JP2009058730A - 画像形成装置および画像の光沢度調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】種々の光沢度に調整することが可能であり、また、空間的、時間的に細かな光沢度調整が可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー像に光を照射することにより、トナー像の表面に凹凸を形成して画像の光沢度を調整する。
【選択図】図6
【解決手段】トナー像に光を照射することにより、トナー像の表面に凹凸を形成して画像の光沢度を調整する。
【選択図】図6
Description
本発明は、画像形成装置及び画像の光沢度調整方法に関し、主として、電子写真方式により形成されたトナー像に対して所望の光沢度を付与することができる画像形成装置及び画像の光沢度調整方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、近年、様々な分野に使用されるようになってきている。
即ち、従来のオフィス用途の他に、カラー写真を複写、印刷するカラー画像形成装置としての利用分野、印刷物を大量に作成する印刷分野等に電子写真方式の画像形成装置の用途が広がっている。
このような用途の拡大に伴って、作成される画像に対するニーズも多様化している。
画像の光沢度に関するニーズの多様化は、このような画像形成装置の用途拡大に伴ったものの一つである。
即ち、カラー画像においては、高い光沢度を持った画像に対するニーズが高い一方、文字画像を主体とした白黒画像では、抑えた低い光沢度の画像に対するニーズが高い。
このようなニーズに対応するために、特許文献1〜3のような技術開発が行われている。
特許文献1:光沢度を検知し、検知結果に基づいて定着装置の加熱ローラの温度を制御して、光沢度を調整する。
特許文献2:
排紙部に設けられた排出回転体の切り替えにより光沢度を調整する。
排紙部に設けられた排出回転体の切り替えにより光沢度を調整する。
特許文献3:定着後の記録紙を冷却する送風手段を制御することにより、画像の光沢度を調整する。
特開2002−214964号公報
特開2004−198482号公報
特開2006−98461号公報
従来の光沢度調整手段では、調整できる範囲が限られているとともに、時間的、空間的に細かな調整が困難であるという問題がある。
即ち、特許文献1のように、定着温度による調整では調整できる範囲が狭く、広い範囲の調整を行った場合、定着過剰や定着不足が発生する。
また、1ページの記録紙材の中で異なった光沢度に仕上げることは不可能である。
特許文献2、3の方法も同様に調整範囲が限られ、1ページの記録紙材の中で異なった光沢度に仕上げることは不可能である。
また、特許文献3の方法では、調整の精度が低く、所望の光沢度に仕上がらないことが少なくない。
本発明は、画像の光沢度調整に関する従来技術における前記のような問題を解決し、光沢度に関する幅広いニーズに応えることが可能な光沢度調整手段を持った画像形成装置及び画像の光沢度調整方法を提供することを目的とする。
上記の目的は、下記に記載する発明により達成される。
1.
記録材上にトナー像を形成する画像形成部及び記録材上にトナー像を定着する定着装置を有する画像形成装置において、前記定着装置により定着されたトナー像を担持する記録材に光を照射してトナー像の光沢度を調整する光沢度調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。
2.
前記光沢度調整手段は、光照射用光源としてレーザ発信装置を有することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.
前記光沢度調整手段は、二次元的に不均一な光ビームで照射を行うことを特徴とする前記1又は前記2に記載の画像形成装置。
4.
前記光沢度調整手段は、照射エネルギー、照射強度、照射時間、光入射角度及び照射パターンの少なくとも一つを制御することにより前記光沢度を調整することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
5.
前記光沢度調整手段は、画像形成ジョブ毎に、前記光沢度を調整することを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
6.
前記光沢度調整手段は、出力画像の1ページ毎に、前記光沢度を調整することを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
7.
前記光沢度調整手段は、出力画像の1ページ内の複数領域に対して異なる光沢度調整を行うことを特徴とする前記1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
8.
定着処理されたトナー像を担持する記録材に光を照射して、トナー像の表面に凹凸を形成し、トナー像の光沢度を調整することを特徴とする画像の光沢度調整方法。
9.
照射エネルギー、照射強度、照射時間、光入射角度及び照射パターンの少なくとも一つを変えることにより、光沢度を調整することを特徴とする前記8に記載の画像の光沢度調整方法。
1.
記録材上にトナー像を形成する画像形成部及び記録材上にトナー像を定着する定着装置を有する画像形成装置において、前記定着装置により定着されたトナー像を担持する記録材に光を照射してトナー像の光沢度を調整する光沢度調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。
2.
