JP2019061315A - 情報コードの印字品質改善システム - Google Patents

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Abstract

【課題】安定して読み取り可能な情報コードを印字するための印字パラメータをワークに応じて選択可能な構成を提供する。【解決手段】印字品質改善システムにおいて、印字装置20は、入力部24により入力された印字情報及び記憶部25から抽出された初期パラメータ情報に基づいて、ワークWに情報コードCを印字させるようにレーザ発振器22及びレーザ照射部23を制御部21により制御する。また、コード情報を通信部27により検証装置に送信する。検証装置では、読取部により撮像された情報コードCの印字状態が印字装置20から受信したコード情報を利用して検証処理により検証され、この検証処理による検証結果に基づいて改善情報が生成され,印字装置20に送信される。そして、印字処理では、前回の印字に用いた各印字パラメータの少なくとも一部が改善情報に応じて変更されて、レーザ発振器22及びレーザ照射部23が制御される。【選択図】図2

Description

本発明は、ワークに印字される情報コードの印字品質を改善する情報コードの印字品質改善システムに関するものである。
従来より、製品となる基板等の媒体に直接QRコード(登録商標)などの情報コードを印字するダイレクトマーキングが広く利用されており、この情報コードの読取結果を用いた製品管理等が行われている。このように情報コードを基板等の媒体に直接印字する際、その媒体の状態等によっては印字品質が低下する場合があり、情報コードを安定して読み取るためにはその情報コードの印字品質を高める必要がある。
このため、情報コードの印字品質の改善に関する技術として、例えば、下記特許文献1に開示される光学情報読取改善支援装置が知られている。この光学情報読取改善支援装置では、ユーザが、撮像されて画面表示される光学情報に対してその光学情報を囲むように領域指定するとともにチューニング対象領域を設定する操作を行うことで、そのチューニング対象領域から光学情報が抽出される。そして、このように抽出された光学情報のデコードが失敗すると、一次解析用の各パラメータを変化させながらデコード処理を繰り返す一次解析を行い、最も安定した読取率のパラメータを決定する。この一次解析でも読み取りができなかった場合に、二次解析、三次解析を行い、これらの解析結果を取得することで、ユーザは、ワークの印字品質の改善、撮像環境の改善の手がかりを知ることができる。
特開2012−064170号公報
ところで、上記特許文献1のようなダイレクトマーキングを利用して情報コードをワークに印字する場合、例えばレーザ加工ではパルスレーザ光の発振周波数や出力等の様々な印字パラメータがあり、安定して読み取り可能に情報コードを印字するためには、そのワークに適した印字パラメータを選択する必要がある。しかしながら、同じ印字加工であっても、そのワークの材質や形状等によって適した印字パラメータが変わる場合があり、そのワークに適した印字パラメータを選択することが困難であるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、安定して読み取り可能な情報コードを印字するための印字パラメータをワークに応じて選択可能な構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
ワーク(W)に情報コード(C)を印字する印字部(22,23)を有する印字装置(20)と、
前記印字装置により前記ワークに印字された前記情報コードを検証する検証装置(30)と、
を備え、前記印字装置により印字される前記情報コードの印字品質を改善する情報コードの印字品質改善システム(10)であって、
前記印字装置は、
印字すべき情報コードに関する情報及び当該情報コードが印字されるワークに関する情報を含めた印字情報が入力される入力部(24)と、
前記印字情報から一義的に選択される情報であって、前記印字部により前記情報コードを印字するための各印字パラメータに関する情報が初期パラメータ情報として記憶される記憶部(25)と、
前記入力部により前記印字情報が入力されると、当該印字情報から選択される前記初期パラメータ情報を前記記憶部から抽出する抽出部(21)と、
前記入力部により入力された前記印字情報及び前記抽出部により抽出された前記初期パラメータ情報に基づいて、前記ワークに前記情報コードを印字させるように前記印字部を制御する印字制御部(21)と、
前記入力部により入力された前記印字情報から特定される前記印字すべき情報コードの形状に関する情報を含めたコード情報を前記検証装置に送信するコード情報送信部(27)と、
を備え、
前記検証装置は、
前記印字装置により前記ワークに印字された前記情報コードを撮像する撮像部(32)と、
前記撮像部により撮像された前記情報コードの印字状態を前記印字装置から受信した前記コード情報を利用して検証する検証部(31)と、
前記検証部による検証結果に基づいて前記印字品質を改善するための改善情報を生成する改善情報生成部(31)と、
前記改善情報生成部により生成された前記改善情報を含めるように前記検証部による検証結果の少なくとも一部を前記印字装置に送信する検証結果送信部(36)と、
を備え、
前記印字制御部は、前記検証装置から前記改善情報を受信すると、前回の印字に用いた各印字パラメータの少なくとも一部を前記改善情報に応じて変更して、次のワークに前記情報コードを印字させるように前記印字部を制御することを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、印字装置において、入力部により印字情報が入力されると、当該印字情報から選択される初期パラメータ情報が記憶部から抽出部により抽出され、入力部により入力された印字情報及び抽出部により抽出された初期パラメータ情報に基づいて、ワークに情報コードを印字させるように印字部が印字制御部により制御される。また、印字すべき情報コードの形状に関する情報を含めたコード情報がコード情報送信部により検証装置に送信される。そして、検証装置では、撮像部により撮像された情報コードの印字状態が印字装置から受信したコード情報を利用して検証部により検証され、この検証部による検証結果に基づいて印字品質を改善するための改善情報が改善情報生成部により生成されると、この改善情報を含めるように検証部による検証結果の少なくとも一部が検証結果送信部により印字装置に送信される。そして、印字制御部では、検証装置から改善情報が受信されると、前回の印字に用いた各印字パラメータの少なくとも一部が改善情報に応じて変更されて、次のワークに情報コードを印字させるように印字部が制御される。
