JP5208858B2 - 冷却装置 - Google Patents

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本発明は、食品等の被冷却物の急速冷却を行う冷却装置に関する。
従来の被冷却物を冷却する方式としては、ブラストチラー方式やブライン方式が知られている。
ブラストチラー方式は、庫内に、熱源として伝熱面積の大きなエバポレータと、強風ファンを設け、エバポレータのフィンの間に強制的に空気を通過させて、循環量を多くし、冷気を作り出して、庫内の被冷却物へ直接吹き付けることで熱交換の効率を高めた方式である。
また、ブライン方式は、特許文献1に記載されたように、タンク内で不凍液の不凍液を循環させ、不凍液に被冷却物を浸漬して冷却を行うものである。
特開平4−173075号公報
ブラストチラー方式では、被冷却物の表面は強冷風に晒されているために、被冷却物の表面と中心部との間には温度差が発生し、中心部の方が温度が高いために、熱は中心側から表面側へと移動し、同時に水分も熱と同じ方向に移動するので、中心部から水分が奪われていき、被冷却物の乾燥・脱気が生じ、被冷却物の復元性(冷却して再び温度を戻したときの被冷却物の物性、外観等の復元性)が悪いという問題がある。
また、空気を冷却媒体として使用しており、空気と被冷却物との間での熱交換により冷却を行っているために、空気の熱伝導率の低さから、冷却時間がかかるという問題がある。
一方、ブライン方式では、液体を冷却媒体として使用しており、液体は空気に比較して熱伝導率が高いため、ブラストチラー方式に比較して冷却時間を短縮することができる。しかしながら、−50℃以下の不凍液は流動性がなく境膜係数が大きいため、熱交換率が悪く、冷却時間の短縮化が不十分である。また、低温(例えば−50℃〜−60℃)の不凍液を循環させるためのポンプが高価となり、コストがかかり、液体にアルコール類が含有される場合、その発火性の性質上その管理・取扱が複雑になり、被冷却物を不凍液に浸漬した後に、被冷却物に付着した液体を除去するための工程が必要になる、という種々の問題がある。
以上のブラストチラー方式やブライン方式の課題を解決するための方式として、金属材料を冷却媒体として使用することが考えられる。金属材料は空気及び液体と比較して、高い熱伝導率及び大きな熱容量を持つために、ブラストチラー方式のように空気を冷却媒体とする方式または液体を冷却媒体とするブライン方式と比較して、熱交換を効率よく行うことができる。また、ブラストチラー方式と比較して、被冷却物の乾燥・脱気を抑制することができるという利点を有する。また、ブライン方式のような発火の心配がなく、被冷却物に冷却媒体が付着して残らないために、液体の拭き取りといった手間がないという利点を有する。
以上の利点から、金属材料の冷却媒体としての利用価値は非常に高く、従来、冷凍が不可能であった被冷却物の冷凍の量産実用化の可能性を持ち、非常に有望であると考えられる。しかしながら、本発明者は、単に金属材料を被冷却物と接触させるだけでは、十分な急速冷却効果または十分な復元性が得られる訳ではなく、また、工業的な実用化を図るためには不十分であることを見出した。
本発明は、かかる従来の問題に鑑みなされたもので、冷却媒体として金属材料を用いて、急速冷却を可能とし、復元性を良好とし、実用性の高い冷却装置を提供することをその目的とする。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、被冷却物の冷却を行うために、冷却空気を生成する冷却空気生成装置内に設置される冷却装置であって、
内部に空間を形成すると共に、流入口と流出口とを有する断熱壁体と、
前記空間内に配設されて、被冷却物を収納する被冷却物収納器と、
前記流入口または流出口の近傍に配置されて、流入口から流出口に向ける冷却空気の流通を促進するための流通促進手段と、
を備え、
前記被冷却物収納器内には、多数の金属体が保持されると共に、被冷却物を収納する収納部が設けられ、多数の金属体は、収納部に収納される被冷却物と間接的または直接的に熱交換可能となっており、多数の金属体の間には前記冷却空気が流通可能となっており、
