JP2019065999A - 作業機の油圧システム - Google Patents
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Abstract
Description
作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油によって作動可能な作業油圧アクチュエータと、作動油を受圧する受圧部を有し、且つ、前記受圧部に作用した作動油の圧力に基づいて前記作業油圧アクチュエータを制御する制御弁と、操作量に基づいて前記受圧部に作用する作動油の圧力であるパイロット圧を設定可能な作業操縦装置と、前記制御弁の受圧部と前記作業操縦装置とを接続するパイロット油路と、前記パイロット油路に接続され且つ前記パイロット油路の作動油を排出可能な排出油路と、前記排出油路に設けられ且つ、前記操作量に対する前記パイロット圧を変更する変更部と、を備えている。
作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油によって作動可能な作業油圧アクチュエータと、作動油を受圧する複数の受圧部を有し、且つ、前記複数の受圧部に作用した作動油の圧力に基づいて前記作業油圧アクチュエータを制御する制御弁と、操作量に基づいて前記受圧部に作用する作動油の圧力であるパイロット圧を設定可能な作業操縦装置と、前記制御弁の複数の受圧部と前記作業操縦装置とを接続する複数のパイロット油路と、前記複数のパイロット油路に接続され且つ前記パイロット油路の作動油を排出可能な複数の排出油路と、前記排出油路に設けられ且つ、前記操作量に対する前記パイロット圧を変更する複数の変更部と、を備えている。
、少なくとも前記可変絞り弁の上流側又は下流側に差圧を発生させる差圧発生部が設けられている。
前記作業操縦装置は、一方又は他方に操作可能な操作部材と、前記操作部材を一方に操作した場合に作動油の圧力である第1圧力を設定する第1操作弁と、前記操作部材を他方に操作した場合に作動油の圧力である第2圧力を設定する第2操作弁と、を有し、前記複数の受圧部は、前記第1圧力が受圧される第1受圧部と、前記第2圧力が受圧される第2受圧部と、を有し、前記複数のパイロット油路は、前記第1操作弁と第1受圧部とを接続する第1パイロット油路と、前記第2操作弁と第2受圧部とを接続する第2パイロット油路と、を有している。
前記作業操縦装置は、一方又は他方に操作可能な操作部材と、前記操作部材を一方に操作した場合に作動油の圧力である第1圧力を設定する第1操作弁と、前記操作部材を他方に操作した場合に作動油の圧力である第2圧力を設定する第2操作弁と、を有し、前記複数の受圧部は、前記第1圧力が受圧される第1受圧部と、前記第2圧力が受圧される第2受圧部と、を有し、前記複数のパイロット油路は、前記第1操作弁と第1受圧部とを接続する第1パイロット油路と、前記第2操作弁と第2受圧部とを接続する第2パイロット油路と、を有している。
前記第1接続油路に設けられ且つ、前記第1パイロット油路又は第2パイロット油路の作動油の圧力を選択する圧力選択弁を備えている。
図4は、本発明に係る作業機の側面図を示している。図4では、作業機の一例として、コンパクトトラックローダを示している。但し、本発明に係る作業機はコンパクトトラックローダアローダに限定されず、例えば、スキッドステアローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
作業装置4は、ブーム10と、作業具11と、リフトリンク12と、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ15とを有している。
リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、左側と右側の各ブーム10に対応して機体2の左側と右側にそれぞれ設けられている。
リフトリンク12は、各ブーム10の基部の後部に、縦向きに設けられている。このリフトリンク12の上部(一端側)は、各ブーム10の基部の後部寄りに枢支軸を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。また、リフトリンク12の下部(他端側)は、機体2の後部寄りに枢支軸を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。