これにより、印字装置では、検証装置から改善情報を受信すると、その改善情報に応じて変更された印字パラメータを用いて次のワークに情報コードが印字されるため、前回のワークに印字された情報コードよりもその印字品質を高めるように改善することができる。特に、改善情報は、コード情報を利用した検証部による検証結果に基づいて生成されるため、コード情報を利用することなく単に撮像した情報コードの印字状態を確認するような検証と比較して、印字されるべき情報コードの形状等を把握した上で検証できるので、その検証精度を向上させることができる。したがって、適切に生成された改善情報に応じて各印字パラメータの少なくとも一部を変更できるので、安定して読み取り可能な情報コードを印字するための印字パラメータをワークに応じて選択可能な印字品質改善システムを実現することができる。
請求項2の発明では、改善情報には、印字情報から特定される情報コードの外形形状を歪ませるための歪み補正情報が含まれる。ワークの形状等によっては、例えば、方形状に印字されるべき情報コードの外形形状について他側の外縁よりも一側の外縁の方が短くなるように歪んで印字されてしまう場合がある。このような場合には、印字の基準となる情報コードの外形形状(以下、元コード形状ともいう)について他側の外縁よりも一側の外縁の方を相対的に長くして印字指示すれば、ワークに印字された情報コードの外形形状について他側の外縁と一側の外縁との長さの差が小さくなる情報コードがワークに印字され、その歪みが小さくなる。
このため、情報コードの外形形状について他側の外縁よりも一側の外縁の方が短くなりその縁の比が所定値以上になるとの検証結果が検証される場合には、その縁の比に応じて元コード形状を他側の外縁よりも一側の外縁の方が相対的に長くなるように歪ませるための歪み補正情報を改善情報に含めて印字装置に送信する。これにより、印字制御部にて、その歪み補正情報に基づいて補正された元コード形状を規準に印字部が制御されることで、ワークに印字される情報コードの歪みを修正することができる。
請求項3の発明では、コード情報には、ワークに対する情報コードの位置に関する情報が含まれるため、検証部は、撮像部により情報コードが撮像された撮像画像においてどの位置に情報コードが位置しているか容易に把握できるので、検証部による検証精度を高めることができる。特に、最初に選択された印字パラメータが適していなかったために情報コードを構成する各セルが撮像画像にて分離可能に印字されていない場合でも、その情報コードを印字すべき場所を把握できるため、各セルが分離可能に印字されていないことを確実に検証することができる。
請求項4の発明では、コード情報には、ワークに対する情報コードの位置に加えて当該情報コードの向きに関する情報が含まれるため、検証部は、撮像部により情報コードが撮像された撮像画像においてどの位置に情報コードが位置しているかだけでなくその情報コードの向きも容易に把握できるので、検証部による検証精度をさらに高めることができる。
請求項5の発明では、ワークの材質は、樹脂であり、印字部は、所定の発振周波数にてパルスレーザ光を走査させてワークに照射することで当該ワークに情報コードを印字する。そして、改善情報生成部は、検証結果が、情報コードを構成する複数の明色系セルと暗色系セルとの明暗比が所定値未満となる状態を示していると、所定の発振周波数を上げるように改善情報を生成する。
樹脂製のワークでの情報コードを構成する明色系セルと暗色系セルとの明暗比を調整するための印字パラメータの1つはパルスレーザ光の発振周波数であり、その明暗比を上げるためには、パルスレーザ光の発振周波数を上げることが有効である。このため、検証結果が、情報コードを構成する複数の明色系セルと暗色系セルとの明暗比が所定値未満となる状態を示していると、所定の発振周波数を上げるように改善情報を生成することで、明色系セルと暗色系セルとの明暗比が大きくなるように印字状態が改善されるので、安定して読み取り可能な情報コードを印字することができる。
請求項6の発明では、ワークの材質は、樹脂であり、印字部は、所定の発振周波数にてパルスレーザ光を走査させてワークに照射することで当該ワークに情報コードを印字する。そして、改善情報生成部は、検証結果が、主走査方向のセルの膨らみ量のみが規定量を超え副走査方向のセルの膨らみ量が規定量以下となる状態を示していると、主走査方向における始端部分の当該始端部分よりも後端側の部分に対するレーザ出力の比を示す強調係数を下げるように改善情報を生成する。
主走査方向のセルの膨らみ量のみが規定量を超える場合には、上記強調係数を下げるように改善情報を生成することで、主走査方向のセルの膨らみ量が小さくなるように印字状態が改善されるので、安定して読み取り可能な情報コードを印字することができる。
請求項7の発明では、ワークの材質は、樹脂であり、印字部は、所定の発振周波数にてパルスレーザ光を走査させて、情報コードを構成する複数の明色系セル及び暗色系セルのうちの一方の加工対象セルに照射することで、ワークに当該情報コードを印字する。そして、改善情報生成部は、検証結果が、主走査方向のセルの膨らみ量及び副走査方向のセルの膨らみ量が規定量を超える状態を示していると、加工対象セルの輪郭を小さくするように改善情報を生成する。
主走査方向のセルの膨らみ量及び副走査方向のセルの膨らみ量が規定量を超える場合には、加工対象セルの輪郭を小さくするように改善情報を生成することで、明色系セルと暗色系セルとの大きさが等しくなるように印字状態が改善されるので、安定して読み取り可能な情報コードを印字することができる。
第1実施形態に係る印字品質改善システムの概略構成を示すブロック図である。 図1の印字装置の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 図3(A)は、図1の検証装置の電気的構成を概略的に例示するブロック図であり、図3(B)は、図3(A)の読取部の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 第1実施形態において印字装置にて行われる印字処理の流れを例示するフローチャートである。 第1実施形態において検証装置にて行われる検証処理の流れを例示するフローチャートである。 図6(A)は、コード領域とその周囲の領域との間に濃淡がない状態で撮像された撮像画像を示す説明図であり、図6(B)は、コード領域が濃淡により1つの矩形となるように撮像された撮像画像を示す説明図である。 図7(A)は、明色系セルと暗色系セルとの間の明暗比が所定値未満となる状態で撮像された撮像画像を示す説明図であり、図7(B)は、明色系セルと暗色系セルとの間の明暗比が所定値以上となる状態で撮像された撮像画像を示す説明図である。 図8(A)は、主走査方向のセルの膨らみ量のみが規定量以上となる状態で撮像された撮像画像を示す説明図であり、図8(B)は、主走査方向及び副走査方向ともにセルの膨らみ量が規定値未満となる状態で撮像された撮像画像を示す説明図である。 図9(A)は、主走査方向及び副走査方向ともにセルの膨らみ量が規定量以上となる状態で撮像された撮像画像を示す説明図であり、図9(B)は、主走査方向及び副走査方向ともにセルの膨らみ量が規定値未満となる状態で撮像された撮像画像を示す説明図である。 