前記流通促進手段は、被冷却物の凝固点近傍までは、流入口から流出口に向ける冷却空気の流通を抑制し、被冷却物の凝固点近傍に達すると、流入口から流出口に向ける冷却空気の流通を促進することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記被冷却物収納器が、金属体を保持して拘束する保持空間を画成する金属壁体を有し、前記金属壁体に前記収納部が設けられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の前記被冷却物収納器が、前記収納部を有する収納本体と、収納本体に対して開閉可能となった蓋体とを有し、収納本体は前記金属壁体を備えると共に、蓋体は、金属体を保持して拘束する保持空間を画成する金属壁体を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の前記金属壁体に、金属体の通過は阻止するものの前記冷却空気の流通を許容する通気部が設けられることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の前記保持空間内で多数の金属体が自由に移動可能であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の前記被冷却物収納器が、前記断熱壁体内の空間から着脱可能であることを特徴とする。
本発明によれば、多数の金属体を用いて被冷却物を冷却しており、金属体は、熱伝導率が高いために、被冷却物との熱交換を効率良く行うことができる。
多数の金属体を用いることで、適度な間隙を形成することができるために、冷却空気と金属体との熱交換を効率よく行うことができる。
そして、流通促進手段は、多数の金属体の大きな熱容量を利用し、被冷却物の凝固点近傍までは、流入口から流出口に向ける冷却空気の流通を抑制して多数の金属体に冷気を蓄熱し、被冷却物の凝固点近傍に達すると、流入口から流出口に向ける冷却空気の流通を促進して金属体に蓄熱された冷気を一気に放出させる。このため、必要な熱容量が激増する氷結晶帯を短時間で通過させることができて、急速冷却を可能にし、被冷却物の劣化を防ぎ、高い復元性を持たせることができる。
本発明による冷却装置の第1実施形態の斜視図である。 図1の冷却装置の内部構造を表す断面図である。 (a)は被冷却物収納器の斜視図であり、(b)はその蓋体を開いた状態の斜視図である。 (a)は被冷却物収納器の断面図であり、(b)はその蓋体を開いた状態の断面図である。 被冷却物収納器の収納部の拡大図である。 図1の冷却装置を冷却空気生成装置内に設置した状態を示す内部構造の示す断面図である。 図1の冷却装置において事前計測の状態を表す断面図である。 本発明による冷却装置の第2実施形態の斜視図である。 図8の冷却装置の内部構造を表す断面図である。 被冷却物収納器の収納本体の変形例を表す断面図である。 被冷却物収納器の収納本体の収納部の変形例を表す断面図である。 被冷却物収納器の収納本体の収納部の変形例を表す断面図である。 被冷却物収納器の収納本体の収納部の変形例を表す断面図である。 被冷却物収納器の収納本体の収納部の変形例を表す断面図である。 被冷却物収納器の収納本体の収納部の変形例を表す断面図であり、(a)は被冷却物の投入前、(b)は投入後を示す。 被冷却物収納器の蓋体の変形例を表す断面図である。 実験例の温度変化を表すグラフである。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。尚、以下の実施形態は本発明を限定するものではない。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明による冷却装置の第1実施形態の図である。
図において、冷却装置10は、断熱壁体12を有する。断熱壁体12は発泡材料等から構成することができる。断熱壁体12の一面は、本体に対して開閉自在となった断熱性の扉14となっている。
