JPH08152284A - 蓄冷槽 - Google Patents
蓄冷槽Info
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- JPH08152284A JPH08152284A JP6294074A JP29407494A JPH08152284A JP H08152284 A JPH08152284 A JP H08152284A JP 6294074 A JP6294074 A JP 6294074A JP 29407494 A JP29407494 A JP 29407494A JP H08152284 A JPH08152284 A JP H08152284A
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- tank
- cold storage
- regenerator
- storage tank
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブライン用槽内でブラインが偏りなくスムー
ズに流れて均一な熱交換が行われ、蓄冷や放冷の作用効
率が向上される蓄冷槽を提供する。 【構成】 循環するブライン１を装填したブライン用槽
２と、内部に蓄冷材３を装填すると共にブライン用槽２
内に内装した蓄冷体４よりなり、ブライン１から冷熱を
与えて蓄冷材３に蓄冷したり、蓄冷材３からブライン１
に冷熱を与えて蓄冷材３から放冷したりする蓄冷槽であ
って、ブライン用槽２の下部にブライン流入口５が同上
部にブライン流出口６が各々配設され、同ブライン用槽
２内に浮遊する複数の縦型チューブ７にて蓄冷体４が形
成され、この蓄冷体４の各縦型チューブ７の上部に細径
部８が設けられている。
ズに流れて均一な熱交換が行われ、蓄冷や放冷の作用効
率が向上される蓄冷槽を提供する。 【構成】 循環するブライン１を装填したブライン用槽
２と、内部に蓄冷材３を装填すると共にブライン用槽２
内に内装した蓄冷体４よりなり、ブライン１から冷熱を
与えて蓄冷材３に蓄冷したり、蓄冷材３からブライン１
に冷熱を与えて蓄冷材３から放冷したりする蓄冷槽であ
って、ブライン用槽２の下部にブライン流入口５が同上
部にブライン流出口６が各々配設され、同ブライン用槽
２内に浮遊する複数の縦型チューブ７にて蓄冷体４が形
成され、この蓄冷体４の各縦型チューブ７の上部に細径
部８が設けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、循環するブラインを装
填したブライン用槽と、内部に蓄冷材を装填すると共に
ブライン用槽内に内装した蓄冷体よりなり、ブラインか
ら冷熱を与えて蓄冷材に蓄冷したり、蓄冷材からブライ
ンに冷熱を与えて蓄冷材から放冷したりする蓄冷槽に関
するものである。
填したブライン用槽と、内部に蓄冷材を装填すると共に
ブライン用槽内に内装した蓄冷体よりなり、ブラインか
ら冷熱を与えて蓄冷材に蓄冷したり、蓄冷材からブライ
ンに冷熱を与えて蓄冷材から放冷したりする蓄冷槽に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、図６、図７に示す如く、循環
するブライン（イ）を装填したブライン用槽（ロ）と、
内部に蓄冷材（ハ）を装填すると共にブライン用槽
（ロ）内に内装した蓄冷体（ニ）よりなる蓄冷槽は知ら
れている。該蓄冷槽においては、ブライン（イ）から冷
熱が与えられて蓄冷材（ハ）に蓄冷されたり、蓄冷材
（ハ）からブライン（イ）に冷熱が与えられて蓄冷材
（ハ）から放冷されたりする。
するブライン（イ）を装填したブライン用槽（ロ）と、
内部に蓄冷材（ハ）を装填すると共にブライン用槽
（ロ）内に内装した蓄冷体（ニ）よりなる蓄冷槽は知ら
れている。該蓄冷槽においては、ブライン（イ）から冷
熱が与えられて蓄冷材（ハ）に蓄冷されたり、蓄冷材
（ハ）からブライン（イ）に冷熱が与えられて蓄冷材
（ハ）から放冷されたりする。
【０００３】又、該蓄冷槽においては、ブライン用槽
（ロ）の下部にブライン流入口（ホ）が同上部にブライ
ン流出口（ヘ）が各々配設され、同ブライン用槽（ロ）
内に浮遊する複数の縦型チューブ（ト）にて蓄冷体
