際に被冷凍物冷却部11の内部及び後述する氷スラリー循環部13の内部を流動する氷スラリーSの量を適量となるように調節する。これにより、被冷凍物冷却部11において、氷スラリーSの供給過多によって被冷凍物冷却部11から氷スラリーSが溢れ出てしまう事態や、氷スラリーSの供給不足によって被冷凍物冷却部11において被冷凍物101に氷スラリーSが接触しないといった事態が生じる事を防止することができる。
氷スラリー循環部13は、被冷凍物冷却部11に氷スラリーSを送給する。具体的には、氷スラリー循環部13は、スクリューコンベア52を回転させることにより、氷スラリー供給部12から供給された氷スラリーSを被冷凍物冷却部11に送給し、また、送給した氷スラリーSを被冷凍物冷却部11から排出させる。
これにより、被冷凍物冷却部11に送給された氷スラリーSは、被冷凍物冷却部11において被冷凍物101に接触し又は接触することなく通過して被冷凍物冷却部11から排出される。そして、氷スラリー循環部13は、スクリューコンベア52を回転させることにより、被冷凍物冷却部11から排出された氷スラリーSを被冷凍物冷却部11に送還する。
このように、氷スラリー循環部13は、スクリューコンベア52を回転させることにより、冷却装置1内に氷スラリーSを循環させる。ここで、図2(A)の破線で囲まれた部分は、氷スラリー循環部13の内部の様子を示している。なお、破線で囲まれた部分は、図2(A)において氷スラリー循環部13の一部に過ぎないが、氷スラリー循環部13の他の部分についても、破線で囲まれた部分と同様に、内部にスクリューコンベア52が配置されているものとする。
ブライン抽出部14は、氷スラリー循環部13により被冷凍物冷却部11から排出された氷スラリーSに含まれる冷凍用ブラインを抽出し、この冷凍用ブラインを氷スラリー製造部15に提供する。
フレークアイスは、図3に示すようなフレークアイス製造装置200によって製造される。図3は、フレークアイス製造装置200の一例を示す概略斜視図である。
フレークアイス製造装置200は、ドラム21と、回転軸22と、噴射部23と、剥取部24と、ブレード25と、フレークアイス排出口26と、上部軸受部材27と、噴射制御部28と、防熱保護カバー29と、ギヤードモータ30と、ロータリージョイント31と、冷媒クリアランス34と、回転制御部37と、ブッシュ38と、冷媒供給部39とを備える。このようなフレークアイス製造装置200は、例えば液化天然ガスによって−80℃に冷却される。
ドラム21は、内筒32と、この内筒32を囲繞する外筒33と、内筒32と外筒33との間に形成される冷媒クリアランス34とで構成される。内筒32及び外筒33は、表面温度を−80℃程度以下にする必要があり、銅製とされる。また、内筒32及び外筒33の表面は、硬度を高くするためにクロムメッキされていてよい。また、ドラム21の外周面は、円筒状の防熱保護カバー29によって覆われている。冷媒クリアランス34には、冷媒供給部39から冷媒配管45を介して内筒冷却冷媒が供給される。内筒冷却冷媒としては、液化天然ガスを用いることが好ましい。これにより内筒32の内周面が冷却される。
回転軸22は、ドラム21の中心軸上に配置され、上部軸受部材27の上方に設置されたギヤードモータ30を動力源として、当該中心軸を軸として材軸回りに回転する。なお、ギヤードモータ30の回転速度は、後述の回転制御部37によって制御される。
噴射部23は、内筒32の壁面に向けて冷凍用ブラインを噴射する噴射孔23aを先端部に有する複数のパイプで構成され、回転軸22と共に回転する。噴射孔23aから噴射された冷凍用ブラインは、冷媒によって冷却された内筒32の壁面に付着し、溶質と溶媒とに分離する時間も与えられずに急速に凍結する。噴射部23を構成する複数のパイプは、回転軸22からドラム21の半径方向に放射状に延出している。