断熱壁体12の対向する2面、図1の例では上面と下面にはそれぞれ開口12a、12aが形成されている。扉14を閉じた状態で、断熱壁体12は、一対の開口12a、12aをのみを通して外部と連通可能となった閉じた空間16を形成する。そして、該開口12a、12aのいずれか一方、または両方の近傍には、流通促進手段としてのファン18を取り付けることができ(図示の例では一方にのみファン18を取り付ける)、該ファン18は、空間16内に外部からの冷却空気を取り込む吸気ファン、または空間16内から外部へと冷却空気を送り出す排気ファンとして作用する。このファン18によって、一方の流入口となる開口12aを介して外部から空間16を通り他方の流出口となる開口12aを介して外部へと流れ出す一方向の空気の流れが生成される。
ファン18は、制御器70に接続されており、制御器70からの制御信号によってその回転数が制御される。
断熱壁体12の上面に形成された開口12aの上方及び下面に形成された開口12aの下方には、冷却空気を空間16内に取り込む(または送り出す)ための空間が形成されている必要があり、そのため、この実施形態では断熱壁体12の下方に脚20が設けられている。
断熱壁体12の側面の内側には、ガイドレール22が取り付けられており、ガイドレール22によって断熱壁体12は被冷却物を含む被冷却物収納器30を着脱可能に保持可能となっている。
被冷却物収納器30は、扉14を開けた状態で、空間16に搬入出が可能となっており、ガイドレール22によって空間16内で保持される。好ましくは、被冷却物収納器30が保持された状態で、被冷却物収納器30と上下の開口12aとの間にそれぞれ空間が形成されるとよく、これによって、開口12aから取り込まれた空気が整流されて被冷却物収納器30に入り、整流状態で被冷却物収納器30を出ていくことができる。例えば、被冷却物収納器30と各開口12aとの間の空間の高さは、被冷却物収納器30の高さ寸法と同じ程度の高さとなっているとよい。
被冷却物収納器30は、図3及び図4に示したように、収納本体32と、収納本体32に対して開閉可能に取り付けられた蓋体34と、を備える。
収納本体32は、その内側に閉じた保持空間32bを画成する複数の壁体32aを有する。各壁体32aは、金属製となっている。壁体32aの対向する2面、この例では、断熱壁体12の開口12aが形成された面と整合する上面と下面の少なくともその一部は多孔性壁面32cとなっており、残りの面は無孔性壁面となっている。多孔性壁面32cとしては、パンチングメタル、金網、メッシュなどの金属製のものから構成することができる。さらに、壁体32aの上面に形成された多孔性壁面32cの一部には、被冷却物の形状に合致した凹状の収納部32dが設けられる。
図5に示したように、収納部32dを形成する部材は、多孔性または無孔性のいずれの壁面から構成することもでき、その部材のフランジ部が多孔性壁面32cまたは壁面32aに取り付けられる。図示した例では、被冷却物Pがカップ形状のものとしており(例えば、プリン、茶碗蒸しのようなカップ内に充填されたもの)、これに合わせて、収納部32dもカップ形状となっている。
同様に、蓋体34は、その内側に閉じた保持空間34bを画成する複数の壁体34aを有する。各壁体34aは、金属製となっている。壁体34aの対向する2面、この例では、断熱壁体12の開口12aが形成された面と整合する上面と下面の少なくともその一部は多孔性壁面34cとなっており、残りの面は無孔性壁面となっている。多孔性壁面34cとしては、パンチングメタル、金網、メッシュなどの金属製のものから構成することができる。
壁体32aによって完全に包囲された保持空間32b及び壁体34aによって完全に包囲された保持空間34bには、金属製の多数の金属粒36が充填・封入される。金属粒36は保持空間32b、34b内で複数層に重なるものの、その形状から、隣接する金属粒36同士との間に、空気が流通可能な間隙が形成される。
