JP2019064816A - ワークの移載装置及びワークの移載方法 - Google Patents

ワークの移載装置及びワークの移載方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワークの移載を好適に行うこと。【解決手段】ワークの移載装置は、薄板状の複数枚のワーク10をワーク10の厚さ方向に互いに間隔をおいて収納可能なラック20であって、対向する一対の側板21、及び一対の側板21の各々の内側に設けられ、複数枚のワーク10の各々の両端を支持する複数対の支持溝23を有するラック20と、当該一対の支持溝23内に向けてワーク10を一枚ずつ移動させる移動機構40と、複数対の支持溝23の並び方向に沿ってラック20を変位させる昇降機構70と、当該一対の支持溝23にそれぞれ対応して設けられ、移動機構40によるワーク10の移動に際して、ワーク10の厚さ方向の変位を規制することで当該一対の支持溝23内へのワーク10の挿入を案内する一対の案内部材30と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ワークの移載装置及びワークの移載方法に関する。
従来、基板の表面処理装置として、カセットに一定間隔で基板を収納して基板の表面処理を行う装置が知られている(例えば特許文献1参照)。同文献1に記載の装置は、搬送用カセットに収納された基板を、ロボットを用いて処理用カセットに最適なピッチで収納して、基板の洗浄・乾燥処理を行い、再度搬送用カセットに基板を収納する装置である。
特開平8−17894号公報
ところで、特許文献1に記載の装置において、基板の代わりに例えば燃料電池セパレータ等に用いられる金属製の薄板状のワークをカセットに収納しようとすると、収納位置までに移動する際にワークが振動した場合や、ワークに反りが生じていた場合に、所望の収納位置以外にワークが接触するおそれがある。この場合、ワークに傷が生じたり変形したりするため好ましくない。
なお、こうした問題は、金属製の薄板状のワークに限られるものではなく、可撓性を有するその他の材料においても同様にして生じる。
本発明の目的は、ワークの移載を好適に行うことのできるワークの移載装置及びワークの移載方法を提供することにある。
上記目的を達成するためのワークの移載装置は、薄板状の複数枚のワークを前記ワークの厚さ方向に互いに間隔をおいて収納可能なラックであって、対向する一対の側板、前記一対の側板の各々の内側に設けられ、前記複数枚のワークの各々の両端を支持する複数対の支持溝を有するラックと、当該一対の支持溝内に向けて前記ワークを一枚ずつ移動させる移動機構と、前記複数対の支持溝の並び方向に沿って前記ラックを変位させる変位機構と、当該一対の支持溝にそれぞれ対応して設けられ、前記移動機構による前記ワークの移動に際して、前記ワークの厚さ方向の変位を規制することで当該一対の支持溝内への前記ワークの挿入を案内する一対の案内部材と、を備える。
同構成によれば、ラックにおける当該一対の支持溝内に向けて移動機構によりワークが移動される。そして、ワークの移動が完了すると、変位機構により、複数対の支持溝の並び方向に沿ってラックが変位され、当該一対の支持溝と隣り合う他の一対の支持溝内へのワークの移動が許容されるようになる。
上記構成によれば、移動機構によるワークの移動に際して、一対の案内部材によりワークの厚さ方向の変位が規制されることで当該一対の支持溝内へのワークの挿入が案内されるようになる。すなわち、ワークが移動される際に、ワークが振動していたり、ワークに反りが生じていたりする場合であっても、ワークの厚さ方向の変位が規制されることで、当該一対の支持溝内へワークが円滑に挿入されるようになる。
一方、案内部材が設けられていない場合には、移動時にワークが振動すると、当該一対の支持溝内へ挿入可能な程度にワークの振幅が小さくなるまでワークの移動を待つ必要がある。この点、上記構成によれば、移動時にワークが振動しても、ワークの振幅が小さくなることを待つことなく当該一対の支持溝内へワークを移動させることができる。したがって、ワークの移載に要する時間を短縮することができる。
よって、ワークの移載を好適に行うことができる。
また、上記目的を達成するためのワークの移載方法は、薄板状の複数枚のワークを収納可能なラックに前記ワークを一枚ずつ移載する方法であって、前記ラックの一対の側板の内側に設けられ、前記複数枚のワークの各々の両端を支持する複数対の支持溝のうちの一対の支持溝内に対して一枚の前記ワークを移動させる際に、当該一対の支持溝にそれぞれ対応して設けられた一対の案内部材により前記ワークの厚さ方向の変位を規制することで当該一対の支持溝内への前記ワークの挿入を案内する。
同方法によれば、上記ワークの移載装置による作用効果に準じた作用効果を奏することができる。
