JP6097254B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操作者の操作に応じてスイッチの切替えを行うスイッチ装置に関する。
車両の操作ユニットには、空調モードの選択を行ったり、オーディオ機器の選曲を行ったりするためのスイッチが複数設置されている。近年、このようなスイッチとして、近接センサを用いたタッチパネル式のものが用いられている。一方、冷暖房の温度調整等を行うには、ダイヤル式の操作子を用いる方が使い勝手がよい。
ところで、このようなスイッチ及び操作子は、インストルメントパネルの中央付近に集中して配置されることが多い。近接センサを用いたスイッチをダイヤル式の操作子の近くに配置した場合、操作子が回される際に操作者の手が近接センサに接触又は近接し、近接センサから「操作あり」の信号が出力される可能性がある。つまり、ダイヤル式の操作子のみを操作するという操作者の意図に反して、結果的にスイッチも操作されてしまう可能性がある。このような誤操作を防止するものとして、以下に示す技術が知られている。
例えば、特許文献1には、回転スイッチ及び押圧スイッチのいずれか一方が操作されると、その時点から一定時間が経過するまでは、他方のスイッチから出力される操作信号の受付を禁止するスイッチ信号処理装置について記載されている。
また、特許文献2には、取付面に平行な方向で回転操作される第1スイッチと、この第1スイッチの操作方向の略延長線上に設置され、押圧操作される第2スイッチと、制御手段と、を備える車両用スイッチ装置について記載されている。なお、前記した制御手段は、第1スイッチの回転方向が検出されてから所定時間が経過するまで、第2スイッチを無効化する。
特許第4957689号公報 特許第4937319号公報
特許文献1に記載の技術では、前記した「一定時間」の経過後には、他方のスイッチから出力される操作信号の受付が許容される。しかしながら、一般に、回転スイッチ(つまり、ダイヤル式の操作子)を操作している時間は、状況によって大きく異なる。したがって、前記した「一定時間」の設定が困難であり、この一定時間を超えて一方のスイッチが操作された場合、操作者の意図に反する操作信号が他方のセンサから出力される可能性がある。
特許文献2に記載の技術についても同様に、第2スイッチを無効化するための「所定時間」の設定が困難であるという問題がある。
なお、スイッチの誤操作を防止するために、ダイヤル式の操作子とスイッチとの距離に余裕を持たせるということも考えられる。しかしながら、このようにスイッチと操作子との距離を大きくすると、操作ユニットにスイッチを配置する際の自由度が低くなり、操作ユニットのデザイン性が損なわれる可能性がある。
そこで本発明は、ダイヤル式の操作子にスイッチを近づけて配置できるとともに、スイッチの誤操作を防止できるスイッチ装置を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するための手段として、本発明に係るスイッチ装置は、操作者によって操作されるダイヤル式の操作子と、前記操作子の近傍に設置され、当該操作子に対する操作を検知する第1近接センサと、前記第1近接センサよりも前記操作子から離れた位置に設置される第2近接センサと、前記第2近接センサよりも前記操作子から離れた位置に設置される第3近接センサと、前記第1近接センサ、前記第2近接センサ、及び前記第3近接センサから入力される信号を処理する信号処理手段と、を備え、前記第2近接センサ及び前記第3近接センサは、操作者による操作を受け付ける一つのスイッチが表示されたスイッチ表示領域に設置されて前記一つのスイッチを成しており、前記信号処理手段は、前記第1近接センサ及び前記第3近接センサから検知信号が入力され、かつ、前記第2近接センサから検知信号が入力されない場合、前記スイッチのオン/オフを切替えることを特徴とする。
このような構成によれば、第1近接センサ及び第3近接センサから検知信号が入力され、かつ、第2近接センサから検知信号が入力されない場合(つまり、操作子及びスイッチの両方が操作された可能性が高い場合)、信号処理手段はスイッチのオン/オフを切替える。したがって、「操作子及びスイッチを操作する」という操作者の意図を適切に反映できる。
なお、仮にスイッチと近接センサとを一対一で対応づけた場合、スイッチの誤操作を防止するために、操作子から離れた位置にスイッチ(近接センサ)を設ける必要が生じる。これに対して本発明では、操作子の操作を検知するための第1近接センサと、スイッチ表示領域に設置された第2近接センサ及び第3近接センサと、を設けることで、操作子にスイッチを近づけて配置できるとともに、スイッチの誤操作を防止できる。
