JP2019055785A - 袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物の取り出し易さが改善された袋を提供する。【解決手段】蒸気抜き機構20を有し、内容物を収容する袋10は、表面フィルム15および裏面フィルム16と、表面フィルムと裏面フィルムとの間に位置し、袋の下部を構成する下部フィルム17と、蒸気抜き機構よりも少なくとも部分的に下方に位置するよう表面フィルムに形成された第1ハーフカット線25であって、下方に向かって凸となる形状を少なくとも部分的に有する第1ハーフカット線と、第1ハーフカット線と少なくとも部分的に重なるよう裏面フィルムに形成された第2ハーフカット線26と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気抜き機構を備える袋に関する。
従来、調理済あるいは半調理済の液体、粘体あるいは液体と固体とが混在する内容物を、プラスチック製の積層体から構成された袋に充填密封したものが多く市場に出回っている。袋においては、積層体同士が接合されていない非シール部が、内容物が収容される収容部を構成している。また、積層体同士が接合されているシール部が、収容部を密封している。内容物は、例えば、カレー、シチュー、スープ等の調理済食品である。内容物は、袋に収容された状態で、電子レンジなどによって加熱される。
ところで、密封された状態の袋に収容された内容物を、電子レンジを利用して加熱すると、加熱に伴って内容物に含まれる水分が蒸発して収容部の圧力が高まっていく。袋の収容部の圧力が高まると、袋が破裂して内容物が飛散し電子レンジ内を汚してしまうおそれがある。このような課題を考慮し、例えば特許文献1は、収容部の圧力が高まると収容部と外部とを自動的に連通させて収容部内の蒸気を外部に逃がす蒸気抜き機構を、底ガセットタイプの袋に設けることを提案している。
特開2015−120550号公報
消費者は、袋に収容された内容物を電子レンジで加熱した後、袋の上部を開封して開口部から内容物を取り出す。ところで、底ガセットタイプの袋を電子レンジで加熱すると、袋の収容部の圧力が高まるにつれて袋の下部のガセット部の幅が広がることがある。袋の下部の幅が広がると、袋の下部に連なる表面フィルム及び裏面フィルムがそれに伴って鉛直方向に対して傾斜し、袋の上部における表面フィルムと裏面フィルムとの間の間隔が狭くなり、開口部から内容物を取り出し難くなってしまう。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る袋を提供することを目的とする。
本発明は、蒸気抜き機構を有し、内容物を収容する袋であって、表面フィルムおよび裏面フィルムと、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置し、前記袋の下部を構成する下部フィルムと、前記蒸気抜き機構よりも少なくとも部分的に下方に位置するよう前記表面フィルムに形成された第1ハーフカット線であって、下方に向かって凸となる形状を少なくとも部分的に有する第1ハーフカット線と、前記第1ハーフカット線と少なくとも部分的に重なるよう前記裏面フィルムに形成された第2ハーフカット線と、を備える、袋である。
本発明による袋において、前記第1ハーフカット線の一端又は他端の少なくともいずれか一方と、前記第2ハーフカット線の一端又は他端の少なくともいずれか一方とが重なっていてもよい。
本発明による袋において、前記第1ハーフカット線は、前記第2ハーフカット線よりも少なくとも部分的に下方に位置していてもよい。
本発明による袋において、前記第1ハーフカット線と前記第2ハーフカット線とが、全域にわたって重なっていなくてもよい。
本発明による袋において、前記第1ハーフカット線の一端及び前記第2ハーフカット線の一端は、前記蒸気抜き機構よりも下方において前記袋の第1側部に位置し、前記第1ハーフカット線の他端及び前記第2ハーフカット線の他端は、前記蒸気抜き機構よりも下方において前記袋の前記第1側部に対向する第2側部に位置していてもよい。
本発明による袋において、前記第1ハーフカット線の一端及び前記第2ハーフカット線の一端は、前記蒸気抜き機構よりも上方において前記袋の第1側部に位置し、前記第1ハーフカット線の他端及び前記第2ハーフカット線の他端は、前記蒸気抜き機構よりも上方において前記袋の前記第1側部に対向する第2側部に位置していてもよい。
本発明による袋において、前記蒸気抜き機構は、前記袋の第1側部に位置し、前記第1ハーフカット線の一端及び前記第2ハーフカット線の一端は、前記蒸気抜き機構よりも下方において前記袋の第1側部に位置し、前記第1ハーフカット線の他端及び前記第2ハーフカット線の他端は、前記蒸気抜き機構よりも上方において前記袋の前記第1側部に対向する第2側部に位置していてもよい。
本発明による袋において、前記蒸気抜き機構は、前記袋の第1側部に位置し、前記第1ハーフカット線の一端及び前記第2ハーフカット線の一端は、前記蒸気抜き機構よりも下方において前記袋の第1側部に位置し、前記第1ハーフカット線の他端及び前記第2ハーフカット線の他端は、前記袋の上部に位置していてもよい。