（ニ）が形成されている。又、該蓄冷体（ニ）となる各
縦型チューブ（ト）には各々、各縦型チューブ（ト）を
ブライン用槽（ロ）内のブライン（イ）中で適切な浮遊
状態とするために浮き（チ）が付設されている。
（ロ）の下部にブライン流入口（ホ）が同上部にブライ
ン流出口（ヘ）が各々配設され、同ブライン用槽（ロ）
内に浮遊する複数の縦型チューブ（ト）にて蓄冷体
（ニ）が形成されている。又、該蓄冷体（ニ）となる各
縦型チューブ（ト）には各々、各縦型チューブ（ト）を
ブライン用槽（ロ）内のブライン（イ）中で適切な浮遊
状態とするために浮き（チ）が付設されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、ブライン用槽（ロ）下部のブライン流入口（ホ）
からブライン（イ）が流入され、該ブライン（イ）はブ
ライン用槽（ロ）内を上方へと流れ、同ブライン用槽
（ロ）上部のブライン流出口（ヘ）から流出され循環さ
れて、上記蓄冷や放冷が行われる。
ては、ブライン用槽（ロ）下部のブライン流入口（ホ）
からブライン（イ）が流入され、該ブライン（イ）はブ
ライン用槽（ロ）内を上方へと流れ、同ブライン用槽
（ロ）上部のブライン流出口（ヘ）から流出され循環さ
れて、上記蓄冷や放冷が行われる。
【０００５】しかしながら、この場合、ブライン用槽
（ロ）内の下部においては、浮遊する複数の縦型チュー
ブ（ト）の下方でブライン（イ）が抵抗少なく横方向に
流れ、又、該ブライン（イ）は複数の縦型チューブ
（ト）間の隙間を抵抗少なく上方へと流れるが、ブライ
ン用槽（ロ）内の上部においては、同ブライン（イ）が
ブライン流出口（ヘ）へ向かって横方向に流れ、その
際、複数の縦型チューブ（ト）が抵抗となってスムーズ
に流れない。したがって、ブライン用槽（ロ）内でブラ
イン（イ）の流れに偏りが発生して均一な熱交換が行わ
れず、蓄冷や放冷の作用効率が低下するという問題があ
った。
（ロ）内の下部においては、浮遊する複数の縦型チュー
ブ（ト）の下方でブライン（イ）が抵抗少なく横方向に
流れ、又、該ブライン（イ）は複数の縦型チューブ
（ト）間の隙間を抵抗少なく上方へと流れるが、ブライ
ン用槽（ロ）内の上部においては、同ブライン（イ）が
ブライン流出口（ヘ）へ向かって横方向に流れ、その
際、複数の縦型チューブ（ト）が抵抗となってスムーズ
に流れない。したがって、ブライン用槽（ロ）内でブラ
イン（イ）の流れに偏りが発生して均一な熱交換が行わ
れず、蓄冷や放冷の作用効率が低下するという問題があ
った。
【０００６】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、ブライン用槽内でブラインが偏りなくスムーズに流
れて均一な熱交換が行われ、蓄冷や放冷の作用効率が向
上される蓄冷槽を提供することである。
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、ブライン用槽内でブラインが偏りなくスムーズに流
れて均一な熱交換が行われ、蓄冷や放冷の作用効率が向
上される蓄冷槽を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１）記載
の蓄冷槽は、循環するブラインを装填したブライン用槽
と、内部に蓄冷材を装填すると共にブライン用槽内に内
装した蓄冷体よりなり、ブラインから冷熱を与えて蓄冷
材に蓄冷したり、蓄冷材からブラインに冷熱を与えて蓄
冷材から放冷したりする蓄冷槽であって、ブライン用槽
の下部にブライン流入口を同上部にブライン流出口を各
々配設し、同ブライン用槽内に浮遊する複数の縦型チュ
ーブにて蓄冷体を形成し、該蓄冷体の各縦型チューブの
上部に細径部を設けてなり、この構成によって上記課題
が解決された。
の蓄冷槽は、循環するブラインを装填したブライン用槽
と、内部に蓄冷材を装填すると共にブライン用槽内に内
装した蓄冷体よりなり、ブラインから冷熱を与えて蓄冷
材に蓄冷したり、蓄冷材からブラインに冷熱を与えて蓄
冷材から放冷したりする蓄冷槽であって、ブライン用槽
の下部にブライン流入口を同上部にブライン流出口を各
々配設し、同ブライン用槽内に浮遊する複数の縦型チュ
ーブにて蓄冷体を形成し、該蓄冷体の各縦型チューブの