本発明によれば、ワークの移載を好適に行うことができる。
ワークの移載装置の一実施形態について、ワークの移載装置の構成を示す平面図。 図1の2−2線に沿った断面図。 同実施形態のラック全体を示す斜視図。 図1の4−4線に沿った断面図。 図1の5−5線に沿った断面図であって、ストッパの構造を示す部分断面図。 図1の6−6線に沿った断面図であって、案内部材を中心とした拡大断面図。 図2に対応する図であって、規制部材を中心とした拡大断面図。 図2に対応する図であって、最下段の支持溝内にワークを挿入している途中の状態を示す拡大断面図。 図2に対応する図であって、図8に示す状態から昇降機構によりラックが一段降下された状態を示す拡大断面図。
以下、図1〜図9を参照して、ワークの移載装置の一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、ワークの移載装置は、ベルトコンベア50により所定位置まで搬送された薄板状のワーク10の上面を移動機構40により吸着して持ち上げるとともに、ベルトコンベア50に並んで配置されたラック20内に一枚ずつ移動させて収納する装置である。
本実施形態のワーク10は、燃料電池のセパレータである。ワーク10は、ステンレス鋼などの金属材料からなり、数百μmの厚さの略長方形板状をなしている。
次に、移載装置の各構成について説明する。
図1及び図2に示すように、ベルトコンベア50の側方には、昇降機構70が配置されている。
図2に示すように、昇降機構70は、脚部71と、脚部71の上端に連結された天板72とを備えている。この天板72上にラック20が載置される。
脚部71には、脚部71及び天板72を昇降させるアクチュエータ73が連結されている。
次に、ラック20について説明する。
図3に示すように、ラック20は、複数枚のワーク10をワーク10の厚さ方向に互いに間隔をおいて収納可能なものである。
ラック20は、上下方向に長い長方形板状をなし、互いに対向する一対の側板21と、各側板21の対向方向に沿って延在し、各側板21の上端同士及び下端同士を連結する一対の連結部材22とを有している。各連結部材22は、各側板21の短手方向の一端に連結されている。各側板21及び各連結部材22は、例えばステンレス鋼からなる。
各側板21の上下方向の中央部には、各側板21の短手方向の他端側に向けて把手21aが突設されている。本実施形態では、側板21及び把手21aが一体に形成されている。各側板21及び各連結部材22により、ラック20の外枠が構成されている。
図3及び図4に示すように、各側板21の内面、すなわち互いに対向する面には、硬質樹脂材料により形成された溝部材23が接着されて固定されている。
図3に示すように、各溝部材23には、各側板21の短手方向に沿って延在し、各ワーク10の長手方向の両端を支持する複数対の支持溝23aが上下方向に互いに所定の間隔をおいて並設されている。
各支持溝23aは、これらの延在方向の両端において開口している。ワーク10の長手方向の両端は、支持溝23aの延在方向(側板21の短手方向)における他端側の開口を通じて支持溝23a内に挿入される。すなわち、支持溝23aの延在方向(側板21の短手方向)のうち一端側がワーク10の収納方向の前側となり、他端側がワーク10の収納方向の後側となる。なお、以降において、ワーク10の収納方向の前側及び後側を単に前側及び後側と称する。
図4に示すように、各支持溝23aの上下方向の幅W1は、これらの延在方向において同一とされている。
図3に示すように、上下一対の連結部材22の間には、上下方向に沿って延在し、ワーク10の前側及び各側板21の長手方向に沿う側への変位を規制する2つの柱状のストッパ24が各側板21の対向方向に互いに間隔をおいて設けられている。
図5に示すように、各ストッパ24は、上下一対の連結部材22に連結された金属材料からなる円柱状の芯部25、及び芯部25の全周を被覆する硬質樹脂材料からなる被覆部26とを有している。
被覆部26は、上下方向において等間隔にて設けられた複数の小径部26a、互いに隣り合う小径部26aの間に1つずつ設けられ、小径部26aよりも外径の大きい複数の大径部26b、及び小径部26aと大径部26bとの間に1つずつ設けられ、小径部26aから大径部26bにかけて外径が連続的に大きくされた傾斜部26cを有している。
1つの小径部26aと、同小径部26aと隣り合う一対の傾斜部26cとによって規制凹部26dが構成されている。小径部26aの上下方向の幅W2は、ワーク10の厚みdよりも大きくされている(W2>d)。
ワーク10の前側の縁部が規制凹部26dを構成する小径部26aに当接されることにより、ワーク10の前側及び各側板21の長手方向に沿う側への変位が規制される。
次に、移動機構40について説明する。