また、前記信号処理手段は、前記第2近接センサ及び前記第3近接センサのうち少なくとも一方から検知信号が入力され、かつ、前記第1近接センサから検知信号が入力されない場合、前記スイッチのオン/オフを切替え、前記第1近接センサ及び前記第2近接センサから検知信号が入力された場合、前記スイッチのオン/オフの切替えを禁止して現状を維持することが好ましい。
このような構成によれば、第2近接センサ及び第3近接センサのうち少なくとも一方から検知信号が入力され、かつ、第1近接センサから検知信号が入力されない場合(つまり、スイッチが操作された可能性が高い場合)、信号処理手段はスイッチのオン/オフを切替える。したがって、「スイッチを操作する」という操作者の意図を適切に反映できる。
また、第1近接センサ及び第2近接センサから検知信号が入力された場合(つまり、ダイヤル式の操作子が操作された可能性が高い場合)、信号処理手段はスイッチのオン/オフの切替えを禁止して現状を維持する。したがって、「操作子のみを操作する」という操作者の意図を適切に反映し、スイッチの誤操作を防止できる。
本発明によれば、ダイヤル式の操作子にスイッチを近づけて配置するとともに、スイッチの誤操作を防止するスイッチ装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係るスイッチ装置に関して、ダイヤル式の操作子と、タッチパネル式のスイッチと、の配置例を示す説明図である。 スイッチ装置を含む機能ブロック図である。 図1に示す矢印II−IIの向きで操作子及び近接センサを視たときの模式図であり、(a)は第1近接センサから検知信号が出力される場合であり、(b)は第1近接センサ及び第2近接センサから検知信号が出力される場合である。 制御装置の信号処理部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は本発明の一実施形態に係るスイッチ装置が備える各近接センサの配置例を示す説明図であり、(b)は比較例に係るスイッチ装置が備える近接センサの配置例を示す説明図である。 本発明の変形例に係るスイッチ装置に関して、ダイヤル式の操作子と、タッチパネル式のスイッチと、の配置例を示す説明図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、一例として、ダイヤル式の操作子D(図1参照)と、タッチパネル式のスイッチS1,S2,S3(図1参照)と、を用いて空調に関する操作を行う場合について説明する。
≪実施形態≫
<スイッチ装置の構成>
図1は、本実施形態に係るスイッチ装置に関して、ダイヤル式の操作子と、タッチパネル式のスイッチと、の配置例を示す説明図である。図1に示す操作ユニットKは、ダイヤル式の操作子D、タッチパネル式のスイッチS1,S2,S3等が設置される部材であり、車両のインストルメントパネルの中央付近に設けられている。
本実施形態に係るスイッチ装置1(図2参照)は、第1近接センサ11、第2近接センサ12、及び第3近接センサ13を用いて手指の近接の有無を検知し、近接センサ11〜13の検知結果に応じてスイッチS2のオン/オフを切替える装置である。
スイッチ装置1は、ダイヤル式の操作子Dと、第1近接センサ11と、第2近接センサ12と、第3近接センサ13と、制御装置14(図2参照)と、を備えている。
ダイヤル式の操作子Dは、例えば、冷暖房の温度調整を行うためのものであり、外形円柱状を呈している。操作子Dは、操作ユニットKから車室側に突出しており、この操作ユニットKに垂直な軸回りで回転可能に設置されている。
図1に示す例では、冷暖房の温度を低くする場合、操作者によって反時計回りで操作子Dが回される。一方、冷暖房の温度を高くする場合、操作者によって時計回りで操作子Dが回される。
操作子Dの回転軸(図示せず)には、この操作子Dの回転角度を検出する検出器(例えば、ポテンショメータ:図示せず)が設置されている。この検出器は、操作子Dの回転角度に応じた信号を、制御装置14(図2参照)に出力するようになっている。
図1に示すように、操作ユニットKには、空調を内気循環モードに切替えるためのスイッチS1と、空調を外気循環モードに切替えるためのスイッチS2と、窓のデフロストを行うためのスイッチS3と、が設けられている。なお、図1では図示を省略したが、スイッチS2の表示領域A2(スイッチ表示領域)には、外気循環モードを示す図柄が表示されている。スイッチS1,S2,S3は、操作者の手指が近接することでオン/オフが切替わるタッチパネル式のスイッチである。なお、前記した「近接」には、スイッチS1等に対する手指の接触も含まれる。
