JP2019055701A - 自転車の補助輪構造 - Google Patents

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優人 矢吹
徹 上坂
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Tsubasa Fukuoka
翼 福岡
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Hitoshi Nishino
仁志 西野
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Tsuyoshi Yamada
剛志 山田
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元幸 矢橋
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Abstract

【課題】簡易な構造で、安定走行をサポートできる自転車の補助輪構造を提供すること。【解決手段】車体の後輪14の両側に左右一対の補助輪55が振り分けて配置され、前記車体に連結された上下に延びる支持ステー53と、前記補助輪55を一端57aに支持する補助輪アーム57とを備え、この補助輪アーム57の他端57bが前記支持ステー53にヒンジ連結され、この支持ステー53および前記補助輪アーム57の間にスプリング61を設けている。【選択図】図4

Description

本発明は、自転車の補助輪構造に関する。
特許文献1では、自動二輪車の補助輪について開示されている。具体的には補助輪の支持部材にアクチュエータを設けて、制御装置を用い、車速に応じて、アクチュエータを動作させて、補助輪の出し入れを行なう構造が開示されている。
特許文献2には、同じく自動二輪車の補助輪について開示されており、速度に応じて、アクチュエータを変動させて、補助輪を格納したり、また、バンク角への補助輪の出し入れを行なう構造が開示されている。
特許4245910号公報 特許4647916号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2の構造では、補助輪にアクチュエータが設けられており、アクチュエータを制御して補助輪の角度を変更しているため、軽車両としての自転車の補助輪としては、構造が複雑化すると共に、応答性が劣り、安定走行を簡易な構造でサポートできない課題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構造で、安定走行をサポートできる自転車の補助輪構造を提供することを目的とする。
本発明は、自転車の補助輪構造において、車体の後輪(14)の両側に左右一対の補助輪(55)が振り分けて配置され、前記車体に連結された上下に延びる支持ステー(53)と、前記補助輪(55)を一端(57a)に支持する補助輪アーム(57)とを備え、この補助輪アーム(57)の他端(57b)が前記支持ステー(53)にヒンジ連結され、この支持ステー(53)および前記補助輪アーム(57)の間にスプリング(61)を設けていることを特徴とする。
上記発明において、前記後輪(14)を支持する後輪軸(14a)と同一軸上に前記支持ステー(53)の上端部(53a)が連結され、この支持ステー(53)の中間部に前記補助輪アーム(57)の他端(57b)がヒンジ連結され、前記支持ステー(53)の下端部(53b)および前記補助輪アーム(57)の間に前記スプリング(61)を設けてもよい。
また、上記発明において、前記補助輪アーム(57)に前記スプリング(61)の連結位置を変更可能に複数の被連結部(57c、59)を備えてもよい。
また、上記発明において、前記スプリング(61)は前記車体が傾いたときに伸び、自転車の走行姿勢を安定状態に戻す方向へのばね力を備えてもよい。
また、上記発明において、前記補助輪アーム(57)の他端(57b)に切欠き(69)を備えてもよい。
また、上記発明において、前記補助輪アーム(57)の他端(57b)に当該補助輪アーム(57)の延長方向に対し垂直な方向に延びる部材(65)を設け、この部材(65)にラバー(67)を設けてもよい。
本発明に係る自転車の補助輪構造によれば、支持ステーおよび補助輪アームの間にスプリングを設けている。この構成によれば、自転車の可倒に応じてスプリングが伸び、直立状態に戻ろうとすることで、自転車の安定走行をサポートすることができる。