図1及び図2に示すように、移動機構40は、周知のパラレルリンクロボットであり、ベルトコンベア50の上方に位置する天井下面に固定されたベース部、ベース部内に設けられた複数のサーボモータ(いずれも図示略)、及び各サーボモータによりそれぞれ駆動される複数のリンク機構部41を備えている。
移動機構40は、複数のリンク機構部41の先端に取り付けられたヘッド部42、ヘッド部42の下端部に取り付けられたプレート部43、プレート部43の下面に取り付けられ、ワーク10の上面の複数箇所を負圧により吸着する複数の吸着部44、及びベルトコンベア50上のワーク10の位置及び姿勢を検出するカメラ(図示略)を備えている。なお、各吸着部44には、負圧を供給するホース(図示略)が接続されている。
移動機構40は、ベルトコンベア50により搬送されるワーク10の位置及び姿勢をカメラにより検出するとともに各サーボモータにより各リンク機構部41を駆動することで、プレート部43をワーク10に正対した姿勢に制御する。
そして、プレート部43を降下させるとともに各吸着部44によりワーク10の上面の所定の複数箇所を吸着する。本実施形態では、6つの吸着部44により、ワーク10の中央部を囲む4箇所と、ワーク10の長手方向の両端部の2箇所とが吸着される。
そして、ワーク10を吸着して持ち上げるとともに、ラック20に向けてワーク10を移動させる。
本実施形態では、ベルトコンベア50とラック20との間には、一対の案内部材30が設けられている。
次に、案内部材30について説明する。
図1及び図6に示すように、各案内部材30は、ラック20の一対の支持溝23aの後側に位置している。
各案内部材30は、硬質樹脂材料からなり、上下方向において互いに対向する下側案内板31及び上側案内板32、下側案内板31と上側案内板32とを連結する連結部材33、並びに連結部材33とベルトコンベア50の側部とを連結する連結板34を備えている。
詳しくは、下側案内板31の上面である第1案内面31aと、上側案内板32の下面である第2案内面32aとが上下方向において互いに対向している。また、各案内面31a,32aは、案内面31a,32a同士の間隔Dがラック20に近接するほど徐々に小さくなるように、ラック20の支持溝23aの延在方向、すなわちワーク10の収納方向に対して傾斜している。また、案内部材30の出口部分での上記間隔D1は、支持溝23aの幅W1よりも小さくされている。
下側案内板31は、ワーク10の収納方向において並んで設けられた2つのボルト90により連結部材33に対して連結されている。上側案内板32は、ワーク10の収納方向において並んで設けられた2つのボルト90により連結部材33に対して連結されている。
上側案内板32には、上記2つのボルト90が挿通される2つの長孔32bが設けられている。各長孔32bは、上下方向に対して長い孔である。連結部材33に対する上側案内板32の上下方向における固定位置を調整することで、上記間隔Dの調整が可能とされている。
本実施形態では、一対の案内部材30の間に、規制部材60が設けられている。
次に、規制部材60について説明する。
図1及び図7に示すように、規制部材60は、硬質樹脂材料からなり、平面視長方形板状をなす本体部61と、本体部61とベルトコンベア50の側部とを連結する連結板62とを備えている。
図7に示すように、本体部61の前側部分の上面は、ワーク10の収納方向に沿って延在する平坦面61aとされている。また、本体部61の後側部分の上面は、平坦面61aに滑らかに連なるとともに後側ほど下方に位置するように湾曲した湾曲面61bとされている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ワーク10は、以下のようにしてラック20に収納される。
まず、図2、図6〜図8に示すように、ラック20の最下段の支持溝23aが、上下方向において案内部材30の各案内面31a,32aの出口部分の間に位置するように、昇降機構70によりラック20の高さが制御される。
続いて、ベルトコンベア50によりワーク10が図1に示す所定位置まで搬送されると、移動機構40によりワーク10が吸着されて持ち上げられる。
そして、移動機構40によりワーク10が前方に移動される際に、ワーク10の長手方向の両端が一対の案内部材30の各案内面31a,32aの間を通過する。このとき、ワーク10が振動していたり、ワーク10に反りが生じていたりする場合であっても、ワーク10の厚さ方向の変位が規制されることで、当該一対の支持溝23a内へワーク10が円滑に挿入されるようになる(以上、作用1)。
移動機構40が更に前方まで移動されることにより、ワーク10の収納が完了する。そして、移動機構40の吸着部44によるワーク10の吸着が解除される。このとき、ワーク10の前側の縁部がストッパ24の規制凹部26dに当接することにより、ワーク10の前側及び各側板21の長手方向に沿う側への変位が規制される。
