JP2019065528A - 電子水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性を向上させて、操作時の使用者に対して混乱を招くことなく、使い勝手を向上させることができる電子水栓装置を提供する。【解決手段】本発明の電子水栓装置1は、湯及び水を混合する水栓本体部2と、この水栓本体部で混合された湯水を吐水する吐水部18と、この吐水部の上流側の流路を電気的に開閉する電気式の開閉弁12,14と、この開閉弁の開閉を行う第1操作部4及び第2操作部6と、第1操作部及び第2操作部のそれぞれから送信される電気的な信号に基づいて開閉弁を制御する制御部22と、を有し、第1操作部は、吐水部から吐水される吐水の流量の調整操作が可能であり、制御部は、第2操作部から開閉弁を閉弁操作している信号が入力されている状態において、第1操作部から開閉弁を開弁操作している信号が入力された場合には、第1操作部が吐水操作されたものと判断し、吐水部の吐水を開始させるように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、電子水栓装置に係り、特に、電気的な信号に基づいて温度及び流量が調整された湯水を吐止水する電子水栓装置に関する。
従来から、電気的な信号に基づいて温度及び流量が調整された湯水を吐止水する電子水栓装置として、例えば、特許文献1に記載されているように、自動水栓と手動水栓をハイブリットした電子水栓装置が知られている。
まず、特許文献1に記載されている従来の電子水栓装置においては、操作ボタンにおけるタッチ操作とシングルレバーによる手動のレバー操作がそれぞれ可能な2つの操作部を備えている。これにより、使用状況に応じて、2つの操作部を使い分けて操作することができ、それぞれの操作部を操作することによって、給湯用の電磁弁や給水用の電磁弁が開閉されて、吐水部の吐止水が可能となっている。
特開2014−15781号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている従来の電子水栓装置においては、タッチ操作とレバー操作のそれぞれが可能な2つの操作部において、一方の操作部の操作(例えば、シングルレバーによるレバー操作)によって電磁弁が閉弁している状態で使用者が他方の操作部の操作(例えば、押しボタンによるタッチ操作)によって吐水操作を行っても、止水状態が維持されて吐水が開始されないため、使用者に対して混乱を招いてしまうという問題がある。
したがって、電子水栓装置について、いかに操作性を向上させて、操作時の使用者に対して混乱を招くことなく、使い勝手がよいものにするかが要請された課題となっている。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、操作性を向上させて、操作時の使用者に対して混乱を招くことなく、使い勝手を向上させることができる電子水栓装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、電気的な信号に基づいて温度及び流量が調整された湯水を吐止水する電子水栓装置であって、給湯源から湯が供給される通湯路と、給水源から水が供給される通水路と、上記通湯路及び上記通水路のそれぞれから供給された湯及び水を混合する水栓本体部と、この水栓本体部で混合された湯水を吐水する吐水部と、この吐水部の上流側の流路を電気的に開閉する電気式の開閉弁と、この開閉弁の開閉を行う第1操作部及び第2操作部と、上記第1操作部及び上記第2操作部のそれぞれから送信される電気的な信号に基づいて上記開閉弁を制御する制御部と、を有し、上記第1操作部は、上記吐水部から吐水される吐水の流量の調整操作が可能であり、上記制御部は、上記第2操作部から上記開閉弁を閉弁操作している信号が入力され上記開閉弁が閉弁している状態において、上記第1操作部から上記開閉弁を開弁操作している信号が入力された場合には、上記第1操作部が吐水操作されたものと判断し、上記吐水部の吐水を開始させるように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、制御部において、第2操作部から開閉弁を閉弁操作している信号が制御部に入力されている状態であっても、その後、第1操作部から開閉弁を開弁操作している信号が入力された場合には、第1操作部が吐水操作されたものと判断し、吐水部の吐水を確実に開始させることができる。
また、吐水操作を意図した使用者が、第2操作部が止水操作された状態で、第1操作部を吐水操作しているにもかかわらず、吐水が開始されないことにより使用者に対して混乱を招くことを防ぐことができる。
したがって、第1操作部及び第2操作部の2つの操作部を有する電子水栓装置に対して不慣れな使用者であっても、混乱することなく、第1操作部を吐水操作することにより意図した吐水を確実に開始させることができるため、使い勝手がよい。
よって、操作性を向上させて、操作時の使用者に対して混乱を招くことなく、使い勝手がよい電子水栓装置を提供することができる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記第1操作部の操作量が所定値以上であるものと判断した場合には、上記吐水部の吐水を開始するように構成されている。
このように構成された本発明においては、制御部により第1操作部の操作量が所定値以上であるものと判断された場合には、使用者が吐水操作を意図しているものと判断され、吐水部の吐水を確実に開始することができる。
また、第1操作部の操作量が所定値未満である場合には、例えば、周辺で発生した振動等の影響で第1操作部が僅かに移動しているだけで、使用者が意図して吐水操作を行っている場合ではないものと判断し、吐水を開始させないようにすることができる。
よって、第1操作部の意図していない吐水操作による誤吐水を確実に防ぐことができる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記第1操作部が上記吐水部の吐水流量が所定の流量以上である大流量域に設定される場合には、上記吐水部の吐水流量を吐水開始時からの流量の増加が小流量領域に設定されている場合よりも単位時間当たりの流量増加が小さくなるように構成されている。
このように構成された本発明においては、第1操作部が吐水部の吐水流量が所定の流量以上である大流量域に設定されている場合には、制御部の制御により、吐水部の吐水流量を吐水開始時からの流量の増加が小流量領域に設定されている場合よりも単位時間当たりの流量増加が小さくなるように設定することができる。