図10(A)は、一部のセルが損傷している状態で撮像された撮像画像を示す説明図であり、図10(B)は、セルの損傷が改善された状態で撮像された撮像画像を示す説明図である。 第2実施形態において検証装置にて行われる検証処理の流れを例示するフローチャートである。 第2実施形態において印字装置にて行われる印字処理の流れを例示するフローチャートである。 図13(A)は、歪むように印字された情報コードを撮像した撮像画像を示す説明図であり、図13(B)は、歪み補正情報に応じて補正された元コード形状を示す説明図であり、図13(C)は、情報コードの歪みが改善された状態で撮像された撮像画像を示す説明図である。 印字パラメータとその印字パラメータによる影響度との関係を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る情報コードの印字品質改善システムについて、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る情報コードの印字品質改善システム(以下、印字品質改善システム10ともいう)は、ワークWに印字される情報コードCの印字品質を改善するためのシステムである。この印字品質改善システム10は、ワークWに関する製造工程中に配置されて、ワークWに印字される情報コードCの印字品質を検証し、その印字品質が不良(規定レベル未満)であると、その検証結果をフィードバックしてそのワークWに適した印字パラメータを選択し直すことで情報コードCの印字品質を改善する。そして、印字品質が良好(規定レベル以上)になると、その選択された印字パラメータを量産用の印字パラメータに設定する。
本実施形態では、ワークWは、情報コードCを付すべき製品そのものであって、樹脂や金属などの様々な材料、平板状や傾斜面状など様々な形状のものが想定される。また、ワークWに印字される情報コードCは、例えば、QRコードであって、所定の情報が記録されるように、複数の正方形状のセルが明色系セルと暗色系セルとに区別されて配列されるようにして形成される。このため、ワークWにおいてQRコードが設けられる領域(以下、コード領域ともいう)のうち、明色系セル及び暗色系セルのいずれか一方に相当する部分(以下、加工対象セルともいう)に対して所定の印字加工が施されることで、複数の明色系セル及び暗色系セルからなるQRコードがワークWに印字される。
印字品質改善システム10は、図1に示すように、ワークWに情報コードCを印字する印字装置20と、この印字装置20によりワークWに印字された情報コードCを検証する検証装置30と、ワークWを搬送する搬送装置40とを備えるように構成されている。
印字装置20は、搬送装置40により所定の印字位置に搬送されたワークWに情報コードCを印字する所定の印字加工を施すための装置であって、本実施形態では、パルスレーザ光を用いて情報コードCを印字するレーザマーキング装置として構成されている。この印字装置20は、図2に示すように、主に、制御部21、レーザ発振器22、レーザ照射部23、入力部24、記憶部25、表示部26、通信部27を備えている。レーザ発振器22は、パルスレーザ光Lを発振して出射するレーザ光源として機能するもので、本実施形態では、例えば、YAGなどのマーキング用レーザが採用されている。なお、ファイバーなどの固体レーザに限らず、気体レーザまたは液体レーザが用いられていてもよい。
レーザ照射部23は、レーザ発振器22から出射されたパルスレーザ光Lを所定方向へ反射するスキャナ(ガルバノスキャナ等)と、このスキャナにより反射されたパルスレーザ光LをワークWの所定位置に集光させるレンズとを備えている。
制御部21は、印字装置20全体を制御可能なマイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなり、パルスレーザ光Lの照射位置や発振周波数、レーザ出力(パワー)等を調整してレーザ発振器22及びレーザ照射部23等を制御することで、ラスタ方式により印字処理を行うように機能する。なお、レーザ発振器22及びレーザ照射部23は、「印字部」の一例に相当し、レーザ発振器22及びレーザ照射部23を制御する制御部21は、「印字制御部」の一例に相当し得る。
入力部24は、ワークWの材質及び情報コードCに記録する情報やそのコードサイズ、仕上げ等の情報(以下、印字情報ともいう)を印字装置20に入力するため入力手段であって、キーボード、マウス、その他の入力装置を備えるように構成されている。入力部24により情報コードCに記録する情報が入力されると、制御部21によりこの情報等が記録されるように情報コードCがQRコード等として生成されて、当該情報コードCを構成するセルのセル数や各セルの配列が決まる。
記憶部25は、ROM、RAM、HDD等からなる記憶装置であって、レーザ発振器22及びレーザ照射部23等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が制御部21により実行可能に予め格納されている。また、記憶部25には、入力された印字情報に基づいて、その情報コードCを最初に印字する際に選択される印字パラメータに関する情報が、初期パラメータ情報として予め記憶されている。
具体的には、本実施形態では、入力された印字情報として、例えば、ワークWの材質、コードサイズ、セル数及び仕上げに基づいて、パルスレーザ光Lの発振周波数、レーザ出力、パルス間隔、パルス幅、スキャンスピード、第1繰り返し回数、第2繰り返し回数、強調係数及び輪郭増減係数について、初期パラメータ情報として一義的に選択されるように、記憶部25にてデータベースが構築されている。
例えば、入力部24により入力される印字情報から、ワークWの材質が樹脂であり、コードサイズが5mm角、記録する文字数が15文字であることからセル数が21×21セル、仕上げが白色仕上げであると設定されると、初期パラメータ情報として、例えば、発振周波数が20kHz、レーザ出力が10%、パルス間隔が20μm、パルス幅が6ns、スキャンスピードが1000mm/s、第1繰り返し回数が1回、第2繰り返し回数が1回、強調係数がレベル2、輪郭増減係数が1として一義的に選択されるように、記憶部25のデータベースから抽出される。
ここで、第1繰り返し回数は、ワークWに対して同じ位置にパルスレーザ光Lを照射する回数を示し、第2繰り返し回数は、第1繰り返し回数にて全ての加工対象セルに対してパルスレーザ光Lを照射し終えた後、既にパルスレーザ光Lを照射した位置に対して改めてパルスレーザ光Lを照射する際の回数を示す。また、強調係数は、ワークW用の最適に決めたレーザ出力に対し、始端部分のレーザ出力を補正する比を示し、そのレベル数によって変化させる。例えば、レベル1であれば最適に決めたレーザ出力と同等とし、レベル2であれば最適に決めたレーザ出力に対して10%アップさせ、レベル3であれば最適に決めたレーザ出力に対して20%アップさせる。