以下では、一例として、外気循環を行うためのスイッチS2に関して説明する。
図2は、スイッチ装置1を含む機能ブロック図である。なお、図2では、スイッチS2に関する構成のみを図示したが、実際には、操作子Dの回転角度を検出する検出器(図示せず)からの信号や、他のスイッチS1,S3からの信号も制御装置14に入力される。
(第1近接センサ)
図1に示す第1近接センサ11は、例えば、静電容量型の近接センサであり、操作者によってダイヤル式の操作子Dが操作されているか否かを検知するものである。
第1近接センサ11は、操作ユニットKの表面付近に設置される一対の検出電極(図示せず)と、検出電極間の静電容量の変化に伴って発振する発振回路(図示せず)と、発振回路の発振に応じた信号を出力する出力回路(図示せず)と、を有している。
例えば、操作者の手指が検出電極(図示せず)に接近すると、静電誘導によって検出電極間の静電容量が増加し、手指の接近を検知するようになっている。この場合、出力回路(図示せず)から制御装置14にオン信号(検知信号)が出力される。
ちなみに、操作者の手指が第1近接センサ11に接触せずとも、第1近接センサ11に手指が所定距離まで近づいた場合、第1近接センサ11から制御装置14にオン信号が出力される。
その後、操作者の手指が検出電極から離れると、検出電極(図示せず)間の静電容量が減少し、手指が離れたことを検知するようになっている。この場合、出力回路(図示せず)から制御装置14にオフ信号が出力される。
なお、後記する第2近接センサ12及び第3近接センサ13も、第1近接センサ11と同様の構成を有している。
図1に示すように、第1近接センサ11は、操作子Dの近傍である半円弧状の領域に設置されている。操作子Dの操作中、この操作子Dの上側領域を円弧状になぞるように操作者の手指が移動することが多い。したがって、本実施形態では、操作子Dの操作を検知しやすいように、操作子Dの上側である半円弧状の領域に第1近接センサ11を設置するようにした。
(第2近接センサ、第3近接センサ)
第2近接センサ12及び第3近接センサ13は、操作者によるスイッチS2の操作を検知するためのセンサである。第2近接センサ12及び第3近接センサ13は、スイッチS2として、外気循環モードを表す図柄(図示せず)が表示された表示領域A2(スイッチ表示領域)に設置されている。
なお、第2近接センサ12と第3近接センサ13との距離は、一方の静電容量の変化が他方のオン/オフに影響しないように設定されている。
図1に示すように、第2近接センサ12は、第1近接センサ11よりも操作子Dから離れた位置に設置されている。また、第3近接センサ13は、第2近接センサ12よりも操作子Dから離れた位置に設置されている。
第2近接センサ12及び第3近接センサ13のうち少なくとも一方に操作者の手指が近接すると、これを検知した近接センサから制御装置14(図2参照)に検知信号が出力される。
例えば、図1に示す表示領域A2の上部に操作者の手指が近接した場合、第3近接センサ13から制御装置14に検知信号が出力される。また、表示領域A2の中央付近に操作者の手指が近接した場合、第2近接センサ12及び第3近接センサ13から制御装置14に検知信号が出力される。
ところで、操作者によって操作子Dが回される際、図3(a)に示すように手指の先で操作子Dが軽く把持されることもあるし、図3(b)に示すように手指を曲げて操作子Dがしっかりと把持されることもある。
図3(a)に示す例では、手指が第1近接センサ11の真近にあるが、第2近接センサ12及び第3近接センサ13からは離れた位置にある。したがってこの場合、第1近接センサ11から検知信号が出力されるが、第2近接センサ12及び第3近接センサ13からは検知信号が出力されない。
一方、図3(b)に示す例では、手指が第1近接センサ11のみならず第2近接センサ12にも近接している。したがってこの場合、第1近接センサ11及び第2近接センサ12から検知信号が出力される。
また、第3近接センサ13は、操作子Dとの距離L1が比較的大きいため(例えば、20mm)、図3(b)に示す状態でも検知信号を出力することはない。換言すると、第3近接センサ13から検知信号が出力された場合にはスイッチS2が確実に操作されたといえる距離L1だけ、操作子Dから離れた位置に第3近接センサ13が設置されている。
再び、図2に戻って説明を続ける。
制御装置14は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェース等の電子回路を備えて構成され、その内部に記憶したプログラムに従って各種機能を発揮する。
