JP2019065999A - 作業機の油圧システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に作業油圧アクチュエータを制御する制御弁の受圧部へ作用するパイロット圧を制限することができる作業機の油圧システムを提供する。【解決手段】作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプP2と、作動油によって作動可能な作業油圧アクチュエータ14,15と、作動油を受圧する受圧部を有し、且つ、受圧部に作用した作動油の圧力に基づいて作業油圧アクチュエータを制御する制御弁20と、操作量に基づいて受圧部に作用する作動油の圧力であるパイロット圧を設定可能な作業操縦装置57と、制御弁の受圧部と作業操縦装置とを接続するパイロット油路60と、パイロット油路に接続され且つパイロット油路の作動油を排出可能な排出油路70と、排出油路に設けられ且つ、操作量に対するパイロット圧を変更する変更部80と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ等の作業機の油圧システムに関する。
従来より、作業機において、様々な事情によって油圧機器等の出力を下げる必要がある。例えば、特許文献1では、エンジンに所定以上の負荷が掛かったときに、油圧機器の1つである走行ポンプの出力を下げている。詳しくは、特許文献1の作業機は、エンジンと、エンジンにより駆動する走行ポンプと、走行操作レバーと、走行操作レバーの操作に応じてパイロット油の圧力(パイロット圧)が変更可能な操作弁と、操作弁の上流側に設けられた圧力制御弁とを備えている。
特許第5687970号公報
特許文献1の作業機では、エンジンに所定以上の負荷が掛かった場合には、操作弁の上流側に配置した圧力制御弁を操作することによって、操作弁に入る作動油の圧力(一次圧)を低減し、走行ポンプの出力を低下させている。このように、走行ポンプ等の出力を下げる方法として操作弁の一次側の圧力を下げた場合、操作弁に繋がる全ての油圧機器、即ち、走行ポンプ以外の機器であって出力を低下させたくない油圧機器の出力も下がってしまうことになる。また、走行操作レバーを操作した場合の操作感(操作性)が低下してしまう虞がある。加えて、特許文献1では、作業系の油圧機器に作用する圧力を低下させるということも考慮されていない。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、簡単に作業油圧アクチュエータを制御する制御弁の受圧部へ作用するパイロット圧を制限することができる作業機の油圧システムを提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下の通りである。
作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油によって作動可能な作業油圧アクチュエータと、作動油を受圧する受圧部を有し、且つ、前記受圧部に作用した作動油の圧力に基づいて前記作業油圧アクチュエータを制御する制御弁と、操作量に基づいて前記受圧部に作用する作動油の圧力であるパイロット圧を設定可能な作業操縦装置と、前記制御弁の受圧部と前記作業操縦装置とを接続するパイロット油路と、前記パイロット油路に接続され且つ前記パイロット油路の作動油を排出可能な排出油路と、前記排出油路に設けられ且つ、前記操作量に対する前記パイロット圧を変更する変更部と、を備えている。
前記変更部は、前記排出油路に設けられた可変絞り弁であり、前記排出油路には、少なくとも前記可変絞り弁の上流側又は下流側に差圧を発生させる差圧発生部が設けられている。
作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油によって作動可能な作業油圧アクチュエータと、作動油を受圧する複数の受圧部を有し、且つ、前記複数の受圧部に作用した作動油の圧力に基づいて前記作業油圧アクチュエータを制御する制御弁と、操作量に基づいて前記受圧部に作用する作動油の圧力であるパイロット圧を設定可能な作業操縦装置と、前記制御弁の複数の受圧部と前記作業操縦装置とを接続する複数のパイロット油路と、前記複数のパイロット油路に接続され且つ前記パイロット油路の作動油を排出可能な複数の排出油路と、前記排出油路に設けられ且つ、前記操作量に対する前記パイロット圧を変更する複数の変更部と、を備えている。
前記複数の変更部は、前記排出油路に設けられた可変絞り弁であり、前記排出油路には
、少なくとも前記可変絞り弁の上流側又は下流側に差圧を発生させる差圧発生部が設けられている。
前記作業操縦装置は、一方又は他方に操作可能な操作部材と、前記操作部材を一方に操作した場合に作動油の圧力である第1圧力を設定する第1操作弁と、前記操作部材を他方に操作した場合に作動油の圧力である第2圧力を設定する第2操作弁と、を有し、前記複数の受圧部は、前記第1圧力が受圧される第1受圧部と、前記第2圧力が受圧される第2受圧部と、を有し、前記複数のパイロット油路は、前記第1操作弁と第1受圧部とを接続する第1パイロット油路と、前記第2操作弁と第2受圧部とを接続する第2パイロット油路と、を有している。
前記複数の排出油路は、前記第1パイロット油路に接続された第1排出油路と、前記第2パイロット油路に接続された第2排出油路と、を有し、前記複数の変更部は、前記第1排出油路に設けられた第1変更部と、前記第2排出油路に設けられた第2変更部と、を有し、前記複数の差圧発生部は、前記第1排出油路に設けられた第1差圧発生部と、前記第2排出油路に設けられた第2差圧発生部と、を有している。