表示部26は、公知の液晶ディスプレイ(LCD)等によって構成されており、制御部21による制御に応じて表示内容が制御されるようになっている。通信部27は、LAN等の所定のネットワークを介して通信を行う公知の通信インタフェースとして構成されており、制御部21と協働して検証装置30等の外部機器と通信を行うように機能する。
このように構成される印字装置20では、制御部21にてなされる印字処理において、入力部24により入力された印字情報に応じた情報コードCをワークWに印字し、印字すべき情報コードCの形状に関する情報やワークWに対する情報コードCの位置(コード領域)や向きを含めた情報を、コード情報として検証装置30に送信する。そして、コード情報を利用した情報コードCの検証結果に基づいて当該情報コードCの印字品質を改善するように生成された改善情報が検証装置30からフィードバックされると、その改善情報に応じて印字パラメータが変更され、その変更した印字パラメータに基づいて次のワークWに情報コードCが印字される。具体的な印字処理の流れについては後述する。
検証装置30は、搬送装置40により所定の検証位置に搬送されたワークWに印字されている情報コードCを撮像して検証する装置であって、本実施形態では、ワークWに印字された情報コードCを光学的に読み取る読取装置としても機能する。この検証装置30は、図3(A)に示すように、主に、制御部31、読取部32、記憶部33、操作部34、表示部35、通信部36を備えている。
読取部32は、図3(B)に示すように、CCDエリアセンサからなる受光センサ32c、結像レンズ32b、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部32aなどを備えた構成をなしており、制御部31と協働してワークWに印字された情報コードCを撮像して読み取るように機能する。
この読取部32によって読み取りを行う場合、まず、制御部31によって指令を受けた照明部32aから照明光Lfが出射され、この照明光Lfが読取口(図示略)を通ってワークWに照射される。そして、照明光Lfが情報コードCにて反射した反射光Lrは読取口を通って装置内に取り込まれ、結像レンズ32bにて集光されて受光センサ32cにて受光される。読取口と受光センサ32cとの間に配される結像レンズ32bは、情報コードCの像を受光センサ32cの受光面上に結像させる構成をなしており、受光センサ32cはこの情報コードCの像に応じた受光信号を出力する。受光センサ32cから出力された受光信号は、画像データとして記憶部33に記憶され、情報コードCに含まれる情報を取得するためのデコード処理や情報コードCを検証する検証処理に用いられるようになっている。なお、読取部32には、受光センサ32cからの信号を増幅する増幅回路や、その増幅された信号をデジタル信号に変換するAD変換回路等が設けられているがこれらの回路については図示を省略している。なお、読取部32は、「撮像部」の一例に相当し得る。
制御部31は、検証装置30全体を制御可能なマイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなり、読取部32を制御することで、撮像した情報コードCに記録される情報を取得するためのデコード処理や撮像画像から情報コードCを検証する検証処理を行う検証部として機能する。
本実施形態における検証処理では、読取部32により撮像された情報コードCの印字状態を、印字装置20から受信したコード情報を利用して検証する。本実施形態では、受信したコード情報から特定されるコード領域に各セルを分離可能に情報コードが印字されているか否かを検証し、各セルを分離可能に情報コードが印字されていると判断されると、その情報コードの読取成功率等に基づいて印字品質判定を行い、この判定結果が良好である場合に、良品情報を印字装置20に送信する。
一方、上記印字品質判定における判定結果が不良である場合に、セルの明暗比やセルの形状等の各検証項目について検証する。そして、この検証結果に基づいて変更すべき印字パラメータに関する情報等を、印字品質を改善するための改善情報として生成して、印字装置20に送信してフィードバックする。具体的な検証処理の流れについては後述する。
記憶部33は、ROM、RAM、HDD等からなる記憶装置であって、読取部32等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が制御部31により実行可能に予め格納されている。また、記憶部33には、上記検証処理での検証結果に基づいて改善情報を生成するための各印字パラメータに関する情報が予めデータベース化されて記憶されている。
操作部34は、各種キーやタッチパネル等により構成されており、制御部31に対して当該操作部34の操作に応じた情報を入力するように機能する。表示部35は、公知の液晶ディスプレイ(LCD)等によって構成されており、制御部31による制御に応じて表示内容が制御されるようになっている。通信部36は、LAN等の所定のネットワークを介して通信を行う公知の通信インタフェースとして構成されており、制御部31と協働して印字装置20等の外部機器と通信を行うように機能する。
次に、印字装置20によりワークWに印字された情報コードCを検証装置30にて検証し、この検証結果に応じて生成される改善情報に基づいて印字装置20での印字パラメータを変更することで情報コードCの印字品質を改善する際に、印字装置20にてなされる印字処理と検証装置30にてなされる検証処理とについて、それぞれ図面を参照して詳述する。
まず、印字装置20の制御部21にてなされる印字処理について、図4のフローチャートを参照して詳述する。
搬送装置40によりワークWが所定の印字位置まで搬送されると、制御部21により印字処理が開始されて、図4のステップS101に示す印字情報入力処理がなされる。この処理では、作業者等による入力部24に対する入力操作等に応じて、ワークWの材質及び情報コードCに記録する情報やそのコードサイズ、仕上げ等が、印字情報として印字装置20に入力される。また、ワークWに対して情報コードCを印字する領域(コード領域)に関する情報も合わせて印字装置20に入力される。
続いて、ステップS103に示す印字パラメータ抽出処理がなされ、入力された印字情報に応じて印字すべき情報コードCが生成されるとともに、当該印字情報に応じて選択される初期パラメータ情報が記憶部25のデータベースから抽出される。具体的には、印字情報に応じてワークWの材質、コードサイズ、セル数、仕上げが設定されると、これらの印字条件に基づいて、発振周波数、レーザ出力、パルス間隔、パルス幅、スキャンスピード、第1繰り返し回数、第2繰り返し回数、強調係数及び輪郭増減係数の値等が、初期パラメータ情報として、記憶部25のデータベースから一義的に選択されるように抽出される。なお、上記印字パラメータ抽出処理を行う制御部21は、「抽出部」の一例に相当し得る。