上部に細径部を設けてなり、この構成によって上記課題
が解決された。
【０００８】本発明の請求項２）記載の蓄冷槽は、上記
請求項１）記載の蓄冷槽において、ブライン流出口に対
応する高さ位置に細径部を設けたことを特徴とする。
請求項１）記載の蓄冷槽において、ブライン流出口に対
応する高さ位置に細径部を設けたことを特徴とする。
【０００９】本発明の請求項３）記載の蓄冷槽は、上記
請求項１）又は２）記載の蓄冷槽において、複数の縦型
チューブを一体に連ねると共に相互に連通させて蓄冷マ
ットとなし、該蓄冷マットを並設して蓄冷体を形成し、
同蓄冷マットの面方向に対して略直角となるブライン用
槽の側壁部分にブライン流出口を設けたことを特徴とす
る。
請求項１）又は２）記載の蓄冷槽において、複数の縦型
チューブを一体に連ねると共に相互に連通させて蓄冷マ
ットとなし、該蓄冷マットを並設して蓄冷体を形成し、
同蓄冷マットの面方向に対して略直角となるブライン用
槽の側壁部分にブライン流出口を設けたことを特徴とす
る。
【００１０】
【作用】本発明の請求項１）記載の蓄冷槽にあっては、
ブライン用槽下部のブライン流入口からブラインが流入
され、該ブラインはブライン用槽内を上方へと流れ、同
ブライン用槽上部のブライン流出口から流出され循環さ
れて、蓄冷や放冷が行われる。この場合、ブライン用槽
内の下部においては、浮遊する複数の縦型チューブの下
方でブラインが抵抗少なく横方向に流れ、又、該ブライ
ンは複数の縦型チューブ間の隙間を抵抗少なく上方へと
流れ、しかも、ブライン用槽内の上部においては、同ブ
ラインがブライン流出口へ向かって横方向に流れるが、
その際、各縦型チューブの上部に細径部が設けられてい
るため、同複数の縦型チューブの抵抗が低減されて同ブ
ラインは横方向にスムーズに流れる。それ故に、ブライ
ン用槽内でブラインの流れに偏りが発生せず均一な熱交
換が行われ、蓄冷や放冷の作用効率が向上される。
ブライン用槽下部のブライン流入口からブラインが流入
され、該ブラインはブライン用槽内を上方へと流れ、同
ブライン用槽上部のブライン流出口から流出され循環さ
れて、蓄冷や放冷が行われる。この場合、ブライン用槽
内の下部においては、浮遊する複数の縦型チューブの下
方でブラインが抵抗少なく横方向に流れ、又、該ブライ
ンは複数の縦型チューブ間の隙間を抵抗少なく上方へと
流れ、しかも、ブライン用槽内の上部においては、同ブ
ラインがブライン流出口へ向かって横方向に流れるが、
その際、各縦型チューブの上部に細径部が設けられてい
るため、同複数の縦型チューブの抵抗が低減されて同ブ
ラインは横方向にスムーズに流れる。それ故に、ブライ
ン用槽内でブラインの流れに偏りが発生せず均一な熱交
換が行われ、蓄冷や放冷の作用効率が向上される。
【００１１】本発明の請求項２）記載の蓄冷槽にあって
は、特に、ブライン流出口に対応する高さ位置に細径部
が設けられているため、ブライン流出口へ向かうブライ
ンの横方向の流れが極めてスムーズとなる。
は、特に、ブライン流出口に対応する高さ位置に細径部
が設けられているため、ブライン流出口へ向かうブライ
ンの横方向の流れが極めてスムーズとなる。
【００１２】本発明の請求項３）記載の蓄冷槽にあって
は、特に、複数の縦型チューブが一体に連ねられると共
に相互に連通されて蓄冷マットとなり、該蓄冷マットが
並設されて蓄冷体が形成されているため、複数の縦型チ
ューブへの蓄冷材の注入が容易となり、該注入作業を現
場で行うことによって、同複数の縦型チューブを空の蓄
冷マットとして簡単に運搬することもできる。又、この
場合、蓄冷マットの面方向に対して略直角となるブライ
ン用槽の側壁部分にブライン流出口が設けられているた
め、該ブライン流出口へ向かうブラインの横方向のスム
ーズな流れに支障を来さない。
は、特に、複数の縦型チューブが一体に連ねられると共
に相互に連通されて蓄冷マットとなり、該蓄冷マットが
並設されて蓄冷体が形成されているため、複数の縦型チ
ューブへの蓄冷材の注入が容易となり、該注入作業を現
場で行うことによって、同複数の縦型チューブを空の蓄
冷マットとして簡単に運搬することもできる。又、この
場合、蓄冷マットの面方向に対して略直角となるブライ
ン用槽の側壁部分にブライン流出口が設けられているた