作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油によって作動可能な作業油圧アクチュエータと、作動油を受圧する複数の受圧部を有し、且つ、前記複数の受圧部に作用した作動油の圧力に基づいて前記作業油圧アクチュエータを制御する制御弁と、操作量に基づいて前記受圧部に作用する作動油の圧力であるパイロット圧を設定可能な作業操縦装置と、前記制御弁の複数の受圧部と前記作業操縦装置とを接続する複数のパイロット油路と、前記複数のパイロット油路に接続され且つ前記パイロット油路の作動油を排出可能な排出油路と、前記排出油路に設けられ且つ、前記操作量に対する前記パイロット圧を変更する変更部と、を備えている。
前記変更部は、前記排出油路に設けられた可変絞り弁であり、前記排出油路には、少なくとも前記可変絞り弁の上流側又は下流側に差圧を発生させる差圧発生部が設けられている。
前記作業操縦装置は、一方又は他方に操作可能な操作部材と、前記操作部材を一方に操作した場合に作動油の圧力である第1圧力を設定する第1操作弁と、前記操作部材を他方に操作した場合に作動油の圧力である第2圧力を設定する第2操作弁と、を有し、前記複数の受圧部は、前記第1圧力が受圧される第1受圧部と、前記第2圧力が受圧される第2受圧部と、を有し、前記複数のパイロット油路は、前記第1操作弁と第1受圧部とを接続する第1パイロット油路と、前記第2操作弁と第2受圧部とを接続する第2パイロット油路と、を有している。
前記排出油路は、前記第1パイロット油路及び前記第2パイロット油路に接続された第1接続油路と、前記第1接続油路に接続された第2接続油路とを有し、前記可変絞り弁は、前記第2接続油路に設けられ、前記差圧発生部は、前記第2接続油路に設けられている。
前記第1接続油路に設けられ且つ、前記第1パイロット油路又は第2パイロット油路の作動油の圧力を選択する圧力選択弁を備えている。
前記第1パイロット油路から第2接続油路に作動油が流れることを許容し且つ、前記第2接続油路から前記第1パイロット油路に作動油が流れることを阻止する第1逆止弁と、前記第2パイロット油路から第2接続油路に作動油が流れることを許容し且つ、前記第2接続油路から前記第2パイロット油路に作動油が流れることを阻止する第2逆止弁と、を備えている。
前記差圧発生部は、逆止弁、リリーフ弁のいずれかである。
本発明によれば、簡単に作業油圧アクチュエータを制御する制御弁の受圧部へ作用するパイロット圧を制限することができる。
作業系の油圧システムを示す図である。 操作量とパイロット圧との関係を示す図である。 操作量とパイロット圧との関係を示す他の図である。 作業系の油圧システムの第1の変形例を示す図である。 作業系の油圧システムの第2の変形例を示す図である。 作業系の油圧システムの第3の変形例を示す図である。 作業系の油圧システムの第4の変形例を示す図である。 作業機の一例であるトラックローダを示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図4は、本発明に係る作業機の側面図を示している。図4では、作業機の一例として、コンパクトトラックローダを示している。但し、本発明に係る作業機はコンパクトトラックローダアローダに限定されず、例えば、スキッドステアローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
作業機1は、図4に示すように、作業機1は、機体2と、キャビン3と、作業装置4と、走行装置5とを備えている。本発明の実施形態において、作業機1の運転席8に着座した運転者の前側(図4の左側)を前方、運転者の後側(図4の右側)を後方、運転者の左側(図4の手前側)を左方、運転者の右側(図4の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。機体2の中央部から右部或いは左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって、機体2から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって、機体2に近づく方向である。
キャビン3は、機体2に搭載されている。このキャビン3には運転席8が設けられている。作業装置4は機体2に装着されている。走行装置5は、機体2の外側に設けられている。機体2内の後部には、原動機が搭載されている。
作業装置4は、ブーム10と、作業具11と、リフトリンク12と、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ15とを有している。
ブーム10は、キャビン3の右側及び左側に上下揺動自在に設けられている。作業具11は、例えば、バケットであって、当該バケット11は、ブーム10の先端部(前端部)に上下揺動自在に設けられている。リフトリンク12及び制御リンク13は、ブーム10が上下揺動自在となるように、ブーム10の基部(後部)を支持している。ブームシリンダ14は、伸縮することによりブーム10を昇降させる。バケットシリンダ15は、伸縮することによりバケット11を揺動させる。
左側及び右側の各ブーム10の前部同士は、異形の連結パイプで連結されている。各ブーム10の基部(後部)同士は、円形の連結パイプで連結されている。
リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、左側と右側の各ブーム10に対応して機体2の左側と右側にそれぞれ設けられている。
リフトリンク12は、各ブーム10の基部の後部に、縦向きに設けられている。このリフトリンク12の上部(一端側)は、各ブーム10の基部の後部寄りに枢支軸を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。また、リフトリンク12の下部(他端側)は、機体2の後部寄りに枢支軸を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。
ブームシリンダ14の上部は、枢支軸を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。ブームシリンダ14の下部は、枢支軸を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。
制御リンク13は、リフトリンク12の前方に設けられている。この制御リンク13の一端は、枢支軸を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。制御リンク13の他端は、枢支軸を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。
ブームシリンダ14を伸縮することにより、リフトリンク12及び制御リンク13によって各ブーム10の基部が支持されながら、各ブーム10が枢支軸回りに上下揺動し、各ブーム10の先端部が昇降する。制御リンク13は、各ブーム10の上下揺動に伴って枢支軸回りに上下揺動する。リフトリンク12は、制御リンク13の上下揺動に伴って枢支軸回りに前後揺動する。
ブーム10の前部には、バケット11の代わりに別の作業具が装着可能とされている。別の作業具としては、例えば、油圧圧砕機、油圧ブレーカ、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等のアタッチメント(予備アタッチメント)である。
左側のブーム10の前部には、接続部材が設けられている。接続部材は、予備アタッチメントに装備された油圧機器と、ブーム10に設けられたパイプ等の第1管材とを接続する装置である。具体的には、接続部材の一端には、第1管材が接続可能で、他端には、予備アタッチメントの油圧機器に接続された第2管材が接続可能である。これにより、第1管材を流れる作動油は、第2管材を通過して油圧機器に供給される。
バケットシリンダ15は、各ブーム10の前部寄りにそれぞれ配置されている。バケットシリンダ15を伸縮することで、バケット11が揺動される。
左側及び右側の各走行装置5は、本実施形態ではクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置が採用されている。なお、前輪及び後輪を有する車輪型の走行装置を採用してもよい。
図1に示すように、油圧システムは、第1油圧ポンプP1と、第2油圧ポンプP2とを有している。第1油圧ポンプP1は、ブームシリンダ14、バケットシリンダ15又はブーム22の先端側に取り付けられるアタッチメントの油圧アクチュエータを駆動するために使用される。第2油圧ポンプP2(パイロットポンプ)は、主として制御圧又は信号圧としての作動油の圧力を供給するために使用される。以降、説明の便宜上、制御圧又は信号圧としての作動油のことを「パイロット油」、パイロット油の圧力のことを「パイロット圧」という。
また、作業系の油圧システムは、複数の制御弁20を備えている。複数の制御弁20は、それぞれ作業系の油圧アクチュエータ(作業油圧アクチュエータ)を制御する弁である。具体的には、複数の制御弁20は、ブーム制御弁20A、バケット制御弁20B、予備制御弁20Cである。第1油圧ポンプP1と複数の制御弁20(ブーム制御弁20A、バケット制御弁20B、予備制御弁20C)とは、吐出油路により接続されている。
ブーム制御弁20Aは、ブーム10を作動させる作業油圧アクチュエータであるブームシリンダ14を制御する弁である。ブーム制御弁20Aは、直動スプール形3位置切換弁である。ブーム制御弁20Aは、パイロット油を受圧する複数の受圧部を有している。複数の受圧部は、第1受圧部31aと、第2受圧部31bとである。第1受圧部31aは、ブーム制御弁20Aの本体(ボディ)に設けられ、パイロット油が供給された場合には当該パイロット圧が作用する部分である。第2受圧部31bは、ブーム制御弁20Aの本体に設けられ、パイロット油が供給された場合には当該パイロット圧が作用する部分である。
バケット制御弁20Bは、バケット11を作動させる作業油圧アクチュエータであるバケットシリンダ15を制御する弁である。バケット制御弁20Bは、パイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。バケット制御弁20Bは、パイロット油を受圧する複数の受圧部を有している。複数の受圧部は、第1受圧部32aと、第2受圧部32bとである。第1受圧部32aは、バケット制御弁20Bの本体(ボディ)に設けられ、パイロット油が供給された場合には当該パイロット圧が作用する部分である。第2受圧部32bは、バケット制御弁20Bの本体に設けられ、パイロット油が供給された場合には当該パイロット圧が作用する部分である。