このように生成された情報コードC及び選択された各印字パラメータに基づいてレーザ発振器22及びレーザ照射部23が制御され、ワークWにおけるコード領域内の各加工対象セルに向けてパルスレーザ光Lが走査するように照射されることで、ワークWのコード領域に情報コードCが印字される(S105)。そして、ステップS107に示すコード情報送信処理がなされ、印字した情報コードCに関するコード情報が通信部27を介して検証装置30に送信される。なお、通信部27は、「コード情報送信部」の一例に相当し得る。
上述のように情報コードCが印字されたワークWは、搬送装置40によって検証装置30に搬送される。そして、検証装置30から良品情報が受信されると(S109でYes)、そのワークWに適した印字パラメータが選択されているとして、この検証時の印字パラメータが量産用の印字パラメータとして決定される(S111)。そして、このように決定された量産用の印字パラメータに基づいて、検証時のワークWに対応するロット全てのワークに対して印字装置20により情報コードCがそれぞれ印字される。
一方、検証装置30から良品情報が受信されずに改善情報が受信されると(S109でNo)、そのワークWに適した印字パラメータが選択されていないとして、その改善情報に応じて前回の印字に用いた各印字パラメータの少なくとも一部が変更され(S113)、この変更された印字パラメータに基づいて、次のワークWに対して情報コードCが印字される(S105)。そして、このように情報コードCが印字されたワークWが再度検証装置30に搬送され、そのワークWに適した印字パラメータが選択されることで検証装置30から良品情報が受信されるまで、改善情報に応じて変更された印字パラメータに基づいて情報コードCを印字して検証装置30に搬送する処理が繰り返される。
次に、検証装置30の制御部31にてなされる検証処理について、図5のフローチャートを参照して詳述する。
搬送装置40により情報コードCが印字されたワークWが所定の検証位置まで搬送されると、制御部31により検証処理が開始されて、図5のステップS201に示すコード情報受信処理がなされ、上記検証位置に位置しているワークWに印字された情報コードCに関するコード情報が、印字装置20から通信部36を介して受信される。
続いて、ステップS203に示す撮像処理がなされ、情報コードCが撮像される。続いて、ステップS205の判定処理にて、上述のように撮像した撮像画像のうち受信したコード情報から特定されるコード領域にて、複数のセルが分離可能に撮像されているか否かについて判定される。ここで、上記コード情報から特定されるコード領域にて、複数のセルが分離可能に撮像されている場合には(S205でYes)、ステップS207の判定処理にて、情報コードCの印字品質が良好であるか否かについて判定される。ここで、例えば、その情報コードCの読取成功率が所定の閾値以上であり安定して読み取れることから印字品質が規定レベル以上として良好であると判定されると(S207でYes)、良品情報が検証結果として通信部36を介して印字装置20に送信される(S209)。なお、情報コードCの印字品質が良好であるか否かについての判定は、その情報コードCの読取成功率に基づいて行われることに限らず、例えば、読取成功率だけでなく、印字装置20から受信したコード情報を利用して、各セル自体の形状(軸非均一性,グリッド非均一性,プリント伸縮(水平),プリント伸縮(垂直)等)やその損傷の有無、そのワークWの材質等に応じた他の判定条件を加えるようにして行われてもよい。また、良品情報を検証結果として送信する制御部31及び通信部36は、「検証結果送信部」の一例に相当し得る。
一方、上記コード情報から特定されるコード領域にて、複数のセルが分離可能に撮像されていないと判定されると(S205でNo)、ステップS211の判定処理にて、コード領域とその周囲の領域との間に濃淡があるか否かについて判定される。
ここで、図6(A)に例示するように、コード領域Caとその周囲の領域との間に濃淡がないように撮像されている場合には(S211でNo)、レーザ出力が不足しているとして、レーザ出力を所定値増加させるための情報が改善情報として生成される(S213)。一方、図6(B)に例示するように、コード領域Caが濃淡により1つの矩形となるように撮像されている場合には(S211でYes)、レーザ出力が過剰であるとして、レーザ出力を所定値減少させるための情報が改善情報として生成される(S215)。そして、このように生成された改善情報は、検証結果として通信部36を介して印字装置20に送信される(S227)。なお、所定数のワークWについて、コード領域Caとその周囲の領域との間に濃淡がないとして上記ステップS211の判定処理にてNoとの判定が繰り返される場合には、印字装置20に対してエラー報知等を行ってもよい。また、ステップS213,S215及び後述するステップS219,S223,S225の処理を行う制御部31は、「改善情報生成部」の一例に相当し得る。また、改善情報を検証結果として送信する制御部31及び通信部36は、「検証結果送信部」の一例に相当し得る。
また、上記ステップS207の判定処理にて、印字品質が良好でないと判定されると(S207でNo)、ステップS217の判定処理にて、コード領域内の明色系セルと暗色系セルとの間の明暗比がワークWの材料等によって設定される所定値以上であるか否かについて判定される。ここで、図7(A)に例示するように撮像されていることから、明色系セルと暗色系セルとの間の明暗比が上記所定値未満であると判定されると(S217でNo)、コントラスト不足であるとして、発振周波数を所定値上げるための情報が改善情報として生成されて(S219)、検証結果として通信部36を介して印字装置20に送信される(S227)。
この改善情報の送信に応じて、印字装置20により、次のワークWに対して発振周波数を上げた状態で情報コードCが印字され、そのワークWに適した発振周波数が選択されており他の印字パラメータについても適したものが選択されていることから、図7(B)に例示するように、明暗比が上記所定値以上となるように情報コードCが撮像されると、印字品質が良好であると判定されて(S207でYes)、良品情報が通信部36を介して印字装置20に送信される(S209)。
ここで、ワークWの材質が樹脂である場合、コントラスト不足を解消するために、レーザ出力を上げるとワークW自体が溶け出す傾向であり、パルス間隔、発振周波数を上げると印字部分の色味が変わる傾向であるため、本実施形態では、明暗比を上げるために発振周波数を所定値上げる方法が採用されている。なお、発振周波数を上げ過ぎても明暗比が下がる傾向になるため、ワークの材質に応じて、その調整範囲を印画特性、発色傾向等のデータベースにより決定することもできる。また、周波数調整で十分に改善できない場合には、第2の改善方法として、レーザ出力(パワー)やパルス幅を調整するように改善情報を生成してもよい。さらに、樹脂ではパルス幅の初期値が最小値に設定される場合に、悪くなる傾向にしか振れられないので、第3の改善方法として、スキャンスピードを調整するように改善情報を生成してもよい。すなわち、使用する材料により、出力調整のパラメータの範囲及びどの順に調整したら効果が最良か、印画特性、発色傾向をデータベース化して調整範囲及び調整順を決定することもできる。なお、1セルを形成するドット数(1セルのドット数=1セルの長さ/パルス間隔)に余裕があれば、パルス間隔も調整パラメータに加えることもできる。