制御装置14は、記憶部14aと、信号処理部14bと、駆動制御部14cと、を有している。
記憶部14aには、信号処理部14b及び駆動制御部14cを動作させるためのプログラム等が格納されている。
信号処理部14b(信号処理手段)は、第1近接センサ11、第2近接センサ12、及び第3近接センサ13から入力される信号を処理し、スイッチS2のオン/オフを行う。なお、信号処理部14bが実行する処理の詳細については後記する。
駆動制御部14cは、信号処理部14bから入力されるオン/オフ信号に応じて、空調装置Fを制御する。この空調装置Fは、上流端が車内外に連通し下流端が車室に連通するダクト(図示せず)と、「外気導入モード」と「内気循環モード」とを切替える切替ダンパ(図示せず)と、ダクトに設置されたブロアファン(図示せず)と、を備えている。
前記したように、スイッチS2は空調の「外気循環モード」に対応している。
信号処理部14bからオン信号(「スイッチS2の操作あり」を示す信号)が入力された場合、駆動制御部14cは、切替ダンパ(図示せず)によって空気の流路を切替え、車室に外気(走行風)を導入する。なお、車両の停止中に信号処理部14bからオン信号が入力された場合、前記したブロアファン(図示せず)を駆動することで車室に外気が導入される。
<制御装置の動作>
図4は、制御装置の信号処理部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101において信号処理部14bは、第1近接センサ11から検知信号が入力されているか否かを判定する。第1近接センサ11から検知信号が入力されている場合(S101→Yes)、信号処理部14bの処理はステップS102に進む。
ステップS102において信号処理部14bは、第2近接センサ12から検知信号が入力されているか否かを判定する。第2近接センサ12から検知信号が入力されている場合(S102→Yes)、信号処理部14bの処理はステップS103に進む。
ステップS103において信号処理部14bは、スイッチS2のオン/オフの切替えを禁止して現状を維持する。つまり、第1近接センサ11及び第2近接センサ12から検知信号が入力された場合(S101→Yes,S102→Yes)、信号処理部14bは、第3近接センサ13からの検知信号の有無に関わらずスイッチS2の切替えを禁止する。これは、以下の理由による。すなわち、全ての近接センサ11〜13に操作者の手指が近接している場合、スイッチS2を徒に切替えることなく現状を維持することが妥当だからである。
また、第1近接センサ11及び第2近接センサ12のみから検知信号が入力されている場合、図3(b)に示すように操作子Dが把持されており、操作者にスイッチS2を操作する意図はないと考えるのが妥当だからである。
また、ステップS102で第2近接センサ12から検知信号が入力されていない場合(S102→No)、信号処理部14bの処理はステップS104に進む。
ステップS104において信号処理部14bは、第3近接センサ13から検知信号が入力されているか否かを判定する。第3近接センサ13から検知信号が入力されている場合(S104→Yes)、信号処理部14bの処理はステップS105に進む。
ステップS105において信号処理部14bは、スイッチS2のオン/オフを切替える。この場合、操作者によって操作子Dが把持され、かつ、スイッチS2が操作された(表示領域A2の上部に手指が近接した:図1参照)と考えるのが妥当だからである。
ちなみに、図3(a)に示すように操作子Dが把持され、かつ、操作者にスイッチS2を操作する意図がないにもかかわらず第1近接センサ11によって手指の近接が検知されるということは通常あり得ない。
ステップS104で第3近接センサ13から検知信号が入力されていない場合(S104→No)、信号処理部14bの処理はステップS106に進む。
ステップS106において信号処理部14bは、スイッチS2の切替えを禁止して現状を維持する。この場合、図3(a)に示すように操作子Dが把持されており、操作者にスイッチS2を操作する意図はないと考えるのが妥当だからである。
また、ステップS101で第1近接センサ11から検知信号が入力されていない場合(S101→No)、信号処理部14bの処理はステップS107に進む。
ステップS107において信号処理部14bは、第2近接センサ12から検知信号が入力されているか否かを判定する。第2近接センサ12から検知信号が入力されている場合(S107→Yes)、信号処理部14bの処理はステップS108に進む。