剥取部24は、内筒32の内周面に生成されたハイブリッドアイスを剥取るブレード25を先端部に備える複数のアームによって構成される。なお、剥取部24は、ドラム21の半径方向に延出し、回転軸22と共に回転する。剥取部24を構成する複数のアームは、回転軸22に関して対称となるように装着されている。なお、図1に示すフレークアイス製造装置200の剥取部24は、2本のアームによって構成されているが、アームの本数は特に限定されない。
また、アームの先端に装着されているブレード25は、内筒32の全長(全高)に略等しい長さを有する部材からなり、内筒32の内周面に対向する端部には複数の鋸歯25aが形成されている。
内筒32の内周面に生成されたハイブリッドアイスは、ブレード25によって剥取られることによりフレークアイスとなる。フレークアイスは、フレークアイス排出口26から落下する。フレークアイス排出口26から落下したフレークアイスは、フレークアイス製造装置200の直下に配置されたフレークアイス貯留タンク44(図4参照)内に貯えられる。
また、噴射部23から噴射される冷凍用ブラインの量を調節することにより、製造されるフレークアイスの量を調節してもよい。即ち、噴射部23から噴射される冷凍用ブラインの量を増やすことにより、製造されるフレークアイスの量を増やすことができる。また反対に、噴射部23から噴射される冷凍用ブラインの量を減らすことにより、製造されるフレークアイスの量を減らすことができる。
上部軸受部材27は、鍋を逆さにした形状からなり、ドラム21の上面を封止している。上部軸受部材27の中心部には、回転軸22を支持するブッシュ38が嵌装されている。なお、回転軸22は、上部軸受部材27にのみ支持され、回転軸22の下端部は軸支されていない。即ち、ドラム21の下方には、ブレード25によって剥ぎ取られたフレークアイスが落下する際に障害となる物がないため、ドラム21の下面はフレークアイスを排出するフレークアイス排出口26となる。
噴射制御部28は、噴射部23による冷凍用ブラインの噴射時に、噴射部23から噴射される冷凍用ブラインの量を調節する。なお、噴射部23から噴射させる冷凍用ブラインの量を調節する具体的な手法は特に限定されない。例えば、噴射部23を構成する複数のパイプの夫々について、冷凍用ブラインを噴射させるパイプの数と冷凍用ブラインを噴射させないパイプの数とを調節することにより、噴射される冷凍用ブラインの量を調節してもよい。また例えば、冷凍用ブラインを噴射させる複数のパイプに送り込む冷凍用ブラインの量を増減させることにより、噴射される冷凍用ブラインの量を調節してもよい。
また、噴射制御部28は、噴射部23による冷凍用ブラインの噴射時に、噴射圧力の可変制御を実行する。冷凍用ブラインの噴射圧力を可変制御できるようにすることにより、内筒32の内周面に付着する冷凍用ブラインの体積をコントロールすることができる。即ち、冷凍用ブラインを強い圧力で霧状に噴射させた場合に比べ、冷凍用ブラインを弱い圧力で液状に噴射させた場合の方が、内筒32の内周面に付着する冷凍用ブラインの粒子が大きくなる。このため、冷凍用ブラインを弱い圧力で液状に噴射させることにより生成されるハイブリッドアイスは、内筒32の内周面の温度よりも高いドラム21内部の空気の温度の影響を受け難くなる。
これにより、冷凍用ブラインを弱い圧力で液状に噴射させることにより生成されるハイブリッドアイスは、冷凍用ブラインを強い圧力で霧状に噴射させることにより生成される場合よりも溶け難いものとなる。なお、噴射制御部28が冷凍用ブラインの噴射圧力を可変制御する具体的な手法は特に限定されない。例えば、冷凍用ブラインを噴射させる複数のパイプの噴射口(図示なし)の口径を調節することにより噴射圧力を可変制御してもよい。
防熱保護カバー29は、円筒形状からなり、ドラム21の側面を封止している。