こうして一枚のワーク10(以下、ワーク10a)が収納されると、次に、図9に示すように、昇降機構70により、最下段の1つ上の支持溝23aが、上下方向において案内部材30の各案内面31a,32aの出口部分の間に位置するように、昇降機構70によりラック20が降下される。このとき、規制部材60の本体部61の平坦面61aは、最下段の1つ上の支持溝23aの上面よりも下方であり、最下段の支持溝23aの上面よりも上方に位置している。
またこのとき、移動機構40は、プレート部43を上記所定位置の上方まで移動させる。
そして、ベルトコンベア50により上記所定位置まで搬送された次のワーク10(以下、ワーク10b)が、上記ワーク10aのときと同様にして、移動機構40により移動され、ラック20の最下段の1つ上の支持溝23aに収納される。
ところで、本実施形態のワーク10は厚さ数百μmの薄板であることから、複数の吸着部44によりワーク10の上面の中央部を除く一部が吸着された状態で移動されると、移動途中のワーク10bの中央部が重力により垂れ下がることがある。また、ラック20に収納されているワーク10aの一部が上方に反り返ることがある。この場合、移動途中の当該ワーク10bが、その直前にラック20に収納された他のワーク10aに接触するおそれがある。
この点、本実施形態によれば、当該ワーク10bの中央部が垂れ下がろうとすると、規制部材60の本体部61に当接することで垂れ下がりが規制される。このため、当該ワーク10がその直前にラック20に収納された他のワーク10aに接触することが抑制される(以上、作用2)。
以上説明した本実施形態に係るワークの移載装置及びワークの移載方法によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ワークの移載装置は、複数枚のワーク10の各々の両端を支持する複数対の支持溝23aを有するラック20、当該一対の支持溝23a内に向けてワーク10を一枚ずつ移動させる移動機構40、及び複数対の支持溝23aの並び方向(上下方向)に沿ってラック20を変位させる昇降機構70を備えている。
また、当該一対の支持溝23aにそれぞれ対応して設けられ、移動機構40によるワーク10の移動に際して、ワーク10の厚さ方向の変位を規制することで当該一対の支持溝23a内へのワーク10の挿入を案内する一対の案内部材30を有している。
こうした構成によれば、上述した作用1を奏することから、一対の支持溝23a内へワーク10が円滑に挿入されるようになる。
一方、案内部材30が設けられていない場合には、移動時にワーク10が振動すると、当該一対の支持溝23a内へ挿入可能な程度にワーク10の振幅が小さくなるまでワーク10の移動を待つ必要がある。この点、上記構成によれば、移動時にワーク10が振動しても、ワーク10の振幅が小さくなることを待つことなく当該一対の支持溝23a内へワーク10を移動させることができる。したがって、ワーク10の移載に要する時間を短縮することができる。
よって、ワーク10の移載を好適に行うことができる。
(2)一対の案内部材30の各々は、複数対の支持溝23aの並び方向(上下方向)において対向する一対の案内面31a,32aを有するものであり、一対の案内面31a,32a同士の間隔Dがワーク10の移動方向の前方ほど徐々に小さくされている。
こうした構成によれば、各案内部材30の一対の案内面31a,32a同士の間をワーク10の両端部が通過する際に、ワーク10の厚さ方向の変位が規制されるようになる。したがって、案内部材30の構成を簡単にすることができる。
(3)案内部材30の出口部分における一対の案内面同士の間隔D1が、当該一対の支持溝23aの入口部分における幅W1よりも小さくされている。
こうした構成によれば、当該一対の支持溝23a内へのワーク10の挿入を確実に案内することができる。
(4)移動機構40は、ワーク10の上面の一部を吸着する吸着部44を備え、吸着部44によりワーク10を吸着した状態で一対の支持溝23a内に向けてワーク10を移動させるものである。
こうした構成によれば、移動機構40によりワーク10を高速にて移動させることができる。したがって、ワーク10の移載に要する時間を短縮できる。
(5)ラック20は、複数対の支持溝23aが上下方向に並んで配置されるものである。昇降機構70は、ラック20を下方に変位させるものである。一対の案内部材30の間には、移動機構40によるワーク10の移動に際して、ワーク10の垂れ下がりを規制する規制部材60が設けられている。
こうした構成によれば、上述した作用2を奏することから、移動途中のワーク10bがその直前にラック20に収納された他のワーク10aに接触することを抑制できる。したがって、ワーク10同士の干渉によりワーク10が傷つくことを抑制できる。