金属粒36の形状は、必ずしも真球である必要はなく、楕円体や多少の歪みがあっても良く、さらには、円柱、直方体、多面体等とすることも可能である。好ましくは、突起が少なく、表面積を大きく確保することができる形状であるとよい。金属粒36は、多孔性壁面32c、34cを通過することができない直径(または差し渡し最小寸法)を持っており、保持空間32b、34bから脱落することは不可能となっている。また、金属粒36の直径(または差し渡し最大寸法)は、小さすぎると空気が流通可能な間隙が形成されにくくなり、大きすぎると隣接物との間の接触面積が小さくなるために、好適な範囲としては、2mm〜10mm程度、好ましくは3〜8mm程度とするとよい。また、金属粒36の寸法または形状は全ての金属粒36で同じである必要はなく、異なる寸法または異なる形状の金属粒36が混在していても構わない。
また、金属粒36は、空間16内を流れる空気(流速:数m/s〜15m/s、好ましくは0〜6m/sの程度)によって、流動することはない非流動状の固体である。また、多数の金属粒36は保持空間32b、34b内で拘束されているものの、好ましくは、保持空間32b、34b内では拘束されずに自由度を持たせているとよく、各金属粒36が保持空間32b、34b内で、自由な配置をとることができるとよい。
収納本体32の壁体32a、蓋体34の壁体34a及び金属粒36はいずれも、伝導率が高く、熱容量の大きい金属から構成される。具体的には、アルミニウム、銅、真鍮、金、銀またはこれらの合金等から構成することができる。
以上の冷却装置10は、公知の冷凍庫といった冷却空気を生成する冷却空気生成装置50内に設置される。冷却空気生成装置50は、図6に示したように、断熱壁体52と、断熱壁体52の一側面に形成された扉54と、を備えており、断熱壁体52と扉54によって外部と断熱的に隔離された室内56が画成される。
室内56の一部には、冷気発生源(エバポレータ等で構成される)である冷却器58と、冷却器58の前面に配置されたファン59が設置され、室内56の残りの部分に、前記冷却装置10が設置される。
冷却器58を通過する冷媒の循環回路60は、室外に配置される凝縮器62、冷媒タンク64、圧縮機66及び膨張弁68を有する。圧縮機66の回転は、インバータによって制御可能とすることもでき、被冷却物の種類に応じて、圧縮機66の運転を制御して冷媒の温度を変化させることができるようになっていてもよい。
次に、被冷却物を冷却するときの手順について説明する。
(冷却準備)
被冷却物は、被冷却物収納器30の蓋体34を開けて、収納本体32の収納部32d内に投入されて保持される。被冷却物は、無包装のまま、または硬質合成樹脂製容器、軟質合成樹脂製フィルムまたは軟質合成樹脂製袋等により包装された状態で、被冷却物収納器30に保持することができる。投入時の冷却開始温度は任意であり、0〜100℃の温度とすることができる。被冷却物を投入後、蓋体34は閉じられる。ここで、被冷却物は収納部32dに少なくともその一部が接触し、且つ、被冷却物の上面は、蓋体34の壁体34aに少なくとも一部が接触することが確保されるとよい。
尚、好ましくは、被冷却物収納器30は被冷却物投入の前に冷却空気生成装置50の中で事前に冷却しておくとよい。
冷却装置10は、予め冷却空気生成装置50内に設置されているので、冷却空気生成装置50の扉54、冷却装置10の扉14を開けて、被冷却物収納器30を冷却装置10内に挿入して、扉14、扉54を閉める。
次いで、ファン18の回転数を制御しながら、被冷却物の冷却を行う。以下、このファン18の回転数の制御と共に冷却工程を説明する。
(小流量制御冷却工程)
通常、冷却開始直後は、被冷却物はその凝固点よりも高い温度にあるので、ファン18の回転数を低速度(回転数0を含む。)に設定する。そのファン18の能力の0〜50%、好ましくは30〜40%の回転数に設定することができる。よって、冷却空気生成装置50で生成された冷却空気が冷却装置10を通過する流量は少なく、その通過は抑制されている。冷却空気は、冷却装置10の一方の開口12aから冷却装置10内に流入し、被冷却物収納器30を整流状態で通過し、被冷却物収納器30の収納本体32及び蓋体34内に充填された多数の金属粒36の間に形成された僅かな間隙を通過して流れ、金属粒36との熱交換を行い、他方の開口12aから流出する。金属粒36と接触する収納部32dを介して被冷却物との熱交換が行われ、被冷却物の温度が下がる。金属粒36は、熱伝導性の良い金属から成っているために、金属粒36と空気との間での熱交換が行われて金属粒36が冷却され空気に放熱される。