め、該ブライン流出口へ向かうブラインの横方向のスム
ーズな流れに支障を来さない。
【００１３】
【実施例】図１、図２、図３に示す蓄冷槽は、本発明の
一実施例で、循環するブライン１を装填したブライン用
槽２と、内部に蓄冷材３を装填すると共にブライン用槽
２内に内装した蓄冷体４よりなり、ブライン１から冷熱
を与えて蓄冷材３に蓄冷したり、蓄冷材３からブライン
１に冷熱を与えて蓄冷材３から放冷したりする蓄冷槽で
あって、ブライン用槽２の下部にブライン流入口５を同
上部にブライン流出口６を各々配設し、同ブライン用槽
２内に浮遊する複数の縦型チューブ７にて蓄冷体４を形
成し、該蓄冷体４の各縦型チューブ７の上部に細径部８
を設けてなるものである。この場合、ブライン流出口５
に対応する高さ位置に細径部８が設けられている。
一実施例で、循環するブライン１を装填したブライン用
槽２と、内部に蓄冷材３を装填すると共にブライン用槽
２内に内装した蓄冷体４よりなり、ブライン１から冷熱
を与えて蓄冷材３に蓄冷したり、蓄冷材３からブライン
１に冷熱を与えて蓄冷材３から放冷したりする蓄冷槽で
あって、ブライン用槽２の下部にブライン流入口５を同
上部にブライン流出口６を各々配設し、同ブライン用槽
２内に浮遊する複数の縦型チューブ７にて蓄冷体４を形
成し、該蓄冷体４の各縦型チューブ７の上部に細径部８
を設けてなるものである。この場合、ブライン流出口５
に対応する高さ位置に細径部８が設けられている。
【００１４】ブライン用槽２の内部には、ブライン１と
して例えばエチレングリコールが装填されている。又、
縦型チューブ７は、図３に示す如く、合成樹脂等で上下
両端を閉塞せる筒状に形成され、その内部には蓄冷材３
として例えば水が装填されており、又、同縦型チューブ
７内の底部には、過冷却防止材として砂11が封入装填さ
れている。該砂11は、縦型チューブ７を直立状に浮遊さ
せるための重りの役目も果たす。
して例えばエチレングリコールが装填されている。又、
縦型チューブ７は、図３に示す如く、合成樹脂等で上下
両端を閉塞せる筒状に形成され、その内部には蓄冷材３
として例えば水が装填されており、又、同縦型チューブ
７内の底部には、過冷却防止材として砂11が封入装填さ
れている。該砂11は、縦型チューブ７を直立状に浮遊さ
せるための重りの役目も果たす。
【００１５】各縦型チューブ７の上部外面には、ブライ
ン１中で同縦型チューブ７が自立且つ適切な浮遊状態と
なるように浮き10が装着されている。該浮き10の浮力に
よって縦型チューブ７の上端部分が浮くようになってお
り、蓄冷材３としての水の液面がブライン１としてのエ
チレングレコールの液面よりも高くなり、水頭差ができ
て縦型チューブ７の萎みがなくなると共に上部に体積膨
張を吸収する空所12が形成される。これにより、蓄冷材
３としての水が凍結しても縦型チューブ７が破裂したり
することがない。
ン１中で同縦型チューブ７が自立且つ適切な浮遊状態と
なるように浮き10が装着されている。該浮き10の浮力に
よって縦型チューブ７の上端部分が浮くようになってお
り、蓄冷材３としての水の液面がブライン１としてのエ
チレングレコールの液面よりも高くなり、水頭差ができ
て縦型チューブ７の萎みがなくなると共に上部に体積膨
張を吸収する空所12が形成される。これにより、蓄冷材
３としての水が凍結しても縦型チューブ７が破裂したり
することがない。
【００１６】該実施例の蓄冷槽において、蓄冷が行われ
るときは、ブライン用槽２の下部のブライン流入口５か
らブラインチラー等により冷却されたブライン１が同ブ
ライン用槽２内に流入され、該ブライン１と蓄冷体４と
なる各縦型チューブ７内の蓄冷材３との間で熱交換が行
われ、その後、同ブライン用槽２の上部のブライン流出
口６から流出されて、同ブライン１はブラインチラー等
へと戻されて同様に循環される。又、放冷が行われると
きも同様にブライン１は流れ、蓄冷材３からブライン１
に冷熱が与えられて熱交換が行われる。
るときは、ブライン用槽２の下部のブライン流入口５か
らブラインチラー等により冷却されたブライン１が同ブ
ライン用槽２内に流入され、該ブライン１と蓄冷体４と
なる各縦型チューブ７内の蓄冷材３との間で熱交換が行
われ、その後、同ブライン用槽２の上部のブライン流出