制御リンク13は、リフトリンク12の前方に設けられている。この制御リンク13の一端は、枢支軸を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。制御リンク13の他端は、枢支軸を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。
左側のブーム10の前部には、接続部材が設けられている。接続部材は、予備アタッチメントに装備された油圧機器と、ブーム10に設けられたパイプ等の第1管材とを接続する装置である。具体的には、接続部材の一端には、第1管材が接続可能で、他端には、予備アタッチメントの油圧機器に接続された第2管材が接続可能である。これにより、第1管材を流れる作動油は、第2管材を通過して油圧機器に供給される。
左側及び右側の各走行装置5は、本実施形態ではクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置が採用されている。なお、前輪及び後輪を有する車輪型の走行装置を採用してもよい。
具体的には、作業操縦装置57は、操作部材58と、複数の操作弁59A、59B、59C、59Dとを有している。操作部材58は、レバー等で構成されていて、前、後、右、左に揺動自在である。複数の操作弁59A、59B、59C、59Dは、油路を介して第2油圧ポンプP2に接続されていて、操作部材58の操作に応じてパイロット圧を設定する。
操作部材58を後側に傾動させると、操作弁59Bは、当該操作部材58の操作量に応じて、第2受圧部31bに作用するパイロット圧を設定する。第2受圧部31bに作用したパイロット圧が所定以上である場合、ブーム制御弁20Aが切り換わり、ブームシリンダ14が伸長して、ブーム10は上昇する。
出油路70とを接続する接続部79a、79b、79c、79dと、複数の操作弁59A、59B、59C、59Dとの間には、絞り部84a、84b、84c、84dが設けられている。
作業系の油圧システムは、複数の変更部80と、複数の差圧発生部90とを備えている。複数の変更部80は、作業操縦装置57の操作量に対する受圧部(第1受圧部33a、第2受圧部33b)に作用するパイロット圧(2次パイロット圧)を変更する。即ち、複数の変更部80は、少なくとも作業操縦装置57の操作量に対する2次パイロット圧の増加量(傾き)を変更可能である。なお、複数の変更部80は、作業操縦装置57の操作量に対する2次パイロット圧との減少量(傾き)を変更可能であってもよい。
変更部80a、80b、80c、80dは、電磁式の可変絞り弁(電気式の可変絞り弁)である。可変絞り弁は、絞り面積を零、即ち、通路を完全に閉鎖する閉鎖位置81と、通路を最大に開放する開放位置82とに切り換えることが可能な弁である。また、可変絞り弁は、閉鎖位置81から開放位置82の間の任意の位置で、絞り面積を設定することが可能である。
なお、上述した可変絞り弁の絞り量の設定は一例であり、限定されない。
複数の差圧発生部90は、複数の変更部80の下流側に設けられている。複数の差圧発生部90は、変更部80aの下流側に設けられた差圧発生部90A、変更部80bの下流側に設けられた差圧発生部90B、変更部80cの下流側に設けられた差圧発生部90C、変更部80dの下流側に設けられた差圧発生部90Dである。差圧発生部90A、90B、90C、90Dは、パイロット油路60側から変更部80に向けて作動油が流れるのを許容し且つパイロット油路60側に作動油が流れるのを阻止する逆止弁である。なお、この実施形態では、複数の差圧発生部90が複数の変更部80の下流側に設けられているが、複数の差圧発生部90が複数の変更部80の上流側に設けられていてもよい。
説明の便宜上、操作部材58において、一方側を「前又は右」とし、一方側と反対側である他方向を「後又は左」として説明を進める。また、操作部材58を一方側に操作した場合に作動する一方側の操作弁(操作弁59A、59C)のことを「第1操作弁」、操作
部材58を他方側に操作した場合に作動する他方側の操作弁(操作弁59B、59D)のことを「第2操作弁」という。
けた絞り部84a、84b、84c、84dの絞り面積と、排出油路70側に設けた変更部80a、80b、80c、80cの絞り面積とを同じにして、操作部材84を操作した場合の圧力である。また、図2A及び2Bの圧力は一例であり、限定されない。
