JP2019059485A - 液体容器用蓋体 - Google Patents

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Abstract

【目的】液体容器交換の際の開栓時のリフィル容器内の液体の空気接触による品質低下を低コストで防止することができる液体容器用蓋体を提供する。【構成】液体を充填済みの液体容器の口部を閉塞する蓋体であって、該蓋体が、可撓性を有する合成樹脂製であり、前記口部の縁に止着される本体部と、該本体部に固着された状態で前記口部の開口を被覆する被覆膜部と、を有して成り、該被覆膜部が、破断乃至は穿孔により開栓された状態となる薄膜構成である。【選択図】 図1

Description

本発明は液体容器用蓋体に関し、詳しくはエアレスタイプ液体取出装置のリフィル容器の内蓋として好適な蓋体に関する。
液体容器に充填された種々液体を、ポンプ体によって吸引・注出するに従って、前記液体容器内の負圧化に伴って収縮(縮小)していく構成のエアレスタイプの液体取出装置では、液体容器が空になるまで液体を使い切った後は、満充填された新規の詰替用の液体容器(リフィル容器)に交換して使い続けることができる(例えば、特許文献1〜3等参照)。
特許文献1、2の技術では、液体容器に種々の液体が充填され、口部が蓋体によって閉塞された状態で用意乃至は販売されている。また、特許文献3の技術では、液体容器に種々の液体が充填され、口部に接合されたシート状のシール体によって閉塞された状態で用意乃至は販売されている。
液体取出装置における液体容器の交換は、特許文献1、2の技術では、先ず、使い切って空になった液体容器をポンプ体から取り外し、次に、予め用意した新規の液体容器(リフィル容器)の蓋体を取り外すことにより口部を開栓した後に、この新規の液体容器(リフィル容器)の口部に液体取出装置のポンプ体を装着することにより行われる。
上記したように新規の液体容器(リフィル容器)に交換する際には、液体容器の口部を閉塞していた蓋体を取り外して開栓することによって、液体容器内の液体が空気に触れてしまうことになる。
この空気との接触によって充填されている液体が、例えば、肌に直接使用する化粧液や、ソース、マヨネーズ、食用油のような食用品類の場合、酸化等による品質低下や雑菌等の繁殖等が生じるおそれがある。
また、蓋体を取り外した液体容器の口部は無栓の開放状態であるため、液体取出装置への装着の際に、装着の不慣れや不注意等によって液体容器を傾けたり倒してしまった場合に内容物である液体がこぼしてしまうこともあった。
更には、液体容器が可撓性を有するものである場合には、無栓状態の液体容器を強く掴んでしまった場合に液体容器が潰れて液体が溢れてしまうこともあった。
これに対して特許技術3の技術では、液体容器の口部の開栓が蓋体の取り外しではなくシート状のシール体にポンプ体の吸引管を突き刺すことにより開栓する構成である。かかる構成の液体容器は、液体容器に液体を充填してからシール体を口部に接合しなければならず、このシール体の接合がコスト高であった。
実開平06−003459号 実開平06−003877号 特開2006−298498号
そこで本発明の目的は、液体容器交換の際の開栓時のリフィル容器内の液体の空気接触による品質低下を低コストで防止することができる液体容器用蓋体を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は、下記構成を有する。
1.液体を充填済みの液体容器の口部を閉塞する蓋体であって、
該蓋体が、可撓性を有する合成樹脂製であり、前記口部の縁に止着される本体部と、該本体部に固着された状態で前記口部の開口を被覆する被覆膜部と、を有して成り、
該被覆膜部が、破断乃至は穿孔により開栓された状態となる薄膜構成であることを特徴とする液体容器用蓋体。
2.前記蓋体の本体部がポリエチレン製であることを特徴とする上記1に記載の液体容器用蓋体。
3.前記蓋体の被覆膜部が未延伸ナイロンフィルムとポリオレフィン系樹脂フィルムを含む積層フィルムで構成されていることを特徴とする上記1又は2に記載の液体容器用蓋体。
4.前記被覆膜部の厚みが0.1mm以下であることを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
