JP2019059523A - 袋 - Google Patents

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【課題】易破断部に沿って破断し易い袋を提供する。【解決手段】袋の包装材料は、外面側から内面側へ順に、紙層、接着剤層、延伸プラスチックフィルム及びシーラント層を少なくとも有する。袋は、第1端部と、第1端部と第1方向において対向する第2端部と、第1端部から第2端部まで第1方向に沿って延び、表面側において包装材料が重ねられた合掌部と、第1端部、第2端部及び合掌部において包装材料の内面同士を接合するシール部と、を備える。第1方向における延伸プラスチックフィルムの引張強度が、第1方向に直交する第2方向における延伸プラスチックフィルムの引張強度の4倍以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を収容する収容部を備えた袋に関する。
内容物を収容するための袋として、PETやナイロンなどのプラスチック材料を含むフィルム状の包装材料から構成された袋が用いられている。このような袋は、例えば特許文献1に記載されているように、包装材料の内面同士を熱溶着してシール部を形成することによって構成されている。この場合、内容物を収容するための収容部は、包装材料およびシール部によって囲われた空間として画成される。
包装材料から構成された袋には通常、シール部を破断して袋を開封することを容易にするための開封手段が設けられている。例えば特許文献1においては、袋の合掌シール部の近傍に、合掌シール部に沿って開封手段を設けることが提案されている。
特開平10−250764号公報
使用者が開封手段に沿って袋を破断させると、袋に開口部が形成される。袋を一方の端部から他方の端部まで直線的に破断させることができれば、開口部の寸法が大きくなり、袋に収容されている内容物を取り出し易くなる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る開封手段を備えた袋を提供することを目的とする。
本発明は、包装材料により形成され、表面及び裏面を有する袋であって、前記包装材料は、外面側から内面側へ順に、紙層、接着剤層、延伸プラスチックフィルム及びシーラント層を少なくとも有し、前記袋は、第1端部と、前記第1端部と第1方向において対向する第2端部と、前記第1端部から前記第2端部まで前記第1方向に沿って延び、前記表面側において前記包装材料が重ねられた合掌部と、前記第1端部、前記第2端部及び前記合掌部において前記包装材料の前記内面同士を接合するシール部と、を備え、前記第1方向における前記延伸プラスチックフィルムの引張強度が、前記第1方向に直交する第2方向における前記延伸プラスチックフィルムの引張強度の4倍以上である、袋である。
本発明による袋において、前記第1方向における前記延伸プラスチックフィルムの引張強度が、前記第2方向における前記延伸プラスチックフィルムの引張強度よりも、150MPa以上大きくてもよい。
本発明による袋において、前記延伸プラスチックフィルムは、90質量%以上のポリプロピレンを含んでいてもよい。
本発明による袋において、前記延伸プラスチックフィルムの厚み(μm)に対する前記紙層の坪量(g/m2)の比が、0.6(g/(m2・μm))以上且つ2.0(g/(m2・μm))以下であってもよい。
本発明による袋において、前記延伸プラスチックフィルムの厚み(μm)に対するシーラント層の厚み(μm)の比が、0.6以上且つ1.5以下であってもよい。
本発明による袋は、前記表面又は前記裏面の少なくともいずれか一方に設けられ、前記第1方向に沿って延びる易破断部を更に備え、前記易破断部は、少なくとも前記紙層、前記接着剤層及び前記延伸プラスチックフィルムを貫通するとともに前記シーラント層を貫通しない複数の部分貫通部を有していてもよい。
本発明による袋において、前記易破断部は、前記第1端部から前記第2端部まで前記第1方向に沿って延びていてもよい。
本発明によれば、袋の第1端部から第2端部まで第1方向に沿って直線的に袋を破断させ易い。このため、内容物の取り出し易さを向上させることができる。
本発明の実施の形態における袋を示す平面図である。 図1の袋をII−II方向から見た断面図である。 袋を構成する包装材料の層構成の一例を示す断面図である。 図1に示す袋を開封する様子を示す平面図である。 開封された状態の袋を示す平面図である。 袋の一変形例を示す平面図である。 図6の袋をVII−VII方向から見た断面図である。 易破断部の一例を示す平面図である。 易破断部のその他の例を示す平面図である。 易破断部のその他の例を示す平面図である。 易破断部のその他の例を示す平面図である。 易破断部のその他の例を示す平面図である。 易破断部のその他の例を示す平面図である。 易破断部のその他の例を示す平面図である。 易破断部のその他の例を示す平面図である。 部分貫通部の一例を拡大して示す断面図である。 易破断部の部分貫通部を拡大して示す断面図である。 袋の一変形例を示す平面図である。 袋の一変形例を示す平面図である。