また、前記後輪を支持する後輪軸と同一軸上に前記支持ステーの上端部が連結され、この支持ステーの中間部に前記補助輪アームの他端がヒンジ連結され、前記支持ステーの下端部および前記補助輪アームの間にスプリングを設けている。この構成によれば、補助輪構造を簡単化することができる。
また、前記補助輪アームに前記スプリングの連結位置を変更可能に複数の被連結部を備えている。この構成によれば、スプリングを適宜の被連結部に変更連結するだけで、スプリングのばね力を簡単に調整することができる。
また、前記スプリングは前記車体が傾いたときに伸び、自転車の走行姿勢を安定状態に戻す方向へのばね力を備えている。この構成によれば、自転車の可倒に応じてスプリングが伸び、直立状態に戻ろうとすることにより、自転車の安定走行をサポートすることができる。
また、前記補助輪アームの他端に切欠きを備えている。この構成によれば、この切欠きを設けることにより、車体横方向に補助輪が広がる構造をもつことができ、自転車の安定走行をよりサポートすることができる。
また、前記補助輪アームの他端に当該補助輪アームの延長方向に対し垂直な方向に延びる部材を設け、この部材にラバーを設けている。この構成によれば、垂直な方向に延びる部材とラバーにより補助輪が過剰に傾斜することを規制しつつスプリングによるサポート力を働かせることが可能であり、自転車の可倒により、低速時は摩擦力で車体を保持し、走行時は摩擦力が減少しスプリングによるサポート力が働くため、低速時の安定性と旋回走行が可能となる。
本発明に係る実施形態の自転車の左側面図である。 本発明に係る実施形態の自転車の車体後方視である。 自転車が図2よりも左方に傾斜した場合の車体後方視である。 自転車が図3よりも左方に傾斜した場合の車体後方視である。 自転車に取り付けられた補助輪構造の拡大図である。 補助輪構造を下方から見た説明図である。 自転車の走行ラインの説明図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明に係る実施形態の自転車10の左側面図である。
自転車10は、車体フレーム11の前端にフロントフォーク12を介して前輪13が支持され、車体フレーム11の後端部に後輪14が支持され、車体フレーム11の上部にシートポスト15を介してサドル16が取付けられている。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21、メインパイプ22、シートパイプ24、シートステー26、チェーンステー27を備える。ヘッドパイプ21は、車体フレーム11の前端部に位置し、フロントフォーク12を操舵可能に支持する。
フロントフォーク12の上端部にはハンドルステム31が取付けられ、ハンドルステム31にハンドルバー32が取付けられる。フロントフォーク12の下端部には前輪軸(車軸)13aを介して前輪13が回転可能に支持されている。
メインパイプ22は、ヘッドパイプ21から後方斜め下方に延びる。シートパイプ24は、メインパイプ22の後端部に後傾するように接続されている。シートパイプ24の上部にはシートポスト15が挿入されて固定され、シートポスト15の上端部にサドル16が取付けられている。
シートパイプ24の下端部には軸受部36が設けられている。軸受部36は、クランク軸37を回転可能に支持する。クランク軸37の両端部には、それぞれ左クランク38及び右クランク39が取付けられ、左クランク38及び右クランク39のそれぞれにペダル41が回転可能に取付けられる。
シートステー26は、シートパイプ24の長手方向中間部から後方斜め下方に延びている。また、軸受部36とシートステー26の後端部とがチェーンステー27で接続されている。シートステー26とチェーンステー27との接続部には、後輪軸(車軸)14aを介して後輪14が回転可能に支持されている。
クランク軸37には駆動スプロケット45が取付けられ、後輪14には従動スプロケット46が取付けられ、駆動スプロケット45と従動スプロケット46とにチェーン47が掛け渡されている。
つぎに、車体後方視の図2、図3、図4を参照して、補助輪構造51について説明する。図2〜図4では、ペダル41や、従動スプロケット46、チェーン47などの図示は省略している。シートステー26とチェーンステー27とは左右一対であり、それぞれ後輪14を挟んで前後方向に延びており、それぞれの後端部が左右一対の板状の接続プレート(接続部)48を介して接続されている。接続プレート48には、後輪14の後輪軸14aが車体の左右方向に貫通している。後輪軸14aの両端には、左右一対の補助輪構造51が車体の左右に振り分けて配置されるように、ナット49を介して連結されている。