5.前記蓋体の本体部が、前記口部の縁の外側に覆う状態で止着される構成であることを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
6.前記蓋体の本体部が、前記口部の縁の内側に入り込んだ状態で止着される構成であることを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
7.前記蓋体の本体部の液体容器の口部への止着構成が、嵌合された状態又は螺合された状態の構成であることを特徴とする上記5又は6に記載の液体容器用蓋体。
8.前記液体容器の口部に嵌合又は螺合された前記蓋体の本体部が、前記口部に溶着、融着又は接着された状態の構成であることを特徴とする上記7に記載の液体容器用蓋体。
9.前記蓋体が内蓋であり、該内蓋が前記口部に止着され被覆された状態とされる外蓋を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
10.前記液体容器が、ボトル状リフィル容器又は袋状リフィル容器であることを特徴とする上記1〜9のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
11.前記蓋体の本体部が前記液体容器の口部と略相似形の環状構成を有し、この環状構成の開口が前記被覆膜部によって閉塞された構成であることを特徴とする上記1〜10のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
12.前記蓋体の本体部が前記液体容器の口部の縁に止着されると共に該口部の開口を被覆する構成であり、この口部の開口を被覆する部分に前記被覆膜部が重層する構成であり、
この重層した部分が、破断乃至は穿孔により開栓された状態となる薄膜構成であることを特徴とする上記1〜12のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
13.上記1〜12のいずれかに記載の液体容器用蓋体が、
液体を充填した可撓性を有する液体容器と、該液体容器の液体の吸引・注出を行うポンプ体と、該ポンプ体の吸引部に連通状態で取り付けられると共に前記液体容器の内部に挿通配設される吸引管と、を有して成り、前記ポンプ体の動作によって前記液体容器内の液体を吸引・注出するに従って、前記液体容器内の負圧化に伴って収縮(縮小)していくエアレスタイプの液体取出装置に用いられる液体容器の蓋体であって、
該蓋体が、前記液体容器の口部に止着された状態のまま前記液体取出装置に用いられて前記吸引管が突き刺されて開栓された状態となる構成であることを特徴とする液体容器用蓋体。
14.前記蓋体の被覆膜部が、前記吸引管が突き刺される突き刺し箇所の液密性及び気密性を保持可能な膜で構成されていることを特徴とする上記13に記載の液体容器用蓋体。
請求項1に示す発明によれば、液体容器交換の際の開栓時のリフィル容器内の液体の空気接触による品質低下を低コストで防止することができる液体容器用蓋体を提供することができる。
特に、液体容器の口部に試着することにより該口部を閉塞する蓋体は、取り除くことなく被覆膜部を破断乃至は穿孔することで開栓することができるので、液体取出装置等に装着する際の充填液体への空気接触を避けることができる。
更に、製造に際しては、樹脂成形した本体部に被覆膜部を固着することにより極めて容易に作成でき、そして使用に際しては、液体容器の口部に蓋体の本体部を止着するだけで該口部を閉塞することができるので、口部をシールする構成に比して低コストである。
請求項2に示す発明によれば、低コストで製造可能であるだけでなく、液体取出装置のポンプ体に連通する吸引管を被覆膜部に突き刺した際、この吸引管の外周面に被覆膜部の穿孔の周囲部分が密着することになり、この穿孔部分からの液漏れや空気侵入がなく、安定した吸引吐出と品質保持が可能である。
請求項3に示す発明によれば、液密性及び気密性の保持が容易である。
請求項4に示す発明によれば、液体取出装置のポンプ体に連通する吸引管を被覆膜部に突き刺す際に、容易且つ確実に穿孔することができる。
請求項5に示す発明によれば、液体容器の口部の内径に影響することがない。従って、この部分の通液路の大きさを維持することができる。