以下、図1乃至図5を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。

図1は、内容物19が収容された袋10を示す平面図である。また、図2は、図1の袋10をII−II方向から見た断面図である。袋10は、フィルム状の包装材料30の内面同士を部分的に接合することによって形成されている。袋10は、包装材料30によって構成された表面11及び裏面12を含む。図2に示すように、表面11及び裏面12はいずれも、1枚の包装材料30を折り返すことによって構成されている。なお、図示はしないが、袋10を構成する包装材料30の枚数が1枚に限られることはなく、複数枚の包装材料30によって袋10が構成されていてもよい。
図1に示すように、袋10は、第1端部13と、第1端部13と第1方向D1において対向する第2端部14と、第1端部13から第2端部14まで第1方向D1に沿って延びる一対の側端部15と、を備える。第1方向D1は、フィルム状の包装材料30から袋10を作製する際の包装材料30の搬送方向であり、いわゆるMD(Machine Direction)である。図1に示す例において、第1端部13及び第2端部14は、第1方向D1に直交する第2方向D2に延びており、このため袋10は矩形状の外形を有している。図示はしないが、第1端部13及び第2端部14は、第2方向D2に対して傾斜した方向に延びていてもよい。
図1及び図2に示すように、袋10は、第1端部13から第2端部14まで第1方向D1に沿って延び、包装材料30が重ねられた合掌部17を備える。このように、袋10はいわゆるピロー袋である。合掌部17は、表面11側に位置する。言い換えると、本実施の形態においては、合掌部17が位置する側の面を表面11と称する。
袋10は、フィルム状の包装材料30の内面同士を接合するシール部を備える。シール部は、第1端部に位置する第1端部シール部131、第2端部14に位置する第2端部シール部141、及び、合掌部17に位置する合掌部シール部171を含む。なお、包装材料30の内面同士を接合して袋10を封止することができる限りにおいて、シール部を形成するための方法が特に限られることはない。例えば、加熱などによって包装材料30の一部を溶融させて、包装材料30の内面同士を溶着させることによって、シール部を形成してもよい。若しくは、接着剤などを用いて包装材料30の内面同士を接着することによって、シール部を形成してもよい。
図1に示すように、合掌部シール部171は、第1端部シール部131から第2端部シール部141に至るように第1方向D1に延びている。図2に示すように、合掌部シール部171は、第2方向D2において合掌部17の先端部172にまで広がっていてもよく、若しくは、図示はしないが、合掌部シール部171は、先端部172にまで広がっていなくてもよい。また、合掌部シール部171は、第2方向D2において合掌部17の基部173にまで広がっていてもよく、若しくは、図示はしないが、合掌部シール部171は、基部173にまで広がっていなくてもよい。
図1に示すように、第1端部13又は第2端部14には開封開始部23が設けられていてもよい。開封開始部23は、易破断部20に沿って袋10を破断させる際の、破断のきっかけとなる部分である。開封開始部23は、例えば、第1端部13又は第2端部14に形成されたノッチを含む。ノッチは、V字型などの切り欠きや、切り込みなどである。
ノッチなどの開封開始部23は、一対の側端部15のうちのいずれか一方の近傍に位置していてもよい。図1に示す例において、開封開始部23は、左側の側端部15の近傍に位置している。以下の説明において、第2方向D2のうち合掌部17から易破断部20に向かう方向のことを第21方向と称し、第2方向D2のうち易破断部20から合掌部17に向かう方向のことを第22方向とも称する。
内容物19は、例えば固形物である。内容物19は、食品や医薬品など、人が口にする固形物であってもよく、また、入浴剤など、人が口にしない固形物であってもよい。内容物19の具体例としては、板状のチョコレート、クッキー、せんべい、チーズ、ハムソーセージ、文房具、おもちゃ、カード等を挙げることができる。
(包装材料の層構成)
次に、袋10を構成する包装材料30の層構成について説明する。図3は、包装材料30の層構成の一例を示す断面図である。
包装材料30は、袋10を構成する際に内容物19側に位置する内面301と、内面301の反対側に位置する外面302と、を有し、複数の層が積層された積層体である。包装材料30は、外面302側から内面301側へ順に、紙層31、接着剤層32、延伸プラスチックフィルム33及びシーラント層35を少なくとも有する。図3に示すように、包装材料30は、延伸プラスチックフィルム33とシーラント層35との間に位置する接着層34を更に有していてもよい。また、包装材料30は、紙層31の外面302側に位置する印刷層36を更に有していてもよい。包装材料30全体の厚みは、例えば35μm以上且つ100μm以下である。