したがって、吐水を開始させる際に、第1操作部が大流量領域に設定されているがゆえに、そのままの大流量で吐水が開始されてしまうことを防ぐことができる。よって、予期せぬ大流量の吐水がいきなり開始されることにより、使用者を驚かせてしまうことを防ぐことができると共に、水撥ねが発生して使い勝手が損なわれることも防ぐことができる。
本発明において、好ましくは、上記第1操作部は、一方向に操作させることにより上記吐水部の吐水流量を増加させ、他方向に操作させることにより上記吐水流量を減少させるように構成され、上記制御部は、上記第1操作部が一方向のみに操作しているものと判断した場合であって、上記第1操作部が所定距離以上操作している場合には、上記吐水部の吐水を開始させるように構成されている。
このように構成された本発明においては、例えば、周辺等で発生した振動が第1操作部に伝達された場合には、この振動により第1操作部が一方向又は他方向に操作されることがある。
しかしながら、このとき、制御部により第1操作部が一方向のみに操作されているものと判断されて、第1操作部が所定距離以上操作されている場合には、使用者による意図した吐水操作により第1操作部が操作されて吐水部の吐水を開始させることができる。
これにより、第1操作部が一方向に操作されても、第1操作部が所定距離以上操作していなければ、振動等により意図せずに第1操作部が所定距離未満で僅かに移動されたものと判断することができ、吐水を開始させないようにすることができる。
したがって、第1操作部の意図していない吐水操作による誤吐水をより確実に防ぐことができる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記第1操作部の位置情報を検出可能に構成されると共に、上記位置情報に基づいた吐水流量で吐水可能に構成されている。
このように構成された本発明においては、制御部により、第1操作部の位置情報を検出することができると共に、この第1操作部の位置情報に基づいた吐水流量で吐水させることができる。
また、第1操作部の位置情報に基づいた流量で吐水を行うことにより、第1操作部について、例えば、吐水部の吐水流量が所定の流量以上である大流量域に設定されているか否かの判定を容易且つ正確に行うことができる。
さらに、第1操作部の吐水操作により吐水が開始された際、第1操作部の位置情報を確認しながら第1操作部の徐々に移動させることにより、吐水部から吐水される吐水の流量を吐水開始から徐々に増加させることができるため、使い勝手がよい。
本発明において、好ましくは、上記第1操作部は、上記第1操作部の姿勢又は回転運動を検知する加速度センサを備えている。
このように構成された本発明においては、第1操作部が第1操作部の姿勢又は回転運動を検知する加速度センサを備えているため、この加速度センサによって第1操作部の位置情報を正確に取得することができると共に、簡単な構成で第1操作部の位置情報を取得することができる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、上記第1操作部の吐水操作により上記吐水部の吐水が開始された後、上記第2操作部が止水操作された場合には、上記開閉弁を閉弁させるように構成されている。
このように構成された本発明においては、第1操作部の吐水操作により吐水部の吐水が開始された後、第2操作部が止水操作された場合には、開閉弁を確実に閉弁させることができる。
したがって、吐水部の吐水が開始されたとしても、その後、止水を意図している使用者にとって、第2操作部を止水操作しているにも関わらず止水することができない事態を招くことを防ぐことができ、使用者に対する違和感を無くすことができる。
さらに、どのような操作で吐水部の吐水が開始されたとしても、その後、止水を意図した使用者が第2操作部を止水操作をすれば、確実に止水することができるため、使い勝手を向上させることができると共に、無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
本発明の電子水栓装置によれば、操作性を向上させて、操作時の使用者に対して混乱を招くことなく、使い勝手を向上させることができる。
本発明の第1実施形態による電子水栓装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による電子水栓装置の概略正面図である。 本発明の第1実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関するメインフローを示す。 本発明の第1実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関する流量設定変更モードのフローである。 本発明の第1実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関する流量設定変更モードのフローの変形例である。 本発明の第2実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関するメインフローを示す。 本発明の第3実施形態による電子水栓装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関するメインフローを示す。
以下、図1〜図4を参照して本発明の第1実施形態による電子水栓装置について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による電子水栓装置の構成を示すブロック図である。また、図2は、本発明の第1実施形態による電子水栓装置の概略正面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態による電子水栓装置1は、水栓本体部2、第1操作部であるシングルレバー式の操作レバー4、及び、第2操作部であるタッチ検出装置6を備えている。
まず、図1及び図2に示すように、水栓本体部2は、カウンターボードC上に取り付けられており、この水栓本体部2の上流側には、通水路8及び通湯路10がそれぞれ接続されている。
つぎに、図1に示すように、本実施形態の電子水栓装置1は、通湯路8及び通水路10のそれぞれには、電気式の開閉弁である湯用モータバルブ12及び水用モータバルブ14がそれぞれ設けられている。
また、図1及び図2に示すように、水栓本体部2の下流側には、スパウト16が設けられている。このスパウト16の先端近傍には、水栓本体部2で混合された湯水を吐水する吐水部である吐水口18が設けられている。
なお、本実施形態では、湯用モータバルブ12及び水用モータバルブ14のそれぞれが通湯路8及び通水路10のそれぞれに設けられた形態について説明するが、このような形態に限られず、他の形態であってもよい。例えば、他の形態として、モータバルブ12,14の代わりに、通湯路8からの湯と通水路10からの水とが混合される混合部に設けられた混合弁(温度調節用の開閉弁)により湯水の温度調整が行われた後、さらに、この混合弁の下流側の混合路に設けられた流調弁(流量調整用の開閉弁)により、湯水の流量調整が行われるような形態であってもよい。