口６から流出されて、同ブライン１はブラインチラー等
へと戻されて同様に循環される。又、放冷が行われると
きも同様にブライン１は流れ、蓄冷材３からブライン１
に冷熱が与えられて熱交換が行われる。
【００１７】したがって、該実施例の蓄冷槽にあって
は、ブライン用槽２の下部のブライン流入口５からブラ
イン１が流入され、該ブライン１はブライン用槽２内を
上方へと流れ、同ブライン用槽２の上部のブライン流出
口６から流出され循環されて、蓄冷や放冷が行われる。
この場合、ブライン用槽２内の下部においては、浮遊す
る複数の縦型チューブ７の下方でブライン１が抵抗少な
く横方向に流れ、又、該ブライン１は複数の縦型チュー
ブ７間の隙間を抵抗少なく上方へと流れる。しかも、ブ
ライン用槽２内の上部においては、同ブライン１がブラ
イン流出口６へ向かって横方向に流れるが、その際、各
縦型チューブ７の上部に細径部８が設けられているた
め、同複数の縦型チューブ７の抵抗が低減されて同ブラ
イン１は横方向にスムーズに流れる。それ故に、ブライ
ン用槽２内でブライン１の流れに偏りが発生せず均一な
熱交換が行われ、蓄冷や放冷の作用効率が向上される。
は、ブライン用槽２の下部のブライン流入口５からブラ
イン１が流入され、該ブライン１はブライン用槽２内を
上方へと流れ、同ブライン用槽２の上部のブライン流出
口６から流出され循環されて、蓄冷や放冷が行われる。
この場合、ブライン用槽２内の下部においては、浮遊す
る複数の縦型チューブ７の下方でブライン１が抵抗少な
く横方向に流れ、又、該ブライン１は複数の縦型チュー
ブ７間の隙間を抵抗少なく上方へと流れる。しかも、ブ
ライン用槽２内の上部においては、同ブライン１がブラ
イン流出口６へ向かって横方向に流れるが、その際、各
縦型チューブ７の上部に細径部８が設けられているた
め、同複数の縦型チューブ７の抵抗が低減されて同ブラ
イン１は横方向にスムーズに流れる。それ故に、ブライ
ン用槽２内でブライン１の流れに偏りが発生せず均一な
熱交換が行われ、蓄冷や放冷の作用効率が向上される。
【００１８】又、該実施例の蓄冷槽においては、縦型チ
ューブ７を上下全長にわたって細径とするのではなく、
上部の一部分だけに細径部８を設けているので、該縦型
チューブ７内に装填される蓄冷材３の装填量を大きく減
少させることがない。又、該実施例の蓄冷槽において
は、特に、ブライン流出口６に対応する高さ位置に細径
部８が設けられているため、ブライン流出口６へ向かう
ブライン１の横方向の流れが極めてスムーズとなる。
ューブ７を上下全長にわたって細径とするのではなく、
上部の一部分だけに細径部８を設けているので、該縦型
チューブ７内に装填される蓄冷材３の装填量を大きく減
少させることがない。又、該実施例の蓄冷槽において
は、特に、ブライン流出口６に対応する高さ位置に細径
部８が設けられているため、ブライン流出口６へ向かう
ブライン１の横方向の流れが極めてスムーズとなる。
【００１９】又、図４、図５に示す蓄冷槽は、本発明の
別の実施例である。該実施例の蓄冷槽においては、特
に、配列される各列の複数の縦型チューブ７が合成樹脂
等でなるシート状物13によって一体に連ねられると共
に、各縦型チューブ７の下端付近の連通部14にて相互に
連通されて蓄冷マット９となり、該蓄冷マット９が並設
されて蓄冷体４が形成されている。したがって、複数の
縦型チューブ７への蓄冷材３の注入が個々でなく蓄冷マ
ット９としてまとめて行われて容易となり、該注入作業
を現場で行うことによって、同複数の縦型チューブ７を
空の蓄冷マット９として簡単に運搬することもできる。
しかも、この場合、蓄冷マット９の面方向に対して略直
角となるブライン用槽２の側壁部分にブライン流出口６
が設けられているため、該ブライン流出口６へ向かうブ
ラインの横方向のスムーズな流れに支障を来さない。
別の実施例である。該実施例の蓄冷槽においては、特
に、配列される各列の複数の縦型チューブ７が合成樹脂
等でなるシート状物13によって一体に連ねられると共
に、各縦型チューブ７の下端付近の連通部14にて相互に
連通されて蓄冷マット９となり、該蓄冷マット９が並設
されて蓄冷体４が形成されている。したがって、複数の
縦型チューブ７への蓄冷材３の注入が個々でなく蓄冷マ