以下、包装材料30の各層について説明する。
紙層31は、紙を少なくとも含む。包装材料30が紙層31を含むことにより、包装材料30の印刷適性を高めることができる。紙の坪量は、例えば15g/m2以上且つ40g/m2以下である。
接着剤層32は、紙層31と延伸プラスチックフィルム33とをドライラミネート法により接着するための層である。接着剤層32は、エーテル系接着剤などの接着剤を含む。接着剤層32の厚みは、例えば1μm以上且つ20μm以下である。
延伸プラスチックフィルム33は、少なくとも第1方向D1において延伸されているプラスチックフィルムである。延伸プラスチックフィルム33は、包装材料30に所定の強度を持たせるための基材層として機能する。また、延伸プラスチックフィルム33は、第1方向D1における引き裂き性を包装材料30に付与することもできる。延伸プラスチックフィルム33は、第1方向D1において延伸された一軸延伸フィルムであってもよく、第1方向D1及び第1方向D1と交差する方向(例えば第2方向D2)において延伸された二軸延伸フィルムであってもよい。
延伸プラスチックフィルム33を構成する材料としては、例えばポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルやナイロンなどのポリアミドや高密度ポリエチレンやポリプロピレンなどポリオレフィンなどのプラスチックを用いることができる。好ましくは、延伸プラスチックフィルム33は、ポリプロピレンを主成分として含む。例えば、延伸プラスチックフィルム33は、90質量%以上のポリプロピレンを含む。
延伸プラスチックフィルム33は、第1方向D1における引張強度が第2方向D2における引張強度よりも大きくなるよう延伸されている。これにより、延伸プラスチックフィルム33が第1方向D1に沿って引き裂かれ易くなる。以下の説明において、延伸プラスチックフィルム33などのプラスチックフィルムの特性のうち、第1方向D1における引張強度が第2方向D2における引張強度より大きいという特性のことを、「縦裂き」とも称する。また、プラスチックフィルムの特性のうち、第1方向D1における破断強度が第2方向D2における破断強度より小さくなるという特性のことを、「縦裂き」とも称する。引張強度は、JIS K 7127に準拠して測定される。
好ましくは、第1方向D1における延伸プラスチックフィルム33の引張強度は、第2方向D2における延伸プラスチックフィルム33の引張強度の4倍以上であり、より好ましくは5倍以上であり、更に好ましくは6倍以上である。また、好ましくは、第1方向D1における延伸プラスチックフィルム33の引張強度が、第2方向D2における延伸プラスチックフィルム33の引張強度よりも、150MPa以上大きく、より好ましくは180MPa以上大きく、更に好ましくは200MPa以上大きい。第1方向D1における延伸プラスチックフィルム33の引張強度は、例えば200MPa以上であり、より好ましくは240MPa以上である。また、第2方向D2における延伸プラスチックフィルム33の引張強度は、例えば50MPa以下であり、40MPa以下であってもよい。
延伸プラスチックフィルム33の厚みは、例えば15μm以上であり、好ましくは20μm以上であり、より好ましくは25μm以上である。延伸プラスチックフィルム33の厚みを大きくすることにより、包装材料30の縦裂き性を高めることができる。
上述のように、延伸プラスチックフィルム33は、第1方向D1における引張強度が第2方向D2における引張強度よりも大きくなるよう延伸されている。この場合、延伸プラスチックフィルム33を延伸温度以上に加熱した場合の収縮量が、第2方向D2よりも第1方向D1において大きくなる。例えば、第1方向D1における第2易破断部22の加熱収縮率は、3%以上且つ10%以下であり、より好ましくは4%以上且つ7%以下である。一方、第2方向D2における延伸プラスチックフィルム33の加熱収縮率は、例えば4%以下である。また、第1方向D1における第2易破断部22の加熱収縮率は、第2方向D2における延伸プラスチックフィルム33の加熱収縮率よりも、1%以上大きい。第1方向D1及び第2方向D2における加熱収縮率は、例えば、延伸プラスチックフィルム33を、ギヤオーブンを用いて120℃で15分間にわたって加熱する前後での、第1方向D1及び第2方向D2における延伸プラスチックフィルム33の寸法変化率として算出される。
接着層34は、延伸プラスチックフィルム33とシーラント層35とを接着するための層である。接着層34は、接着剤層32と同様に、延伸プラスチックフィルム33とシーラント層35とをドライラミネート法により接着するための接着剤を含んでいてもよい。若しくは、接着層34は、延伸プラスチックフィルム33とシーラント層35とを押し出しラミネート法により接着するための層であってもよい。