つぎに、図1及び図2に示すように、シングルレバー式の操作レバー4は、水栓本体部2の側方に回転可能に設けられている。
すなわち、図1及び図2に示すように、操作レバー4は、その側方から見て水平前後方向に延びる回転中心軸線A1を中心に回転操作することにより吐止水操作が可能であり、かつ、吐水口18から吐水される吐水流量の調整操作が可能となっている。
例えば、図2に示すように、操作レバー4が回転中心軸線A1を中心に一方向θ1(吐水側操作方向θ1)に回転操作された場合には、吐水流量が大となる方向に吐水操作され、操作レバー4が回転中心軸線A1を中心に他方向θ2(止水側方向θ2)に回転操作された場合には、吐水流量が小となる方向に吐水操作され、或いは、操作レバー4の姿勢がほぼ鉛直方向に延びた姿勢で止水操作されるようになっている。
さらに、図1及び図2に示すように、操作レバー4は、回転中心軸線A1に対して垂直で且つ前方から見て水平左右方向に延びる回転中心軸線A2を中心に回転操作することにより、吐水口18から吐水される吐水温度の調整操作が可能となっている。
例えば、図1に示すように、操作レバー4が回転中心軸線A2を中心に一方向φ1(低温側操作方向φ1)に回転操作された場合には、吐水流量が低温側に操作され、操作レバー4が回転中心軸線A2を中心に他方向φ2(高温側操作方向φ2)に回転操作された場合には、吐水流量が高温側に操作されるようになっている。
また、図1及び図2に示すように、操作レバー4の基端部には、加速度センサ20が設けられている。この加速度センサ20は、操作レバー4の回転操作に応じて操作レバー4と共に回転して、操作レバー4の傾斜状態等の姿勢や回転運動を検知することができるようになっている。
さらに、図1に示すように、電子水栓装置1は、各モータバルブ12,14の開閉を制御する制御部であるコントローラ22を備えている。このコントローラ22は、マイクロコンピュータ(図示せず)及びプログラム(図示せず)等が内蔵された検出回路(図示せず)を備えている。これにより、操作レバー4やタッチ検出装置6の操作に応じた信号が検出回路(図示せず)に送信されると、この検出回路(図示せず)で処理された信号が各モータバルブ12,14に出力され、これらのバルブ12,14が電気的に開閉されるようになっている。
すなわち、図1に示すように、操作レバー4が回転操作されると、操作レバー4の姿勢や回転運動を検知した加速度センサ20から出力される加速度信号に基づいて、各モータバルブ12,14の開閉を制御することができるようになっているため、操作レバー4の操作に応じて吐水口18を吐水状態又は止水状態に切り替える吐止水操作が可能となっている。
なお、本実施形態では、加速度センサ20としては、いわゆる、MEMS(Microelectromechanical Systems)技術を応用した加速度センサとして周知であるMEMS型の加速度センサが用いられており、この加速度センサ20自体の構造、並びに基本的な検知方法や原理については従来のものと同様であるため、説明を省略する。
また、図1及び図2に示すように、タッチ検出装置6は、水栓本体部2の先端に設けられた検知部6aを備えている。この検知部6aの表面は、使用者が接触可能な接触部でもあり、例えば、使用者が検知部6aの表面等接触部を軽くタッチすることにより、このタッチした信号がコントローラ22に送信され、各モータバルブ12,14が電気的に開閉されるようになっている。
したがって、タッチ検出装置6のタッチ操作に応じたコントローラ22の制御により、吐水口18を吐水状態又は止水状態に切り替える吐止水操作が可能となっている。
つぎに、図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関するメインフローについて説明する。
図3は、本発明の第1実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関するメインフローを示す。
ここで、図3に示すフローチャートにおける処理は、コントローラ22の検出回路(図示せず)に内蔵されたマイクロコンピュータ(図示せず)及びプログラムによって実行される。
また、図3に示すフローチャートにおいては、操作レバー4の位置が数値化されており、例えば、操作レバー4の止水位置については0に設定され、吐水位置については0よりも大きい値に設定され、この吐水位置の数値は、吐水流量域が大流量に設定される程、大きい値に設定されている。
まず、図3に示すステップS1の初期設定では、各バルブ12,14の開度が0に設定されている。
つぎに、ステップS2のタッチ判定において、タッチ検出装置6の検知部6aの表面(接触部)に対してタッチ操作がなされたか否かが判断される。そして、タッチ検出装置6の検知部6aからコントローラ22に送信される電気的な信号等に基づいて、タッチ操作が行われたものと判断された場合には、ステップS3において、各バルブ12,14の開度が0か否かが判断される。
つぎに、図3に示すステップS3において、各バルブ12,14の開度が0以外である場合、すなわち、吐水中には、使用者が止水操作を意図して今回のタッチ操作が行われたものと判断され、ステップS4に進む。
そして、ステップS4では、各バルブ12,14の開度が0に設定され、吐水口18からの吐水が止水される。
つぎに、図3に示すステップS3において、各バルブ12,14の開度が0である場合、つまり止水中には、使用者が吐水操作を意図した状態で今回のタッチ操作が行われたものと判断され、ステップS5において、加速度センサ20により検知された操作レバー4の位置が0であるか否かが判断される。
そして、ステップS5において、加速度センサ20により検知された操作レバー4の位置が0である場合、すなわち、今回のタッチ操作前の操作レバー4の位置が止水位置である場合には、ステップS6に進む。
そして、ステップS6では、各バルブ12,14のうちの少なくとも水用モータバルブ14の開度が0以外の予め定められた所定値に設定され、吐水口18から所定の流量及び操作レバー4の操作位置により設定されている温度に基づいて水又は湯水の吐水が開始される。
すなわち、ステップS5からステップS6において、操作レバー4の止水操作により吐水口18の吐水流量が0に設定されている場合において、タッチ検出装置6のタッチ操作による吐水操作により、コントローラ22が、各バルブ12,14を開弁操作した信号が入力されたものと判断し、予め定められた所定の流量で吐水口18の吐水を開始させると共に、操作レバー4の操作位置により設定されている温度に基づいて吐水を開始させる。