冷媒供給部39は、冷媒クリアランス34に対して、内筒32の内周面を冷却する内筒冷却冷媒を、冷媒配管45を介して供給する。冷媒クリアランス34に供給される冷媒は、冷媒クリアランス34と冷媒供給部39との間を冷媒配管45を介して循環する。これにより、冷媒クリアランス34に供給された内筒冷却冷媒を冷却能が高い状態で維持させることができる。
フレークアイス製造装置200は、図4に示すようなフレークアイス製造システム300に備えられる。図4は、フレークアイス製造システムの概要を示す模式図である。フレークアイス製造システム300は、ブライン貯留タンク40と、ポンプ41と、ブライン配管42と、ブラインタンク43と、フレークアイス貯留タンク44と、冷媒配管45と、凍結点調節部46と、フレークアイス製造装置200とを含むように構成されている。
ブライン貯留タンク40は、ハイブリッドアイスの原料となる冷凍用ブラインを貯える。ブライン貯留タンク40に貯えられた冷凍用ブラインは、ポンプ41を作動させることにより、ブライン配管42を介して噴射部23に供給される。噴射部23に供給された冷凍用ブラインは、ハイブリッドアイスを生成するための原料となる。
ブラインタンク43は、ブライン貯留タンク40内に貯留された冷凍用ブラインが少なくなると、ブライン貯留タンク40に対し冷凍用ブラインを供給する。なお、内筒32の内周面で凍結することなく流下した冷凍用ブラインは、ブライン貯留タンク40に貯えられ、ポンプ41が作動されることによって再びブライン配管42を介して噴射部23に供給される。
フレークアイス貯留タンク44は、フレークアイス製造装置200の直下に配置され、フレークアイス製造装置200のフレークアイス排出口26から落下したフレークアイスを貯える。
凍結点調節部46は、ブラインタンク43からブライン貯留タンク40に供給される冷凍用ブラインの凍結点を調節する。例えば冷凍用ブラインは濃度によって異なる。このため、凍結点調節部46は、ブライン貯留タンク40に貯えられている塩水の濃度を調節する。
次に、上記構成を有するフレークアイス製造装置200を含むフレークアイス製造システム300の動作について説明する。
まず、冷媒供給部39は、冷媒クリアランス34に冷媒を供給し、内筒32の内周面の温度を塩水の凍結点より−10℃程度低くなるように設定する。これにより、内筒32の内周面に付着した塩水を凍結させることができる。
内筒32の内周面が冷却されると、ポンプ41は、ブライン貯留タンク40からブライン配管42を介して、噴射部23に冷凍用ブラインを供給する。噴射部23に塩水が供給されると、噴射部23は、内筒32の内周面に向けて塩水を噴射する。噴射部23から噴射された塩水は、内筒32の内周面に接触すると、溶質である塩と溶媒である水とに分離する時間を与えられる間もなく瞬時に凍結しハイブリッドアイスとなる。このようにしてハイブリッドアイスが生成される。
ハイブリッドアイスは、冷凍用ブラインを凍結させた氷であるため、融解過程における溶質の溶出速度の変化が少ないという特徴を有する。具体的には、ハイブリッドアイスが融解する過程でハイブリッドアイスが融解した水溶液の溶質濃度の変化率は30%である。ここで、「融解過程でハイブリッドアイスが融解した水溶液の溶質濃度の変化率」とは、融解過程の任意のタイミングで融解した水溶液における溶質濃度に対する、融解完了時における水溶液の濃度の割合を意味する。なお、「溶質濃度」とは、水溶液に溶解している溶質の質量の割合を意味する。
内筒32の内周面に生成されたハイブリッドアイスは、内筒32内を下降する剥取部24によって剥ぎ取られる。剥取部24によって剥ぎ取られたハイブリッドアイスは、フレークアイスとしてフレークアイス排出口26から落下する。フレークアイス排出口26から落下したフレークアイスは、フレークアイス製造装置200の直下に配置されたフレークアイス貯留タンク44内に貯えられる。
また上述したように、凍結してハイブリッドアイスになることなく内筒32の内周面を流下した塩水は、ブライン貯留タンク40に貯えられ、ポンプ41を作動させることによりブライン配管42を介して噴射部23に再び供給される。なお、ブライン貯留タンク40内の塩水が少なくなると、ブラインタンク43からブライン貯留タンク40に塩水が供給される。