本発明による袋は、前記袋は、前記蒸気抜き機構よりも上方において前記袋の第1側部から前記第1側部に対向する第2側部へ至るよう前記表面フィルムの内面及び前記裏面フィルムの内面に設けられたチャックテープを更に備えていてもよい。
本発明によれば、内容物の取り出し易さを向上させることができる。
本発明の実施の形態における袋を示す正面図である。 図1に示す袋を構成するフィルムを示す分解図である。 図1に示す袋をIII−III線に沿って見た場合を示す断面図である。 袋を構成する積層体の層構成の一例を示す断面図である。 上部が封止された状態の袋を示す正面図である。 開封された状態の袋を示す斜視図である。 袋の一変形例を示す正面図である。 袋の一変形例を示す正面図である。 袋の一変形例を示す正面図である。 袋の一変形例を示す正面図である。 袋の一変形例を示す正面図である。 袋の一変形例を示す正面図である。 袋の一変形例を示す正面図である。 袋の一変形例を示す正面図である。
図1乃至図6を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1は、本実施の形態による袋10を表面側から見た場合を示す正面図である。また、図2は、図1に示す袋を構成するフィルムを示す分解図である。袋10は、内容物を収容する収容部18を備える。なお、図1においては、内容物が充填される前の状態の袋10が示されている。本実施の形態による袋10は、電子レンジによって内容物が加熱される電子レンジ用パウチとして好適に使用することができるよう構成されている。
電子レンジによって加熱され得る限りにおいて、袋10に収容される内容物は特には限られない。例えば、袋10に充填される内容物として、カレー、シチュー、スープ、煮物、ハンバーグ等の調理済食品を挙げることができる。
図1に示すように、本実施の形態による袋10は、蒸気抜き機構20、第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26を備える。
蒸気抜き機構20は、袋10に収容された内容物を加熱する際に発生する蒸気を外部に逃がすための機構である。蒸気抜き機構20は、蒸気の圧力が所定値以上になったときに袋10の内部と外部とを連通させて蒸気を逃がすとともに、蒸気抜き機構20以外の箇所から蒸気抜きが生じることを抑制するよう、構成されている。
第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26は、袋10を構成するフィルムが第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26に沿って破断し易くなるよう構成されている。第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26は、電子レンジを用いて袋10の内容物を加熱した後、消費者が袋10を開封する際に利用される。
以下、袋10の構成について説明する。

本実施の形態において、袋10は、自立可能に構成された底ガセット式の袋である。袋10は、上部11、下部12、第1側部13及び第2側部14を含み、正面図において略矩形状の輪郭を有する。なお、「上部」、「下部」及び「側部」などの名称、並びに、「上方」、「下方」などの用語は、ガセット部を下にして袋10が自立している状態を基準として袋10やその構成要素の位置や方向を相対的に表したものに過ぎない。袋10の輸送時や使用時の姿勢などは、本明細書における名称や用語によっては限定されない。
図1に示すように、袋10は、表面を構成する表面フィルム15、裏面を構成する裏面フィルム16、及び、下部12を構成する下部フィルム17を備える。下部フィルム17は、折り返し部17fで折り返された状態で、表面フィルム15と裏面フィルム16との間に配置されている。なお、図1においては、裏面フィルム16などの、袋10を表面側から見た場合には視認されない構成要素が点線で表されている。
なお、上述の「表面フィルム」、「裏面フィルム」及び「下部フィルム」という用語は、位置関係に応じて各フィルムを区画したものに過ぎず、袋10を製造する際のフィルムの提供方法が、上述の用語によって限定されることはない。例えば、袋10は、表面フィルム15と裏面フィルム16と下部フィルム17が連設された1枚のフィルムを用いて製造されてもよく、表面フィルム15と下部フィルム17が連設された1枚のフィルムと1枚の裏面フィルム16の計2枚のフィルムを用いて製造されてもよく、1枚の表面フィルム15と1枚の裏面フィルム16と1枚の下部フィルム17の計3枚のフィルムを用いて製造されてもよい。
表面フィルム15、裏面フィルム16及び下部フィルム17は、内面同士がシール部によって接合されている。図1などの袋10の平面図においは、シール部にハッチングが施されている。
図1に示すように、シール部は、袋10の外縁に沿って延びる外縁シール部と、蒸気抜き機構20を構成する蒸気抜きシール部20aと、を有する。外縁シール部は、下部12に広がる下部シール部12a、第1側部13に沿って延びる第1側部シール部13a、及び、第1側部13に対向する第2側部14に沿って延びる第2側部シール部14aを含む。蒸気抜きシール部20aは、第1側部シール部13aに接続されている。なお、内容物が充填される前の状態の袋10においては、図1に示すように、袋10の上部11は開口部11bになっている。袋10に内容物を収容した後、表面フィルム15の内面と裏面フィルム16の内面とを上部11において接合することにより、上部シール部が形成されて袋10が封止される。