この補助輪構造51は左右対称の構造であり、後輪軸14aの端部に連結された上下に延びる支持ステー53と、補助輪55を一端57aに支持する補助輪アーム57とを備えている。この補助輪アーム57の他端57bは、ピン58を介して、支持ステー53にヒンジ連結され、この支持ステー53および補助輪アーム57の間には、補助輪55を図示の姿勢状態に保つスプリング61が設けられている。
図5、図6は、補助輪構造51の拡大図である。
支持ステー53は、図5に示すように、上下に延びる断面コ字状(図6参照。)のステーである。支持ステー53の上端部53aには、後輪14の後輪軸14aが貫通し、後輪軸14aにナット49を螺合することで、支持ステー53は、後輪軸14aと同一軸上で接続プレート48に連結されている。支持ステー53の中間部には、補助輪アーム57の他端57bが、ピン58によりヒンジ連結されている。
補助輪アーム57は、図6に示すように、断面L字状の板部57xと、平板状の板部57yと、板部57xと板部57yとを上部でつなぐ板部57zとで構成されたアームであり、その長手方向に対する断面形状はコ字状である。補助輪アーム57は、支持ステー53の内側に配置され、上記ピン58が、支持ステー53、補助輪アーム57の板部57x、57yを前後方向に貫通している。補助輪アーム57の板部57xと板部57yとには、それぞれ厚み方向に貫通する貫通孔(被連結部)57cが対向して複数設けられている。複数の貫通孔57cは、図5に示すように、補助輪アーム57の長手方向に一列に並ぶように設けられている。
これら貫通孔57cの内、板部57xと板部57yの任意の一対の貫通孔57cに対して棒体59が挿通されて取り付けられている。この棒体59と、支持ステー53の下端部53bとの間には、スプリング61が設けられている。スプリング61の一端のフック61aは、図6に示すように、支持ステー53の下端部の孔53kに係止され、他端のフック61bは、補助輪アーム57の棒体59に引っ掛けて係止されている。
補助輪アーム57には、棒体59の取付位置を変更可能に複数の貫通孔(被連結部)57cが形成されているため、棒体59を任意の位置の貫通孔57cに取り付けることにより、スプリング61が棒体59を介して連結される貫通孔57cを適宜に変更可能であり、スプリング61のばね力を簡単に調整できる。
上記補助輪アーム57の一端57aには、連結軸56が支持されている。図5に示すように、連結軸56には、軸受け部63を介して、補助輪55が回転自在に支持されている。補助輪55は、リム55aと、このリム55aの外周部に設けられたゴムタイヤ55bとを備えている。
補助輪アーム57の他端57bには、図5に示すように、当該補助輪アーム57の延長方向に対し略垂直に延びるストッパ(部材)65が設けられ、このストッパ65の面にはラバー67が設けられている。ストッパ65およびラバー67は、補助輪55が図5中に二点鎖線で示す状態に回動したとき、支持ステー53の対向面に突き当たる。これにより、ピン58を回動中心とした補助輪55のそれ以上の回動は規制される。ストッパ65およびラバー67は、補助輪55の回動角の上限を規制している。なお、ストッパ65が補助輪アーム57の延長方向に対し垂直な方向に延びるとは、垂直に延びる場合は勿論、垂直に延びる場合と同程度の剛性をもって支持ステー53の対向面に突き当たるような角度で延びる場合も含み、そのような角度であればストッパ65が垂直からずれた角度で延びる場合も含む。
つぎに、本実施形態の作用を説明する。
自転車10が、図7に示すように、例えば、蛇行する走行ラインL上を走行する場合、点P1〜点P2までは直線ラインであり、ユーザーは、図2に示すように、左右一対の補助輪55を利用することなく、ラインL上を安定的に走行できる。
点P2から点P5に至るまで、自転車10を所定の速度で旋回させる場合、図3または図4に示すように、自転車10を傾かせて左旋回する。点P2〜点P3の走行ラインLの曲率が小さい旋回時には、図3に示すように、作用する遠心力が小さくなり易く、その遠心力に応じて少ない傾きで自転車10を傾かせて左旋回する。この場合、ユーザーは、左側の補助輪55を利用して、点P2〜点P3まで旋回する。左側の補助輪55では、自転車10の傾きに応じて、スプリング61が伸び、スプリング61が直立状態に戻ろうとすることで、安定走行がサポートできる。