ット９としてまとめて行われて容易となり、該注入作業
を現場で行うことによって、同複数の縦型チューブ７を
空の蓄冷マット９として簡単に運搬することもできる。
しかも、この場合、蓄冷マット９の面方向に対して略直
角となるブライン用槽２の側壁部分にブライン流出口６
が設けられているため、該ブライン流出口６へ向かうブ
ラインの横方向のスムーズな流れに支障を来さない。
【００２０】又、該実施例の蓄冷槽において、その他は
上記実施例の蓄冷槽と同様に構成されていて、上記実施
例の蓄冷槽と同様の作用効果が奏される。又、該実施例
の蓄冷槽において、浮き10で縦型チューブ７を浮かす代
わりにロープ等で上から吊るして浮かした場合、複数の
縦型チューブ７が蓄冷マット９となっているため、上か
ら容易に吊るすことができ、又、この場合には、浮き10
の体積の減少分だけ縦型チューブ７内に装填される蓄冷
材３の装填量を増大させることができる。
上記実施例の蓄冷槽と同様に構成されていて、上記実施
例の蓄冷槽と同様の作用効果が奏される。又、該実施例
の蓄冷槽において、浮き10で縦型チューブ７を浮かす代
わりにロープ等で上から吊るして浮かした場合、複数の
縦型チューブ７が蓄冷マット９となっているため、上か
ら容易に吊るすことができ、又、この場合には、浮き10
の体積の減少分だけ縦型チューブ７内に装填される蓄冷
材３の装填量を増大させることができる。
【００２１】なお、本発明の蓄冷槽においては、縦型チ
ューブ７の上部に設けられる細径部８が同縦型チューブ
７の上端に至るまでに形成されることなく、同縦型チュ
ーブ７の上部中途部分に設けられても良い。又、ブライ
ン１、蓄冷材３等は上記実施例のものに限定されるもの
ではない。
ューブ７の上部に設けられる細径部８が同縦型チューブ
７の上端に至るまでに形成されることなく、同縦型チュ
ーブ７の上部中途部分に設けられても良い。又、ブライ
ン１、蓄冷材３等は上記実施例のものに限定されるもの
ではない。
【００２２】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項１）記載の
蓄冷槽においては、各縦型チューブの上部に細径部が設
けられているため、同複数の縦型チューブの抵抗が低減
されてブラインは横方向にスムーズに流れ、ブライン用
槽内でブラインの流れに偏りが発生せず均一な熱交換が
行われ、蓄冷や放冷の作用効率が向上される。
蓄冷槽においては、各縦型チューブの上部に細径部が設
けられているため、同複数の縦型チューブの抵抗が低減
されてブラインは横方向にスムーズに流れ、ブライン用
槽内でブラインの流れに偏りが発生せず均一な熱交換が
行われ、蓄冷や放冷の作用効率が向上される。
【００２３】又、本発明の請求項２）記載の蓄冷槽にお
いては、特に、ブライン流出口に対応する高さ位置に細
径部が設けられているため、ブライン流出口へ向かうブ
ラインの横方向の流れが極めてスムーズとなる。
いては、特に、ブライン流出口に対応する高さ位置に細
径部が設けられているため、ブライン流出口へ向かうブ
ラインの横方向の流れが極めてスムーズとなる。
【００２４】又、本発明の請求項３）記載の蓄冷槽にお
いては、特に、複数の縦型チューブが一体に連ねられる
と共に相互に連通されて蓄冷マットとなり、該蓄冷マッ
トが並設されて蓄冷体が形成されているため、複数の縦
型チューブへの蓄冷材の注入が容易となり、該注入作業
を現場で行うことによって、同複数の縦型チューブを空
の蓄冷マットとして簡単に運搬することもでき、又、こ
の場合、蓄冷マットの面方向に対して略直角となるブラ
イン用槽の側壁部分にブライン流出口が設けられている
ため、該ブライン流出口へ向かうブラインの横方向のス
ムーズな流れに支障を来さない。
いては、特に、複数の縦型チューブが一体に連ねられる
と共に相互に連通されて蓄冷マットとなり、該蓄冷マッ
トが並設されて蓄冷体が形成されているため、複数の縦
型チューブへの蓄冷材の注入が容易となり、該注入作業
を現場で行うことによって、同複数の縦型チューブを空
の蓄冷マットとして簡単に運搬することもでき、又、こ
の場合、蓄冷マットの面方向に対して略直角となるブラ
イン用槽の側壁部分にブライン流出口が設けられている
ため、該ブライン流出口へ向かうブラインの横方向のス