第1側部シール部13a、第2側部シール部14a、蒸気抜きシール部20a及び上部シール部は、表面フィルム15の内面と裏面フィルム16の内面とを接合することによって構成されるシール部である。一方、下部シール部12aは、表面フィルム15の内面と下部フィルム17の内面とを接合することによって構成されるシール部、及び、裏面フィルム16の内面と下部フィルム17の内面とを接合することによって構成されるシール部を含む。
対向するフィルム同士を接合して袋10を封止することができる限りにおいて、シール部を形成するための方法が特に限られることはない。例えば、加熱などによってフィルムの内面を溶融させ、内面同士を溶着させることによって、すなわちヒートシールによって、シール部を形成してもよい。若しくは、接着剤などを用いて対向するフィルムの内面同士を接着することによって、シール部を形成してもよい。
蒸気抜き機構
次に、蒸気抜き機構20の構成について説明する。図3は、図1に示す袋10の蒸気抜き機構20をIII−III線に沿って見た場合を示す断面図である。
蒸気抜き機構20の蒸気抜きシール部20aは、収容部18の圧力の増加に伴って剥離され易い形状を有している。例えば、蒸気抜きシール部20aは、第1側部シール部13aから袋10の内側に向かって突出した形状を有している。これにより、収容部18の圧力が増加した際に蒸気抜きシール部20aに加わる力を、第1側部シール部13aに加わる力よりも大きくすることができる。また、蒸気抜きシール部20aの幅は、第1側部シール部13aの幅よりも小さくなっている。また、図1及び図3に示すように、蒸気抜きシール部20aと第1側部13の外縁との間には非シール部20bが形成されている。これにより、第1側部シール部13aに比べて蒸気抜きシール部20aにおいて、シール部の剥離に起因する収容部18と外部との連通を生じ易くすることができる。
第1ハーフカット線及び第2ハーフカット線
次に、第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26について説明する。第1ハーフカット線25は表面フィルム15に形成されており、第2ハーフカット線26は裏面フィルム16に形成されている。
図1に示すように、第1ハーフカット線25は、蒸気抜き機構20よりも下方において第1側部13に位置する一端25aと、蒸気抜き機構20よりも下方において第2側部14に位置する他端25bとを有し、第1側部13から第2側部14まで延びている。また、第1ハーフカット線25は、下方に向かって凸となるよう湾曲した形状を、その全域にわたって有している。
図1において、符号H1は、第1ハーフカット線25の一端25a又は他端25bと、第1ハーフカット線25のうち最も下方に位置する部分との間の、上下方向における距離を表す。距離H1は、例えば3mm以上であり、好ましくは10mm以上である。また、距離H1は、例えば50mm以下であり、好ましくは20mm以下である。
第2ハーフカット線26は、第1ハーフカット線25と少なくとも部分的に重なるように裏面フィルム16に形成されたハーフカット線である。図1に示す例において、第2ハーフカット線26は、第1ハーフカット線25の一端25aに重なる一端26aと、第1ハーフカット線25の他端25bに重なる他端26bと、を有する。また、第2ハーフカット線26は、第1側部13から第2側部14まで直線的に延びている。図1に示す例において、第2ハーフカット線26が延びる方向は、水平方向に平行である。このため、第2ハーフカット線26は、一端26a及び他端26b以外の部分において、第1ハーフカット線25よりも上方に位置している。言い換えると、第1ハーフカット線25は、一端25a及び他端25b以外の部分において、第2ハーフカット線26よりも下方に位置している。また、第1ハーフカット線25と第2ハーフカット線26とが上下方向において少なくとも部分的に離間している、と表現することもできる。図示はしないが、第2ハーフカット線26は、水平方向に対して傾斜した方向に延びていてもよい。
図1において、符号H2は、上下方向における第1ハーフカット線25と第2ハーフカット線26との間の最大距離を表す。最大距離H2は、例えば3mm以上であり、より好ましくは10mm以上である。また、最大距離H2は、例えば50mm以下であり、より好ましくは20mm以下である。第2ハーフカット線26が水平方向に直線的に延びる場合、最大距離H2は、上述の距離H1に等しい。
次に、表面フィルム15及び裏面フィルム16に形成される第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26の構造について、表面フィルム15及び裏面フィルム16を構成する積層体30の層構成とともに、図4を参照して説明する。