予備制御弁20Cは、予備アタッチメントを作動させる作業油圧アクチュエータである予備油圧アクチュエータ(油圧シリンダ、油圧モータ等)を制御する弁である。予備制御弁20Cは、パイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。予備制御弁20Cは、パイロット油を受圧する複数の受圧部を有している。複数の受圧部は、第1受圧部33aと、第2受圧部33bとである。第1受圧部33aは、予備制御弁20Cの本体(ボディ)に設けられ、パイロット油が供給された場合には当該パイロット圧が作用する部分である。第2受圧部33bは、予備制御弁20Cの本体に設けられ、パイロット油が供給された場合には当該パイロット圧が作用する部分である。
作業系の油圧システムは、作業操縦装置57を備えている。作業操縦装置57は、複数の制御弁20のそれぞれを操作する装置である。作業操縦装置57は、操作が行われた場合、制御弁20の受圧部(第1受圧部31a、32a、第2受圧部31b、32b)に作用するパイロット圧を設定することができる。
具体的には、作業操縦装置57は、操作部材58と、複数の操作弁59A、59B、59C、59Dとを有している。操作部材58は、レバー等で構成されていて、前、後、右、左に揺動自在である。複数の操作弁59A、59B、59C、59Dは、油路を介して第2油圧ポンプP2に接続されていて、操作部材58の操作に応じてパイロット圧を設定する。
例えば、操作部材58を前側に傾動させると、操作弁59Aは、当該操作部材58の操作量に応じて、第1受圧部31aに作用するパイロット圧を設定する。第1受圧部31aに作用したパイロット圧が所定以上である場合、ブーム制御弁20Aが切り換わり、ブームシリンダ14が収縮して、ブーム10は下降する。
操作部材58を後側に傾動させると、操作弁59Bは、当該操作部材58の操作量に応じて、第2受圧部31bに作用するパイロット圧を設定する。第2受圧部31bに作用したパイロット圧が所定以上である場合、ブーム制御弁20Aが切り換わり、ブームシリンダ14が伸長して、ブーム10は上昇する。
また、操作部材58を右側に傾動させると、操作弁59Cは、当該操作部材58の操作量に応じて、第1受圧部32aに作用するパイロット圧を設定する。第1受圧部32aに作用したパイロット圧が所定以上である場合、バケット制御弁20Bが切り換わり、バケットシリンダ15が伸長して、バケット11はダンプ動作する。操作部材58を左側に傾動させると、操作弁59Dは、当該操作部材58の操作量に応じて、第2受圧部32bに作用するパイロット圧を設定する。第2受圧部32bに作用したパイロット圧が所定以上である場合、バケット制御弁20Cが切り換わり、バケットシリンダ15が収縮して、バケット11はスクイ動作する。
また、作業操縦装置57は、レバー等の操作部材58の他に、スイッチ55を有している。スイッチ55は、揺動自在なスライドスイッチ等である。スイッチ55は、制御装置65に接続されている。スイッチ55の操作によって、予備制御弁20Cの受圧部(第1受圧部33a、第2受圧部33b)に作用するパイロット圧を設定することができる。詳しくは、制御装置65には、電磁比例弁56A、56Bが接続されている。スイッチ55を左方向等の一方に揺動すると、電磁比例弁56Aが当該スイッチ55の操作量に応じて開度が変更する。また、スイッチ55を右方向等の他方に揺動すると、電磁比例弁56Bが当該スイッチ55の操作量に応じて開度が変更する。このように、スイッチ55を介して電磁比例弁55A、55Bを設定することによって、予備制御弁20Cの第1受圧部33a、第2受圧部33bに作用するパイロット圧を変更し、予備制御弁20Cを切り換えることができる。
作業系の油圧システムは、複数のパイロット油路60を備えている。複数のパイロット油路60は、作業操縦装置57と、複数の受圧部(第1受圧部31a、32a、第2受圧部31b、32b)とを接続する油路である。具体的には、複数のパイロット油路60は、操作弁59Aと第1受圧部31aとを接続するパイロット油路60a、操作弁59Bと第2受圧部31bとを接続するパイロット油路60b、操作弁59Cと第1受圧部32aとを接続するパイロット油路60c、操作弁59Dと第2受圧部32bとを接続するパイロット油路60dである。
作業系の油圧システムは、複数の排出油路70を備えている。複数の排出油路70は、複数のパイロット油路60に接続した油路であって、当該複数のパイロット油路60のパイロット油を作動油タンク23等に排出可能である。具体的には、複数の排出油路70は、パイロット油路60aに接続された排出油路70a、パイロット油路60bに接続された排出油路70b、パイロット油路60cに接続された排出油路70cと、パイロット油路60dに接続された排出油路70dである。
また、複数のパイロット油路60において、当該複数のパイロット油路60と複数の排
出油路70とを接続する接続部79a、79b、79c、79dと、複数の操作弁59A、59B、59C、59Dとの間には、絞り部84a、84b、84c、84dが設けられている。
作業系の油圧システムは、複数の変更部80と、複数の差圧発生部90とを備えている。複数の変更部80は、作業操縦装置57の操作量に対する受圧部(第1受圧部33a、第2受圧部33b)に作用するパイロット圧(2次パイロット圧)を変更する。即ち、複数の変更部80は、少なくとも作業操縦装置57の操作量に対する2次パイロット圧の増加量(傾き)を変更可能である。なお、複数の変更部80は、作業操縦装置57の操作量に対する2次パイロット圧との減少量(傾き)を変更可能であってもよい。