シーラント層35は、包装材料30の内面301を構成する層である。シーラント層35を構成する材料としては、例えば、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMMA)や低密度ポリエチレン(LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などのポリエチレンやポリプロピレンを用いることができる。ポリプロピレンとしては、例えば未延伸ポリプロピレンフィルムを用いることができる。シーラント層35の厚みは、例えば15μm以上且つ60μm以下であり、より好ましくは20μm以上且つ40μm以下である。シーラント層35は、単一の層で構成されていてもよいし、複数の層で構成されていてもよい。なお「未延伸」とは、全く延伸されていないフィルムだけでなく、製膜の際に加えられる張力に起因してわずかに延伸されているフィルムも含む概念である。
印刷層36は、紙層31の外面302側の面上に設けられている。印刷層36は、袋10に製品情報を示したり美感を付与したりするための印刷表示を含む。印刷表示としては、文字、数字、記号、図形、絵柄などを挙げることができる。
本実施の形態においては、縦裂き性を有する延伸プラスチックフィルム33を包装材料30に含ませることにより、包装材料30全体にも縦裂き性を持たせ、これにより、袋10を第1方向D1に沿って直線的に破断し易くすることを意図している。一方、包装材料30の厚み全体に対する延伸プラスチックフィルム33の厚みの比率が小さくなると、包装材料30全体の特性に対する延伸プラスチックフィルム33の影響力が小さくなり、包装材料30全体としての縦裂き性が不十分になることが考えられる。例えば、紙層31の厚みが延伸プラスチックフィルム33の厚みに対して相対的に大きくなると、袋10の破断特性に紙層31の紙目が大きく影響し、袋10の縦裂き性が低下することが考えられる。
この点を考慮し、包装材料30において、延伸プラスチックフィルム33の厚み(μm)に対する紙層31の坪量(g/m2)の比が、好ましくは0.6(g/(m2・μm))以上且つ2.0(g/(m2・μm))以下であり、より好ましくは1.0(g/(m2・μm))以上且つ1.5(g/(m2・μm))以下である。これにより、包装材料30全体としての縦裂き性を十分に確保することができる。なお、本実施の形態においては、紙層31の坪量(g/m2)を、紙層31の厚みに対応するパラメータとして採用している。
また、包装材料30において、延伸プラスチックフィルム33の厚み(μm)に対するシーラント層の厚み(μm)の比が、0.6以上且つ1.5以下であってもよく、より好ましくは0.8以上且つ1.3以下であってもよい。これにより、包装材料30全体としての縦裂き性を十分に確保することができる。
図示はしないが、包装材料30は、機能層を更に含んでいてもよい。機能層としては、水蒸気その他のガスバリア性、遮光性、各種の機械的強度など、必要とされる性能に応じて、適切なものが選択され得る。例えば、包装材料30は、ガスバリア性を備えた機能層として、延伸プラスチックフィルム33又はシーラント層35に設けられた蒸着層を更に含んでいてもよい。蒸着層は、例えば、アルミニウムなどの無機物や酸化アルミニウムや酸化珪素などの無機酸化物などの、ガスバリア性を有する物質を含む。
図3の包装材料30の層構成の具体例を以下に示す。「/」は層と層の境界を表している。左端の層が、包装材料30の外面302を構成する層であり、右端の層が、包装材料30の内面301を構成する層である。
印/紙/DL/縦裂きPP/DL/金属蒸着層/CPP
「印」は、印刷表示を構成する印刷層を意味する。「DL」は、ドライラミネートの略であり、接着剤を含む接着剤層が存在することを意味する。「縦裂きPP」は、縦裂きの特性を有するポリプロピレンを意味する。「CPP」は、未延伸ポリプロピレンフィルムを意味する。
袋の開封方法
次に、上述の袋10を開封する方法について、図4及び図5を参照して説明する。
まず、使用者は、側端部15と第1端部13との間の角部18を摘んで、開封開始部23を起点として袋10の破断を開始する。続いて、使用者は、例えば角部18を第2端部14側へ引っ張る。ここで本実施の形態においては、上述のように、袋10を構成する包装材料30の延伸プラスチックフィルム33が縦裂き性を有している。このため、図4に示すように、袋10の破断を第1方向D1に沿って直線的に進行させることができる。従って、図5に示すように、第1端部シール部131から第2端部シール部141まで広がる開口部24を袋10に形成することができる。これにより、袋10の破断が直線的に進行せず、第2端部14に到達するよりも前に袋10の破断が側端部15で途絶えてしまう場合に比べて、内容物19の取り出し易さを向上させることができる。