一方、上述のように発振周波数を所定値上げることで明暗比が上記所定値以上となっても、印字品質が良好でないと判定される場合には(S207でNo,S217でYes)、主走査方向及び副走査方向それぞれでのセルの膨らみ量が規定量を超えているか、主走査方向のセルの膨らみ量のみが規定量を超えている等のために、印字品質が良好でないとの判定がなされていると推定される。なお、主走査方向及び副走査方向は、コード情報に含まれる情報コードの向きから容易に把握することができる。
このため、ステップS221の判定処理にて、主走査方向のセルの膨らみ量のみが規定量以上となっているか否かについて判定される。ここで、図8(A)に例示するように撮像されていることから、主走査方向(図8の左右方向)のセルの膨らみ量のみが規定量を超え副走査方向(図8の上下方向)のセルの膨らみ量が規定量以下であると判定されると(S221でYes)、主走査方向のセルの膨らみ量を小さく調整するため、強調係数を下げるための情報が改善情報として生成されて(S223)、検証結果として通信部36を介して印字装置20に送信される(S227)。
この改善情報の送信に応じて、印字装置20により、次のワークWに対して強調係数を下げた状態で情報コードCが印字され、そのワークWに適した強調係数が選択されたことから、図8(B)に例示するように、主走査方向及び副走査方向ともにセルの膨らみ量が規定値以下となるように情報コードCが撮像されると、印字品質が良好であると判定されて(S207でYes)、良品情報が通信部36を介して印字装置20に送信される(S209)。
また、図9(A)に例示するように撮像されていることから、主走査方向及び副走査方向ともにセルの膨らみ量が規定量を超えると判定されると(S221でNo)、同一にすべき明色系セルと暗色系セルとの大きさが異なっているとして、各セルの形状を改善するため、輪郭増減係数を調整するための情報(加工対象セルの外形を相似的に小さくするための情報)が改善情報として生成されて(S225)、検証結果として通信部36を介して印字装置20に送信される(S227)。
ここで、レーザ出力の調整で加工対象セルのセルサイズを改善できるが、このレーザ出力の調整を行うと、ワークWによっては色味が変わったり、明暗比が上記所定値未満となる場合がある。このため、明暗比が上記所定値以上となる状態を維持しつつ、明色系セルと暗色系セルとの大きさが等しくなるように、加工対象セルの輪郭のドット数を減らすように輪郭増減係数を変更する。この輪郭増減係数は、コード情報から特定される大きさ(太さ)と実際に撮像した撮像画像から特定される大きさ(太さ)との差分に基づいて算出することができる。
この改善情報の送信に応じて、印字装置20により、次のワークWに対して輪郭増減係数を調整した状態で情報コードCが印字され、そのワークWに適した輪郭増減係数が選択されたことから、図9(B)に例示するように、主走査方向及び副走査方向ともにセルの膨らみ量が規定値以下となるように情報コードCが撮像されると、印字品質が良好であると判定されて(S207でYes)、良品情報が通信部36を介して印字装置20に送信される(S209)。
なお、上記検証処理では、ワークWの材質が金属である場合、明暗比が上記所定値以上と判定された後(S217でYes)、セルの形状を確認して、図10(A)に例示するように、一部のセル(例えば、固定パターン、形式情報、型番情報等を示すためのセルの一部)が損傷しているように撮像されている場合には、発振周波数を所定値上げるための情報が改善情報として生成されてもよい。この改善情報の送信に応じて、印字装置20により、次のワークWに対して発振周波数を上げた状態で情報コードCが印字され、そのワークWに適した発振周波数が選択されたことから、図10(B)に例示するように、各セルの損傷が抑制された状態で情報コードCが撮像されると、印字品質が良好であると判定されて(S207でYes)、良品情報が通信部36を介して印字装置20に送信される(S209)。
ここで、ワークWの材質が金属であることから金属剥離を利用する場合、セルの形状を改善させるために、発振周波数を上げすぎると明暗比が下がる傾向であり、パルス幅が短いと剥離出来ない傾向であり、レーザ出力を下げると剥離出来ない傾向であって上げすぎると色味が変わる傾向であるため、本実施形態では、セルの形状を改善させるために発振周波数を所定値上げる方法が採用されている。なお、発振周波数を上げ過ぎても明暗比が下がる傾向になるため、ワークの材質に応じて、その調整範囲を印画特性、発色傾向等のデータベースにより決定することもできる。また、周波数調整で十分に改善できない場合には、第2の改善方法として、レーザ出力を調整するように改善情報を生成してもよい。この第2の改善方法でも十分に改善できない場合に、第3の改善方法として、パルス幅を調整するように改善情報を生成してもよく、この第3の改善方法でも十分に改善できない場合に、第4の改善方法として、スキャンスピードを調整するように改善情報を生成してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る印字品質改善システム10では、印字装置20において、入力部24により印字情報が入力されると、当該印字情報から選択される初期パラメータ情報が記憶部25から抽出され、入力部24により入力された印字情報及び記憶部25から抽出された初期パラメータ情報に基づいて、ワークWに情報コードCを印字させるようにレーザ発振器22及びレーザ照射部23が制御部21により制御される。また、印字すべき情報コードCの形状に関する情報を含めたコード情報が通信部27により検証装置30に送信される。そして、検証装置30では、読取部32により撮像された情報コードCの印字状態が印字装置20から受信したコード情報を利用して検証処理により検証され、この検証処理による検証結果に基づいて印字品質を改善するための改善情報が生成されると、この改善情報を含めるように検証結果が通信部36により印字装置20に送信される。そして、印字処理では、検証装置30から改善情報が受信されると、前回の印字に用いた各印字パラメータの少なくとも一部が改善情報に応じて変更されて、次のワークWに情報コードCを印字させるようにレーザ発振器22及びレーザ照射部23が制御される。