まず、積層体30の層構成について説明する。積層体30は、基材層31及びシーラント層32を少なくとも含む。図4に示す例においては、基材層31が積層体30の外面30yを構成し、シーラント層32が積層体30の内面30xを構成している。また、積層体30は、基材層31とシーラント層32とを接着する接着層33を更に含んでいてもよい。積層体30の厚みは、例えば60μm以上であり、より好ましくは70μm以上である。また、積層体30の厚みは、例えば110μm以下であり、より好ましくは100μm以下である。
基材層31を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルやナイロンなどのポリアミドや高密度ポリエチレンやポリプロピレンといったポリオレフィンなどのプラスチックを用いることができる。基材層31の厚みは、例えば10μm以上かつ30μm以下である。
シーラント層32を構成する材料としては、例えば、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMMA)や低密度ポリエチレン(LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などのポリエチレンやポリプロピレンを用いることができる。
シーラント層32の耐熱性を高める上では、シーラント層32を構成する材料として、プロピレンを主成分とする材料を用いることが好ましい。ここで、プロピレンを「主成分とする」材料とは、プロピレンの含有率が90質量%以上である材料を意味する。プロピレンを主成分とする材料としては、具体的には、プロピレン・エチレンブロック共重合体、プロピレン・エチレンランダム共重合体、ホモポリプロピレンなどのポリプロピレン、又はポリプロピレンとポリエチレンとを混合したものなどを挙げることができる。ここで、「プロピレン・エチレンブロック共重合体」とは、下記の式(I)に示される構造式を有する材料を意味する。また、「プロピレン・エチレンランダム共重合体」とは、下記の式(II)に示される構造式を有する材料を意味する。また、「ホモポリプロピレン」とは、下記の式(III)に示される構造式を有する材料を意味する。
プロピレンを主成分とする材料として、ポリプロピレンとポリエチレンとを混合したものを用いる場合には、材料は、海島構造を有していてもよい。ここで、「海島構造」とは、ポリプロピレンが連続する領域の内に、ポリエチレンが不連続に分散している構造をいう。
シーラント層32を構成する材料の例として、ポリエチレン、ポリプロピレン又はこれらの組み合わせなどを用いてもよい。ポリエチレンとしては、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン又はこれらの組み合わせなどを挙げることができる。
好ましくは、シーラント層32は、プロピレン・エチレンブロック共重合体を含む。例えば、シーラント層32は、プロピレン・エチレンブロック共重合体を主成分とする未延伸フィルムから構成される。シーラント層32におけるプロピレン・エチレンブロック共重合体の含有率は、例えば80質量%以上であり、好ましくは90質量%以上である。プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造方法としては、触媒を用いて原料であるプロピレンやエチレンなどを重合させる方法が挙げられる。触媒としては、チーグラー・ナッタ型やメタロセン触媒などを用いることができる。
また、シーラント層32は、熱可塑性エラストマーを更に含んでいてもよい。熱可塑性エラストマーは、例えば水添スチレン系熱可塑性エラストマーである。水添スチレン系熱可塑性エラストマーは、少なくとも1個のビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAと少なくとも1個の水素添加された共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBからなる構造を有する。また、熱可塑性エラストマーは、エチレン・α−オレフィンエラストマーであってもよい。エチレン・α−オレフィンエラストマーは、低結晶性もしくは非晶性の共重合体エラストマーであり、主成分としての50〜90質量%のエチレンと共重合モノマーとしてのα−オレフィンとのランダム共重合体である。
シーラント層32の厚みは、例えば40μm以上であり、より好ましくは50μm以上である。また、シーラント層32の厚みは、例えば100μm以下であり、より好ましくは70μm以下である。
次に、第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26の構造について説明する。図4に示すように、第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26は、積層体30の外面30yに形成された非貫通孔27を含む。図4に示す例において、非貫通孔27は、基材層31を貫通して接着層33に達するように構成されている。なお、図示はしないが、非貫通孔27は、基材層31を貫通しないように構成されていてもよい。