なお、上述した各実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した各実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(第1の変形例)
図6は、第1の変形例に係る袋10を示す平面図である。また、図7は、図6の袋10をVII−VII方向から見た断面図である。図6及び図7に示すように、袋10は、第1端部13から第2端部14まで合掌部17と交差しないように第1方向D1に沿って延びる易破断部20を備えていてもよい。易破断部20は、表面11及び裏面12のその他の部分に比べて破断し易くなるよう構成された部分である。図7に示すように、易破断部20は、表面11に設けられた第1易破断部21と、表面11の法線方向に沿って見た場合に第1易破断部21と重なるように裏面12に設けられた第2易破断部22と、を有する。このような易破断部20を袋10に設けることにより、使用者が袋10を破断させる際、破断が易破断部20に沿って生じ易くなる。また、易破断部20を袋10に設けることにより、使用者が袋10を破断させるために必要になる力を低減することができる。
袋10が易破断部20を備える場合、開封開始部23は、図6に示すように、第1方向D1に沿って見た場合に易破断部20と重なるよう第1端部13又は第2端部14に設けられていてもよい。
図7に示すように、第1易破断部21、第2易破断部22などの易破断部20は、第2方向D2における内容物19の端部191よりも少なくとも部分的に外側に位置していてもよい。また、易破断部20は、第2方向D2における内容物19の端部191よりも少なくとも部分的に内側に位置していてもよい。図7に示す例において、易破断部20は、表面11の法線方向に沿って見た場合に第2方向D2における内容物19の端部191を跨ぐように広がっている。なお、「外側」とは、平面視における袋10の中心から遠ざかる側を意味し、「内側」とは、平面視における袋10の中心に近づく側を意味する。
図8Aは、易破断部の一例を拡大して示す平面図である。易破断部20は、複数の部分貫通部201を含む。部分貫通部201は、少なくとも紙層31、接着剤層32及び延伸プラスチックフィルム33を貫通するとともにシーラント層35を貫通しないように包装材料30の外面302側に設けられた孔である。複数の部分貫通部201は、少なくとも第1方向D1に沿って並んでいる。図8Aに示すように、第2方向D2においても複数の部分貫通部201が並んでいてもよい。第2方向D2における易破断部20の幅W1、すなわち第2方向D2における部分貫通部201の存在範囲は、例えば2mm以上且つ15mm以下である。
図8Aに示す部分貫通部201は、例えば、やすりや切刃などの工具を用いて、紙層31、接着剤層32及び延伸プラスチックフィルム33を含む積層体を紙層31側から加工することによって形成される。
部分貫通部201は、所定の方向に延びる形状を有していてもよい。例えば図8Bに示すように、部分貫通部201は、第1方向D1に対して傾斜した方向に延びていてもよい。図8Bに示す例においては、複数の部分貫通部201が第1方向D1及び第2方向D2においてそれぞれ並んでいる。傾斜方向は、好ましくは、第1端部13から第2端部14に向かうにつれて部分貫通部201が第22方向D22へ変位するよう、設定される。この場合、使用者が第1端部13側から第2端部14側へ向けて易破断部20に沿って袋10を破断させる際、第2方向D2における破断経路の変位が、第21方向D21よりも第22方向D22において生じ易くなる。このため、破断経路が易破断部20よりも第21方向D21側に逸脱してしまうことを抑制することができる。なお、破断経路が易破断部20よりも第22方向D22側に逸脱してしまうことは、内容物19によって抑制され得る。部分貫通部201が第1方向D1に対して成す傾斜角度は、例えば5°以上40°以下であり、より好ましくは10°以上30°以下である。
また、図8Cに示すように、部分貫通部201は、第1方向D1に沿って延びていてもよい。この場合、図8Cに示すように、複数の部分貫通部201が、第1方向D1においては同一直線上に並び、第2方向D2においては千鳥状に並んでいてもよい。例えば、列L1において第1方向D1に並ぶ複数の部分貫通部201を第2方向D2から見た場合に、列L1の部分貫通部201が、列L1に隣接する列L2において第1方向D1に並ぶ複数の部分貫通部201の間の隙間に重なっていてもよい。図8Cに示す部分貫通部201によれば、易破断部20に沿った袋10の破断を第1方向D1に沿って直線的に生じ易くすることができる。