氷スラリーがフレークアイス製造装置200を含むフレークアイス製造システムによって製造される。すなわち、フレークアイス製造装置200のフレークアイス排出口26から落下したフレークアイスがフレークアイス貯留タンク44内に貯留され、このフレークアイス貯留タンク44内に冷凍用ブラインが混合されることで、氷スラリーが製造される。
具体的には、含有する氷スラリーSを、フレークアイスと冷凍用ブラインとの混合物により構成させる場合、フレークアイスにおける溶質濃度と、冷凍用ブラインにおける溶質濃度との比が、75:25〜20:80であることがより好ましく、70:30〜30:70であることがさらに好ましく、60:40〜40:60であることがより一層好ましく、55:45〜45:55であることがさらに一層好ましく、52:48〜48:52であることが特に好ましく、50:50であることが最も好ましい。特に、溶質として冷凍用ブラインを用いる場合、フレークアイスにおける溶質濃度と、冷凍用ブラインにおける溶質濃度との比が上記範囲内にあることが好ましい。
例えば、フレークアイスよりも高い熱伝導率を有する固体の質量/氷スラリーに含まれるフレークアイスの質量(又は氷スラリーに含まれるフレークアイスと冷凍用ブラインとの合計質量)は、1/100000以上(1/50000以上、1/10000以上、1/5000以上、1/1000以上、1/500以上、1/100以上、1/50以上、1/10以上、1/5以上、1/4以上、1/3以上、1/2以上等)であってもよい。なお、上記固体は、どのような形状であってもよいが、粒子状である方が好ましい。氷スラリーに接する面積が大きくなり、また加工し易い等のメリットがあるからである。
このようにして、被冷凍物の容器110内のブライン120が、ブライン120よりも低い凝固点の氷スラリーSによって急速冷凍されることで、凍結された氷状ブリックが成形される。この氷状ブリックは、ブライン120の溶質濃度が均一に分布している。具体的には、ブライン120の溶質濃度が最も高い部位と最も低い部位との差(バラツキ)が10%以内、好ましくは5%以内となっている。これは、ブライン120が銅製の容器110に貯留され、氷スラリーSによって急速冷凍されるからである。
この氷状ブリックは、容器110に入れられたまま、冷凍コンテナに搭載され、生成海産物等の食品を凍結した状態とすることができる。容器110が銅製とされることで、氷状ブリックが冷凍コンテナ内を効率的に冷却する。時間が経過することで、氷状ブリックが溶けて塩水となっても、塩水は容器110内に貯留され、食品を浸すことがない。
ここで、図5を参照して、氷状ブリックの特性をドライアイスと比較して説明する。図5は、本発明に係る氷状ブリック(図5において「HBI」と記載)の特性と従来のドライアイス(「図5においてDRI」と記載)の特性とを比較する図である。
具体的には、2個の氷状ブリック(飽和食塩水を急速冷凍させたもの。各1Kg)がパッケージの中に入れられ、1個のドライアイス(1kg)がテストパッケージ(JIS規格の議事食品)の中に入れられて凍結し、各パッケージが発泡箱内に入れられ、恒温槽内(温度30℃、湿度65%)に置いて、夫々1400分経過するまでの芯温、発泡箱内気温、パッケージ芯温を測定した。なお、ドライアイスの芯温は図示しないが−79℃である。
氷状ブリックの発泡箱内気温(細い実線)とドライアイスの発泡箱内の気温(細い点線)は、大差なく、昇温する。氷状ブリックの芯温(太い実線)は、100分から800分まで約−21℃を維持し、その後、次第に昇温して0℃になる。したがって、氷状ブリックは、800分程度まで被冷凍品を冷却保温することができる。