図3Aに示すように、排出油路71は、第1接続油路72と、第2接続油路73とを有している。第1接続油路72は、第1パイロット油路60a及び第2パイロット油路60bに接続された油路である。第2接続油路73は、第1接続油路72に接続され、第1接続油路72の作動油を、作動油タンク等に排出する。第2接続油路73には、絞り面積(内径)が固定の絞り部83が設けられている。絞り部83の下流側に、差圧発生部90Eが設けられている。差圧発生部90Eは、第1接続油路72からの作動油を、第2接続油路73を通過させて排出することを許容し、且つ、第2接続油路73側の作動油を、絞り部83を通過させて第1接続油路72に流すことを阻止する逆止弁である。
また、第1接続油路72において、差圧発生部90Eと接続部75との間には、切換弁77が設けられている。切換弁77は、閉鎖位置である第1位置77aと、開放位置である第2位置77bとに切換可能な弁である。切換弁77の切換は、制御装置65に接続されたON/OFFに切換可能なスイッチ67で行う。スイッチ67は、運転席8の近傍に設けられ、運転者等が操作可能である。運転者がスイッチ67を操作して、当該スイッチ67がONになると、制御装置65は、切換弁77を第2位置77bに切り換えることで、2次パイロット圧の制限を行うことができる。一方、運転者がスイッチ67を操作して、当該スイッチ67がOFFになると、制御装置65は、切換弁77を第1位置77aに切り換えることで、2次パイロット圧の制限を停止することができる。
図3Cに示すように、第2接続油路73には、変更部80fが設けられている。変更部80fは、手動式の可変絞り弁である。変更部80fの下流側には、リリーフ弁で構成された差圧発生部90Gが設けられている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。なお、差圧発生部90は、逆止弁であってもリリーフ弁であってもよい。
20 制御弁
20A ブーム制御弁
20B バケット制御弁
20C 予備制御弁
31a 第1受圧部
31b 第2受圧部
32a 第1受圧部
32b 第2受圧部
33a 第1受圧部
33b 第2受圧部33
57 作業操縦装置
58 操作部材
59A、59B、59C、59D 操作弁
60 パイロット油路
60a、60b、60c、60d パイロット油路
70 排出油路
70a、70b、70c、70d 排出油路
71 排出油路
72 第1接続油路
73 第2接続油路
74a 第1逆止弁
74b 第2逆止弁
75 接続部
76a 接続部
76b 接続部
77 切換弁
77a 第1位置
77b 第2位置
78 圧力選択弁
80 変更部
80a、80b、80c、80d、80e、80f 変更部
81 閉鎖位置
82 開放位置
83 絞り部
84a、84b、84c、84d 絞り部
90 差圧発生部
90A、90B、90C、90D、90E、90F、90G 差圧発生部
P1 第1油圧ポンプ
P2 第2油圧ポンプ
Claims (13)
- 作動油を吐出する油圧ポンプと、
作動油によって作動可能な作業油圧アクチュエータと、
作動油を受圧する受圧部を有し、且つ、前記受圧部に作用した作動油の圧力に基づいて前記作業油圧アクチュエータを制御する制御弁と、
操作量に基づいて前記受圧部に作用する作動油の圧力であるパイロット圧を設定可能な作業操縦装置と、
前記制御弁の受圧部と前記作業操縦装置とを接続するパイロット油路と、
前記パイロット油路に接続され且つ前記パイロット油路の作動油を排出可能な排出油路と、
前記排出油路に設けられ且つ、前記操作量に対する前記パイロット圧を変更する変更部と、
を備えている作業機の油圧システム。 - 前記変更部は、前記排出油路に設けられた可変絞り弁であり、
前記排出油路には、少なくとも前記可変絞り弁の上流側又は下流側に差圧を発生させる差圧発生部が設けられている請求項1に記載の作業機の油圧システム。 - 作動油を吐出する油圧ポンプと、
作動油によって作動可能な作業油圧アクチュエータと、
作動油を受圧する複数の受圧部を有し、且つ、前記複数の受圧部に作用した作動油の圧力に基づいて前記作業油圧アクチュエータを制御する制御弁と、
操作量に基づいて前記受圧部に作用する作動油の圧力であるパイロット圧を設定可能な作業操縦装置と、
前記制御弁の複数の受圧部と前記作業操縦装置とを接続する複数のパイロット油路と、
前記複数のパイロット油路に接続され且つ前記パイロット油路の作動油を排出可能な複数の排出油路と、
前記排出油路に設けられ且つ、前記操作量に対する前記パイロット圧を変更する複数の変更部と、