また、図8Dに示すように、部分貫通部201は、所定の方向に延びる第1部分貫通部201aと、第1部分貫通部201aとは異なる方向に延びる第2部分貫通部201bと、を含んでいてもよい。例えば、第1部分貫通部201aは、第1端部13から第2端部14に向かうにつれて第1部分貫通部201aが第22方向D22へ変位するよう構成されている。一方、第2部分貫通部201bは、第1端部13から第2端部14に向かうにつれて第2部分貫通部201bが第21方向D21へ変位するよう構成されている。図8Dに示すように、複数の第1部分貫通部201a及び複数の第2部分貫通部201bはそれぞれ、第1方向D1に沿って並んでいてもよい。また、第2方向D2においては、第1部分貫通部201a及び第2部分貫通部201bが千鳥状に並んでいてもよい。例えば、第1方向D1に並ぶ複数の第1部分貫通部201aを第2方向D2から見た場合に、第1部分貫通部201aが、第1方向D1に並ぶ複数の第2部分貫通部201bの間の隙間に重なっていてもよい。また、第1方向D1に沿って第1部分貫通部201a及び第2部分貫通部201bを見た場合に両者が部分的に重なるよう、第1部分貫通部201a及び第2部分貫通部201bが配置されていてもよい。図8Dに示す第1部分貫通部201a及び第2部分貫通部201bによれば、第2方向D2における破断経路の変位が、第21方向D21及び第22方向D22において交互に生じ、ジグザグ形状の破断経路が実現される。これにより、破断経路が易破断部20から逸脱してしまうことを抑制することができる。また、第2方向D2において複数の第1部分貫通部201a及び第2部分貫通部201bが設けられているので、第2方向D2の複数の位置において第1端部13から第2端部14まで延びる破断経路を実現することができ、使用者の利便性を向上させることができる。部分貫通部201の第1部分貫通部201a及び第2部分貫通部201bが第1方向D1に対して成す傾斜角度は、図8Bに示す例の場合と同様に、例えば5°以上40°以下であり、より好ましくは10°以上30°以下である。
図8Dにおいては、第1部分貫通部201a及び第2部分貫通部201bが第1方向D1に沿った複数の列において並ぶ例を示したが、これに限られることはない。図8Eに示す例において、第1部分貫通部201a及び第2部分貫通部201bは、第1方向D1に沿った1つの列において並んでいる。この場合であっても、図8Dに示す例の場合と同様に、第2方向D2における破断経路の変位が、第21方向D21及び第22方向D22において交互に生じ、ジグザグ形状の破断経路が実現される。これにより、破断経路が易破断部20から逸脱してしまうことを抑制することができる。なお、図8Eに示す例においては、第2方向D2におけるどの位置で第1端部13から第2端部14への破断を行うべきかを使用者に示す構成要素が設けられることが好ましい。構成要素は、例えば、印刷表示であってもよく、上述の開封開始部23であってもよい。部分貫通部201の第1部分貫通部201a及び第2部分貫通部201bが第1方向D1に対して成す傾斜角度は、図8Bに示す例の場合と同様に、例えば5°以上40°以下であり、より好ましくは10°以上30°以下である。
また、図8Fに示すように、図8Eに示す第1部分貫通部201a及び第2部分貫通部201bが第2方向D2において繰り返し並んでいてもよい。図8Fに示す例においても、図8Dや図8Eに示す例の場合と同様に、第2方向D2における破断経路の変位が、第21方向D21及び第22方向D22において交互に生じ、ジグザグ形状の破断経路が実現される。これにより、破断経路が易破断部20から逸脱してしまうことを抑制することができる。また、図8Dに示す例の場合に比べて、第2方向D2における破断の開始位置の自由度が高くなる。部分貫通部201の第1部分貫通部201a及び第2部分貫通部201bが第1方向D1に対して成す傾斜角度は、図8Bに示す例の場合と同様に、例えば5°以上40°以下であり、より好ましくは10°以上30°以下である。
また、図8Gに示すように、部分貫通部201は、湾曲した形状を有していてもよい。図8Gに示す例において、複数の部分貫通部201は、第1方向D1及び第2方向D2においてそれぞれ並んでいる。好ましくは、部分貫通部201は、第1端部13から第2端部14に向かうにつれて部分貫通部201が第22方向D22へ変位するよう構成されている。この場合、図8Bに示す例の場合と同様に、使用者が第1端部13側から第2端部14側へ向けて易破断部20に沿って袋10を破断させる際、第2方向D2における破断経路の変位が、第21方向D21よりも第22方向D22において生じ易くなる。このため、破断経路が易破断部20よりも第21方向D21側に逸脱してしまうことを抑制することができる。
図8Hは、包装材料30の表面11側に位置する第1易破断部21と裏面12側に位置する第2易破断部22とを同一平面上に並べた場合を示す図である。図8Hにおいて、符号15が付された点線は、包装材料30を折り返すことによって袋10の側端部15となる部分を示している。図8Hに示すように、第1易破断部21と第2易破断部22との間には、部分貫通部201が設けられていない領域203が設けられていることが好ましい。これにより、破断経路が易破断部20から逸脱して側端部15にまで達してしまうことを抑制することができる。