複数の変更部80は、複数の排出油路70に設けられている。複数の変更部80は、排出油路70aに設けられた変更部80a、排出油路70bに設けられた変更部80b、排出油路70cに設けられた変更部80c、排出油路70dに設けられた変更部80dである。
変更部80a、80b、80c、80dは、電磁式の可変絞り弁(電気式の可変絞り弁)である。可変絞り弁は、絞り面積を零、即ち、通路を完全に閉鎖する閉鎖位置81と、通路を最大に開放する開放位置82とに切り換えることが可能な弁である。また、可変絞り弁は、閉鎖位置81から開放位置82の間の任意の位置で、絞り面積を設定することが可能である。
可変絞り弁の絞り量は、制御装置65に設けられたスイッチ66等で行うことが可能である。スイッチ66は、運転席8の近傍に設けられ、運転者等が操作可能である。例えば、スイッチ66はON/OFFの切換可能なスイッチであって、当該スイッチ66のON又はOFFを示す信号が制御装置65に入力される。スイッチ66がONである場合は、複数のパイロット油路60のパイロット圧(操作弁59A、59B、59C、59Dの2次パイロット圧)が制限され、スイッチ66がOFFである場合は、2次パイロット圧は制限されない。例えば、スイッチ66がONである場合は、制御装置65は、可変絞り弁の絞り量を設定して、変更部80の絞り径(絞り面積)を、絞り部84a、84b、84c、84dの絞り径に一致させる。一方、スイッチ66がOFFである場合は、制御装置65は、可変絞り弁を閉鎖位置81にする。また、制御装置65に回動可能なボリューム、スライドスイッチ等で構成された変更操作部材68を設け、変更操作部材68を操作することで、作業操縦装置57の操作量に対する2次パイロット圧との増加量(傾き)を変更してもよい。
なお、上述した可変絞り弁の絞り量の設定は一例であり、限定されない。
複数の差圧発生部90は、複数の排出油路70に設けられている。複数の差圧発生部90は、少なくとも複数の変更部80の上流側又は下流側において差圧を発生させる部分である。
複数の差圧発生部90は、複数の変更部80の下流側に設けられている。複数の差圧発生部90は、変更部80aの下流側に設けられた差圧発生部90A、変更部80bの下流側に設けられた差圧発生部90B、変更部80cの下流側に設けられた差圧発生部90C、変更部80dの下流側に設けられた差圧発生部90Dである。差圧発生部90A、90B、90C、90Dは、パイロット油路60側から変更部80に向けて作動油が流れるのを許容し且つパイロット油路60側に作動油が流れるのを阻止する逆止弁である。なお、この実施形態では、複数の差圧発生部90が複数の変更部80の下流側に設けられているが、複数の差圧発生部90が複数の変更部80の上流側に設けられていてもよい。
さて、作業系の油圧システムでは、操作部材58を前、後に揺動させる場合において、制御弁20(作業油圧アクチュエータ)がスムーズに作動することができるようにしている。或いは、操作部材58を右、左に揺動させる場合において、制御弁20(作業油圧アクチュエータ)がスムーズに作動することができるようにしている。
説明の便宜上、操作部材58において、一方側を「前又は右」とし、一方側と反対側である他方向を「後又は左」として説明を進める。また、操作部材58を一方側に操作した場合に作動する一方側の操作弁(操作弁59A、59C)のことを「第1操作弁」、操作
部材58を他方側に操作した場合に作動する他方側の操作弁(操作弁59B、59D)のことを「第2操作弁」という。
また、第1受圧部31a、32aと、第1操作弁59A、59Cとをそれぞれ接続する油路60a、60cのことを「第1パイロット油路」、第2受圧部31b、32bと、第2操作弁59B、59Dとをそれぞれ接続する油路60b、60dのことを「第2パイロット油路」、第1パイロット油路60a、60cに接続された排出油路70a、70cのことを「第1排出油路」、第2パイロット油路60b、60dに接続された排出油路70b、70dのことを「第2排出油路」という、また、第1排出油路70a、70cに設けられた変更部80a、80cのことを「第1変更部」、第2排出油路70b、70dに設けられた変更部80b、80dのことを「第2変更部」、第1排出油路70a、70cに設けられた差圧発生部90A、90Cのことを「第1差圧発生部」、第2排出油路70b、70dに設けられた差圧発生部90B、90Dのことを「第2差圧発生部」という。
図1に示すように、ブーム制御弁20Aの第1受圧部31aに着目した場合、第1受圧部31aと第1操作弁59Aとを接続する第1パイロット油路60aに、排出油路70aが設けられ、当該第1排出油路70aに第1変更部80a及び第1差圧発生部90Aが設けられている。また、ブーム制御弁20Aの第2受圧部31bに着目した場合、第2受圧部31bと第2操作弁59Bとを接続する第2パイロット油路60bに、第2排出油路70bが設けられ、当該第2排出油路70bに第2変更部80b及び第2差圧発生部90Bが設けられている。
