JP5845681B2 - 電子レンジ加熱用袋 - Google Patents
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Description
電子レンジ加熱用袋は、電子レンジの加熱により調味液収容部の内圧が所定値以上となると、易剥離部が剥離し、主食品に調味液がかけられることとなる。そのため、加熱終了後に調味液を主食品にかける必要がない。
上記の問題を解決するために、特許文献2に提案されている電子レンジ加熱用袋(100)は、図7に示すように、一対の上面フィルム(11)と下面フィルム(12)を有し、さらに、上面フィルムと下面フィルムの間に内フィルム(13)を有する。
また、電子レンジ加熱用袋(100)には圧力調整機構(3)が設けられている。
特許文献3においては、食品を調理する袋であって、耐熱性を有し、折畳み可能な材料にて製造され、内部に食品を配置することができ、内部に1つ以上の中間底部が配置され、中間底部と袋の壁との間にガスを発生させる材料が入れられ、中間底部には、ガスを内部に移送する穴が形成された袋であって、中間底部は、袋の壁の穴にて融着され、加熱することにより剥離可能である袋が提案されている。
加えて、外部からの衝撃を受けた場合にも、上面フィルム又は下面フィルムと中間層フィルムの融着が剥離しないので、主食品と調理材料が作業中に混ざることもない。
また、下面フィルム又は上面フィルムは周縁融着部以外で他のフィルムと融着していないので、全面印刷が可能となり、商品のアピール性にも優れたものとなる。
下側に位置する。そのため、調理材料収容部内にある調理材料が中間層フィルムを通して主食品に接触する状態になることを防ぐことができる。
なお、電子レンジ加熱用袋(1)には、主食品収容部(a)に主食品が、調味材料収容部(b)に調味材料が収容されるが、見易くするため、図には、主食品と調味材料は示していない。
して加熱し加熱が終了したら封止可能な機構(14)を開けて調理済みの主食品を取り出すことで蒸し料理や燻製を作ることが出来る。
この開閉自在の封止可能な機構(14)は内容物が調理中に漏れ出ることのないような機構であればよく、チャックなどのプラスチックパーツや粘着テープが使用出来る。また、内容物の漏出の心配がなければ、たとえば開口部のフィルムを折込んで仮止めするという方法でもよいが利便性、再封性からチャックが好適に使用できる。この時、チャックは内圧がかかった状態でも嵌合力を維持できるものを使用する。
出法あるいはドライラミネーション法を用いることが出来る。
このような樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、アイオノマー樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などの樹脂、またはこれらの樹脂を成膜化したフィルムを使用することができる。
)までの間であればよく、個々のガス透過孔の寸法や個数に関しても電子レンジによる加熱が完了するまで袋内部の主食品がこぼれない状態であればとくに限定はない。このようなガス透過孔は周知の方法例えば熱針加工、貫通ミシン目加工等の方法で作成することが出来る。ガス透過孔の径は通蒸孔の径と同程度か少し大きいことが望ましい。ガス透過孔が通蒸孔より小さいと破袋する恐れがある。
上記のように作成した電子レンジ加熱用袋(パウチ)の主食品収容部(a)に食材である肉等の主食品を、調理材料収納部(b)にチップ等の薫蒸用材料を収納して開口部(23)近傍に設けられた封止可能なテープ(14)を封止してから主食品収容部(a)を上にして電子レンジの調理室内に載置する。
に流出することもない。
厚さ12μmの延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム/ウレタン系接着剤層/厚さ60μmのポリプロピレン(PP)シーラント層からなる積層体に通蒸孔(3)として図5に示すような位置にくるように間隔1mmで4行のハの字貫通ミシン目加工を施したフィルムを上面フィルム(11)として使用し、通蒸孔を開けていないフィルムを下面フィルムとして使用し、中間層フィルムとして孔径0.5mmの熱針加工によりガス透過孔を開けた厚さ30μmのポリプロピレン(PP)フィルムを挟んで、常法によりパウチの両側縁及び底部をヒートシールすることにより、本発明の電子レンジ加熱用袋を作成した。
この電子レンジ加熱用袋(1)の開口部(23)から、主食品収容部(a)に食材である肉を入れ、調理材料収納部(b)に燻製液を滲み込ませたスポンジを入れて開口部(23)近傍に設けられた封止可能な粘着テープ(14)を封止してから主食品収容部(a)を上にして電子レンジの調理室内に載置して500W電子レンジで10分間加熱を行った。
電子レンジでの加熱の間に袋は膨らんだが破裂することはなかった。加熱終了後粘着テープ(14)を開封して開口部(23)を開口し、肉を取り出したところ見事な燻製が仕上がっていた。
また、上面フィルムに通蒸口を備えているので、蒸気による調理や薫蒸による燻製作成時に破袋による内容物の漏出や飛散が防止できた。
さらに、上下面フィルム間に配置された中間層フィルムはガス透過性を有するので調理材料収納部から発生した水蒸気やガス等の気体のみを主食品収納部に導き、主食品と他の調理材料が接触することなく、効果的に蒸し料理や燻製を作成することが出来た。
また、熱融着されていない開口部には開閉自在の封止可能な機構が設けてあるので簡単に電子レンジによる加熱を行うことが出来る。
100…電子レンジ加熱用袋
200…電子レンジ加熱用袋
51…周縁融着部
52…易剥離部
54…主食品収容部
55…調味液収容部
53…周縁融着部の一部分
11…上面フィルム
12…下面フィルム
13…中間層フィルム
14…封止可能な機構
15…シーラント層
16…印刷インキ
17…接着剤層
18…基材フィルム
19…シーラント層
21…周縁シール部
23…開口部
3…通蒸孔(圧力調整機構)
4…ガス透過孔
a…主食品収容部
b…調味材料収容部
Claims (3)
- 食品を収容する主食品収容部と主食品を蒸し料理または燻製に作成するための調理材料を収容する調理材料収容部を有する電子レンジ加熱用袋であって、通蒸孔を備えた上面フィルム、及び下面フィルムと、これら上下面フィルム間に配置されたガス透過性を有する中間層フィルムからなり、上面フィルムの周縁部と下面フィルムの周縁部の三方を熱融着することで周縁融着部が形成されており、他の一方の周縁部には封止可能な機構を設けてあることを特徴とする電子レンジ加熱用袋。
- 前記中間層フィルムの周縁部の三方が前記下面フィルムの周縁部の三方の上側に熱融着されていることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ加熱用袋。
- 前記中間層フィルムの周縁部の一部が、上面フィルム及び下面フィルムに挟まれ、前記周縁融着部と一体となるように熱融着されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子レンジ加熱用袋。
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JP2011160783A JP5845681B2 (ja) | 2011-07-22 | 2011-07-22 | 電子レンジ加熱用袋 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011160783A JP5845681B2 (ja) | 2011-07-22 | 2011-07-22 | 電子レンジ加熱用袋 |
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JP2013023263A JP2013023263A (ja) | 2013-02-04 |
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2011
- 2011-07-22 JP JP2011160783A patent/JP5845681B2/ja active Active
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