凝固点に達するまでは、被冷却物の温度を下げるために必要な熱容量は小さい。冷却空気から供給される熱量は、被冷却物Pまたは被冷却物Pと金属粒36の温度を下げるのに使用され、金属粒36には冷気の蓄熱がなされる。
(大流量制御冷却工程)
被冷却物の凝固点近傍では、必要な熱容量は激増し、凝固点以上と比べて80倍ほどの熱容量が必要とされる。よく知られているように、この凝固点近傍の温度帯である氷結晶帯は、被冷却物が物性上最も劣化し易い温度領域である。この温度帯を通過する時間が長くなると、氷結晶が成長し、被冷却物の組織が破壊する。この温度帯を短時間で通過することができれば、氷結晶の成長を防ぎ、氷結晶を小さくすることができ、被冷却物の組織の破壊を防ぐことができる。この必要な熱容量が大きい氷結晶帯を短時間で通過することができれば、全体の冷却に要する時間を短縮化することができる。
この凝固点近傍に達すると、ファン18の回転数を高速度に設定する。そのファン18の能力の50〜100%、好ましくは60〜80%、例えば小流量時の1.5〜3倍の回転数に設定することができる。よって、冷却空気生成装置50で生成された冷却空気が冷却装置10を通過する流量は多くなり、通過が促進される。冷却空気は、被冷却物収納器30を通過するときに、被冷却物収納器30の収納本体32及び蓋体34内に充填された多数の金属粒36に蓄熱された冷気を一気に放出させて、被冷却物が凍結するために必要な熱容量を補う。これによって、短時間で被冷却物が氷結晶帯を通過することができる。
氷結晶帯を通過して被冷却物が凍結した後は、被冷却物を冷却させるための熱容量は凝固点より高い温度のときよりもさらに少なくなり、その1/2程度となるために、ファン18の回転数を低く設定してもよく、または、ファン18の回転数は高いままを維持してもよい。凍結後については、その冷却の経過に応じた物性の劣化はほとんどないため、ファン18の制御については任意に行うことができる。
(事前計測)
以上説明した冷却装置10を通過させる冷却空気の流量制御は、凝固点近傍及び任意には凝固点を通過した時点で制御器70によって切り替えられる。制御器70でこの切り替えを行うための条件は、冷却開始からの経過時間が所定時間を経過したこと、または任意の地点の温度が所定温度まで冷却されたこと、とすることができ、この所定時間または所定温度は、事前の計測により特定することができる。
具体的には、図7に示したように、冷却装置10の任意の基準地点(被冷却物収納器30の上方、被冷却物収納器30または被冷却物収納器30の下方)及び被冷却物の内部または外部に温度センサ72−1〜72−4を取り付けて、ファン18を低速度に設定した状態で、冷却開始温度から被冷却物を冷却し、被冷却物の内部温度または外部温度と、基準地点の温度の時間経過を計測する。
各被冷却物の凝固点は既知であるから、被冷却物の内部温度または外部温度の温度から、凝固点近傍に達したか、または凝固点を通過したかを判定することができ、その時点における経過時間、または基準地点の温度を求めることで、制御器70が切り替える条件を求めることができる。
実際の冷却工程においては、基準地点の温度を切り替え条件とする場合には、基準地点の温度センサ72−1、72−2または72−3を残して、温度センサからの温度信号を制御器70に供給し、経過時間を切り替え条件とする場合には、タイマーを制御器70に設ける。条件が満足された場合には、制御器70はインバータを用いてファン18のモータを制御することができる。
(第2実施形態)
図8及び図9は、本発明の冷却装置10の第2実施形態を表す図である。図において、第1実施形態と同様・同一の部材は同一の符号を用いてその詳細説明を省略する。
この実施形態の冷却装置10の断熱壁体12は下面及びガイドレールが省略されている。一方、被冷却物収納器30の下方には断熱壁体38が設けられ、被冷却物収納器30と断熱壁体38は、脚40と、脚40の先端に取り付けられたキャスタ42によって支持される。収納本体32と蓋体34とは、第1実施形態と同じ構成をなしている。