請求項6に示す発明によれば、液体容器の口部の外径に影響することがない。従って、液体取出装置に装着する際等に口部に取り付けられるポンプ体を変更を加えることなく取付けることができる。
請求項7に示す発明によれば、液体容器の口部に対して蓋体を簡易な構成で確実に止着することができる。
請求項8に示す発明によれば、液体容器の口部に止着した蓋体を確実に固定することができる。
請求項9に示す発明によれば、出荷時、輸送時、保管時、販売時等は外蓋によって保護されるので、内蓋の構成、特に被覆膜部をより薄くすることができる。
請求項10に示す発明によれば、液体容器としてボトル状リフィル容器や袋状リフィル容器のように様々な態様のリフィル容器に対応することができる。
請求項11に示す発明によれば、簡易な構成により低コストで製造可能である
請求項12に示す発明によれば、液密性と気密性を二重に保持することが低コストで可能である。
請求項13に示す発明によれば、使い切って空になった液体容器を新規な液体容器(リフィル容器)に交換する際、新規な液体容器に充填されている液体が空気接触することなくヴァージン性を保ったまま交換が可能である。従って、充填されている液体の品質低下を防止することができる。
請求項14に示す発明によれば、エアレスタイプの液体取出容器に用いられる液体容器の蓋体として極めて好適である。
本発明に係る液体用器用蓋体の一実施例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、A−A線断面図) 本発明の液体容器用蓋体が好ましく適用される液体容器の一例を示す蓋構成の説明図 本発明に係る液体用器用蓋体の他の実施例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、B−B線断面図) 本発明に係る液体用器用蓋体の他の実施例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、C−C線断面図) 本発明に係る液体用器用蓋体の他の実施例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、D−D線断面図) 本発明に係る液体用器用蓋体の他の実施例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、E−E線断面図) 図2の液体容器を用いた液体取出装置の一例を示す説明図 本発明に係る液体用器用蓋体の他の実施例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、F−F線断面図) 本発明に係る液体用器用蓋体の他の実施例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、G−G線断面図) 本発明に係る液体用器用蓋体の他の実施例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、H−H線断面図) 本発明に係る液体用器用蓋体の他の実施例を示す4面図(正面図、平面図、底面図、I−I線断面図)
本発明に係る液体容器用蓋体(以下、単に蓋体と言うこともある。)について図1〜図7に基づき詳細に説明する。
本発明は、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、その他の頭髪用品をはじめ、液状石鹸、化粧液、歯磨き、食器用洗剤、ソース、マヨネーズ、食用油、機械油、その他の各種液体(ゲル状或いはゼリー状等の高粘度液体を含む)が充填済みの液体容器から前記液体をポンプ体によって吸引・注出するに従って、前記液体容器内の負圧化に伴って収縮(縮小)していく構成のエアレスタイプの液体取出装置に用いられる液体容器の蓋体である。液体容器内の液体の吸引・注出によって空になった後は、満充填された新規の詰替用の液体容器(リフィル容器)に交換して使い続けることができるものであり、この交換用のリフィル容器である新規の液体容器の口部を閉塞してヴァージン性を保持することによって品質低下を防止するために極めて好適な蓋体である。
図1及び図2に示すように本発明の蓋体1は、液体を充填済みの液体容器2の口部21を閉塞する蓋体であって、
該蓋体1が、可撓性を有する合成樹脂製であり、前記口部21の縁に止着される本体部11と、該本体部11に固着された状態で前記口部21の開口を被覆する被覆膜部12と、を有して成り、