なお、ステップS6において、今回のタッチ操作による吐水操作によって吐水口18から吐水される所定の流量については、詳細は後述する図4に示す流量設定変更モードのフローに基づいて、タッチ検出装置6の検知部6aの表面(接触部)を所定時間接触する(例えば、5秒間長押しする)ことにより変更可能となっている。
つぎに、図3に示すステップS5において、操作レバー4の位置が0以外である場合、すなわち、今回のタッチ操作前の操作レバー4の位置が吐水位置である場合には、ステップS7において、操作レバー4の位置が0以外の所定値以上であるか否かが判断される。
そして、ステップS7において、操作レバー4の位置が0以外の所定値以上である場合、すなわち、吐水流量が大流量域に設定されている場合には、ステップS6に進む。そして、ステップS6において、吐水口18から所定の流量及び操作レバー4の操作位置により設定されている温度に基づいて水又は湯水の吐水が開始される。これにより、使用者が操作レバー4の位置を確認せずに吐水操作を行った場合であっても、いきなり大流量の水が流れ、水はねしてしまうことを抑制できる。
さらに、図3に示すステップS6の後、ステップS2に戻り、再びタッチ判定が行われる。そして、ステップS2において、タッチ操作が行われていないものと判断された場合には、ステップS9に進む。
つぎに、ステップS9において、加速度センサ20からコントローラ22に送信される電気的な信号等に基づいて、操作レバー4の操作が行われたものと判断された場合には、操作レバー4の操作が行われたものと判断された場合には、ステップS10において、各バルブ12,14の開度が0か否かが判断される。
すなわち、前回のタッチ操作によりステップS6において吐水口18から所定の流量及び所定の温度の水又は湯水の吐水が開始された後、操作レバー4が操作された場合には、操作レバー4の加速度センサ20からコントローラ22に送信される信号が優先され、操作レバー4の操作量と操作位置に応じて吐水の流量及び温度が変更される。
なお、ステップS10後のステップS8において、操作レバー4の位置が0の場合には、操作レバー4が止水操作されたものと判断され、各バルブ12,14の開度が0に設定され、吐水口18からの吐水が止水される。
一方、図3に示すステップS7において、操作レバー4の位置が所定値未満であるものと判断された場合には、ステップS8にすすみ、操作レバー4の吐水位置及び温度位置に応じた各バルブ12,14の開度が設定され、吐水口18から吐水される水又は湯水の流量及び温度調整が行われる。このとき、操作レバー4の吐水位置が0である場合には、流量が0に変更され、止水される。
つぎに、図3に示すステップS2のタッチ判定において、タッチ操作が行われていないものと判断された場合には、ステップS9において、操作レバー4の操作が行われたか否かが判断される。
そして、ステップS9において、加速度センサ20からコントローラ22に送信される電気的な信号等に基づいて、操作レバー4の操作が行われたものと判断された場合には、ステップ10において、各バルブ12,14の開度が0か否かが判断される。
そして、ステップS10において、各バルブ12,14の開度が0以外である場合、吐水中に操作レバー4が操作されたものと判断され、ステップS8に進む。これにより、操作レバー4の吐水位置及び温度位置に応じた各バルブ12,14の開度が設定され、吐水口18から吐水される水又は湯水の流量及び温度調整が行われる。
つぎに、図3に示すステップS10において、各バルブ12,14の開度が0である場合、すなわち、止水中である場合には、ステップS11に進み、操作レバー4の移動距離(操作レバー14の操作量)が0以外の所定量以上であるか否かが判断される。
そして、ステップS11において、操作レバー4の移動距離(操作レバー14の操作量)が所定量未満である場合には、例えば、周辺で発生した振動等の影響で操作レバー4が僅かに移動しているだけであり、使用者が意図して吐水操作を行っている場合ではないものと判断され、ステップS2に進み、再びタッチ判定が行われる。
一方、図3に示すステップS11において、操作レバー4の移動距離(操作レバー14の操作量)が所定量以上である場合には、吐水を行うべくステップS12に進む。すなわち、タッチ検出装置6からの信号により各バルブ12,14が閉弁している状態であっても、その後、各バルブ12,14を開弁操作している信号が操作レバー4の加速度センサ20からコントローラ22に入力された場合には、操作レバー4が吐水操作されたものと判断し、吐水口18の吐水が開始される。
そして、ステップS12において、操作レバー4の位置が所定値未満であるものと判断された場合には、ステップS8に進み、操作レバー4の吐水位置及び温度位置に応じた各バルブ12,14の開度が設定され、吐水口18から吐水される水又は湯水の吐水が開始される。
また、図3に示すステップS12において、操作レバー4の位置が所定値以上であるものと判断された場合には、使用者が操作レバー4について前回の止水位置から大流量域の吐水位置までの吐水操作を意図して今回のレバー操作が行われたものと判断され、ステップS13に進む。
そして、ステップS13では、各バルブ12,14の開度が0から比較的大きな流量域に相当する所定値の開度まで所定時間をかけて徐々に増加される。さらに、具体的に説明すると、図2に記載した、一方向θ1の範囲は、所定値よりも多い流量を吐水する大流量領域であり、他方向θ2の範囲は、所定値よりも少ない流量を吐水する小流量領域であり、操作レバー4の位置が大流量領域にあると判断された場合は、単位時間当たりの吐水流量の増加量を小流量領域にある場合に比べて小さくする。
なお、各バルブ12,14の開度を所定時間をかけて徐々に増加させる際には、各バルブ12,14の開度を時間の経過と共に段階的に増加させてもよいし、或いは、連続的に増加させるようにしてもよい。目的の流量に達した後は、再び、ステップS2に戻り、一連の処理が継続される。
つぎに、再び、図3に示すステップS9において、操作レバー4の操作が行われていないものと判断された場合には、S14において、電子水栓装置1の電源(図示せず)がオフにされる等の電源操作が行われたか否かが判断される。
そして、S14において、電源操作が行われたものと判断された場合には処理が終了し、電源操作が行われていないものと判断された場合には、再び、ステップS2に戻り、一連の処理が継続される。
つぎに、図4を参照して、本発明の第1実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関する流量設定変更モードのフローについて説明する。