前記光沢度調整手段は、光照射用光源としてレーザ発信装置を有することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.
前記光沢度調整手段は、二次元的に不均一な光ビームで照射を行うことを特徴とする前記1又は前記2に記載の画像形成装置。
4.
前記光沢度調整手段は、照射エネルギー、照射強度、照射時間、光入射角度及び照射パターンの少なくとも一つを制御することにより前記光沢度を調整することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
5.
前記光沢度調整手段は、画像形成ジョブ毎に、前記光沢度を調整することを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
6.
前記光沢度調整手段は、出力画像の1ページ毎に、前記光沢度を調整することを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
7.
前記光沢度調整手段は、出力画像の1ページ内の複数領域に対して異なる光沢度調整を行うことを特徴とする前記1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
8.
定着処理されたトナー像を担持する記録材に光を照射して、トナー像の表面に凹凸を形成し、トナー像の光沢度を調整することを特徴とする画像の光沢度調整方法。
9.
照射エネルギー、照射強度、照射時間、光入射角度及び照射パターンの少なくとも一つを変えることにより、光沢度を調整することを特徴とする前記8に記載の画像の光沢度調整方法。
本発明によれば、トナー像を光照射して、トナー像の表面に凹凸を形成することにより画像を光沢度を調整するので、広い範囲に亘る光沢度の調整が可能であるとともに、空間的・時間的に細かな光沢度の調整が可能となり、例えば、1パージ内で領域毎に異なる光沢度に仕上げる等の光沢度調整が可能となり、光沢度に関する様々なニーズを満足することができる画像形成装置が実現される。
本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の正面断面図である。
画像形成装置は、画像読取部1、画像処理部2、露光装置3、画像形成部4、給紙搬送部5、定着装置6等を有している。
画像形成部4は、感光体ドラム4A、露光装置3、帯電装置4B、現像装置4C、転写装置4D、分離部材4E、クリーニング装置4F等から構成されている。
給紙搬送部5は、複数の給紙トレイ(給紙ユニット)5Aと、第1給紙手段5B、第2給紙手段5C、中間搬送部5D、排紙手段5E、裏面用給紙搬送部(ADU)5Fを備えている。
画像形成装置の上部には、入力部及び表示部からなる操作表示部8、自動原稿送り装置DFが搭載されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿は画像読取部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読み取られ、光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2におけるアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等の処理後に、露光装置3に送られる。
露光装置3は半導体レーザを光源として有し、露光装置3からの光ビームが感光体ドラム4Aに照射され、潜像が形成される。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。
第1給紙手段5Bにより給送された用紙Sは転写装置4Dにより画像が用紙Sに転写される。画像を担持した用紙Sは、定着装置6により定着処理され、排紙手段5Eから排出される。
両面画像形成においては、表面に画像が形成された用紙Sが裏面用給紙搬送部5Fに送り込まれ、表裏反転された後に再び、画像形成部4の転写部に送られ、裏面画像形成後に、排紙手段5Eにより排出される。
100は画像の光沢度を調整する光沢度調整装置である。
<光沢度調整処理>
(実施の形態1)
定着装置6においては、加熱ローラ6Aと加圧ローラ6Bとにより、用紙S上のトナー像に対して熱及び圧力を付与することによりトナーを溶融し、トナー像を用紙Sに定着する。
<光沢度調整処理>
(実施の形態1)
定着装置6においては、加熱ローラ6Aと加圧ローラ6Bとにより、用紙S上のトナー像に対して熱及び圧力を付与することによりトナーを溶融し、トナー像を用紙Sに定着する。
用紙S上のトナー像に対して熱及び圧力を加えて定着を行った場合、定着処理された画像は加熱ローラ6Aによりその表面が平坦化され、画像は光沢を持った画像に仕上がる。