第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26の非貫通孔27の幅S2や深さS3は、使用者が袋10に適切な力を加えたときに第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26が破断するよう、設定される。例えば、非貫通孔27の幅S2は、10μm以上1mm以下である。また、非貫通孔27の深さS3は、例えば5μm以上10μm以下である。このような非貫通孔27は、例えば、積層体30に外面30y側からレーザー光を照射して積層体30を加工することによって形成され得る。また、切刃などを用いて積層体30を外面30y側から加工することによって、非貫通孔27を形成してもよい。
下部フィルムの層構成
次に、下部フィルム17の層構成について説明する。
表面フィルム15の内面及び裏面フィルム16の内面と接合可能な内面を有する限りにおいて、下部フィルム17の層構成は任意である。例えば、表面フィルム15及び裏面フィルム16と同様に、下部フィルム17として上述の積層体30を用いてもよい。若しくは、内面がシーラント層によって構成され、且つ積層体30とは異なる構成のフィルムを、下部フィルム17として用いてもよい。
袋の製造方法
次に、上述の袋10の製造方法について説明する。まず、積層体30からなる表面フィルム15及び裏面フィルム16を準備する。また、表面フィルム15と裏面フィルム16との間に、折り返した状態の下部フィルム17を挿入する。続いて、各フィルムの内面同士をヒートシールして、下部シール部12a、第1側部シール部13a、第2側部シール部14aなどのシール部を形成する。また、ヒートシールによって互いに接合されたフィルムを適切な形状に切断して、図1に示す袋10を得る。続いて、上部11の開口部11bを介して内容物19を袋10に充填する。その後、上部11をヒートシールして上部シール部11aを形成する。このようにして、図5に示すように、内容物19が収容され封止された袋10を得ることができる。
袋の開封方法
次に、上述の袋10を開封する方法について説明する。まず、下部12を下にして袋10を自立させた状態で、袋10を電子レンジの内部に載置する。次に、電子レンジを利用して内容物を加熱する。これによって、内容物19の温度が高くなり、これに伴って、内容物19に含まれる水分が蒸発して収容部18の圧力が高まる。収容部18の圧力が高くなると、表面フィルム15及び裏面フィルム16が外側に膨らみ、蒸気抜き機構20の蒸気抜きシール部20aに力が加わり、蒸気抜きシール部20aが剥離する。これにより、蒸気抜き機構20の非シール部20bを介して収容部18の蒸気を外部に逃がすことができる。
続いて、第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26に沿って袋10を第1側部13又は第2側部14の一方から他方へ引き裂く。これにより、図6に示すように、袋10を開封して上部に開口部を形成することができる。図6に示すように、表面フィルム15のうち第1ハーフカット線25に沿って引き裂かれた部分が、開口部の第1開口縁25eとなり、裏面フィルム16のうち第2ハーフカット線26に沿って引き裂かれた部分が、開口部の第2開口縁26eとなる。
ところで、底ガセットタイプの袋10を電子レンジで加熱すると、図6に示すように、袋10の収容部18の圧力が高まるにつれて袋10の下部12のガセット部の幅W1が広がることがある。袋10の下部12の幅W1が広がると、袋10の下部に連なる表面フィルム15及び裏面フィルム16がそれに伴って鉛直方向に対して傾斜し、開封された袋10の上部において表面フィルム15と裏面フィルム16との間の間隔が狭くなってしまう。図6において、符号W2は、表面フィルム15に形成されたハーフカット線が、第2ハーフカット線26と同様に水平方向に直線的に延びる水平ハーフカット線25fであると仮定した場合の、開口部の幅を表している。この場合の開口部の幅W2は、袋10の下部12の幅W1よりも狭く、このため、開口部から内容物を取り出し難くなっている。
ここで本実施の形態においては、表面フィルム15に形成された第1ハーフカット線25が、下方に向かって凸となる形状を有している。このため、水平方向に直線的に延びる水平ハーフカット線25fが表面フィルム15に形成される場合に比べて、袋10の開口部の幅を拡大することができる。これにより、内容物の取り出し易さを向上させることができる。このことにより、例えば、袋10に収容された状態の内容物を、皿などの別の容器に移すことなく、スプーンなどを用いてそのまま喫食することが可能になる。もちろん、袋10に収容された内容物を、皿などの別の容器に取り出してもよい。この場合にも、袋10の開口部の幅が拡大されていることにより、内容物の取り出し易さが高められている。
また、本実施の形態においては、第1ハーフカット線25が、一端25a及び他端25b以外の部分において、第2ハーフカット線26よりも下方に位置している。表面フィルム15と裏面フィルム16との間の間隔は、下部12に向かうほど拡大する。このため、開口部の第1開口縁25eをより下方に位置付けることにより、開口部の幅を拡大することができ、内容物の取り出し易さを向上させることができる。また、裏面フィルム16の第2開口縁26eが表面フィルム15の第1開口縁25eよりも上方に位置するので、裏面フィルム16の内面に内容物を押し付けながら開口部から内容物を取り出す、という方法が可能になる。この点でも、内容物の取り出し易さを向上させることができる。