図4は、本発明の第1実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関する流量設定変更モードのフローである。
本実施形態では、コントローラ22が、流量設定変更手段として、タッチ操作による吐水操作によって吐水口18から吐水される予め定められた所定流量の設定を変更可能なモード(流量設定変更モード)を備えている。
まず、図3に示すステップS6において、今回のタッチ操作による吐水操作によって吐水口18から吐水される所定の流量を変更したい場合には、コントローラ22が図4に示すフローに従って流量設定変更モードを実行する。
まず、図4に示すステップS15のタッチ判定において、タッチ検出装置6の検知部6aの表面(接触部)に対してタッチされた状態が5秒間継続されたか否かが判断される。
そして、ステップS15において、タッチされた状態が5秒間継続されていないものと判断された場合には、図3に示すメインフローによる通常処理が実行される。
一方、図4に示すステップS15において、タッチされた状態が5秒間継続されている、すなわち、タッチ検出装置6の検知部6aの表面(接触部)が5秒間タッチされて長押しされているものと判断された場合には、ステップS16において流量設定変更モードが開始される。
ここで、使用者は、ステップS16において流量設定変更モードが開始されると、所望の吐水流量になるように操作レバー4の位置を操作することにより、操作レバー4の位置を設定すると、ステップS17に進む。
つぎに、図4に示すステップS17において、タッチ検出装置6の検知部6aの表面(接触部)が再びタッチ操作された否かが判断される。
そして、ステップS17において、タッチ検出装置6の検知部6aの表面(接触部)が再びタッチされたものと判断された場合には、ステップS18に進み、操作レバー4の位置がほぼ止水位置(止水位置及びその近傍を含む操作位置)に設定されているか否かが判断される。
そして、ステップS18において、操作レバー4の位置がほぼ止水位置に設定されているものと判断された場合には、流量設定変更が行われずに、流量設定変更モードの処理が終了される。
一方、ステップS18において、操作レバー4の位置がほぼ止水位置に設定されていないものと判断された場合には、ステップS19に進み、先のステップS16で設定された操作レバー4の位置に基づいて所定流量の設定が変更される。これにより、タッチ操作による吐水操作によって吐水口18から吐水される吐水流量について、使用状況や使用者の好みに応じた流量に設定され、一連の流量設定変更モードの処理が終了する。
つぎに、図5は、本発明の第1実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関する流量設定変更モードのフローの変形例である。
図5に示すように、本発明の第1実施形態による電子水栓装置1の吐止水操作に関する流量設定変更モードのフローの変形例においては、ステップS20〜S23の部分が図4に示すステップS16及びS17の部分と異なっている。
まず、図5に示すステップS15において、タッチされた状態が5秒間継続されている、すなわち、タッチ検出装置6の検知部6aの表面(接触部)が5秒間タッチされて長押しされているものと判断された場合には、ステップS20に進み、流量設定変更モードが開始された後、ステップS21に進む。
つぎに、図5に示すステップS21において、ステップS20で流量設定変更モードが開始された後に、使用者による操作レバー4の操作が行われたか否かが判断される。
そして、ステップS21において、使用者による操作レバー4の操作が行われたもの判断された場合には、ステップS22に進み、操作レバー4の操作が検知されていない状態(レバー操作無検知状態)が5秒継続しているか否かが判断される。
つぎに、図5に示すステップS22において、操作レバー4の操作が検知されていない状態(レバー操作無検知状態)が5秒継続しているものと判断された場合には、図4に示すステップS18と同様なステップS18において、操作レバー4の位置がほぼ止水位置(止水位置及びその近傍を含む操作位置)に設定されているか否かが判断される。
そして、図5に示すステップS18において、操作レバー4の位置がほぼ止水位置に設定されていないものと判断された場合には、図4に示すステップS19と同様なステップS19において、ステップS21で検知された操作レバー4の操作で設定された操作レバー4の位置に基づいて所定流量の設定が変更される。これにより、タッチ操作による吐水操作によって吐水口18から吐水される吐水流量について、使用状況や使用者の好みに応じた流量に設定され、一連の流量設定変更モードの処理が終了する。
一方、図5に示すステップS21において、使用者による操作レバー4の操作が行われていないもの判断された場合には、ステップS23に進む。
そして、ステップS23において、操作レバー4の操作が検知されていない状態(レバー操作無検知状態)が10秒継続しているものと判断された場合には、流量設定変更モードの処理が終了する。つまり、流量設定変更モードが開始されて一度もレバー操作されなかった場合には、流量設定を変更せずに、流量設定変更モードが終了する。
つぎに、図1〜図3を参照して、上述した本発明の第1実施形態による水栓装置1の作用について説明する。
まず、上述した本発明の第1実施形態による電子水栓装置1によれば、タッチ検出装置6から各バルブ12,14を閉弁操作している信号がコントローラ22に入力されている状態であっても、その後、各バルブ12,14を開弁操作している信号が操作レバー4の加速度センサ20からコントローラ22に入力された場合には、操作レバー4が吐水操作されたものと判断し、吐水口18の吐水を確実に開始させることができる。
また、吐水操作を意図した使用者が、タッチ検出装置6が止水操作された状態で、操作レバー4を吐水操作しているにもかかわらず、吐水が開始されないことにより使用者に対して混乱を招くことを防ぐことができる。
したがって、操作レバー4及びタッチ検出装置6の2つの操作部を有する電子水栓装置1に対して不慣れな使用者であっても、混乱することなく、操作レバー4を吐水操作することにより意図した吐水を確実に開始させることができるため、使い勝手がよい。
よって、操作性を向上させて、操作時の使用者に対して混乱を招くことなく、使い勝手がよい電子水栓装置1を提供することができる。
また、本実施形態による電子水栓装置1によれば、コントローラ22により操作レバー4の移動距離(操作量)が所定値以上であるものと判断された場合には、使用者が吐水操作を意図しているものと判断され、吐水口18の吐水を確実に開始することができる。