断熱壁体38は、収納本体32の下方に空間を画成しており、断熱壁体38の底面には開口38aが形成されている。断熱壁体38が画成する空間は、開口38aから取り込まれた空気が整流される為のものとすることができる。また、断熱壁体38の外周面には、一周にわたり断熱シール材44が配設されている。
この被冷却物収納器30は、扉14を開けた状態で、空間16に搬入出が可能となっており、キャスタ42によってその搬入出が容易となっており、非力な作業員でも作業が可能となっている。空間16内に搬入されたときに、断熱シール材44によって断熱壁体38と断熱壁体12との間は密閉されて、共働して開口12aと38aのみを介して外部と連通可能な1つの空間を形成する。これによって、開口38aから流入する冷却空気が漏れることなく、確実に被冷却物収納器30内を通過して、開口38aから流出し、第1実施形態と同様に、金属粒36との熱交換を行うことができるようになっている。
よって、この実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
(収納本体32の保持空間の変形例)
図10は、収納本体32の保持空間の変形例であり、内部に複数の保持空間を備えている。収納本体32の保持空間32bに充填された金属粒36は好ましくは、保持空間の中で自由度を持って拘束されている。金属粒36は均等に分散されることが好ましいが、自重等によりある方向に偏り、不均一になり、冷却空気の流れが偏在するおそれがある。かかる偏在を防ぐために、保持空間32b内に1つ以上の整流板32eを設け、複数の保持空間32b1、32b2、32b3に区分することとしてもよい。
各整流板32eは多孔性板から構成され、パンチングメタル、金網、メッシュなどの金属製のものから構成することができる。
これによって、金属粒36の偏在は、各保持空間32b1、32b2、32b3の中だけで収まり、大きな偏在を防ぎ、冷却空気の流れを均一化することができる。また、搬送の際に、重量分布が均一となり扱いやすくなる。また、冷却空気が整流板32eによって整流される効果も得られる。
(収納本体32の収納部の変形例1)
図11は、収納本体32の収納部32dの変形例であり、収納部32dの壁面に被冷却物Pに接触可能となった小突起32fを複数個設けた例である。小突起によって収納部32dと被冷却物Pとの接触を確保すると共に、小突起以外の部分と被冷却物Pとの間で通気を可能にすることができる。
(収納本体32の収納部の変形例2)
図12は、収納本体32の収納部32dの変形例であり、収納部32dの壁側面に対して出入り可能となり、被冷却物Pに接触可能となった複数のフラットバー32g1を設けると共に、壁底面に対して上下動可能となり、被冷却物Pが載置される受け座32h1を設けた例である。複数のフラットバー32g1は、リング状のばね32g2によって互いに接近する方向に付勢されており、各フラットバー32g1の外径端部にはストッパ32g3が設けられている。また、受け座32h1は、ネジ32h2とナット32h3とによって支持されている。フラットバー32g1が収納部32dの壁側面に対してその略直交する方向に摺動し、受け座32h1が収納部32dの壁底面に対して上下動することで、被冷却物Pの寸法が変化しても、その変化に追従することができる。フラットバー32g1及び受け座32h1は、直接またはネジ32h2を介して間接的に金属粒36と接触して被冷却物Pと熱交換を行う。
(収納本体32の収納部の変形例3)
図13は、収納本体32の収納部32dの壁面を、金属粒36と同様または大きい寸法の金属球を連続的に溶着したもので構成した例である。金属球は、隣接する金属球とその接触点で溶着されているが、その間に隙間が形成されており、冷却空気の流通が可能となっている。また、その隙間は、金属粒36が通過できない大きさとなっている。この例でも、図11の例と同様の効果が得られる。
(収納本体32の収納部の変形例4)
図14は、収納本体32の収納部32dを、可撓性のある金網で構成した例である。金網はある程度の可撓性があるので、被冷却物Pの形状の変化に柔軟に追従することができる。