また、本実施の形態においては、第1側部13に位置する第1ハーフカット線25の一端25a及び第2ハーフカット線26の一端26aが、蒸気抜き機構20よりも下方に位置する。このため、第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26に沿って袋10を引き裂くことにより、図6に示すように、開封された状態の袋10に蒸気抜き機構20が残らないようにすることができる。
蒸気抜き機構20の蒸気抜きシール部20aは内側に突出しているので、袋10に蒸気抜き機構20が残っている場合、内容物の取出しを阻害する可能性がある。従って、袋10を引き裂く際に蒸気抜き機構20を取り除くことにより、内容物の取り出し易さを向上させることができる。
また、袋10に蒸気抜き機構20が残っていると、内容物を取り出す際に内容物が非シール部20bを通って外部に漏れ出す可能性がある。従って、袋10を引き裂く際に蒸気抜き機構20を取り除くことにより、そのような漏れ出しが生じてしまうことを抑制することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(第1ハーフカット線及び第2ハーフカット線の第1の変形例)
上述の実施の形態においては、第1ハーフカット線25が第2ハーフカット線26よりも部分的に下方に位置する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図7に示すように、第1ハーフカット線25と第2ハーフカット線26とが全域にわたって重なっていてもよい。
(第1ハーフカット線及び第2ハーフカット線の第2の変形例)
また、上述の実施の形態においては、第1ハーフカット線25の一端25a及び第2ハーフカット線26の一端26aが、蒸気抜き機構20よりも下方において第1側部13に位置し、第1ハーフカット線25の他端25b及び第2ハーフカット線26の他端26bが、蒸気抜き機構20よりも下方において第2側部14に位置する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図8に示すように、第1ハーフカット線25の一端25a及び第2ハーフカット線26の一端26aが、蒸気抜き機構20よりも下方において第1側部13に位置し、第1ハーフカット線25の他端25b及び第2ハーフカット線26の他端26bが、袋10の上部11に位置していてもよい。この場合、開封された袋10において、第2側部14側の部分が多く残っているので、消費者は、第2側部14側の部分を手などで保持することができる。これにより、袋10の姿勢を制御し易くなるので、内容物の取り出し易さを向上させることができる。
図8に示す例においても、図示はしないが、第1ハーフカット線25と第2ハーフカット線26とが上下方向において少なくとも部分的に離間していてもよい。
(第1ハーフカット線及び第2ハーフカット線の第3の変形例)
図9に示すように、第1ハーフカット線25の一端25a及び第2ハーフカット線26の一端26aが、蒸気抜き機構20よりも下方において第1側部13に位置し、第1ハーフカット線25の他端25b及び第2ハーフカット線26の他端26bが、蒸気抜き機構20よりも上方において第2側部14に位置していてもよい。図9に示す例においても、図8に示す例の場合と同様に、開封された袋10において第2側部14側の部分が多く残っているので、消費者は、第2側部14側の部分を手などで保持することができる。これにより、袋10の姿勢を制御し易くなるので、内容物の取り出し易さを向上させることができる。
図9に示す例においても、図示はしないが、第1ハーフカット線25と第2ハーフカット線26とが上下方向において少なくとも部分的に離間していてもよい。
(第1ハーフカット線及び第2ハーフカット線の第4の変形例)
また、上述の実施の形態及び各変形例においては、第1ハーフカット線25の一端25a及び第2ハーフカット線26の一端26aが、蒸気抜き機構20よりも下方において第1側部13に位置する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図10に示すように、第1ハーフカット線25の一端25a及び第2ハーフカット線26の一端26aが、蒸気抜き機構20よりも上方において第1側部13に位置し、第1ハーフカット線25の他端25b及び第2ハーフカット線26の他端26bが、蒸気抜き機構20よりも上方において第2側部14に位置していてもよい。この場合、図10に示すように、第1ハーフカット線25は、蒸気抜き機構20よりも部分的に下方に位置するよう下方に向かって凸となる湾曲形状を有している。
図10に示す例において、第1ハーフカット線25の一端25a又は他端25bと、第1ハーフカット線25のうち最も下方に位置する部分との間の、上下方向における距離H1は、例えば20mm以上であり、好ましくは30mm以上である。また、距離H1は、例えば70mm以下であり、好ましくは50mm以下である。
図10に示すように、第2ハーフカット線26は、第1側部13から第2側部14まで水平方向に直線的に延びていてもよい。この場合、上下方向における第1ハーフカット線25と第2ハーフカット線26との間の最大距離H2は、例えば20mm以上であり、より好ましくは30mm以上である。また、最大距離H2は、例えば70mm以下であり、より好ましくは50mm以下である。