また、操作レバー4の移動距離(操作量)が所定値未満である場合には、例えば、周辺で発生した振動等の影響で操作レバー4が僅かに移動しているだけで、使用者が意図して吐水操作を行っている場合ではないものと判断し、吐水を開始させないようにすることができる。
よって、操作レバー4の意図していない吐水操作による誤吐水を確実に防ぐことができる。
さらに、本実施形態による電子水栓装置1によれば、操作レバー4が吐水口18の吐水流量が所定の流量以上である大流量域に設定される場合には、コントローラ22の制御により、吐水口18の吐水流量を吐水開始時からの流量の増加が小流量領域に設定されている場合よりも単位時間当たりの流量増加が小さくなるように設定することができる。
したがって、吐水を開始させる際に、操作レバー4が大流量領域に設定されているがゆえに、そのままの大流量で吐水が開始されてしまうことを防ぐことができる。よって、予期せぬ大流量の吐水がいきなり開始されることにより、使用者を驚かせてしまうことを防ぐことができると共に、水撥ねが発生して使い勝手が損なわれることも防ぐことができる。
また、本実施形態による電子水栓装置1によれば、加速度センサ20及びコントローラ22により、操作レバー4の位置情報を検出することができると共に、この操作レバー4の位置情報に基づいた吐水流量で吐水させることができる。
また、操作レバー4の位置情報に基づいた流量で吐水を行うことにより、操作レバー4について、例えば、吐水口18の吐水流量が所定の流量以上である大流量域に設定されているか否かの判定を容易且つ正確に行うことができる。
さらに、操作レバー4の吐水操作により吐水が開始された際、操作レバー4の位置情報を確認しながら操作レバー4の徐々に移動させることにより、吐水口18から吐水される吐水の流量を吐水開始から徐々に増加させることができるため、使い勝手がよい。
さらに、本実施形態による電子水栓装置1によれば、操作レバー4がその姿勢及び回転運動を検知する加速度センサ20を備えているため、加速度センサ20によって操作レバー4の位置情報を正確に取得することができると共に、簡単な構成で操作レバー4の位置情報を取得することができる。
また、本実施形態による電子水栓装置1によれば、操作レバー4の吐水操作により吐水口18の吐水が開始された後、タッチ検出装置6のタッチ操作による止水操作が行われた場合には、各バルブ12,14を確実に閉弁させることができる。
したがって、吐水口18の吐水が開始されたとしても、その後、止水を意図している使用者にとって、タッチ検出装置6のタッチ操作により止水操作をしているにも関わらず止水することができない事態を招くことを防ぐことができ、使用者に対する違和感を無くすことができる。
さらに、どのような操作で吐水口18の吐水が開始されたとしても、その後、止水を意図した使用者がタッチ検出装置6のタッチ操作による止水操作をすれば、確実に止水することができるため、使い勝手を向上させることができると共に、無駄水の発生を抑制し、節水化を実現することができる。
つぎに、図6を参照して、本発明の第2実施形態による電子水栓装置について説明する。
図6は、本発明の第2実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関するメインフローを示す。
まず、本発明の第2実施形態による電子水栓装置100の構造については、図1及び図2に示す本発明の第1実施形態による電子水栓装置1の構造と共通している。
また、図6に示す本発明の第2実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関するメインフローについては、ステップS111のみの内容が、図3に示す本発明の第1実施形態による電子水栓装置のメインフローのステップS11の内容と異なっており、その他の各ステップについては、上述した第1実施形態による電子水栓装置のメインフローの各ステップと共通している。
よって、図6に示す本発明の第2実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関するメインフローの各ステップについては、図3に示す上述した本発明の第1実施形態による電子水栓装置1のメインフローの各ステップと共通部分については同一の符号を付し、これらの説明については省略する。
まず、図6に示すステップS111において、例えば、操作レバー4が回転中心軸線A1を中心に一方向(吐水側操作方向θ1又は止水側操作方向θ2)に回転操作され、この操作レバー4の操作方向θ1又はθ2の積算値が所定量未満である場合には、ステップS2に進む。
一方、図6に示すステップS111において、例えば、操作レバー4が回転中心軸線A1を中心に一方向(吐水側操作方向θ1又は止水側操作方向θ2)に回転操作され、この操作レバー4の操作方向θ1又はθ2の積算値が所定量以上である場合には、ステップS12に進む。
そして、ステップS12において、操作レバー4の位置が所定値未満であるものと判断された場合には、ステップS8に進む。
そして、ステップS12の後のステップS8では、各バルブ12,14の開度が0以外の所定値未満となっており、各バルブ12,14がとりあえず吐水位置にあるが、振動等の影響で操作レバー4が僅かに移動しているだけであり、使用者が意図して吐水操作を行っている場合ではないものと判断され、吐水は行われない
また、ステップS12において、操作レバー4の位置が所定値以上であるものと判断された場合には、ステップS13に進み、各バルブ12,14の開度が0から比較的大きな流量域に相当する所定値の開度まで所定時間をかけて徐々に増加される。
上述した本発明の第2実施形態による電子水栓装置100によれば、例えば、周辺等で発生した振動が操作レバー4に伝達された場合には、この振動により操作レバー4が一方向θ1,φ1又は他方向θ2,φ2に移動することがある。
しかしながら、このとき、コントローラ22により操作レバー4が一方向θ1又はθ2のみに移動しているものと判断されて、操作レバー4の操作方向θ1又はθ2の積算値が所定量以上である場合には、操作レバー4が所定距離以上移動しているため、使用者による意図した吐水操作により操作レバー4が移動されて吐水口18の吐水を開始させることができる。
これにより、操作レバー4が一方向θ1又はθ2に移動されても、操作レバー4が所定距離以上移動していなければ、振動等により意図せずに操作レバー4が所定距離未満で僅かに移動されたものと判断することができ、吐水を開始させないようにすることができる。
したがって、操作レバー4の意図していない吐水操作による誤吐水をより確実に防ぐことができる。
つぎに、図7及び図8を参照して、本発明の第3実施形態による電子水栓装置について説明する。
図7は、本発明の第3実施形態による電子水栓装置の構成を示すブロック図である。また、図8は、本発明の第3実施形態による電子水栓装置の吐止水操作に関するメインフローを示す。