特に、低温定着トナーにより形成された画像では、高い光沢度の画像が形成される傾向がある。
カラー画像においては、ある程度の光沢度を持った画像が好ましいとされるが、文書等の白黒画像では、むしろ光沢度の低い画像が好まれる。
そして、記録画像の用途やユーザの好みにより様々なレベルの光沢度を持った画像に対するニーズがある。
本発明により、このようなニーズに対応した種々の光沢度を持った画像が以下に説明する処理により得られる。
図2は画像の光沢度を調整する処理の原理を示す。
定着処理されたトナー像Tを担持する記録材Pに対して、光Lを照射する。
光LBは、トナー像Tにより吸収され、トナーを加熱し軟化させ、トナー像の表面を変形させる。
即ち、光Lにより照射された図2(a)に示すトナー像は、軟化して図2(b)に示すように表面に凹凸が形成される結果、トナー像Tの鏡面性が低下し、光沢度が低下する。
更に、図2(c)に示すように、トナー像Tをドット状等のように二次元的に強度分布が不均一な光ビームLBで照射することにより光沢度を調整することも可能である。
図2(c)に示す例では、光ビームLBが照射されたトナー像の部分が点線で示すように変形し、これにより光沢度が調整される。
このように光沢度を調整する光を発生する光源としては、トナーが吸収性を持つ波長範囲にある波長の光を発生するYAGレーザ(Yttrium、Aluminum、Garnetレーザ、発光波長1.064μm)やCO2レーザ(発光波長10.6μm)等のレーザ発振装置を用いることができる。
光を用いた光沢度調整では、次に説明するように、照射エネルギー又は照射強度を変えることにより、種々の光沢度に調整することが可能である。
(1)光源の発光強度の調整
例えば、レーザを駆動する電圧を調整して、レーザの発光強度を調整する。
(2)発光時間の調整
レーザを駆動するパルスのパルス幅を調整することにより、照射時間を調整する。
(3)露光パターンの調整
図2(c)に示すドット露光により光沢度調整を行う場合において、単位面積当たりの露光ドット数を調整することにより光沢度を調整する。
(1)光源の発光強度の調整
例えば、レーザを駆動する電圧を調整して、レーザの発光強度を調整する。
(2)発光時間の調整
レーザを駆動するパルスのパルス幅を調整することにより、照射時間を調整する。
(3)露光パターンの調整
図2(c)に示すドット露光により光沢度調整を行う場合において、単位面積当たりの露光ドット数を調整することにより光沢度を調整する。
図3は露光パターンによる光沢度調整の例を示す。
図3(a)は光沢度調整を行わない場合、即ち、単位面積当たりの露光ドット数を0(ゼロ)とした場合であり、トナー像表面を変形させないために、最も高光沢度となる。図3(b)は単位面積当たりの露光ドット数を4とした場合、図3(c)は単位面積当たりの露光ドット数を8個とした場合を、図3(d)は単位面積当たりの露光ドット数を12とした場合をそれぞれ示す。
図3(d)では変形点の数が最も多く、本実施の形態において、最も低光沢度となる。
なお、図3では、各露光ドットは画像形成における画素に等しい。即ち、光沢度調整処理においてトナー像を照射する光ビームLBが画像形成における画素に等しいドットのピッチで光照射する。
光沢度調整処理における露光ドットのピッチとしては、画素の1〜数倍程度とすることができる。
(4)照射角度の調整
図4は光沢度調整処理を行う光学系の一例を示す。
(4)照射角度の調整
図4は光沢度調整処理を行う光学系の一例を示す。
光沢度調整装置100は、レーザ発振装置からなる光源101、ポリゴンミラー102及びミラー103で構成される。
記録材PはY方向に搬送される。
光源101から出射下光ビームLBはポリゴンミラー102で反射し偏向されて、記録材Pに入射する。
ポリゴンミラー101の偏向により、光ビームLBは方向Yに直角な方向Xに記録材Pを走査し、Y方向に搬送される記録材Pの全面が光ビームLBにより走査される。
ミラー103は矢印字Zのように回転調整されて、光ビームLBの記録材Pへの入射角度は実線から点線で示すように調整される。
この入射角度の調整により、光ビームLBが記録材Pを照射する強度が変化し、その結果、光ビームLBの照射によるトナー像の温度上昇が調整されて、トナー像の光沢度が調整される。
(実施の形態2)
本発明によれば、1ページ内の領域毎に光沢度処理を変えることができる。
(実施の形態2)
本発明によれば、1ページ内の領域毎に光沢度処理を変えることができる。
1ページに文字画像の領域と写真画像の領域が混在する場合、文字画像の光沢度を低くし、写真画像の光沢度を高くすることが望まれる場合がある。
特に、カラー写真画像に文字画像が混在する場合には、写真画像の光沢度と文字画像の光沢度を異ならせることが望ましい。
本発明によれば、このようなニーズを満足させることができる。