図8Hに示す例における部分貫通部201の形状やパターンなどは任意である。例えば、図8Hに示す例における部分貫通部201として、上述の図8B乃至図8Gに示す部分貫通部201のいずれかを用いることができる。例えば、第1易破断部21の部分貫通部201が、第1端部13から第2端部14に向かうにつれて第22方向D22へ変位するよう第1方向D1に対して傾斜した第1部分貫通部201aであり、第2易破断部22の部分貫通部201が、第1部分貫通部201aとは逆の方向に傾斜した第2部分貫通部201bであってもよい。この場合、包装材料30を折り返して側端部15を形成すると、第1易破断部21の第1部分貫通部201aと第2易破断部22の第2部分貫通部201bとが同一の方向に傾斜するようになる。これにより、上述の図8Bに示す例などにおいて説明した、破断経路が易破断部20よりも第21方向D21側に逸脱してしまうことを抑制するという効果が、より発現し易くなる。
部分貫通部201の断面構造について更に詳細に説明する。図9は、部分貫通部201の一例を拡大して示す断面図である。図9に示す部分貫通部201は、紙層31、接着剤層32及び延伸プラスチックフィルム33を含む積層体に紙層31側から切刃を入れた場合に形成される孔の一例である。この場合、切刃が延伸プラスチックフィルム33よりも先に紙層31に接触するため、図9に示すように、部分貫通部201の壁面202において、紙層31が、延伸プラスチックフィルム33よりも部分貫通部201の中心側に位置している。
以下、部分貫通部201の壁面202において、紙層31が延伸プラスチックフィルム33よりも部分貫通部201の中心側に位置することの利点について説明する。紙層31及び延伸プラスチックフィルム33を含むとともに貫通孔(部分貫通部201)が形成された積層体37に接着剤を塗布する際、接着剤が積層体37の貫通孔を通って外面302側に漏れ出てしまうことが考えられる。ここで、図9及び図10に示す貫通孔(部分貫通部201)が設けられた積層体37によれば、部分貫通部201の壁面202に位置する、紙を含む紙層31が、接着剤を吸収することができる。このため、接着剤が外面302側に漏れ出てしまうことを抑制することができる。
紙層31及び延伸プラスチックフィルム33を含む積層体37に紙層31側から切刃を入れる場合、図10に示すように、部分貫通部201の延伸プラスチックフィルム33側の縁部が内面301側へ隆起することがある。この場合、図10に示すように、包装材料30の内面301にも隆起部303が現れることがある。
図10に示すように、部分貫通部201の断面積は、紙層31側から延伸プラスチックフィルム33側へ向かうにつれて増加していてもよい。このような断面形状は、例えば、紙層31及び延伸プラスチックフィルム33を含む積層体37に紙層31側から切刃を入れる方法を利用して部分貫通部201を形成する場合に現れることがある。
なお、図示はしないが、紙層31及び延伸プラスチックフィルム33を含む積層体37に延伸プラスチックフィルム33側から切刃を入れる方法を利用して部分貫通部201を形成してもよい。また、包装材料30の外面302側から包装材料30にレーザー光を照射することによって、包装材料30に部分貫通部201を形成してもよい。
本変形例によれば、袋10が易破断部20を含むことにより、使用者が袋10を破断させるために必要になる力を低減することができる。また、本変形例においては、上述の実施の形態の場合と同様に、袋10を構成する包装材料30が、縦裂き性を有する延伸プラスチックフィルム33を備えている。このため、使用者は、小さな力で、袋10を第1方向D1に沿って直線的に破断させることができる。
(第2の変形例)
図6においては、易破断部20が第1端部13から第2端部14に至るまで第1方向D1に沿って延びる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、易破断部20は、第1端部13から第2端部14に至るように延びていなくてもよい。例えば、図11に示すように、易破断部20の第1易破断部21は、第1端部13又は第2端部14にまで至っていなくてもよい。また、図12に示すように、易破断部20の複数の第1易破断部21が第1方向D1に沿って断続的に設けられていてもよい。
また、上述の変形例においては、易破断部20が、表面11に設けられた第1易破断部21と、裏面12に設けられた第2易破断部22とを有する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、易破断部20は、第1易破断部21又は第2易破断部22の少なくともいずれか一方を有していればよい。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記載に限定されるものではない。
(実施例1)
下記の層構成を有する包装材料30を用いて、図1に示すような、易破断部が形成されていないピロータイプの袋10を作製した。