該被覆膜部12が、破断乃至は穿孔により開栓された状態となる薄膜構成である。
以下、本発明の構成について更に詳説する。
蓋体1の本体部11を構成する素材としては上記したように、可撓性を有する合成樹脂製であり、好ましくはポリエチレン製、ポリプロピレン製、ナイロン製、エラストマー製であり、特に好ましくはポリエチレン製である。
図1及び図2に示す本実施例の蓋体1の本体部11は、液体容器2の口部21と略相似形の環状構成を有し、この環状構成の開口が前記被覆膜部12によって閉塞される構成である。即ち、本実施例では口部21は円形の開口を有する構成であるため、本体部11は円形の環状構成有する。
また、蓋体1の本体部11は、図2に示すように液体容器2の口部21の縁の外側に覆う状態で止着される構成である。また、止着構成としては、本実施例では密に嵌合することにより止着する構成としている。密に嵌合することにより止着される構成に加えて、蓋体1の本体部11の内面に凸条部又は凹条部を設け、この凸条又は凹条と係合する凹条又は凸条を液体容器2の口部21の縁部の外周面に設けた構成とすることも好ましい。尚、凸条は1つ乃至は複数の凸部であってもよく、この場合、凹状は該凸部に対応する形状及び数の凹部となる。
次に、蓋体1の被覆膜部12は、未延伸ナイロンフィルムとポリオレフィン系樹脂フィルムを含む積層フィルムで構成されていることが好ましい。
また、蓋体1の被覆膜部12の厚みとしては、破断乃至は穿孔される部分の厚みが0.1mm以下が好ましい。尚、厚みの下限については成膜可能な範囲である。
更に、蓋体1の被覆膜部12は本体11に固着される構成であるが、固着手段としては、熱溶着・熱融着又は接着を挙げることができる。
以上の構成を有する蓋体1を液体容器2の口部21に止着することにより該口部21を閉塞することができる。蓋体1によって口部21を閉塞した後、図2に示すように別に用意された外蓋3によって前記蓋体1の上から閉塞する構成、即ち、本発明の蓋体1を内蓋として機能させる構成も好ましい態様である。かかる態様によれば、蓋体1によって閉塞された口部21をこの外蓋3によって保護することができるので、液体充填済みの液体容器2の出荷時、輸送時、保管時、販売時等においての気密性・液密性をより強固に保持することができる。更には、この外蓋による保護によって、蓋体1の構成、特に被覆膜部12をより薄くする形成することも可能となる。
尚、本発明の蓋体1によって口部21が閉塞される液体容器2としては、ボトル状リフィル容器又は袋状リフィル容器であることが好ましく、本実施例では袋状リフィル容器を用いている。尚また、液体容器2としては、この種のエアレスタイプに用いられる袋体として公知公用のものを特別の制限無く用いることができ、例えば、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、ナイロンフィルム等のフィルム単層体、或いはこれら複数のフィルム積層体から成る酸素透過抑制積層フィルム等による袋体を挙げることができる。
以上の構成を有する蓋体1を、液体容器1の口部21に止着することにより、該口部21を閉塞することができ、この閉塞によって液体容器1に充填済みの液体の空気接触による酸化等を防ぎ品質低下を防止することができる。
以上、本発明に係る液体容器用蓋体について実施例に基づき説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の範囲内において他の態様を採ることもできる。
例えば、上記実施例では、液体容器2の口部21への蓋体1の止着構成として、該口部21の縁の外側に覆う状態で止着する構成としていたが、本発明はかかる構成に限定されず、例えば、図3に示す構成の蓋体1を用いることにより、前記口部21の縁の内側に入り込んだ状態で止着する構成とすることもできる。
また、蓋体1の止着構成が口部21の縁の内側に入り込んだ状態で止着する構成である場合、図4に示すように被覆膜部12は本体部11の上方ではなく下方に固着されていてもよい。