を備えている作業機の油圧システム。 - 前記複数の変更部は、前記排出油路に設けられた可変絞り弁であり、
前記排出油路には、少なくとも前記可変絞り弁の上流側又は下流側に差圧を発生させる差圧発生部が設けられている請求項3に記載の作業機の油圧システム。 - 前記作業操縦装置は、一方又は他方に操作可能な操作部材と、前記操作部材を一方に操作した場合に作動油の圧力である第1圧力を設定する第1操作弁と、前記操作部材を他方に操作した場合に作動油の圧力である第2圧力を設定する第2操作弁と、を有し、
前記複数の受圧部は、前記第1圧力が受圧される第1受圧部と、前記第2圧力が受圧される第2受圧部と、を有し、
前記複数のパイロット油路は、前記第1操作弁と第1受圧部とを接続する第1パイロット油路と、前記第2操作弁と第2受圧部とを接続する第2パイロット油路と、を有している請求項4に記載の作業機の油圧システム。 - 前記複数の排出油路は、前記第1パイロット油路に接続された第1排出油路と、前記第2パイロット油路に接続された第2排出油路と、を有し、
前記複数の変更部は、前記第1排出油路に設けられた第1変更部と、前記第2排出油路に設けられた第2変更部と、を有し、
前記複数の差圧発生部は、前記第1排出油路に設けられた第1差圧発生部と、前記第2
排出油路に設けられた第2差圧発生部と、を有している請求項5に記載の作業機の油圧システム。 - 作動油を吐出する油圧ポンプと、
作動油によって作動可能な作業油圧アクチュエータと、
作動油を受圧する複数の受圧部を有し、且つ、前記複数の受圧部に作用した作動油の圧力に基づいて前記作業油圧アクチュエータを制御する制御弁と、
操作量に基づいて前記受圧部に作用する作動油の圧力であるパイロット圧を設定可能な作業操縦装置と、
前記制御弁の複数の受圧部と前記作業操縦装置とを接続する複数のパイロット油路と、
前記複数のパイロット油路に接続され且つ前記パイロット油路の作動油を排出可能な排出油路と、
前記排出油路に設けられ且つ、前記操作量に対する前記パイロット圧を変更する変更部と、
を備えている作業機の油圧システム。 - 前記変更部は、前記排出油路に設けられた可変絞り弁であり、
前記排出油路には、少なくとも前記可変絞り弁の上流側又は下流側に差圧を発生させる差圧発生部が設けられている請求項7に記載の作業機の油圧システム。 - 前記作業操縦装置は、一方又は他方に操作可能な操作部材と、前記操作部材を一方に操作した場合に作動油の圧力である第1圧力を設定する第1操作弁と、前記操作部材を他方に操作した場合に作動油の圧力である第2圧力を設定する第2操作弁と、を有し、
前記複数の受圧部は、前記第1圧力が受圧される第1受圧部と、前記第2圧力が受圧される第2受圧部と、を有し、
前記複数のパイロット油路は、前記第1操作弁と第1受圧部とを接続する第1パイロット油路と、前記第2操作弁と第2受圧部とを接続する第2パイロット油路と、を有している請求項8に記載の作業機の油圧システム。 - 前記排出油路は、前記第1パイロット油路及び前記第2パイロット油路に接続された第1接続油路と、前記第1接続油路に接続された第2接続油路とを有し、
前記可変絞り弁は、前記第2接続油路に設けられ、前記差圧発生部は、前記第2接続油路に設けられている請求項6に記載の作業機の油圧システム。 - 前記第1接続油路に設けられ且つ、前記第1パイロット油路又は第2パイロット油路の作動油の圧力を選択する圧力選択弁を備えている請求項10に記載の作業機の油圧システム。
- 前記第1パイロット油路から第2接続油路に作動油が流れることを許容し且つ、前記第2接続油路から前記第1パイロット油路に作動油が流れることを阻止する第1逆止弁と、
前記第2パイロット油路から第2接続油路に作動油が流れることを許容し且つ、前記第2接続油路から前記第2パイロット油路に作動油が流れることを阻止する第2逆止弁と、
を備えている請求項7に記載の作業機の油圧システム。 - 前記差圧発生部は、逆止弁、リリーフ弁のいずれかである請求項1〜12のいずれかに記載の作業機の油圧システム。
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- 2017-10-03 JP JP2017193604A patent/JP2019065999A/ja active Pending
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