氷状ブリックのテストパッケージ芯温(太い点線)とドライアイスのテストパッケージ(細い一点鎖線)は、対数関数のグラフのように0℃まで昇温する。氷状ブリックのテストパッケージは、ドライアイスのテストパッケージよりも低温で推移している。結果としては、ドライアイス1kgに対して氷状ブリック2kgを使用することで、氷状ブリックは、ドライアイスに対して同等以上の冷却性能を有することがわかる。したがって氷状ブリックは、ドライアイスの代替となる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。また本発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更や上記実施の形態の組み合わせを施してもよい。
例えば、被冷凍物101は、流動している氷スラリーS内で冷却するとしたが、停止している氷スラリーS内で被冷凍物101を移動させてもよい。さらに、氷状ブリックは、ブライン120を貯留した容器110を氷スラリーS内に漬けて、この容器110を振動等させることで成形してもよい。
ブライン120を貯留する容器110は、耐冷性を有し、好ましくは熱伝導率や熱保有量が優れていれば、銅以外の金属、さらに、塩化ビニル等で成形したものとしてもよい。さらに、容器110は、箱形状に限定されず、円柱状や球状等であってもよい。
また、氷状ブリックは、−21℃程度まで急速冷凍されるとしたが、使用環境によって、例えば−10℃程度に急速冷凍されるだけとしてもよい。この場合は、氷スラリーSは、上述した溶質として適宜変更したものを採用する。
また、氷状ブリックは、容器110内に袋体を入れ、この袋体内に飽和食塩水を貯留することで成形してもよい。この氷状ブリックは、袋体を容器110内から取り出して使用することができる。
以上まとめると、本発明が適用される氷状ブリックの製造方法は、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される氷状ブリックの製造方法は、
耐冷性の容器内に溶質を含むブラインを注入する工程と、
前記ブラインが貯留された前記耐冷性の容器を前記ブラインよりも低い凝固点の氷スラリーの中に配置する工程と、
前記氷スラリーによってブラインを急速冷凍することで前記耐熱性容器の中に氷状ブリックを成形する工程と、
を含んでいる。
例えば、氷状ブリックは、図1に示すような容器110ではなく、図6に示すような銅製ダイキャストの型枠130で成形してもよい。図6は、本発明に係る氷状ブリックを形成するための変形実施形態を示し、(A)は型枠130を使用して氷状ブリックを成形している状態を示す断面平面図、(B)は氷状ブリックを型枠130から取り出す状態を示す断面平面図である。
型枠130は、平板上に立てられて接離する第1の型枠131と第2の型枠132とを備えている。第1の型枠131も第2の型枠132も、基盤131a,132aと、この基盤131a,132aから突出した複数(図面では4枚)の仕切盤131b,132bとを備えている。第1の型枠131の仕切盤131bの端面と第2の型枠132の仕切盤132bの端面とは向き合って接離する。両仕切盤131b,132bの端面が接合した状態で、型枠内に複数(図面では3か所)の空間部133が形成される。
第1の型枠131と第2の型枠132の両基盤131a,132aと仕切盤131b,132bとには、長さ方向に小管状の流路131c,132cが多数形成されている。この流路131c,132c内には、低温の液化天然ガスや氷スラリー等の冷却材が供給され、空間部133内を冷却する。
このような型枠130を使用して氷状ブリックを成形するには、まず、図6(A)に示すように、第1の型枠131と第2の型枠132が接合した状態で空間部133を形成し、この空間部133内にブライン120を注入する。そして、流路131c,132c内に冷却材を流動し、空間部133内のブライン120を急速冷凍する。ブライン120が急速冷凍されると、氷状ブリックが成形される。この後、図6(B)に示すように、第1の型枠131と第2の型枠132とを分離することで、氷状ブリックを空間部133内から取り出す。