また、止着構成として、上記実施例では嵌合構成としていたが、螺合構成とすることもできる。図5に示す蓋体1は、本体部11の内周面にネジ構成11Aが形成されており、該ネジ構成11Aに対応する被ネジ構成(図示は省略)を液体容器2の口部21の縁の外側面に形成する構成である。図6に示す蓋体1は、本体部11の内周面にネジ構成11Bが形成されており、該ネジ構成11Bに対応する被ネジ構成(図示は省略)を液体容器2の口部21の縁の内側面に形成する構成である。
更に、液体容器2の口部21に嵌合又は螺合した蓋体1の本体部11を口部21に溶着、融着又は接着し、止着をより強固に且つ確実にする構成とすることもできる。
更にまた、本発明の蓋体1は可撓性を有するボトル状リフィル容器や袋状リフィル容器に限らず、その他の構成の公知公用のリフィル容器に適用することができ、可撓性を有していない陶磁器製、ガラス製、硬質合成樹脂製の液体容器の口部の閉塞に用いることもできる。
次に、本発明の蓋体を止着した液体容器に充填された液体の吸引・注出の際に用いて好適な液体取出装置について説明する。
液体取出装置の好ましい一例としては、図6に示す構成が挙げられる。
即ち、液体を充填した可撓性を有する液体容器2と、該液体容器2の液体の吸引・注出を行うポンプ体4と、該ポンプ体4の吸引部に連通状態で取り付けられると共に前記液体容器2の内部に挿通配設される吸引管5と、を有して成り、前記ポンプ体4の動作によって前記液体容器2内の液体を吸引・注出するに従って、前記液体容器2内の負圧化に伴って収縮(縮小)していくエアレスタイプの液体取出装置である。尚、図6においては、符号6は、蓋6Aと本体6Bとから成る外容器である。
この図6に示す液体取出装置用いられる液体容器2の口部21に本発明の蓋体1を止着する構成によれば、液体容器2の口部21を閉塞する蓋体1は取り除くことなく被覆膜部12を破断乃至は穿孔することで開栓することができるので、使い切って空になった液体容器2を新規な液体容器2(リフィル容器)に交換する際、新規な液体容器2に充填されている液体が空気接触することなくヴァージン性を保ったまま交換が可能である。従って、充填されている液体の品質低下を防止することができる。
また、液体取出装置のポンプ体4に連通する吸引管5を被覆膜部12に突き刺した際、この吸引管5の外周面に被覆膜部12の穿孔の周囲部分が密着することになり、この穿孔部分からの液漏れや空気侵入がなく、安定した吸引吐出と品質保持が可能である。特に、被覆膜部12として未延伸ナイロンフィルムとポリオレフィン系樹脂フィルムを含む積層フィルムを用いた場合、吸引・注出の開始から液体容器2内の液体の全量使い切りに至るまで吸引管5と突き刺し部分の液密性及び気密性を確実に保持することができる。
尚、上記した図1〜図7に示す実施例に示される本発明の液体容器用蓋体1は、本体部11が液体容器2の口部21と略相似形の環状構成を有し、この環状構成の開口が被覆膜部12によって閉塞された構成となっているが、本発明は図8に示す構成を排除するものではない。
即ち、図8に示す構成は、蓋体1の本体部11が液体容器2の口部21の縁に止着されると共に該口部21の開口を被覆する構成であり、この口部21の開口を被覆する部分11Cに被覆膜部12が重層する構成であり、この重層した部分が、破断乃至は穿孔により開栓された状態となる薄膜構成である。かかる図8に示す構成によれば、液密性と気密性を二重に保持することが低コストで可能である。
上記の口部21の開口を被覆する部分11Cの厚みとしては、破断乃至は穿孔される部分の厚みが0.6mm以下、好ましくは0.5mm以下、より好ましくは0.4mm以下である。尚、厚みの下限については成型上の問題があり、0.1mm以上であり、好ましくは0.2mm以上、より好ましくは0.3mm以上である。
また、図8に示す態様では、被覆膜部12が口部21の開口を被覆する部分11Cの上面側に重層する構成であるが、図9に示すように、被覆膜部12が口部21の開口を被覆する部分11Cの下面側に重層する構成であってもよい。
更に、図10に示すように、蓋体1の止着構成が口部21の縁の内側に入り込んだ状態で止着する構成であって、口部21の開口を被覆する部分11Cが本体部11の上方ではなく下方に設けられ、この口部21の開口を被覆する部分11Cに被覆膜部12Cが重層する構成も本発明に包含される。
更にまた、図10に示す態様では、被覆膜部12が口部21の開口を被覆する部分11Cの下面側に重層する構成であるが、図11に示すように、被覆膜部12が口部21の開口を被覆する部分11Cの上面側に重層する構成であってもよい。