したがって、操作部材58を中立位置から前側(一方側)又は後側(他方側)に揺動させた場合において、中立位置から所定範囲(例えば、不感帯)では、第1差圧発生部90A又は第2差圧発生部90Bによって、第1変更部80a又は第2変更部80bから排出されるパイロット油を制限することができる。その結果、操作部材58の操作の初動段階では、ブーム制御弁20Aの第1受圧部31aに作用するパイロット圧である第1圧力、又は、第2受圧部31bに作用するパイロット圧である第2圧力を上昇させることができる。一方、操作部材58を前側又は後側の揺動が所定範囲を超えた場合には、第1変更部80a及び第1差圧発生部90A、又は、第2変更部80b及び第2差圧発生部90Bからパイロット油を排出することで、ブーム制御弁20Aに作用する2次パイロット圧の上限を設定することができる。
また、バケット制御弁20Bの第1受圧部32aに着目した場合、第1受圧部32aと第1操作弁59Cとを接続する第1パイロット油路60cに、第1排出油路70cが設けられ、当該第1排出油路70cに変更部80c及び第1差圧発生部90Cが設けられている。また、ブーム制御弁20Aの第2受圧部32bに着目した場合、第2受圧部32bと第2操作弁59Dとを接続する第2パイロット油路60dに、第2排出油路70dが設けられ、当該第2排出油路70dに変更部80d及び第2差圧発生部90Dが設けられている。
したがって、操作部材58を中立位置から右側(一方側)又は左側(他方側)に揺動させた場合において、中立位置から所定範囲では、第1差圧発生部90C又は第2差圧発生部90Dによって、第1変更部80c又は第2変更部80dから排出されるパイロット油を制限することができる。その結果、操作部材58の操作の初動段階では、バケット制御弁20Bの第1受圧部32aに作用するパイロット圧である第1圧力、又は、第2受圧部32bに作用するパイロット圧である第2圧力を上昇させることができる。一方、操作部材58を右側又は左側の揺動が所定範囲を超えた場合には、第1変更部80c及び第1差圧発生部90C、又は、第2変更部80d及び第2差圧発生部90Dからパイロット油を排出することで、バケット制御弁20Bに作用する2次パイロット圧の上限を設定することができる。
図2A及び2Bは、操作部材(操作弁)の操作量とパイロット圧との関係を示す図である。図2A及び2Bに示すパイロット圧は、第1パイロット油路60a、60c、第2パイロット油路60b、60dの2次パイロット圧(受圧部に作用する2次パイロット圧)である。なお、図2A及び2Bに示すパイロット圧は、複数のパイロット油路60側に設
けた絞り部84a、84b、84c、84dの絞り面積と、排出油路70側に設けた変更部80a、80b、80c、80cの絞り面積とを同じにして、操作部材84を操作した場合の圧力である。また、図2A及び2Bの圧力は一例であり、限定されない。
図2Aに示すように、2次パイロット圧を制限しない場合(第1パイロット油路60a、60c、第2パイロット油路60b、60dのパイロット油を排出油路70に排出しない場合)、パイロット圧P1は、操作量が20%を超えた時点で、油圧アクチュエータの作動に必要なパイロット圧P3に達して制御弁20が切り換わり、油圧アクチュエータの作動が開始される。操作量が約20%を超えて以降は、パイロット圧力P1は、操作量に応じて2次パイロット圧が上昇(増加)する。
また、従来のように、操作弁に供給されるパイロット油の1次パイロット圧を制限するアンチストールでも、図2Aに示すように、パイロット圧P4は、操作量が約20%を超えた時点でパイロット圧P3に達して制御弁20が切り換わり、油圧アクチュエータの作動が開始される。また、従来の1次パイロット圧を制限する場合は、操作量が30%を超えた時点で2次パイロット圧P4が一定になるため、操作性が低下する場合がある。
また、図2Bに示すように、2次パイロット圧を制限するために、単に排出油路70及び変更部80のみを設ける(第1差圧発生部90A、90C、第2差圧発生部90B、90Dを設けない場合)において、操作部材58を操作した場合、操作量が約70%を超えないと、パイロット圧力P2はパイロット圧P3に達せず、制御弁20が切り変わらない。そのため、操作性が低下する可能性がある。
一方、上述した実施形態のように、第1差圧発生部90A、90C、第2差圧発生部90B、90Dを設けた油圧システムにおいて、操作部材58を操作した場合、図2Bに示すように、操作量が略30%を超えた時点で2次パイロット圧P5がパイロット圧P3と略同じ又はそれ以上であるため、通常時とほとんど変わらずに、制御弁20の切換が行われ、油圧アクチュエータを作動させることができる。なお、第1差圧発生部90A、90C、第2差圧発生部90B、90Dにおける差圧の設定は、制御弁20が中立位置から切り換わり始める圧力、即ち、スプールを移動させるのに必要な圧力P3に設定することが好ましい。
また、上述した実施形態では、可変絞り弁等で構成された変更部80によって操作量に対するパイロット圧P5を変更することができる。例えば、図2Bに示すように、変更部80によって、パイロット圧P5の傾きを変更することができる。そのため、所定の操作量であっても、2次パイロット圧を異ならせることができるため、様々な状況に応じた操作性を実現することができる。
図3A〜図3Dは、作業系の油圧システムにおいて、排出油路、絞り部、差圧発生部等を変形した変形例を示している。図3Aは、ブーム制御弁20Aの周囲の排出油路、絞り部、差圧発生部を変形した例であるが、他の制御弁にも適用可能である。また、図3Aにおいて他の箇所は上述した実施形態の油圧システムと同様の構成である。