図5に示すように1頁内に写真画領域R1及び文字画領域R2が混在する場合、写真画領域R1に対する光沢度調整処理と文字画像領域R2に対する光沢度調整処理とが別々に行われる。
例えば、高い光沢度が望まれる写真画像領域R1に対しては光沢度調整処理を行わないか、又は弱い光沢度調整処理が行われる。
低い光沢度が望まれる文字画像領域R2に対しては、強い光沢度調整処理が行われる。
光沢度調整の手段としては、前記に説明したように、光ビームの強度、照射パターン、照射時間、照射角度等がある。
図6はこのような1ページ内における領域毎の光沢度処理を行う制御系のブロック図である。
図6において、画像メモリ110は図1における画像読取部1が生成した画像データ及び外部機器から送信された画像データを記憶し、画像解析手段111は画像メモリ110から画像データを読み取って、写真画像か文字画像かを判別する。
判別の方法としては周知の方法を用いることができ、画像の濃度ヒストグラムを作成し、ヒストグラムから写真画像か文字画像かを判別する周知の方法を用いることができる。
このような判別は、1ページを複数領域に複数領域に分割し、各領域毎に行われる。
制御手段112は画像解析手段111の解析結果に基いて、光源113を制御する。
114は定着装置6の下流に設けられた記録紙センサである。
制御手段112は画像解析手段11の解析結果に基づいて、1頁内における画像領域の配置及び形状、即ち、記録紙P内における図5に示すような写真画像領域R1及び文字画像領域R2のマップを作成する。
記録紙センサ114の先端検知時間に基づいて、制御手段112は画像領域の前記マップに従って、光源113の露光タイミングを制御して光沢度調整処理を行う。
なお、図1における露光装置3の露光タイミング或いは給紙搬送部5の給紙タイミングに基づいて、光源113を制御して、光沢度調整を行うこともできる。
即ち、記録材Pが定着装置6を通過するタイミングは、露光装置3の露光開始タイミング及び給紙搬送装置が転写装置4Dに記録材Pを供給するタイミングに対して所定時間後になるという一定の関係にある。
従って、制御手段112は露光装置3の露光開始タイミング又は給紙搬送部5による転写装置4Dへの給紙タイミングに基づいて、光源113を制御することにより1ページ内の所定領域に対して所定の光沢度調整を行うことができる。
更に別の方法として、画像データに光沢度調整の情報を含ませる方法がある。
画像データには、写真画像領域の画像データや文字画像領域の画像データ毎に異なる光沢度調整を指示する情報を含ませることができる。
制御手段は、この情報に基づいて光源113を制御し、情報に従った光沢度調整が行われる。
更に他の方法として、操作表示部8からユーザが光沢度調整を指定するようにすることもできる。
操作表示部8(図1参照)には、図7に示すように、画面80が表示され、ユーザはスタイラスペン201又はマウス202を用いて、画面80に表示された画像領域R1、R2・・・Rnを指定するとともに、各領域に対する光沢度Va、Vb・・・Vnを指定する。
制御手段112は図7に示す指定に基づいて、記録紙センサ114の先端検知信号を基準とし、光源113を制御して各領域を指定された光沢度にする処理を行う。
なお、光沢度調整装置装置を有する画像形成装置について説明したが、光沢度調整装置は、後処理装置のように、定着処理後の記録材に対して処理を行う装置に設けることが可能であり、さらに、光沢度調整のみを行う後処理装置を構成することも可能である。
(1)実施例1
図1に示す画像形成装置を用い、近赤外線に十分な光吸収性を有する黒色トナー画像形成を行い、定着装置6の下流に配置された光照射装置100で記録材Pを照射して、画像の光沢度を調節した。
図1に示す画像形成装置を用い、近赤外線に十分な光吸収性を有する黒色トナー画像形成を行い、定着装置6の下流に配置された光照射装置100で記録材Pを照射して、画像の光沢度を調節した。
露光パターンは図3(c)に示す網点状パターンであり、網点ピッチを画素ピッチに等しくした。
レーザとしてYAGレーザを用い、その駆動電力を4段階に切り替え、記録材を処理した結果、次のような光沢度が得られた。
駆動電力:0 5W 25W 50W
光沢度 :40 35 20 10
なお、光沢度は、50×50mmのベタパッチ画像を形成、定着し、定着後のパッチ画像にGardner社製、micro−gross形式4553光沢度計を当てて測定した。
光沢度 :40 35 20 10
なお、光沢度は、50×50mmのベタパッチ画像を形成、定着し、定着後のパッチ画像にGardner社製、micro−gross形式4553光沢度計を当てて測定した。
この実験結果から明らかなように、光ビーム照射により光沢度が低下し、照射される光ビームのエネルギーを高くするほど光沢度を下げることができた。
(2)実施例2