図示はしないが、第2ハーフカット線26も、第1ハーフカット線25と同様に、蒸気抜き機構20よりも部分的に下方に位置するよう下方に向かって凸となる湾曲形状を有していてもよい。また、第2ハーフカット線26は、全域にわたって第1ハーフカット線25と重なっていてもよい。
(第1ハーフカット線及び第2ハーフカット線のその他の変形例)
上述の実施の形態及び各変形例においては、第1ハーフカット線25の一端25aと第2ハーフカット線26の一端26aとが重なり、且つ、第1ハーフカット線25の他端25bと第2ハーフカット線26の他端26bとが重なっている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、第1ハーフカット線25の一端25a又は他端25bの少なくともいずれか一方と、第2ハーフカット線26の一端26a又は他端26bの少なくともいずれか一方とが重なっていればよい。
(チャックテープを設ける例)
図11に示すように、袋10は、第1側部13から第2側部14まで延びるチャックテープ28を更に備えていてもよい。チャックテープ28は、図示はしないが、表面フィルム15の内面に設けられた第1部材と、裏面フィルム16の内面に設けられ、第1部材と嵌合可能な第2部材と、を有する。袋10にチャックテープ28を設けることにより、加熱される前の袋10を自在に開封又は封止することができる。
図11に示すように、蒸気抜き機構20よりも上方において第1側部シール部13a又は第2側部シール部14aには、袋10を切り裂く際のきっかけとなる開封開始部29が形成されていてもよい。開封開始部29は、例えば切り欠きや切り込みである。
図11に示す袋10の使用方法の一例について説明する。まず、開封開始部29を起点として袋10を切り裂いて袋10を開封する。続いて、チャックテープ28の第1部材又は第2部材の一方を他方から外し、チャックテープ28の開口部を介して調味料などを収容部18に投入する。その後、チャックテープ28の第1部材又は第2部材の一方を他方に嵌合させて、袋10を封止し、この状態で電子レンジを利用して内容物を加熱する。収容部18の圧力が高くなると、蒸気抜き機構20の蒸気抜きシール部20aに力が加わり、蒸気抜きシール部20aが剥離する。続いて、上述の実施の形態の場合と同様にして、第1ハーフカット線25及び第2ハーフカット線26に沿って袋10を第1側部13又は第2側部14の一方から他方へ引き裂く。
本変形例によれば、袋10にチャックテープ28を設けることにより、電子レンジを利用して内容物を加熱する前に袋10を開封して調味料などの所定の材料を収容部18に投入することができる。このため、袋10の用途の自由度を高めることができる。
(蒸気抜き機構の第1の変形例)
上述の実施の形態においては、蒸気抜き機構20の非シール部20bが袋10の外部に連通している例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図12に示すように、非シール部20bが、第1側部シール部13aと、第1側部シール部13aに接続された蒸気抜きシール部20aとによって囲まれていてもよい。すなわち、非シール部20bが袋10の外部に連通していなくてもよい。この場合、蒸気抜き機構20は、非シール部20bにおいて表面フィルム15又は裏面フィルム16の少なくともいずれか一方に形成された貫通孔20cを更に有する。
図12に示す袋10においては、収容部18の圧力が高くなると、蒸気抜き機構20の蒸気抜きシール部20aに力が加わり、蒸気抜きシール部20aが剥離する。蒸気抜きシール部20aの剥離部分を介して非シール部20bに流入した蒸気は、貫通孔20cを介して外部に排出される。これにより、収容部18の圧力が過剰に高くなることを抑制することができる。
(蒸気抜き機構の第2の変形例)
上述の実施の形態及び各変形例においては、蒸気抜き機構20の蒸気抜きシール部20aが第1側部シール部13aに接続されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図13に示すように、蒸気抜きシール部20aが第1側部シール部13aや第2側部シール部14aなどの袋10の外縁のシール部に接続されていなくてもよい。この場合、蒸気抜き機構20は、蒸気抜きシール部20aによって囲われた領域に位置する貫通孔20cを更に有する。
図13に示す袋10においても、収容部18の圧力が高くなると、蒸気抜き機構20の蒸気抜きシール部20aに力が加わり、蒸気抜きシール部20aが剥離するので、蒸気抜きシール部20aの内側の貫通孔20cを介して蒸気を外部に逃がすことができる。
(蒸気抜き機構の第3の変形例)