図3Aに示すように、排出油路71は、第1接続油路72と、第2接続油路73とを有している。第1接続油路72は、第1パイロット油路60a及び第2パイロット油路60bに接続された油路である。第2接続油路73は、第1接続油路72に接続され、第1接続油路72の作動油を、作動油タンク等に排出する。第2接続油路73には、絞り面積(内径)が固定の絞り部83が設けられている。絞り部83の下流側に、差圧発生部90Eが設けられている。差圧発生部90Eは、第1接続油路72からの作動油を、第2接続油路73を通過させて排出することを許容し、且つ、第2接続油路73側の作動油を、絞り部83を通過させて第1接続油路72に流すことを阻止する逆止弁である。
また、第1接続油路72には、第1逆止弁74aと、第2逆止弁74bとが設けられている。第1逆止弁74aは、第1接続油路72と第2接続油路73とを接続する接続部75と、第1接続油路72と第1パイロット油路60aとを接続する接続部76aとの区間に設けられている。第1逆止弁74aは、第1パイロット油路60aから第2接続油路73に作動油が流れることを許容し且つ、第2接続油路73から第1パイロット油路60aに作動油が流れることを阻止する。
第2逆止弁74bは。接続部75と、第1接続油路72と第2パイロット油路60bとを接続する接続部76bとの区間に設けられている。第2逆止弁74bは、第2パイロット油路60bから第2接続油路73に作動油が流れることを許容し且つ、第2接続油路73から第2パイロット油路60bに作動油が流れることを阻止する。
また、第1接続油路72において、差圧発生部90Eと接続部75との間には、切換弁77が設けられている。切換弁77は、閉鎖位置である第1位置77aと、開放位置である第2位置77bとに切換可能な弁である。切換弁77の切換は、制御装置65に接続されたON/OFFに切換可能なスイッチ67で行う。スイッチ67は、運転席8の近傍に設けられ、運転者等が操作可能である。運転者がスイッチ67を操作して、当該スイッチ67がONになると、制御装置65は、切換弁77を第2位置77bに切り換えることで、2次パイロット圧の制限を行うことができる。一方、運転者がスイッチ67を操作して、当該スイッチ67がOFFになると、制御装置65は、切換弁77を第1位置77aに切り換えることで、2次パイロット圧の制限を停止することができる。
図3Bに示すように、第1接続油路72には、圧力選択弁78が設けられている。圧力選択弁78は、第1パイロット油路60a又は第2パイロット油路60bのパイロット圧、即ち、第1パイロット油路60aに作用するパイロット圧(第1接続油路72において、接続部76aと圧力選択弁78との間の区間)に作用するパイロット圧と、第2パイロット油路60bに作用するパイロット圧(第1接続油路72において、接続部76bと圧力選択弁78との間の区間)に作用するパイロット圧のうち、高いパイロット圧を第2接続油路73に伝達する。
また、第2接続油路73には、可変絞り弁で構成された変更部80eが設けられ、変更部80eの下流側には、逆止弁で構成された差圧発生部90Fが設けられている。
図3Cに示すように、第2接続油路73には、変更部80fが設けられている。変更部80fは、手動式の可変絞り弁である。変更部80fの下流側には、リリーフ弁で構成された差圧発生部90Gが設けられている。
図3Dに示すように、排出油路70は、複数の排出油路70a、70b、70c、70c、70d、70eを有している。排出油路70eは、他の排出油路70a、70b、70c、70dを下流側で合流する油路である。排出油路70eには、逆止弁で構成された差圧発生部90Hが設けられている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。なお、差圧発生部90は、逆止弁であってもリリーフ弁であってもよい。
1 作業機
20 制御弁
20A ブーム制御弁
20B バケット制御弁
20C 予備制御弁
31a 第1受圧部
31b 第2受圧部
32a 第1受圧部
32b 第2受圧部
33a 第1受圧部
33b 第2受圧部33
57 作業操縦装置
58 操作部材
59A、59B、59C、59D 操作弁
60 パイロット油路
60a、60b、60c、60d パイロット油路
70 排出油路
70a、70b、70c、70d 排出油路
71 排出油路
72 第1接続油路
73 第2接続油路
74a 第1逆止弁
74b 第2逆止弁
75 接続部
76a 接続部
76b 接続部
77 切換弁
77a 第1位置
77b 第2位置
78 圧力選択弁
80 変更部
80a、80b、80c、80d、80e、80f 変更部
81 閉鎖位置
82 開放位置
83 絞り部
84a、84b、84c、84d 絞り部
90 差圧発生部
90A、90B、90C、90D、90E、90F、90G 差圧発生部
P1 第1油圧ポンプ
P2 第2油圧ポンプ

Claims (13)

  1. 作動油を吐出する油圧ポンプと、
    作動油によって作動可能な作業油圧アクチュエータと、
    作動油を受圧する受圧部を有し、且つ、前記受圧部に作用した作動油の圧力に基づいて前記作業油圧アクチュエータを制御する制御弁と、
    操作量に基づいて前記受圧部に作用する作動油の圧力であるパイロット圧を設定可能な作業操縦装置と、
    前記制御弁の受圧部と前記作業操縦装置とを接続するパイロット油路と、
    前記パイロット油路に接続され且つ前記パイロット油路の作動油を排出可能な排出油路と、
    前記排出油路に設けられ且つ、前記操作量に対する前記パイロット圧を変更する変更部と、