ステップS108において信号処理部14bは、スイッチS2のオン/オフを切替える。これは、以下の理由による。すなわち、第2近接センサ12及び第3近接センサ13から検知信号が入力されている場合、操作者の手指が表示領域A2(図1参照)の中央付近に近接し、スイッチS2が操作されたと考えるのが妥当だからである。
また、第2近接センサ12のみから検知信号が入力されている場合、操作者の手指が表示領域A2(図1参照)の下部に近接し、この場合もスイッチS2が操作されたと考えるのが妥当だからである。
また、ステップS107で第2近接センサ12から検知信号が入力されていない場合(S107→No)、信号処理部14bの処理はステップS109に進む。
ステップS109において信号処理部14bは、第3近接センサ13から検知信号が入力されているか否かを判定する。第3近接センサ13から検知信号が入力されている場合(S109→Yes)、信号処理部14bの処理はステップS110に進む。
ステップS110において信号処理部14bは、スイッチS2のオン/オフを切替える。この場合、表示領域A2(図1参照)の上部に手指が近接し、スイッチS2が操作されたと考えるのが妥当だからである。
このように、第1近接センサ11から検知信号が入力されず(S101→No)、かつ、第2近接センサ12及び第3近接センサ13のうち少なくとも一方から検知信号が入力された場合(S107→Yes、又はS109→Yes)、信号処理部14bはスイッチS2のオン/オフを切替える(S108,S110)。
また、ステップS109で第3近接センサ13から検知信号が入力されていない場合(S109→No)、信号処理部14bの処理はステップS111に進む。この場合、近接センサ11〜13のいずれからも検知信号は入力されていない。したがって、ステップS111において信号処理部14bは、スイッチS2のオン/オフに関して現状を維持する。
なお、図1に示すスイッチS1の表示領域A1、及びスイッチS3の表示領域A3にもそれぞれ、二つの近接センサ(第2近接センサ、第3近接センサ:図示せず)が設置されている。そして、制御装置14は、図4を用いて説明した処理をスイッチS1,S3に関しても同様に行う。
<効果>
本実施形態によれば、第1近接センサ11を操作子Dの近傍に設置することで、操作子Dが回転されず単に把持されている状態でも、第1近接センサ11によって操作子Dの操作(把持)を検知できる。
また、操作子Dの操作を検知する第1近接センサ11と、操作子Dまでの距離が異なる第2近接センサ12及び第3近接センサ13と、の検知結果に基づいて、信号処理部14bは、スイッチS2を切替えか否かを判定する。したがって、スイッチS2のオン/オフを切替る際、操作者の意図を適切に反映させることができる。
なお、図5(b)の比較例に示すように、スイッチS2に対して一つの近接センサ19を対応させることも考えられる。しかしながら、図5(b)に示す構成では、操作子Dのみを操作しようとする操作者の意図に反してスイッチS2が切替わることを防止するために、操作子Dと近接センサ19とを距離L1以上離す必要がある。その結果、操作子DとスイッチS2との距離が長くなり、操作ユニットKのデザイン性が損なわれる可能性がある。
これに対して図5(a)に示す本実施形態では、操作子Dまでの距離が異なる第2近接センサ12及び第3近接センサ13を表示領域A2に設置し、さらに操作子Dの操作を検知する第1近接センサ11を設けた。これによって、スイッチS2(第2近接センサ12の下端)と操作子Dとの距離を、図5(a)に示す距離L2(=L1−ΔL)まで縮めることができる。なぜなら、操作子Dと第3近接センサ13とが距離L1だけ離れているため、第3近接センサ13からの検知信号に基づいてスイッチS2が操作されたか否かを高精度で判定できるからである。このように本実施形態によれば、従来よりもスイッチS2を操作子Dに近づけて配置し、操作ユニットKをデザインする際の自由度を高めることができる。
≪変形例≫
以上、本発明に係るスイッチ装置1について前記実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、前記実施形態では、スイッチS2の表示領域A2に2つの近接センサ(第2近接センサ12及び第3近接センサ13:図1参照)を設置する構成について説明したが、これに限らない。例えば、図6に示すように、スイッチS2の表示領域A2に3つの近接センサ15〜17を設置してもよい。
図6に示す例では、近接センサ11,15,16,17の順で操作子Dとの距離が大きくなるように、各近接センサが設置されている。また、操作子Dから最も遠い位置に設けられた近接センサ17は、前記した距離L1(図5(a)参照)だけ操作子Dから離れている。