レーザの駆動電力を50W 一定とし、600dpiのドット露光を行い、1ドットあたりの最高照射時間を24nsecに設定し、各ドットの照射時間を次の4段階にした。その結果、光沢度が照射時間に対応して調整された。
(2)実施例2
レーザの駆動電力を50W 一定とし、600dpiのドット露光を行い、1ドットあたりの最高照射時間を24nsecに設定し、各ドットの照射時間を次の4段階にした。その結果、光沢度が照射時間に対応して調整された。
照射時間:0 8nsec 16nsec 24nsec
光沢度 :42 36 24 11
(3)実施例3
図4のように、ミラー103の角度を変えて、光ビームLBの入射角度を変えることにより、照射強度を調整した。
光沢度 :42 36 24 11
(3)実施例3
図4のように、ミラー103の角度を変えて、光ビームLBの入射角度を変えることにより、照射強度を調整した。
照射角度:50° 70° 90°(最大照射角度)
光沢度: 32 19 11
(4)実施例4
照射パターンを図3(a)〜(d)のように変更した。
光沢度: 32 19 11
(4)実施例4
照射パターンを図3(a)〜(d)のように変更した。
なお、図3におけるドットピッチは画像露光における画素ピッチに等しく、レーザの駆動電力は25Wであった。
マトリックス内の露光ドット数:0 4 8 12
光沢度: 40 37 20 8
(5)実施例5
図5に示すような原稿を用い、操作部8に原稿の像を表示させ、領域R1に対する露光強度を0、領域R2に対する露光強度25Wに設定して光沢度調整処理を行った。
光沢度: 40 37 20 8
(5)実施例5
図5に示すような原稿を用い、操作部8に原稿の像を表示させ、領域R1に対する露光強度を0、領域R2に対する露光強度25Wに設定して光沢度調整処理を行った。
光沢度調整処理における露光は、図3(c)に示す露光パターンを用いたものであり、網点ピッチを画素ピッチに等しくした。
その結果、領域R1の光沢度が40、領域R2の光沢度が20となり、領域R1、R2、それぞれが最適の沢度に仕上がった。
4 画像形成部
6定着装置
8 操作表示部(操作手段)
PFU 大容量給紙装置
5 給紙搬送部
100 光沢度調整装置
101 光源
102 ポリゴンミラー
103 ミラー
110 画像メモリ
111 画像解析手段
112 制御手段
113 光源
114 記録紙センサ
6定着装置
8 操作表示部(操作手段)
PFU 大容量給紙装置
5 給紙搬送部
100 光沢度調整装置
101 光源
102 ポリゴンミラー
103 ミラー
110 画像メモリ
111 画像解析手段
112 制御手段
113 光源
114 記録紙センサ
Claims (9)
- 記録材上にトナー像を形成する画像形成部及び記録材上にトナー像を定着する定着装置を有する画像形成装置において、前記定着装置により定着されたトナー像を担持する記録材に光を照射してトナー像の光沢度を調整する光沢度調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。
- 前記光沢度調整手段は、光照射用光源としてレーザ発信装置を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記光沢度調整手段は、二次元的に不均一な光ビームで照射を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記光沢度調整手段は、照射エネルギー、照射強度、照射時間、光入射角度及び照射パターンの少なくとも一つを制御することにより前記光沢度を調整することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記光沢度調整手段は、画像形成ジョブ毎に、前記光沢度を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記光沢度調整手段は、出力画像の1ページ毎に、前記光沢度を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記光沢度調整手段は、出力画像の1ページ内の複数領域に対して異なる光沢度調整を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 定着処理されたトナー像を担持する記録材に光を照射して、トナー像の表面に凹凸を形成し、トナー像の光沢度を調整することを特徴とする画像の光沢度調整方法。
- 照射エネルギー、照射強度、照射時間、光入射角度及び照射パターンの少なくとも一つを変えることにより、光沢度を調整することを特徴とする請求項8に記載の画像の光沢度調整方法。
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