点P3〜点P4の走行ラインLの曲率が大きい旋回時には、旋回角度が急角度になるため、図4に示すように、作用する遠心力が大きくなり易く、その遠心力に応じて大きい傾き角度で自転車10を傾かせて旋回する。この場合、ユーザーは、左側の補助輪55を大きく利用して、点P3〜点P4まで急旋回する。左側の補助輪55では、自転車10の傾きに応じて、スプリング61が伸び、スプリング61が直立状態に戻ろうとすることで、安定走行がサポートできる。
この急旋回時には、自転車10を大きく傾かせるため、図5に示すように、ストッパ65およびラバー67が、支持ステー53の対向面に突き当たる。ストッパ65は、ラバー67を介して支持ステー53に突き当たるため、突き当たる際の衝撃は緩和され易くなっている。可倒することにより、補助輪55の接地点が車体方向に広がる構造をもつことにより、低速時は補助輪55の摩擦力により車体を保持する。旋回走行時には、摩擦力が減少しスプリング61によるサポート力が働くようになるため、低速時の安定性と旋回走行が可能となる。自転車10を大きく傾けた場合に、ストッパ65およびラバー67が支持ステー53に突き当たることにより、補助輪55が過剰に回動して傾斜することを規制しつつ、スプリング61によるサポート力を働かせることが可能である。
また、スプリング61は車体が傾いたときに伸び、自転車10の走行姿勢を安定状態に戻す方向へのばね力を備えているため、自転車10の可倒に応じてスプリング61が伸び、直立状態に戻ろうとすることにより、自転車10の安定走行をサポートできる。
補助輪アーム57の他端57bには、図5に示すように、切欠き69が形成されているため、図中に二点鎖線で示すように、車体横方向に補助輪55が広がるときに、補助輪アーム57の他端57bの先端と、支持ステー53の対向面との干渉がなくなる。このため、車体横方向に補助輪55が広がる構造をもつことができ、自転車の安定走行をよりサポートすることができる。
図7において、点P4〜点P5の旋回時には、上述した点P2〜点P3の旋回時と同様に、図3に示すように、少ない傾きで自転車10を傾かせて旋回する。この場合、ユーザーは、左側の補助輪55を利用して、点P4〜点P5まで旋回する。左側の補助輪55では、自転車10の傾きに応じて、スプリング61が伸び、スプリング61が直立状態に戻ろうとすることで、安定走行がサポートできる。
点P5を抜けると、点P6までは直線ラインであり、ユーザーは、図2に示すように、左右一対の補助輪55を利用することなく、走行ラインL上を安定的に走行できる。点P6〜点P7までは、走行ラインLの曲率が大きい右旋回であり、図示は省略したが、点P3〜点P4の左旋回と左右対称である以外はほぼ同様に、右側の補助輪55を利用して急旋回する。点P7〜点P8までは直線ラインであり、ユーザーは、図2に示すように、左右一対の補助輪55を利用することなく、走行ラインL上を安定的に走行できる。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、車体の後輪14の両側に左右一対の補助輪55が振り分けて配置され、車体に連結された上下に延びる支持ステー53と、補助輪55を一端57aに支持する補助輪アーム57とを備え、この補助輪アーム57の他端57bが支持ステー53にヒンジ連結され、この支持ステー53および補助輪アーム57の間にスプリング61を設けている。したがって、自転車10の可倒に応じてスプリング61が伸び、直立状態に戻ろうとすることで、自転車10の安定走行をサポートすることができる。
本実施の形態によれば、後輪14を支持する後輪軸14aと同一軸上に支持ステー53の上端部53aが連結され、この支持ステー53の中間部に補助輪アーム57の他端57bがヒンジ連結され、支持ステー53の下端部53bおよび補助輪アーム57の間にスプリング61を設けている。したがって、補助輪構造51を簡単化することができる。
本実施の形態によれば、補助輪アーム57にスプリング61の連結位置を変更可能に複数の貫通孔57cを備えている。したがって、スプリング61の棒体59を介した連結位置を、適宜の貫通孔57cに変更連結するだけで、スプリング61のばね力を簡単に調整することができる。
本実施の形態によれば、スプリング61は車体が傾いたときに伸び、自転車10の走行姿勢を安定状態に戻す方向へのばね力を備えている。したがって、自転車10の可倒に応じてスプリング61が伸び、直立状態に戻ろうとすることにより、自転車10の安定走行をサポートすることができる。