(収納本体32の収納部の変形例5)
図15は、収納本体32の収納部32dを、より可撓性のある繊維で袋形態に構成した例である。繊維としてはナイロンなど合成繊維を使用することができる。繊維は通気性があるために、この通気性を利用して、金属粒36との熱交換を行わせることができる。また、被冷却物Pの形状の変化により柔軟に追従することができる。この例のように、収納部32dは、必ずしも金属製に限る必要はなく、非金属製とすることも可能であり、近接した距離であれば、金属粒36と被冷却物Pとの間で非金属製の収納部を介して及び空気を介して熱交換を行わせることもできる。
(蓋体34の変形例)
蓋体34は、被冷却物の上面の面積が小さい場合等には、省略することも可能であるが、被冷却物との全方向からの熱交換を行うためには、蓋体34によって被冷却物の上面を覆うことが好ましい。
図16は、蓋体34の変形例であり、保持空間34bに金属粒36を設ける代わりに、金属ピン36aを設けた例である。保持空間34bの内部に多孔性の1つ以上の支持板34dが上面と平行に配設されており、壁体34aの下側の多孔性壁面34cは省略されて、保持空間34bの下方は開放されている。支持板34dには、複数の金属ピン36aが上下動可能に支持されており、各金属ピン36aの下端は、支持板34dを通過可能となっている一方で、各金属ピン36aの頭部は支持板34dを通過不能となっている。また、冷却空気も支持板34dを通過可能となっている。
この例では、任意の形状をした被冷却物Pは、収納本体32の収納部32d内に収納されており、蓋体34を閉じると、被冷却物の上部にある各金属ピン36aは、被冷却物の形状に適合するように支持板34dから垂下されて、その下端が被冷却物に接触する。金属ピン36aの作用は、金属粒36と同様であり、冷気を蓄熱すると共に、被冷却物との間で直接接触して熱交換を行う。
このようにして、被冷却物の形状の変化に、より柔軟に追従することができる。
(被冷却物収納器30の変形例)
前述の例では、被冷却物収納器30の上下方向(上から下、または下から上を含む)に冷却空気が通過していたが、これに限るものではない。被冷却物収納器30の形状に応じて、横方向(右から左、左から右、前から後、後から前を含む)に冷却空気を通過させることができる。好ましくは、被冷却物収納器30の中で最も短手方向に冷却空気を通過させるようにするとよい。
(その他の変形例)
冷却中には、金属粒36または被冷却物収納器30を任意の駆動手段を用いて機械的に動かすことにより、金属粒36を攪拌することもでき、これにより、熱伝導を促進して、冷却時間をより短縮させることも可能である。
(まとめ)
以上のように本発明によれば、金属粒36または金属ピン36aのような金属体を多数用いており、金属体は熱伝導率が高いために、被冷却物との熱交換を効率良く行うことができる。
金属の熱伝導率を、空気、ブライン、水と比較すると以下のようになる。
Figure 0005208858
このように、アルミニウム、銅といった金属は、空気の10倍、水、エタノールといった液体の300倍以上の高い熱伝導率を持つ。よって、この高い熱伝導率を持った金属粒36を介して被冷却物を冷却することにより、急速冷却が行われる。
また、金属粒や金属ピンといった金属体を多数用いることで、適度な間隙を形成することができるために、冷却空気と金属体との熱交換を効率よく行うことができる。また、金属粒や金属ピン等の金属体によって、被冷却物の形状に簡単に適合させることができる。
さらには、多数の金属体の大きな熱容量を利用し、ファン18の制御と組み合わせることで、被冷却物が凝固点に達するまでは、多数の金属体に冷気を蓄熱し、被冷却物が凝固点近傍に達したときに、金属粒36に蓄熱された冷気を一気に放出させることができるために、氷結晶帯を短時間で通過させることができて、被冷却物の劣化を防ぎ、高い復元性を持たせることができる。
以上の原理により、従来、冷凍が不可能であるとされていた、茶わん蒸し(容器入り)、プリン(容器入り)、ヨーグルト(容器入り)、ジャガイモサラダ(袋包装)、ジャガイモ入りカレーのルー(袋包装)、刺身(フィルム包装)、生湯葉(フィルム包装)等の凍結が可能である。