これにより、印字装置20では、検証装置30から改善情報を受信すると、その改善情報に応じて変更された印字パラメータを用いて次のワークWに情報コードCが印字されるため、前回のワークWに印字された情報コードCよりもその印字品質を高めるように改善することができる。特に、改善情報は、コード情報を利用した検証処理による検証結果に基づいて生成されるため、コード情報を利用することなく単に撮像した情報コードCの印字状態を確認するような検証と比較して、印字されるべき情報コードCの形状等を把握した上で検証できるので、その検証精度を向上させることができる。したがって、適切に生成された改善情報に応じて各印字パラメータの少なくとも一部を変更できるので、安定して読み取り可能な情報コードCを印字するための印字パラメータをワークWに応じて選択可能な印字品質改善システムを実現することができる。
特に、コード情報には、ワークWに対する情報コードCの位置に関する情報が含まれるため、検証処理で部は、読取部32により情報コードCが撮像された撮像画像においてどの位置に情報コードCが位置しているか容易に把握できるので、検証処理による検証精度を高めることができる。特に、最初に選択された印字パラメータが適していなかったために情報コードCを構成する各セルが撮像画像にて分離可能に印字されていない場合でも、その情報コードCを印字すべき場所を把握できるため、各セルが分離可能に印字されていないことを確実に検証することができる。
さらに、コード情報には、ワークWに対する情報コードCの位置に加えて当該情報コードCの向きに関する情報が含まれるため、検証部は、撮像部により情報コードが撮像された撮像画像においてどの位置に情報コードCが位置しているかだけでなくその情報コードCの向きも容易に把握できるので、主走査方向等を容易に把握でき、検証処理による検証精度をさらに高めることができる。
[第2実施形態]
次に、本第2実施形態に係る印字品質改善システムについて、図面を参照して説明する。
本第2実施形態では、検証結果に応じて印字の基準となる情報コードの外形形状(以下、元コード形状ともいう)を歪ませる点が、上記第1実施形態と主に異なる。したがって、第1実施形態の印字品質改善システムと実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
ワークWの傾斜面に情報コードCを印字する場合など、ワークWの形状等によっては、例えば、方形状に印字されるべき情報コードCの外形形状について他側の外縁よりも一側の外縁の方が短くなるように歪んで印字されてしまう場合がある。このような場合には、印字の基準となる元コード形状について他側の外縁よりも一側の外縁の方を相対的に長くして印字指示すれば、ワークWに印字された情報コードCの外形形状について他側の外縁と一側の外縁との長さの差が小さくなる情報コードCがワークWに印字されるため、その歪みを小さくすることができる。また、例えば、台形状や平行四辺形状に歪んで印字されてしまう場合でも、その歪に応じて元コード形状を補正することで、ワークWに印字される情報コードCの歪みを小さくすることができる。
そこで、本実施形態では、印字された情報コードCの外形形状について歪んでいるとの検証結果が検証される場合には、その歪みに応じて元コード形状自体を歪ませるための歪み補正情報を改善情報に含めて印字装置20に送信する。
以下、本実施形態において検証装置30にてなされる検証処理と印字装置20にてなされる印字処理とについて、それぞれ図面を参照して詳述する。
まず、検証装置30の制御部31にてなされる検証処理について、図11のフローチャートを参照して詳述する。
ワークWに印字された情報コードCの複数のセルが分離可能に撮像されており(図11のS205でYes)、印字品質が良好でないと判定され(S207でNo)、かつ、明色系セルと暗色系セルとの間の明暗比が上記所定値以上であると判定されると(S217でYes)、ステップS229の判定処理にて、情報コードCの外形形状に歪みが生じているか否かについて判定される。
ここで、例えば、図13(A)に例示するように、情報コードCの上縁Cbよりも下縁Ccの方が短くなり、その縁の比(上縁Cbの長さ/下縁Ccの長さ)が所定値以上となると、情報コードCの外形形状に歪が生じていると判定される(S229でYes)。この場合には、印字された情報コードCの外形形状の歪みを抑制するように、上記縁の比に応じて元コード形状を歪ませるための歪み補正情報が改善情報として生成されて(S231)、印字装置20に送信される(S227)。
ここで、上記歪み補正情報は、元コード形状にてワークWに印字した情報コードCが指定の形状になるように、元コード形状を歪ませる係数であり、具体的には、情報コードCの頂点の座標4点から指定の形状(例えば、5mm角の正方形)になるように画像処理(アフィン変換、射影変換等)で変換できる係数として求めることができる。
次に、印字装置20の制御部21にてなされる印字処理について、図12のフローチャートを参照して詳述する。
情報コードCを、補正前の方形状の元コード形状に応じて、ワークWに印字して(図12のS105)、そのコード情報が検証装置30に送信されるとともに(S107)、そのワークWが搬送装置40により検証装置30に搬送された後、上述のように歪み補正情報が含まれる改善情報が検証装置30から受信されると(S109でNo,S115でYes)、ステップS117に示す元コード形状補正処理がなされる。
この処理では、受信した歪み補正情報に基づいて元コード形状が補正される。例えば、図13(A)に例示する情報コードCに基づいて歪み補正情報が生成された場合、この歪み補正情報に基づいて、元コード形状は、図13(B)に例示するように、上縁Cbよりも下縁Ccの方が長くなるように補正される。
そして、このように補正された元コード形状に応じて、再度、情報コードCがワークWに印字される(S105)。この場合には、上述のように元コード形状が補正されているため、情報コードCは、図13(C)に例示するように、上縁Cbと下縁Ccとの長さがほぼ等しくなるように歪みが抑制されて、方形状となるようにワークWに印字される。
このように、本実施形態では、検証装置30の検証処理において、情報コードの外形形状について、例えば、他側の外縁よりも一側の外縁の方が短くなりその縁の比が所定値以上になるとのように、外形形状が歪んでいるとの検証結果が検証される場合には、その歪みに応じて元コード形状を歪ませるための歪み補正情報を改善情報に含めて印字装置20に送信する。これにより、印字装置20にて、その歪み補正情報に基づいて補正された元コード形状を規準にレーザ発振器22及びレーザ照射部23が制御されることで、ワークWに印字される情報コードCの歪みを修正することができる。