(6)ラック20の一対の側板21の内側に設けられ、複数枚のワーク10の各々の両端を支持する複数対の支持溝23aのうちの一対の支持溝23a内に対して一枚のワーク10を移動させる際に、一対の支持溝23aにそれぞれ対応して設けられた一対の案内部材30内を通過させる。これにより、ワーク10の厚さ方向の変位を規制することで一対の支持溝23a内へのワーク10の挿入を案内するようにした。
こうした方法によれば、上記効果(1)と同様な作用効果を奏することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・規制部材60の数や形状を適宜変更することもできる。規制部材60の本体部61は板状のものに限定されず、例えばローラであってもよい。
・案内部材30の出口部分における各案内面31a,32a同士の間隔D1は、支持溝23aの幅W1と同一であってもよい。
・昇降機構70によりラック20を上昇させながらワーク10を収納することもできる。この場合、移動機構40は、ワーク10の上面を吸着した後に、ワーク10を上下反転させた状態でラック20内に向けて移動させるようにすればよい。
・ワーク10は燃料電池のセパレータに限定されるものではない。他の用途に用いられる金属製の薄板や樹脂製の薄板であってもよい。
10…ワーク、10a…ワーク、10b…ワーク、20…ラック、21…側板、21a…把手、22…連結部材、23…溝部材、23a…支持溝、24…ストッパ、25…芯部、26…被覆部、26a…小径部、26b…大径部、26c…傾斜部、26d…規制凹部、30…案内部材、31…下側案内板、31a…第1案内面、32…上側案内板、32a…第2案内面、32b…長孔、33…連結部材、34…連結板、40…移動機構、41…リンク機構部、42…ヘッド部、43…プレート部、44…吸着部、50…ベルトコンベア、60…規制部材、61…本体部、61a…平坦面、61b…湾曲面、62…連結板、70…昇降機構(変位機構)、71…脚部、72…天板、73…アクチュエータ、90…ボルト、D…間隔、D1…間隔、W1…幅、W2…幅。

Claims (6)

  1. 薄板状の複数枚のワークを前記ワークの厚さ方向に互いに間隔をおいて収納可能なラックであって、対向する一対の側板、及び前記一対の側板の各々の内側に設けられ、前記複数枚のワークの各々の両端を支持する複数対の支持溝を有するラックと、
    当該一対の支持溝内に向けて前記ワークを一枚ずつ移動させる移動機構と、
    前記複数対の支持溝の並び方向に沿って前記ラックを変位させる変位機構と、
    当該一対の支持溝にそれぞれ対応して設けられ、前記移動機構による前記ワークの移動に際して、前記ワークの厚さ方向の変位を規制することで当該一対の支持溝内への前記ワークの挿入を案内する一対の案内部材と、を備える、
    ワークの移載装置。
  2. 前記一対の案内部材の各々は、前記複数対の支持溝の並び方向において対向する一対の案内面を有するものであり、
    前記一対の案内面同士の間隔が前記ラックに近接するほど徐々に小さくされている、
    請求項1に記載のワークの移載装置。
  3. 前記案内部材の出口部分における前記一対の案内面同士の間隔が、当該一対の支持溝の入口部分における幅よりも小さくされている、
    請求項2に記載のワークの移載装置。
  4. 前記移動機構は、前記ワークの上面の一部を吸着する吸着部を備え、前記吸着部により前記ワークを吸着した状態で当該一対の支持溝内に向けて前記ワークを移動させるものである、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のワークの移載装置。
  5. 前記ラックは、前記複数対の支持溝が上下方向に並んで配置されるものであり、
    前記変位機構は、前記ラックを下方に変位させるものであり、
    前記一対の案内部材の間には、前記移動機構による前記ワークの移動に際して、前記ワークの垂れ下がりを規制する規制部材が設けられている、
    請求項4に記載のワークの移載装置。
  6. 薄板状の複数枚のワークを収納可能なラックに前記ワークを一枚ずつ移載する方法であって、
    前記ラックの一対の側板の内側に設けられ、前記複数枚のワークの各々の両端を支持する複数対の支持溝のうちの一対の支持溝内に対して一枚の前記ワークを移動させる際に、当該一対の支持溝にそれぞれ対応して設けられた一対の案内部材により前記ワークの厚さ方向の変位を規制することで当該一対の支持溝内への前記ワークの挿入を案内する、
    ワークの移載方法。
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