このように型枠130を使用して氷状ブリックを成形する場合の変形例としては、例えば、第1の型枠131の基盤を平板上に置き、第2の型枠132が昇降するようにしてもよい。この場合は、第1の型枠131も第2の型枠132も空間部133を形成するための一対の端盤が備えられる。
これにより、成形された氷状ブリックに含まれるブライン120の濃度が均一に分布したものとすることができる。
本発明が適用される氷状ブリックの製造方法において、前記氷状ブリックは、前記容器110内から排出されてもよい。
この氷状ブリックは、食品等の被冷却物を直接、冷却することができる。
本発明が適用される氷状ブリックの製造方法において、前記ブライン120は、飽和食塩水とされる。
この氷状ブリックは、例えば飽和食塩水を溶質とする冷凍用ブラインによって急速冷凍することができる。この氷状ブリックは、ドライアイスの代替物になり得る。
本発明が適用される氷状ブリックの製造方法において、前記容器110は、銅製とされる。
銅製の容器110によって氷状ブリックを効率的に生成することができ、容器110に入れた氷状ブリックは、効率的に急速冷凍することができる。
本発明が適用される氷状ブリックの製造方法において、前記ブライン120は、流動している氷スラリー内で急速冷凍される。
このようにして製造された氷状ブリックを成形するに際して、容器110に膜が形成されないようにすることができる。
本発明に係る氷状ブリックは、
溶質を含むブライン120を急速冷凍した氷状ブリックであって、前記ブラインの溶質濃度の高い部位と低い部位との差が10%以内である。
1:冷却装置、11:被冷凍物冷却部、12:氷スラリー供給部、13:氷スラリー循環部、14:ブライン抽出部、15:氷スラリー製造部、21:ドラム、22:回転軸、23:噴射部、23a:噴射孔、24:剥取部、25:ブレード、26:フレークアイス排出口、27:上部軸受部材、28:噴射制御部、29:防熱保護カバー、30:ギヤードモータ、31:ロータリージョイント、32:内筒、33:外筒、34:冷媒クリアランス、38:ブッシュ、39:冷媒供給部、40:ブライン貯留タンク、41:ポンプ、42:ブライン配管、43:ブラインタンク、44:フレークアイス貯留タンク、45:冷媒配管、46:凍結点調節部、51:被冷凍物固定部、52:スクリューコンベア、101:被冷凍物、110:容器、111:本体部、112:蓋体部、120:ブライン、200:フレークアイス製造装置、300:フレークアイス製造システム、S:氷スラリー

Claims (6)

  1. 耐冷性の容器内に溶質を含むブラインを注入する工程と、
    前記ブラインが貯留された前記耐冷性の容器を前記ブラインよりも低い凝固点の氷スラリーの中に配置する工程と、
    前記氷スラリーによってブラインを急速冷凍することで前記耐熱性容器の中に氷状ブリックを成形する工程と、
    を含む氷状ブリックの製造方法。
  2. 前記氷状ブリックは、前記容器内から排出される、
    請求項1に記載の氷状ブリックの製造方法。
  3. 前記ブラインは、飽和食塩水である、
    請求項1に記載の氷状ブリックの製造方法。
  4. 前記容器は、銅製である、
    請求項1又は2に記載の氷状ブリックの製造方法。
  5. 前記ブラインは、流動している氷スラリー内で急速冷凍される、
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の氷状ブリックの製造方法。
  6. 溶質を含むブラインを急速冷凍した氷状ブリックであって、前記ブラインの溶質濃度の高い部位と低い部位との差が10%以内である、
    氷状ブリック。
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