ムーズな流れに支障を来さない。
【図１】本発明の一実施例である蓄冷槽を示す縦断面図
である。
である。
【図２】同実施例である蓄冷槽の横断面図である。
【図３】同蓄冷槽において蓄冷体となる縦型チューブを
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図４】別の実施例である蓄冷槽を示す縦断面図であ
る。
る。
【図５】同実施例である蓄冷槽の横断面図である。
【図６】本発明の従来例である蓄冷槽を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図７】同従来例である蓄冷槽の横断面図である。
１ ブライン ２ ブライン用槽 ３ 蓄冷材 ４ 蓄冷体 ５ ブライン流入口 ６ ブライン流出口 ７ 縦型チューブ ８ 細径部 ９ 蓄冷マット
Claims (3)
- 【請求項１】 循環するブラインを装填したブライン用
槽と、内部に蓄冷材を装填すると共にブライン用槽内に
内装した蓄冷体よりなり、ブラインから冷熱を与えて蓄
冷材に蓄冷したり、蓄冷材からブラインに冷熱を与えて
蓄冷材から放冷したりする蓄冷槽であって、ブライン用
槽の下部にブライン流入口を同上部にブライン流出口を
各々配設し、同ブライン用槽内に浮遊する複数の縦型チ
ューブにて蓄冷体を形成し、該蓄冷体の各縦型チューブ
の上部に細径部を設けてなる蓄冷槽。 - 【請求項２】 ブライン流出口に対応する高さ位置に細
径部を設けたことを特徴とする請求項１）記載の蓄冷
槽。 - 【請求項３】 複数の縦型チューブを一体に連ねると共
に相互に連通させて蓄冷マットとなし、該蓄冷マットを
並設して蓄冷体を形成し、同蓄冷マットの面方向に対し
て略直角となるブライン用槽の側壁部分にブライン流出
口を設けたことを特徴とする請求項１）又は２）記載の
蓄冷槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6294074A JPH08152284A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 蓄冷槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6294074A JPH08152284A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 蓄冷槽 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08152284A true JPH08152284A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17802953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6294074A Withdrawn JPH08152284A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 蓄冷槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08152284A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019065058A1 (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-04 | ブランテック株式会社 | 氷状ブリック及び氷状ブリックの製造方法 |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP6294074A patent/JPH08152284A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019065058A1 (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-04 | ブランテック株式会社 | 氷状ブリック及び氷状ブリックの製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020205 |