1 液体容器用蓋体
11 本体部
11A ネジ構成
11B ネジ構成
11C 液体容器の口部の開口を被覆する部分
12 被覆膜部
2 液体容器
21 口部
3 外蓋
4 ポンプ体
5 吸引管
6 外容器
6A 蓋
6B 本体

Claims (14)

  1. 液体を充填済みの液体容器の口部を閉塞する蓋体であって、
    該蓋体が、可撓性を有する合成樹脂製であり、前記口部の縁に止着される本体部と、該本体部に固着された状態で前記口部の開口を被覆する被覆膜部と、を有して成り、
    該被覆膜部が、破断乃至は穿孔により開栓された状態となる薄膜構成であることを特徴とする液体容器用蓋体。
  2. 前記蓋体の本体部がポリエチレン製であることを特徴とする請求項1に記載の液体容器用蓋体。
  3. 前記蓋体の被覆膜部が未延伸ナイロンフィルムとポリオレフィン系樹脂フィルムを含む積層フィルムで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体容器用蓋体。
  4. 前記被覆膜部の厚みが0.1mm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
  5. 前記蓋体の本体部が、前記口部の縁の外側に覆う状態で止着される構成であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
  6. 前記蓋体の本体部が、前記口部の縁の内側に入り込んだ状態で止着される構成であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
  7. 前記蓋体の本体部の液体容器の口部への止着構成が、嵌合された状態又は螺合された状態の構成であることを特徴とする請求項5又は6に記載の液体容器用蓋体。
  8. 前記液体容器の口部に嵌合又は螺合された前記蓋体の本体部が、前記口部に溶着、融着又は接着された状態の構成であることを特徴とする請求項7に記載の液体容器用蓋体。
  9. 前記蓋体が内蓋であり、該内蓋が前記口部に止着され被覆された状態とされる外蓋を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
  10. 前記液体容器が、ボトル状リフィル容器又は袋状リフィル容器であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
  11. 前記蓋体の本体部が前記液体容器の口部と略相似形の環状構成を有し、この環状構成の開口が前記被覆膜部によって閉塞された構成であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
  12. 前記蓋体の本体部が前記液体容器の口部の縁に止着されると共に該口部の開口を被覆する構成であり、この口部の開口を被覆する部分に前記被覆膜部が重層する構成であり、
    この重層した部分が、破断乃至は穿孔により開栓された状態となる薄膜構成であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の液体容器用蓋体。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の液体容器用蓋体が、
    液体を充填した可撓性を有する液体容器と、該液体容器の液体の吸引・注出を行うポンプ体と、該ポンプ体の吸引部に連通状態で取り付けられると共に前記液体容器の内部に挿通配設される吸引管と、を有して成り、前記ポンプ体の動作によって前記液体容器内の液体を吸引・注出するに従って、前記液体容器内の負圧化に伴って収縮(縮小)していくエアレスタイプの液体取出装置に用いられる液体容器の蓋体であって、
    該蓋体が、前記液体容器の口部に止着された状態のまま前記液体取出装置に用いられて前記吸引管が突き刺されて開栓された状態となる構成であることを特徴とする液体容器用蓋体。
  14. 前記蓋体の被覆膜部が、前記吸引管が突き刺される突き刺し箇所の液密性及び気密性を保持可能な膜で構成されていることを特徴とする請求項13に記載の液体容器用蓋体。
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