ここで、図7及び図8に示す本発明の第3実施形態による電子水栓装置200において、上述した本発明の第1実施形態による電子水栓装置1と同一部分については同一の符号を付し、これらの説明については省略する。
まず、図7に示すように、本発明の第3実施形態による電子水栓装置200の構造については、水栓本体部2の吐水口18の近傍に第2操作部である人体検知センサ206が設けられている点が、図1及び図2に示す本発明の第1実施形態による電子水栓装置1の第2操作部であるタッチ検出装置6の構造と異なっており、その他の部分は共通している。
また、本実施形態による電子水栓装置200においては、人体検知センサ206によりスパウト16の吐水口18の下方付近に接近する手指等の被検知物の有無を検知し、この検知した信号に基づいて自動吐水を行うことができるようになっている。
なお、本実施形態では、人体検知センサ206として赤外線式のセンサを採用した例について説明するが、赤外線式のセンサ以外にも、マイクロ波式センサ等、他の種類の非接触タイプのセンサを採用してもよい。
つぎに、図8を参照して、本実施形態による電子水栓装置200の吐止水操作に関するメインフローについて説明する。
まず、図8に示すステップS201の初期設定では、各バルブ12,14の開度が0に設定されていると共に、操作レバー4の手動操作状態を示すフラグ(以下「手動フラグ」)がオフに設定された後、ステップS202に進む。
つぎに、図8に示すステップS202において、人体検知センサ206が対象物を検知しているものと判断された場合には、ステップS203に進み、加速度センサ20により検知された操作レバー4の位置が0であるか否かが判断される。
そして、ステップS203において、加速度センサ20により検知された操作レバー4の位置が0である場合、すなわち、今回の人体検知前の操作レバー4の位置が止水位置である場合には、使用者が手指等の対象物を人体検知センサ206に検知させることにより、吐水操作を意図した状態で今回の人体検知が行われたものと判断され、ステップS204に進む。
そして、ステップS204では、各バルブ12,14のうちの少なくとも水用モータバルブ14の開度が0以外の予め定められた所定値に設定され、吐水口18から所定の流量及び所定の温度の水又は湯水の吐水が開始される。
一方、図8に示すステップS203において、加速度センサ20により検知された操作レバー4の位置が0でない場合、すなわち、今回の人体検知前の操作レバー4の位置が吐水位置である場合には、ステップ205に進み、操作レバー4の位置が0以外の所定値以上であるか否かが判断される。
そして、ステップS205において、操作レバー4の位置が0以外の所定値以上である場合、すなわち、流量が大流量域に設定されている場合には、突然大流量の吐水が開始されないように、ステップS204に進む。そして、ステップS204において、吐水口18から所定の流量及び所定の温度の水又は湯水の吐水が開始される。
つぎに、図8に示すステップS205において、操作レバー4の位置が所定値未満であるものと判断された場合には、そのまま吐水しても問題ないと判断し、ステップ206において操作レバー4の位置から流量と温度を設定し、吐水を開始する。
つぎに、図8に示すステップS202において、人体検知センサ206が対象物を検知していないものと判断された場合には、ステップS207に進み、操作レバー4の操作が行われたか否かが判断される。
そして、ステップS207において、加速度センサ20からコントローラ22に送信される電気的な信号等に基づいて、操作レバー4の操作が行われたものと判断された場合には、ステップS208において、手動フラグがオンに設定された後、ステップS209に進む。
そして、ステップS209において、各バルブ12,14の開度が0以外である場合、吐水中に操作レバー4の吐水操作が行われたものと判断され、ステップS206に進む。このステップS209後のステップS206では、操作レバー4の吐水位置及び温度位置に応じた各バルブ12,14の開度が設定され、吐水口18から所定の流量及び所定の温度の水又は湯水の吐水が行われる。
つぎに、図8に示すステップS209において、各バルブ12,14の開度が0である場合、すなわち、止水中である場合には、ステップS210に進む。
そして、ステップS210において、操作レバー4の位置が所定値未満であるものと判断された場合には、設定流量で吐水を開始しても問題ないものと判断され、ステップS206に進む。
そして、ステップS210後のステップS206においては、操作レバー4の位置から流量と温度を設定し、吐水を開始する。
つぎに、図8に示すステップS210において、操作レバー4の位置が所定値以上であるものと判断された場合には、設定流量で吐水を開始すると水はねなどの問題が発生すると判断し、ステップ211に進む。
そして、ステップ211では、各バルブ12,14の開度が0から比較的大きな流量域に相当する所定値の開度まで所定時間をかけて徐々に増加される。
なお、各バルブ12,14の開度を所定時間をかけて徐々に増加させる際には、各バルブ12,14の開度を時間の経過と共に段階的に増加させてもよいし、或いは、連続的に増加させるようにしてもよい。
つぎに、再び、図8に示すステップS207において、操作レバー4の操作が行われていないものと判断された場合には、S212において、電子水栓装置1の電源(図示せず)がオフにされる等の電源操作が行われたか否かが判断される。
そして、ステップS212において、電源操作が行われたものと判断された場合には処理が終了し、電源操作が行われていないものと判断された場合には、ステップS213に進む。
そして、ステップS213において、手動フラグがオフに設定された後、ステップS202に戻る。
つぎに、図8に示すステップS206及びステップS211の後、ステップS214において、各バルブ12,14の開度が0に設定されているか否か、つまり止水状態にあるかどうかが判断される。
そして、ステップS214において、各バルブ12,14の開度が0に設定されている、つまり止水されているものと判断された場合には、ステップS213に進み、手動フラグがオフに設定される。
一方、ステップS214において、各バルブ12,14の開度が0以外に設定されているものと判断された場合には、ステップS215に進み、手動フラグがオン又はオフのいずれに設定されているかが判断される。
そして、ステップS215において、手動フラグがオンに設定されているものと判断された場合には、ステップS207に戻る。これにより、S207でレバー操作されたと判断された場合、つまり、使用者がレバー操作を行った場合においては、人体検知が継続していなくとも、止水を行わずS207へと戻ることになり、吐水が継続されることになる。