本実施の形態によれば、補助輪アーム57の他端57bに切欠き69を備えている。したがって、この切欠き69を設けることにより、車体横方向に補助輪55が広がる構造をもつことができ、自転車の安定走行をよりサポートすることができる。
本実施の形態によれば、補助輪アーム57の他端57bに当該補助輪アーム57の延長方向に対し略垂直に延びるストッパ65を設け、このストッパ65にラバー67を設けている。したがって、ストッパ65とラバー67により、補助輪55が過剰に傾斜することを規制しつつスプリング61によるサポート力を働かせることが可能であり、自転車10の可倒により、低速時は摩擦力で車体を保持し、走行時は摩擦力が減少しスプリング61によるサポート力が働くため、低速時の安定性と旋回走行が可能となる。
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
上記実施の形態では、補助輪アーム57に複数の貫通孔57cを設け、これらの貫通孔57cに棒体59を着脱可能とすることで棒体59の取付位置を変更可能とし、棒体59に取り付けられるスプリング61を可変としてばね力を調整する構成を説明した。しかし、補助輪アーム57には、板部57x、板部57yを貫通する複数の棒体(被連結部)59が設けられ、複数の棒体59が補助輪アーム57の長手方向に一列に並ぶように設けられている構成にしてもよい。この場合、複数の棒体59を備えるため、スプリング61を任意の棒体(被連結部)59に対し連結することにより、スプリング61の連結位置を変更し、スプリング61のばね力を簡単に調整できる。
補助輪構造51は、ストッパ65やラバー67が設けられた構成が望ましい。しかし、ストッパ65やラバー67を省略し、車体横方向に補助輪55が広がるときに、補助輪アーム57の他端57bの先端と、支持ステー53の対向面とが干渉することによって、補助輪アーム57のピン58に対する回動を規制する構成でもよい。
自転車10は、ペダル41や、駆動スプロケット45、従動スプロケット46、チェーン47が省略された構成であってもよい。
14 後輪
14a 後輪軸
55 補助輪
53 支持ステー
53a 上端部
53b 下端部
57 補助輪アーム
57a 一端
57b 他端
57c、59 被連結部
61 スプリング
65 部材(ストッパ)
67 ラバー
69 切欠き

Claims (6)

  1. 車体の後輪(14)の両側に左右一対の補助輪(55)が振り分けて配置され、前記車体に連結された上下に延びる支持ステー(53)と、前記補助輪(55)を一端(57a)に支持する補助輪アーム(57)とを備え、この補助輪アーム(57)の他端(57b)が前記支持ステー(53)にヒンジ連結され、この支持ステー(53)および前記補助輪アーム(57)の間にスプリング(61)を設けていることを特徴とする自転車の補助輪構造。
  2. 前記後輪(14)を支持する後輪軸(14a)と同一軸上に前記支持ステー(53)の上端部(53a)が連結され、この支持ステー(53)の中間部に前記補助輪アーム(57)の他端(57b)がヒンジ連結され、前記支持ステー(53)の下端部(53b)および前記補助輪アーム(57)の間に前記スプリング(61)を設けていることを特徴とする請求項1に記載の自転車の補助輪構造。
  3. 前記補助輪アーム(57)に前記スプリング(61)の連結位置を変更可能に複数の被連結部(57c、59)を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の自転車の補助輪構造。
  4. 前記スプリング(61)は前記車体が傾いたときに伸び、自転車の走行姿勢を安定状態に戻す方向へのばね力を備えたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の自転車の補助輪構造。
  5. 前記補助輪アーム(57)の他端(57b)に切欠き(69)を備えたことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の自転車の補助輪構造。
  6. 前記補助輪アーム(57)の他端(57b)に当該補助輪アーム(57)の延長方向に対し垂直な方向に延びる部材(65)を設け、この部材(65)にラバー(67)を設けたことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の自転車の補助輪構造。
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