詳細な説明は省略するが、例えば、近接センサ11,15から検知信号が入力され、かつ、近接センサ16,17から検知信号が入力されない場合、信号処理部14bはスイッチS2の切替えを禁止する。また、例えば、近接センサ17から検知信号が入力され、かつ、近接センサ11,15,16から検知信号が入力されない場合、信号処理部14bはスイッチS2を切替える。
このようにスイッチS2の表示領域A2に3つの近接センサ15,16,17を設けることで、スイッチS2と操作子Dとの距離L3を前記実施形態で説明した距離L2(図5(a)参照)よりも小さくすることができる。
なお、スイッチS2の表示領域A2に4個以上の近接センサ(図示せず)を設け、各近接センサの検知結果に基づいてスイッチS2のオン/オフを切替えるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、近接センサ11〜13の全てから検知信号が入力された場合、信号処理部14bがスイッチS2の切替えを禁止する場合について説明したが(S103)、これに限らない。例えば、このような状態が所定時間以上継続した場合、スイッチS2の切替えを行うようにしてもよい。
また、前記実施形態では、第1近接センサ11及び第3近接センサ13から検知信号が入力され、第2近接センサ12からは検知信号が入力されない場合、信号処理部14bがスイッチS2を切替える場合について説明したが(S105)、これに限らない。例えば、通常の操作では、操作子DとスイッチS2とが同時に操作されることがあり得ない場合、前記した条件の成立時にスイッチS2の切替えを禁止するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、操作子Dの操作を検知するための第1近接センサ11(図1参照)が半円弧状である場合について説明したが、これに限らない。例えば、操作子Dを囲む円周状の第1近接センサ(図示せず)を設けてもよいし、操作子Dの近傍に矩形状の第1近接センサ(図示せず)を設けてもよい。
また、前記実施形態では、操作子D及びスイッチS2が空調に関するものである場合について説明したが、これに限らない。例えば、オーディオ機器、ナビゲーション装置、照明装置等、他の機器に関する操作を行う場合にもスイッチ装置1を適用できる。
また、前記実施形態では、インストルメントパネルの操作ユニットKに操作子D及び近接センサ11〜13を設ける場合について説明したが、これに限らない。例えば、走行ハンドル(図示せず)のスポーク部に操作子D及び近接センサ11〜13を設けてもよい。
1 スイッチ装置
11 第1近接センサ
12 第2近接センサ
13 第3近接センサ
14 制御装置
14a 記憶部
14b 信号処理部(信号処理手段)
14c 駆動制御部
A1,A2,A3 表示領域(スイッチ表示領域)
D 操作子
S1,S2,S3 スイッチ

Claims (2)

  1. 操作者によって操作されるダイヤル式の操作子と、
    前記操作子の近傍に設置され、当該操作子に対する操作を検知する第1近接センサと、
    前記第1近接センサよりも前記操作子から離れた位置に設置される第2近接センサと、
    前記第2近接センサよりも前記操作子から離れた位置に設置される第3近接センサと、
    前記第1近接センサ、前記第2近接センサ、及び前記第3近接センサから入力される信号を処理する信号処理手段と、を備え、
    前記第2近接センサ及び前記第3近接センサは、操作者による操作を受け付ける一つのスイッチが表示されたスイッチ表示領域に設置されて前記一つのスイッチを成しており、
    前記信号処理手段は、
    前記第1近接センサ及び前記第3近接センサから検知信号が入力され、かつ、前記第2近接センサから検知信号が入力されない場合、前記スイッチのオン/オフを切替えること
    を特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記信号処理手段は、
    前記第2近接センサ及び前記第3近接センサのうち少なくとも一方から検知信号が入力され、かつ、前記第1近接センサから検知信号が入力されない場合、前記スイッチのオン/オフを切替え、
    前記第1近接センサ及び前記第2近接センサから検知信号が入力された場合、前記スイッチのオン/オフの切替えを禁止して現状を維持すること
    を特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
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