印刷層/紙層/接着剤層/延伸プラスチックフィルム/接着剤層/金属蒸着層/シーラント層
「/」は層と層の境界を表している。紙層としては、坪量が23g/m2のものを用いた。延伸プラスチックフィルムとしては、JIS K7127に準拠して測定した場合の第1方向D1(流れ方向MD)における引張強度が240MPaであり、第2方向D2(垂直方向TD)における引張強度が40MPaであり、厚みが20μmの一軸延伸プラスチックフィルムを用いた。具体的には、東京インキ株式会社製の一軸延伸PP(ポリプロピレン)フィルムであるノーブレン(登録商標)ASCを用いた。また、シーラント層としては、厚みが20μmの未延伸ポリプロピレンフィルムを用いた。
続いて、上述の図4及び図5に示す場合と同様に、側端部15と第1端部13との間の角部18を摘んで、開封開始部23を起点として袋10の破断を開始させ、続いて、角部18を第2端部14側へ引っ張った。結果、袋10の破断を第1方向D1に沿って第1端部13から第2端部14まで直線的に進行させることができた。
(比較例1)
延伸プラスチックフィルムとして、JIS K7127に準拠して測定した場合の第1方向D1(流れ方向MD)における引張強度が200MPaであり、第2方向D2(垂直方向TD)における引張強度が180MPaであり、厚みが12μmの二軸延伸プラスチックフィルムを用いたこと以外は、実施例1の場合と同様にして、図1に示すピロータイプの袋10を作製した。延伸プラスチックフィルムとしては、具体的には、ユニチカ株式会社製のエンブレット(登録商標)PCを用いた。
続いて、実施例1の場合と同様に、側端部15と第1端部13との間の角部18を摘んで、開封開始部23を起点として袋10の破断を開始させ、続いて、角部18を第2端部14側へ引っ張った。結果、袋10の破断を第1端部13から第2端部14まで直線的に進行させることができなかった。
10 袋
11 表面
12 裏面
13 第1端部
131 第1端部シール部
14 第2端部
141 第2端部シール部
15 側端部
16 サイドガセット部
161 折り返し部
162 接着部
17 合掌部
171 合掌部シール部
18 角部
19 内容物
20 易破断部
201 部分貫通部
202 壁面
21 第1易破断部
22 第2易破断部
23 開封開始部
24 開口部
30 包装材料
301 内面
302 外面
31 紙層
32 接着剤層
33 延伸プラスチックフィルム
34 接着層
35 シーラント層
36 印刷層

Claims (7)

  1. 包装材料により形成され、表面及び裏面を有する袋であって、
    前記包装材料は、外面側から内面側へ順に、紙層、接着剤層、延伸プラスチックフィルム及びシーラント層を少なくとも有し、
    前記袋は、
    第1端部と、
    前記第1端部と第1方向において対向する第2端部と、
    前記第1端部から前記第2端部まで前記第1方向に沿って延び、前記表面側において前記包装材料が重ねられた合掌部と、
    前記第1端部、前記第2端部及び前記合掌部において前記包装材料の前記内面同士を接合するシール部と、を備え、
    前記第1方向における前記延伸プラスチックフィルムの引張強度が、前記第1方向に直交する第2方向における前記延伸プラスチックフィルムの引張強度の4倍以上である、袋。
  2. 前記第1方向における前記延伸プラスチックフィルムの引張強度が、前記第2方向における前記延伸プラスチックフィルムの引張強度よりも、150MPa以上大きい、請求項1に記載の袋。
  3. 前記延伸プラスチックフィルムは、90質量%以上のポリプロピレンを含む、請求項1又は2に記載の袋。
  4. 前記延伸プラスチックフィルムの厚み(μm)に対する前記紙層の坪量(g/m2)の比が、0.6(g/(m2・μm))以上且つ2.0(g/(m2・μm))以下である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の袋。
  5. 前記延伸プラスチックフィルムの厚み(μm)に対するシーラント層の厚み(μm)の比が、0.6以上且つ1.5以下である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の袋。
  6. 前記表面又は前記裏面の少なくともいずれか一方に設けられ、前記第1方向に沿って延びる易破断部を更に備え、
    前記易破断部は、少なくとも前記紙層、前記接着剤層及び前記延伸プラスチックフィルムを貫通するとともに前記シーラント層を貫通しない複数の部分貫通部を有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の袋。
  7. 前記易破断部は、前記第1端部から前記第2端部まで前記第1方向に沿って延びている、請求項6に記載の袋。
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