なお、本発明は上記各実施形態等に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)上記検証処理において、印字品質が良好でないと判定された場合(S207でNo)、上述のように、セルの明暗比やセルの膨らみ量、外形形状の歪みに応じて改善情報を生成することに限らず、他の印字条件等を考慮して改善情報を生成してもよい。その際、例えば、レーザ出力調整は、ワークWの材質に応じて調整に使う印字パラメータの優先順位を決めることができるが、印字条件として、印字時間が決まっている(印字速度優先)場合は、印字パラメータの印字速度に関する印字パラメータ(スキャンスピード、パルス間隔)は固定し、他の印字パラメータで調整を行うこともできる。例えば、ワークWが金属である場合、通常のパラメータの優先順位は、発振周波数、レーザ出力(パワー)、パルス幅、スキャンスピード、パルス間隔の順となるように印字パラメータで調整し、印字速度優先の場合は、優先順位が、スキャンスピード及びパルス間隔の固定を前提に、発振周波数、レーザ出力(パワー)、パルス幅の順となるように印字パラメータで調整することもできる。
(2)また、ワークWの各材料に関して各印字パラメータの影響度を予めデータベース化しておき、例えば、ある材料において各印字パラメータが、図14に例示する順で影響度があるとすると、一番効果がある順に出力調整の順番を決めるようにしてもよい。この場合でも、時間優先等の指定がされた場合は、時間に関する印字パラメータを先に決定してから、他の印字パラメータの調整を行うことができる。
(3)ワークWに情報コードCを印字する印字加工には、パルスレーザ光Lを走査させて印字する方法が採用されることに限らず、印刷加工等、他の加工方法が採用されてもよい。この場合には、その加工方法に応じた印字パラメータに関して検証結果に基づく改善情報を生成することができる。
10…印字品質改善システム
20…印字装置
21…制御部(抽出部,印字制御部)
22…レーザ発振器(印字部)
23…レーザ照射部(印字部)
24…入力部
25…記憶部
27…通信部(コード情報送信部)
30…検証装置
31…制御部(検証部,改善情報生成部)
32…読取部(撮像部)
36…通信部(検証結果送信部)
C…情報コード
W…ワーク

Claims (7)

  1. ワークに情報コードを印字する印字部を有する印字装置と、
    前記印字装置により前記ワークに印字された前記情報コードを検証する検証装置と、
    を備え、前記印字装置により印字される前記情報コードの印字品質を改善する情報コードの印字品質改善システムであって、
    前記印字装置は、
    印字すべき情報コードに関する情報及び当該情報コードが印字されるワークに関する情報を含めた印字情報が入力される入力部と、
    前記印字情報から一義的に選択される情報であって、前記印字部により前記情報コードを印字するための各印字パラメータに関する情報が初期パラメータ情報として記憶される記憶部と、
    前記入力部により前記印字情報が入力されると、当該印字情報から選択される前記初期パラメータ情報を前記記憶部から抽出する抽出部と、
    前記入力部により入力された前記印字情報及び前記抽出部により抽出された前記初期パラメータ情報に基づいて、前記ワークに前記情報コードを印字させるように前記印字部を制御する印字制御部と、
    前記入力部により入力された前記印字情報から特定される前記印字すべき情報コードの形状に関する情報を含めたコード情報を前記検証装置に送信するコード情報送信部と、
    を備え、
    前記検証装置は、
    前記印字装置により前記ワークに印字された前記情報コードを撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された前記情報コードの印字状態を前記印字装置から受信した前記コード情報を利用して検証する検証部と、
    前記検証部による検証結果に基づいて前記印字品質を改善するための改善情報を生成する改善情報生成部と、
    前記改善情報生成部により生成された前記改善情報を含めるように前記検証部による検証結果の少なくとも一部を前記印字装置に送信する検証結果送信部と、
    を備え、
    前記印字制御部は、前記検証装置から前記改善情報を受信すると、前回の印字に用いた各印字パラメータの少なくとも一部を前記改善情報に応じて変更して、次のワークに前記情報コードを印字させるように前記印字部を制御することを特徴とする情報コードの印字品質改善システム。
  2. 前記改善情報には、前記印字情報から特定される情報コードの外形形状を歪ませるための歪み補正情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報コードの印字品質改善システム。
  3. 前記コード情報には、前記ワークに対する前記情報コードの位置に関する情報が含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報コードの印字品質改善システム。
  4. 前記コード情報には、前記ワークに対する前記情報コードの位置に加えて当該情報コードの向きに関する情報が含まれることを特徴とする請求項3に記載の情報コードの印字品質改善システム。
  5. 前記ワークの材質は、樹脂であって、
    前記印字部は、所定の発振周波数にてパルスレーザ光を走査させて前記ワークに照射することで当該ワークに前記情報コードを印字し、
    前記改善情報生成部は、前記検証結果が、前記情報コードを構成する複数の明色系セルと暗色系セルとの明暗比が所定値未満となる状態を示していると、前記所定の発振周波数を上げるように前記改善情報を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報コードの印字品質改善システム。
  6. 前記ワークの材質は、樹脂であって、
    前記印字部は、所定の発振周波数にてパルスレーザ光を走査させて前記ワークに照射することで、当該ワークに前記情報コードを印字し、
    前記改善情報生成部は、前記検証結果が、主走査方向のセルの膨らみ量のみが規定量を超え副走査方向のセルの膨らみ量が前記規定量以下となる状態を示していると、主走査方向における始端部分の当該始端部分よりも後端側の部分に対するレーザ出力の比を示す強調係数を下げるように前記改善情報を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報コードの印字品質改善システム。
  7. 前記ワークの材質は、樹脂であって、
    前記印字部は、所定の発振周波数にてパルスレーザ光を走査させて、前記情報コードを構成する複数の明色系セル及び暗色系セルのうちの一方の加工対象セルに照射することで、前記ワークに前記情報コードを印字し、
    前記改善情報生成部は、前記検証結果が、主走査方向のセルの膨らみ量及び副走査方向のセルの膨らみ量が規定量を超える状態を示していると、前記加工対象セルの輪郭を小さくするように前記改善情報を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報コードの印字品質改善システム。
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