一方、ステップS215において、手動フラグがオフに設定されているものと判断された場合には、ステップS216に進み、人体検知センサ206による人体検知が継続されているか否かが判断される。
つぎに、ステップS216において、人体検知が継続されていないものと判断された場合には、ステップS217に進み、各バルブ12,14の開度が0に設定され、吐水口18からの吐水が止水された後、ステップS213に進み、再びステップS202に戻る。
一方、図8に示すステップS216において、人体検知センサ206による人体検知が継続されているものと判断された場合には、ステップS207に戻る。
つまり、ステップS207でレバー操作されたと判断されていない、つまり、使用者がレバー操作を行わなかった場合においては、人体検知が継続している間は吐水が継続されるが、人体検知が途切れた場合には止水が行われることになる。
つぎに、図7及び図8を参照して、上述した本発明の第3実施形態による水栓装置200の作用について説明する。
まず、上述した本発明の第3実施形態による電子水栓装置200によれば、コントローラ22において、人体検知センサ206から各バルブ12,14を閉弁操作している信号がコントローラ22に入力されている状態であっても、その後、各バルブ12,14を開弁操作している信号が操作レバー4の加速度センサ20からコントローラ22に入力された場合には、操作レバー4が吐水操作されたものと判断し、吐水口18の吐水を確実に開始させることができる。
また、吐水操作を意図した使用者が、人体検知センサ206の検知により止水操作が行われた状態で、操作レバー4を吐水操作しているにもかかわらず、吐水が開始されないことにより使用者に対して混乱を招くことを防ぐことができる。
したがって、操作レバー4及び人体検知センサ206の2つの操作部を有する電子水栓装置200に対して不慣れな使用者であっても、混乱することなく、操作レバー4を吐水操作することにより意図した吐水を確実に開始させることができるため、使い勝手がよい。
よって、操作性を向上させて、操作時の使用者に対して混乱を招くことなく、使い勝手がよい電子水栓装置200を提供することができる。
なお、上述した本発明の第1実施形態による電子水栓装置1及び第3実施形態による電子水栓装置200においては、第1操作部として操作レバー4を適用し、この操作レバー4を回転操作したときの操作量(移動距離)に基づいて吐水流量を変更可能にするような形態について説明したが、操作レバー4の操作量については、移動距離以外にも、加速度センサ20によって検知した操作レバー4の角度変化や回転量等基づいて吐水流量を変更可能にしてもよいし、操作レバー4以外の他の形態の第1操作部の操作量に基づいて吐水流量を変更可能にしてもよい。
例えば、操作レバー4以外の形態の第1操作部として、押圧操作が可能な第1操作部を採用し、この操作部を押圧操作した際の操作量(押し込み量)に応じて吐水流量を変更可能にしてもよい。或いは、タッチ操作が可能な第1操作部を採用し、この操作部をタッチ操作している操作量(タッチ時間)に応じて吐水流量を変更可能にしてもよい。
1 本発明の第1実施形態による電子水栓装置
2 水栓本体部
4 操作レバー(第1操作部)
6 タッチ検出装置(第2操作部)
6a 検知部
8 通湯路
10 通水路
12 湯用モータバルブ(電気式の開閉弁)
14 水用モータバルブ(電気式の開閉弁)
16 スパウト
18 吐水口(吐水部)
20 加速度センサ
22 コントローラ(制御部)
100 本発明の第2実施形態による電子水栓装置
200 本発明の第3実施形態による電子水栓装置
206 人体検知センサ(第2操作部)
A1 回転中心軸線
A2 回転中心軸線
C カウンターボード
θ1 吐水側操作方向
θ2 止水側操作方向
φ1 低温側操作方向
φ2 高温側操作方向

Claims (7)

  1. 電気的な信号に基づいて温度及び流量が調整された湯水を吐止水する電子水栓装置であって、
    給湯源から湯が供給される通湯路と、
    給水源から水が供給される通水路と、
    上記通湯路及び上記通水路のそれぞれから供給された湯及び水を混合する水栓本体部と、
    この水栓本体部で混合された湯水を吐水する吐水部と、
    この吐水部の上流側の流路を電気的に開閉する電気式の開閉弁と、
    この開閉弁の開閉を行う第1操作部及び第2操作部と、
    上記第1操作部及び上記第2操作部のそれぞれから送信される電気的な信号に基づいて上記開閉弁を制御する制御部と、を有し、
    上記第1操作部は、上記吐水部から吐水される吐水の流量の調整操作が可能であり、上記制御部は、上記第2操作部から上記開閉弁を閉弁操作している信号が入力され上記開閉弁が閉弁している状態において、上記第1操作部から上記開閉弁を開弁操作している信号が入力された場合には、上記第1操作部が吐水操作されたものと判断し、上記吐水部の吐水を開始させるように構成されていることを特徴とする電子水栓装置。
  2. 上記制御部は、上記第1操作部の操作量が所定値以上であるものと判断した場合には、上記吐水部の吐水を開始するように構成されている請求項1記載の電子水栓装置。
  3. 上記制御部は、上記第1操作部が上記吐水部の吐水流量が所定の流量以上である大流量域に設定される場合には、上記吐水部の吐水流量を吐水開始時からの流量の増加が小流量領域に設定されている場合よりも単位時間当たりの流量増加が小さくなるように構成されている請求項2記載の電子水栓装置。
  4. 上記第1操作部は、一方向に操作させることにより上記吐水部の吐水流量を増加させ、他方向に操作させることにより上記吐水流量を減少させるように構成され、
    上記制御部は、上記第1操作部が一方向のみに操作しているものと判断した場合であって、上記第1操作部が所定距離以上操作している場合には、上記吐水部の吐水を開始させるように構成されている請求項2記載の電子水栓装置。
  5. 上記制御部は、上記第1操作部の位置情報を検出可能に構成されると共に、上記位置情報に基づいた吐水流量で吐水可能に構成されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の電子水栓装置。
  6. 上記第1操作部は、上記第1操作部の姿勢又は回転運動を検知する加速度センサを備えている請求項5記載の電子水栓装置。
  7. 上記制御部は、上記第1操作部の吐水操作により上記吐水部の吐水が開始された後、上記第2操作部が止水操作された場合には、上記開閉弁を閉弁させるように構成されている請求項1記載の電子水栓装置。
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