図17は、本発明の冷却装置を用いて行った実験例であり、カップ入り茶碗蒸し(みやけ製まつたけ茶碗蒸し160g)を被冷却物として冷却を行ったときの、被冷却物の中心温度(図7の温度センサ72−4の温度)、被冷却物収納器30よりも上方の位置の温度(図7の温度センサ72−1の温度)、被冷却物収納器30よりも下方の位置の温度(図7の温度センサ72−2の温度)の変化を表すグラフである。グラフから分かるように、氷結晶帯である−0.6℃〜−1.6℃までを約2分でスムーズに非常に短時間で通過しており、0℃〜−20.0℃までを19分で冷却させることができる。この実験例によれば、良好な復元性が得られ、自然解凍後の被冷却物は、冷凍したことが全く分からない食感が得られた。
また、多数の金属体は、被冷却物収納器30の収納本体32及び蓋体34の保持空間32b、34b内に封入されており自由度が制限されているために、脱落、紛失のおそれはなく、被冷却物に混入する異物混入のおそれはない。また、被冷却物と金属体とが明確に区切られるために、被冷却物の被冷却物収納器30への出し入れが簡単である。さらには、金属体が直接接触すると、被冷却物にその接触跡が残るおそれがある場合、間接接触とすることで、かかる接触跡の発生を防ぐことができる。
また、この冷却装置10は、既存の冷凍庫といった冷却空気生成装置50内に設置することで使用できるため、既存の設備を利用することができる。
10 冷却装置
12 断熱壁体
12a 開口(流入口、流出口)
18 ファン(流通促進手段)
30 被冷却物
32 収納本体
32a 壁体(金属壁体)
32b 保持空間
32c 多孔性壁面(通気部)
32d 収納部
34a 壁体(金属壁体)
34b 保持空間
34c 多孔性壁面(通気部)
36 金属粒(金属体)
36a 金属ピン(金属体)
50 冷却空気生成装置
P 被冷却物

Claims (6)

  1. 被冷却物の冷却を行うために、冷却空気を生成する冷却空気生成装置内に設置される冷却装置であって、
    内部に空間を形成すると共に、流入口と流出口とを有する断熱壁体と、
    前記空間内に配設されて、被冷却物を収納する被冷却物収納器と、
    前記流入口または流出口の近傍に配置されて、流入口から流出口に向ける冷却空気の流通を促進するための流通促進手段と、
    を備え、
    前記被冷却物収納器内には、多数の金属体が保持されると共に、被冷却物を収納する収納部が設けられ、多数の金属体は、収納部に収納される被冷却物と間接的または直接的に熱交換可能となっており、多数の金属体の間には前記冷却空気が流通可能となっており、
    前記流通促進手段は、被冷却物の凝固点近傍までは、流入口から流出口に向ける冷却空気の流通を抑制し、被冷却物の凝固点近傍に達すると、流入口から流出口に向ける冷却空気の流通を促進することを特徴とする冷却装置。
  2. 前記被冷却物収納器は、金属体を保持して拘束する保持空間を画成する金属壁体を有し、前記金属壁体に前記収納部が設けられることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 前記被冷却物収納器は、前記収納部を有する収納本体と、収納本体に対して開閉可能となった蓋体とを有し、収納本体は前記金属壁体を備えると共に、蓋体は、金属体を保持して拘束する保持空間を画成する金属壁体を有することを特徴とする請求項2記載の冷却装置。
  4. 前記金属壁体には、金属体の通過は阻止するものの前記冷却空気の流通を許容する通気部が設けられることを特徴とする請求項2または3記載の冷却装置。
  5. 前記保持空間内で多数の金属体は自由に移動可能であることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の冷却装置。
  6. 前記被冷却物収納器は、前記断熱壁体内の空間から着脱可能であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の冷却装置。
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