上述の実施の形態及び各変形例においては、蒸気抜き機構20の蒸気抜きシール部20aが、表面フィルム15の内面と裏面フィルム16の内面とを接合することによって形成されるシール部である例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、蒸気抜きシール部20aは、表面側に位置する表面フィルム15の内面同士を接合することによって形成されるシール部であってもよい。例えば図14に示すように、蒸気抜きシール部20aは、上部11側の表面フィルム15の一部と下部12側の表面フィルム15の一部とを重ね合わせた合掌部において表面フィルム15の内面同士を接合することによって形成されている。この場合、図14に示すように、蒸気抜きシール部20aは、第1側部13と第2側部14の中間に形成されていてもよい。
図14に示すように、蒸気抜き機構20は、蒸気抜きシール部20aによって囲われた非シール部20bと、非シール部20bにおいて表面フィルム15又は裏面フィルム16の少なくともいずれか一方に形成された貫通孔20cを更に有する。図14に示す袋10においても、収容部18の圧力が高くなると、蒸気抜き機構20の蒸気抜きシール部20aに力が加わり、蒸気抜きシール部20aが剥離するので、蒸気抜きシール部20aの内側の貫通孔20cを介して蒸気を外部に逃がすことができる。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 袋
11 上部
11a 上部シール部
12 下部
12a 下部シール部
13 第1側部
13a 第1側部シール部
14 第2側部
14a 第2側部シール部
15 表面フィルム
16 裏面フィルム
17 下部フィルム
18 収容部
19 内容物
20 蒸気抜き機構
20a 蒸気抜きシール部
20b 非シール部
20c 貫通孔
25 第1ハーフカット線
25e 第1開口縁
26 第2ハーフカット線
26e 第2開口縁
28 チャックテープ
30 積層体
31 基材層
32 シーラント層
33 接着層

Claims (9)

  1. 蒸気抜き機構を有し、内容物を収容する袋であって、
    表面フィルムおよび裏面フィルムと、
    前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置し、前記袋の下部を構成する下部フィルムと、
    前記蒸気抜き機構よりも少なくとも部分的に下方に位置するよう前記表面フィルムに形成された第1ハーフカット線であって、下方に向かって凸となる形状を少なくとも部分的に有する第1ハーフカット線と、
    前記第1ハーフカット線と少なくとも部分的に重なるよう前記裏面フィルムに形成された第2ハーフカット線と、を備える、袋。
  2. 前記第1ハーフカット線の一端又は他端の少なくともいずれか一方と、前記第2ハーフカット線の一端又は他端の少なくともいずれか一方とが重なっている、請求項1に記載の袋。
  3. 前記第1ハーフカット線は、前記第2ハーフカット線よりも少なくとも部分的に下方に位置する、請求項1又は2に記載の袋。
  4. 前記第1ハーフカット線と前記第2ハーフカット線とが、全域にわたって重なっている、請求項1又は2に記載の袋。
  5. 前記第1ハーフカット線の一端及び前記第2ハーフカット線の一端は、前記蒸気抜き機構よりも下方において前記袋の第1側部に位置し、
    前記第1ハーフカット線の他端及び前記第2ハーフカット線の他端は、前記蒸気抜き機構よりも下方において前記袋の前記第1側部に対向する第2側部に位置する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の袋。
  6. 前記第1ハーフカット線の一端及び前記第2ハーフカット線の一端は、前記蒸気抜き機構よりも上方において前記袋の第1側部に位置し、
    前記第1ハーフカット線の他端及び前記第2ハーフカット線の他端は、前記蒸気抜き機構よりも上方において前記袋の前記第1側部に対向する第2側部に位置する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の袋。
  7. 前記蒸気抜き機構は、前記袋の第1側部に位置し、
    前記第1ハーフカット線の一端及び前記第2ハーフカット線の一端は、前記蒸気抜き機構よりも下方において前記袋の第1側部に位置し、
    前記第1ハーフカット線の他端及び前記第2ハーフカット線の他端は、前記蒸気抜き機構よりも上方において前記袋の前記第1側部に対向する第2側部に位置する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の袋。
  8. 前記蒸気抜き機構は、前記袋の第1側部に位置し、
    前記第1ハーフカット線の一端及び前記第2ハーフカット線の一端は、前記蒸気抜き機構よりも下方において前記袋の第1側部に位置し、
    前記第1ハーフカット線の他端及び前記第2ハーフカット線の他端は、前記袋の上部に位置する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の袋。
  9. 前記袋は、前記蒸気抜き機構よりも上方において前記袋の第1側部から前記第1側部に対向する第2側部へ至るよう前記表面フィルムの内面及び前記裏面フィルムの内面に設けられたチャックテープを更に備える、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の袋。
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