    を備えている作業機の油圧システム。
  2. 前記変更部は、前記排出油路に設けられた可変絞り弁であり、
    前記排出油路には、少なくとも前記可変絞り弁の上流側又は下流側に差圧を発生させる差圧発生部が設けられている請求項1に記載の作業機の油圧システム。
  3. 作動油を吐出する油圧ポンプと、
    作動油によって作動可能な作業油圧アクチュエータと、
    作動油を受圧する複数の受圧部を有し、且つ、前記複数の受圧部に作用した作動油の圧力に基づいて前記作業油圧アクチュエータを制御する制御弁と、
    操作量に基づいて前記受圧部に作用する作動油の圧力であるパイロット圧を設定可能な作業操縦装置と、
    前記制御弁の複数の受圧部と前記作業操縦装置とを接続する複数のパイロット油路と、
    前記複数のパイロット油路に接続され且つ前記パイロット油路の作動油を排出可能な複数の排出油路と、
    前記排出油路に設けられ且つ、前記操作量に対する前記パイロット圧を変更する複数の変更部と、
    を備えている作業機の油圧システム。
  4. 前記複数の変更部は、前記排出油路に設けられた可変絞り弁であり、
    前記排出油路には、少なくとも前記可変絞り弁の上流側又は下流側に差圧を発生させる差圧発生部が設けられている請求項3に記載の作業機の油圧システム。
  5. 前記作業操縦装置は、一方又は他方に操作可能な操作部材と、前記操作部材を一方に操作した場合に作動油の圧力である第1圧力を設定する第1操作弁と、前記操作部材を他方に操作した場合に作動油の圧力である第2圧力を設定する第2操作弁と、を有し、
    前記複数の受圧部は、前記第1圧力が受圧される第1受圧部と、前記第2圧力が受圧される第2受圧部と、を有し、
    前記複数のパイロット油路は、前記第1操作弁と第1受圧部とを接続する第1パイロット油路と、前記第2操作弁と第2受圧部とを接続する第2パイロット油路と、を有している請求項4に記載の作業機の油圧システム。
  6. 前記複数の排出油路は、前記第1パイロット油路に接続された第1排出油路と、前記第2パイロット油路に接続された第2排出油路と、を有し、
    前記複数の変更部は、前記第1排出油路に設けられた第1変更部と、前記第2排出油路に設けられた第2変更部と、を有し、
    前記複数の差圧発生部は、前記第1排出油路に設けられた第1差圧発生部と、前記第2
    排出油路に設けられた第2差圧発生部と、を有している請求項5に記載の作業機の油圧システム。
  7. 作動油を吐出する油圧ポンプと、
    作動油によって作動可能な作業油圧アクチュエータと、
    作動油を受圧する複数の受圧部を有し、且つ、前記複数の受圧部に作用した作動油の圧力に基づいて前記作業油圧アクチュエータを制御する制御弁と、
    操作量に基づいて前記受圧部に作用する作動油の圧力であるパイロット圧を設定可能な作業操縦装置と、
    前記制御弁の複数の受圧部と前記作業操縦装置とを接続する複数のパイロット油路と、
    前記複数のパイロット油路に接続され且つ前記パイロット油路の作動油を排出可能な排出油路と、
    前記排出油路に設けられ且つ、前記操作量に対する前記パイロット圧を変更する変更部と、
    を備えている作業機の油圧システム。
  8. 前記変更部は、前記排出油路に設けられた可変絞り弁であり、
    前記排出油路には、少なくとも前記可変絞り弁の上流側又は下流側に差圧を発生させる差圧発生部が設けられている請求項7に記載の作業機の油圧システム。
  9. 前記作業操縦装置は、一方又は他方に操作可能な操作部材と、前記操作部材を一方に操作した場合に作動油の圧力である第1圧力を設定する第1操作弁と、前記操作部材を他方に操作した場合に作動油の圧力である第2圧力を設定する第2操作弁と、を有し、
    前記複数の受圧部は、前記第1圧力が受圧される第1受圧部と、前記第2圧力が受圧される第2受圧部と、を有し、
    前記複数のパイロット油路は、前記第1操作弁と第1受圧部とを接続する第1パイロット油路と、前記第2操作弁と第2受圧部とを接続する第2パイロット油路と、を有している請求項8に記載の作業機の油圧システム。
  10. 前記排出油路は、前記第1パイロット油路及び前記第2パイロット油路に接続された第1接続油路と、前記第1接続油路に接続された第2接続油路とを有し、
    前記可変絞り弁は、前記第2接続油路に設けられ、前記差圧発生部は、前記第2接続油路に設けられている請求項6に記載の作業機の油圧システム。
  11. 前記第1接続油路に設けられ且つ、前記第1パイロット油路又は第2パイロット油路の作動油の圧力を選択する圧力選択弁を備えている請求項10に記載の作業機の油圧システム。
  12. 前記第1パイロット油路から第2接続油路に作動油が流れることを許容し且つ、前記第2接続油路から前記第1パイロット油路に作動油が流れることを阻止する第1逆止弁と、
    前記第2パイロット油路から第2接続油路に作動油が流れることを許容し且つ、前記第2接続油路から前記第2パイロット油路に作動油が流れることを阻止する第2逆止弁と、
    を備えている請求項7に記載の作業機の油圧システム。
  13. 前記差圧発生部は、逆止弁、リリーフ弁のいずれかである請求項1〜12のいずれかに記載の作業機の油圧システム。
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